JPH04242234A - 複写機の光学系駆動装置 - Google Patents
複写機の光学系駆動装置Info
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- JPH04242234A JPH04242234A JP1716891A JP1716891A JPH04242234A JP H04242234 A JPH04242234 A JP H04242234A JP 1716891 A JP1716891 A JP 1716891A JP 1716891 A JP1716891 A JP 1716891A JP H04242234 A JPH04242234 A JP H04242234A
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- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- stepping motor
- timing belt
- copying machine
- pulleys
- Prior art date
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- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 claims description 9
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機の光学系を原稿
面に沿わせて移動させるための複写機の光学系駆動装置
に関する。
面に沿わせて移動させるための複写機の光学系駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機における感光体への露光方
式としては、小型のパーソナル機種に用いられることが
多い原稿台移動露光方式や大型高級機種に用いられるこ
とが多い原稿台固定全面露光方式と称する方式も存する
が、光学系移動露光方式と称する方式が最も広く普及し
ている。この光学系移動露光方式というのは、原稿に沿
わせて光学系を移動させることにより原稿面上を光走査
し、この時の反射光を光学系を通じて感光体に入射させ
て露光を行う方式である。したがって、このような光学
系移動露光方式を採用する複写機では、光学系を駆動す
るための光学系駆動装置を必須の構成要素とする。
式としては、小型のパーソナル機種に用いられることが
多い原稿台移動露光方式や大型高級機種に用いられるこ
とが多い原稿台固定全面露光方式と称する方式も存する
が、光学系移動露光方式と称する方式が最も広く普及し
ている。この光学系移動露光方式というのは、原稿に沿
わせて光学系を移動させることにより原稿面上を光走査
し、この時の反射光を光学系を通じて感光体に入射させ
て露光を行う方式である。したがって、このような光学
系移動露光方式を採用する複写機では、光学系を駆動す
るための光学系駆動装置を必須の構成要素とする。
【0003】ここで、光学系駆動装置としては、原稿台
に沿って平行にスライド自在に光学系を保持させ、この
光学系をモータに駆動される一対のプーリの間に掛け渡
されたタイミングベルトやワイヤと連結して駆動するよ
うに構成したものが一般的である。そして、モータとし
ては、オープンループ制御により高精度な位置決めが可
能であったり安価である等の利点を有することから、近
年ではステッピングモータが用いられることが多い。
に沿って平行にスライド自在に光学系を保持させ、この
光学系をモータに駆動される一対のプーリの間に掛け渡
されたタイミングベルトやワイヤと連結して駆動するよ
うに構成したものが一般的である。そして、モータとし
ては、オープンループ制御により高精度な位置決めが可
能であったり安価である等の利点を有することから、近
年ではステッピングモータが用いられることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動中のステ
ッピングモータは、その駆動周波数によっては大きく振
動する。このため、光学系を駆動する駆動源としてステ
ッピングモータを用いると、その振動が光学系に伝わり
、画像品質を低下させてしまうという欠点を有する。 図4には、ステッピングモータに駆動されて移動する光
学系の速度と時間との関係をグラフとして例示する。す
なわち、光学系はステッピングモータの立上り時に加速
し、一定時間t1 経過後は一定速度の走行に安定する
。 但し、一定速度の走行に安定した後も、ステッピングモ
ータの振動が伝えられるために光学系の速度は微妙に変
化する。なお、近年、低振動のステッピングモータの開
発が進められてはいるが、複写機の画像品質に及ぶステ
ッピングモータの振動の影響を解消するまでには至って
いない。
ッピングモータは、その駆動周波数によっては大きく振
動する。このため、光学系を駆動する駆動源としてステ
ッピングモータを用いると、その振動が光学系に伝わり
、画像品質を低下させてしまうという欠点を有する。 図4には、ステッピングモータに駆動されて移動する光
学系の速度と時間との関係をグラフとして例示する。す
なわち、光学系はステッピングモータの立上り時に加速
し、一定時間t1 経過後は一定速度の走行に安定する
。 但し、一定速度の走行に安定した後も、ステッピングモ
ータの振動が伝えられるために光学系の速度は微妙に変
化する。なお、近年、低振動のステッピングモータの開
発が進められてはいるが、複写機の画像品質に及ぶステ
ッピングモータの振動の影響を解消するまでには至って
いない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿台上の原稿に光を照射しその反射光を感光体に入射
させる光学系を原稿台に沿って平行にスライド自在に保
持させ、この光学系のスライド方向と接線方向を一致さ
せて回転自在な一対のプーリを配置し、これらのプーリ
の少なくとも一方を駆動するステッピングモータを設け
、柔軟性を有する部材によるタイミングベルトをプーリ
の間に掛け渡して光学系と連結した。
原稿台上の原稿に光を照射しその反射光を感光体に入射
させる光学系を原稿台に沿って平行にスライド自在に保
持させ、この光学系のスライド方向と接線方向を一致さ
せて回転自在な一対のプーリを配置し、これらのプーリ
の少なくとも一方を駆動するステッピングモータを設け
、柔軟性を有する部材によるタイミングベルトをプーリ
の間に掛け渡して光学系と連結した。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
テッピングモータを防振部材を介してフレームに取り付
けた。
テッピングモータを防振部材を介してフレームに取り付
けた。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、ステッピングモータ
に駆動されてプーリが回転すると、一対のプーリに掛け
渡されたタイミングベルトが追従して回転し、このタイ
ミングベルトに連結された光学系が原稿台に沿って移動
する。そこで、このような光学系の移動過程で光学系よ
り原稿台上の原稿に光が照射されるとともに、その反射
光が光学系を通じて感光体に入射され、感光体の露光に
供される。しかして、タイミングベルトは柔軟性を有す
る部材により形成されている。このため、ステッピング
モータで生じた振動はタイミングベルトで吸収され、光
学系にはほとんど伝達されない。これにより、光学系が
振動することによる画像品質の低下が防止される。
に駆動されてプーリが回転すると、一対のプーリに掛け
渡されたタイミングベルトが追従して回転し、このタイ
ミングベルトに連結された光学系が原稿台に沿って移動
する。そこで、このような光学系の移動過程で光学系よ
り原稿台上の原稿に光が照射されるとともに、その反射
光が光学系を通じて感光体に入射され、感光体の露光に
供される。しかして、タイミングベルトは柔軟性を有す
る部材により形成されている。このため、ステッピング
モータで生じた振動はタイミングベルトで吸収され、光
学系にはほとんど伝達されない。これにより、光学系が
振動することによる画像品質の低下が防止される。
【0008】請求項2記載の発明では、ステッピングモ
ータに生じた振動が防振部材に吸収され、光学系に対す
る振動の伝達がより少なくなる。したがって、より高品
質な画像形成に供せられる。
ータに生じた振動が防振部材に吸収され、光学系に対す
る振動の伝達がより少なくなる。したがって、より高品
質な画像形成に供せられる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。全体を図示しない複写機本体内には、光学
系1が図示しない原稿台に沿って平行にスライド自在に
取り付けられている。すなわち、この光学系1は、原稿
台に沿って平行に配置された一対の図示しないレールに
スライド自在に保持されており、共に図示しない光源及
び反射ミラーを有する第一スキャナ2と反射ミラーであ
る第二スキャナ3とにより形成されている。
て説明する。全体を図示しない複写機本体内には、光学
系1が図示しない原稿台に沿って平行にスライド自在に
取り付けられている。すなわち、この光学系1は、原稿
台に沿って平行に配置された一対の図示しないレールに
スライド自在に保持されており、共に図示しない光源及
び反射ミラーを有する第一スキャナ2と反射ミラーであ
る第二スキャナ3とにより形成されている。
【0010】次いで、複写機本体内には光学系駆動装置
のための矩形枠状のフレーム4が設けられ、このフレー
ム4の枠内には駆動シャフト5が軸受6に支持されて回
転自在に取り付けられ、それぞれ一対ずつ設けられた第
一シャフト7及び第二シャフト8も取り付けられている
。これらの駆動シャフト5、第一シャフト7及び第二シ
ャフト8は、全て軸心方向を一致させて取り付けられて
おり、前記駆動シャフト5と前記第一シャフト7とは前
記フレーム4の一側方と他側方とに配置され、前記第二
シャフト8はそのフレーム4の中間位置に配置されてい
る。また、一対の前記第一シャフト7は同軸上に配置さ
れ、一対の前記第二シャフト8も同軸上に配置されてい
る。さらに、これらの第一シャフト7及び第二シャフト
8は、前記駆動シャフト5に接離する方向に僅かな範囲
でスライド自在に取り付けられており、前記フレーム4
との間に掛け渡されたスプリング9によって前記駆動シ
ャフト5から離反する方向に付勢されている。
のための矩形枠状のフレーム4が設けられ、このフレー
ム4の枠内には駆動シャフト5が軸受6に支持されて回
転自在に取り付けられ、それぞれ一対ずつ設けられた第
一シャフト7及び第二シャフト8も取り付けられている
。これらの駆動シャフト5、第一シャフト7及び第二シ
ャフト8は、全て軸心方向を一致させて取り付けられて
おり、前記駆動シャフト5と前記第一シャフト7とは前
記フレーム4の一側方と他側方とに配置され、前記第二
シャフト8はそのフレーム4の中間位置に配置されてい
る。また、一対の前記第一シャフト7は同軸上に配置さ
れ、一対の前記第二シャフト8も同軸上に配置されてい
る。さらに、これらの第一シャフト7及び第二シャフト
8は、前記駆動シャフト5に接離する方向に僅かな範囲
でスライド自在に取り付けられており、前記フレーム4
との間に掛け渡されたスプリング9によって前記駆動シ
ャフト5から離反する方向に付勢されている。
【0011】また、前記フレーム4には、前記駆動シャ
フト5と前記第二シャフト8との間に位置させてステッ
ピングモータ10が取り付けられている。このステッピ
ングモータ10は、その回転軸11を前記フレーム4の
枠内に延出させ、かつ、この回転軸11が前記駆動軸2
と平行になる角度で取り付けられている。ここで、前記
ステッピングモータ10と前記フレーム4との間には防
振部材12が介在されている。その構造を図2に示す。 この防振部材12は、例えば圧縮バネ定数600〜70
0kg/cm、もしくは剪断バネ定数100〜150k
g/cm、もしくはゴム硬度50〜60JIS−Aのい
ずれかの防振ゴムにより形成されている。
フト5と前記第二シャフト8との間に位置させてステッ
ピングモータ10が取り付けられている。このステッピ
ングモータ10は、その回転軸11を前記フレーム4の
枠内に延出させ、かつ、この回転軸11が前記駆動軸2
と平行になる角度で取り付けられている。ここで、前記
ステッピングモータ10と前記フレーム4との間には防
振部材12が介在されている。その構造を図2に示す。 この防振部材12は、例えば圧縮バネ定数600〜70
0kg/cm、もしくは剪断バネ定数100〜150k
g/cm、もしくはゴム硬度50〜60JIS−Aのい
ずれかの防振ゴムにより形成されている。
【0012】しかして、前記ステッピングモータ10の
回転軸11にはモータプーリ13が固定的に取り付けら
れ、前記駆動シャフト5にはそのモータプーリ13と同
一接線上に駆動用プーリ14が固定的に取り付けられて
いる。そして、これらのモータプーリ13と駆動用プー
リ14との間には、タイミングベルト15がたるみなく
掛け渡されている。ここで、このタイミングベルト15
は、伸縮の少ない部材により形成されている。例えば、
グラスファイバーやケプラー等の芯体にクロロプレンゴ
ムを被覆した部材である。
回転軸11にはモータプーリ13が固定的に取り付けら
れ、前記駆動シャフト5にはそのモータプーリ13と同
一接線上に駆動用プーリ14が固定的に取り付けられて
いる。そして、これらのモータプーリ13と駆動用プー
リ14との間には、タイミングベルト15がたるみなく
掛け渡されている。ここで、このタイミングベルト15
は、伸縮の少ない部材により形成されている。例えば、
グラスファイバーやケプラー等の芯体にクロロプレンゴ
ムを被覆した部材である。
【0013】また、前記駆動シャフト5の両端にはプー
リとしての第一駆動用プーリ16と第二駆動用プーリ1
7とが固定的に取り付けられ、前記第一シャフト7には
プーリとしての第一従動プーリ18が、前記第二シャフ
ト8にはプーリとしての第二従動プーリ19がそれぞれ
回転自在に取り付けられている。ここで、共に同一径で
ある第一駆動用プーリ16及び第一従動プーリ18は、
共に同一径である第二駆動用プーリ17及び第二従動プ
ーリ19の二倍の周長を有する。そして、前記第一駆動
用プーリ16と前記第一従動プーリ18とが同一接線上
に位置し、前記第二駆動用プーリ17と前記第二従動プ
ーリ19とが同一接線上に位置するように各部が位置付
けられている。そして、前記第一駆動用プーリ16と前
記第一従動プーリ18との間には前記第一スキャナ2に
連結された第一タイミングベルト20がたるみなく掛け
渡され、前記第二駆動用プーリ17と前記第二従動プー
リ19との間には前記第二スキャナ3に連結された第二
タイミングベルト21がたるみなく掛け渡されている。 ここで、これらの第一タイミングベルト20及び第二タ
イミングベルト21は、比較的伸縮性に富む柔軟性を有
する部材により形成されている。例えば、ナイロン等の
芯体にウレタンを被覆した部材である。
リとしての第一駆動用プーリ16と第二駆動用プーリ1
7とが固定的に取り付けられ、前記第一シャフト7には
プーリとしての第一従動プーリ18が、前記第二シャフ
ト8にはプーリとしての第二従動プーリ19がそれぞれ
回転自在に取り付けられている。ここで、共に同一径で
ある第一駆動用プーリ16及び第一従動プーリ18は、
共に同一径である第二駆動用プーリ17及び第二従動プ
ーリ19の二倍の周長を有する。そして、前記第一駆動
用プーリ16と前記第一従動プーリ18とが同一接線上
に位置し、前記第二駆動用プーリ17と前記第二従動プ
ーリ19とが同一接線上に位置するように各部が位置付
けられている。そして、前記第一駆動用プーリ16と前
記第一従動プーリ18との間には前記第一スキャナ2に
連結された第一タイミングベルト20がたるみなく掛け
渡され、前記第二駆動用プーリ17と前記第二従動プー
リ19との間には前記第二スキャナ3に連結された第二
タイミングベルト21がたるみなく掛け渡されている。 ここで、これらの第一タイミングベルト20及び第二タ
イミングベルト21は、比較的伸縮性に富む柔軟性を有
する部材により形成されている。例えば、ナイロン等の
芯体にウレタンを被覆した部材である。
【0014】このような構成において、ステッピングモ
ータ10に駆動パルスが印加されるとその回転軸11が
回転し、タイミングベルト13を通じて駆動シャフト5
が従動回転する。すると、第一駆動用プーリ16と第一
従動プーリ18との間に掛け渡された第一タイミングベ
ルト20と、第二駆動用プーリ17と第二従動プーリ1
9との間に掛け渡された第二タイミングベルト21とが
共に回転し、第一スキャナ2と第二スキャナ3とを駆動
する。これにより、第一スキャナ2と第二スキャナ3と
が原稿台に沿って移動し、原稿面をスキャンする。すな
わち、第一スキャナ2から発せられたスリット光が原稿
面に順次照射され、その反射光が第一スキャナ2から第
二スキャナ3へと反射され、図示しない各種のレンズや
ミラーを介して図示しない感光体に入射されて感光体へ
の露光に供される。
ータ10に駆動パルスが印加されるとその回転軸11が
回転し、タイミングベルト13を通じて駆動シャフト5
が従動回転する。すると、第一駆動用プーリ16と第一
従動プーリ18との間に掛け渡された第一タイミングベ
ルト20と、第二駆動用プーリ17と第二従動プーリ1
9との間に掛け渡された第二タイミングベルト21とが
共に回転し、第一スキャナ2と第二スキャナ3とを駆動
する。これにより、第一スキャナ2と第二スキャナ3と
が原稿台に沿って移動し、原稿面をスキャンする。すな
わち、第一スキャナ2から発せられたスリット光が原稿
面に順次照射され、その反射光が第一スキャナ2から第
二スキャナ3へと反射され、図示しない各種のレンズや
ミラーを介して図示しない感光体に入射されて感光体へ
の露光に供される。
【0015】この時、第一駆動用プーリ16は第二駆動
用プーリ17の二倍の周速で回転するため、第一タイミ
ングベルト20は第二タイミングベルト21の二倍の速
度で回転する。したがって、第一スキャナ2は第二スキ
ャナ3の二倍の距離を移動することになり、原稿面を反
射して感光体に入射されるまでの光路長が一定に保たれ
る。これにより、一回の複写中において倍率も一定に保
たれる。
用プーリ17の二倍の周速で回転するため、第一タイミ
ングベルト20は第二タイミングベルト21の二倍の速
度で回転する。したがって、第一スキャナ2は第二スキ
ャナ3の二倍の距離を移動することになり、原稿面を反
射して感光体に入射されるまでの光路長が一定に保たれ
る。これにより、一回の複写中において倍率も一定に保
たれる。
【0016】しかして、ステッピングモータ10は、そ
の駆動周波数によっては大きな振動が発生する。これに
対し、本実施例では、ステッピングモータ10のフレー
ム1に対するマウント部分に防振部材12が介在されて
いるため、ステッピングモータ10の振動が防振部材1
2に吸収され、その振動が第一スキャナ2や第二スキャ
ナ3に伝わりにくい。しかも、共に柔軟性を有する部材
により形成された第一タイミングベルト20及び第二タ
イミングベルト21がステッピングモータ10の防振部
材12で吸収できなかった振動をさらに吸収するため、
第一スキャナ2や第二スキャナ3にはますます振動が伝
わりにくい。したがって、走行する光学系1の速度に微
妙な変化が生じず、この光学系1によって感光体に形成
される画像品質が向上する。なお、図3のグラフには、
ステッピングモータ10に駆動されて移動する光学系1
の速度と時間との関係を例示する。すなわち、起動後t
1 時間経過後の光学系1は一定速度の走行に移行する
が、この時には光学系1の速度が微妙に変化することな
く、きわめて安定した状態に維持される。
の駆動周波数によっては大きな振動が発生する。これに
対し、本実施例では、ステッピングモータ10のフレー
ム1に対するマウント部分に防振部材12が介在されて
いるため、ステッピングモータ10の振動が防振部材1
2に吸収され、その振動が第一スキャナ2や第二スキャ
ナ3に伝わりにくい。しかも、共に柔軟性を有する部材
により形成された第一タイミングベルト20及び第二タ
イミングベルト21がステッピングモータ10の防振部
材12で吸収できなかった振動をさらに吸収するため、
第一スキャナ2や第二スキャナ3にはますます振動が伝
わりにくい。したがって、走行する光学系1の速度に微
妙な変化が生じず、この光学系1によって感光体に形成
される画像品質が向上する。なお、図3のグラフには、
ステッピングモータ10に駆動されて移動する光学系1
の速度と時間との関係を例示する。すなわち、起動後t
1 時間経過後の光学系1は一定速度の走行に移行する
が、この時には光学系1の速度が微妙に変化することな
く、きわめて安定した状態に維持される。
【0017】さらに、ステッピングモータ10の振動が
フレーム4や複写機本体に伝わると各部が共振して騒音
が発生するが、防振部材12によりステッピングモータ
10に生ずる振動が吸収されることから、そのような共
振による騒音の発生が防止される。
フレーム4や複写機本体に伝わると各部が共振して騒音
が発生するが、防振部材12によりステッピングモータ
10に生ずる振動が吸収されることから、そのような共
振による騒音の発生が防止される。
【0018】
【発明の効果】本発明は、光学系が連結され、少なくと
も一方がステッピングモータに駆動される一対のプーリ
の間に掛け渡されるタイミングベルトを柔軟性を有する
部材により形成したので、ステッピングモータで生じた
振動をタイミングベルトで吸収して光学系に対する振動
の伝達を減少させることができ、したがって、光学系が
振動することによる画像品質の低下を防止して高品質な
画像形成に寄与することができ、また、防振部材を介し
てステッピングモータをフレームに取り付けた場合には
、ステッピングモータに生じた振動を防振部材で吸収し
て光学系に対する振動の伝達をより少なくすることがで
き、したがって、より高品質な画像形成に供することが
できる等の効果を有する。
も一方がステッピングモータに駆動される一対のプーリ
の間に掛け渡されるタイミングベルトを柔軟性を有する
部材により形成したので、ステッピングモータで生じた
振動をタイミングベルトで吸収して光学系に対する振動
の伝達を減少させることができ、したがって、光学系が
振動することによる画像品質の低下を防止して高品質な
画像形成に寄与することができ、また、防振部材を介し
てステッピングモータをフレームに取り付けた場合には
、ステッピングモータに生じた振動を防振部材で吸収し
て光学系に対する振動の伝達をより少なくすることがで
き、したがって、より高品質な画像形成に供することが
できる等の効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す全体の平面図である。
【図2】ステッピングモータの取り付け構造を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図3】光学系の速度と時間との関係を例示するグラフ
である。
である。
【図4】従来の一例を示す光学系の速度と時間との関係
を例示するグラフである。
を例示するグラフである。
1 光学系
10 ステッピングモータ
12 防振部材
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿台に沿って平行にスライド自在に
保持されてこの原稿台上の原稿に光を照射しその反射光
を感光体に入射させる光学系と、この光学系のスライド
方向と同一方向に接線方向を有する回転自在な一対のプ
ーリと、これらのプーリの少なくとも一方を駆動するス
テッピングモータと、前記プーリの間に掛け渡されて前
記光学系と連結された柔軟性を有する部材によるタイミ
ングベルトとよりなることを特徴とする複写機の光学系
駆動装置。 - 【請求項2】 ステッピングモータを防振部材を介し
てフレームに取り付けたことを特徴とする請求項1記載
の複写機の光学系駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1716891A JP2999831B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 複写機の光学系駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1716891A JP2999831B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 複写機の光学系駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04242234A true JPH04242234A (ja) | 1992-08-28 |
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