JPH04242246A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH04242246A
JPH04242246A JP383891A JP383891A JPH04242246A JP H04242246 A JPH04242246 A JP H04242246A JP 383891 A JP383891 A JP 383891A JP 383891 A JP383891 A JP 383891A JP H04242246 A JPH04242246 A JP H04242246A
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JP
Japan
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silver halide
emulsion
silver
processing
sodium
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JP383891A
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Yasunori Wada
安則 和田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料の現像処理方法に関し、詳しくはランニングによる処
理変動の少ない迅速現像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、地球的規模での環境保全が問題と
なっており、当業界では写真処理廃液の処理が重要な課
題である。廃液の処理方法は以前より検討されているが
、廃液自身を減量することが基本的な解決につながる方
向である。廃液の減少を処理剤使用量を低減して達成で
きれば現像処理のランニングコストを下げ、軽量化など
により処理剤自身の取扱いも容易となるというメリット
がある。
【0003】一方で当業界の動向として、写真感光材料
の現像処理の時間短縮、即ち迅速処理の要求は強く、医
療用Xレイ写真の分野では救急患者や全体の撮影枚数の
増加に対処するために迅速現像処理が特に要望されてい
る。
【0004】処理を迅速に行うためには処理剤の活性度
や処理液の耐酸化性の向上、処理した感光材料の乾燥性
改良、自動現像機の耐久性改善、処理性能安定化などさ
まざまな技術開発が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これまで述べてきたよ
うに環境保全、医療上の要請にこたえるために、現像処
理廃液の低減、現像処理の迅速化が急務となっている。
【0006】処理廃液量を低減する一つの手段として現
像処理時に感光材料の処理量に対し、現像液の補充量を
減少する方法がある。しかしながら補充量を減少すると
写真感度の低下やカブリが発生し、特に現像時間が短い
迅速処理ではランニング時感度の低下が著しく補充量を
低減することが難しい現状である。
【0007】従って本発明の目的は迅速現像処理時、現
像液の補充量を低減でき、ランニングによる処理性能の
変動が少ない現像処理方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため鋭意検討した結果、以下に述べる構成によっ
て本発明を成すにいたったものである。
【0009】即ち、本発明の目的は、少なくとも一層の
親水性コロイド層を含むハロゲン化銀写真感光材料を自
動現像機で処理する方法において、現像液の補充量が7
ml〜20ml/四つ切であり、かつ該現像液中に一般
式〔I〕で示される化合物を少なくとも1種含有するこ
とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に
よって達成された。
【0010】
【化2】
【0011】式中Rはアリール基を表す。R1,R2,
R3,R4は互いに同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれ水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基
を表す。但しRが無置換のフェニル基を表す場合には、
R1,R2,R3及びR4が同時に水素原子であること
はない。
【0012】以下本発明を具体的に説明する。
【0013】本発明による現像処理方法において用いら
れる現像液はハイドロキノンを10〜30g/l及び一
般式〔I〕で示される化合物を少なくとも一種を0.0
03〜0.01モル/lの割合で含有することが好まし
い。
【0014】一般式〔I〕において、Rはアリール基(
例えばフェニル、ナフチル基)を表す。
【0015】R1,R2,R3,R4はそれぞれ水素原
子、アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル更に高級アルキル基など)、アリール基(例
えばフェニル、ナフチル基など)、アラルキル基(例え
ばベンジル基など)を表す。
【0016】また上記のRのアリール基及びR1〜R4
のアルキル基、アリール基、アラルキル基は各々置換基
を有していてもよく各置換基としては例えばヒドロキシ
基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、アミノ基、
ニトロ基、スルホン酸基、カルボキシル基、ハロゲン原
子を挙げることができる。
【0017】上記の一般式のうちR1は水素原子かアミ
ノ基で置換されたアルキル基、ヒドロキシアルキル基が
好ましい。R4は水素原子が好ましい。
【0018】更に好ましくはR2がヒドロキシアルキル
基であって、R3がヒドロキシアルキル基、アルキル基
、又は置換アルキル基であって、Rがアリール又は置換
アリール基である。
【0019】これらのアルキル基の炭素数としては4以
下が好ましい。
【0020】以下に本発明の一般式で表される化合物の
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0021】 1  1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3
−ピラゾリドン 2  1−p−トリル−4,4−ジヒドロキシメチル−
3−ピラゾリドン 3  1−フェニル−4−ヒドロキシメチル−4−メチ
ル−3−ピラゾリドン 4  1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリ
ドン5  1−フェニル−2−ヒドロキシメチル−4,
4−ジメチル−3−ピラゾリドン 6  1−フェニル−2−モルフォリノメチル−4,4
−ジメチル−3−ピラゾリドン 7  1−フェニル−2−モルフォリノメチル−4−メ
チル−3−ピラゾリドン 8  1−フェニル−2−ヒドロキシメチル−4−メチ
ル−3−ピラゾリドン 9  1−フェニル−5,5−ジメチル−3−ピラゾリ
ドン10  1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリ
ドン11  1−p−トリル−4−メチル−4−ヒドロ
キシメチル−3−ピラゾリドン 12  1−p−ヒドロキシフェニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン 13  1−o−トリル−4−メチル−4−ヒドロキシ
メチル−3−ピラゾリドン 14  1−p−メトキシフェニル−4−メチル−4−
ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン 15  1−(3,5−ジメチル)フェニル−4−メチ
ル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン 本発明の実施に際して、現像液に用い得る現像主薬とし
ては、次のものを上げることができる。
【0022】HO−(CH=CH)n−OH型現像主薬
の代表的なものとしてはハイドロキノンがあり、その他
にカテコール、ピロガロール及びその誘導体並びにアス
コルビン酸、クロロハイドロキノン、ブロムハイドロキ
ノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイドロキ
ノン、2,3−ジクロロハイドロキノン、2,5−ジク
ロロハイドロキノン、2,3−ジブロムハイドロキノン
、2,5−ジメチルハイドロキノン等がある。
【0023】又、HO−(CH=CH)n−NH2型現
像主薬としては、オルト及びパラのアミノフェノールが
代表的なもので、N−チメル−p−アミノフェノール、
その他4−アミノフェノール等もある。
【0024】又、H2N−(CH=CH)n−NH2型
現像主薬としては、4−アミノ−2−メチル−N,N−
ジエチルアニリン、p−フェニレンジアミン等がある。
【0025】ヘテロ環型現像主薬としては、1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル
−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン等が
ある。
【0026】上記の現像主薬は単独で用いてもよいし、
二種以上組み合わせて用いることもできる。
【0027】現像主薬は通常0.01モル/l〜1.2
モル/lの量で用いられるのが好ましい。
【0028】現像液に用いることが好ましい保恒剤とし
ては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチ
ウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ
重亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウ
ムなどがある。亜硫酸塩は0.1モル/l以上特に0.
3モル/l以上が好ましい。又、上限は2.5モル/l
までとするのが好ましい。
【0029】現像液のpHは9から13までの範囲のも
のが好ましい。更に好ましくはpH9.5〜12までの
範囲である。
【0030】pHの設定のために用いるアルカリ剤には
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム
、炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カ
リウムの如きpH調節剤を含む。
【0031】特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、
特開昭60−93439号(例えばサッカロース、アセ
トオキシム、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸
塩などの緩衝剤を用いてもよい。
【0032】上記成分以外に用いられる添加剤としては
、臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き
現像抑制剤や、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミド
、メチルセロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノー
ル、メタノールの如き有機溶剤がある。又、1−フェニ
ル−5−メルカプトテトラゾール、2−メルカプトベン
ツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩等のメル
カプト系化合物、5−ニトロインダゾール等のインダゾ
ール系化合物、5−メチルベンツトリアゾール等のベン
ツトリアゾール系化合物などのカブリ防止剤を含んでも
よい。更に必要に応じてホルムアルデヒド、グルタルア
ルデヒド等の硬膜剤を含んでもよい。また更に、色調剤
、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56−10
6244号記載のアミノ化合物などを含んでもよい。
【0033】現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開昭56
−24347号に記載の化合物を用いることができる。
【0034】現像液には、特開昭56−106244号
に記載のアルカノールアミンなどのアミン化合物を用い
ることができる。
【0035】この他L.F.A.メソン著「フォトグラ
フィック・プロセシン・ケミストリー」、フォーカル・
プレス社刊(1966年)の226〜229頁、米国特
許2,193,015号、同2,592,364号、特
開昭48−64933号などに記載の化合物を用いても
よい。
【0036】現像処理温度及び時間は一般に好ましくは
約25℃〜50℃で5秒〜90秒、より好ましくは約3
0℃〜40℃で8秒〜60秒、特に好ましくは25℃〜
50℃で7秒〜17秒である。
【0037】本発明に用いる定着液には、定着剤を任意
に含有させることができる。例えばチオ硫酸ナトリウム
、チオ硫酸アンモニウムの如きチオ硫酸塩、チオシアン
酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムの如きチオシ
アン酸塩、臭化リチウム、臭化ナトリウム等の臭化物、
沃化ナトリウム等の沃化物の如きハロゲン化合物、或は
チオ尿素、チオエーテル等がその代表的なものである。 これらの代表的定着剤は、単独で、或は2種以上を適宜
組み合わせて使用することができ、組み合わせて使用す
る場合にはそれらの組み合わせの混合比は任意である。 カリウムイオンとの比も任意である。
【0038】本発明においては、定着剤としてはチオ硫
酸塩、またはハロゲン化合物を単独で、又は両者を併用
して用いることが好ましい。
【0039】チオ硫酸塩としては、ナトリウム塩、カリ
ウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が好ましい。又、
ハロゲン化合物としては、沃化物、特に沃化ナトリウム
が好ましい。
【0040】定着剤の使用量は適宜変えることができ、
好ましい量は一般には約0.1〜約6モル/lである。
【0041】定着液は硬膜剤として作用する水溶性アル
ミニウム塩を含んでもよく、それらには例えば塩化アル
ミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなどがある。
【0042】本発明で用いる定着液には、酒石酸、クエ
ン酸、リンゴ酸、コハク酸或はそれらの誘導体、又はア
ミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸或はその塩
を単独で若しくは2種以上併用して使用することが好ま
しい。これらの化合物を使用する場合は、定着液1lに
つき0.004モル以上添加することで本発明の効果を
更に高めることができる。
【0043】具体的には、クエン酸、イソクエン酸、リ
ンゴ酸、コハク酸及びこれらの光学異性体を使用するこ
とができる。又、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウ
ム、クエン酸リチウム、クエン酸アンモニウム、酒石酸
リチウム、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸
カリウムナトリウム、酒石酸水素リチウム、酒石酸リチ
ウムカリウム、酒石酸水素カリウム、酒石酸水素ナトリ
ウム、酒石酸水素アンモニウム、酒石酸水素マグネシウ
ム、酒石酸ホウ素カリウム、酒石酸アンモニウム、酒石
酸アンモニウムカリウム、酒石酸アルミニウムカリウム
、酒石酸アンチモニルカリウム、酒石酸アンチモニルナ
トリウム、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸アンモニウム
、コハク酸ナトリウム、コハク酸アンモニウム等に代表
されるリチウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム
塩等を使用することができる。また、アミノポリカルボ
ン酸、アミノポリホスホン酸の具体例としては、特開昭
63−182650号公報の第10ページにおけるA−
1〜A−12のような化合物を用いることができる。
【0044】定着液には所望により保恒剤(亜硫酸塩、
重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(酢酸、硝酸)、pH調整剤
(例えば硫酸)、硬水軟可能のあるキレート剤を含むこ
とができる。保恒剤の使用量は適宜変えることができ、
好ましくは約0.05〜1モル/lである。定着液のp
Hは、3.8以上が好ましく、特に4.0〜5.5が好
ましい。
【0045】定着温度及び時間は、一般に好ましくは約
20℃〜約50℃で6秒〜90秒で行うことができ、3
0℃〜40℃で5秒〜60秒がより好ましい。
【0046】水洗又は安定化処理を行う場合、これらの
処理としては、本分野で公知のあらゆる方法を適用する
ことができ、本分野で公知の種々の添加剤を含有する水
を水洗水又は安定化液として用いることもできる。防黴
手段を施した水を水洗又は安定液に使用することにより
、感光材料1m2当たり3l以下の補充量という節水処
理も可能となるのみならず、自動現像機設置の配管が不
要となり更にストック槽の削減が可能となる。
【0047】少量の水洗水で水洗するときには特開昭6
2−32460号に記載のスクイズローラー洗浄槽を設
けることがより好ましい。
【0048】更に水洗又は安定化浴に防黴手段を施した
水を処理に応じて補充することによって生ずる水洗又は
安定化浴からのオーバーフロー液の一部又は全部は、特
開昭60−235113号に記載されているように、そ
の前処理工程である定着能を有する処理液に利用するこ
ともできる。
【0049】更には、特開昭57−8542号等に記載
されている防菌剤、防バイ剤、界面活性剤などを併用す
ることもできる。
【0050】更に、水洗浴には、R.T.Kreima
n著J.Image, Tech 10.(6)242
(1984)等に記載されたイソチアゾリン系化合物、
特願昭61−51396号に記載された化合物などを防
菌剤(Microbiocide)として併用すること
もできる。
【0051】防黴手段を施して水ストック槽に保存され
た水は前記現像液、定着液などの処理液原液の希釈水と
しても水洗水としても共用されるのが、スペースが小さ
くてすむ点で好ましい。しかし防黴手段を施した希釈水
と水洗水(又は安定化液)とを分けて別槽にそれぞれ保
管することもできるし、どちらか一方だけを水道から直
接とってもよい。
【0052】別槽に分けて保管したときは、例えば防黴
手段を施した上に、水洗水(又は安定浴)には種々の添
加剤を含有させることができる。
【0053】例えば、アルミニウムとのキレート安定度
logK値が10以上のキレート化合物を含有させても
よい。これらは、定着液中に硬膜剤としてアルミニウム
化合物を含む場合に水洗水中での白沈を防止するのに有
効である。
【0054】キレート剤の具体例としては、エチレンジ
アミン四酢酸(logK16.1)、シクロヘキサンジ
アミン四酢酸(同17.6)、ジアミノプロパノール四
酢酸(同13.8)、ジエチレントリアミン五酢酸(同
18.4)、トリエチレンテトラミン六酢酸(同19.
7)等及びこれらのナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩があり、その添加量は好ましくは0.01〜1
0g/l、より好ましくは0.1〜5g/lである。
【0055】更に水洗水中には銀画像安定化剤の他に水
滴ムラを防止する目的で、各種の界面活性剤を添加する
ことができる。界面活性剤としては、陽イオン型、蔭イ
オン型、非イオン型及び両イオン型のいずれを用いても
よい。界面活性剤の具体例としては例えば工学図書(株
)発行の「界面活性剤ハンドブック」に記載されている
化合物などがある。
【0056】上記安定化浴中には画像を安定化する目的
で各種化合物が添加されてよい。例えば膜pHを調整す
る(例えばpH3〜8)ための各種の緩衝剤(例えばホ
ウ酸塩、メタホウ酸塩、ホウ砂、リン酸塩、炭酸塩、水
酸化カリ、水酸化ナトリウム、アンモニア水、モノカル
ボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸などを組み合わ
せて使用)やホルマリン等のアルデヒドを代表例として
挙げることができる。その他、キレート剤、殺菌剤(チ
アゾール系、イソチアゾール系、ハロゲン化フェノール
、スルファニルアミド、ベンゾトリアゾールなど)、界
面活性剤、蛍光増白剤、硬膜剤などの各種添加剤を使用
してもよく、同一もしくは異種の目的の化合物を2種以
上併用してもよい。更に塩化アンモニウム、硝酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、亜硫
酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム等の各種アンモ
ニウム塩を添加するのが、画像保存性を良化するために
好ましい。
【0057】上記の方法による水洗又は安定浴温度及び
時間は、5℃〜50℃で6秒〜90秒が好ましい。
【0058】水洗(安定化)処理時間とは、処理する感
光材料が水洗水(又は安定化液)に浸漬している時間を
言い、自動現像機について言えば、水洗タンク液(又は
安定化タンク液)に浸漬している時間である。
【0059】本発明を実施する場合、現像、定着及び水
洗又は安定化された写真材料、水洗水又は安定化液をし
ぼり切る、即ちスクイズローラーを経て乾燥されるのが
好ましい。この場合の乾燥は一般に約40℃〜約100
℃で行われ、乾燥時間は周囲の状態によって適宜変えら
れるが、通常は約5秒〜90秒でよく、より好ましくは
40℃〜80℃で約5秒〜60秒である。
【0060】ハロゲン化銀写真感光材料を自動現像機で
処理する際には、処理の安定化をはかるため現像液、定
着液とも補充オーバーフロー方式がよく用いられる。
【0061】補充オーバーフロー方式は、一定量の感光
材料が処理される都度、処理槽に補充液を供給する。補
充液は現像で減少した液体積よりも過剰の液量を供給し
、現像有用物質を供給するとともに、現像老廃物をオー
バーフローする液と共に排出する役割を持っている。
【0062】これにより、処理液に一定の平衡状態が形
成され、レベルが一定した処理が行われる安定した処理
方法である。
【0063】本発明において、補充のタイミングは感光
材料の処理直後が好ましい。
【0064】補充は現像量に比例させるのが好ましいが
、本発明では、処理する面積に比例させるのが特に好ま
しい。補充量は7ml〜20ml/四つ切(10inc
h×12inch)で顕著な効果が見られる。
【0065】本発明に用いられる自動現像機は、第1図
に示したようなローラー搬送型のものが好ましい。
【0066】第1図において、1は感光材料挿入口の第
一ローラーを表し、2は乾燥出口の最終ローラー、3a
は現像槽、3bは定着槽、3cは水洗槽、4は処理され
る感光材料、5はスクイズ部、6は乾燥部、7は乾燥空
気の吹き出し口を示す。
【0067】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の感光
性ハロゲン化銀粒子としては、粒子内部に沃化銀を8モ
ル%以上、好ましくは8〜40モル%含有した部分を有
し、粒子全体の沃化銀含有率としては3.5モル%以下
、好ましくは0.8〜3.0%で、かつ臭化銀含有率が
90%以上、好ましくは90〜97%のハロゲン化銀単
分散粒子である感光性ハロゲン化銀乳剤を挙げることが
できる。
【0068】更に本発明のハロゲン化銀写真感光材料の
感光性ハロゲン化銀乳剤としては、沃化銀含有率が4.
0モル%以下、好ましくは0.1〜3.5モル%で臭化
銀含有率が90%以上、好ましくは90〜99%であっ
て、かつ粒子直径と厚みの比が4.0以上30未満、好
ましくは5.0〜20の平板状粒子を50%以上、好ま
しくは40〜90%含有した感光性ハロゲン化銀乳剤が
挙げられる。
【0069】これらのハロゲン化銀乳剤を用いることに
より高感度で、かつ本発明の目的効果を良好に奏するハ
ロゲン化銀写真感光材料を得ることが可能となる。
【0070】次に本発明の好ましい態様としては、下引
き層を塗布したポリエチレンテレフタレート支持体上に
親水性コロイド層としてゼラチン層からなる帯電防止層
を設層する。
【0071】この帯電防止層は、特願平1−29644
6号に記載されている(1)水溶性の導電性ポリマー、
(2)疎水性ポリマー粒子、(3)硬化剤の反応生成物
からなる導電層の構成であってもよく、一般的に知られ
ている界面活性剤(例えば特開昭53−21922号、
同58−208743号、同59−74554号、同6
0−80839号、同60−94126号などに記載の
もの)或は無機化合物(例えばNaCl、LiCl、K
NO3)などの帯電防止剤及び金属酸化物(例えば特開
昭60‐23848号、同58‐62649号、同57
‐118242号)など記載の化合物を含有した構成で
あってもよい。
【0072】好ましくは、前者の構成からなる導電性層
が挙げられる。次いでその上層に塗布される層として例
えばハロゲン化銀写真乳剤層、ハレーション防止層、中
間層又はバッキング層などの親水性コロイド層が挙げら
れる。好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤層又はバッキ
ング層である。
【0073】次いでその上層に、例えば保護層、中間層
、ハロゲン化銀写真乳剤層、フィルター層、現像調節層
、帯電防止層、紫外線吸収層などが塗布されてよい。 好ましくは保護層或は実質的に感光性を有しないハロゲ
ン化銀乳剤層が挙げられる。
【0074】本発明で言う親水性コロイド層とは、ハロ
ゲン化銀写真感光材料に設層される親水性層を指し、ゼ
ラチンを始めとしたバインダー成分を含む例えばハロゲ
ン化銀乳剤層、保護層、中間層、ハレーション防止層、
フィルター層、現像調節層、紫外線吸収層、下塗り層、
バッキング層など写真用感光材料に必要な各種層を指す
【0075】本発明に係る導電層は、導電性ポリマー(
1)と疎水性ポリマー粒子(2)の種類及び混合比、架
橋剤となる硬化剤(3)の選択、使用量及び乾燥条件な
どを、最適条件に設定するのが好ましい。
【0076】導電層の硬化剤による架橋度については、
膨潤度から知ることができる。膨潤度は本発明の試料を
25℃の純水に60分間浸漬し、このとき膨潤した膜厚
を水中で測定できるアダプターを取付けた。
【0077】電子顕微鏡で観察し、乾燥時の膜厚と比較
して膨潤度を求めることができる。膨潤度は浸漬により
膨潤した膜厚/乾燥時の膜厚で求めることができる。間
接的に膨潤度を求めるには、乾燥時の一定の面積の試料
の重さと膨潤させたときの試料の重さから、吸水した水
の量を求め、この水により増加した体積を求め、比重か
ら膜厚を求めて膨潤度とすることができる。好ましい膨
潤度としては0.2〜100%、より好ましくは2〜5
0%である。
【0078】導電層の膜厚は、導電性と密接な関係があ
り、単位体積の増加により特性が向上することから厚く
するのが良いがフィルムの柔軟性が損なわれていくため
0.1〜100μm以内、特に好ましくは0.1〜10
μmの範囲に設定するとよい結果が得られる。
【0079】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、沃臭化銀、沃塩化銀、沃塩臭化銀などい
ずれのハロゲン化銀であってもよいが特に高感度のもの
が得られるという点では、沃臭化銀であることが好まし
い。
【0080】写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体
、8面体、14面体のような全て等方的に成長したもの
、或は球形のよう多面的な結晶型のもの、面欠陥を有し
た双晶から成るもの或はそれらの混合型又は複合型であ
ってもよい。これらハロゲン化銀粒子の粒径は、0.1
μm以下の微粒子から20μmに至る大粒子であっても
よい。本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる
乳剤は、公知の方法で製造できる。例えば、リサーチ・
ディスクロージャー(RD)No.17643(197
8年12月)・22〜23頁の1・乳剤製造法(Emu
lsion Preparaition and ty
pes)及び同(RD)No.18716(1979年
11月)・648頁に記載の方法で調製することができ
る。
【0081】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
乳剤は、例えば、T.H.James著“Thethe
ory of the photographic p
rocess”第4版、Macmillan社刊(19
77年)38〜104頁に記載の方法、G.F.Dau
ffin著「写真乳剤化学」“Photographi
c Emulsion Chemistry”、Foc
al press社刊(1966年)、P.Glafk
ides著「写真の物理と化学」”Chimie et
 physique photograhique”P
aul Montel社刊(1967年)、V.L.Z
elikman他著「写真乳剤の製造と塗布」“Mak
ing and coating photograp
hic emulsion”Focal press社
刊(1964年)などに記載の方法により調製される。
【0082】即ち、中性法、酸性法、アンモニア法など
の溶液条件、順混合法、逆混合法、ダブルジェット法、
コントロールド・ダブルジェット法などの混合条件、コ
ンバージョン法、コア/シェル法などの粒子調製条件及
びこれらの組合わせ法を用いて製造することができる。
【0083】本発明の好ましい実施態様としては、沃化
銀を粒子内部に局在させた単分散乳剤が挙げられる。
【0084】本発明に好ましく用いられるハロゲン化銀
乳剤としては、例えば特開昭59‐177535号、同
61‐802237号、同61‐132943号、同6
3‐49751号及び特願昭63‐238225号など
に開示されている内部高沃度型単分散粒子が挙げられる
。結晶の晶癖は立方体、14面体、8面体及びその中間
の(1,1,1)面と(1,0,0)面が任意に混在し
ていてもよい。
【0085】ここでいう単分散乳剤とは、常法により、
例えば平均粒子直径を測定したとき、粒子数又は重量で
少なくとも95%の粒子が、平均粒子径の±40%以内
、好ましくは±30%以内にあるハロゲン化銀粒子であ
る。ハロゲン化銀の粒径分布は、狭い分布を有した単分
散乳剤或は広い分布の多分散乳剤のいずれであってもよ
い。ハロゲン化銀の結晶構造は、内部と外部が異なった
ハロゲン化銀組成からなっていてもよい。
【0086】本発明の好ましい態様としての乳剤は、高
沃度のコア部分に低沃度のシェル層からなる明確な二層
構造を有したコア/シェル型単分散乳剤である。
【0087】本発明の高沃度部の沃化銀含量は20〜4
0モル%で特に好ましくは20〜30モル%である。
【0088】かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例
えばJ.Phot.Sic.12.242〜251頁(
1963)、特開昭48‐36890号、同52‐16
364号、同55‐142329、同58‐49938
号、英国特許1,413,748号、米国特許3,57
4,628号、同3,655,394号などの公報に記
載されている。
【0089】上記の単分散乳剤としては、種晶を用い、
この種晶を成長核として銀イオン及びハライドイオンを
供給することにより、粒子を成長させた乳剤が特に好ま
しい。なお、コア/シェル乳剤を得る方法としては、例
えば英国特許1,027,146号、米国特許3,50
5,068号、同4,444,877号、特開昭60‐
14331号などの公報に詳しく述べられている。
【0090】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、
アスペクト比が4以上30未満の平板状粒子であっても
よい。
【0091】かかる平板状粒子の利点は、分光増感効率
の向上、画像の粒状性及び鮮鋭性の改良などが得られる
などとして例えば、英国特許2,112,157号、米
国特許4,439,520号、同4,433,048号
、同4,414,310号、同4,434,226号、
特開昭58‐113927号、同58‐127921号
、同63‐138342号、同63‐284272号、
同63‐305343号などの公報に記載の方法により
調製することができる。
【0092】上述した乳剤は、粒子表面に潜像を形成す
る表面潜像型或は粒子内部に潜像を形成する内部潜像型
、表面と内部に潜像を形成する型のいずれの乳剤で有っ
てもよい。これらの乳剤は、物理熟成或は粒子調製の段
階でカドミウム塩、鉛塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジ
ウム塩又はその錯塩、ロジウム塩又はその錯塩、鉄塩又
はその錯塩などを用いてもよい。乳剤は可溶性塩類を除
去するためにヌーデル水洗法、フロキュレーション沈降
法或は限外濾過法などの水洗方法がなされてよい。好ま
しい水洗法としては、例えば特公昭35‐16086号
記載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アルデヒド樹脂
を用いる方法、又は特開昭63‐158644号記載の
凝集高分子剤例示G3,G8などを用いる方法が特に好
ましい脱塩法として挙げられる。
【0093】本発明に係る乳剤は、物理熟成又は化学熟
成前後の工程において、各種の写真用添加剤を用いるこ
とができる。公知の添加剤としては、例えばリサーチ・
ディスクロージャーNo−17643(1978年12
月)及び同No−18716(1979年11月)に記
載された化合物が挙げられる。 これら二つのリサーチ・ディスクロージャーに示されて
いる化合物種類と記載箇所を次に掲載した。
【0094】 本発明に係る感光材料に用いることのできる支持体とし
ては、例えば前述のRD‐17643の28頁及びRD
‐18716の647頁左欄に記載されているものが挙
げられる。
【0095】適当な支持体としてはプラスチックフィル
ムなどで、これら支持体の表面は一般に塗布層の接着を
よくするために、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外
線照射などを施してもよい。そして、このように処理さ
れた支持体上の片面或は両面に本発明に係る乳剤を塗布
することができる。
【0096】本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料のす
べてに適用可能であるが、特に高感度の黒白用感光材料
に適している。
【0097】医療用X線ラジオグラフィーに本発明を適
用する場合、例えば透過性放射線曝射によって近紫外光
ないし可視光を発生する蛍光体を主成分とする蛍光増感
紙が用いられる。これを本発明の乳剤を両面塗布してな
る感光材料両面に密着し露光することが望ましい。
【0098】ここでいう透過性放射線とは、高エネルギ
ーの電磁波であって、X線及びガンマー線を意味する。
【0099】又蛍光増感紙とは、例えばタングステン酸
カルシウムを主とした蛍光成分とする増感紙、或はテル
ビウムで活性化された稀土類化合物を主成分とする蛍光
増感紙などを言う。
【0100】
【実施例】以下本発明の実施例について説明するが本発
明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0101】実施例1 平板状粒子の調製 臭化カリウムを0.17モル含有の1.5%ゼラチン溶
液5.5lに、80℃、pH5.9において撹拌しなが
ら、ダブルジェット法により臭化カリウム2.1モル及
び硝酸銀2.0モル相当を溶液で2分間にわたって加え
た。pBrは0.8に維持した。(使用した全硝酸銀の
0.53%を消費。)臭化カリウム溶液の添加を停止し
硝酸銀溶液を4.6分間添加し続けた。(使用全硝酸銀
の8.6%を消費。)次いで、臭化カリウム溶液及び硝
酸銀溶液を同時に13分間添加した。この間pBrを1
.2に維持し、添加流量は完了時が開始時の2.5倍と
なるように加速せしめた。(使用した全硝酸銀の43.
6%を消費。)臭化カリウム溶液の添加を停止し、硝酸
銀溶液を1分間加えた。(使用した全硝酸銀の4.7%
を消費。)沃化カリウム0.55モルを含む臭化カリウ
ム2.0モル溶液を硝酸銀溶液と共に13.3分間にわ
たって加えた。この間pBrを1.7に維持し、流量は
完了時に開始時の1.5倍となるように加速した。(使
用した全硝酸銀の35.9%を消費。)この乳剤にチオ
シアン酸ナトリウム1.5g/モルAgを加え、25分
間保持した。沃化カリウムを0.60モルと硝酸銀を溶
液でダブルジェット法により等流量で約5分間、pBr
が3.0に達するまで加えた。(使用した全硝酸銀の約
6.6%を消費。)消費した全硝酸銀の量は約11モル
であった。このようにして、平均粒子直径1.62μm
でアスペクト比が約16:1の平板状沃臭化銀粒子を含
有する乳剤を調製した。この粒子は沃臭化銀粒子の全投
影面積の80%以上を平板状粒子で占めていた。
【0102】得られた平板状粒子を含有する乳剤を銀1
モル当たりの容積が500mlになるように純水を加え
てから55℃とし、下記の分光増感色素AとBを200
:1の重量比で合計600mg添加した。
【0103】 分光増感色素A 5,5’−ジクロロ−9−エチル−3,3’−ジ(3−
スルホプロピル)オキサカルボシアニン無水物のナトリ
ウム塩分光増感色素B 5,5’−ジ(ブトキシカルボニル)−1,1’−ジエ
チル−3,3’−ジ(4−スルホブチル)−ベンゾイミ
ダゾロカルボシアニン無水物のナトリウム塩 10分後にチオシアン酸アンモニウム塩を銀1モル当た
り2×10−3モル加え、更に適当量の塩化金酸とハイ
ポを添加し化学熟成を開始した。このときのpHは6.
15、銀電位は50mvの条件で行った。
【0104】化学熟成終了15分前(化学熟成開始から
70分後)に沃化カリウムを銀1モル当たり200mg
添加し、5分後に10%(wt/vol)の酢酸を添加
して、pHを5.6に低下させ5分間そのpH値を保ち
、その後水酸化カリウムの0.5%(wt/vol)液
を添加してpHを6.15に戻し、その後4‐ヒドロキ
シ‐6‐メチル‐1,3,3a,7‐テトラザインデン
を添加し化学熟成を終了した。
【0105】得られた乳剤に後掲の乳剤用添加剤を加え
て、平板状乳剤調製液とした。なお塗布液には後記添加
剤のほか、トリクレジルホスフェート及び下記化合物(
1)(2)を分散し、粒径0.12μmの油滴とした分
散物(イ)、トリクレジルホスフェート及び化合物(2
)及び(3)を分散し、粒径0.09μmの油滴とした
分散物(ロ)を、ハロゲン化銀1モル当たり下記の量に
なるように添加した。
【0106】 分散物(イ)   トリクレジルホスフェート           
                         
    0.6g  化合物(1)         
                         
                  300mg  
化合物(2)                   
                         
        180mg分散物(ロ)   トリクレジルホスフェート           
                         
    1.5g  化合物(2)         
                         
                  210mg  
化合物(3)                   
                         
        400mg
【0107】
【化3】
【0108】即ち分散物(イ)を特開昭  61‐28
5445号の実施例1の(3)に記載の方法に準じて、
分散物(ロ)を特開昭 60‐243654号、35ペ
ージの15行目以降に記載の方法に準じて分散したもの
を、上記添加量となる量添加した。
【0109】又乳剤液 (感光性ハロゲン化銀塗布液)
 に用いた添加剤は次のとおりである。添加量はハロゲ
ン化銀1モル当たりの量で示す。
【0110】   1,1−ジメチロール−1−ブロム−1−ニトロメ
タン                       
65mg  t−ブチル−カテコール        
                         
            400mg  ポリビニルピ
ロリドン(分子量10,000)          
                  1.0g  ス
チレン−無水マレイン酸共重合体          
                       2.
5g  ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウムク
ロリド                  50mg
  1,3−ヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アン
モニウム                   4g
  2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン
酸ナトリウム            15mg  1
−フェニル−5−メルカプトテトラゾール      
                        5
0mg  n−C4H9OCH2CH(OH)CH2N
(CH2COOH)2               
                     1g   下記2種の化合物
【0111】
【化4】
【0112】又保護層液に用いた添加物は次のとおりで
ある。添加量は塗布液1l当たりの量で示す。
【0113】   石灰処理イナートゼラチン           
                         
     68g  酸処理ゼラチン        
                         
                   2g  ナト
リウム(i)アミル(n)デシルスルホサクシネート(
塗布助剤)        1g  ポリメチルメタク
リレート(面積平均粒径3.5μmのマット剤)   
     1.1g  二酸化ケイ素粒子(面積平均粒
径1.2μmのマット剤)             
   0.5g  ルドックスAM(デュポン社製)(
コロイドシリカ)                 
  30g  ビスビニルスルホニルメチルエーテル(
硬膜剤)                     
15mg  C4F9SO3K           
                         
                      2mg
  ポリオキシエチレン−2,4−ジノニルフェニルエ
ーテルスルホン酸  ナトリウム(平均重合度12) 
                         
            1.0g   次に前記乳剤を銀換算値で1.48g/m2、親水
性コロイド量はすべて1.98g/m2、保護層はゼラ
チン付量として0.99g/m2となるように2台のス
ライドホッパー型コーターを用いて、毎分60mのスピ
ードで導電性層を設けたフィルムベースに片面均一塗布
し感光材料を作成した。
【0114】感光材料に濃度1.0を与える露光を施し
第1図に示す自動現像機を用い次に示す現像液で室温2
5℃55%RHに空調された室内で四つ切30枚/日の
処理を30日間行った。
【0115】現像処理条件を次に示す。
【0116】 現像液   亜硫酸カリウム                
                         
           55g  ハイドロキノン  
                         
                         
25g  1−フェニル−3−ピラゾリドン     
                        0
〜0.01モル/l  一般式〔I〕で表される化合物
                         
 0〜0.01モル/l  ホウ酸         
                         
                        1
0.0g  水酸化ナトリウム           
                         
            21.0g  トリエチレン
グリコール                    
                      17.
5g  5−ニトロベンツイミダゾール       
                         
      0.10g  グルタルアルデヒド重亜硫
酸塩                       
             15.0g  氷酢酸  
                         
                         
      16.0g  臭化カリウム      
                         
                      4.0
g  トリエチレンテトラミン六酢酸        
                         
    2.5g   水で900mlに仕上げる。
【0117】なお1−フェニル−3−ピラゾリドン及び
一般式〔I〕で表される化合物の添加量を表1に示す。
【0118】 定着液   チオ硫酸アンモニウム             
                         
     130.0g  無水亜硫酸ナトリウム  
                         
                  7.3g  ホ
ウ酸                       
                         
           7.0g   酢酸(90wt
%)                       
                         
   5.5g  酢酸ナトリウム三水塩      
                         
             25.8g  硫酸アルミ
ニウム十八水塩                  
                      14.
6g  硫酸(50wt%)            
                         
             6.77g  水で仕上げ
                         
                         
       1l   現像処理は下記条件で行い現像液補充量は7ml〜
50ml/四つ切と変化させた。                   時間(秒)  
  温度(℃)    タンク容量(l)  現   
 像          7〜15        3
5〜40            15  定    
着            7           
 31              8  水    
洗            7           
 25              7  スクイズ 
           5  乾    燥     
       8表1に補充量、現像時間、温度を変化
させた処理条件No.1〜No.16による相対感度及
びカブリ値を示した。
【0119】
【表1】
【0120】相対感度は濃度1.0を与えるのに必要な
光量の逆数を求め表1の条件No.4による感度を10
0としたときの相対値で表した。
【0121】本発明に係る導電性層を設けたフィルムベ
ースは以下のようにして作成した。グリシジルメタクリ
レート50wt%、メチルアクリレート10wt%、ブ
チルメタクリレート40wt%の3種のモノマーからな
る共重合体分散液を下引き液として塗設した175μm
のポリエチレンテレフタレートをコロナ放電した後、下
記構成の帯電防止液を10ml/m2になるよう33m
/minの速度でロールフィットコーティングパン及び
エアーナイフを使用して塗布した。
【0122】 (1)水溶性導電性ポリマー      0.6  (
g/m2)(2)疎水性ポリマー粒子        
0.4(3)硬化剤                
    0.15(4)可塑剤           
         0.10塗布後、90℃で2分間乾
燥したのち140℃で90秒間熱処理した。
【0123】表1から明らかなように、一般式〔I〕で
表される化合物を含み、かつ補充量を7ml〜20ml
/四つ切とした本発明による現像条件であるNo.5,
6及びNo.9〜16の方法によれば、比較条件である
No.1〜4及びNo.7,8にくらべカブリ、感度と
も安定した性能が得られることが分かる。
【0124】
【発明の効果】本発明によればランニングによる処理変
動が少なく安定した性能を示す。しかも現像処理液の補
充量が低減できる現像処理方法を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は自動現像機の構成を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも一層の親水性コロイド層を
    含むハロゲン化銀写真感光材料を自動現像機で処理する
    方法において、現像液の補充量が7ml〜20ml/四
    つ切であり、かつ該現像液中に一般式〔I〕で示される
    化合物を少なくとも1種含有することを特徴とするハロ
    ゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【化1】 〔式中Rはアリール基を表す。R1,R2,R3,R4
    は互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原
    子、アルキル基、アラルキル基、アリール基を表す。但
    しRが無置換のフェニル基を表す場合には、R1,R2
    ,R3及びR4が同時に水素原子であることはない。〕
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491050A (en) * 1993-03-22 1996-02-13 Eastman Kodak Company Method of processing originating photographic elements containing tabular silver chloride grains bounded by (100) faces

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