JP2002360420A - 加熱調理用ケース - Google Patents
加熱調理用ケースInfo
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- JP2002360420A JP2002360420A JP2001176384A JP2001176384A JP2002360420A JP 2002360420 A JP2002360420 A JP 2002360420A JP 2001176384 A JP2001176384 A JP 2001176384A JP 2001176384 A JP2001176384 A JP 2001176384A JP 2002360420 A JP2002360420 A JP 2002360420A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉まん等の加熱食品を電子レンジ或いは蒸し
器により加熱するために使用する加熱調理用ケースを提
供する。 【構成】 下部ケース体の円環状の上向き開口縁と、上
部ケース体の円環状の下向き開口縁を、着脱自在かつ相
互に円周方向に摺動自在に嵌合して成る加熱調理用ケー
スにおいて、下部ケース体の外周一部から外側に突出す
る把持片を設けると共に、上部ケース体の外周一部から
外側に突出する摘み片を設けており、下部ケース体の上
向き開口縁と上部ケース体の下向き開口縁の相互に内側
通気孔と外側通気孔とを形成して成り、上記の把持片及
び摘み片と内側通気孔及び外側通気孔との相互関係は、
下部ケース体と上部ケース体を相互に円周方向に摺動せ
しめることにより、把持片と摘み片を相互に重ならしめ
た状態でのみ内側通気孔と外側通気孔が重なり合って連
通する構成である。
器により加熱するために使用する加熱調理用ケースを提
供する。 【構成】 下部ケース体の円環状の上向き開口縁と、上
部ケース体の円環状の下向き開口縁を、着脱自在かつ相
互に円周方向に摺動自在に嵌合して成る加熱調理用ケー
スにおいて、下部ケース体の外周一部から外側に突出す
る把持片を設けると共に、上部ケース体の外周一部から
外側に突出する摘み片を設けており、下部ケース体の上
向き開口縁と上部ケース体の下向き開口縁の相互に内側
通気孔と外側通気孔とを形成して成り、上記の把持片及
び摘み片と内側通気孔及び外側通気孔との相互関係は、
下部ケース体と上部ケース体を相互に円周方向に摺動せ
しめることにより、把持片と摘み片を相互に重ならしめ
た状態でのみ内側通気孔と外側通気孔が重なり合って連
通する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理用ケース
に係り、特に、肉まん等の加熱食品を電子レンジ或いは
蒸し器により加熱するために使用する加熱調理用ケース
に関する。
に係り、特に、肉まん等の加熱食品を電子レンジ或いは
蒸し器により加熱するために使用する加熱調理用ケース
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、肉まん(中華まんとも言
う)等の加熱食品は、店頭で購入したものを家庭に持ち
帰り冷めた後は、通常、電子レンジ又は蒸し器で加熱す
ることにより食される。
う)等の加熱食品は、店頭で購入したものを家庭に持ち
帰り冷めた後は、通常、電子レンジ又は蒸し器で加熱す
ることにより食される。
【0003】肉まん等の加熱食品は、加熱時に多量の蒸
気を放出するため、加熱に際してはラップフィルムによ
り包み込まれるのが一般的である。
気を放出するため、加熱に際してはラップフィルムによ
り包み込まれるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラップフィルムで包ん
だ肉まん等の加熱食品を電子レンジで加熱すると、発生
する多量の蒸気がラップフィルムにより拘束されて封じ
込められる。従って、加熱後にラップフィルムを開放し
て取り出した肉まん等の加熱食品は、湿り気を帯びるた
め、美味が損なわれるという問題がある。
だ肉まん等の加熱食品を電子レンジで加熱すると、発生
する多量の蒸気がラップフィルムにより拘束されて封じ
込められる。従って、加熱後にラップフィルムを開放し
て取り出した肉まん等の加熱食品は、湿り気を帯びるた
め、美味が損なわれるという問題がある。
【0005】また、ラップフィルムの開放時において、
封入されていた高熱の水滴がフィルムに沿って流れるの
で、手指に火傷を負う等の危険がある。
封入されていた高熱の水滴がフィルムに沿って流れるの
で、手指に火傷を負う等の危険がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、肉まん等の加熱食品を好適に加熱調理できるように
したケースを提供するものである。
み、肉まん等の加熱食品を好適に加熱調理できるように
したケースを提供するものである。
【0007】そこで、本発明が手段として構成したとこ
ろは、下部ケース体の円環状の上向き開口縁と、上部ケ
ース体の円環状の下向き開口縁を、着脱自在かつ相互に
円周方向に摺動自在に嵌合して成る加熱調理用ケースに
おいて、下部ケース体の外周一部から外側に突出する把
持片を設けると共に、上部ケース体の外周一部から外側
に突出する摘み片を設けており、下部ケース体の上向き
開口縁と上部ケース体の下向き開口縁の相互に内側通気
孔と外側通気孔とを形成して成り、上記の把持片及び摘
み片と内側通気孔及び外側通気孔との相互関係は、下部
ケース体と上部ケース体を相互に円周方向に摺動せしめ
ることにより、把持片と摘み片を相互に重ならしめた状
態でのみ内側通気孔と外側通気孔が重なり合って連通す
るように構成して成る点にある。
ろは、下部ケース体の円環状の上向き開口縁と、上部ケ
ース体の円環状の下向き開口縁を、着脱自在かつ相互に
円周方向に摺動自在に嵌合して成る加熱調理用ケースに
おいて、下部ケース体の外周一部から外側に突出する把
持片を設けると共に、上部ケース体の外周一部から外側
に突出する摘み片を設けており、下部ケース体の上向き
開口縁と上部ケース体の下向き開口縁の相互に内側通気
孔と外側通気孔とを形成して成り、上記の把持片及び摘
み片と内側通気孔及び外側通気孔との相互関係は、下部
ケース体と上部ケース体を相互に円周方向に摺動せしめ
ることにより、把持片と摘み片を相互に重ならしめた状
態でのみ内側通気孔と外側通気孔が重なり合って連通す
るように構成して成る点にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
しい実施形態を詳述する。
【0009】図1及び図2に示すように、加熱調理ケー
ス1は、下部ケース体2と、上部ケース体3と、中皿体
4とから構成されており、それぞれ電子レンジにより誘
電加熱されない合成樹脂により一体成形されている。
ス1は、下部ケース体2と、上部ケース体3と、中皿体
4とから構成されており、それぞれ電子レンジにより誘
電加熱されない合成樹脂により一体成形されている。
【0010】(下部ケース体)下部ケース体2は、図2
(A)に示すように、上方に開口する有底皿状に形成さ
れ、概ね円板状の底壁5の周縁から上向きに広がるテー
パ状の周壁6を立設しており、周壁6の上端部により上
向き開口縁7を構成すると共に平面視を円環状に表わし
ている。底壁5の中心領域には、内側に向けて(下から
上に向けて)凹陥せしめられると共に断面において緩や
かな円弧を描く凹壁8が形成され、凹壁8の外側周囲に
位置して底壁5から下方に突出する突座9が設けられて
いる。
(A)に示すように、上方に開口する有底皿状に形成さ
れ、概ね円板状の底壁5の周縁から上向きに広がるテー
パ状の周壁6を立設しており、周壁6の上端部により上
向き開口縁7を構成すると共に平面視を円環状に表わし
ている。底壁5の中心領域には、内側に向けて(下から
上に向けて)凹陥せしめられると共に断面において緩や
かな円弧を描く凹壁8が形成され、凹壁8の外側周囲に
位置して底壁5から下方に突出する突座9が設けられて
いる。
【0011】下部ケース体2の周壁6には開口縁7に近
傍する個所にフランジ6aが周設され、直径方向に対向
する位置において、フランジ6aから外側に突出する把
持片10、10が設けられており、該把持片10、10
から周方向にほぼ90度だけ離れた位置において、開口
縁7に内側通気孔11が形成されている。図2(A)
(B)に示すように、内側通気孔11は、開口縁7の上
端から切り込まれた円弧状の切欠により形成されてお
り、開口縁7に沿って複数(図例では3個)が並設され
ている。
傍する個所にフランジ6aが周設され、直径方向に対向
する位置において、フランジ6aから外側に突出する把
持片10、10が設けられており、該把持片10、10
から周方向にほぼ90度だけ離れた位置において、開口
縁7に内側通気孔11が形成されている。図2(A)
(B)に示すように、内側通気孔11は、開口縁7の上
端から切り込まれた円弧状の切欠により形成されてお
り、開口縁7に沿って複数(図例では3個)が並設され
ている。
【0012】(上部ケース体)上部ケース体3は、下方
に開口する倒立椀状に形成され、概ね円板状の頂壁12
の周縁から断面円弧状の湾曲壁13を介して下向きに広
がるテーパ状の周壁14を連設しており、周壁14の下
端部から段部15を介して大径となる下向き開口縁16
を連設し、該開口縁16を底面視において円環状に表わ
している。頂壁12の中心領域には、頂面に突出する環
状の突条17が形成されている。尚、突条17は、下部
ケース体2の凹壁8に内嵌可能なように構成されてお
り、後述するように複数の加熱調理ケース1、1を上下
に積層載置可能ならしめる。
に開口する倒立椀状に形成され、概ね円板状の頂壁12
の周縁から断面円弧状の湾曲壁13を介して下向きに広
がるテーパ状の周壁14を連設しており、周壁14の下
端部から段部15を介して大径となる下向き開口縁16
を連設し、該開口縁16を底面視において円環状に表わ
している。頂壁12の中心領域には、頂面に突出する環
状の突条17が形成されている。尚、突条17は、下部
ケース体2の凹壁8に内嵌可能なように構成されてお
り、後述するように複数の加熱調理ケース1、1を上下
に積層載置可能ならしめる。
【0013】上部ケース体3の直径方向に対向する位置
において、開口縁16から外側に突出する摘み片18、
18が設けられており、該摘み片18、18から周方向
にほぼ90度だけ離れた位置において、開口縁16に外
側通気孔19が形成されている。図2(A)(B)に示
すように、外側通気孔19は、開口縁16の下端部16
aを残して該開口縁16を内外に貫通する水平孔部19
aと、段部15を上下に貫通する垂直孔部19bとを構
成しており、従って、垂直孔部19bの内側には周壁1
4の薄肉部14aが位置している。尚、外側通気孔19
は、開口縁16に沿って複数(図例では3個)が並設さ
れている。
において、開口縁16から外側に突出する摘み片18、
18が設けられており、該摘み片18、18から周方向
にほぼ90度だけ離れた位置において、開口縁16に外
側通気孔19が形成されている。図2(A)(B)に示
すように、外側通気孔19は、開口縁16の下端部16
aを残して該開口縁16を内外に貫通する水平孔部19
aと、段部15を上下に貫通する垂直孔部19bとを構
成しており、従って、垂直孔部19bの内側には周壁1
4の薄肉部14aが位置している。尚、外側通気孔19
は、開口縁16に沿って複数(図例では3個)が並設さ
れている。
【0014】(中皿体)中皿体4は、図2(A)(B)
に示すように、下部ケース体2に収容される上方に開口
する浅い皿状に形成され、概ね円板状の底壁20の周縁
から上向きに広がるテーパ状の周壁21を立設し、底壁
20に多数の孔22を開設すると共に、周壁21に多数
のスリット23を開設している。底壁20の底面には脚
座24が垂設されており、脚座24を下部ケース本体2
の底壁5に載置した状態で、中皿体4の底壁20が凹壁
8に干渉しないように上方に位置すると共に、中皿体4
の周壁21が下部ケース体2の周壁6の内面に沿わしめ
られる。この状態で、中皿体4の周壁21の開口縁は、
下部ケース体2の周壁6の開口縁7よりもやや下方に位
置しており、しかも、内側通気孔11に重ならないよう
に該内側通気孔11の下端と等しいか又はそれよりも下
方に位置する。
に示すように、下部ケース体2に収容される上方に開口
する浅い皿状に形成され、概ね円板状の底壁20の周縁
から上向きに広がるテーパ状の周壁21を立設し、底壁
20に多数の孔22を開設すると共に、周壁21に多数
のスリット23を開設している。底壁20の底面には脚
座24が垂設されており、脚座24を下部ケース本体2
の底壁5に載置した状態で、中皿体4の底壁20が凹壁
8に干渉しないように上方に位置すると共に、中皿体4
の周壁21が下部ケース体2の周壁6の内面に沿わしめ
られる。この状態で、中皿体4の周壁21の開口縁は、
下部ケース体2の周壁6の開口縁7よりもやや下方に位
置しており、しかも、内側通気孔11に重ならないよう
に該内側通気孔11の下端と等しいか又はそれよりも下
方に位置する。
【0015】(作用)上記構成の加熱調理ケースによれ
ば、下部ケース体2に中皿体4を装入した状態で、肉ま
ん等の加熱調理食品を中皿体4に載せた後、上部ケース
体3を覆いかぶせるようにして組み合わせる。即ち、上
部ケース体3の下向き開口縁16を下部ケース体2の上
向き開口縁7に外嵌せしめると、図2(B)に示すよう
に、上向き開口縁7が段部15に当接すると共に、凹凸
係止手段25が嵌合する。この状態で上向き開口縁7と
下向き開口縁16は、相互にそれぞれの円周方向に摺動
自在とされている。即ち、図1(A)において、下部ケ
ース体2に嵌合した上部ケース体3は、矢印で示すよう
に円周方向に回動自在であり、例えば、摘み片18、1
8は、実線で示す位置では、把持片10、10の上に重
ねられているが、上部ケース体3を矢印のように回動す
ると、把持片10、10に重ならないように鎖線で示す
位置へと移動する。
ば、下部ケース体2に中皿体4を装入した状態で、肉ま
ん等の加熱調理食品を中皿体4に載せた後、上部ケース
体3を覆いかぶせるようにして組み合わせる。即ち、上
部ケース体3の下向き開口縁16を下部ケース体2の上
向き開口縁7に外嵌せしめると、図2(B)に示すよう
に、上向き開口縁7が段部15に当接すると共に、凹凸
係止手段25が嵌合する。この状態で上向き開口縁7と
下向き開口縁16は、相互にそれぞれの円周方向に摺動
自在とされている。即ち、図1(A)において、下部ケ
ース体2に嵌合した上部ケース体3は、矢印で示すよう
に円周方向に回動自在であり、例えば、摘み片18、1
8は、実線で示す位置では、把持片10、10の上に重
ねられているが、上部ケース体3を矢印のように回動す
ると、把持片10、10に重ならないように鎖線で示す
位置へと移動する。
【0016】下部ケース体2と上部ケース体3との間に
おいて、把持片10、10及び摘み片18、18と、内
側通気孔11及び外側通気孔19との相互配置の関係
は、次のように設定されている。即ち、下部ケース体2
と上部ケース体3を相互に円周方向に摺動せしめ、図2
(A)(B)に示すように、把持片10、10と摘み片
18、18を相互に重ならしめると、内側通気孔11と
外側通気孔19が重なり合い相互に連通する。図例のよ
うに、それぞれ3個の内側通気孔11と外側通気孔19
を並設した構成においては、各孔11、19が相互に連
通する。従って、把持片10、10と摘み片18、18
が相互に重なり合っていない状態では、内側通気孔11
と外側通気孔19は相互に連通しない。
おいて、把持片10、10及び摘み片18、18と、内
側通気孔11及び外側通気孔19との相互配置の関係
は、次のように設定されている。即ち、下部ケース体2
と上部ケース体3を相互に円周方向に摺動せしめ、図2
(A)(B)に示すように、把持片10、10と摘み片
18、18を相互に重ならしめると、内側通気孔11と
外側通気孔19が重なり合い相互に連通する。図例のよ
うに、それぞれ3個の内側通気孔11と外側通気孔19
を並設した構成においては、各孔11、19が相互に連
通する。従って、把持片10、10と摘み片18、18
が相互に重なり合っていない状態では、内側通気孔11
と外側通気孔19は相互に連通しない。
【0017】このため、肉まん等の食品を収納した加熱
調理ケース1を電子レンジ又は蒸し器に装入する前の待
機状態又は保管状態においては、把持片10と摘み片1
8が重なり合わないように上下部ケース体3、2を相互
に回動せしめておけば、内側通気孔11と外側通気孔1
9も重なり合わず連通していないので、肉まん等の食品
をケース1の内部にほぼ密閉状態で保存することができ
る。従って、この状態において冷蔵庫の内部等で保存す
ることもできる。
調理ケース1を電子レンジ又は蒸し器に装入する前の待
機状態又は保管状態においては、把持片10と摘み片1
8が重なり合わないように上下部ケース体3、2を相互
に回動せしめておけば、内側通気孔11と外側通気孔1
9も重なり合わず連通していないので、肉まん等の食品
をケース1の内部にほぼ密閉状態で保存することができ
る。従って、この状態において冷蔵庫の内部等で保存す
ることもできる。
【0018】そこで、前記の加熱調理ケース1を電子レ
ンジ又は蒸し器に装入するに際しては、把持片10、1
0と摘み片18、18が重なり合うように上下部ケース
体3、2を回動調整し、内側通気孔11と外側通気孔1
9を連通せしめれば良い。加熱時には、肉まん等の食品
から多量の蒸気が放出されるが、これらの蒸気は、連通
せしめられた内側通気孔11と外側通気孔19を介して
好適にケース外へと導かれる。この際、蒸気の排出路
は、水平孔部19aによる水平方向のみならず、垂直孔
部19bによる垂直方向へと拡大されているので、優れ
た排気効果を有する。また、ケース内部において蒸気か
ら生じる水滴は、中皿体4の孔22及びスリット23を
介して下部ケース体2の底壁5に流下せしめられる。
ンジ又は蒸し器に装入するに際しては、把持片10、1
0と摘み片18、18が重なり合うように上下部ケース
体3、2を回動調整し、内側通気孔11と外側通気孔1
9を連通せしめれば良い。加熱時には、肉まん等の食品
から多量の蒸気が放出されるが、これらの蒸気は、連通
せしめられた内側通気孔11と外側通気孔19を介して
好適にケース外へと導かれる。この際、蒸気の排出路
は、水平孔部19aによる水平方向のみならず、垂直孔
部19bによる垂直方向へと拡大されているので、優れ
た排気効果を有する。また、ケース内部において蒸気か
ら生じる水滴は、中皿体4の孔22及びスリット23を
介して下部ケース体2の底壁5に流下せしめられる。
【0019】図示実施形態の場合、加熱調理ケース1
は、1個宛の肉まんを収納できるように形成されてい
る。従って、複数個の肉まんを同時に電子レンジ等に装
入したいときは、それぞれの肉まんをそれぞれの加熱調
理ケース1に収納し、複数のケース1、1を積層載置し
た状態で電子レンジ等に装入すれば良い。この際、下側
のケース1における上部ケース体3の突条17に対し
て、上側のケース1における下部ケース体2の凹壁8が
嵌合するので、安定した積層載置が可能になる。
は、1個宛の肉まんを収納できるように形成されてい
る。従って、複数個の肉まんを同時に電子レンジ等に装
入したいときは、それぞれの肉まんをそれぞれの加熱調
理ケース1に収納し、複数のケース1、1を積層載置し
た状態で電子レンジ等に装入すれば良い。この際、下側
のケース1における上部ケース体3の突条17に対し
て、上側のケース1における下部ケース体2の凹壁8が
嵌合するので、安定した積層載置が可能になる。
【0020】加熱後は、加熱調理ケース1を電子レンジ
等から取り出し、上部ケース体3を下部ケース体2から
取り外せば良い。この際、図1(A)に鎖線で示すよう
に、上下部ケース体3、2を相互に回動することによ
り、把持片10と摘み片18を相対的に重ならない位置
に移動すれば、右手の手指と左手の手指によりそれぞれ
把持片10と摘み片18を別個独立に把持することによ
り、下部ケース体2と上部ケース体3を分離し引き離す
ことが容易となる。尚、取り外した上部ケース体3は、
頂壁12を下向きとして卓上に載置すると、突条17が
定置のための座として機能する。
等から取り出し、上部ケース体3を下部ケース体2から
取り外せば良い。この際、図1(A)に鎖線で示すよう
に、上下部ケース体3、2を相互に回動することによ
り、把持片10と摘み片18を相対的に重ならない位置
に移動すれば、右手の手指と左手の手指によりそれぞれ
把持片10と摘み片18を別個独立に把持することによ
り、下部ケース体2と上部ケース体3を分離し引き離す
ことが容易となる。尚、取り外した上部ケース体3は、
頂壁12を下向きとして卓上に載置すると、突条17が
定置のための座として機能する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、肉まん等の食品を収納
した状態で下部ケース体2と上部ケース体3を相互に円
周方向に摺動せしめ、把持片10、10と摘み片18、
18を相互に重ならしめると、内側通気孔11と外側通
気孔19が重なり合い相互に連通するので、この状態で
重なり合わせられた把持片10及び摘み片18の全体を
把手としてケース1を持ち運び電子レンジ等に装入すれ
ば良く、加熱時には、肉まん等の食品から放出される多
量の蒸気を相互に連通せしめられた内側通気孔11と外
側通気孔19を介して好適にケース外へ導くことができ
るという効果がある。
した状態で下部ケース体2と上部ケース体3を相互に円
周方向に摺動せしめ、把持片10、10と摘み片18、
18を相互に重ならしめると、内側通気孔11と外側通
気孔19が重なり合い相互に連通するので、この状態で
重なり合わせられた把持片10及び摘み片18の全体を
把手としてケース1を持ち運び電子レンジ等に装入すれ
ば良く、加熱時には、肉まん等の食品から放出される多
量の蒸気を相互に連通せしめられた内側通気孔11と外
側通気孔19を介して好適にケース外へ導くことができ
るという効果がある。
【0022】そして、加熱調理後は、上部ケース体3を
下部ケース体2から取り外すに際して、両ケース体3、
2を相互に回動することにより、把持片10と摘み片1
8を相対的に重ならない位置に移動すれば、離隔位置に
ある把持片10と摘み片18を別個独立に把持すること
により、両ケース体3、2を分離し引き離すことが容易
になるという効果がある。
下部ケース体2から取り外すに際して、両ケース体3、
2を相互に回動することにより、把持片10と摘み片1
8を相対的に重ならない位置に移動すれば、離隔位置に
ある把持片10と摘み片18を別個独立に把持すること
により、両ケース体3、2を分離し引き離すことが容易
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の外観を示しており、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図2】本発明の1実施形態の断面を示しており、
(A)は縦断面図、(B)はB−B線拡大断面図であ
る。
(A)は縦断面図、(B)はB−B線拡大断面図であ
る。
1 加熱調理ケース 2 下部ケース体 3 上部ケース体 4 中皿体 7 上向き開口縁 10 把持片 11 内側通気孔 16 下向き開口縁 18 摘み片 19 外側通気孔
Claims (1)
- 【請求項1】 下部ケース体2の円環状の上向き開口縁
7と、上部ケース体3の円環状の下向き開口縁16を、
着脱自在かつ相互に円周方向に摺動自在に嵌合して成る
加熱調理用ケースにおいて、 下部ケース体2の外周一部から外側に突出する把持片1
0を設けると共に、上部ケース体3の外周一部から外側
に突出する摘み片18を設けており、 下部ケース体2の上向き開口縁7と上部ケース体3の下
向き開口縁16の相互に内側通気孔11と外側通気孔1
9とを形成して成り、 上記の把持片10及び摘み片18と内側通気孔11及び
外側通気孔19との相互関係は、下部ケース体2と上部
ケース体3を相互に円周方向に摺動せしめることによ
り、把持片10と摘み片18を相互に重ならしめた状態
でのみ内側通気孔11と外側通気孔19が重なり合って
連通するように構成して成ることを特徴とする加熱調理
用ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001176384A JP2002360420A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | 加熱調理用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001176384A JP2002360420A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | 加熱調理用ケース |
Publications (1)
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---|---|
JP2002360420A true JP2002360420A (ja) | 2002-12-17 |
Family
ID=19017379
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002360420A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104161447A (zh) * | 2014-08-18 | 2014-11-26 | 蒋清校 | 一种利用组合式蒸笼获取蒸锅容积加大的结构 |
CN104161469A (zh) * | 2014-08-18 | 2014-11-26 | 蒋清校 | 一种膨缩式笼屉 |
WO2015125437A1 (ja) * | 2014-02-24 | 2015-08-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器 |
JP2017029399A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 国際化工株式会社 | 樹脂製食器 |
-
2001
- 2001-06-12 JP JP2001176384A patent/JP2002360420A/ja active Pending
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