JPH0424997A - 多層プリント基板の製造方法 - Google Patents
多層プリント基板の製造方法Info
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- JPH0424997A JPH0424997A JP12510490A JP12510490A JPH0424997A JP H0424997 A JPH0424997 A JP H0424997A JP 12510490 A JP12510490 A JP 12510490A JP 12510490 A JP12510490 A JP 12510490A JP H0424997 A JPH0424997 A JP H0424997A
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Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、多層プリント配線板に使用される多層プリン
ト基板の製造方法に関するものである。
ト基板の製造方法に関するものである。
電気機器や電子機器等び多層プリント配線板に用いられ
る多層プリント基板は、金属箔を貼った積層板を加工し
た内層回路板の表面に外層材を積層することによって製
造される。すなわち、複数枚のプリプレグを重ねると共
にこれにさらにその片面あるいは両面に銅箔等の金属箔
を重ね、これを加熱加圧成形して積層して積層板を作成
すると共にこの積層板にエツチング処理等して回路形成
をすることによって内層回路板を作成し、そしてこの内
層回路板の外面にプリプレグを介して外層材を重ね、こ
れを加熱加圧成形することによって製造することができ
る。この外層材としては銅箔などの金属箔や外層回路板
が使用されるものであり、外層材にエツチング処理等し
て回路形成することによって、多層プリント配線板に仕
上げることができる。 このような多層プリント配線板において、最近では回路
を微細でち密に設けるファインパターン化の要求が高く
なっているが、ファインパターンでは回路量の間隔が狭
くなっているために、パターン間のインピーダンスが低
くなってノイズ障害が生じる等の問題がある。そして多
層プリント配線板の作成に用いる多層プリント基板の誘
電率が高いとインピーダンスが低くなってノイズ障害等
が大きく発生するために、誘電率の低い積層板を使用す
ることが検討されている。 ここで、多層プリント基板においで誘電率はその積層板
を構成する基材と樹脂とによって支配されるものであり
、すなわち基材に樹脂を含浸して形成されるプリプレグ
によって誘電率は支配されることになる。例えば、各種
プリプレグにおいて誘電率(ε)は ・紙基材7エ/−ル衝脂プリプレグ ・・・4.3・
紙基材エポキシ樹脂プリプレグ ・・・4.3・〃
ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグ・・・4.8・がラ
ス布基材ポリイミドプリプレグ ・・・4.5・〃ラス
布基材ポリフェニレンオキ サイドプリプレグ ・・・3.5・
がラス布基材77素樹脂プリプング ・・・2.7であ
り、これらのプリプレグを用いて作成した積層板はそれ
ぞれのプリプレグに特定の誘電率を有することになる。 従って、ファインパターンで回路形成する場合には、誘
電率の低いプリプレグを用いて作成した積層板を使用す
ることによって、回路間にノイズ障害等が発生すること
を低減することができることになる。 しかし、誘電率の小さいプリプレグは一般的に高価であ
るために、例えば、特に高いファインパターンで回路を
形成する必要がある場合には誘電率が2.7のがラス布
基材フッ素樹脂プリプレグを、中程度の7フインパター
ンで回路を形成する場合には誘電率が3.5の〃ラス布
基材ポリフェニレンオキサイドプリプレグを、ファイン
パターンの程度があまり高くないものではその他のプリ
プレグをそれぞれ使用するというように、ファインパタ
ーンの度合に応じて使用するプリプレグを選択するよう
にしている。
る多層プリント基板は、金属箔を貼った積層板を加工し
た内層回路板の表面に外層材を積層することによって製
造される。すなわち、複数枚のプリプレグを重ねると共
にこれにさらにその片面あるいは両面に銅箔等の金属箔
を重ね、これを加熱加圧成形して積層して積層板を作成
すると共にこの積層板にエツチング処理等して回路形成
をすることによって内層回路板を作成し、そしてこの内
層回路板の外面にプリプレグを介して外層材を重ね、こ
れを加熱加圧成形することによって製造することができ
る。この外層材としては銅箔などの金属箔や外層回路板
が使用されるものであり、外層材にエツチング処理等し
て回路形成することによって、多層プリント配線板に仕
上げることができる。 このような多層プリント配線板において、最近では回路
を微細でち密に設けるファインパターン化の要求が高く
なっているが、ファインパターンでは回路量の間隔が狭
くなっているために、パターン間のインピーダンスが低
くなってノイズ障害が生じる等の問題がある。そして多
層プリント配線板の作成に用いる多層プリント基板の誘
電率が高いとインピーダンスが低くなってノイズ障害等
が大きく発生するために、誘電率の低い積層板を使用す
ることが検討されている。 ここで、多層プリント基板においで誘電率はその積層板
を構成する基材と樹脂とによって支配されるものであり
、すなわち基材に樹脂を含浸して形成されるプリプレグ
によって誘電率は支配されることになる。例えば、各種
プリプレグにおいて誘電率(ε)は ・紙基材7エ/−ル衝脂プリプレグ ・・・4.3・
紙基材エポキシ樹脂プリプレグ ・・・4.3・〃
ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグ・・・4.8・がラ
ス布基材ポリイミドプリプレグ ・・・4.5・〃ラス
布基材ポリフェニレンオキ サイドプリプレグ ・・・3.5・
がラス布基材77素樹脂プリプング ・・・2.7であ
り、これらのプリプレグを用いて作成した積層板はそれ
ぞれのプリプレグに特定の誘電率を有することになる。 従って、ファインパターンで回路形成する場合には、誘
電率の低いプリプレグを用いて作成した積層板を使用す
ることによって、回路間にノイズ障害等が発生すること
を低減することができることになる。 しかし、誘電率の小さいプリプレグは一般的に高価であ
るために、例えば、特に高いファインパターンで回路を
形成する必要がある場合には誘電率が2.7のがラス布
基材フッ素樹脂プリプレグを、中程度の7フインパター
ンで回路を形成する場合には誘電率が3.5の〃ラス布
基材ポリフェニレンオキサイドプリプレグを、ファイン
パターンの程度があまり高くないものではその他のプリ
プレグをそれぞれ使用するというように、ファインパタ
ーンの度合に応じて使用するプリプレグを選択するよう
にしている。
しかしながら、各プリプレグの誘電率は特定の数値であ
るために、プリプレグを用いて作成した多層プリント基
板の誘電率もプリプレグに応じた特定の数値のものしか
得られないものであり、ファインパターンの程度に応じ
て多層プリント基板の誘電率を自由に設計することがで
きないという問題があった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、誘電率
の自由な設計が可能になる多層プリント基板の製造方法
を提供することを目的とするものである。
るために、プリプレグを用いて作成した多層プリント基
板の誘電率もプリプレグに応じた特定の数値のものしか
得られないものであり、ファインパターンの程度に応じ
て多層プリント基板の誘電率を自由に設計することがで
きないという問題があった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、誘電率
の自由な設計が可能になる多層プリント基板の製造方法
を提供することを目的とするものである。
本発明に係る多層プリント基板の製造方法は、内層回路
板の外面に、誘電率が異なる複数種のプリプレグを介し
て外層材を積層一体化することを特徴とするものである
。 また本発明において、誘電率が異なる複数種のプリプレ
グを積層して形成した内層回路板を用いるようにするの
がよい。 以下本発明の詳細な説明する。 プリプレグは紙やガラス布等の基材に各種の熱硬化性樹
脂(場合によっては熱可塑性樹脂)のフェスを含浸させ
て乾燥することによって作成されるものであり、既述の
ようにプリプレグの誘電率はその某材と樹脂の種!jI
sl二上。で所宇の齢4盲にl伊定される。そしてこの
プリプレグを複数枚重ねると共に、この片面もしくは両
面に銅箔などの金属箔を重ね、これを加熱加圧して積層
成形することによって、片面もしくは両面に金属箔が張
られた積層板を得ることができ、そしてこの積層板の金
属箔をエツチング処理等して回路形成をすることによっ
て、内層用回路が形成された内層回路板を作成すること
ができる。 ここで、内層回路板を作成するにあたって、プリプレグ
として誘電率の異なる複数種のプリプレグを組み合わせ
て用いるのが好ましい。例えば第1図に示すように、あ
る種類のプリプレグ1aを4枚重ねると共に他の種類の
プリプレグ1bを4枚重ね、これを上下に重ねてさらに
金属箔2を重ね、これらを加熱加圧して積層成形するこ
とによって内層回路板を得ることができる。もちろんプ
リプレグ1 a、 1 bの枚数はこれに限定されるも
のではなく、例えば8枚のうちプリプレグ1aを5枚、
プリプレグ1bを3枚用いるようにしてもよい。 また、プリプレグはこのように2種類だけでなく、3種
類あるいはさらに多くの種類を組み合わせて用いるよう
にしてもよく、さらにプリプレグla。 1bの配置も第1図のように1枚づつ交互に配置する他
に、2枚づつ交互に配置したり、ランダムに配置したり
、配置は任意に設定することができるる。 そして、例えばプリプレグとして総てがラス布基材77
素樹脂プリプレグを使用すれば、内層回路板の積層板部
分の誘電率(ε)はこのプリプレグの誘電率と同じ2.
7になり、またプリプレグとして総て〃ラス布基材エポ
キシ樹脂プリプレグを使用すれば、内層回路板の積層板
部分の誘電率はこのプリプレグの誘電率と同じ4.8に
なるが、第1図のように4枚のプリプレグ1aとしてガ
ラス布基材77素樹脂プリプレグを、4枚のプリプレグ
1bとして〃ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグをそれ
ぞれ使用して内層回路板を製造すると、この内層回路板
の積層板部分の誘電率はほぼ(2゜7X4+4.8X4
)全8=3.7〜3.8になる(この内層回路板を内層
回路板A)。また、プリプレグ1aとして〃ラス布基材
フッ素樹脂プリプレグを5枚、プリプレグ1bとしてが
ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグを3枚用いると、内
層回路板の積層板部分の誘電率はほぼ(2,7X5十4
.8X3)全8=3.5となる(この内層回路板を内層
回路板B)。従って、誘電率の異なる各種のプリプレグ
のうちどの種類のものを何枚づつ組み合わせて使用する
かで、内層回路板の積層板部分の誘電率を任意の数値に
設定することができることになる。 次ぎに、上記のようにして作成された内層回路板の一方
の外面もしくは両方の外面にプリプレグを介して外層材
を重ね、これを加熱加圧して積層成形することによって
、内層回路板に外層材を積層一体化した多層プリント基
板を得ることができる。外層材としては、銅箔などの金
属箔や、あるいは内側の片面に回路を形成し外側の片面
に金属箔を積層した外層回路板などを用いることができ
る。また内層回路板に外層材を積層接着させるプリプレ
グとしては、誘電率の異なる複数種のものを組み合わせ
て使用されるものである。例えば第2図に示すように、
内層回路板3の各外面にプリプレグ1 e、 1 dを
介して外層材4を積層する場合には、プリプレグICと
プリプレグ1dとして異なる誘電率を有するものを使用
するのである。内層回路板3として前記した内層回路板
Aを用いる場合、プリプレグ1 et 1 dとして例
えばそれぞれ誘電率が2.7のガラス布基材77素樹脂
プリプレグと誘電率が4.8の〃ラス布基材フッ素樹脂
プリプレグを使用すると、多層プリント基板の誘電率は
ほぼ(2,7X4+4゜8X4+2.7+4゜8)÷1
0=3.7〜3.8になり、またプリプレグ1 c、
1 dとして例えばそれぞれ誘電率が4゜5の〃ラス布
基材ポリイミドプリプレグと誘電率が4.8の〃ラス布
基材フッ素樹脂プリプレグを使用すると、多層プリント
基板の誘電率はほぼ(27X4+4.8X4+4.5+
4.8)÷10=3.9〜4.0になる。プリプレグの
組み合わせはもちろん第2図に示すようなものに限定さ
れるものではなく、例えば第3図に示すように内層回路
板3の各外面に2枚ずつのプリプレグ1e〜1hを介し
て外層材4を積層する場合には、各プリプレグ1e〜1
hとしてそれぞれ異なる誘電率のものを使用したり、あ
るいはプリプレグle、ifにはある種類の同じプリプ
レグを使用すると共にプリプレグ1 g、 1 hには
他の種類の同じプリプレグを使用したり、プリプレグ1
e、 1 hにはある種類の同じプリプレグを使用す
ると共にプリプレグif、Igには他の種類の同じプリ
プレグを使用したり、プリプレグ1e+IL1gにはあ
る種類の同じプリプレグを使用すると共にプリプレグ1
hには他の種類のプリプレグを使用したり、各種の組み
合わせにすることができる。このように、内層回路板3
に外層材4を積層するプリプレグとして、各種のプリプ
レグのうちどの種類のものを組み合わせて使用するがで
、多層プリント基板の誘電率を任意の数値に設定するこ
とができることになり、回路形成のファインパターンの
程度に合わせた誘電率の設計の自由度が大きくなるもの
である。
板の外面に、誘電率が異なる複数種のプリプレグを介し
て外層材を積層一体化することを特徴とするものである
。 また本発明において、誘電率が異なる複数種のプリプレ
グを積層して形成した内層回路板を用いるようにするの
がよい。 以下本発明の詳細な説明する。 プリプレグは紙やガラス布等の基材に各種の熱硬化性樹
脂(場合によっては熱可塑性樹脂)のフェスを含浸させ
て乾燥することによって作成されるものであり、既述の
ようにプリプレグの誘電率はその某材と樹脂の種!jI
sl二上。で所宇の齢4盲にl伊定される。そしてこの
プリプレグを複数枚重ねると共に、この片面もしくは両
面に銅箔などの金属箔を重ね、これを加熱加圧して積層
成形することによって、片面もしくは両面に金属箔が張
られた積層板を得ることができ、そしてこの積層板の金
属箔をエツチング処理等して回路形成をすることによっ
て、内層用回路が形成された内層回路板を作成すること
ができる。 ここで、内層回路板を作成するにあたって、プリプレグ
として誘電率の異なる複数種のプリプレグを組み合わせ
て用いるのが好ましい。例えば第1図に示すように、あ
る種類のプリプレグ1aを4枚重ねると共に他の種類の
プリプレグ1bを4枚重ね、これを上下に重ねてさらに
金属箔2を重ね、これらを加熱加圧して積層成形するこ
とによって内層回路板を得ることができる。もちろんプ
リプレグ1 a、 1 bの枚数はこれに限定されるも
のではなく、例えば8枚のうちプリプレグ1aを5枚、
プリプレグ1bを3枚用いるようにしてもよい。 また、プリプレグはこのように2種類だけでなく、3種
類あるいはさらに多くの種類を組み合わせて用いるよう
にしてもよく、さらにプリプレグla。 1bの配置も第1図のように1枚づつ交互に配置する他
に、2枚づつ交互に配置したり、ランダムに配置したり
、配置は任意に設定することができるる。 そして、例えばプリプレグとして総てがラス布基材77
素樹脂プリプレグを使用すれば、内層回路板の積層板部
分の誘電率(ε)はこのプリプレグの誘電率と同じ2.
7になり、またプリプレグとして総て〃ラス布基材エポ
キシ樹脂プリプレグを使用すれば、内層回路板の積層板
部分の誘電率はこのプリプレグの誘電率と同じ4.8に
なるが、第1図のように4枚のプリプレグ1aとしてガ
ラス布基材77素樹脂プリプレグを、4枚のプリプレグ
1bとして〃ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグをそれ
ぞれ使用して内層回路板を製造すると、この内層回路板
の積層板部分の誘電率はほぼ(2゜7X4+4.8X4
)全8=3.7〜3.8になる(この内層回路板を内層
回路板A)。また、プリプレグ1aとして〃ラス布基材
フッ素樹脂プリプレグを5枚、プリプレグ1bとしてが
ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグを3枚用いると、内
層回路板の積層板部分の誘電率はほぼ(2,7X5十4
.8X3)全8=3.5となる(この内層回路板を内層
回路板B)。従って、誘電率の異なる各種のプリプレグ
のうちどの種類のものを何枚づつ組み合わせて使用する
かで、内層回路板の積層板部分の誘電率を任意の数値に
設定することができることになる。 次ぎに、上記のようにして作成された内層回路板の一方
の外面もしくは両方の外面にプリプレグを介して外層材
を重ね、これを加熱加圧して積層成形することによって
、内層回路板に外層材を積層一体化した多層プリント基
板を得ることができる。外層材としては、銅箔などの金
属箔や、あるいは内側の片面に回路を形成し外側の片面
に金属箔を積層した外層回路板などを用いることができ
る。また内層回路板に外層材を積層接着させるプリプレ
グとしては、誘電率の異なる複数種のものを組み合わせ
て使用されるものである。例えば第2図に示すように、
内層回路板3の各外面にプリプレグ1 e、 1 dを
介して外層材4を積層する場合には、プリプレグICと
プリプレグ1dとして異なる誘電率を有するものを使用
するのである。内層回路板3として前記した内層回路板
Aを用いる場合、プリプレグ1 et 1 dとして例
えばそれぞれ誘電率が2.7のガラス布基材77素樹脂
プリプレグと誘電率が4.8の〃ラス布基材フッ素樹脂
プリプレグを使用すると、多層プリント基板の誘電率は
ほぼ(2,7X4+4゜8X4+2.7+4゜8)÷1
0=3.7〜3.8になり、またプリプレグ1 c、
1 dとして例えばそれぞれ誘電率が4゜5の〃ラス布
基材ポリイミドプリプレグと誘電率が4.8の〃ラス布
基材フッ素樹脂プリプレグを使用すると、多層プリント
基板の誘電率はほぼ(27X4+4.8X4+4.5+
4.8)÷10=3.9〜4.0になる。プリプレグの
組み合わせはもちろん第2図に示すようなものに限定さ
れるものではなく、例えば第3図に示すように内層回路
板3の各外面に2枚ずつのプリプレグ1e〜1hを介し
て外層材4を積層する場合には、各プリプレグ1e〜1
hとしてそれぞれ異なる誘電率のものを使用したり、あ
るいはプリプレグle、ifにはある種類の同じプリプ
レグを使用すると共にプリプレグ1 g、 1 hには
他の種類の同じプリプレグを使用したり、プリプレグ1
e、 1 hにはある種類の同じプリプレグを使用す
ると共にプリプレグif、Igには他の種類の同じプリ
プレグを使用したり、プリプレグ1e+IL1gにはあ
る種類の同じプリプレグを使用すると共にプリプレグ1
hには他の種類のプリプレグを使用したり、各種の組み
合わせにすることができる。このように、内層回路板3
に外層材4を積層するプリプレグとして、各種のプリプ
レグのうちどの種類のものを組み合わせて使用するがで
、多層プリント基板の誘電率を任意の数値に設定するこ
とができることになり、回路形成のファインパターンの
程度に合わせた誘電率の設計の自由度が大きくなるもの
である。
以下本発明を実施例によって例証する。
割1性り
厚み0.15+u11のグラス布に乾燥後の樹脂量力5
0%になるようにエポキシ樹脂を含浸し、乾9すること
によって誘電率が4.8のガラス布基本エポキシ樹脂プ
リプレグを得た。また厚み0.151のプラス布にポリ
7ヱニレンオキサイド(PPO)を乾燥後の樹脂量が5
0%になるように含浸し、乾燥することによって誘電率
が3.5のカラス布基材ボリフェニレンオキサイドプリ
ブレクを得た。 次に第1図の配置で4枚の〃ラス布基材エポキシ樹脂プ
リプレグと4枚の〃ラス布基材ポリフェニレンオキサイ
ドプリプレグとを重ねると共に、さらに両面に厚み0.
035mmの銅箔を重ね、これを30 kg/ cm2
.180℃、90分の条件で加熱加圧して1次の積層成
形をすると共に、さらに銅箔にエツチング処理をおこな
って回路形成することによって、厚み1.6mmの内層
回路板を得たこの内層回路板の誘電率は約4.1であっ
た。 次ぎに第2図のようにこの内層回路板の上側の外面に上
記〃ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグを1枚する重ね
ると共に下側の外面に上記〃ラス布基材ポリフェニレン
オキサイドプリプレグを重ね、さらにその上下に厚み0
.03511IIIlの銅箔を重ね、これを30kg/
co2.180’C,60分開の条件で加熱加圧して2
次の積層成形をすることによって、4層回路構成となる
多層プリント基板を得た。この多層プリント基板の誘電
率は約4゜2であった。 聚迷LLL 実施例1で得た〃ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグの
みを8枚用い、あとは同様に1次の積層成形をすること
によって、厚み1.6mmの内層回路板を得た。この内
層回路板の誘電率は4.8であった。次ぎに〃ラス布基
材エポキシ樹脂プリプレグを用いて2次の積層成形をす
ることによって、4層回路構成となる多層プリント基板
を得た。この多層プリント基板の誘電率は同じく4.8
であった。 兜迷」Lζ 実施例1で得たがラス布基材ポリフェニレンオキサイド
プリプレグのみを8枚用い、あとは同様に1次の積層成
形をすることによって、厚み1゜61の内層回路板を得
た。この内層回路板の誘電率は3.5であった。次ぎに
〃ラス布基材ポリ7ニレンオキサイドブリプレグを用い
て2次の積層成形をすることによって、4層回路構成と
なる多層プリント基板を得た。この多層プリント基板の
誘電率は同じく3.5であった。
0%になるようにエポキシ樹脂を含浸し、乾9すること
によって誘電率が4.8のガラス布基本エポキシ樹脂プ
リプレグを得た。また厚み0.151のプラス布にポリ
7ヱニレンオキサイド(PPO)を乾燥後の樹脂量が5
0%になるように含浸し、乾燥することによって誘電率
が3.5のカラス布基材ボリフェニレンオキサイドプリ
ブレクを得た。 次に第1図の配置で4枚の〃ラス布基材エポキシ樹脂プ
リプレグと4枚の〃ラス布基材ポリフェニレンオキサイ
ドプリプレグとを重ねると共に、さらに両面に厚み0.
035mmの銅箔を重ね、これを30 kg/ cm2
.180℃、90分の条件で加熱加圧して1次の積層成
形をすると共に、さらに銅箔にエツチング処理をおこな
って回路形成することによって、厚み1.6mmの内層
回路板を得たこの内層回路板の誘電率は約4.1であっ
た。 次ぎに第2図のようにこの内層回路板の上側の外面に上
記〃ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグを1枚する重ね
ると共に下側の外面に上記〃ラス布基材ポリフェニレン
オキサイドプリプレグを重ね、さらにその上下に厚み0
.03511IIIlの銅箔を重ね、これを30kg/
co2.180’C,60分開の条件で加熱加圧して2
次の積層成形をすることによって、4層回路構成となる
多層プリント基板を得た。この多層プリント基板の誘電
率は約4゜2であった。 聚迷LLL 実施例1で得た〃ラス布基材エポキシ樹脂プリプレグの
みを8枚用い、あとは同様に1次の積層成形をすること
によって、厚み1.6mmの内層回路板を得た。この内
層回路板の誘電率は4.8であった。次ぎに〃ラス布基
材エポキシ樹脂プリプレグを用いて2次の積層成形をす
ることによって、4層回路構成となる多層プリント基板
を得た。この多層プリント基板の誘電率は同じく4.8
であった。 兜迷」Lζ 実施例1で得たがラス布基材ポリフェニレンオキサイド
プリプレグのみを8枚用い、あとは同様に1次の積層成
形をすることによって、厚み1゜61の内層回路板を得
た。この内層回路板の誘電率は3.5であった。次ぎに
〃ラス布基材ポリ7ニレンオキサイドブリプレグを用い
て2次の積層成形をすることによって、4層回路構成と
なる多層プリント基板を得た。この多層プリント基板の
誘電率は同じく3.5であった。
上述のように本発明にあっては、内層回路板の外面に、
誘電率が異なる複数種のプリプレグを介して外層材を積
層一体化するようにしたので、内層回路板を作成するプ
リプレグや外層材を積層するプリプレグとして、各種の
プリプレグのうちどのIa類のものを組み合わせて使用
するかによって、多層プリント基板の誘電率を任意の数
値に設定することができるものであり、回路形成の7フ
イン、−々 −−7ハ920−を9人 社 ローh ;
記譬申、^1ル1L^ ^ −一一一が大きくなるもの
である。 また、誘電率が異なる複数種のプリプレグを積層して形
成した内層回路板を使用するようにしたので、外層材を
積層するための上記プリプレグの他に、内層回路板を作
成するプリプレグや外層材を積層するプリプレグとして
、各種のプリプレグのうちどの種類のものを組み合わせ
て使用するかによっても、多層プリント基板の誘電率を
任意の数値に設定することができるものであり、多層プ
リント基板の誘電率の設定値のバリエーションが広くな
るものである。
誘電率が異なる複数種のプリプレグを介して外層材を積
層一体化するようにしたので、内層回路板を作成するプ
リプレグや外層材を積層するプリプレグとして、各種の
プリプレグのうちどのIa類のものを組み合わせて使用
するかによって、多層プリント基板の誘電率を任意の数
値に設定することができるものであり、回路形成の7フ
イン、−々 −−7ハ920−を9人 社 ローh ;
記譬申、^1ル1L^ ^ −一一一が大きくなるもの
である。 また、誘電率が異なる複数種のプリプレグを積層して形
成した内層回路板を使用するようにしたので、外層材を
積層するための上記プリプレグの他に、内層回路板を作
成するプリプレグや外層材を積層するプリプレグとして
、各種のプリプレグのうちどの種類のものを組み合わせ
て使用するかによっても、多層プリント基板の誘電率を
任意の数値に設定することができるものであり、多層プ
リント基板の誘電率の設定値のバリエーションが広くな
るものである。
$1図は1次の積層成形の分解図、第2図は2次の積層
成形の分解図、第3図は2次の積層成形の他側の分解図
である。 1a〜1hはプリプレグ、2は金属箔、3は内層回路板
、4は外層材である。
成形の分解図、第3図は2次の積層成形の他側の分解図
である。 1a〜1hはプリプレグ、2は金属箔、3は内層回路板
、4は外層材である。
Claims (2)
- (1)内層回路板の外面に、誘電率が異なる複数種のプ
リプレグを介して外層材を積層一体化することを特徴と
する多層プリント基板の製造方法。 - (2)誘電率が異なる複数種のプリプレグを積層して形
成した内層回路板を用いることを特徴とする請求項1に
記載の多層プリント基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2125104A JPH0748589B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 多層プリント基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2125104A JPH0748589B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 多層プリント基板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424997A true JPH0424997A (ja) | 1992-01-28 |
JPH0748589B2 JPH0748589B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=14901950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2125104A Expired - Fee Related JPH0748589B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 多層プリント基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748589B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750485A (ja) * | 1993-08-05 | 1995-02-21 | Nec Corp | 多層プリント配線板の製造方法 |
JPH08148832A (ja) * | 1994-11-24 | 1996-06-07 | Canon Inc | 多層プリント基板 |
WO2006080073A1 (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 多層回路基板の製造方法、多層回路基板 |
JP2014022622A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Nec Corp | プリント配線板およびそのプリント配線板を備えた電子機器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS6461246A (en) * | 1987-09-02 | 1989-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Multilayer print wiring board |
JPH01139629A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-01 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 低誘電率熱硬化性樹脂積層板の製造方法 |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP2125104A patent/JPH0748589B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4819033B2 (ja) * | 2005-01-27 | 2011-11-16 | パナソニック株式会社 | 多層回路基板の製造方法 |
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US9572251B2 (en) | 2012-07-20 | 2017-02-14 | Nec Corporation | Printed circuit board consisting of laminated substrates and electronic device comprising the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0748589B2 (ja) | 1995-05-24 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |