JP3477968B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3477968B2
JP3477968B2 JP00261496A JP261496A JP3477968B2 JP 3477968 B2 JP3477968 B2 JP 3477968B2 JP 00261496 A JP00261496 A JP 00261496A JP 261496 A JP261496 A JP 261496A JP 3477968 B2 JP3477968 B2 JP 3477968B2
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朋之 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に、画像形成装置に与えられる振動、或いは衝撃
等の外力、及びポリゴンミラーの回転に伴う慣性力等に
基づく光ビームの走査線の位置ずれを防止することによ
って、記録画像の濃度ムラを防止する画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真複写装置等の画像形成装置
では、画像情報に応じて変調されたレーザビームをレー
ザ光源から出射して、ドラム或いはベルト状の感光体を
走査することによって静電潜像を形成し、この静電潜像
をトナーで現像したトナー像を記録用紙に転写し、定着
部でこのトナー像を記録体に定着させて記録画像を得て
いる。
【0003】この画像形成動作において、レーザビーム
によって感光体を走査するとき、画像形成装置に振動、
或いは衝撃等が与えられると、レーザビーム走査線に位
置ずれが生じる。
【0004】このレーザビーム走査線の位置ずれを解決
するものとして、レーザビーム光学走査系と感光体を剛
性の高い支持固定部材を用いて位置決めすることによっ
て相対位置変動を抑制する構成が特開昭63−4017
2号公報、特開平1−92761号公報及び特開平5−
15050号公報に開示されている。
【0005】特開昭63−40172号公報では、画像
形成部と光源とを合成樹脂の本体ブロックに取り付ける
ことで位置決めを行っており、特開平1−92761号
公報では、剛性の高いハウジングに収容された書き込み
光学系と感光体とをフレーム部材に固定することで位置
決めを行っている。また、特開平5−15050号公報
では、感光体ドラムと光学走査ユニットを剛性の高い結
合部材で一体的に保持、固定することで位置決めを行っ
ている。
【0006】一方、剛性部材を用いないで振動を抑制す
る構成が特開平2−259782号公報及び特開平5−
103164号公報に開示されている。特開平2−25
9782号公報では、画像形成装置内の振動しない部分
に光学走査系を設けており、特開平5−103164号
公報では、感光体と光学走査系の固有振動数が一致しな
いようにしている。
【0007】また、画像形成装置に発生した振動を検出
して画像形成を制御する構成が特開昭58−12106
7号公報、特開平4−181275公報及び特開平4−
184313号公報に開示されている。
【0008】特開昭58−121067号公報では、画
像形成装置に発生する振動をセンサで検出し、このセン
サの検出信号に基づいて補償振動を発生させており、特
開平4−181275公報では、感光体の移動距離を検
出するセンサとレーザビームの副走査方向の書き込み位
置を検出するセンサの検出信号に基づいて振動を検出し
て感光体への画像書き込みタイミングを制御している。
特開平4−184313号公報では、レーザビームの合
焦状態に基づいて振動を検出している。
【0009】また、画像形成装置の構成に基づいて振動
を相殺する構成が特開平4−261564号公報及び特
開平4−291273号公報に開示されている。
【0010】特開平4−261564号公報では、図1
6(a)に示すように、レーザビーム走査ユニット15
と、レーザビーム走査ユニット15を支持する支持部材
15Aと、感光体ドラム17を支持する感光体ドラム支
持部材17Aと、支持部材15Aと感光体ドラム支持部
材17Aとを位置決めする位置決め部材15Bとを有
し、位置決め部材15Bを感光体ドラム17上のレーザ
ビーム走査線と平行に配置しており、特開平4−291
273号公報では、図16(b)に示すように、感光体
ドラム17の回転軸の近傍に位置決め部材15Bを配置
して支持部材15Aと感光体ドラム支持部材17Aとを
位置決めしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置によると、以下に示すような問題がある。 (1)支持固定部材の剛性を高めて振動、或いは衝撃等
によるレーザビーム光学走査系と感光体の相対位置変動
を抑制しようとすると、構成が複雑化、大型化してしま
うため、画像形成装置の重量が増加する。 (2)剛性部材を用いないで振動を抑制しようとする
と、画像形成装置の構成が複雑化するにつれて振動の影
響を受けにくい部分や、系の固有振動数を抽出すること
が難しくなる。 (3)振動を検出して画像形成を制御しようとすると、
センサや演算回路等の複雑な制御回路が必要となるた
め、画像形成装置のコストが増加する。 (4)図16(a),(b)に示した画像形成装置によ
ると、感光体の副走査方向への振動、或いは衝撃が加わ
った場合にはレーザビームの走査に基づいて形成される
走査線(以下、レーザビーム走査線という)の位置Aが
A’に変位する。一般に、ポリゴンミラーの回転軸は感
光体の回転軸に対して垂直な方向に設けられているた
め、支持部材15Aにねじり方向の力が加わって変形
し、その結果、レーザビーム走査線の位置ずれを生じる
という問題がある。従って、本発明の目的は、低コス
ト、かつ、簡素な構成で振動やねじり方向の力の発生を
抑え、衝撃等の力が加わってもレーザビーム走査線の位
置ずれを生じることのない画像形成装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、画像情報に応じて変調された光ビームを出
射する光源と、前記光ビームを偏向して主走査方向に走
査する光ビーム走査手段と、副走査方向に移動し、前記
光ビームの走査に基づいて静電潜像を形成され、前記静
電潜像をトナー現像して得られるトナー像を担持する像
担持体と、前記像担持体の前記光ビームによって露光さ
れる主走査線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビー
ム走査手段を支持する支持手段を有し、前記光ビーム走
査手段及び前記支持手段は、少なくとも何れかにバラン
スウェイトを有することを特徴とする画像形成装置を提
供する。本発明は上記の目的を達成するため、画像情報
に応じて変調された光ビームを出射する光源と、前記光
ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム走査手
段と、副走査方向に移動し、前記光ビームの走査に基づ
いて静電潜像を形成され、前記静電潜像をトナー現像し
て得られるトナー像を担持する像担持体と、前記像担持
体の前記光ビームによって露光される主走査線の延長線
上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段を支持する
支持手段を有し、前記光ビーム走査手段は、前記光ビー
ムを主走査方向に走査するポリゴンミラーと、このポリ
ゴンミラーと対称に配置され、逆方向に回転するダミー
のポリゴンミラーを含むことを特徴とする画像形成装置
を提供する。本発明は上記の目的を達成するため、画像
情報に応じて変調された光ビームを出射する光源と、前
記光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム走
査手段と、副走査方向に移動し、前記光ビームの走査に
基づいて静電潜像を形成され、前記静電潜像をトナー現
像して得られるトナー像を担持する像担持体と、前記像
担持体の前記光ビームによって露光される主走査線の延
長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段を支持
する支持手段を有し、前記光ビーム走査手段は、主走査
方向に往復運動するレーザ光源を含むことを特徴とする
画像形成装置を提供する。本発明は上記の目的を達成す
るため、画像情報に応じて変調された光ビームを出射す
る光源と、前記光ビームを偏向して主走査方向に走査す
る光ビーム走査手段と、副走査方向に移動し、前記光ビ
ームの走査に基づいて静電潜像を形成され、前記静電潜
像をトナー現像して得られるトナー像を担持する像担持
体と、前記像担持体の前記光ビームによって露光される
主走査線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走
査手段を支持する支持手段を有し、前記光ビーム走査手
段は、前記支持軸と平行な回転軸上で回転して前記光ビ
ームを主走査方向に走査するポリゴンミラーと、このポ
リゴンミラーと反対位置であって同一方向に回転するダ
ミーのポリゴンミラーを含むことを特徴とする画像形成
装置を提供する。本発明は上記の目的を達成するため、
画像情報に応じて変調された光ビームを出射する光源
と、前記光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビ
ーム走査手段と、副走査方向に移動し、前記光ビームの
走査に基づいて静電潜像を形成され、前記静電潜像をト
ナー現像して得られるトナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体の前記光ビームによって露光される主走査
線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段
を支持する支持手段を有し、前記支持手段は、前記支持
軸を四角形又は矩形の形状とし、前記支持軸をこれに対
応する形状の係合穴に係合させることにより前記光ビー
ム走査手段を支持することを特徴とする画像形成装置を
提供する。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置を図
面を参照しつつ説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る画像形成装置を示す。この画像形成装置は、原稿を走
査する画像入力部1と、画像入力部1で走査され、図示
しない画像処理部で処理された画像信号に基づいて記録
用紙に画像記録を行う画像出力部2より構成されてい
る。
【0016】画像入力部1は、透明な原稿台3の上に配
置された原稿4に光を照射するランプ5と、原稿からの
反射光を反射する反射ミラー6,7,及び8と、反射ミ
ラー8より入射する光を集束するレンズ9と、レンズ9
で集束された光を受光する電荷結像素子10と、電荷結
像素子10で光電変換された出力信号に基づいて所定の
画像処理を行う画像処理回路(図示せず)を備えた画像
制御部11を有する。
【0017】画像出力部2は、画像制御部11の画像処
理回路より出力される画像データに基づいて変調された
レーザビームを出射するレーザ光源12と、レーザ光源
12より出射されたレーザビームを偏向するポリゴンミ
ラー13と、ポリゴンミラー13を回転駆動するポリゴ
ンミラー駆動モータ14と、ポリゴンミラー13で偏向
された光を反射する反射ミラー13Bと、ポリゴンミラ
ー13,ポリゴンミラー駆動モータ14及び反射ミラー
13Bより構成されるレーザビーム走査ユニット15
と、レーザビーム走査ユニット15から出射されるレー
ザビームの走査に基づく静電潜像を形成する感光体ドラ
ム17と、感光体ドラム17に形成された静電潜像をト
ナー現像する現像ユニット18と、記録用紙19を収容
する給紙トレイ20と、給紙トレイ20から記録用紙1
9を給紙する給紙ロール21と、感光体ドラム17から
記録用紙19へトナー像を転写する転写ロール22と、
トナー像の転写位置に所定の電荷を与える転写コロトロ
ン23と、トナー像の転写された記録用紙19のトナー
を定着させる定着ロール24と、感光体ドラム17に残
留するトナーを除去するクリーナー25と、露光前の感
光体ドラム17に所定の電荷を与える帯電器26とを有
する。
【0018】図2(a)は、第1の実施の形態における
レーザビーム走査ユニット15を示し、レーザビーム走
査ユニット15は支持部材15Aに搭載されている。支
持部材15Aは、ビス或いはピン状の位置決め部材15
Bによって感光体ドラム17を有する感光体ドラム支持
部材17Aに支持されており、位置決め部材15Bを中
心とする回転方向の動きを規制するストッパー15Cを
有している。
【0019】位置決め部材15Bは、反射ミラー13B
で反射されたレーザビームの走査に基づく感光体ドラム
17上のレーザビーム走査線17Bの延長線X−X上に
位置するように設けられており、図2(b)に示すよう
に、支持部材15Aが位置決め部材15Bを中心として
回転方向に変位を生じた場合でもレーザビームの走査位
置がずれないように支持されている。
【0020】以下に、第1の実施の形態における画像形
成装置の動作を説明する。画像入力部1において、原稿
台3に配置された原稿が読み取られると、画像制御部1
1の画像処理回路から所定の画像処理を受けた画像信号
がレーザ光源12に出力される。この画像信号の入力に
基づいてレーザ光源12からレーザビームが出射され、
ポリゴンミラー13で主走査方向に偏向された後に反射
ミラー13Bを介して予め所定の電荷を与えられている
感光体ドラム17を走査する。
【0021】反射ミラー13Bで反射されたレーザビー
ムは、感光体ドラム17を走査してレーザビーム走査線
17Bを形成する。この動作時に振動が生じると、支持
部材15Aから位置決め部材15Bを介して感光体ドラ
ム支持部材17Aに振動が伝達され、その伝達過程にお
いて、支持部材15Aに与えられた振動が位置決め部材
15Bを中心とする回転運動に変換される。従って、大
きな振動が加わると支持部材15Aが位置決め部材15
Bを中心として回転方向に変位して振動を吸収する。
【0022】位置決め部材15Bは、レーザビーム走査
線17Bの延長線X−X上に位置するように設けられて
いることから、位置決め部材15Bを中心とする回転方
向の変位が生じた場合であってもレーザビーム走査線1
7Bは感光体ドラム17上の所定の位置に形成される。
このレーザビームによる感光体ドラム17の走査を副走
査方向に所定の回数繰り返して行うことによって画像情
報に応じた静電潜像を形成する。
【0023】感光体ドラム17に形成された静電潜像
は、感光体ドラム17の回転方向に位置する現像ユニッ
ト18でトナー現像される。このトナー像は、転写位置
に搬送されて転写コロトロン23から与えられる所定の
電荷に基づいて、転写ロール22によって記録用紙19
に転写される。トナー像の転写された記録用紙19は定
着ロール24に搬送されてトナーが定着される。
【0024】トナー像の転写後、感光体ドラム17は表
面に残留しているトナーがクリーナー25によって除去
され、帯電器26によって所定の電荷が与えられる。
【0025】本実施の形態では、感光体ドラム17上の
レーザビーム走査線17Bの延長線X−X上に位置決め
部材15Bを設けることによって支持部材15Aと感光
体ドラム支持部材17Aとを位置決めして、支持部材1
5Aが位置決め部材15Bを中心とする回転方向に変位
可能な構成としたため、振動、或いは衝撃等が与えられ
てもレーザビーム走査線17Bの位置ずれを抑制するこ
とができる。
【0026】以上の実施例では、感光体ドラム支持部材
17Aによって感光体ドラム17を支持しているが、画
像形成装置本体によって感光体ドラム17を支持する構
成としても良い。
【0027】図3は、第2の実施の形態におけるレーザ
ビーム走査ユニット15の支持部材15Aを示し、支持
部材15Aに形成される四角形の突起27Aと、感光体
ドラム支持部材17Aに形成される四角形の開口部27
Bとを係合させることによって、支持部材15Aと感光
体ドラム支持部材17Aとを位置決めする構成としても
良い。
【0028】このような構成によると、レーザビーム走
査線17Bの延長線X−X上に突起27Aの中心が位置
するように開口部27Bを形成することによって、レー
ザビーム走査ユニット15を搭載する支持部材15Aが
突起27Aを中心として振動、或いは衝撃を感光体ドラ
ム支持部材17Aに伝達するため、レーザビーム走査線
17Bの位置ずれが抑制される。
【0029】突起27A及び開口部27Bの形状は、四
角形に限定されず、矩形又は他の形状であっても良い。
【0030】図4は、第3の実施の形態におけるレーザ
ビーム走査ユニット15の支持部材15Aを示し、支持
部材15Aに設けられる円形の突起28Aと、駆動ロー
ル29とアイドラーロール30によって張架される感光
体ベルト31と、駆動ロール29及びアイドラーロール
30を支持するロール支持部材32と、突起28Aと係
合することによって支持部材15Aを位置決めする係合
溝28Bと、突起28Aを中心とする支持部材15Aの
回転方向の変位を規制するストッパー32Aを有する。
【0031】ロール支持部材32に設けられる係合溝2
8Bは、支持部材15Aの突起28Aを挿入することに
よって、感光体ベルト31上に形成されるレーザビーム
走査線32Bの延長線X−Xと突起28A及び係合溝2
8Bの中心軸とが一致するように構成されている。
【0032】上記の構成によれば、感光体ベルトを用い
た画像形成装置において、感光体ベルト31をレーザビ
ームで走査する際に振動、或いは衝撃が与えられても、
レーザビーム走査線32Bの延長線X−Xと支持部材1
5Aの回転運動の中心軸とが同一軸上にあるため、支持
部材15Aの回転運動による影響を排除でき、その結
果、レーザビーム走査線17Bの位置ずれを抑制するこ
とができる。
【0033】図5は、第4の実施の形態におけるレーザ
ビーム走査ユニットの支持部材の他の構成を示し、図5
(a)は、下部に仕切板34を設けて補強した支持部材
33であり、図5(b)は、梁状の補強部材38A,3
8Bをレーザビーム走査ユニット(図示せず)の搭載面
の裏面に有する支持部材37である。その他の構成は図
2に示す支持部材15Aと共通である。
【0034】この構成によると、支持部材の曲げやねじ
れ方向の変形が抑制されることからレーザビーム走査線
の位置ずれを効果的に抑制することができる。
【0035】図6は、第5の実施の形態におけるレーザ
ビーム走査ユニットの支持部材の他の構成を示し、支持
部材15Aに位置決め部材15Bを中心とする回転を吸
収する振動吸収部材40を設けており、感光体ドラム支
持部材17Aは振動吸収部材40を介して支持部材15
Aを支持している。
【0036】この構成によると、レーザビームの走査時
に振動、或いは衝撃等が与えられた場合、支持部材15
Aに位置決め部材15Bを中心とする回転方向の変位を
許容するとともに、振動吸収部材40が振動、或いは衝
撃を吸収することからレーザビーム走査線の位置ずれを
効果的に抑制することができる。
【0037】この振動吸収部材40は、支持部材15
A、或いは感光体ドラム支持部材17Aの一方、もしく
は双方に設ける構成としても良い。
【0038】図7は、第6の実施の形態におけるレーザ
ビーム走査ユニットの支持部材の他の構成を示し、図7
(a)に示すように、支持部材15A上がレーザビーム
走査ユニット15のレーザ光源13Aや、機械的加振源
13Cの配置によって重量的に偏りを生じているとき、
レーザ光源13A及び機械的加振源13Cと対称な位置
にバランスウェイト41及び42を設けることによっ
て、振動、或いは衝撃に基づく支持部材15Aの曲げや
ねじれ方向の変形を抑制することができる。
【0039】また、支持部材15Aの構成上可能であれ
ば、図7(b)に示すように、機械的加振源13Cを中
央に配置することによって、支持部材15Aの重心を延
長線X−X方向における中央付近に位置させることが好
ましい。
【0040】また、図8に示すように、ポリゴンミラー
13及びポリゴンミラー駆動モータ14がレーザビーム
偏向時に矢印方向への振動を生じており、この振動発生
位置が支持部材15Aの重心付近にないときは、振動に
基づく慣性力を緩和するバランスウェイト43を所定の
位置に配置することによって、支持部材15Aの曲げや
ねじれ方向の変形を抑制することができる。
【0041】図9は、第7の実施の形態におけるレーザ
ビーム走査ユニットの他の構成を示し、図9(a)は、
ポリゴンミラー13と同等の質量を有する回転体44
と、回転体44を回転駆動するモータ45を有する。そ
の他の構成については図2に示す支持部材15と同一で
ある。
【0042】この構成によると、レーザ光源13Aから
出射されるレーザビームを偏向するポリゴンミラー13
がポリゴンミラー駆動モータ14でA方向に駆動される
ことによって生じる慣性力を、ポリゴンミラー13と同
等の質量を有する回転体44をモータ45によってB方
向に駆動して打ち消すことにより、支持部材15Aの曲
げやねじれ方向の変形を抑制することができる。
【0043】一方、図9(b)に示すように、レーザ光
源46をガイド部材47に沿って矢印方向に往復運動さ
せることでポリゴンミラーによらずにレーザビームによ
る光学走査が可能になり、ポリゴンミラーの回転に伴う
慣性力が発生しないことから振動、或いは衝撃に基づく
支持部材15Aの曲げやねじれ方向の変形を抑制するこ
とができる。この場合、延長線X−X方向と平行な方向
に慣性力が発生することが考えられるが、例えば、レー
ザ光源46と同等の質量をレーザ光源46の移動方向と
反対の方向に同じ速度で移動させることによって、慣性
力の発生を抑制することができる。
【0044】図10は、第8の実施の形態におけるレー
ザビーム走査ユニットの構成を示し、図10(a)に示
すように、ポリゴンミラー13の回転軸を延長線X−X
に平行な方向に配置してポリゴンミラー駆動モータ14
で駆動する構成とすることにより、延長線X−Xに対す
る支持部材15Aのねじれ方向への変形が抑制される。
この場合、ポリゴンミラー13及びポリゴンミラー駆動
モータ14の重心を支持部材15Aの重心付近に配置す
ることが好ましい。
【0045】また、図10(b)に示すように、ポリゴ
ンミラー13と反対に位置にポリゴンミラー13と同等
の質量を有する回転体48を設け、ポリゴンミラー駆動
モータ14によって駆動することで、延長線X−Xと平
行な方向への慣性力を抑制することができる。
【0046】図11は、図10に示したポリゴンミラー
13の配置に基づくレーザビームの走査を示し、レーザ
光源49より出射されたレーザビームは、ポリゴンミラ
ー駆動モータ51によって回転駆動されるポリゴンミラ
ー50によって偏向され、反射ミラー52を介して反射
ミラー53で反射されることによって図示しない感光体
ドラム上にレーザビーム走査線を形成する。位置決め部
材15Bは、このレーザビーム走査線の延長線X−X上
に設けられる。
【0047】また、図12に示すように、ポリゴンミラ
ー13及びポリゴンミラー駆動モータ14をレーザビー
ム走査ユニット15の中央に設け、ポリゴンミラー13
の反射面に対して水平に近い角度に配置されるレーザ光
源49からレーザビームを出射してポリゴンミラー13
で偏向し、図示しない感光体ドラム上にレーザビーム走
査線を形成する構成とすれば、反射ミラーの枚数を少な
くできることによりレーザビーム走査ユニット15を軽
量化することができる。更に、レーザビーム走査線の延
長線X−X上に位置決め部材15Bを設け、ポリゴンミ
ラー13及びポリゴンミラー駆動モータ14をレーザビ
ーム走査ユニット15の中央に位置させることによって
重量バランスの偏りを防ぐことができる。その結果、振
動の発生が抑制されるとともに、振動、或いは衝撃等に
よるレーザビーム走査線の位置ずれを防止することがで
きる。
【0048】図13は、第9の実施の形態におけるレー
ザビーム走査ユニット15の構成を示し、レーザ光源5
4から出射されるレーザビームを偏向するポリゴンミラ
ー55と、ポリゴンミラー55を回転駆動するポリゴン
ミラー駆動モータ56と、図示しない感光体ドラム上に
形成されるレーザビーム走査線の延長線X−Xと平行に
配置される反射ミラー57とを有している。
【0049】図14は、ポリゴンミラー55を示し、ポ
リゴンミラー55は、図14(a)に示すように、回転
方向Aに所定のねじれ角を有する反射面55a〜55d
を配列して構成されている。このポリゴンミラー55の
回転に基づいてレーザビームを偏向する場合、例えば、
反射面55bについてみたとき、図14(b)〜(d)
に示すように、レーザ光源54からポリゴンミラー55
にレーザビームを入射すると、反射面55bは、ねじれ
角に応じた方向にレーザビームを偏向する。
【0050】この構成によると、レーザビーム走査線の
形成方向とポリゴンミラー55及びポリゴンミラー駆動
モータ56の回転軸とが同一の方向となることから、レ
ーザビーム走査線を含み、図示しない感光体ドラム上に
形成されるレーザビーム走査線の延長線X−Xに対する
支持部材のねじり方向への変形を抑制してレーザビーム
走査線の位置ずれを防止する。また、反射ミラーの枚数
を少なくできるとともにポリゴンミラー55の回転軸、
及び延長線X−Xに平行なミラー配置が可能となるの
で、レーザビーム走査ユニットのコストを下げ、軽量、
かつ、コンパクトに形成することができる。
【0051】以上の形態例では、レーザビーム走査ユニ
ットを支持する支持部材を有する構成について述べた
が、例えば、図15(a)に示すように、位置決め部材
と支持部材を兼ねる部材58をレーザビーム走査線17
Bの延長線上の本体59に設けて、図15(b)に示す
ように、感光体ドラム17上の支持軸58Aを中心とし
たレーザビーム走査ユニット15の回転を許容する構成
としても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によると、感光体上のレーザビーム走査線を含む直
線上にレーザビーム走査ユニットの支持部材の位置決め
部材を配置したため、コストアップを招くことなく、簡
素な構成で振動やねじり方向の力の発生を抑え、衝撃等
の力が加わってもレーザビーム走査線の位置ずれを抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における画像形成装置を示す
説明図である。
【図2】第1の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニット、及びその支持部材を示す説明図である。
【図3】第2の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材を示す説明図である。
【図4】第3の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材を示す説明図である。
【図5】第4の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材を示す説明図である。
【図6】第5の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材を示す説明図である。
【図7】第6の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材を示す説明図である。
【図8】第6の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材の変形例を示す説明図である。
【図9】第7の実施の形態におけるレーザビーム走査ユ
ニットの支持部材を示す説明図である。
【図10】第8の実施の形態におけるレーザビーム走査
ユニットを示す説明図である。
【図11】第8の実施の形態におけるレーザビーム走査
ユニットの他の構成を示す説明図である。
【図12】第8の実施の形態におけるレーザビーム走査
ユニットの他の構成を示す説明図である。
【図13】第9の実施の形態におけるレーザビーム走査
ユニット15の構成を示す説明図である。
【図14】第9の実施の形態におけるポリゴンミラー5
5を示す説明図である。
【図15】レーザビーム走査ユニットの他の構成を示す
説明図である。
【図16】従来のレーザビーム走査ユニットの支持部材
を示す説明図である。
【符号の説明】
1,画像入力部 2,画像出力部 3,原稿台 4,原稿 5,ランプ 6,反射ミラー 7,反射ミラー 8,反射ミラー 9,レンズ 10,電荷結像素子 11,画像制御部 12,レーザ光源 13,ポリゴンミラー 13A,レーザ光源 13B,反射ミラー 14,ポリゴンミラー駆動モータ 15,レーザビーム走査ユニット 15A,支持部材 15B,位置決め部材 15C,ストッパー 17,感光体ドラム 17A,感光体ドラム支持部材 17B,レーザビーム走査線 18,現像ユニット 20,給紙トレイ 21,給紙ロール 22,転写ロール 23,転写コロトロン 24,定着ロール 25,クリーナー 26,帯電器 27A,突起 27B,開口部 28A,突起 28B,係合溝 29,駆動ロール 30,アイドラーロール 31,感光体ベルト 32,ロール支持部材 32A,ストッパー 32B,レーザビーム走査線 33,支持部材 37,支持部材 38A,38B,補強部材 40,振動吸収部材 41,42,バランスウェイト 43,バランスウェイト 44,回転体 45,モータ 46,レーザ光源 47,ガイド部材 48,回転体 49,レーザ光源 50,ポリゴンミラー 51,ポリゴンミラー駆動モータ 52,反射ミラー 53,反射ミラー 54,レーザ光源 55,ポリゴンミラー 55a〜55d,反射面 56,ポリゴンミラー駆動モータ 57,反射ミラー 58,部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−261564(JP,A) 特開 平5−264916(JP,A) 特開 平7−84203(JP,A) 特開 平5−329353(JP,A) 特開 平4−291273(JP,A) 特開 平5−119586(JP,A) 実開 昭57−32957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/00 107 G03G 15/04 - 15/04 120 B41J 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて変調された光ビームを
    出射する光源と、 前記光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム
    走査手段と、 副走査方向に移動し、前記光ビームの走査に基づいて静
    電潜像を形成され、前記静電潜像をトナー現像して得ら
    れるトナー像を担持する像担持体と、 前記像担持体の前記光ビームによって露光される主走査
    線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段
    を支持する支持手段を有し、 前記光ビーム走査手段は、前記光ビームを主走査方向に
    走査するポリゴンミラーと、このポリゴンミラーと対称
    に配置され、逆方向に回転するダミーのポリゴンミラー
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像情報に応じて変調された光ビームを
    出射する光源と、 前記光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム
    走査手段と、 副走査方向に移動し、前記光ビームの走査に基づいて静
    電潜像を形成され、前記静電潜像をトナー現像して得ら
    れるトナー像を担持する像担持体と、 前記像担持体の前記光ビームによって露光される主走査
    線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段
    を支持する支持手段を有し、 前記光ビーム走査手段は、主走査方向に往復運動するレ
    ーザ光源を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像情報に応じて変調された光ビームを
    出射する光源と、 前記光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム
    走査手段と、 副走査方向に移動し、前記光ビームの走査に基づいて静
    電潜像を形成され、前記静電潜像をトナー現像して得ら
    れるトナー像を担持する像担持体と、 前記像担持体の前記光ビームによって露光される主走査
    線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段
    を支持する支持手段を有し、 前記光ビーム走査手段は、前記支持軸と平行な回転軸上
    で回転して前記光ビームを主走査方向に走査するポリゴ
    ンミラーと、このポリゴンミラーと反対位置であって同
    一方向に回転するダミーのポリゴンミラーを含むことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像情報に応じて変調された光ビームを
    出射する光源と、 前記光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム
    走査手段と、 副走査方向に移動し、前記光ビームの走査に基づいて静
    電潜像を形成され、前記静電潜像をトナー現像して得ら
    れるトナー像を担持する像担持体と、 前記像担持体の前記光ビームによって露光される主走査
    線の延長線上に位置する支持軸で前記光ビーム走査手段
    を支持する支持手段を有し、 前記支持手段は、前記支持軸を四角形又は矩形の形状と
    し、前記支持軸をこれに対応する形状の係合穴に係合さ
    せることにより前記光ビーム走査手段を支持することを
    特徴とする画像形成装置。
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