JP3333820B2 - キッチンのカウンター構造 - Google Patents

キッチンのカウンター構造

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JP3333820B2
JP3333820B2 JP28243199A JP28243199A JP3333820B2 JP 3333820 B2 JP3333820 B2 JP 3333820B2 JP 28243199 A JP28243199 A JP 28243199A JP 28243199 A JP28243199 A JP 28243199A JP 3333820 B2 JP3333820 B2 JP 3333820B2
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキッチンのカウンタ
ー構造に係り、更に詳しくは、水切り領域内に移動可能
なスライド板を配置した構造であっても、水栓や洗剤等
の設置領域となる奥行側領域の清掃性の良好なキッチン
のカウンター構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、実開平5−64262号公報
等に提案されるように、シンク部の周囲に、カウンター
のワークトップよりも落ち込んだ水切り領域が形成され
ているキッチンカウンターが知られている。このキッチ
ンカウンター50は、図9(A)、(B)に示されるよ
うに、カウンターのワークトップ51の領域内に配置さ
れるシンク部52と、このシンク部52を囲むように設
けられた水切り領域53と、この水切り領域53の向こ
う側のワークトップに設けられる水栓54とを備えて構
成されている。ここで、水切り領域53の前後両端側の
内壁53Aには支持段部57,58がそれぞれ形成さ
れ、これによって、各支持段部57,58間に、まな板
として使用可能なスライド板Pを設置することができ、
また、スライド板Pを各支持段部57,58の延出方
向、すなわちワークトップ51の長手方向に沿って移動
させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記キ
ッチンカウンター50にあっては、その構造上、水切り
領域53の向こう側に、ある程度の奥行幅を備えたワー
クトップ51の奥行側領域51Aが必要となる。すなわ
ち、水切り領域53の前後両端間にスライド板Pを配置
して、それをワークトップ51の長手方向に移動可能と
するキッチンカウンター50の構造では、水栓54を水
切り領域53内に配置することができず、水切り領域5
3の向こう側に、当該水切り領域53に沿って延びるワ
ークトップ51の奥行側領域51Aを形成し、そこに、
水栓54を設置しなければならない。このようにして形
成された奥行側領域51Aは、水栓54が配置される
他、洗剤やまな板等の小物置き場として利用されること
が多い。このため、奥行側領域51Aには、水栓54或
いは使用したまな板から流れ落ちた水や洗剤容器の底部
に付いた洗剤等によって、ぬめりや汚れ等が発生する場
合が多い。この場合に、奥行側領域51Aを水洗いする
と、その水がカウンターのワークトップ51の他の領域
にまで流れて汚れてしまうため、手軽に奥行側領域51
Aを水洗いすることができないという不都合がある。ま
た、当該奥行側領域51Aを雑巾による拭き掃除のみと
することもできるが、特に汚れ易い奥行側領域51A
は、拭き掃除のみでは不十分となり易く、スライド板P
を使用することができ、しかも、奥行側領域51Aを手
軽に水洗いできるキッチンが望まれていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、水切り領域にスラ
イド板を配置し、それをカウンターのワークトップの長
手方向に移動可能な構造とした場合であっても、水栓及
び洗剤等の設置領域となる奥行側領域の清掃性の向上を
図ることができるキッチンのカウンター構造を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、カウンターのワークトップの領域内に配
置されるとともに、水栓の吐水口が向けられるシンク部
と、このシンク部の周囲に設けられるとともに、前記ワ
ークトップより落ち込んだ水切り領域とを備えたキッチ
ンカウンターにおいて、前記水切り領域には、その奥行
端の手前側に、カウンターのワークトップの長手方向に
延びるガイド部材が設けられ、前記ガイド部材は、前記
長手方向に延びるガイドバーと、前記水切り領域に所定
間隔をもって立設されるとともに、前記ガイドバーを下
方から支持する支持脚とによって構成され、前記ガイド
部材には、その延出方向に沿って移動可能に前記ガイド
バーに係合する、という構成を採っている。このような
構成によれば、水切り領域に、例えば、まな板として用
いられるスライド板や水切り籠等のスライド部材をカウ
ンターのワークトップの長手方向に沿って移動可能に配
置した場合でも、前記ワークトップよりも落ち込んでい
る水切り領域をガイド部材の奥行側に拡大することがで
きる。これによって、キッチンカウンターの奥行側領域
に位置する水栓や洗剤等の設置領域を水切り領域内に設
けることができ、当該設置領域を水洗いしても、その水
が前記ワークトップ側に流れなくなって、キッチンカウ
ンターの奥行側領域の清掃性を向上させることができ
る。ここにおいて、前記水切り領域には、その奥行端の
手前側に、前記ワークトップの長手方向に延びる凸状の
ガイド部材が設けられ、このガイド部材は、その延出方
向に沿ってスライド部材を移動可能に支持するととも
に、前記水切り領域を構成する水切り面を奥行側領域と
手前側領域とに分ける、という構成を採用することもで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、前記スライド部
材は、所定の載置領域を形成する表裏の関係をなす第1
及び第2の面を備えた板状に形成され、前記第1の面に
は、スライド部材の前端縁又は後端縁の何れか一方に当
該第1の面よりも落ち込んだ第1の係合部が設けられる
一方、前記第2の面には、前記前端縁又は後端縁の何れ
か他方に当該第2の面よりも落ち込んだ第2の係合部が
設けられ、これら第1及び第2の係合部は、前記ガイド
部材に係合可能に設けられる、という構成を採ることが
好ましい。このように構成することで、スライド部材の
表裏両面を使用可能にできる他、一方の係合部をガイド
部材の上側から係合させると、スライド部材の手前側に
位置する他方の係合部が表出し、当該他方の係合部を排
水路として機能させることができる。このため、スライ
ド部材をまな板として使用する場合に、肉や魚等食材に
応じて使用する面を変えることができ、食材毎にまな板
を洗いながら調理する手間をより軽減できることはもと
より、スライド部材に流された水は、前記ワークトップ
側に流れることなくシンク部に流れ落ちる。これによっ
て、スライド部材をキッチンカウンター側から取り外す
ことなく水洗いしたり、食材を洗いながらカットするこ
と等もでき、より使い勝手の良いキッチンカウンターと
することができる。
【0007】また、前記ガイド部材には、収納部材が着
脱自在に支持される、という構成も併せて採用すること
ができる。これにより、たわしやスポンジ等を収納する
ための収納部材の設置や取り外しを任意に行うことがで
き、収納部材が設置された近傍領域の掃除等を容易に行
うことができる。
【0008】
【0009】また、前記水切り領域内に食器洗い乾燥機
が埋設され、この食器洗い乾燥機の蓋部頂面は、閉蓋状
態で前記ワークトップよりも低い位置に設定される、と
いう構成を採ることが好ましい。このように構成するこ
とで、閉蓋状態にあって、蓋部頂面を他の水切り領域と
同様に使用することができ、キッチンスペースの効率的
な使用が可能となる他、蓋部頂面を水洗いしても、その
水が前記ワークトップ側に流れることを抑制することが
できる。
【0010】なお、本明細書において、「手前」、「奥
行」、「前」、「後」等の方向的或いは位置的用語は、
特に明示しない限り、キッチンカウンターを含むキッチ
ンを正面側から見た位置を基準として用いるものとす
る。また、「ワークトップの長手方向」とは、キッチン
を正面側或いは上面側から見た場合の左右方向を意味す
るものとする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】[第1実施例]図1には、本発明の構造が
適用された第1実施例に係るキッチンカウンターの概略
平面図が示され、図2には、図1のA−A線矢視断面図
が示されている。また、図3には、図1のB−B線矢視
拡大断面図が示されている。これらの図において、キッ
チンカウンター10は、図示省略したキッチンの上端側
に配置されるものであって、具体的に、カウンターのワ
ークトップ11の領域内に形成されたシンク部12と、
このシンク部12の周囲に設けられるとともに、ワーク
トップ11よりも落ち込んだ水切り領域13と、この水
切り領域13の奥行端の手前側に設けられるとともに、
ワークトップ11の長手方向に延びるガイド部材14
と、このガイド部材14の延出方向に沿って移動可能な
スライド部材としてのスライド板15と、水切り領域1
3の奥行側に配置された水栓16とを備えて構成されて
いる。
【0013】前記シンク部12は、水切り領域13から
落ち込んだ方向に延びる下段周壁18と、この下段周壁
18の下端側に連設されるとともに、排水口19が形成
された底壁20とからなっている。
【0014】前記水切り領域13は、ワークトップ11
よりも落ち込んだ方向に延びる上段周壁22と、この上
段周壁22の下端側とシンク部12の下段周壁18の上
端側との間に連設された水切り面23とからなってい
る。ここで、上段周壁22の手前側領域には支持段部2
5が形成されている。この支持段部25は、ワークトッ
プ11の長手方向に沿って設けられており、スライド板
15の端部を着座させることができるようになってい
る。前記水切り面23は、シンク部12の方向に向かっ
て若干下方に傾斜する水勾配形状となっており、これに
よって、水切り面23に流された湯水は排水口19へ流
れ易くなる。また、水切り面23の奥行側の略中央部
は、その周辺領域よりも若干高くなる水栓取付部26と
なっており、この水栓取付部26に前記水栓16が取り
付けられる。水栓取付部26の周縁領域には、下方に向
かって傾斜するテーパ部28が形成されており、これに
よって、水栓取付部26に滴下した湯水はシンク部12
の方向に流れ易くなる。
【0015】前記ガイド部材14は、シンク部12と水
栓取付部26との間に配置されており、水切り領域13
の図1中左右両端間に延びるガイドバー29と、水切り
領域13に所定間隔をもって複数立設されてガイドバー
29を下方から支持する支持脚30とによって構成され
ている。
【0016】前記スライド板15は、所定の載置領域を
形成する表裏の関係をなす第1及び第2の面15A,1
5Bを備えた平面視略方形状に設けられ、その前後方向
幅は、前記支持段部25の前端とガイド部材14の上端
との離間幅と略同一に設定されている。また、スライド
板15は、その前後両端側にガイド部材14に係合可能
な段状の第1及び第2の係合部32,33が形成されて
おり、ガイド部材14に対して係脱自在となっている。
【0017】前記第1及び第2の係合部32,33は、
第1及び第2の面15A,15Bに対してそれぞれ落ち
込んだ略同一の形状に設けられ、第1の係合部32は、
図1におけるスライド板15の設置状態において、同図
中表面側に位置する第1の面15Aの前端縁側に形成さ
れる一方、第2の係合部33は、同状態において、同図
中裏面側に位置する第2の面15Bの後端縁側に形成さ
れている。これによって、図1等に示されるように、第
2の係合部33がガイド部材14の上端14Aに係合し
ているときは、第2の面15Bの後端側が支持段部25
の支持面25Aに着座可能となる一方、第1の係合部3
2が前記上端14Aに係合しているときは、第1の面1
5Aが前記支持面25Aに着座可能となる。このように
して、スライド板15の何れか一方の面15A,15B
を任意に配置することができる。ここで、第1又は第2
の係合部32,33の何れか一方がガイド部材14に係
合し、対応する第1又は第2の面15A,15Bの端部
側が支持段部25に着座した状態では、スライド板15
をワークトップ11の長手方向に押すと、その方向にス
ムースに移動するようになっている。この際、スライド
板15の移動は、ガイド部材14の延出長さ分可能であ
り、具体的に、スライド板15は、水切り領域23内の
図1中左右両端間を移動可能となっている。なお、シン
ク部12の図1中左右両側に位置する水切り面23の左
右方向幅を、スライド板15の左右方向幅よりも大きく
すれば、スライド板15を各水切り領域13内のみに配
置させることができ、シンク部12の有効活用が可能と
なる。また、スライド板15は、ガイド部材14及び支
持段部25に係合した状態で、略水平面上に位置するよ
うになっている。すなわち、支持段部25の支持面25
Aとガイド部材14の上端14Aとの離間高さは、各係
合部32,33の高さH(図3参照)と略同一に設定さ
れている。
【0018】また、第2の係合部33がガイド部材14
に係合し、スライド板15の手前側に第1の係合部32
が表出する図1の状態にあっては、当該第1の係合部3
2は、スライド板15に流された湯水をシンク部12及
び水切り領域13側に排水する排水路として機能する。
すなわち、スライド板15をまな板として使用し、その
表面側から水を流しながら調理等する場合に、その水
は、スライド板15の手前側から第1の係合部32を通
って、当該第1の係合部32の図1中左右両端側からシ
ンク部12や水切り領域13側に流されることとなる。
従って、スライド板15からの水がワークトップ11側
に流れることを抑制し、そこに置かれた食材や調理用具
等を保護することができる。なお、図示省略している前
述と逆の状態、すなわち、第1の係合部32がガイド部
材14と係合した状態には、第2の係合部33が排水路
として前述と同様に機能する。
【0019】前記水栓16は、その吐水口16Aを含む
ヘッド部16Bが、本体部16Cに対して手前側に引き
出し可能となっている他、本体部16Cが水栓取付部2
6に対して略水平面内で回転可能となっている。このた
め、吐水口16Aは、シンク部12及び水切り領域13
の略全領域に対向可能となって、これらシンク部12及
び水切り領域13の内側略全領域に吐水可能となる。
【0020】以上の実施例のキッチンカウンター10に
あっては、図4に示されるような使用態様を例示でき
る。
【0021】すなわち、図4中左側の水切り領域13に
は、洗浄後の食器等を保持する水切り籠35が設置さ
れ、ガイド部材14の奥行側の水切り領域13には、所
定の保持部材36が設置される。ここで、水切り籠35
は、上げ底状となっており、水切り領域13に設置され
ると、その水切り面23との間にスライド板15が収容
可能となる空間が形成される。これによって、スライド
板15の移動範囲を狭めることなく水切り籠35を設置
可能となり、キッチンスペースの効率的な活用が可能と
なる。ここにおいて、水切り籠35を前記スライド部材
として機能させることもできる。すなわち、水切り籠3
5を、前記ガイド部材14及び支持段部25に係合可能
な構造とし、ガイド部材14の延出方向つまりワークト
ップ11の長手方向に沿って移動可能としてもよい。ま
た、保持部材36としては、図示したように、洗剤、た
わし、スポンジ等を置くことができる小物置き36Aの
他に、図示省略しているが、まな板を立て掛けて保持す
るまな板置き、或いは、包丁を立てた状態で保持する包
丁置き等を例示することができる。ここで、小物置き3
6Aとしては、その底部を両端側に位置する側部の下端
よりも上方に配置することによって、上下両側で洗剤等
を保持することができる構造、すなわち、表裏両側を使
用可能な構造にするとよい。なお、図4中右側の水切り
面23上には、ワークトップ11の長手方向に沿って水
切り凸部37が複数設けられている。
【0022】また、図5(A)、(B)に示されるよう
に、シンク部12の領域内に収納部材としての小物置き
籠38を配置することができる。この小物置き籠38
は、スポンジ等を収納可能な箱型の本体部38Aと、こ
の本体部38Aの同図中奥行側から上方に突出する略ク
ランク状の係合バー38Bとからなっており、この係合
バー38Bの上端側をガイド部材14のガイドバー29
の裏側に引っ掛けることで、シンク部12内に吊り下げ
られるようになっている。ここで、小物置き籠38を取
り外すときには、図5(B)の状態から、同図中時計方
向に約90度回転し、手前側すなわち同図中左側に引っ
張ればよい。このように、小物置き籠38をシンク部1
2の内側に吊り下げ配置すると、小物置き籠38の底部
とシンク部12の底壁との間に一定の隙間が形成され、
小物置き籠38の水切れをスムースにすることができ
る。なお、収納部材としては、前記小物置き籠38に限
定されず、例えば、前記係合バー38Bを備え、袋を保
持可能なゴミ袋保持ラック等も適用可能である。
【0023】従って、このような第1実施例によれば、
水切り領域13の奥行端の手前側に、スライド板15を
保持可能なガイド部材14を設けたため、そのガイド部
材14の奥行側にも水切り領域13を形成することがで
き、そこに洗剤等の小物等を設置しても、その設置に伴
って水切り面23に付着した汚れを水洗いすることがで
き、水栓16や図示しない洗剤等が設置されるキッチン
カウンター10の奥行側領域の清掃性が向上するという
効果を得る。
【0024】次に、本発明の第2及び第3実施例につい
て説明する。なお、以下の説明において、前記第1実施
例と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を
用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
【0025】[第2実施例]図6には、本発明の構造が
適用された第2実施例に係るキッチンカウンターの概略
平面図が示され、図7には、図6のC−C線矢視断面拡
大図が示されている。この第2実施例は、第1実施例に
対して形状の異なるガイド部材40を採用したところに
特徴を有する。このガイド部材40は、水切り面23か
ら上方に突出する凸状となっており、水切り領域13の
奥行端の手前側に設けられている。具体的に、ガイド部
材40は、水切り領域13の左右両側に略対称に設けら
れ、それぞれワークトップ11の長手方向に沿って延び
る形状となっている。
【0026】このような第2実施例によれば、前記第1
実施例と同様の効果を得ることはもとより、次の効果を
も得ることができる。すなわち、水切り面23を奥行側
領域と手前側領域とに分けることができ、奥行側領域に
前記保持部材36等を設置することができる。この場合
に、ガイド部材40によって、手前側或いは奥行側の一
方の領域を水洗い等したときに、その汚れが他方の領域
に流れないように各領域間を仕切ることができ、付着す
る汚れの異なる各領域毎に清掃が可能となり、各領域の
清掃を同時に行う必要がなくなる等、水切り領域13の
清掃性を一層向上させることができる。
【0027】[第3実施例]図8には、本発明の構造が
適用された第3実施例に係るキッチンカウンターの概略
平面図が示されている。この第3実施例は、前記第1実
施例に対し、水切り領域13の図8中左側領域に食器洗
い乾燥機42を埋設したところに特徴を有する。ここに
おいて、ガイド部材14は、食器洗い乾燥機42から図
8中右側に向かって延設されている。また、食器洗い乾
燥機42の蓋部頂面42Aは、閉蓋状態でワークトップ
11よりも低い位置に設定されている。なお、食器洗い
乾燥機42としては、キッチンに内蔵される上開き式の
公知の食器洗い洗浄機が用いられ、ここでは、詳細構造
についての説明を省略することとする。
【0028】このような第3実施例によれば、前記第1
実施例と同様の効果を得ることができる他、次の効果を
も得ることができる。すなわち、蓋部頂面42Aが閉蓋
状態でワークトップ11よりも低い位置に設定されてい
るため、閉蓋状態では、図8中右側の水切り面23と同
様に、水洗いした野菜等を置くことができ、キッチンス
ペースの有効活用を図ることができる他、蓋部頂面42
Aを水洗することもできるという効果も得る。
【0029】なお、前記各実施例において、水切り領域
13の奥行側領域全てをその手前側領域より若干高くす
ることも可能である。このようにすると、前記奥行側領
域と手前側領域とをより効果的に仕切ることができるば
かりか、奥行側領域に設置される洗剤等の取り出し及び
収納を一層行いやすくすることができる。
【0030】また、本発明における装置各部の構成は図
示構成例に限定されるものではなく、実質的に同様の作
用を奏する限りにおいて、種々の変更が可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カウンターのワークトップよりも落ち込んだ水切り領域
の奥行端の手前側に、前記ワークトップの長手方向に延
びるガイド部材を設け、当該ガイド部材にその延出方向
に沿って移動可能なスライド部材を配置したから、当該
スライド部材をワークトップの長手方向に移動可能な構
造にもかかわらず、水栓や洗剤等の設置領域となるキッ
チンカウンターの奥行側領域を水切り領域とすることが
でき、その奥行側領域の清掃性を向上させることができ
る。
【0032】また、板状のスライド部材の第1の面に、
スライド部材の前端縁又は後端縁の何れか一方に第1の
面より落ち込んだ第1の係合部を設ける一方、第2の面
に、前記前端縁又は後端縁の何れか他方に第2の面より
落ち込んだ第2の係合部を設け、これら係合部をガイド
部材に係合可能としたから、スライド部材の両面を使用
可能としつつも、スライド部材の手前側に位置する係合
部を排水路として機能させることも可能となり、スライ
ド部材をキッチンカウンターから取り外すことなく洗浄
等することができる。
【0033】更に、前記ガイド部材に、収納部材を着脱
自在に支持したから、たわしやスポンジ等を収納するた
めの収納部材をシンク部内等に配置したり、取り外した
りすることを任意に行うことができ、その近傍の掃除等
を容易に行うことができる。
【0034】また、前記水切り領域に、前記水栓が取り
付けられた水栓取付部を形成し、この水栓取付部を、そ
の周辺領域よりも高い位置に設け、前記周辺領域に向か
って傾斜するテーパ部を形成したから、水栓取付部に水
が溜りにくくなって、そこに発生するぬめりや汚れを防
止することができる。
【0035】更に、前記水切り領域内に埋設された食器
洗い乾燥機の蓋部頂面を、閉蓋状態で前記ワークトップ
よりも低い位置に設定したから、蓋部頂面を他の水切り
領域と同様に使用することができ、キッチンスペースの
効率的な使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係るキッチンカウンターの概略
平面図。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図。
【図3】 図1のB−B線矢視拡大断面図。
【図4】 図1のキッチンカウンターの使用状態を示す
概略平面図。
【図5】 (A)は、収納部材の取り付け状態を示す要
部拡大斜視図であり、(B)は、(A)の概略断面側面
図である。
【図6】 第2実施例に係るキッチンカウンターの概略
平面図。
【図7】 図6のC−C線矢視拡大断面図。
【図8】 第3実施例に係るキッチンカウンターの概略
平面図。
【図9】 (A)は、従来例を示すキッチンカウンター
の概略平面図であり、(B)は、(A)のD−D線矢視
拡大断面図である。
【符号の説明】
10・・・キッチンカウンター、11・・・ワークトッ
プ、12・・・シンク部、13・・・水切り領域、14
・・・ガイド部材、14A・・・上端、15・・・スラ
イド板(スライド部材)、15A・・・第1の面、15
B・・・第2の面16・・・水栓、16A・・・吐水
口、26・・・水栓取付部、28・・・テーパ部、32
・・・第1の係合部、33・・・第2の係合部、38・
・・小物置き籠(収納部材)、40・・・ガイド部材、
42・・・食器洗い乾燥機、42A・・・蓋部頂面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−68088(JP,A) 特開 平5−9963(JP,A) 特開 平11−18856(JP,A) 実開 昭60−9439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/18 A47B 77/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンターのワークトップの領域内に配
    置されるとともに、水栓の吐水口が向けられるシンク部
    と、このシンク部の周囲に設けられるとともに、前記ワ
    ークトップより落ち込んだ水切り領域とを備えたキッチ
    ンのカウンター構造において、 前記水切り領域には、その奥行端の手前側に、前記ワー
    クトップの長手方向に延びるガイド部材が設けられ、前記ガイド部材は、前記長手方向に延びるガイドバー
    と、前記水切り領域に所定間隔をもって立設されるとと
    もに、前記ガイドバーを下方から支持する支持脚とによ
    って構成され、 前記ガイド部材には、その延出方向に沿
    って移動可能に前記ガイドバーに係合するスライド部材
    が支持されていることを特徴とするキッチンのカウンタ
    ー構造。
  2. 【請求項2】 前記スライド部材は、所定の載置領域を
    形成し表裏の関係をなす第1及び第2の面を備えた板状
    に形成され、前記第1の面には、スライド部材の前端縁
    又は後端縁の何れか一方に当該第1の面よりも落ち込ん
    だ第1の係合部が設けられる一方、前記第2の面には、
    前記前端縁又は後端縁の何れか他方に当該第2の面より
    も落ち込んだ第2の係合部が設けられ、これら第1及び
    第2の係合部は、前記ガイド部材に係合可能に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のキッチンのカウ
    ンター構造。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材には、収納部材が着脱自
    在に支持されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載のキッチンのカウンター構造。
  4. 【請求項4】 前記水切り領域内に食器洗い乾燥機が埋
    設され、この食器洗い乾燥機の蓋部頂面は、閉蓋状態で
    前記ワークトップよりも低い位置に設定されていること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載のキッチンのカウ
    ンター構造。
  5. 【請求項5】 カウンターのワークトップの領域内に配
    置されるとともに、水栓の吐水口が向けられるシンク部
    と、このシンク部の周囲に設けられるとともに、前記ワ
    ークトップより落ち込んだ水切り領域とを備えたキッチ
    ンのカウンター構造において、 前記水切り領域には、その奥行端の手前側に、前記ワー
    クトップの長手方向に 延びる凸状のガイド部材が設けら
    れ、このガイド部材は、その延出方向に沿ってスライド
    部材を移動可能に支持するとともに、前記水切り領域を
    構成する水切り面を奥行側領域と手前側領域とに分ける
    ことを特徴とするキッチンのカウンター構造。
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