JP3066966B2 - レーザ光源 - Google Patents

レーザ光源

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JP3066966B2 JP63046594A JP4659488A JP3066966B2 JP 3066966 B2 JP3066966 B2 JP 3066966B2 JP 63046594 A JP63046594 A JP 63046594A JP 4659488 A JP4659488 A JP 4659488A JP 3066966 B2 JP3066966 B2 JP 3066966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術 D発明が解決しようとする問題点 E問題点を解決するための手段(第1図、第2図、第7
図) F作用(第1図、第7図) G実施例 (G1)第1の実施例(第1図、第2図) (G2)実験結果(第3図〜第6図) (G3)理論的検討(第8図〜第10図) (G4)第2の実施例(第7図) (G5)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はレーザ光源に関し、特に安定性良く基本波レ
ーザ光から第2高調波レーザ光を発生させるようにした
ものである。
B発明の概要 本発明は、非線形光学結晶素子によつて第2高調波レ
ーザ光を発生するようになされたレーザ光源において、
基本波レーザ光の共振光路に複屈折性素子を挿入するこ
とにより、出力レーザ光として射出する第2高調波レー
ザ光を安定化させることができる。
C従来の技術 従来、レーザ光源の共振器内に発生する基本波レーザ
光に対して2倍の周波数を有する第2高調波レーザ光を
発生させることにより、短波長のレーザ光を射出し得る
ようにしたレーザ光源が提案されている(実開昭48−93
7845号公報)。
この種のレーザ光源は、レーザ媒質を含む共振器内部
の非線形光学結晶中において、基本波レーザ光に対して
第2高調波レーザ光を位相整合させることにより、効率
良く第2高調波レーザ光を取り出すことができる。
位相整合を実現する方法としては、基本波レーザ光及
び第2高調波レーザ光間にタイプI又はタイプIIの位相
整合条件を成り立たせるようにする。
タイプIの位相整合は、次式、 のように、基本波レーザ光の常光線を利用して、同一方
向に偏光した2つの光子から周波数が2倍の1つの光子
を作るような現象を生じさせることを原理とするもの
で、基本波レーザ光の偏光方向を、例えば偏光型ビーム
スプリツタ等の偏光素子を用いて非線形光学結晶素子の
方向に合わせるように偏光させて入射させるようにすれ
ば、原理上非線形光学結晶素子から射出した基本波レー
ザ光の偏波成分(p波成分及びs波成分)(これを固有
偏光と呼ぶ)の位相変化を生じさせないようにでき、か
くして共振器内部において共振動作する基本波レーザ光
によつて第2高調波レーザ光の発生動作を安定に継続さ
せることができる。
これに対してタイプIIの位相整合は、互いに直交する
2つの基本波固有偏光を非線形光学結晶素子に入射する
ことにより、2つの固有偏光についてそれぞれ位相整合
条件を成り立たせるようにするもので、次式 のように、基本波レーザ光は非線形光学結晶素子の内部
において常光線及び異常光線に分かれて第2高調波レー
ザ光の異常光線に対して位相整合を生じる。
なお(1)式及び(2)式において、no(w)及びne(w)
は、基本波レーザ光(周波数f=w)における常光線及
び異常光線に対する屈折率、no(2w)及びne(2w)は第2高
調波レーザ光(周波数f=2w)における常光線及び異常
光線に対する屈折率である。
D発明が解決しようとする問題点 ところが、タイプIIの位相整合条件を用いて第2高調
波レーザ光を発生させようとする場合、基本波レーザ光
が非線形光学結晶素子を繰り返し通るごとに基本波レー
ザ光の固有偏光の位相が変化するため、第2高調波レー
ザ光の発生を安定に継続し得なくなるおそれがある。
すなわちレーザ媒質において発生された基本波レーザ
光が共振動作によつて非線形光学結晶素子を繰り返し通
過するごとに、直交する固有偏光(すなわちp波成分及
びs波成分)の位相がそれぞれずれて行けば、共振器の
各部において基本波レーザ光が効率良く互いに強め合う
ような定常状態が得られなくなることにより強い共振状
態(すなわち強い定在波)を形成できなくなり、結局基
本波レーザ光の第2高調波レーザ光への変換効率が劣化
すると共に、第2高調波レーザ光にノイズを生じさせる
おそれがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、タイプ
IIの位相整合条件を満足する状態において、共振器内部
において基本波レーザ光が安定に共振動作をし得るよう
にしたレーザ光源を得ようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第1の発明においては、
レーザ媒質2の端面に集束光である励起光LA1を基本波
レーザ光LA(w)の互いに直交する2つの固有偏光モード
にほぼ一致するように照射することによつてレーザ媒質
2において発生した互いに直交する2つの固有偏光モー
ドをもつ基本波レーザ光LA(w)を共振器CAV内部に設けら
れた非線形光学結晶素子6を通過するように共振動作さ
せることにより、第2高調波レーザ光LA(2w)を発生させ
るレーザ光源にあつて、共振器CAVの共振光路に複屈折
性素子7を挿入して、基本波レーザ光LA(w)の偏光面を
回転させながら共振器CAVを往復させることにより、互
いに直交する2つの固有偏光を基本波モードとなし、さ
らに非線形光学結晶素子6の光学軸に対する複屈折性素
子の光学軸の方位角θ及び2つの固有偏光間に生ずる位
相量Δを、基本波レーザ光LA(w)の2つの固有偏光間に
第2高調波レーザ光の発生時にエネルギーの授受を生じ
させないような値に、選定するようにする。
これに加えて、第2の発明においては、レーザ媒質
2、非線形光学結晶素子6及び複屈折性素子7を密接さ
せて順次重ね合わせるように一体に構成するようにす
る。
F作用 第1の発明においては、複屈折性素子7を挿入して固
有偏光間の第2高調波発生を通じてエネルギーの授受を
生じさせないようにしたことにより、共振光路9を共振
動作する基本波レーザ光LA(w)、従つて第2高調波レー
ザ光LA(2w)を安定化することができる。
かくするにつき、第2の発明によれば、レーザ媒質
2、非線形光学結晶素子6、複屈折性素子7を密接させ
るように一体に構成したことにより、レーザ光源を全体
として小型化し得ると共に、一段と変換効率が高いレー
ザ光源を得ることができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 第1図において、1は全体としてレーザ光源を示し、
例えば固体レーザとしてNd:YAGを用いたレーザ媒質2を
有し、その入射面2Aに対して、励起用半導体レーザ3か
ら射出された励起用レーザ光LA1がコリメータ4、対物
レンズ5を通つて入射されることにより、基本波レーザ
光LA(W)を発生する。
この基本波レーザ光LA(W)は、例えばKTP(KTiOPO4
でなる非線形光学結晶素子6、例えば水晶板によつて構
成された1/4波長板でなる複屈折性素子7を順次通つて
出力ミラー8の入射面8Aにおいて反射され、再度複屈折
性素子7、非線形光学結晶素子6、レーザ媒質2を順次
通つて当該レーザ媒質2の入射面2Aにおいて反射され
る。
かくして基本波レーザ光LA(w)はレーザ媒質2の入射
面2A及び出力ミラー8の入射面8A間に形成された共振光
路9を往復するように共振動作し、これにより入射面2A
及び8A間に共振器CAVを構成する。
ここで複屈折性素子7は、光の伝播方向に垂直な面内
において、第2図に示すように、異常光方向屈折率n
e(7)の方向が、非線形光学結晶素子6の異常光方向屈折
率ne(6)の方向に対して方位角θ=45゜だけ傾くような
光軸位置に設定される。
以上の構成において、基本波レーザ光LA(w)は共振光
路9を通つて非線形光学結晶素子6を通過する際に第2
高調波レーザ光LA(2w)を発生させ、この第2高調波レー
ザ光LA(2w)が出力ミラー8を通つてその射出面8Bからフ
イルタ10を介して出力レーザ光LAOUTとして送出され
る。
この状態において基本波レーザ光LA(w)を形成する各
光線は、非線形光学結晶素子6に対して方位角θ=45゜
だけ傾いた方位に設定されて複屈折性素子7を通ること
により、共振器CAVの各部におけるレーザ光のパワーは
所定のレベルに安定化される。
(G2)実験結果 第1図について上述した第1の実施例についての実験
結果は次の通りである。
すなわち、励起用半導体レーザ3によつてNd:YAGでな
るレーザ媒質2を励起するようになされた共振器CAV内
に、KTP(KTiOPO4)でなる非線形光学結晶素子6及び共
振器CAVの基本波レーザ光LA(w)(波長1.06〔μm〕)の
波長に対して1/4波長板でなる複屈折性素子7を挿入し
た。
この構成において複屈折性素子7を方位角θ(第2
図)をθ=0゜の第1の状態(すなわち複屈折性素子7
の異常光方向の光学軸を非線形光学結晶素子6の異常光
方向の光学軸と一致させた状態)と、方位角θをθ=45
゜に回転させた第2の状態とにおいて、それぞれ基本波
レーザ光LA(w)の異常光成分Ee(w)及び常光成分Eo(w)
並びに第2高調波レーザ光LA(2w)をそれぞれフオトデイ
テクタで検出した。
その結果θ=0゜の第1の状態における基本波レーザ
光LA(w)の異常光成分Ee(w)及び常光成分Eo(w)はそれぞ
れ第3図(A)及び(B)に示すように、時間tの経過
に従つて不安定な変化を示した。
ここでその変化の仕方は、異常光成分Ee(w)及び常光
成分Eo(w)が、互いにモード競合を起こしていると考え
られるような相関性をもつていることが分かつた。
このように、パワーレベルが時間の経過に従つて不安
定に変動する基本波レーザ光LA(w)によつて発生した第
2高調波レーザ光LA(2w)の出力P(2w)は第3図(C)に
示すように、高い周波数成分から低い周波数成分までに
亘つてパワーレベルが大きく変動するような不安定な変
動を呈することが分かつた。
これに対して複屈折性素子7の方位角θをθ=45゜に
設定した第2の状態にすると、基本波レーザ光LA(w)
異常光成分Ee(w)及び常光成分Eo(w)は第4図(A)及び
(B)に示すように、それぞれ時間tの経過に従つてほ
ぼ一定値を呈するように安定化し、この安定化された基
本波レーザ光LA(w)によつて生じた第2高調波レーザ光L
A(2w)の出力P(2w)は第4図(C)に示すようにほぼ一定
値に安定化することが分かつた。
ここで共振光路9を通つて共振動作する基本波レーザ
光LA(w)は偏光素子等により直線偏光されていないの
で、当該基本波レーザ光LA(w)は互いに直交する2つの
固有偏光を基本波モードとなし、さらにその2モード間
での位相関係に相関のないランダム偏光になる。
このような基本波レーザ光LA(w)によつて第2高調波
レーザ光LA(2w)を非線形光学結晶素子6内に発生させる
と、一般にその出力P(2w)は P(2W)∝d2・Pe(w)・Po(w) ……(3) のように、非線形結晶内の基本波レーザ光LA(w)の異常
光成分の出力Pe(w)と常光成分の出力Po(w)との積に比例
するような値になる。ここでd2は比例定数である。
ところが(3)式のように出力P(2w)が異常光成分の
出力Pe(w)及び常光成分の出力Po(w)の積で表されるよう
なときには、2つの固有偏光(すなわち異常光成分でな
る偏光及び常光成分でなる偏光)間にカツプリングが生
じ、2つの偏光間にエネルギーのやりとりが生ずる。
このように非線形光学結晶素子6内において2つの偏
光すなわち異常光成分及び常光成分間にエネルギーのや
りとりが生ずると、当該異常光成分及び常光成分の出力
Pe(w)及びPo(w)が時間tの経過に従つて変動し、その結
果非線形光学結晶素子6において発生される第2高調波
の出力P(2w)も不安定になる。
すなわち、複屈折性素子7の方位角θを、θ=0゜に
設定した構成においては、出力レーザ光LAOUTは第5図
(A)に示すように実用上使用し得ない程度に大きなエ
ネルギーのノイズ成分が含まれている。
そのノイズスペクトラムは第5図(B)において曲線
K1で示すように、例えば周波数f=5〔M Hz〕程度の周
波数で約53〔dB〕程度のノイズを含んでいることが分か
つた。
これに対して複屈折性素子7の方位角θをθ=45゜に
設定した構成においては、出力レーザ光LAOUTは第6図
(A)に示すように、実用上ノイズ成分を十分に抑圧し
て安定化された信号が得られ、そのノイズスペクトラム
は第6図(B)において曲線K2で示すように、例えば周
波数f=5〔M Hz〕においてS/Nが約80〔dB〕程度に改
善されていることが分かつた。
このような実験結果から、第1図の構成によれば、非
線形光学結晶素子6内においてタイプIIの位相整合条件
の下に第2高調波レーザ光LA(2w)を発生させるにつき、
複屈折性素子7の方位角θをθ=45゜に設定したことに
より、共振器CAVの共振光路9を伝播する基本波レーザ
光LA(w)の2つの伝播間にカツプリング現象を生じさせ
ないように抑制することができ、その結果第2高調波レ
ーザ光LA(2w)でなる出力レーザ光LAOUTを安定化するこ
とができる。
かくするにつき、共振器CAVの共振光路9内を互いに
直交する2つの固有偏光を基本波モードとなし、さらに
その2モード間での位相関係に相関のないランダム偏光
の基本波レーザ光LA(w)を共振動作させることができる
ので、余分な偏光子を介挿する必要性をなくし得、この
分全体としての構成を一段と簡易化し得る。
(G3)理論的検討 第1図の構成の場合のように、非線形光学結晶素子6
においてタイプIIの位相整合条件の下に第2高調波レー
ザ光LA(2w)を発生する場合、複屈折性素子7を方位角θ
=45゜の方位角位置に挿入することにより、共振動作が
安定化するのは、理論上、次の理由による。
すなわち共振器CAV内においては次式 で表される2つのモードが存在するときのレート方程式
が成り立つ。ここでτは共振器CAVの往復時間、τ
は螢光寿命、α及びαはそれぞれ2つのモードにお
ける損失係数、εは各モード自身の第2高調波発生に
起因する損失係数、εは2つのモード間の和周波発生
に起因する損失係数、βはサチユレーシヨンパラメー
タ、G1 0及びG2 0はそれぞれ2つのモードにおける小信号
ゲイン、I1及びI2はそれぞれ2つのモードにおける光強
度、G1及びG2はそれぞれ2つのモードにおけるゲイン、
β12及びβ21はそれぞれ2つのモードにおけるクロスサ
チユレーシヨンパラメータである。
このレート方程式に関連して、共振器における不安定
の原因として多重縦モード間のカツプリングが原因であ
ることを指摘した論文がある。すなわち「Large−Ampli
tude fluctuations due to longitudinal mode couplin
g in diode−pumped intracavity−doubled Nd:YAG Las
ers」、T.Baer著、Journal of Optical Society of Ame
rica社発行、Vol.3、No.9/September1986/J.Opt.Soc.A
m.B、第1175頁〜第1180頁には、多重縦モード間のカツ
プリングについてのレート方程式が開示されている。
この論文のレート方程式は2つの固有偏光モードにも
同じように適用し得ると考えられ、かくして当該2つの
固有偏光モードについて(4)式〜(7)式が成り立
つ。
ところで(4)式〜(7)式のうち特に(4)式及び
(6)式は2つの固有偏光モードそれぞれの光強度I1
びI2をもつ乗算項(−2ε2I1I2)を含んでおり、従つ
て一般に共振器CAVの内部における2つの固有偏光モー
ドの光強度は互いにカツプリングした状態になる。因に
(4)式及び(6)式は、光強度I1(又はI2)が変動す
れば、これに応じて光強度I2(又はI1)が変動する関係
にあることを表している。
ところがこの乗算項−2ε2I1I2の係数εは、複屈
折性素子7の方位角θをθ=45゜に選定したときε
0になり、これに対して方位角θがθ≠45゜の場合には
係数εが0以外の値をもつことを以下に述べるように
して証明でき、この条件の下では、(4)式及び(6)
式のレート方程式から乗算項−2ε2I1I2を消去できる
ことにより、(4)式及び(6)式によって表される共
振動作を安定化させることができると考えられる。
先ず方位角θがθ≠45゜の場合の一般的な条件の一例
として、θ=0゜に選定した場合を検討する。
このとき非線形光学結晶素子6に入射する光の2つの
固有偏光の電場ベクトル は、第8図に示すように、非線形光学結晶素子6の常光
軸oと及び異常光軸eと一致する状態で入射する。従つ
て当該入射した電場ベクトル を非線形光学結晶素子6の常光軸oをx軸、異常光軸e
をy軸としてジヨーンズベクトルによつて表せば になる。ここでジヨーンズベクトルは、位相項を省略し
て係数のみによつて表示することとする。
このようにすると、共振器CAV内の基本波レーザ光LA
(w)のパワーの時間平均値 のように電場の強さE1及びE2の2乗の和として表すこと
ができる。
ここで(E1+E2、E1 、E2 は(E1+E2)、E1
E2の共役ベクトルである。
因に(10)式において時間平均値 は、乗算し合う項が強い相関がある値の場合、すなわち
E1及びE2の場合、その時間平均は になる。これに対して、E1E2 及びE2E1 の場合は、乗
算し合う項によつて表される電場E1及びE2は互いに直交
する2つの固有偏光モードそれぞれの電場成分であり、
さらにその2モード間での位相関係に相関のないランダ
ム偏光のために互いに相関がなくなり、その結果時間平
均値は のように0になる。
次に第2高調波レーザ光LA(2w)の電場E(2w)は、タイ
プIIの位相整合の場合、次式 E(2w)=dE1E2 ……(15) によつて表すことができる。ここでdは非線形光学結晶
素子6の非線形変換効率である。
そして第2高調波レーザ光LA(2w)のパワーの時間平均
のように2つの固有偏光のパワーP1及びP2の積によつて
表すことができる。この場合にも(11)式〜(14)式の
関係が成り立つ。
かくして方位角θがθ=0゜の場合の共振器CAVのパ
ワーは、(10)式について表される基本波レーザ光LA
(w)についてのパワーP1+P2と、(16)式によつて表さ
れる第2高調波レーザ光LA(2w)のパワーd2P1P2との和に
なる。
この関係を(4)式及び(6)式と比較すると、
(4)式及び(6)式における光強度I1及びI2は、(1
0)式及び(16)式のパワーP1及びP2と同じ意味をもつ
ており、(4)式は光強度I1の項(すなわち(G1
α)I1)と、I1 2の項(すなわち−ε1I1 2)と、I1
びI2の乗算項(すなわち−2ε2I1I2)とを含み、また
(6)式はI2の項(すなわち(G2−α)I2)と、I2 2
の項(すなわちε1I2 2)と、I1I2の乗算項(すなわち−
2ε2I1I2)とを含んでいる。
そこで(4)式及び(6)式の和においてεをε
=0に設定したとき、(4)式及び(6)式の和は、
(10)式及び(16)式の和と同じ項をもつことになるこ
とが分かる。
このことは、複屈折性素子7の方位角θをθ=0゜に
設定することは、(4)式及び(6)式の一般式におい
て定数εをε=0に設定したことと等価になること
を意味している。しかしこのように、方位角θをθ=0
゜に選定したとき、2つの基本波モードそれぞれの光強
度I1及びI2の乗算項−2ε2I1I2はε≠0であるので
消去できず、従つてこの方位角θ=0゜のとき(4)式
及び(6)式のレート方程式によつて表される共振器CA
Vの共振動作は安定化できないことになる。
次に第1図の構成において、複屈折性素子7の方位角
θをθ=45゜に設定すると、このことは、第9図に示す
ように、共振器CAV内の基本波レーザ光LA(w)の固有偏光
E1及びE2が、非線形光学結晶素子6の常光軸o及び異常
光軸eに対してθ=45゜だけ回転した方位角位置に設定
されることを意味する。このことは以下に述べる関係か
ら(47)式によつて証明される。
ここで結果固有ベクトル は次式 のようなジヨーンズベクトルによつて表すことができ
る。
そこで共振器CAVの基本波レーザ光LA(w)のパワーP(W)
の時間平均値 は、(10)式〜(14)式について上述したと同様にして のように表すことができる。
これに対してタイプIIの位相整合条件の下に発生する
第2高調波レーザ光LA(2w)の電場E(2w)は常光軸o及び
異常光軸eの成分を基準にして次式 になる。
この(20)式から第2高調波レーザ光LA(2w)のパワー
P(2w)の時間平均値 のように表すことができる。ここで、 である。
因に(21)式の の項は、互いに強い相関をもつE1及びE1 、並びにE2
びE2 を乗算した式をもつているので、その時間平均値
は0にならずにパワーP1及びP2の2乗になる。
これに対して、電場E1、E2 及びE2、E1 は互いに直
交する2つの固有偏光モードの各々の電場成分であり、
さらにその2モード間での位相関係に相関のないランダ
ム偏光のために互いに相関がないことに基づいて、E1 2E
2 *2の項及びE2 2E1 *2の項の時間平均値は0になる。
このように、複屈折性素子7の方位角θをθ=45゜に
設定したときの基本波レーザ光LA(w)のパワーP(w)の時
間平均値 ((19)式)と、第2高調波レーザ光LA(2w)のパワーP
(2w)の時間平均値 ((21)式)の和を(4)式及び(6)式の和と比較し
てみると、(4)式及び(6)式において光強度I1及び
I2の乗算項の係数εをε=0と置いたとき(19)式
及び(20)式の和の各項が(4)式及び(6)式の和の
各項と1対1の関係で対応することが分かる。
このことは、第1図の複屈折性素子7の方位角θをθ
=45゜に設定したことは、一般式として表されている
(4)式及び(6)式において係数εをε=0と置
いたことと等価であることを意味している。そしてこの
ような条件を設定できれば、(4)式及び(6)式にお
いて2つの基本波モードそれぞれの光強度I1及びI2との
積で表される項が生じないようなレート方程式で表され
る共振状態が得られることにより、2つの基本波モード
それぞれの光強度I1及びI2間の第2高調波発生を通じて
のエネルギーの授受を生じさせないようにでき、かくし
て基本波レーザ光LA(w)従つて第2高調波レーザ光LA
(2w)を安定化することができると考えられる。
このような条件は、複屈折性素子7として、方位角θ
がθ=45゜でありかつ光が通過する際に生ずる位相量Δ
がΔ=90゜であるものを選定することにより成り立たせ
ることができる。
すなわち第10図に示すように、基本波レーザ光LA(w)
が非線形光学結晶素子6を通過する際に複屈折によつて
位相量δだけ位相がずれるとすれば当該偏光状態は次式 のようにジヨーンズマトリクスC(δ)によつて表すこ
とができる。
また複屈折性素子7を方位角θだけ回転させたことに
より基本波レーザ光LA(w)が受ける偏光状態は次式 のようにジヨーンズマトリクスR(θ)として表すこと
ができる。
さらに複屈折性素子7によつて基本波レーザ光LA(w)
が位相量Δだけ旋光されるような偏光状態を次式 のようにジヨーンズマトリクスC(Δ)によつて表すこ
とができる。
そこでレーザ媒質2から射出した基本波レーザ光LA
(w)が順次非線形光学結晶素子6、複屈折性素子7を通
つて出力ミラー8の入射面8Aに入射し、当該入射面8Aに
よつて反射されて再度複屈折性素子7、非線形光学結晶
素子6を通つてレーザ媒質2側に射出するまでの偏光状
態の変化は次式 M=C(δ)R(θ)C(Δ)C(Δ)R(−θ)C(δ) ……(29) で表されるジヨーンズマトリクスMによつて表現し得
る。
(29)式に(26)式〜(28)式を代入すれば、当該光
学系の偏光状態を表すマトリクスMは次式 のようになる。
ここで(29)式の右辺第2項〜第5項のジヨーンズマ
トリクスをマトリクスM1として演算すれば、 になり、この演算結果を(29)式に代入すれば、 が得られる。
ここで偏光状態を表すマトリクスMを と置き、固有ベクトル に対する固有値λを求める。
を満足する固有値λは、次式、 で表される行列式を満足するはずであるから、これを開
けば (A−λ)(D−λ)−BC=0 ……(36) λ−(A+D)λ+AD−BC=0 ……(37) のようにλについての2次方程式を解けば良いことが分
かる。(37)式の解は になる。
ここでA+Dは(32)式及び(33)式より A+D=exp(iδ)(cosΔ+i sinΔcos2θ) +exp(−iδ)(cosΔ−i sinΔcos2θ) =2cosδcosΔ +i sinΔcos2θ(2i sinδ) =2(cosδcosΔ−sinδsinΔcos2θ) ……(39) のように整理し得、またAD−BCは次式 AD−BC=cos2Δ+sin2Δcos22θ +sin2Δsin22θ =1 ……(40) のように整理し得る。
そこで(39)式及び(40)式を(38)式に代入すれ
ば、固有値λは になる。
そこで固有ベクトル はそのx成分をx=1と置けば、次式のように表すこと
ができる。
ところで第1図の構成において複屈折性素子7の方位
角θはθ=45゜に選定され、かつ複屈折性素子7の位相
角ΔはΔ=90゜に選定されている。
そこで(32)式及び(33)式に θ=45゜ ……(43) Δ=90゜ ……(44) を代入すると、偏光状態を表すマトリクスMは になると共に、固有値λは(41)式から λ=±i ……(46) になり、結局固有ベクトル として求めることができる。
このような結果から、(43)式及び(44)式について
上述したように、方位角θをθ=45゜に設定し、しかも
その位相量ΔをΔ=90゜に設定すれば、このことは、共
振器CAV内の基本波レーザ光LA(w)の固有偏光ベクトル が、非線形光学結晶素子6にレーザー媒質2側から入射
する時、非線形光学結晶素子6の常光軸o及び異常光軸
eに対して45゜だけ回転した方位に設定されることを意
味する。
以上のように理論的に検討した結果、複屈折性素子7
の方位角θをθ=45゜に特定したことにより共振器CAV
の基本波レーザ光LA(w)従つて第2高調波レーザ光LA
(2w)を安定化し得ることが分かる。
(G4)第2の実施例 第7図は本発明の第2の実施例を示すもので、第1図
との対応部分に同一符号を付して示すように、共振器CA
Vは、励起用半導体レーザ3からコリメータ4、対物レ
ンズ5を介して励起用レーザ光LA1を入射面2Aに受ける
レーザ媒質2(Nd:YAGで構成された固体レーザでなる)
の射出面2Bに密着して重ね合せ一体化するように順次、
複屈折性素子7、非線形光学結晶素子6が設けられてい
る。
この実施例の場合、非線形光学結晶素子6の射出面6B
上に反射面が形成され、かくしてレーザ媒質2の入射面
2A及び非線形光学結晶素子6の射出面6B間に基本波レー
ザ光LA(w)が通過する共振光路9が形成され、その結果
非線形光学結晶素子6内において発生された第2高調波
レーザ光LA(2w)が出力レーザ光LAOUTとして送出され
る。
ここで複屈折性素子7の異常光方向の光軸は、第2図
について上述したように、非線形光学結晶素子6の異常
光方向の光軸に対して方位角θがθ=45゜になるように
設定され、かくして第1図について上述したと同様にし
て安定な第2高調波レーザ光LA(2w)でなる出力レーザ光
LAOUTを得ることができる。
これに加えて第7図の構成によれば、レーザ媒質2、
複屈折性素子7及び非線形光学結晶素子6を順次密接さ
せるように一体化した構成をもつていることにより、全
体としての構成を一段と小型化し得るレーザ光源を得る
ことができる。
(G5)他の実施例 (1) 上述の実施例においては、複屈折性素子7とし
て1/4波長板を方位角θ=45゜だけ回転させた方位角位
置に設定することにより、基本波レーザ光LA(w)を安定
化するようにしたが、複屈折性素子7としてはこれに限
らず、基本波レーザ光LA(w)が非線形光学結晶素子6及
び複屈折性素子7を出力ミラー8の入射面8Aにおいて反
射して往復するまでの間に偏光状態の変化を与えること
により、(4)式及び(6)式において表されているよ
うに、実用上2つの固有偏光の光強度の積で表されるよ
うな変動を生じさせないような方位角θ及び位相量Δを
与えるような複屈折性素子7であれば、1/4波長板に限
らず種々の複屈折性素子を用いることができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、共振器内の共振光路に
おいて、基本波レーザ光を互いに直交する2つの固有偏
光モードにより構成し、さらにこの2つの固有偏光モー
ドを互いに位相関係に相関のないランダム偏光状態で共
振動作させると共に、当該直交する2つの固有偏光間に
第2高調波の発生を通じてエネルギーの授受を生じさせ
ないようにしたことにより、実用上十分に安定した第2
高調波レーザ光を容易かつ簡易な構成によつて発生させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるレーザ光源の第1の実施例を示す
略線的光路図、第2図はその複屈折性素子の方位角の説
明に供する略線図、第3図〜第6図は実験結果を示す曲
線図、第7図は本発明の第2の実施例を示す略線的光路
図、第8図及び第9図はそれぞれ方位角θをθ=0゜及
びθ=45゜に設定した場合の固有偏光の状態を示す略線
図、第10図は共振器CAVにおける基本波レーザ光の偏光
状態の説明に供する略線図である。 1……レーザ光源、2……レーザ媒質、6……非線形光
学結晶素子、7……複屈折性素子、8……出力ミラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−104092(JP,A) 特開 昭62−189783(JP,A) 特開 昭61−253878(JP,A) 特開 平1−130582(JP,A) Appl.Phys.Lett.47 (2)(1985)p74−76 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/109

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ媒質の端面に集束光である励起光を
    基本波レーザ光の互いに直交する2つの固有偏光モード
    にほぼ一致するように照射することによつて上記レーザ
    媒質において発生した互いに直交する2つの固有偏光モ
    ードをもつ基本波レーザ光を共振器内部に設けられた非
    線形光学結晶素子を通過するように共振動作させること
    により、第2高調波レーザ光を発生させるレーザ光源に
    あつて、 上記共振器の共振光路に複屈折性素子を挿入して、上記
    基本波レーザ光の偏光面を回転させながら共振器を往復
    させることにより、互いに直交する2つの固有偏光を基
    本波モードとなし、さらに上記非線形光学結晶素子の光
    学軸に対する上記複屈折性素子の光学軸の方位角θ及び
    上記2つの固有偏光間に生ずる位相量Δを、上記基本波
    レーザ光の2つの固有偏光間に上記第2高調波レーザ光
    の発生時にエネルギーの授受を生じさせないような値
    に、選定するようにした ことを特徴とするレーザ光源。
  2. 【請求項2】上記レーザ媒質、上記非線形光学結晶素子
    及び上記複屈折性素子を密接させて順次重ね合わせるよ
    うに一体に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のレーザ光源。
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