JPH0425087A - 固体レーザー発振器 - Google Patents

固体レーザー発振器

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JPH0425087A
JPH0425087A JP2125854A JP12585490A JPH0425087A JP H0425087 A JPH0425087 A JP H0425087A JP 2125854 A JP2125854 A JP 2125854A JP 12585490 A JP12585490 A JP 12585490A JP H0425087 A JPH0425087 A JP H0425087A
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laser
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C従来の技術(第16図〜第25図) D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G、実施例の全体の構成(第1図) G2共振器長制御装置(第2図、第3図)G3共振器の
基本波レーザー光の2モードの偏光を、縦シングルモー
ドで発振させる装置(第4図〜第15図) H発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は固体レーザー発振器、特に、レーザー媒質にお
いて発生した基本波レーザー光を共振器内に設けた非線
形光学結晶素子を通過するように共振動作させることに
より、タイプIIの第2高調波レーザー光を発すさせる
ようにした固体レーザー発振器に関する。
B 発明の概要 本発明による固体レーザー共振器はは、レーザー媒質に
おいて発生した基本波レーザー光を共振器内に設けた非
線形光学結晶素子を通過するように共振動作させること
により、タイプIIの第2高調波レーザー光を発生させ
ると共に、基本波レーザー光の2つの偏光モード間の和
周波発生によるカップリングを抑制する光学手段を共振
器内に設けた固体レーザー発振器において、基本波レー
ザー光の2つの偏光モードを、夫々単一の縦モードで発
振させると共に、その2つの偏光モードの発振強度が同
一に成るようにしたことにより、基本波レーザー光の同
一偏光モード内でのモードカップリングに起因するモー
ドホップノイズの発生を防止し、発振の安定化を図るこ
とができるようにしたものである。
C従来の技術 従来、固体レーザー発振器の共振器内に発生する基本波
レーザー光に対して2倍の周波数を有する第2高調波レ
ーザー光を発生させることにより、短波長のレーザー光
を射出し得るようにした固体レーザー発振器が提案され
ている(実開昭4893784号公報)。
この種の固体レーザー発振器は、レーザー媒質を含む共
振器内部の非線形光学結晶中において、基本波レーザー
光に対して第2高調波レーザー光を位相整合させること
により、効率良く第2高調波レーザー光を取り出すこと
ができる。
位相整合を実現する方法としては、基本波レーザー光及
び第2高調波レーザー光間にタイプI又はタイプ■の位
相整合条件を成り立たせるようにする。
タイプ■の位相整合は、次式、 ne(2Wl−(no+w)+no+w+)・・・・(
1)のように、基本波レーザー光の常光線を利用して、
同一方向に偏向した2つの光子から周波数が2倍の1つ
の光子を作るような現象を生しさせることを原理とする
もので、基本波レーザー光の偏向方向を、例えば偏光ビ
ームスプリッタ等光子を用いて非線形光学結晶素子の方
向に合わせるように偏光させて入射させるようにすれば
、原理上非線形光学結晶素子から射出した基本波レーザ
ー光の偏波成分(p波成分及びS波成分)(これを固有
偏光と呼ぶ)の位相変化を生じさせないようにでき、か
くして共振器内部において共振動作する基本波レーザー
光によって第2高調波レーザー光の発生動作を安定に継
続させることができる。
これに対してタイプIIの位相整合は、互いに直交する
2つの基本波固有偏光を非線形光学結晶素子に入射する
ことにより、2つの固有−偏光についてそれぞれ位相整
合条件を成り立たせるようにするもので、次式 %式%(2) のように、基本波レーザー光は非線・形光学結晶素子の
内部において常光線及び異常光線に分かれて第2高調波
レーザー光の異常光線に対して位相整合を生しる。
なお(1)及び(2)式において、n o +w)及び
n 、 (、lは、基本波レーザー光(周波数f =w
)における常光線及び異常光線に対する屈折率、n o
 +2wl 及びnet2w+ は第2高調波レーザー
光(周波数f−2w)における常光線及び異常光線に対
する屈折率である。
次に、第16図を参照して、共振器内に、タイプ■の位
相整合を行なう非線形光学素子を配した従来の固体レー
ザー発振器[’Large−八mp I へ tude
fluctuations due to longi
tudinal mode coupliBin  d
iode−pumped   1ntracavjty
−doubled  Nd:YAGLasers」、T
、Baer著、Journal of 0ptical
 5ocietyof America社発行、Vol
、3 、No、9/September1986/J、
Opt、Soc、 Am、B、の第1175頁から第1
176頁参照1について説明する。
(1)はレーザーダイオードで、このレーザーダイオー
ド(1)は波長808nm、出力200m W (7)
 Ii−デー光を出力する。このレーザーダイオード(
1)がらの発散レーザー光が、コリメータレンズ(凸レ
ンズ)(14)によって平行光線にされた後、対物レン
ズ(15)によって集光される。
(4)は」二連したYAGから成るレーザー媒質として
のレーザーロフトで、レンズ(15)側の後端面に蒸着
処理されて形成されたダイクロイックミラDが設iJら
れている。尚、このダイクロイックミラーDは、レンズ
(15)側の方向からの入射光を透過し、これに反対側
、即ち、レーザーロフト(4)の前端面側方向からの入
射光は反射するものである。
一方の前端面ば、集光レンズ効果をもつ曲面と成ってい
る。
レンス(15)からの集束光は、レーザーロフト(4)
内に入射(光ボンピング)して、点pで焦点を結ぶ。か
くすると、レーザーロフト(4)から11064nの波
長の赤外光が出力される(以下、この11064nの赤
外光を基本波光と称する)。(6)はK T P (K
TiOPOJ(光学軸を1つ持つ一軸結晶)から成る非
線形光学結晶素子で、−辺が5mmの立方体である。
この光学結晶素子(6)は、入射光の波長が11064
nの場合で、およそ0.5%はどの入射損失を有する。
又、この光学結晶素子(6)は、532nm及び]、0
64nmの波長の光を透過すると共に、基本波光(10
64nm)と第2高調波光(出力光) (532nm)
の位相整合を行う(タイプIIの整合)。(3)は、凹
面鏡、即ち、ダイクロイック凹面ミラーで、11064
nの波長の光に対しては高い反射率(99,9%)を有
し、532nmの波長の光に対しては貰い透過率(98
%)を有する。
レーザーロフト(4)からの基本波光は、共振器R3、
即ち、レーザーロンl’ (4)の後端面に形成された
ダイクロイックミラーD及び凹面鏡(3)間(その間の
長さは60mm )を往復進行する。そして、往復進行
するに従い、引き込め現象により、その往復光の位相が
揃いながら増幅され(誘導放出)、レーザー光の発振、
即ち、562nmの波長の可視光の発振となる。この発
振した562nmの波長の可視光、いわゆるS HG 
(Second Ilarmonic Generat
ion)(第2高調波光又は倍調波光という)グリーン
レーザー光の出力レベルは略5〜10mWである。
」二連のレーザーロン1“(4)からの光ボン上ピング
によって出力された基本波光は、光学結晶素子(6)の
面に対して垂直に入射する。この入射した基本波光は、
この進行力′向に垂直な面内で互に直角方向に振動する
二つの直線偏光成分(常光線及び異常光線)に分けられ
る。従って、レーザ−ロフト(4)から出力された基本
波光は、共振器R3内の空間を往復進行して、光学結晶
素子(6)を通過するたびに、直交する固有偏光(異常
光成分でなる偏光及び常光成分でなる偏光)の位相がず
れることによって、カップリングが生して、この2つの
偏光間にエネルギーのやりとりが生じるので、この異常
光及び常光成分の出力が時間的に変動し、ノイズが生し
る。従って、波長が562nmのレーザー光を得られる
ような安定、且つ、強い共振状態を形成できなくなり、
この562nmの波長のレーザー光への共振波光からの
変換効率は低いことδこなる。
−1−述したように、第16図の従来例において、タイ
プIIの位相整合条件を用いて第2高調波レーザ光を発
生させようとする場合、基本波レーザー光が非線形光学
結晶素子を繰り返し通るごとに基本波レーザー光の固有
偏光の位相が変化するため、第2高調波レーザー光の発
生を安定に継続し得なくなるおそれがある。
即ら、レーザー媒質において発生された基本波レーザー
光が共振動作によって非線形光学結晶素子を繰り返し通
過するごとに、直交する固有偏光(すなわちp波成分及
びS波成分)の位相がそれぞれずれて行けば、共振器の
各部において基本波レーザー光が効率良く互いに強め合
うような定常状態が得られなくなることにより強い共振
状態(すなわち強い定在波)を形成できなくなり、結局
基本波レーザー光の第2高調波レーザー光への変動効率
が劣化すると共に、第2高調波レーザ光にノイズを生し
させるおそれがある。
そこで、タイプIIの位相整合条件を満足する状態にお
いて、共振器内部において基本波レーザ光が安定に共振
動作をし得るようにした固体レーザー発振器(レーザー
光源)が、特開平1.−220879号公報に開示され
ている。
かかる従来の固体レーザー発振器を第17図を参照して
説明する。尚、第17図において、第16図と対応する
部分には同一符号をイ」シて説明する。
第11図において、この固体レーザー発振器は、Nd:
YAGを用いたレーザーロッド(レーザー媒質)(4)
を有し、その入射面に対して、レーザーダイオード(1
)から射出された励起用レーザー光がコリメータレンズ
(14)、対物レンズ(15)を通って入射されること
により、基本波レーザー光L A 、、。
を発生する。
この基本波レーザー光LA(。は、KTP(KTiOP
O4)からなる非線形光学結晶素子(6)、例えば水晶
板によって構成された1/4波長板、即ち、複屈折性素
子(16)を順次通って凹面鏡(ダイクロイックミラー
)(3)の反射面において反射され、再度複屈折性素子
(16)、非線形光学結晶素子(6)、レーザーロッド
(4)を順次通ってレーザーロッド(4)の反射面(ダ
イクロイックミラー)Dにおいて反射される。
かくして基本波レーザー光L A 、、1.はレーザ−
ロッド媒質(4)の反射面(ダイクロイックミラー)D
及び凹面鏡(3)の反射面間に形成された共振光路を往
復するように共振動作し、これにより反射鏡D及び(3
)間に共振器R3が構成される。
ここで複屈折性素子(16)は、光の伝播方向に垂直な
面内において、第18図に示すように、異常光方向屈折
率n e (71の方向が、非線形光学結晶素子(6)
の異常光方向屈折率n、、)の方向に対し方位角θ=4
5°だけ傾くような光軸位置に設定される。
以上の構成において、基本波レーザー光L A nuは
共振光路を通って非線形光学結晶素子(6)を通過する
際に第2高調波レーザー光LAf2い、を発生させ、こ
の第2高調波レーザー光L A +zw+が凹面鏡(3
)を透過して、出力レーザー光LAOLI7として送出
される。
この状態において基本波レーザー光L A (11+を
形成する各光線は、非線形光学結晶素子(6)に対して
方位角θ=45°だけ傾いた方位に設定された複屈折性
素子(16)を通ることにより、共振器の各部における
レーザー光のパワーは所定のレベルに安定化される。
この第17図について説明した従来例における実験結果
は次の通りである。
即ち、レーザーダイオード(1)によってNd:YAG
から成るレーザーロッド(4)を励起するようになされ
た共振器R3内に、K T P (KTiOPOn)か
らなる非線形光学結晶素子(6)及び共振R3器の基本
波レーザー光LA+w+  (波長1.06 Cμm)
 )の波長に対して1/4波長板からなる複屈折性素子
(16)を挿入した。
この構成において複屈折性素子(16)を方位角θ(第
18図)をθ−0°の第1の状態(すなわち複屈折性素
子(16)の異常光方向の光学軸を非線形光学結晶素子
(6)の異常光方向の光学軸と一致させた状態)と、方
位角θをθ−45°に回転させた第2の状態とにおいて
、それぞれ基本波レーザー光L A (ur の異常光
成分Ee(W+及び常光成分E 6 (w) −。
並びに第2高調波レーザー光L A 12w)をそれぞ
れフォトディテクタで検出した。
その結果θ−〇°の第1の状態における基本波レーザー
光L A +w+ の異常光成分E、い)及び常光成分
E。、8.はそれぞれ第19図A及びBに示すように、
時間tの経過に従って不安定な変化を示した。
ここでその変化の仕方は、異常光成分E□い、及び常光
成分E。、。が、互いにモード競合を起こしていると考
えられるような相関性をもっていることが分かった。
このように、パワーレベルが時間の経過に従って不安定
に変動する基本波レーザー光L A ($=1 に応じ
て発生した第2高調波レーザー光LA+2w+の出力P
 (zw+は第19図Cに示すように、高い周波数成分
から低い周波数成分まで亘ってパワーレベルが大きく変
動するような不安定な変動を呈することがわかった。
これに対して複屈折性素子(16)の方位角θをθ−4
5°に設定した第2の状態にすると、基本波レーザー光
L A’ +w+ の異常光成分Ee(W)及び常光成
分E o (urは第20図A及びBに示すように、夫
々時間tの経過に従ってほぼ一定値を呈するように安定
化し、この安定化された基本波レーザー光LAf。
によって生じた第2高調波レーザー光L A (211
1の出力P (zw+は第20図Cに示すように略一定
値に安定化することが分かった。
ここで共振光路を通って共振動作する基本波レーザー光
I、A+111 は偏光素子等により直線偏光されてい
ないので、当該基本波レーザー光L A ollは互い
に直交する2つの固有偏光を基本波モードとなし、さら
にその2モ一ト間での位相関係に相関のないランダム偏
光になる。
このような基本波レーザー光L A tu+ によって
第2高調波レーザー光L A +zw+を非線形光学結
晶素子(6)内に発生させると、一般にその出力P (
ZWIは、 P nl、、)CCd2・P、、un  PofWl 
   ・・−(3)のように、非線形結晶内の基本波レ
ーザー光L A Lll。
の異常光成分の出力P、い)と常光成分の出力P。開と
の積に比例するような値になる。ここでd2は比例定数
である。
ところが(3)式のように出力P(28,が異常光成分
の出力P、l、I、及び常光成分の出力P。−6の積で
表されるようなときには、2つの固有偏光(すなわち異
常光成分でなる偏光及び常光成分でなる偏光)間にカッ
プリングが生じ、2つの偏光間にエネルギーのやりとり
が生ずる。
このように非線形光学結晶素子(6)内において2つの
偏光すなわち異常光成分及び常光成分間にエネルギーの
やりとりが生ずると、当該異常光成分及び常光成分の出
力Pa(W)及びPotヮ、が時間tの経過に従って変
動し、その結果、非線形光学結晶素子(6)において発
生される第2高調波の出力P f2W+も不安定になる
即ち、複屈折性素子(16)の方位角θを、θ−〇。
に設定した構成においては、出力レーザー光LAour
ば第21図Aに示すように実用上使用し得ない程度に大
きなエネルギーのノイズ成分が含まれている。
そのノイズスペクトラムは第21図Bにおいて曲線に1
で示すように、例えば周波数r = 5 (MHz)程
度の周波数で約53〔dB]程度のノイズを含んでいる
ことが分かった。
これに対して複屈折性素子(16)の方位角θをθ−4
5°に設定した構成においては、出力レーザ光1−Ao
utは第22図Aに示すように、実用上ノイズ成分を十
分に抑圧して安定化された信号が得られ、そのノイズス
ペクトラムは第22図Bにおいて曲線に2で示すように
、例えば周波数f−5〔旧(z)においてS/Nが約8
0 [dB]程度に改善されていることが分かった。
このような実験結果から、第17図の固体レーザー発振
器によれば、非線形光学結晶素子(6)内においてタイ
プIIの位相整合条件の下に第2高調波レザー光L A
 +2.1.を発生させるにつき、複屈性性素子(16
)の方位角θをθ−45°に設定したことにより、共振
器R3の共振光路を伝帳する基本波レーザー光L A 
、、1.の2つの伝播間にカップリング現象を生じさせ
ないように抑制することができ、その結果第2高調波レ
ーザー光L A tzu、からなる出力レーザー光LA
OLI7を安定化することができる。
かくして、共振器の共振光路内を互いに直交する2つの
固有偏光を基本波モードとなし、さらにその2つのモー
ド間での位相関係に相関のないランダム偏光の基本波レ
ーザー光L A (−1を共振動作させることができる
ので、余分な偏光子を介挿する必要性をなくし得、この
分全体としての構成を一段と簡易化し得る。
第17図の場合のように、非線形光学結晶素子(6)に
おいてタイプ■の位相整合条件の下に第2高調波レーザ
ー光LA+zw+を発生ずる場合、複屈折性素子(16
)を方位角θ−45°の方位角位置に挿入することによ
り、共振動作が安定化するのは、理論上、次の理由によ
る。
すなわち共振器R3内においては次式 %式%) dG2 m−(βI2+β2111+t ) G2+G2’・・
・・(7) で表される2つのモードが存在するときのレート方程式
が成り立つ。ここでて。は共振器の往復時間、τ、は螢
光寿命、α、及びα2はそれぞれ2つのモードにおける
損失係数、ε、は各モード自身の第2高調波発生に起因
する損失係数、ε2は2つのモード間の和周波発生に起
因する損失係数、βはサチュレーションパラメータ、G
Io及び02゜は夫々2つモードにおける小信号ゲイン
、■、及びI2はそれぞれ2つのモードにおける光強度
、G1及びG2はそれぞれ2つのモードにおけるゲイン
、β、2及びβ21はそれぞれ2つのモードにおけるク
ロスサチュレーションパラメータである。
このレート方程式に関連して、共振器における不安定の
原因として多重縦モード間のカップリングが原因である
ことを指摘した論文がある。すなわちr larg”−
^mplitude fluctuations du
e t。
1ongitudinal  mode coupli
ng  in  diode−pumpedintra
cavity−doubled  Nd:YAG  L
a5ers  J  、 T、Baer著、Journ
al of 0ptical 5ociety of 
America社発行、Vol、3 、No’、9/S
eptember1986/J、Opt、Soc。
Am、B、第1175頁〜第1180頁には、多重樅モ
ード間のカップリングについてのシー1一方程式が開示
されている。
この論文のシー1一方程式は2つの固有偏光モート′に
も同じように適用し得ると考えられ、かくして当該2つ
の固有偏光モードについて(4)弐〜(7)式%式% ところで(4)弐〜(7)式のうち特に(4)式及び(
6)式は2つの固有偏光モードをそれぞれの光強度I、
及びI2をもつ乗算項(−2ε211I2)を含んでお
り、従って、一般に共振器の内部における2つの固有偏
光モードの光強度は互いにカップリングした状態になる
。因に(4)式及び(6)式は、光強度11(又はIz
)が変動ずれば、これに応じて光強度I z’(又はI
、)が変動する関係にあることを表している。
ところがこの乗算項一2ε2■II2の係数ε2は、複
屈折性素子(16)の方位角θをθ=45°に選定した
ときε2−0になり、これに対して方位角θがθ≠45
°の場合には係数ε2がO以外の値を持つことを以下に
述べるようにして証明でき、この条件の下では、(4)
式及び(6)式のレート方程式から乗算項一2ε2I、
I2を消去できることにより、(4)式及び(6)式に
よって表される共振動作を安定化さゼることができると
考えられる。
先ず方位角θがθ≠45°の場合の一般的な条件の一例
として、θ−0°に選定した場合を検嗣する。
このとき非線形光学結晶素子(6)に入射する光の2つ
の固有偏光の電場ベクトルE1及びE2は、第23図に
示すように、非線形光学結晶素子(6)の常光軸0及び
異常光軸eと一致する状態で入射する。
従って当該入射した電場ベクトルE1及びE2を非線形
光学結晶素子(6)の常光軸0をX軸、異常光軸eをy
軸としてジョーンズベクトルによって表せば になる。ここでジョーンズベクトルは、位相項を省略し
て係数のみによって表示することとする。
このようにすると、共振器CA、V内の基本波レーザー
光LAz。のパワーの時間平均値P fW+ はP (
w) =  E、  ”+1E2 −Pl+P2             ・・・・(1
0)のように電場の強さEl及びE2の2乗の和として
表すことができる。
ここで(El+E2)”、E、″、E2″は(E、十E
z)、El、E2の共役ベクトルである。
囚に(10)式において時間平均値E 1及びI7は、 乗算し合う項が強い相関がある値の場合、すなわち1乙
、及びE2の場合、その時間平均はE1E1* −1P
、112三P1   ・・・・(11)■尤zYF:z
’″ −=lE212EP2  ・・・・(12)にな
る。これに対して、E + E 2”及びE2El”の
場合は、乗算し合う項によって表される電場I2.1及
びE、は互いに直交する2つの固有偏光モードそれぞれ
の電場成分であり、さらにその2モー1−’間での位相
関係に相関のないランダム偏光のために互いに相関がな
くなり、その結果時間的平均値はE、l尤2″−0・・
・・(13) E2+凡、m=Q         ・・・・(14)
のようにOになる。
次に第2高調波レーザー光L A 、2r+の電場E+
zい、は、クイプ■の位相整合の場合、次式 %式%(15) によって表すことができる。ここでdは非線形光学結晶
素子(6)の非線形変換効率である。
そして第2高調波レーザー光L A Hwlのパワの時
間平均値P +29.は P C2111−(d E+Ez)(d E I”E2
”)−I2 E、  2.  E2 −d2P、P2         ・・・ (16)の
ように2つの固有偏光のパワーP1及びP2の積によっ
て表すことができる。この場合にも(11)弐〜(14
)式の関係が成り立つ。
かくして方位角θがθ−0°の場合の共振器のパワーは
、(10)式について表される基本波レーザー光L A
 Iい、についてのパワーp、−1−P2と、(16)
式によって表される第2高調波レーザー光I、A (2
1,11のパワーd2P、P2との和になる。
この関係を(4)及び(6)式と比較すると、(4)式
及び(6)式における光強度1.及びI2は、(10)
式及び(16)式のパワーP1及びP2と同し意味をも
っており、(4)式は光強度Ilの項[すなわち(Gα
1)11コと、1.2の項(すなわち−ε+ I +”
)と、11及びI2の乗算項(すなわち−2ε2I−の
とを含め、また(6)式はI2の項(すなわちε+ +
 2”)と、II2の乗算項(すなわち−2ε2111
2)とを含んでいる。
そこで(4)式及び(6)弐の和においてε、をC1−
〇に設定したとき、(4)式及び(6)式の和は、(1
0)式及び(16)式の和と同し項をもつことになるこ
とが分かる。
このことは、複屈折性素子(7)の方位角θをθ−〇°
に設定することば、(4)式及び(6)式の一般式にお
いて定数ε、をC1−Oに設定したことと等価になるこ
とを意味している。しかしこのように、方位角θをθ−
0°に選定したとき、2つの基本波モードそれぞれの光
強度■1及びI2の乗算項2821112はε2≠0で
あるので消去できず、従ってこの方位角θ−〇°のとき
(4)弐及び(6)式のレート方程式によって表される
共振器の共振動作は安定化できないごとになる。
次に第17図の固体レーザー共振器において、複屈折性
素子(16)の方位角θをθ−45°に設定すると、こ
のことば、第24図に示すように、共振器内の基本波レ
ーザー光L A +、1)の固有偏光E1及び常光軸e
に対してθ−45°だけ回転した方位角位置に設定され
ることを意味する。このことば以下に述べる関係から(
47)式によって証明される。
その結果固有ヘクトルE、及びE2は次式のようなジョ
ーンスヘクトルによって表すことができる。
そこで共振器CAVの基本波レーザー光L A +u、
のパワーP (Il+ の時間平均値P (Wl  は
、(10)弐〜(14)式について上述したと同様にし
て=  E   2+Ez =P、+P2 のように表すことができろ。
これに対してタイプIIの位相整合条件の下に発生ずる
第2高調波レーザー光L A nw)の電場E +zW
は常光軸0及び異常光軸eの成分を基準にして次式 %式% この(20)式から第2高調波レーザー光LA+2い。
のパワーP (zw+の時間平均値P (zw+は■ d2( E。
4+ ・・・・(21) のように表すことかできる。ここで、 EI”E I” = l EIl ’= P +”  
  ・・・・(22)E2”E 2′T2’−I E2
1 ’: P 2”    ・・・・(23)E、zE
、”   =0                  
      ・・ ・・ (24)E、”E、*2=0
           ・・・・(25)である。
因に(21)式のEI”EI”及びE2B2″2の項は
、互いに強い相関をもつE、及びE1′、並びにE2及
びE2′Tを乗算した式をもっているので、その時間平
均値は0にならずにパワーP1及びP2の2乗になる。
これに対して、電場E、、E2”及びE 2 、E I
” 2は互いに直交する2つの固有偏光モードの各々の
電場成分であり、さらにその2モ一ド間での位相関係に
相関のないランダム偏光のために互いに相関がないこと
に基づいて、E、2E、*zの項及びE2”El”の項
の時間平均値は0になる。
このように、複屈折性素子(16)の方位角θをθ−4
5°に設定したときの基本波レーザー光L A 、、、
のパワーP (W)の時間平均値P +w+  ((1
9)式)と、第2高調波レーザー光L A tzurの
パワーP (zw+のの時間平均値P (21=) (
(21)式)の和を(4)式及び(6)式の和と比較し
てみると、(4)弐及び(6)式において光強度11及
び■2の乗算項の係数ε2をε2−〇と置いたとき(1
9)式及び(20)式の和の各項が(4)式及び(6)
式の和の各項と1対1の関係で対応することが分かる。
このことは、第17図の複屈折性素子(16)の方位角
θをθ−45°に設定したことは、−殺伐として表され
ている(4)式及び(6)式において係数ε2をε2−
〇と置いたことと等価であることを意味している。そし
てこのような条件を設定できれば、(4)式及び(6)
式において2つの基本波モードそれぞれの光強度Il及
び■2との積で表される項が生じないようなレート方程
式で表される共振状態が得られることにより、2つの基
本波モードそれぞれの光強度11及び12間の第2高調
波発生を通してのエネルギーの授受を生しさせないよう
にでき、かくして基本波レーザー光LAI。に従って第
2高調波レーザー光L A tzurを安定化すること
ができると考えられる。
このような条件は、複屈折性素子(16)として、方位
角θがθ−45°でありかつ光が通過する際に生ずる位
相量ΔがΔ=90°であるものを選定することにより成
り立たせることができる。
すなわち第25図に示すように、基本波レーザー光LA
、。が非線形光学結晶素子(6)を通過する際に複屈折
によって位相量δだけ位相がずれるとすれば当該偏光状
態は次式 %式%(26) のようにジョーンズマトリクスC(δ)によって表すこ
とができる。
また複屈折性素子(16)を方位角θだけ回転させたこ
とにより基本波レーザー光L A nn が受ける偏光
状態は次式 ・・・・(27) のようにジョーンズマトリクスR(θ)として表すご七
ができる。
さらに複屈折性素子(16)によって基本波レーザ光■
、△、11.が位相量Δだけ旋光されるような偏光状態
を次式 %式%(28) のようにジョンズマトリクスC(Δ)によって表すこと
ができる。
そこでレーザーロンド(4)から射出した基本波レーザ
ー光L A Lll、が順次非線形光学結晶素子(6)
、複屈折性素子(16)を通って凹面鏡(3)の入射面
に入射し、当該人別面によって反射されて再度複屈折性
素子(16)、非線形光学結晶素子(6)を通ってしザ
ーロッド(4)側に射出するまでの偏光状態の変化は次
式 %式%)() で表されるジョーンズマトリクスMによって表現し得る
(29)式に(26)弐〜(28)式を代入ずれば、当
該光学系の偏光状態を表ず71−リクスMは次式%式%
(30) ここで(29)式の右辺第2項〜第5項のジョーンズマ
トリクスをマトリクスM1として演算すれば、M1=R
(θ)C(Δ)C(Δ)R(−θ)=R(θ)C(2Δ
)R(−〇) になり、 この演算結果を(29)式に代入ずれば、(δ) ・Ml ・C(δ) 1exp(i δ/2)isinΔ5in2θ ・・・・(32) が得られる。
ここで偏光状態を表すマトリクスMを 9 へ と置き、 固有ヘクトルXに対する固有値λを求める。
MX−λX ・・・・(34) を満足する固有値λは、 次式、 で表される行列式を満足するはずであるから、これを開
けば (A、−λ)(D−λ) −BC=O・−・・(36)
λ”−(A十D) λ+AD−BC=0・・・・(37
) のようにλについての2次方程弐を解けば良いことが分
かる。(37)の式の解は ・・・・(38) になる。
ここでA+Dは(32)式及び(33)式よりA +D
 =exp(iδ) (cosΔ+i sinΔcos
2θ)十exp(−iδ) (cosΔ−1sinΔc
os2θ)=2cosδcosΔ +1sinΔcos2θ(2isinδ)=2(CO3
δcosΔ−5inδsinΔcos2θ)・・・・(
39) のように整理し得、またAD−BCは次式%式% のように整理し得る。
そこで(39)式及び(40)式を(38)式に代入す
れば、固有値λは λ= −(cosδcosΔ−5inδsinΔcos
2θ)・・・・(41) になる。
そこで固有ヘクトルXはそのX成分をx=1と置けば、
次式のように表すことができる。
ところで第17図の固体レーザー発振器において複屈折
性素子(16)の方位角θはθ−45°に選定され、か
つ複屈折性素子(16)の位相角ΔはΔ−90’に選定
されている。
そこで(32)式及び(33)式に θ−45°       旧・(43)Δ−90°  
        ・・・・(44)を代入すると、偏光
状態を表すマトリクスMはになると共に、固有値λは(
41)式がらλ=±i        ・団(46)に
なり、結局固有ヘクトルXは として求めることかできる。
このような結果から、(43)式及び(44)弐につい
で上述したように、方位角θをθ−45°に設定し、し
かもその位相量Δを△−90°に設定ずれば、このこと
は、共振器CAV内の基本波レーザー光L A +、l
+ の固有偏光ヘクl−ルE1及びR2が、非線形光学
結晶素子(6)にレーザー媒質2側から入射する時、非
線形光学結晶素子(6)の常光軸0及び異常光軸eに対
して45°だけ回転した方位に設定されることを意味す
る。
以上のように理論的に検G・Iした結果、複屈折性素子
(16)の方位角θをθ−45°に特定したことにより
共振器CAVの基本波レーザー光L A +u+ 従っ
て第2高調波レーザー光L A uW+を安定化し得る
ことが分かる。
■〕 発明が解決しようとする課題 上述した第17閣に示した従来の固体レーザ発振器によ
れば、レーザー媒質(レーザー媒質ド)(4)において
発生した基本波レーザー光を共振器RS内に設けた非線
形光学結晶素子(6)を通過するように共振動作させる
ことにより、ノイズIIの第2高調波レーザー光を発生
させると共に、基本波レーザー光の2つの偏光モート”
間の和周波発生によるカップリングを抑制する光学手段
、即ち、複屈折性素子(1/4波長板) (1,6)を
共振器R3内に設りたので、基本波レーザー光の2つの
偏光モー 1’間の和周波発生によるカップリングか抑
制されるので、発振の安定化を図ることができる。
しかしながら、かかる従来の固体レーザー発振器では、
基本波レーザー光の同一偏光モード内に縦マルチモート
が存在すると、同一偏光モード内でモードカップリング
に起因するモートホップノイズが発生ずる虞がある。
かかる点に鑑の、本発明は基本波レーザー光の同一偏光
モード内でのモートカンプリングに起因するモートポツ
プノイズの発生を防止することができ、発振の安定化を
回ることのできる固体レーザー発振器を提案しようとす
るものである。
E 課題を解決するだめの手段 本発明による固体レーザー発振器は、レーザ媒質(4)
 L:おいて発生した基本波レーザー光を共振器RS内
に設iJた非線形光学結晶素子(6)を通過するように
共振動作させるごとにより、タイプIIの第2高調波レ
ーザー光を発生させると共に、基本波レーザー光の2つ
の偏光モート−間の和周波発生によるカップリングを抑
制する光学手段(18)を共振器R3内に設けた固体レ
ーザー発振器においで、基本波レーザー光の2つの偏光
モートを、夫々単一の縦モートで発振させる光学手段(
28)と、基本波レーサー光の2つの偏光モートの発振
強度が同一に成るように共振器R3の実効共振器長を制
御する制御手段(2]、、22,23,24,25.2
7) とを設けて構成したものである。
F 作用 かかる本発明によれば、光学手段(28)を設けたこと
によって、基本波レーザー光の2つの偏光モI・が、夫
々単一の縦モートで発振すると共に、制御手段(2]、
22.23,24.25.27)によって、基本波レー
ザー光の2つの偏光モー]−の発振強度が同に成るので
、基本波レーザー光の同一偏光モー1内でのモードカッ
プリングに起因するモートポ。
プノイズの発生が防止され、発振の安定化を財ることが
できる。
G 実施例 以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
G、実施例の全体の構成 先ず、第1図を参照して、実施例の固体レーザー発振器
を説明する。この固体レーザー発振器は、共振器内に発
生する基本波レーザー光に対して2倍の周波数を有する
第2高調波レーザー光を発生し、基本波レーザー光及び
第2高調波レーデ−光間にタイプIIの位相条件を成立
させるようにしたものである。
R3は共振器を示し、これは第1図において、左から右
に向かって順次配された凹面鏡(ダイクロイツクミラー
) (17)、水晶等から成る1/4波長板(複屈折性
素子) (18)、レーザー媒質としてのレーザーロッ
ド(Nd:YAGから成る)(4)、非線形光学結晶素
子(K T P (KTiOP a> (1つの光学軸
を有する一軸結晶)から成る)(6)及び平面鏡(ダイ
クロイックミラー) (19)から構成されている。
(1)はレーザーダイオードで、これよりの波長が80
8nm 、出力が2001の励起用レーザー光が、対物
レンズ(15)によって集束せしめられて、凹面鏡(1
7)及び1/4波長板(18)を通じて、レーザーロッ
ド(4)内の点Pにおいて焦点を結ぶように入射せしめ
られる。これによって、レーザーロッド(4)から、波
長が11064nの基本波レーザー光(赤外光)が発生
する。
1/4波長板(18)は、光の伝播方向に垂直な面内に
おいて、その異常光方向の屈折率の方向が、光学結晶素
子(6)の異常光方向の屈折率の方向に対して、方位角
が45°傾くような光軸位置に設定される。
凹面鏡(17)は、波長が808nmの光に対し高い透
過率を有し、波長が夫々11064n及び532nmの
光に対し高い反射率を有する。
平面鏡(19)は、波長が11064nの光に対し高い
反射率を有し、波長が532nmの光に対し高い透過率
を有する。
光学結晶素子(6)は、波長が夫々11064n及び5
32nmの光を透過すると共に、波長が11064nの
基本波レーザー光及びその第2高調波レーザー光、即ち
、波長が11064nのレーザー光の位相整合を行う。
レーザーロッド(4)からの基本波レーザー光LA、。
は、光学結晶素子(6)を通過して、平面鏡(19)の
ミラー面(19m)に入射し、そこで反射されて、光学
結晶素子(6)、レーザーロッド(4)及び1/4波長
板(18)を通じて、凹面鏡(17)のミラー面(17
m)に入射し、ここで反射して、1/4波長板(18)
、レーザーロッド(4)及び非線形光学素子(6)を通
じて、平面鏡(19)のミラー面(19m)に入射して
、ここで反射し、以降かかる動作を繰り返し、これによ
って発振が生じる。そして、この基本波光L A +w
+が光学結晶素子(6)を通過するとき、第2高調波れ
−グー光(緑レーザー光) L A +zw+が発生し
、平面鏡(19)を通過して共振器R3から出力される
尚、基本波レーザー光L A nnは、偏光方向が90
”異なるpモード成分及びSモード成分から成る。
この基本波レーザー光の一部は、平面鏡(19)から共
振器R3の外に出力される。
共振器R3の平面鏡(19)から出力された基本波レー
ザー光LA  及び第2高調波レーザー光LAは、ビー
ムスプリッタ(20)に入射し、第2高調波レーザー光
L A nurはそのま\透過し、基本波レーザー光L
A(。は、ビームスプリッタ(20)の反射面で(20
a)で反射して、その光路が90°偏光せしめられた後
、1/2波長板(21)を通じて、偏光ビームスプリッ
タ(22)に入射する。
平面鏡(19)から出力された基本波レーザー光L A
 tW、のpモード成分及びSモード成分は、紙面に対
し±45°の方向なので、その基本波レーザ光L A 
on の偏光方向を45°回転させてから、偏光ビーム
スプリッタ(22)に入射させて、Pモード及びSモー
ドの偏光を夫々光検出器(23)、 (24)に入射せ
しめ、その各検出出力を制御信号発生回路(25)に供
給して、その検出レベルが等しく成るような制御信号を
出力端子(26)から出力し、この制御信号を後述する
共振器長制御装置に供給する。
G2共振器長制御装置 共振器長制御装置の一例を、第2図を参照して説明する
。共振器長(実効共振器長)制御装置は、共振器R3の
凹面鏡(17)のミラー面 (17m)及び平面鏡(1
9)のミラー面(19m)間の光路長を制御する装置で
、例えば、第2図に示す如く、凹面鏡(17) (平面
鏡(19)も可〕のミラー面(17m)と反対側の面に
貼付されたリング状のPZT等の圧電素子(27)にて
構成し、これに制御信号に基づく直流電圧を印加して、
凹面鏡(17)を共振器R3の光路長方向に移動させる
。共振器長は例えば40mm士数mm程度の範囲で制御
される。
次に、共振器長制御装置の他の例を説明する。
共振器全体又はその一部の部品を、温度の制御可能な箱
に収納し、上述の制御信号発生回路(25)からの制御
信号によって、その箱内の温度を変化させて、共振器R
3の凹面鏡(17)のミラー面(17m)及び平面鏡(
19)のミラー面(]、91N)間の光路長を制御する
次に、共振器長制御装置の他の例を説明する。
第1図の共振器R3内の例えばレーザーロフト(4)及
び非線形光学結晶素子(6)間に、電気光学効果を有す
る電気光学結晶を配し、上述の制御信号発生回路(25
)からの制御信号によって、その電気光学結晶に直流電
圧を印加して、共振器R3の凹面鏡(17)のミラー面
(17m)及び平面鏡(19)のミラー面(19m)間
の光路長を制御する。
次に、共振器長制御装置の他の例を説明する。
共振器R3を構成する1/4波長板(18)、レーザロ
ット(4)又は非線形光学結晶素子(6)に、上述の制
御信号発生回路(25)からの制御信号に応して圧力を
加えて、共振器R3の凹面鏡(17)のミラー面(17
m)及び平面鏡(19)のミラー面(19m)間の光路
長を制御する。
次に、共振器長制御装置の他の例を説明する。
第1図の共振器R3内の例えばレーザーロッド(4)及
び非線形光学結晶素子(6)間に、ウェンジを有する光
学素子を配し、」二連の制御信号発生回路(25)から
の制御信号に応じて、その光学素子を横移動させて、共
振器R3の凹面鏡(17)のミラー面(17m)及び平
面鏡(19)のミラー面(19m)間の光路長を制御す
る。
要するに、第3図Aに示す如く、ゲインカーブ(利得の
周波数特性曲線)CCの最大ゲイン周波数fmに対し、
fm±八fへ2の周波数位置にpモード及びSモードの
各周波数が位置するように、共振器R3の凹面鏡(17
)のミラー面(17m)及び平面鏡(19)のミラー面
(19m)間の光路長を制御するようにすれば良い。
又、第3図Bに示すように、共振器長が1/4波長ずれ
ると、ゲインカーブGCの最大ゲイン周波数fmの所に
、pモード(又はSモード)の周波数が来て、その両側
のSモート(又はpモード)間でモード競合が生じるの
で、共振器長の制御範囲は1/4波長以下が望ましい。
G3共振器の基本波レーザー光の2モードの偏光を、縦
シングルモードで発振させる操作次に、共振器の基本波
レーザー光の2モードの偏光を、酪シングルモードで発
振させる装置に付いて、第4図を参照して説明する。第
4図では、共振器R3のレーザロット 晶素子(6)間に、波長選択機能を有する光学素子とし
てのエタロン(28)を配する。レーザーロッド(4)
がNd:YAGの場合、基本波発振レーザー光の波長は
11064n、そのゲイン周波数幅は約1.80 (G
Hz:]である。縦モード周波数間隔八へは、Cを光速
、I7を共振器長(実効共振器長)とすると、次式のよ
うに表される。
Δf = c / 2 L ここで、■、を40mmとすると、縦モード周波数間隔
へfは、3.75 [G11z)と成る。
さて、共振器R3内には、1/4波長板(18)が設け
られているので、Pモード及びSモード間には、】/4
波長の光路差があるため、pモード及びSモート間には
、八f/2の周波数差が生しる。
4つ 第5図に、レーザーロッド(4)がNd:YAC,の場
合の、基本波レーザー光L A  のゲインカーブ(利
得の周波数特性)CGと、pモード及びSモードの周波
数との関係を図示している。
基本波レーザー光LAL11)のゲインカーブ(利得の
周波数特性)CGと、pモーI・及びSモートの周波数
との関係が第5図に示したものであるとき、固体レーザ
ー発振器のようにホモジニアスライン・ブローディング
(llomogeneous LineBroden−
ing)のレーザー発振器の場合は、ゲインのピークに
最も近いモードの偏光の発振が生じ、そこでゲインは飽
和するために、シングルモード発振が生じる筈であるが
、実際には、ボールハニング効果によって多モード発振
が生してしまう。
ホールバーニング効果とは、第6図に示す如く、定在波
型の共振器の場合、共振器R3中に定在波aが存在し、
その定在波aの節の部分でゲインが十分に飽和しないた
めに、これとは異なるモートの発振すが生じ、即ち、多
モード発振が生しることを言う。
そこで、第4図に示す如く、共振器R3中にエタロン(
28)を挿入すれば、波長による損失の差によって、多
モード発振を抑制することができる。
エタロン(28)は、第7図に示す如く、ガラス又は水
晶の極めて平面度の良い平行平板の両面に、適度の反射
率の金属膜又は誘電体多層膜から成る反射膜(28a)
、 (28b)をコーティングしたものである。
エタロン(28)の透過率Tは、その反射膜(28a)
 。
(28b)の反射率を共にR1全体の厚さをdlその法
線の光路に対する傾きをθ、屈折率をnと夫々すると、 T−(1−R)2/ [(1−R) 2+4 R51n 2(δ/2)]で表
される。ここで、δは δ−(4πndcos θ〕/λ で与えられる。δを2mπ(但し、m−1,2゜3、・
・・・・・・・・)と置くと、透過率Tは1に成る(第
8図参照)。又、透過率Tが1と成る周波数間隔Δfe
は、 Δfe= c /2  n d cos  θで与えら
れる(Cは光速度)ので、第8図に示す如く、Δfeを
、 Δfe−(n+1/2)Δf に選べば、pモード及びSモーV夫々の単一モード発振
が可能と成る。
pモード及びSモードの発振がバランスするためには、
第9図に示す如く、ゲインGが最大ゲインG maxと
成る周波数fmに対し、その両側にfe/2だけ離れた
周波数の所に透過率のピークが来るようにすれば良い。
そして、エタロン(28)の厚さdは、光路長で1mm
程度にずれば、Δfeは150(GH2)と成り、2発
振が可能と成る。又、エタロン(28)の両面の反射率
Rを50%程度にすれば、十分に隣接モードの抑圧が可
能と成る。
さて、共振器R3の共振器長を短くして行+3ば行く程
、モード間隔周波数Δfはどんどん広がる。
例えば、共振器長を光路長で1mm程度にすれば、モー
ド間隔周波数Δfは150 (GHz)と成り、レーザ
ーロッド(4)がNd:YAGの場合のゲイン幅180
 (G11z)に対して、2モードのみの発振も可能と
成る(第10図)。従って、このような場合には、エタ
ロンを共振器R3内に設けなくても、pモート及びSモ
ード発振をバランスさせることができる。
第1図に示したように、共振器R3の凹面鏡(17)及
びレーザーロッド(4)間に1/4波長板(18)が設
けられいるが、この場合、非線形光学結晶素子(6)で
発生する複屈折が0°であれば、固有偏光は±45°の
方向と成り、更に、その位相は1/4波長板(18)を
通過した後、90°ずれている(第11図)。この位相
ずれは、平面鏡(19)に近づくに従って、0°に近づ
くが、レーザーロッド(4)が、1/4波長板(18)
に接近した位置に設けられていれば、pモード及びSモ
ード発振の90°の位相差によって、pモード及びSモ
ードが夫々1モ一ド発振し、このようにすれば、空間ホ
ールバーニング効果を解消することができる。従って、
このような場合には、エタロンを共振器R3内に設けな
くても、又、共振器R3のモード周波数間隔Δfを大き
くしなくても、ゲインカーブGCのゲインが最大と成る
周波数付近での2モ一ド発振が可能と成る(第12図)
尚、非線形光学結晶素子(6)の複屈折を0°にするに
は、第13図又は第14図に示す如く、非線形光学結晶
素子(6)にウェッジを設ければ良い。即ち、第13図
及び第14図に示す如く、非線形光学結晶素子(6)の
レーザーロッド(4)とは反対側の端面(6^)に、基
本波レーザー光L A +w+ の光路LPSに対して
、所定の角度だけ傾斜した傾斜面を形成し、他方の端面
(6B)は第13図に示すように光路LPSに対し垂直
な面と成るようにするか又は第14図に示すように所定
の角度だけ傾斜した傾斜面を形成する。
又、ホールバーニング効果を低減するには、第15図に
示す如く、レーザーロッド(レーザー媒質)(4)のレ
ーザーダイオード(1)側の端面に金属、誘電体多層膜
等をコートシて、ミラー面(4a)を形成するようにし
ても良い。このミラー面(4a)は第1図の凹面鏡(1
7)に代わるもので、ここではミラー面(4a)が平面
ミラー面であるので、平面鏡(19)の代わりに凹面鏡
を設けることに成る。ミラー面(4a)が凹面ミラー面
である場合には、平面鏡(19)はそのままで良い。こ
のように、レーザー媒質の一方の端面にミラー面(4a
)が形成されていると、その不飽和ゲイン部分はどのモ
ートへの寄与もてきないため、多モード発振が抑制され
る。
その理由を以下に説明する。第15図に示す如く、レー
ザ−ロフト(4)内の波長が71の定在波に対し、別の
モートの波長がλ2の定在波を考え、波長がλ2の定在
波の節が、ミラー面(4a)のところで、波長がλ、の
定在波の節と一致した後、その位置から長さI。だげ離
れた位置で、波長がλ2の定在波の腹が、波長がλ1の
定在波の節と一致したとする。かくすると、レーザーロ
ン]べ4)の屈折率をn、mをm=1.2,3.  ・
・・とすれば、nffo−(λ、/2)m nAo=(λ2 / 2 )  (m + 1 / 2
 )の2式が成立し、これから△λ(−λ1−λ2)は
、 Δλ−λ+”/4nff。
と成る。この式から、poが例えばf!、。#0.5m
mであるとすると、ΔλばΔλ#0.3nmと成り、従
って、波長がλ1の定在波に対し、ΔλがΔλ〈0.3
amと成る波長がλ2の定在波のモードに関しては、不
飽和ゲイン部の寄与は殆どないことに成り、波長がλ2
の定在波は発生せず、即ち、多モード発振は抑制される
ことに成る。
I] 発明の効果 上jホせる本発明固体レーザー発振器によれば、基本波
レーザー光の2つの偏光モートが、夫々単一の縦モード
で発振すると共に、基本波レーザー光の2つの偏光モー
ドの発振強度が同一に成るので、基本波レーザー光の同
一偏光モード内でのモトカップリングに起因するモーI
Sホップノイズの発生が防止され、発振の安定化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体の構成を示す配置V、第
2図は共振器長制御装置を示す配置図、第3図は共振器
の光路長の説明図、第4図し」本発明の他の実施例の一
部を示す配置図、第5図はゲインとp、sモートとの関
係を示す図、第6Mはボールバーニング効果の説明図、
第7図はエタIコンの構造を示す断面図、第8図及び第
9図は夫々エタロンの説明図、第10図は共振器長の短
い共振器の説明図、第11図はポールバーニング効果低
減の説明図、第12図は]モート発振の説明図、第13
図及び第14図はそれウェッジを有する非線形光学結晶
素子を示す断面図、第15図は本発明の他の実施例を示
す断面図、第16図及び第17図しJ従来例を示す配置
しj、第18図はその複屈折性素子の方位角の説明図、
第19関〜第22図は実験結果を示す曲線図、第23図
及び第24図は夫々方位角θを夫々O。 及び45°に設定した場合の固有偏光の状態を示す図、
第25図ム」共振器における基本波レーザー光偏光状態
の説明図である。 (1)はレーザーダイオ−l”、R3は共振器、(4)
はレーザーロフト(レーザー媒質)、(6)は非線形光
′−γ結晶素子、(j7)は凹面鏡、(18)は1/4
波長板(複屈折性素子) 、(19)は平面鏡、(20
)はビーl、スプリンタ、(21)は]/2波長板、り
22)は偏光ヒームスプリンタ、(23) 、 (24
)は夫々光検出器、(25)は制御信号発生回路、(2
7)は圧電素子(共振器長制御装置)である。 代 理 人 松 隈 秀 成 山 尤− 十一丁:( −ノ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 レーザー媒質において発生した基本波レーザー光を共振
    器内に設けた非線形光学結晶素子を通過するように共振
    動作させることにより、タイプIIの第2高調波レーザー
    光を発生させると共に、上記基本波レーザー光の2つの
    偏光モード間の和周波発生によるカップリングを抑制す
    る光学手段を上記共振器内に設けた固体レーザー発振器
    において、 上記基本波レーザー光の2つの偏光モードを、夫々単一
    の縦モードで発振させる光学手段と、上記基本波レーザ
    ー光の2つの偏光モードの発振強度が同一に成るように
    上記共振器の実効共振器長を制御する制御手段とを設け
    たことを特徴とする固体レーザー発振器。
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