JP5879476B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される、調理物を収容して加熱調理するグリル室を備えた据え置き型或いは組込型の加熱調理器に関するものである。
従来この種の加熱調理器のグリル室周辺の概略構成は、図6に示すように、ロースター加熱室120内に受け皿127を配し、調理物を載置する焼き網128を受け皿127の上に装着するとともに、ロースター加熱室120内の上部と、焼き網128の調理物載置面の下方に設けた空間に各々ヒーター129を配して、調理物を上下両面から加熱調理するものが主流であり、調理の途中で調理物を引っくり返すことなく両面を焼き上げることができるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−141651号公報
しかしながら、前記従来の構成では、調理物からの脂分等が下側のヒーター129に滴下して発煙し、器体外に排出される煙の量が多くなったり、調理物に煙のにおいが付着して香りを損ねてしまっていた。また、加熱中に調理物から飛散した飛沫等がロースター加熱室120の壁面に付着した汚れを取り除く際に下側のヒーター129が邪魔になり清掃性が悪く、更にヒーター129自体も汚れるので、それを取り除くのにも手間がかかる等の課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、調理時の発煙を大幅に低減し、調理物の出来映えも向上できるとともに、清掃性を格段に良くしたグリル機能を搭載した加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、本体内に配した、調理物を収容して加熱調理を行なうグリル室と、前記グリル室内に配されて前記調理物を載置するグリル皿と、前記調理物を上方から加熱する第1のグリル加熱手段と、前記調理物を下方から加熱する第2のグリル加熱手段と、備え、前記グリル皿と前記第2のグリル加熱手段の発熱部とを前記グリル室底面で隔離し、前記グリル皿に、前記調理物と接触する凸部と、前記調理物と容易に接触しない凹部を交互に略直線上に形成するとともに、前記凸部の頂点は略全域において略水平とし、前記凹部の最深部は略中央部から略外周部に向かって下方に傾斜させ、前記凸部の頂点と前記凹部の最深部との鉛直距離を略中央から略外周に向かうにつれて大きくなるようにするとともに、前記グリル皿の凹部の裏面と前記第2のグリル加熱手段により下方から加熱する前記グリル室底面との鉛直方向の隙間を、略中央部から略外周部に向かうにつれて小さくしたものである。
この構成により、調理物を載置するグリル皿とグリル室底面を下方から加熱する第2のグリル加熱手段の発熱部とをグリル室底面で隔離することにより、調理物から出た脂分が第2のグリル加熱手段の発熱部に滴下しないので、それによる発煙等を防止できるとともに、加熱中に調理物から飛散した飛沫等がグリル室の壁面に付着した汚れを取り除く際に、下側のヒーターがグリル室外にあるため邪魔にならず清掃性が格段に良く、更にヒーター自体も汚れないので、清掃の手間が省ける。また、グリル室底面を介しての第2のグリル加熱手段によるグリル皿の加熱時に、温度が上昇し難い略外周部とグリル室底面との距離を、略中央部のそれよりも小さくして熱を伝え易くすることにより、グリル皿全体の温度をより均一化することができる。
また、グリル皿に略直線状に形成した凸部の頂点を略水平とし、凹部の最深部を略中央部から略外周部に向かって下方に傾斜させ、凸部の頂点と凹部の最深部との鉛直距離即ち溝部の深さを、略中央から脂分等の流れの川下である略外周に向かうにつれて大きくなるようにしたことにより、加熱時に脂分の出やすいサンマ等を調理する際に、脂分の再付着の防止をより確実にすることができ、焦げた脂分の苦味等が調理物へ再付着するのを抑えることができる。
本発明の加熱調理器によれば、調理時の発煙を大幅に低減し、調理物の出来映えも向上できるとともに、清掃性を格段に良くしたグリル機能を実現できる。また、グリル室底面を介しての第2のグリル加熱手段によるグリル皿の加熱時に、温度が上昇し難い略外周部とグリル室底面との距離を、略中央部のそれよりも小さくして熱を伝え易くすることにより、グリル皿全体の温度をより均一化することができる。
本発明の実施形態1における加熱調理器の概略構成を示す組立て(前後方向の断面)断面図 同加熱調理器の要部を示す組立て(左右方向の断面)断面図 同加熱調理器のグリル皿の斜視図 本発明の実施形態2における加熱調理器の概略構成を示す組立て(前後方向の断面)断面図 本発明の実施形態3における加熱調理器の概略構成を示す組立て(前後方向の断面)断面図 従来の誘導加熱調理器の概略構成を示す組立て断面図
第1の発明は、本体内に配した、調理物を収容して加熱調理を行なうグリル室と、前記グリル室内に配されて前記調理物を載置するグリル皿と、調理物を上方から加熱する第1のグリル加熱手段と、前記調理物を下方から加熱する第2のグリル加熱手段と、備え前記グリル皿と前記第2のグリル加熱手段の発熱部とを前記グリル室底面で隔離し、前記グリル皿に、前記調理物と接触する凸部と、前記調理物と容易に接触しない凹部を交互に略直線状に形成するとともに、前記凸部の頂点は略全域において略水平とし、前記凹部の最深部は略中央部から略外周部に向かって下方に傾斜させ、凸部の頂点と凹部の最深部との鉛直距離を略中央から略外周に向かうにつれて大きくなるようにするとともに、前記グリル皿の凹部の裏面と前記第2のグリル加熱手段により下方から加熱する前記グリル室底面との鉛直方向の隙間を、略中央部から略外周部に向かうにつれて小さくしたものである。この構成により、調理物を載置するグリル皿とグリル室底面を下方から加熱する第2のグリル加熱手段の発熱部とをグリル室底面で隔離することで、調理物から出た脂分が第2のグリル加熱手段の発熱部に滴下しないので、それによる発煙等を防止できるとともに、加熱中に調理物から飛散した飛沫等がグリル室の壁面に付着した汚れを取り除く際に、第2のグリル加熱手段がグリル室外にあるため邪魔にならず清掃性が格段に良く、更に第2のグリル加熱手段自体も汚れないので、清掃の手間が省ける。また、グリル皿に略直線状に形成した凸部の頂点を略水平とし、凹部の最深部を略中央部から略外周部に向かって下方に傾斜させ、凸部の頂点と凹部の最深部との鉛直距離即ち溝部の深さを、略中央から脂分等の流れの川下である略外周に向かうにつれて大きくなるようにしたことにより、加熱時に脂分の出やすいサンマ等を調理する際に、脂分の再付着の防止をより確実にすることができ、焦げた脂分の苦味等が調理物へ再付着するのを抑えることができる。また、グリル室底面を介しての第2のグリル加熱手段によるグリル皿の加熱時に、温度が上昇し難い略外周部とグリル室底面との距離を、略中央部のそれよりも小さくして熱を伝え易くすることにより、グリル皿全体の温度をより均一化することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記第2のグリル加熱手段の発熱部の伸長方向に略直交して、前記グリル皿の前記凸部及び前記凹部を形成したものである。この構成により、加熱時のグリル皿の熱応答を良くすることを目的に、熱容量を小さくする為の
手段として、グリル皿を略均等肉厚にした場合に、調理物との接触面である凸部の裏面は必然的に第2のグリル加熱手段の発熱部によって加熱されるグリル室底面との距離が離れるが、隣接する凹部の裏面はグリル室底面との距離が近いので、この凹部の裏面から熱が伝わり、複数の凸部間の温度上昇のばらつきを軽減できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記グリル皿の凹部の幅を、前記凸部の幅よりも広くしたものである。この構成により、前述のような理由でグリル皿を略均等肉厚にした場合に、加熱されたグリル室底面の熱が、より伝わり易くなり熱効率の向上が図れる。ここで、調理物の載置面側である凸部は、調理物と接触するので熱伝達は良く、幅は狭くても問題はない。
の発明は、特に、第1〜のいずれか1つの発明において、前記グリル皿の外周近傍に、略直線状に形成した凹部の最深部に対して同等以下の高さ位置の溝部を略全周に形成するとともに、前記グリル皿の前記溝部の高さ位置と同等以下の略平坦な面を、前記グリル皿の前端近傍もしくは後端近傍の少なくとも一方に形成したものである。この構成により、調理物から出た脂分を、比較的温度が低くなる位置に形成した略平坦な面に誘導して溜めることにより、溜まった脂分の加熱による煙やにおいの発生を抑制できる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記グリル皿の外周の縁部の高さを、前記グリル室における奥側の方を手前側より高くしたものである。この構成により、グリル皿をグリル室から取り出す際に、グリル皿を手前が高くなるように傾けて持ち上げた場合に、グリル皿に溜まった脂分等が溢れるのを、高くした縁部によってせき止めることができ、グリル室内等にこぼれるのを防止できる。
の発明は、特に、第1〜のいずれか1つの発明において、前記グリル皿の外周の縁部を、前記グリル室の奥側に向かうに従って高くなるような傾斜を設けたものである。この構成により、第6の発明と同様な効果を発揮するとともに、不必要な縁部を少なくできるので、グリル皿の重量増加を軽減できる。
の発明は、特に、第1〜のいずれか1つの発明において、前記グリル皿の前記凸部及び前記凹部の方向を、前記グリル皿を前記グリル室に対して出し入れする際の移動方向と略直角としたものである。この構成により、凹部に残ってる脂分等がグリル皿の出し入れ時の勢いで、グリル皿の外周近傍に形成した溝部に一気に集まって、慣性で縁部から飛び出すのを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。ここで、実施の形態の説明順序は上記に記載の発明の順序とは異なる場合がある。また、複数の発明を包括して説明している場合もある。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明における第1の実施の形態における加熱調理器の概略構成を示すものである。但し、実施の形態の説明に不要な構成部分については主要構成であっても省略している。以下、図面を用いて説明する。
また、図3は第1の実施の形態におけるグリル皿の形状を示すものである。
本体1の天面には鍋などの被加熱調理器具を載置する天板2が配されている。本実施の形態における鍋などの被加熱調理器具の加熱方式は、電磁誘導加熱としているもので、天板2は高耐熱の結晶化ガラス等の、電磁誘導によって加熱されない材質で構成されており、天板2の下方には誘導加熱コイル3が近接して設けられている。ここで天板2に載置した被加熱調理器具の加熱方式は、電磁誘導加熱方式に限定されるものではなく、例えばハロゲンヒーター等によるものでも良い。
本体1内には略箱形状で前面が開口したグリル室4が配設されており、その開口は前後方向に移動自在なグリル扉5で覆われている。グリル室4の後部には、グリル室4内で発生する煙等を本体1外に排出するための排気筒6の一端が接続され、排気筒6の他方の端部は天板2の開口に接続されている。グリル室4内には調理物7を載置するグリル皿8が収納されており、グリル皿8の表面はフッ素樹脂等の塗膜が形成されており、調理物に対する非粘着性及び耐食性の向上が図られている。
グリル皿8の前部に形成された切り欠き部9は、グリル扉5に取付けられたアーム10に嵌着されており、グリル扉5の移動に連動してグリル室4内を移動できるようになっている。グリル皿8の後部下面には摺動部材11が取付けられており、グリル皿8の移動時には摺動部材11のみがグリル室4の底面を構成するグリル室の底面部材12と摺接し、グリル皿8表面の塗膜が摩擦等により剥がれるのを防止している。グリル皿8全体は、この摺動部材11による支持とアーム10への嵌着とにより、グリル室の底面部材12と隙間を設けた状態でグリル室4内に収納される。
グリル室4の上方には、調理物7を上方から加熱する第1のグリル加熱手段13が配されており、グリル室の天井面14に形成された多数の穴部15を通して輻射熱によって調理物7を加熱する。グリル室4の下方には、調理物7を下方から加熱する第2のグリル加熱手段16が配されており、グリル皿8と第2のグリル加熱手段16とはグリル室の底面部材12で隔離されている。第2のグリル加熱手段16による調理物7の加熱は、まず第2のグリル加熱手段16によりグリル室の底面部材12が加熱され、続いて加熱されたグリル室の底面部材12の輻射熱によってグリル皿8が加熱され、これによりグリル皿8に載置された調理物7が加熱されるのである。
ここでグリル室の底面部材12の材質は特に限定されるものではないが、例えば結晶化ガラスに着色あるいは印刷を施したものを用いることで、光の透過度合いを調節することにより、グリル室4の下方にある第2のグリル加熱手段16からの輻射熱の一部を直接グリル皿8に伝えて熱効率の向上を図りつつ、グリル室4内部からは第2のグリル加熱手段16等が見えにくくしてグリル室4内をすっきりとさせることもできる。
上記のような構成により、調理物7を載置するグリル皿8とグリル室4の底面を下方から加熱する第2のグリル加熱手段16とをグリル室の底面部材12で隔離することで、調理物7から出た脂分が第2のグリル加熱手段16の発熱部に滴下しないので、それによる発煙等を防止できるとともに、加熱中に調理物7から飛散した飛沫等がグリル室4の壁面に付着した汚れを取り除く際に、第2のグリル加熱手段16がグリル室4外にあるため、邪魔にならず清掃性が格段に良く、更に第2のグリル加熱手段16自体も汚れないので、清掃の手間が省ける。
また、グリル皿8には調理物7と接触する凸部17と、調理物7と容易に接触しない凹部18とが交互に略直線状に形成してある。ここで、凸部17の頂点は、その略全域において略水平になっており、一方、凹部18の最深部は略中央部19から略外周部20に向かって下方に傾斜する傾斜面21が形成されており、凸部17の頂点と凹部18の最深部との鉛直距離、即ち段差は略中央から略外周に向かうにつれて大きくなっている。
このような構成により、加熱時に脂分の出やすいサンマ等の調理物7を調理する際に、調理物7から流れ出て凹部18に落ちた脂分が滞留して調理物に再付着して、焦げた脂分の苦味等が調理物へ移行しないよう、傾斜面21により速やかに略外周の方へ誘導するとともに、凸17部及び凹部18が略外周に向かうにつれて凹部18に脂分が集まり、その量が増えても、凸部17との段差が次第に大きくなるため、調理物7に再付着しにくくなるので出来映えを損なうことがない。
また、グリル皿8は加熱時の熱応答を良くすることを目的に、熱容量を小さくする為の手段として、略均等肉厚にしてあるが、それに対して、略直線状に形成した凸部17及び凹部18を、第2のグリル加熱手段16の発熱部の伸長方向に略直交して形成してある。この構成により、調理物7との接触面である凸部の裏面22は、必然的に第2のグリル加熱手段16の発熱部によって加熱されるグリル室の底面部材12との距離が離れるが、隣接する凹部の裏面23はグリル室の底面部材12との距離が近いので、この凹部の裏面23から熱が伝わり、複数の凸部17間の温度上昇のばらつきを軽減できる。
また、グリル皿8の凹凸は、凹部18の幅aを、凸部17の幅bよりも広く、図1は、イメージで実際の寸法はa>bであり、これにより前述のような理由で凹部の裏面23から熱が伝わり、グリル皿8を略均等肉厚にした場合に、加熱されたグリル室の底面部材12の熱が、より伝わり易くなり熱効率の向上が図れる。ここで、調理物7の載置面側である凸部17は、調理物7と接触するので熱伝達は良く、幅は狭くても問題はない。
ここで、図2に示すように、グリル皿8の凹部の裏面23とグリル室の底面部材12との鉛直方向の隙間cは、略中央部から略外周部に向かうにつれて小さくなっている。これにより、グリル室の底面部材12を介しての、第2のグリル加熱手段16によるグリル皿8の加熱時に、温度が上昇し難い略外周部と、グリル室の底面部材12との距離を、略中央部のそれよりも小さくして熱を伝え易くすることにより、グリル皿8全体の温度をより均一化することができる。
また、グリル皿8の外周近傍には、略直線状に形成した凹部18の最深部に対して同等以下の高さ位置の溝部24が略全周に形成されており、その溝部24の高さ位置と同等以下の略平坦な面25を、グリル皿8の前端近傍に形成してある。これにより、調理物7から出た脂分を、比較的温度が低くなる位置に形成した略平坦な面25に誘導して溜めることにより、溜まった脂分の加熱による煙やにおいの発生を抑制できる。
また、ここで、グリル皿8の凸部17及び凹部18の方向は、グリル皿8をグリル室4に対して出し入れする際の移動方向と略直角としてあり、これにより、凹部18に残ってる脂分等がグリル皿8の出し入れ時の勢いで、グリル皿8の外周近傍に形成した溝部24に一気に集まって、慣性で縁部26から飛び出すのを防止できる。
(実施の形態2)
図4は、本発明における実施の形態2における加熱調理器の概略構成を示すものである。
グリル皿30の形状以外は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
グリル皿30の外周の縁部のうち、グリル室4における奥側の縁部31を、手前側の縁部32より高く形成してある。これにより、グリル扉5を前方に引き出し、それに連動して引き出されたグリル皿30に載置されている調理物7を取り出した後、グリル皿30をグリル室4から取り出す際に、グリル皿30を手前が高くなるように傾けて持ち上げた場
合でも、グリル皿30に溜まった脂分等が溢れるのを、高くした奥側の縁部31によってせき止めることができ、グリル室4内等にこぼれるのを防止できる。
(実施の形態3)
図5は、本発明における実施の形態3における加熱調理器の概略構成を示すものである。
グリル皿40の形状以外は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
グリル皿40の外周の縁部の一部に、グリル室4の奥側に向かうに従って高くなるような傾斜部41を設けたものである。これにより実施の形態2と同様な効果を発揮するのに加え、脂分等が溢れるのをせき止めるのに不必要な縁部を少なくできるので、グリル皿の重量増加を軽減できる。
以上のように本発明にかかる加熱調理器は、簡便な構成で調理時の発煙を大幅に低減し、調理物の出来映えも向上できるとともに、清掃性を格段に良くしたグリル機能を実現できるので、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される、据え置き型或いは組込型の誘導加熱調理器以外の、例えば卓上型の加熱調理器等にも適用できる。
1 本体
4 グリル室
5 グリル扉
6 排気筒
7 調理物
8 グリル皿
11 摺動部材
12 グリル室の底面部材
13 第1のグリル加熱手段
14 グリル室の天井面
15 (グリル室の天井面の)穴部
16 第2のグリル加熱手段
17 (グリル皿の)凸部
18 (グリル皿の)凹部
21 (凹部の)傾斜面
22 凸部の裏面
23 凹部の裏面
24 (グリル皿の)溝部
25 (グリル皿の)略平坦な面
26 (グリル皿の)縁部
30 (実施の形態2の)グリル皿
31 (実施の形態2のグリル皿の)奥側の縁部
32 (実施の形態2のグリル皿の)手前側の縁部
40 (実施の形態3の)グリル皿
41 (実施の形態3のグリル皿の縁部の)傾斜部

Claims (7)

  1. 本体内に配した、調理物を収容して加熱調理を行なうグリル室と、前記グリル室内に配されて調理物を載置するグリル皿と、調理物を上方から加熱する第1のグリル加熱手段と、前記調理物を下方から加熱する第2のグリル加熱手段と、備え
    前記グリル皿と前記第2のグリル加熱手段の発熱部とを前記グリル室底面で隔離し、前記グリル皿に、調理物と接触する凸部と、調理物と容易に接触しない凹部を交互に略直線状に形成するとともに、
    前記凸部の頂点は略全域において略水平とし、前記凹部の最深部は略中央部から略外周部に向かって下方に傾斜させ、前記凸部の頂点と前記凹部の最深部との鉛直距離を略中央から略外周に向かうにつれて大きくなるようにするとともに、
    前記グリル皿の凹部の裏面と前記第2のグリル加熱手段により下方から加熱する前記グリル室底面との鉛直方向の隙間を、略中央部から略外周部に向かうにつれて小さくした加熱調理器。
  2. 前記第2のグリル加熱手段の発熱部の伸長方向に略直交して、前記グリル皿の凸部及び凹部を形成してなる請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記グリル皿の凹部の幅を、凸部の幅よりも広くしてなる請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記グリル皿の外周近傍に、略直線状に形成した凹部の最深部に対して同等以下の高さ位置の溝部を略全周に形成するとともに、前記グリル皿の溝部の高さ位置と同等以下の略平坦な面を、前記グリル皿の前端近傍もしくは後端近傍の少なくとも一方に形成した請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記グリル皿の外周の縁部の高さを、前記グリル室における奥側の方を手前側より高くした請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記グリル皿の外周の縁部を、前記グリル室の奥側に向かうに従って高くなるような傾斜を設けた請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 前記グリル皿の凸部及び凹部の方向を、前記グリル皿をグリル室に対して出し入れする際の移動方向と略直角とした請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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