JPH04163444A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04163444A
JPH04163444A JP28951290A JP28951290A JPH04163444A JP H04163444 A JPH04163444 A JP H04163444A JP 28951290 A JP28951290 A JP 28951290A JP 28951290 A JP28951290 A JP 28951290A JP H04163444 A JPH04163444 A JP H04163444A
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silver halide
hydrogen atom
gamma
formula
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JP28951290A
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English (en)
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Yasunori Wada
安則 和田
Takuji Hasegawa
拓治 長谷川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは
迅速現像処理に際して、ランニング安定性を改良したハ
ロゲン化銀写真感光材料に関するものである。
〔発明の背景〕
従来より、露光済みのハロゲン化銀写真感光材料を自動
現像機で処理する場合、感光材料の処理量に対して一定
の補充を行う補充オーバーフロー方式が用いられ、ラン
ニング安定性をはかつている。
しかしながら、黒化濃度部分の多い感光材料を多量に連
続現像処理した場合は、現像液の劣化レベルが大きく低
下し、逆に黒化濃度部分が少ない場合には、劣化レベル
が少ないため現像レベルが上昇する結果となる。
通常、現像処理は現像反応の過程で酸が放出される。そ
のため一般には高pHの補充液を添加することによりp
Hを維持している。又、現像液自身にもpHのパンバー
剤が用いられている。
しかしなから補充量を処理面積で制御している場合、同
じ面積でも黒化濃度が高い(現像反応が多い)場合には
pHは下かり、黒化濃度が低い場合にはpoは上がる。
またpi(と併せて現像主薬、抑制剤、保恒剤などの消
費量も当然のことながら変わってくる。
このように、処理条件によって写真特性は大きく変動す
る要素を有しているのが普通である。
そのため、医療用X線フィルムのように平均濃度が0.
8〜1.3にあって、診断部位が1.0付近の濃度に有
るような感光材料に於いては、中濃度域のガンマが非常
に重要となってくる。
従来より、ハロゲン化銀写真感光材料の階調をコントロ
ールする目的から、種々の提案がなされており例えば、
異なったガンマを有したハロゲン化銀粒子を2種以上混
合した特開昭60−162244号などが開示されてい
るが、処理が変動するとセンシトメトリー曲線が変形す
る欠点かあり、十分とは言えない。
従って、医療用X線フィルムにおいては、病巣の早期発
見と誤診防止上からも、ランニングで長時間処理安定性
かよく、カンマ変動を抑えた新たな技術か強く望まれて
いた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、迅速現像処理におけるランニング安定
性がよく、ガンマ変動のないハロケン化銀写真感光材料
を提供することである。その他の目的は以下の明細から
明らかとなる。
〔発明の構成〕
本発明の上記の目的は、以下により達成されることを見
いだし、本発明を成すに至った。
即ち、支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀
乳剤層と親水性コロイド層とを有するハロゲン化銀写真
感光材料において、該感光材料の特性曲線におけるガン
マ(γ)が、2.0以上4.5以下であり、かつ下記一
般式[I]で表される化合物の少なくとも一つを含有す
るハロゲン化銀写真感、光材料により達成される。
一般式〔I) A  I A2 式中、R1はアルキル基、アリール基またはへテロ環基
を表し、R2は水素原子またはプロ・7り基を表す。A
rはアリーレン基またはへテロ環基を表し、A1及びA
2は一方が水素原子を他方が水素原子、アンル基、スル
ホニル基まt:はオキザリル基を表す。
以下、本発明を詳述する。
本発明で言うガンマ(γ)とは、光学濃度(D)及び露
光量(LogE)の座標軸単位長の等しい直角座標系上
の特性曲線において、光学濃度0.5の点と2.0の点
を結ぶ直線部のこう配を指し、感光材料の調子の硬さを
数値で表わしたものである。
−船釣にガンマが高く硬調な画像では、特性曲線の立ち
上がりが急なので鮮鋭度は良好であるが低露光量部の情
報量が乏しい欠点がある。逆にガンマが低く軟調な画像
では、低露光量部の情報量は豊富な反面、鮮鋭度か優れ
ず画像診断しにくい欠点を有する。
医療用の感光材料における診断部位の平均濃度は1.0
付近にあって、1.0を中心とする低濃度部位(低露光
量部)から中濃度部位(中露光量部)にかけてのガンマ
(γ)が重要となる。即ち濃度が約0.5〜約2.0に
かけての濃度域のガンマ(γ)が2.0以上4.5以下
にあることが、画像か鮮鋭で、かつ情報量も充分で診断
能の高いX線用感光材料が得られるものである。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、前記−般式〔1
)で表されるスルホンアミド型ヒドラジン化合物の少く
とも1種を含有した感光性ハロゲン化銀乳剤層と親水性
コロイド層からなる構成であり、後掲の現像液で処理し
た場合、ガンマ(γ)が2.0〜4.5の範囲にあって
、好ましくは2゜5〜4.5を示すハロゲン化銀写真感
光材料である。
次に、一般式〔I〕について更に詳しく説明する。
R’はアルキル基(例えばオクチル、t−オクチル、デ
ンル、ドデンル、テトラゾノル等の基)、アリール基(
例えはフェニル、p−7’口ピル−フェニル、ナフチル
等の基)、ヘテロ環基(例えはピリジル、テトラゾリン
、オキサシリル、ベンゾオキサシリル、ベンゾチアゾリ
ル、ベンゾイミダゾリル等の基)の多基を表す。R1の
アルキル基として好ましいものは炭素数6〜20の基で
ある。
R1のアリール基として好ましいものはXは置換又は未
置換のアルキル基(例えばメチル、エチル、メトキシ、
l−プロピル等の基)、アシルアミノ(例えばオクタン
アミド、テトラデカンアミド等の基)、ウレイド(例え
ばヘキシルウレイド、δ−(2,4−ジ−t−アシルフ
ェノキシ)ブチルウレイド等の基)、ヒドラジノカルボ
ニルアミノ(例えば2.2−ジブチルヒドラジノカルボ
ニルアミノ、2−フェニル−2−メチルヒドラジノカル
ボニルアミノ デカンスルホンアミド、4−フトキシベンゼンスルホン
アミド、モルホリノスルホンアミド等の基)、アミノス
ルホンアミド(例えばN,N−ジブチルスルファモイル
アミノ、N,N−ジメチルスル7アモイルアミノ等の基
)、オキンカルポニルアミノ(例えはオクチルオキン力
ルポニルアミノ、ペンジルオキン力ルポニルアミノ等の
基)、−S−カルボニルアミノ(例えばCaH+ySC
ONH  、CsHsSCONH−等の基)R3及びR
4は、それぞれ水素原子、アルキル(例えばメチル、エ
チル、プロピル、ブチル、シクロヘキンル等の基)、ア
リール(例えばフェニル、ナフチル等の基)、複素環(
例えばピリジル、チエニル、ピペリジノ、モルホリノ等
の基)の多基を表すが、R3とR′で窒素原子と共に環
(例えばピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ等の環)
を\ 形成してもよく、 C−N−の基を形成してもよい。
/ R6及びR7はそれぞれ水素原子または置換可能な基(
例えばアルキル、アリール、複素環等の基)であり、環
(例えはンクロヘキサン、チアゾール、オキサノール、
ヘンジチアゾール等の環を)形成してもよい。
R5は水素原子、アリール(例えばフェニル、ナフチル
等の基)、複素環(例えはピペリジノ、モノホリノ、テ
トラヒドロピラニル、ピリジル、チエニル等の基)の多
基を表す。
Zlは置換可能な基(例えばアルキル、アリール、複素
環、ヒドロキン、アルコキン1アミノ、アンルアミノ、
ウレイド、ヒドラジ7カルポニルアミノ、スルホンアミ
ド、アミノスルホンアミド、オキンカルポニルアミノ、
−S−カルボニルアミノ、ハロゲン等の基)を表す。
A1及びA2はともに水素原子、又は一方が水素原子で
他方はアシル(例えばアセチル、トリフルオロアセチル
等の基)、スルホニル(例えばメタスルホニル、トルエ
ンスルホニル等の基)、オキザリル(例えばエトキザリ
ル等の基)の多基を表すが、A1及びA2は共に水素原
子であることが最も好ましい。R2としては水素原子、
及びブロック基としてのアルキル(例えはメチル、エチ
ル、ベン7ル、メトキ/メチル、トリフルオロメチル、
フェノキシメチル、ヒドロキシメチル、メチルチオメチ
ル、フェニルチオメチル等の基)、アリール(例えばフ
ェニル、クロルフェニル等の基)、複素環(例えはピリ
ジル、チエニル、フリル等(7) 基)、/ R8及びRsは水素原子、アルキル(例えばメチル、エ
チル、ベンジル等の基)、アルケニル(例えばアリル、
ブテニル等の基)、アルキニル(例えばプロパルギル、
ブチニル等の基)、アリール(例えばフェニル、ナフチ
ル等の基)、複素環(例えば2,2,6.6−チトラメ
チルビペリジニル、N−エチル−N′−エチルピラゾリ
ジニル、ピリジニル等の基)、ヒドロキシ、アルコキシ
(例えばメトキシ、エトキシ等の基)、アミン(例えば
アミノ、メチルアミノ等の基)の多基を表し、R.とR
7で窒素原子と共に環(例えはピペリジノ、モルホリノ
等の環)を形成してもよい。
RIGは水素原子、アルキル(例えばメチル、エチル、
ヒドロキンエチル等の基)、アルケニル(例えばアリル
、ブテニル等の基)、アルキニル(例えばプロパルギル
、ブチニル等の基)、アリール(例えばフェニル、ナフ
チル等の基)、複素環(例えば2.2,6.6−チトラ
メチルピベリジニル、N−メチルピペリジニル、ピリジ
ル等の基)を表す。
以下に具体的化合物例を挙げるが本発明はこれ具体的化
合物例 IL rl。
L しHl CHl し旧 し8旧7−〇しυ〜li              
                   L;t13C
Hl CHl しI′+1 L 1 %3t17 上記の化合物は、公知の方法によって合成することがで
き、例えはヨーロッパ特許330,109号に記載の合
成法又は、それに準じた方法により得ることかできる。
上述した化合物を本発明のハロゲン化銀乳剤又は親水性
コロイド層に使用するには、水または親水性溶媒例えば
メタノールに溶解してから添加してよい。
ハロゲン化銀乳剤の場合は、化学熟成終了時から塗布直
前までの適宜な工程に添加してよく、好ましくは塗布前
に添加するのがよい。
これら化合物の添加量は、広範囲に用いてもよいが、ハ
ロゲン化銀乳剤に対しては6〜2000mg1モルAg
xテ、より好ましくは30〜1500+*g/ モルA
gXである。
ハロゲン化銀乳剤層以外の層に添加する場合は、lθ〜
2500+ag/■2で、より好ましくは50〜200
0■g/−2である。
本発明の感光材料は、例えば(RD−17643)に記
載されているような、種々の方法及び種々の処理液のい
ずれをも適用することかできる。処理温度は普通18℃
から50°Cの間に選ばれるか18°Cより低い温度ま
たは50°Cを超える温度としてもよい。
現像主薬としては、ジヒドロキシベンゼン類(例えばハ
イドロキノン) 、l−フェニル−3−ピラゾリドン、
アミノフェノール類(例えばN−メチルP−アミノフェ
ノール)などを、単独もしくは組み合わせて用いること
ができる。現像液にはこの他種々の保恒剤、アルカリ剤
、pu緩衝、カブリ防止剤などを含み、更に必要に応じ
溶解助剤、色調剤、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤、
硬水軟化剤、硬膜剤、粘性付与剤などを含んでもよい。
尚、現像液のpHは1O10〜11.5が好ましく、よ
り好ましくは1O12〜11,3の範囲である。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤は
、沃臭化銀、沃塩化銀、沃塩臭化銀などイスれのハロゲ
ン化銀であってもよいが特に高感度のものが得られると
いう点では、沃臭化銀であることが好ましい。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、8面体、1
4面体のような全て等方的に成長したもの、あるいは球
形のよう多面的な結晶型のもの、面欠陥を有した双晶か
ら成るものあるいはそれらの混合型または複合型であっ
てもよい。これらノ10ゲン化銀粒子の粒径は、0.1
μ踵以下の微粒子から20μmに至る大粒子であっても
もよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤は
、公知の方法で製造できる。例えば、リサーチ・ディス
クロージャー(RD )No、17643(1978年
12月)22−23頁の1乳剤製造法(Emulsio
nPreparaition and types)及
び同(RD )No、18716(1979年11月)
648頁に記載の方法で調製することができる。
本発明の好ましい実施態様としては、沃化銀を粒子内部
に局在させI;単分散乳剤が挙げられる。
ここでいう単分散乳剤とは、常法により、例えば平均粒
子直径を測定したとき、粒子数または重量で少なくとも
95%の粒子が、平均粒子径の±40%以内、好ましく
は±30%以内にあるハロゲン化銀粒子である。ハロゲ
ン化銀の粒径分布は、狭い分布を有した単分散乳剤或は
広い分布の多分散乳剤のいずれであってもよい。
ハロゲン化銀の結晶構造は、内部と外部が異なったハロ
ゲン化銀組成からなっていてもよい。
本発明の好ましい態様としての乳剤は、高沃度のコア部
分に低沃度のシェル層からなる明確な二層構造を有した
コア/シェル型単分散乳剤である。
高沃度部の沃化銀含量は20〜40モル%で特に好まし
くは20〜30モル%である。
かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例えばJ、Ph
ot、Sic、 12.242〜251頁(1963)
、特開昭48−36890号、同52−16364号、
同55−142329、同58−49938号、英国特
許1,413.748号、米国特許3,574,628
号、同3゜655.394号などの公報に記載されてい
る。
上記の単分散乳剤としては、種晶を用い、この種晶を成
長核として銀イオン及び/1ライドイオンを供給するこ
とにより、粒子を成長させた乳剤が特に好ましい。なお
、コア/シェル乳剤を得る方法としては、例えば英国特
許1.027.146号、米国特許3,505.068
号、同4,444.877号、特開昭60−14331
号などの公報に詳しく述べられている。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、アスペクト比
が5以上の平板状粒子であってもよい。
かかる平板状粒子の利点は、分光増感効率の向上、画像
の粒状性及び鮮鋭性の改良などが得られるとして例えば
、英国特許2,112,157号、米国特許4,439
,520号、同4,433,048号、同4,414.
310号、同4,434.226号などで知られており
、乳剤はこれらの公報に記載の方法により調製すること
ができる。
上述した乳剤は、粒子表面に潜像を形成する表面潜像型
あるいは粒子内部に潜像を形成する内部潜像型、表面と
内部に潜像を形成する型のいずれの乳剤で有ってもよい
。これらの乳剤は、物理熟成あるいは粒子調製の段階で
カドミウム塩、鉛塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩又はその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩又は
その錯塩などを用いてもよい。乳剤は可溶性塩類を除去
するためにノーデル水洗法、70キユレーシヨン沈降法
などの水洗方法がなされてよい。好ましい水洗法として
は、例えば特公昭35−16086号記載のスルホ基を
含む芳香族炭化水素系アルデヒド樹脂を用いる方法、又
は特開昭63−158644号記載の凝集高分子剤例示
G 3 、G 8などを用いる方法が特に好ましい脱塩
法として挙げられる。
本発明に係る乳剤は、物理熟成または化学熟成前後の工
程において、各種の写真用添加剤を用いることができる
。公知の添加剤としては、例えばリサーチ・ディスクロ
ージャーNo、17643 (1978年12月)及び
同No、18716 (1979年11月)に記載され
た化合物か挙げられる。これら二つのリサーチ・ディス
クロージャーに示されている化合物種類と添    加
    剤  RD−17643RD−18716頁 
 分類 頁  分類 化学増感剤 23I[1648−右上 増  感  色  素   231V648右−649
左現像促進剤 29   II+ 648−右上刃ブリ
防止剤 24VI649−右下 安    定    剤   //      71色
汚染防止剤 25   ■ 650左−右画像安定剤 
25   ■ 紫外線吸収剤 25〜26  ■ 649右−650左
フイルター染料 〃   〃 増    白   剤   24      V硬  
 化   剤   26X651左塗  布  助  
剤   26〜27   n    650右界面活性
剤 26〜27 II  650右可   塑   剤
   27     ■    〃ス   ベ   リ
   剤    〃スタチック防止剤27   ■  
〃 マ   ッ   ト  剤   28       I
VI   650右バ イ ン ダ −  26II6
51左本発明に係る感光材料に用いることのできる支持
体としては、例えば前述のRD−17643の28頁及
びRD−18716の647頁左欄に記載されているも
のが挙げられる。
適当な支持体としては、プラスチックフィルムなどでこ
れら支持体の表面は一般に、塗布層の接着をよくするた
めに、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照射など
を施してもよい。そして、このように処理された支持体
上の片面あるいは両面に本発明に係る乳剤を塗布するこ
とができる。
本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料のすべてに適用可
能であるが、特に高感度の黒白用感光材料に適している
医療用X線ラジオグラフィーに本発明を適用する場合、
例えば透過性放射線曝射によって近紫外光ないし可視光
を発生する蛍光体を主成分とする蛍光増感紙が用いられ
る。これを本発明の乳剤を両面塗布してなる感光材料両
面に密着し露光することが望ましい。
ここで言う透過性放射線とは、高エネルギーの電磁波で
あって、X線及びγ線を意味する。
又蛍光増感紙とは、例えばタングステン酸力ルンウムを
主とした蛍光成分とする増感紙、或はテルビウムで活性
化された稀土類化合物を主成分とする蛍光増感紙などを
いう。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。但し当然のこと
ではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定され
るものではない。
実施例1 塗布試料の作成 60℃、 pAg= 8 、 pH= 2.0にコント
ロールしつつ、ダブルジェット法で平均粒径0.3μ園
の沃化銀2モル%を含む沃臭化銀の単分散立方晶乳剤(
A)を得た。この乳剤は、電子顕微鏡写真から双晶の発
生率は個数で1%以下であった。この乳剤(A)を種晶
として、以下のように成長させた。
即ち、40℃に保たれた保護ゼラチン及び必要に応じて
アンモニアを含む溶液8.512にこの種晶(A)を溶
解させ、更に酢酸によりPHを調整した。
二の液を母液として3.2規定のアンモニア性銀イオン
水溶液をダブルジェット法で添加した。
つまり、pAgを7.3、pHを9.7に制御し、沃化
銀含有率30モル%の層を形成した。次に、粒径の95
%まで、pHを9から8.2へ変化させ、pAgを9.
0に保ち成長させた。その後、臭化カリ溶液をノズルで
8分かけ添加し、pAgを11.0に落とし、その臭化
カリ添加終了3分後に混合終了させた。この乳剤は、平
均粒径0.7−1又粒子全体の沃化銀含有率は約2.0
モル%である。
次にこの反応液の過剰な可溶性塩を障去するために脱塩
工程を行なった。即ち、反応液を40°Cに保ち、ナフ
タレンスルホン酸ナトリウムのホルムアルデヒド縮金物
を5g/Agx1モル、MgSO4ヲ8g/AgX 1
モル添加し、5分間撹拌しその後静置した。
その後、上澄液を排出し、AgX 1モルあたり200
ccの液量にした。その次に、40°Cの純水を1.8
12/AgX1モル加え、5分間撹拌した。次にM g
 S O420g / A g X1モルを加え、上記
と同様に撹拌静置し、上澄液を排除し、脱塩を行なった
。次に、この溶液を撹拌し、AgXを再び分散させるた
めの後ゼラチンを添加した。
得られた乳剤を55°Cに保ち、下記の増感色素(1)
及び(2)を加えその後、チオシアン酸アンモニウムと
塩化金酸とハイポを加え、金・硫黄増感を行なった。増
感終了後、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a
、 7−チトラザインデンを加えた。
増感色素(1) 増感色素(2) 20+ag1モルAgX これらの乳剤に、本発明に係る一般式〔I]の化合物を
後掲の表1に示したように添加した。次いで添加剤とし
て、AgX 1モル当たりt−ブチルー力テコ−ル40
0+*g、ポリビニルピロリドン(分子量IO,000
) 1.Og、スチレン・無水マレイン酸共重合体2.
5g、  トリメチロールプロパン10g、ジエチレン
グリコール5g1ニトロフエニルートリフエニルホスホ
ニウ′ムクロライド50+ag、 1.3−ジヒドロキ
シベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム4g、2−メ
ルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ソーダ5
mg 1.t−ジメチロール−1−ブロム−1−二トロメタン
10mgを加えて乳剤塗布液とした。
又、保護層として下記の化合物を含む塗布液を調製した
。(添加量はゼラチン1g当りの量で示す。) CHzCOO(CHz)scHx 平均粒径5μmのポリメチルメタクリレートからなるマ
ット剤7 rag、平均粒u0.013μmのコロイダ
ルノリカフ0mg、 (CHO)z 8B、 [(CH
O6mgを加えて保護層用塗布液とした。。
得られた各々の塗布液を、グリシジルメタクリレート5
0wt%、メチルアクリレート10wt%、ブチルメタ
クリレート40wt%の3種の七ツマ−からなる共重合
体を、その濃度が10wt%になるように希釈して得た
共重合体水性分散液で下引きした厚さ180μmのポリ
エチレンテレフタレートブルーベース上に塗設した。
尚、試料の塗布銀量は両面で5 g7m2で、乳剤層保
護層を含めての塗布ゼラチン量は両面で6.5g/va
tになるよう塗布した。
得られた試料を蛍光増感紙KO−250(コニカ〔株〕
製)を用イテ管電圧90KVP、 20+aA テ0.
05秒間(7)X線を照射し、距離法にてセンシトメト
リーカーブを作成し感度及びガンマを求めた。
なお、現像は自動現像機5RX−501(コニカ〔株〕
製)で下記組成の現像液と定着液を用い、現像温度が3
5°C1定着温度が33°C1水洗水は温度18℃で毎
分1.5Qを供給し、全処理工程を45秒モードで処理
した。
現像液 亜硫酸カリウム             55gハイ
ドロキノン             25g1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン       1.2gホウ酸
              10.0g水酸化ナトリ
ウム          21.0gトリエチレングリ
コール       17.5g5−ニトロペンツイミ
タソール     0.lOgグルタルアルデヒド重亜
硫酸塩    15.0g氷酢酸          
     16.0g臭化カリウム         
    4.0gトリエチレンテトラミン6酢酸   
  2.5g水で900mQに仕上げる 定着液 チオ硫酸アンモニウム        130.0g無
水亜硫酸ナトリウム         7.3gホウ酸
               7.0g酢酸(90v
t%)             5.5g酢酸ナトリ
ウム3水塩        25.8g硫酸アルミ18
水塩          14.6g硫酸(50wt%
)            6.77g水での仕上げ 
             IQランニング安定性の評
価(△S1△γ)作製した試料を黒化濃度1.0に露光
し、5RX−501を用い前述した現像液で現像レベル
が安定になるまで約100a+2現像処理を行った。そ
の後に黒化濃度2.0に露光した試料で100m2現像
処理したときに得られた相対感度をSlとする。安定に
なつt:状態から黒化濃度0.5の試料を100m”処
理した時に得られる相対感度をS2とする。この時△S
−51−52で値が小さいほど現像安定性がよいと言え
る。なお、現像液の補充は33cc/750cm”の量
で行った。現像は35℃で行い、定着液はXF−3R(
コニカ〔株〕製)を用いた。
又、同様の方法でガンマ(γ)についても△γを求めた
判別能の判定方法 判別能はバーガーファンドームを用い、10人の被験者
により判定した。
ランニング前に現像処理した試料とランニング後に現像
処理した試料を比較し以下のような判定基準で判定し平
均値をとった。
差がない。        5 よくみると差がある。   4 僅かに差がある。     3 差がある。        2 一目見て差がある。    ■ 表1 表1から明らかなように本発明では、ランニングの差に
より感度、γの変化も少なく、さらに判別能の変化も小
さいことがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によって、迅速現像処理に於けるランニング安定
性か良く、感度、ガンマ(γ)の変動か少ないハロゲン
化銀写真感光材料を得ることができ、X線用ハロゲン化
銀写真感光材料として有効であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層
    と親水性コロイド層とを有するハロゲン化銀写真感光材
    料において、該感光材料の特性曲線における直線部ガン
    マ(γ)が、2.0以上4.5以下であり、かつ下記一
    般式〔 I 〕で表される化合物の少なくとも一つを含有
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1はアルキル基、アリール基またはヘテロ
    環基を表し、R^2は水素原子またはブロック基を表す
    。Arはアリーレン基またはヘテロ環基を表し、A^1
    及びA^2は一方が水素原子を他方が水素原子、アシル
    基、スルホニル基またはオキザリル基を表す。〕
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4345147A1 (de) * 1993-10-06 1995-04-20 Iren Dornier Einrichtung zur Sichtbarmachung des rückwärtigen Raumes eines Kraftfahrzeuges
EP1378791A1 (en) * 2002-07-05 2004-01-07 Agfa-Gevaert Diagnostic radiographic silver halide photographic film material
US6733947B2 (en) 2002-07-05 2004-05-11 Agfa-Gevaert Diagnostic radiographic silver halide photographic film material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE4345147A1 (de) * 1993-10-06 1995-04-20 Iren Dornier Einrichtung zur Sichtbarmachung des rückwärtigen Raumes eines Kraftfahrzeuges
EP1378791A1 (en) * 2002-07-05 2004-01-07 Agfa-Gevaert Diagnostic radiographic silver halide photographic film material
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