JPS6012111Y2 - 原稿走査装置 - Google Patents

原稿走査装置

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JPS6012111Y2
JPS6012111Y2 JP15561879U JP15561879U JPS6012111Y2 JP S6012111 Y2 JPS6012111 Y2 JP S6012111Y2 JP 15561879 U JP15561879 U JP 15561879U JP 15561879 U JP15561879 U JP 15561879U JP S6012111 Y2 JPS6012111 Y2 JP S6012111Y2
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pulley
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JP15561879U
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JPS5674453U (ja
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照夫 森川
慎二 村田
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キヤノン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は原稿を走査して感光体にその原稿像をスリット
露光する複写機の原稿走査装置に関する。
原稿走査装置では原稿載置台、或いはミラー、或いはレ
ンズ等適当な光学部材を走行させることにより原稿を走
査するのであるが、この可動光学部材は一般にワイヤ状
の部材で牽引される。
而して従来ワイヤ状部材は光学部材を固定した可動支持
手段にビス等で直接的に固定されるか、或いは米国特許
第3.832.057号明細書に開示されているように
、ばねを介して結合されていた。
一方、ワイヤ状部材はモータの駆動力により駆動される
が、モータの出力軸とワイヤ状部材との間の動力伝達経
路中で様々な振動が発生し、或いは振動が混入すると、
ワイヤ状部材を直接光学部材支持手段に固定した装置で
はその振動が光学部材に直接伝わって画像ブレが生ずる
その為上述の振動が生じないように、上記動力伝達経路
は言うに及ばず、それに連絡している他の動力伝達経路
を精密に加工、組立する必要がある。
その為製造コストの上昇を招かざるを得ない。
一方、ワイヤ状部材をばねを介して光学部材支持手段に
結合した装置においては次のような欠点がある。
即ち、画像ブレに特に顕著に影響のある振動数は20乃
至50Hzと比較的低い周波数であることが解っている
而して振幅の伝達率を1より小にするには、上記振動数
20乃至50Hzに対して、上記ばね及び光学部材、そ
の支持手段から成る系の固有振動数は147”7至35
よりも更に小でなくてはならない。
要するに使用するばねはばね定数の非常に小さいもので
なくてはならないということである。
しかるに、如上の光学部材及びそれを固定した支持手段
の移動に要する力(抗慣性力、抗摩擦力等)は一般的に
言って相当大きく、如上のばねはそれにみあった強度を
持たなければならない。
かくして両方の条件を同時に満すことは困難で、その為
光学部材やその支持手段の重量を減らしたり、その移動
の際の摩擦力をできる限り小さくすること等が必要にな
るが、これらには自ずと限界がある。
従って本考案は上述した各種不都合を解決し、簡単な構
成によって光学部材の振動を防止し、画像ブレを排除す
ることを目的とする。
尚、上に言う光学部材とはミラーやレンズの他、原稿を
載置する透明原稿台も含むものである。
まず第1図で本考案の原理を説明する。
第1図Aで、所定経路を走行して原稿を走査する光学部
材Oは支持手段Sに固定されている。
この光学部材Oは支持手段Sと一体にワイヤ状部材Wで
矢印方向に牽引され上記の走行を行なうものである。
ワイヤ状部材Wの端部はばねKに固定されている。
ばねKと並列にダンパーCが設けられ、上記ワイヤ状部
材Wの端部はこのダンパーCにも固定されている。
而して支持体SはばねK及びダンパーCの他端部に固定
されている。
尚、ばねKとダンパーCより成る系は、部材O9Sを走
行させるに要する抗慣性力を有しているものである。
さて、ワイヤ状部材Wは、モータの回転駆動力をギア列
、チェーン、スプロケット等の機構により伝達して回転
させるプーリ等により駆動されるが、これによって光学
部材Oを走行させる。
如上の動力伝達機構において振動が発生し、それが伝わ
ってワイヤ状部材Wが第1図Bの如く振動したとする。
しかしばねKとダンパーCの協働作用により光学部材O
に伝達された振動は第1図Cに示すように初期において
もBの振幅より小なる振幅しか持たず、しかもその振動
は減衰して行き、画像ブレに対する影響が無視できる振
幅までに急速に落ち込み、そしてワイヤ状部材Wの振動
が続いていても、光学部材Oの振動は消滅してしまう。
もし第1図AにおいてダンパーCが除去されると、かり
にばねKによって光学部材Oの振動振幅をワイヤ状部材
Wのそれより小さくし得たとしても、部材Oの振動は減
衰することはなく、部材Wの振動が続いている限り持続
する。
このようにばねに対して、ばねとダンパーとから成る系
を振動減衰系と呼ぶことにすれば、この振動減衰系を介
してワイヤ状部材を光学部材支持手段に連結すれば、上
述したことから解るように簡単に画像ブレを防止するこ
とができる。
第2図は本考案を適用できる複写機の説明図である。
1は透明な原稿載置台で、ガイドレール3に摺動自在に
係合された支持体2に固定されている。
台1はレール3の案内下に実線矢印方向に走行し、この
睦合1に載置された原稿が走査される。
走査が完了すると台1はレール3の案内下に破線矢印方
向に復動し、往動起点位置に復帰する。
上記台1の往走行時、原稿からの光は、夫々定位置に固
定されたミラー4、レンズ5、ミラー6、スリット7を
通って矢印方向に回転する電子写真感光体8に入射し、
原稿像がスリット露光される。
この露光により形成された静電潜像は現像され、これに
よって形成されたトナー像は紙に転写される。
トナー像の転写された紙は定着装置を通過し、像の定着
処理を受ける。
定着装置としては1対の剛性ローラ9,10を強い圧力
(ローラ長手方向1CIr1当り例えば15乃至50に
9程度)で圧接させた圧力定着装置が使用できる。
即ちローラ9.10でトナー像を担持した紙を挾持搬送
し、上記の強い圧力によってトナー像を紙に定着させる
のであるが、斯様な装置においては剛性ローラ9.10
間に紙が突入した時、或いは排出された時に強い衝撃が
発生する。
さて、台1を固定した支持体2はワイヤ11で牽引駆動
される。
即ちワイヤ11はプーリ12に数回巻き付けられており
、その両端部11□、11□が夫々支持体2に連結され
ている。
上記プーリ12はモータ13により回転駆動される。
即ちモータ13の回転駆動力はチェーン・スプロケット
機構15によりまず回転方向切り換え機構14に伝達さ
れる。
この機構14はクラッチの切り換えによりその出力回転
方向をモータと同方向か逆方向に切り換えるものである
が、いずれにせよこの出力回転はチェーン・スプロケッ
ト機構16によりプーリ12に伝達される。
プーリ12は原稿走査の際は実線矢印方向に、原稿走査
終了後は破線矢印方向に回転せしめられ、ワイヤ11を
駆動する。
尚、本図例においてはモータ13の回転駆動力はチェー
ン・スプロケット機構17により感光ドラム8に、また
チェーン・スプロケット機構18により定着ローラ9に
伝達され夫々を矢印方向に回転駆動している。
尚、ローラ10は摩擦力で従動回転する。
さて、機構14,15,16内で生じた振動はプーリ1
2を介してワイヤ11に伝達される。
また機構17に生じた振動も、機構18、ローラ対9.
10に生じた振動(圧力定着装置では前述の如く紙が突
入、排出される時に強い振動が生ずる)も、15,14
,16,12の手段を伝ってワイヤ11に伝達される。
而してこのワイヤ11の振動が画像ブレを招来するのを
防止する為に、ワイヤ端部11..11□は支持体2に
第3図Aの如く結合されている。
即ち、第3図Aにおいて、ワイヤ11の端部11、.1
1□は中央に円形孔の穿設された取付は板19の端の孔
19′に通して固定されている。
一方、原稿台1の支持体2にはビス20によってゴム円
柱21が固定されている。
このゴム円柱21は中央にビス20を挿通する孔21′
を有し、周面に周溝21″を有している。
このゴム円柱21の周溝21″に、前記ワイヤを固定し
た取付は板19の中央の孔の部分が嵌め込まれている。
尚第3図Bは平面図である。
さて、ゴムはばね特性とともに、ダンパーCの特性を有
し、第1図で説明した如き振動減衰体として作用する。
従ってワイヤ11の振動は速やかに吸収、減衰せしめら
れ、支持体2に固定された原稿台1の振動で画像ブレが
生ずるといった事はなくなる。
第4図は他の例である。
図においてワイヤ11端部11゜、11゜は2つ孔22
’、22’の設けられた取付は板2つの一方の孔22′
に通して固定され、また板22の他方の孔22“は振動
減衰体23の一方のフック24′に係止されている。
この振動減衰体23は、コイルばね24のコイル部分を
液状ゴム中にジャブ漬けし、その後固化させる等して、
ゴムの厚い肉層中にコイル部分を埋設させて成るもので
ある。
而してこの振動減衰体23の他のフック24″は原稿台
支持体2に植設されたピン26に係止せしめられている
そして振動減衰体23はワイヤ11に常時張力を与えて
緊張状態に保持している。
この第4図の装置によっても、コイルばね24及びゴム
25のばね特性と、ゴム25の減衰特性とが協働してワ
イ°ヤ11の振動を吸収減衰し、画像ブレの生ずるのを
防止する。
尚、第3図、第4図でワイヤは矢印方向に牽引される。
以上は原稿台を走行させて原稿を走査する方式の複写機
についての実施例であるが、本考案は結像光学系を構成
するミラーやレンズを移動させて原稿を走査する方式の
複写機にも適用できる。
即ち本考案は第5図の複写機にも適用できる。
第5図においては原稿台27は固定である。
この台27に載せた原稿台27と平行に往復走行する2
つのミラー28.29によって走査される。
即ち、ミラー28.29は夫々支持体30.31に固定
されており、この支持体30.31はガイドレール32
に滑動自在に支持されている。
ここで支持体31には互いに他に対して回転自在なプー
リ33,34が共軸に取り付けられている。
支持体31が可動であるから、プーリ33,34は所謂
動滑車である。
35..35゜は定位置に設けられたプーリ、所謂定滑
車である。
36は定位置に設けられた駆動プーリである。
37はワイヤで、一端37□は定位置に固定され、プー
リ33に掛けて折り返され、そしてもう一端37□が支
持体30に連結されている。
38はもう一本のワイヤで一端38□は定位置に固定さ
れ、プーリ34に掛けて折り返され、次にプーリ35゜
に掛けて偏向された後駆動プーリ36に数回巻回され、
次にプーリ351に掛けて偏向された後端部382が支
持体30に結合されている。
以上によりプーリ36を実線方向に回転するとミラー2
8,29は1 : 1/2の速度比で実線矢印方向に移
動して原稿を走査する。
このようにして走査された原稿の像はレンズ5を介して
前述と同様な感光体に投影される。
原稿走査が終了するとプーリ36は破線方向に回転せし
められ、ミラー28.29は破線方向に復動して往動起
点位置に復帰する。
尚、プーリ36の回転駆動には第2図のプーリ12の駆
動と同様の機構が使用できる。
従ってまたこのプーリ12の駆動モータを圧力定着装置
や感光体の駆動にも共用してよい。
さて、ワイヤ37.38の端部37□、38□を第1ミ
ラー28の支持体30に連結するには第3図A、 B、
第4図で示した装置を使用すればよい。
これによってワイヤ37.38の振動がミラー28を振
動させて画像ブレを発生させる不都合は防止できる。
更にワイヤ37.38の振動がプーリ33,34を介し
て支持体31に伝わり、ミラー29を振動させて画像ブ
レを発生させることのないように、第6図のようになっ
ている。
第6図において、プーリ33,34を回転自在に支持し
た軸39は支持板40に植設されている。
この支持板40には複数個所に孔40′が穿設されてい
る。
この孔40′に対応して第2ミラー29の支持体31に
も複数のビス孔31′が穿設されている。
而して41はゴムのブッシングであり、プーリ支持板4
0の上述の孔40′に嵌合されている。
そしてビス42をゴムブッシング41の孔を通して第2
のミラー支持板31のビス孔31′にねじ込むことによ
り、支持板40を支持板3Nに固定している。
このようにプーリ33,34の支持軸39の植設された
板40はゴム41を介して第2ミラー支持体31に結合
されているから、プーリ33,34に掛けられたワイヤ
37.38に振動があっても、それをゴム41が吸収、
減衰させ、ミラー29が振動して画像ブレが生ずるとい
った不都合はなくなる。
以上詳述したように、本考案によれば走査用可動光学部
材を牽引するワイヤ状部材は、光学部材の支持体にゴム
の如き振動減衰体を介して結合するという簡単な構成に
より、駆動力伝達機構等に生じた、或いは混入した振動
が画像ブレを招来することを防止できるという大なる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図A、 B、 Cは本考案の原理説明図、第2図は
本考案の適用できる複写機の一例の説明図、第3図A、
Bは本考案の一実施例の要部説明図、第4図は本考案
の他の実施例の要部説明図、第5図は本考案の適用でき
る複写機の他の例の説明図、第6図は本考案の他の実施
例の要部説明図である。 1は可動原稿台、2はその支持体、11はワイヤ、21
はゴムブッシング、28,29は可動ミラー、30.3
1は支持体、33.34はプーリ、37,38はワイヤ
、41はゴムブッシングである。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)光学部材を支持した可動支持手段を、モータから
    のクラッチを介しての駆動力伝達により駆動されるワイ
    ヤ状部材により牽引して、原稿走査の為に所定の経路に
    沿って走行させるとともに、上記モータは駆動力伝達手
    段を介して他の被駆動手段も駆動する原稿走査装置にお
    いて、上記可動支持手段に対し上記ワイヤ状部材を、振
    動減衰体を介して連結したことを特徴とする原稿走査装
    置。
  2. (2)前記能の被駆動手段はローラ対で紙を挟持搬送し
    てトナー像を紙に圧力定着する圧力定着手段である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の原稿走査装置。
  3. (3) 前記振動減衰体にはゴムが使用されている実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の原稿走査
    装置。
JP15561879U 1979-11-09 1979-11-09 原稿走査装置 Expired JPS6012111Y2 (ja)

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JP15561879U JPS6012111Y2 (ja) 1979-11-09 1979-11-09 原稿走査装置

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JPS5674453U JPS5674453U (ja) 1981-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180074299A (ko) * 2016-12-23 2018-07-03 김유경 천장마감조립체

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JPS5674453U (ja) 1981-06-18

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