JP4884421B2 - グリル装置 - Google Patents

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Description

本発明はグリル装置及び誘導加熱調理器に関するものである。
魚等の被加熱物をグリル装置で調理する際、被加熱物から出た油がグリル皿に落下する。この落下した油が加熱源によって加熱されて発火することを防止するため、調理の際にはグリル皿に水を入れておく。しかしがら、グリル皿を持ち運ぶときや、グリル皿を加熱庫内に載置(加熱庫の開口部が側面部にある場合は挿入)するとき等に、グリル皿内の水がこぼれやすいと言う問題点があった。
この問題を解決するため、グリル皿を加熱庫から引き出すときにグリル皿内の水をこぼれにくくした従来のグリル装置として、例えば、「1は把手で、2は扉を形成するガラスで、3のガラス枠と把手1により挟持されている。4は6の調理物を載せる焼網を載置する段部を有する受皿で、前記段部はグリル扉に近い部分を焼網5の巾よりわずかに広く且つ長手方向は焼網5の一目程度の長さの成形が為され、外周部は焼網5の巾、高さより大きい成形がされている。6は本発明の金属製の消波板で、5の焼網のグリル扉側に網一目程度の長さで固定されている。7は把手1とガラス枠3と受皿4を一体に為すために固定するビスで、9はグリルの筐体を形成し受皿4を載置し、10のグリルバーナを保持する底板である。」(例えば特許文献1参照)というものが提案されている。
特開昭64−84031号公報(2頁、図1,2)
従来のグリル装置(例えば特許文献1参照)は、グリル皿を加熱庫から引き出すとき、グリル皿内の水がグリル扉方向(グリル皿の前方)にこぼれようとすることを防止している。しかしながら、グリル皿内の水は、グリル皿を加熱庫から引き出すときだけでなく、グリル皿を持ち運ぶときやグリル皿を加熱庫に載置(加熱庫の開口部が側面部にある場合は挿入)するときもこぼれやすい。
また、グリル皿の加熱庫への載置(加熱庫の開口部が側面部にある場合は挿入)や、グリル皿の加熱庫内からの取り出し(加熱庫の開口部が側面部にある場合は引き出す)は、一般的に、グリル皿の後部(グリル扉と反対側)を若干下に傾けながら行う。このため、グリル皿を加熱庫へ載置するときや加熱庫から取り出すとき、グリル皿内の水はグリル皿後方からこぼれやすい。
したがって、従来のグリル装置では、グリル皿内の水のこぼれを防止することが不十分であるという問題点があった。
本発明は上述のような課題を解消するためになされたものであり、グリル皿を持ち運ぶとき、グリル皿を加熱庫へ載置するとき、及び加熱庫から取り出すときの少なくともいずれか1つの状態において、グリル皿内の水をこぼれにくくすることが可能なグリル装置及び誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係るグリル装置は、加熱庫と、前記加熱庫の内部を加熱するための加熱源と、前方に形成された開口部から前記加熱庫の内部に着脱自在に設けたグリル皿とを備えたグリル装置において、前記グリル皿に給水する給水手段と、前記加熱源の駆動開始指示を入力する第1の入力手段と、を備え、前記給水手段は、前記駆動開始指示が入力されると、前記グリル皿に水を供給し、前記グリル皿には、前記グリル皿の内部に蓋部材を設け、前記グリル皿は、後部側壁、及び該後部側壁と連設された両側の側壁の後方が、他の側壁よりも高く形成されているものである。
本発明においては、グリル皿に水を供給する給水手段と、加熱源の駆動開始指示を入力する第1の入力手段とを備え、給水手段は駆動開始指示が入力されるとグリル皿に水を供給し、グリル皿には内部に蓋部材を設けたので、加熱庫にグリル皿を載置した後に、グリル皿に水を供給することができる。したがって、加熱庫に載置する前のグリル皿の持ち運びや、加熱庫へグリル皿を載置するときに水をこぼすことのないグリル装置及び誘導加熱調理器を得ることができる。また、グリル皿は、後部側壁、及び後部側壁と連設された両側の側壁の後方が、他の側壁よりも高く形成されているので、グリル皿の加熱庫からの取り出しの際にも、グリル皿から水をこぼれにくくすることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施形態1における誘導加熱調理器の斜視図である。また、図2は図1のA−A断面模式図であり、図3は図1のB−B断面模式図である。以下、図1〜図3を用いて本実施形態に係る誘導加熱調理器1について説明する。
誘導加熱調理器1の筐体2は上面部前方が開口した略直方体形状をしており、上部には平板状のトッププレート3が設けられている。トッププレート3は、例えば耐熱ガラスのような非磁性材である。トッププレート3の下面側、つまり筐体2内には、略密着して渦巻状に巻かれた抵抗コイル(図示せず)や、誘導コイル等からなる複数の発熱体(図示せず)が配設されている。トッププレート3上面には、加熱部4aを表示する略円形のサークルラインが発熱体の位置に対応して印刷されており、加熱部4bを表示する略円形のサークルラインが抵抗コイルの位置に対応して印刷されている。これらサークルラインによって、鍋やフライパンなどの調理器を正確に発熱体上部や抵抗コイル上部に載置できるようになっている。
また、誘導加熱調理器1にはグリル装置10が設けられている。このグリル装置10は、加熱庫11、グリル皿12、グリル扉13、焼網14、及び加熱源15等から構成されている。
加熱庫11は、筐体2の略中央部に、前方を開口して設けられている。また、加熱庫11の両側の側面部上方には、ヒータ等の加熱源15が設けられている。グリル皿12は上部が開口した略直方体形状をしており、前方部にはグリル扉13が設けられている。また、グリル皿12内には、魚等の被加熱物を載置する焼網14が着脱可能に設けられている。これらグリル皿12、グリル扉13及び焼網14は加熱庫11に挿脱自在となっており、加熱庫11に挿入した状態では、グリル扉13が加熱庫11の開口部を覆う構造となっている。
加熱源15の操作部20は、筐体2の前面部(グリル装置10の右側)に設けられている。操作部20は例えば回動自在となっており、操作部20を回動端から回すことによって加熱源15の駆動開始指示を入力し、操作部20を回動端まで回すことによって加熱源15の駆動停止指示を入力する。そして、操作部20の回動角度によって、加熱源15の加熱出力を調整可能となっている。操作部20の上方に設けられている操作部は、例えば加熱部4bの抵抗コイルの加熱出力等を調整するものである。ここで、操作部20が本発明の入力手段に相当する。なお、本実施の形態では、1つの操作部20によって加熱源への駆動開始指示、駆動停止指示及び加熱出力指示を行っているが、それぞれ別々の入力手段によって行ってもよい。
さらに、誘導加熱調理器1には、グリル皿12に水を供給する給水手段30、及びグリル皿に供給された水を排出する排水手段40が設けられている。
図2に示すように、給水手段30は、筐体2の上面部後方に形成された給水タンク挿入部31、給水タンク32等から構成されている。給水タンク挿入部31にはノズル31aが設けられており、このノズル31aには給水制御弁(図示せず)が設けられている。この給水制御弁は、開くことによりグリル皿12への水の供給を行い、閉じることによりグリル皿12への水の供給を停止する。ここで、ノズル31aが本発明の供給口に相当する。
給水タンク32は、給水タンク挿入部31の内壁形状と対応した形状をしており、給水タンク挿入部31に挿入されている。この給水タンク32は、内部にグリル皿12へ供給するための水が貯蔵されている。例えば、給水タンク32に水を満杯に貯蔵すると、グリル皿12へ供給する水の容量が適量となる。また、例えば、グリル皿12への水の供給量が適量となるように、給水タンク32に印を設けてもよい。給水タンク32の上部は水を入れるために開口しており、この開口部は蓋体33で開閉自在に閉塞されている。また、給水タンク32の下方には、給水タンク挿入部31に水を供給するための弁部32aが設けられている。この弁部32aは、例えば給水タンク32が給水タンク挿入部31に挿入された状態において、弁が開き給水タンク挿入部31に水を供給する構造となっている。
なお、本実施の形態1では、給水タンク32を設けているが、例えば配管を介して水道とノズル31aを直接接続してもよい。このとき、流量センサやタイマー等でグリル皿12への水の供給量を制御することにより、グリル皿12から水があふれることを防止できる。
図3に示すように、排水手段40は、筐体2の上面部後方に形成された排水タンク挿入部41、排水タンク42等から構成されている。排水タンク挿入部41にはノズル41aが着脱自在に設けられており、ノズル41aは例えばグリル皿12に取り付けられている。そして、グリル皿が加熱庫に挿入された状態において、排水タンク挿入部41の開口部41bとノズル41aの先端部とが密着し、排水タンク挿入部41とノズル41aが連通する。
排水タンク42は、排水タンク挿入部41の内壁形状と対応した形状をしており、排水タンク挿入部41に挿入されている。この排水タンク42は、内部にグリル皿12から排出した水を貯蔵可能となっている。排水タンク42の上部は水を出すために開口しており、この開口部は蓋体43で開閉自在に閉塞されている。また、排水タンク42の下方には、排水タンク挿入部41と連通するための弁部42aが設けられている。この弁部42aは、例えば排水タンク42が排水タンク挿入部41に挿入された状態において、弁が開き排水タンク挿入部41と連通する構造となっている。例えば、排水タンク42にはポンプ等(図示せず)の吸引手段が配管接続されており、この吸引手段の吸引力によって、グリル皿12内の水を排水タンク42内に吸引する。
なお、本実施の形態1では、排水タンク42を誘導加熱調理器1内に設けているが、誘導加熱調理器1の外部に設けてもよい。配管等により、例えば流し台の排水口に直接接続してもよい。また、ノズル41aを排水タンク挿入部41に回動可能に接続し、グリル皿12が加熱庫11に挿入された後にノズル41をグリル皿12内に下降させ、グリル皿12内の水を排出できるようにしてもよい。
(給水手段及び排水手段の動作説明)
次に、給水手段30及び排水手段40の動作について説明する。
まず、水が貯蔵された給水タンク32と空の排水タンク42とを、それぞれ給水タンク挿入部31及び排水タンク挿入部41に挿入する。これにより、給水タンク32の弁部32aと排水タンク42の弁部42aは開状態となる。その後、焼網14に被加熱物が載置されたグリル皿12を加熱庫11に挿入し、操作部20を回動して加熱源15に駆動開始指示を行うことにより、被加熱物の調理が開始される。
給水手段30のノズル31aに設けられた給水制御弁は操作部20と制御的に接続されている。そして、操作部20を回動して加熱源15に駆動開始指示を行うことにより、給水制御弁が開状態となり、グリル皿12への水の供給を開始する。
被加熱物の調理が終了すると、操作部20を回動して加熱源15に駆動停止指示を行う。排水手段40(例えば排水タンク42)に配管接続された吸引手段は、操作部20と制御的に接続されている。そして、操作部20を回動して加熱源15に駆動停止指示を行うことにより、吸引手段は吸引動作を開始し、グリル皿12から水を排除し始める。
このように構成されたグリル装置10においては、グリル皿12に水を供給する給水手段30が設けられているので、被加熱物の調理前にグリル皿12を持ち運ぶときや、グリル皿12を加熱庫11に挿入するときには、グリル皿12内に水が入っていない。したがって、被加熱物の調理前にグリル皿12を持ち運ぶときや、グリル皿12を加熱庫11に挿入するときに、水がこぼれることを防止できる。
また、グリル皿12に入れられた水を排除する排水手段40が設けられているので、グリル皿12を加熱庫11から取り出すときや、被加熱物の調理後にグリル皿12を持ち運ぶときには、グリル皿12内に水が入っていない。したがって、グリル皿12を加熱庫11から取り出すときや、被加熱物の調理後にグリル皿12を持ち運ぶときに、水がこぼれることを防止できる。
また、給水手段30は操作部20と制御的に接続されており、加熱源15への駆動開始指示に基づいて、グリル皿12への水の供給を開始する。排水手段40は操作部20と制御的に接続されており、加熱源15への駆動停止指示に基づいて、グリル皿12からの水の排除を開始する。したがって、グリル皿12が加熱庫に挿入されていない状態で給水手段30及び排水手段40が動作を開始することを防止できる。
また、このように構成された誘導加熱調理器1においては、上記の効果を有するグリル装置10を備えた誘導加熱調理器1を得ることができる。
なお、本実施の形態1では、給水手段30と排水手段40を別々のユニットとして設けたが、同一のユニットで給水手段30と排水手段40とを兼ねてもよい。つまり、グリル皿12から排出された水が給水タンク32に戻るようにしてもよい。このように構成することにより、給水手段30及び排水手段40の配置スペースを削減できる。また、グリル皿12から排除した水を、再びグリル皿12に供給することが可能となる。
また、給水手段30のノズル31aに設けられた給水制御弁は必ずしも操作部20と制御的に接続されている必要はない。例えば、この給水制御弁を機械的に開閉可能な弁とし、グリル皿12が加熱庫に挿入される過程において、グリル皿12等に設けられた凸部等で給水制御弁が開かれるようにしてもよい。給水制御弁を開状態にするスイッチ等を別途設けてもよい。給水制御弁を設けず、グリル皿12を加熱庫11に挿入した後、給水タンク32を給水タンク挿入部31に挿入してもよい。また、本実施の形態1に示すグリル装置10は、誘導加熱調理器以外に設けることも可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では給水手段30を筐体2の上面部後方に設けたが、給水手段30をグリル扉13に設けてもよい。
なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図4は、本発明の実施の形態2におけるグリル皿、グリル扉及び給水手段の外観斜視図である。給水手段30は、グリル扉の裏面側に設けられた給水タンク挿入部31、給水タンク32等から構成されている。給水タンク挿入部31にはノズル31aが設けられており、このノズル31aには給水制御弁(図示せず)が設けられている。この給水制御弁は、開くことによりグリル皿12への水の供給を行い、閉じることによりグリル皿12への水の供給を停止する。
給水タンク32は、給水タンク挿入部31の内壁形状と対応した形状をしており、給水タンク挿入部31に挿入されている。この給水タンク32は、内部にグリル皿12へ供給するための水が貯蔵されている。給水タンク32の上部は水を入れるために開口しており、この開口部は蓋体33で開閉自在に閉塞されている。また、給水タンク32の下方には、給水タンク挿入部31に水を供給するための弁部32aが設けられている。この弁部32aは、例えば給水タンク32が給水タンク挿入部31に挿入された状態において、弁が開き給水タンク挿入部31に水を供給する構造となっている。
(給水手段の動作説明)
水が貯蔵された給水タンク32を、給水タンク挿入部31に挿入する。これにより、給水タンク32の弁部32aは開状態となる。その後、焼網14に被加熱物が載置されたグリル皿12を加熱庫11に挿入し、操作部20を回動して加熱源15に駆動開始指示を行うことにより、被加熱物の調理が開始される。
給水手段30のノズル31aに設けられた給水制御弁は機械式の弁となっている。例えば、加熱庫の側面部にこの給水制御弁を開閉する凸部を設け、グリル皿12が加熱庫に挿入される過程で凸部によって給水制御弁が開かれ、グリル皿12への水の供給を開始する。
このように構成されたグリル装置10においては、給水手段30がグリル扉13に設けられているので、給水タンク32の取り付け及び取り外しを、利用者の手前側で行うことができる。このため、例えばトッププレート3上で調理を行っている場合であっても、トッププレート3上の鍋を横に除く等の手間を掛けることなく、給水タンク32の取り付け及び取り外しを容易に行うことができるので、利用者の使い勝手が大きく向上する。
なお、本実施の形態2では給水手段30をグリル扉13の裏面側に設けたが、給水手段30をグリル扉13の表面側に設けてもよい。給水手段30をグリル扉13の裏面側に設けることにより、美観に優れたグリル装置10及び誘導加熱調理器1を得ることができる。給水手段30をグリル扉13の表面側に設けることにより、給水手段30の設置スペースが制限されないため、給水タンク32に貯蔵できる水の容量を増すことができる。
また、給水手段30のノズル31aに設けられた給水制御弁は、グリル皿12を加熱庫11に挿入することによって、実施の形態1と同様に操作部20と制御的に接続可能となるようにしてもよい。
また、図5に示すように、給水手段30のノズル31aを複数設けてもよい。
図5は、本発明の実施の形態2における給水手段の別の一例を示す外観斜視図である。給水タンク挿入部31には、グリル扉13と略平行(横方向)にノズル31aが複数設けられており、このノズル31aのそれぞれには給水制御弁(図示せず)が設けられている。なお、本実施の形態2では、給水手段30のノズル31aを3本としたが、これに限らず何本でもよい。
また、グリル皿12の底面部上側には、ノズル31aの配設方向と略垂直(前後方向)に複数の仕切板12aが形成されている。これら仕切板12aはグリル皿12の内部を複数の領域に仕切っており、これら領域と給水手段30のノズル31aとは対応する位置となっている。つまり、各ノズル31aを介して供給される水は、各々に対応した領域内に入れられることとなる。
ノズル31aからの給水量が多いと、グリル皿12に供給された水が跳ね返り、グリル皿12から漏れてしまう可能性がある。しかしながら、このように構成されたグリル装置10は、給水手段30のノズル31aを複数設けているので、グリル皿12から水が漏れることなく、早急にグリル皿12に水を供給することができる。
また、グリル皿12の底面部上側には、ノズル31aの配設方向と略垂直(前後方向)に複数の仕切板12aが形成されているので、この仕切板12aが消波機能を果たし、グリル皿12内の水をこぼれにくくすることができる。
また、グリル皿12の内部を仕切板12aによって仕切れることより形成された複数の領域と、ノズル31aとは対応する位置となっているので、仕切板12aがグリル皿12内に形成されていても、グリル皿12の全域に水を供給することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、グリル皿12の側壁高さは全周にわたって同一高さとなっていた。グリル皿12の一部範囲の側壁高さを変更することも、グリル皿12からの水のこぼれを防止することに有効である。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、本発明の実施の形態3におけるグリル皿の縦断面模式図であり、(a)が水平状態でのグリル皿の縦断面模式図、(b)が傾けた状態でのグリル皿の縦断面模式図を示す。
図6(a),(b)に示すように、グリル皿12の後部側壁及び左右側壁の後方(左右側壁の一部)の高さは、その他の範囲の側壁高さよりも高くなっている。
グリル皿12の加熱庫11への挿入や、グリル皿12の加熱庫11からの取り出しは、一般的に、グリル皿12の後部(グリル扉13の反対側)を若干下げながら行う。このとき、グリル皿12内の水がこぼれやすい。
しかしながら、このように構成されたグリル装置10においては、グリル皿12の後部側壁及び左右側壁の後方以外の側壁高さが低くなっているので、利用者が水道等から直接グリル皿12に水を入れる際、グリル皿12に水を入れすぎることを防止できる。また、グリル皿12の後部側壁及び左右側壁の後方の側壁高さが高くなっているので、グリル皿12の加熱庫11への挿入やグリル皿12の加熱庫11からの取り出しの際に、グリル皿12から水をこぼれにくくすることができる。
実施の形態4.
グリル皿12の内部に蓋部材を設けても、グリル皿12からの水のこぼれを防止することに有効である。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図7は、本発明の実施の形態4におけるグリル装置の縦断面模式図である。グリル皿12の内部には、グリル皿12の底面部と焼網14との間に蓋部材16が設けられている。この蓋部材16は、グリル皿12の内部寸法よりも若干小さい形状となっている板部材16aと、この板部材16aの裏面部に例えば溶接接合された脚部16bとから構成されている。
なお、本実施の形態4では脚部16bは溶接接合されているが、板部材16aの端部を例えば折り曲げ加工して脚部16bを形成してもよい。また、グリル皿12内に供給する水の量は、板部材16aよりも低い位置まで水を供給してもよいし、板部材16aよりも高い位置まで水を供給してもよい。いずれの場合も、供給した水で少なくとも脚部16bを浸すこととなり、脚部16bと共に板部材16aも冷却される。このため、板部材16a上に落下した被加熱物の油等を発火しない温度に保つことができ、被加熱物の油等の発火を効果的に抑制することができる。
このように構成されたグリル装置10においては、グリル皿12の内部に蓋部材16が設けられているので、この蓋部材16が消波機能を果たし、グリル皿12を持ち運ぶときにグリル皿12内の水をこぼれにくくすることができる。
特に、蓋部材16の板部材16aがグリル皿12内の水面よりも高い場合、被加熱物から出た油等は板部材16a上に落下するので、蓋部材16及びグリル皿12等の清掃が容易となる。また、例えば実施の形態1のように、グリル皿12内の水を自動的に排除する場合、グリル皿12内にあった水はほとんど汚れていないので、繰り返し使用することができる。排水手段40のノズル41aや弁部42a等の目詰まりも防止することができる。
実施形態1における誘導加熱調理器の斜視図である。 図1のA−A断面模式図である。 図1のB−B断面模式図である。 実施の形態2におけるグリル皿、グリル扉及び給水手段の外観斜視図である。 実施の形態2における給水手段の別の一例を示す外観斜視図である。 実施の形態3におけるグリル皿の縦断面模式図であり、(a)が水平状態でのグリル皿の縦断面模式図、(b)が傾けた状態でのグリル皿の縦断面模式図を示す。 実施の形態4におけるグリル装置の縦断面模式図である。
符号の説明
1 誘導加熱調理器、2 筐体、3 トッププレート、4a,4b 加熱部、10 グリル装置、11 加熱庫、12 グリル皿、12a 仕切板、13 グリル扉、14 焼網、15 加熱源、16 蓋部材、16a 板部材、16b 脚部、20 操作部、30 給水手段、31 給水タンク挿入部、31a ノズル、32 給水タンク、32a 弁部、33 蓋体、40 排水手段、41 排水タンク挿入部、41a ノズル、41b 開口部、42 排水タンク、42a 弁部、43 蓋体。

Claims (8)

  1. 加熱庫と、前記加熱庫の内部を加熱するための加熱源と、前方に形成された開口部から前記加熱庫の内部に着脱自在に設けたグリル皿とを備えたグリル装置において、
    前記グリル皿に給水する給水手段と、
    前記加熱源の駆動開始指示を入力する第1の入力手段と、
    を備え、
    前記給水手段は、前記駆動開始指示が入力されると、前記グリル皿に水を供給し、
    前記グリル皿には、前記グリル皿の内部に蓋部材を設け
    前記グリル皿は、後部側壁、及び該後部側壁と連設された両側の側壁の後方が、他の側壁よりも高く形成されていることを特徴とするグリル装置。
  2. 前記加熱庫の開口部を覆うグリル扉を備え、
    前記給水手段は、前記グリル扉に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のグリル装置。
  3. 前記給水手段には、複数の給水口が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のグリル装置。
  4. 前記グリル皿には、前記グリル皿の内部を複数の領域に仕切る仕切板が設けられ、
    前記給水口は、前記領域に対応して設けられていることを特徴とする請求項3に記載のグリル装置。
  5. 前記グリル皿に供給された水を排出する排水手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載のグリル装置。
  6. 前記給水手段は、前記グリル皿に供給するための水を貯蔵する給水タンクを備え、
    前記排水手段によって前記グリル皿から排出された水は、
    前記給水タンクに戻ることを特徴とする請求項5に記載のグリル装置。
  7. 前記加熱源の駆動停止指示を入力する第2の入力手段を備え、
    前記排水手段は、
    前記駆動停止指示が入力されると、前記グリル皿から水を排出することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のグリル装置。
  8. 前記蓋部材は、板部材と、該板部材の裏面部に設けられた脚部とを有し、
    前記給水手段は、前記グリル皿の内の水面が前記板部材より低い位置になるように給水することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のグリル装置。
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