JPH0423252A - リール台ブレーキ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲと称する）
などの磁気記録再生装置に設けられたリール台ブレーキ
機構に関する。

〔従来の技術〕

近年、ＶＴＲは磁気テープの早送り２巻戻しく以下ＦＦ
／ＲＥＷと称する）などの高速テープ走行も記録再生時
と同様に磁気テープをシリンダに巻回させて動作を行う
いわゆるフルロ−ディング方式が多く用いられている。

このため、ＶＴＲのブレーキ機構は瞬時にリール台に制
動を与えて、高速走行している磁気テープを停止させる
ことが必要となっている。

これを実現するため、従来においては１例えば特開平１
−２４８３４７号公報に記載の様に、カムギヤを回転さ
せるウオームギヤに突起部を設け。

また、一端が支持板にスプリングを介して連結されこの
突起部と係合可能にロック解除レバーを設けて、ウオー
ムギヤの回転により前記突起部を介してロック解除レバ
ーを押圧移動させ、カムレバーの回動をロックしている
ロックレバ−を回動させてロックを解除して、リール台
に瞬時にブレーキをかけることを可能にした構成となっ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、ウオームギヤの回転がリール
台にブレーキをかける方向と逆方向の回転の時には、ウ
オームギヤに設けられた突起部がロック解除レバーを押
し上げて通過する構成となっているため、押し上げられ
たロック解除レバーがスプリングの付勢により元の位置
に戻る際に音が発生するという問題があった。

本発明の目的は上記のウオームギヤの逆方向回転時に発
生する音を防止するとともに、瞬時にリール台に制動を
与えて、高速走行している磁気テープを停止させること
のできるリール台ブレーキ機構を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、リール台に制動力を与える
ブレーキを操作する連結部材に、スプリングにより一方
向は付勢され、他方向には回動自在な回動アームを軸支
し、複数の突起部を有する回転体と前記連結部材の相対
的位置が、ＶＴＲの動作モードに応して変化する構成と
し、回転体の突起部と回動アームの先端部が当接する位
置において、回転体が一方向回転時には回動アームの先
端部が常に回転体の突起部に当接しながら変位する様に
構成したものである。

〔作用〕

モータの動力によって駆動される回転体に複数の突起部
を設け、またリール台への制動を制御する連結部材に一
方向に付勢された回動アームを設けて、これらを当接さ
せ、回転体がある一方向に回転する時は、瞬時にリール
台を制動する構成とし、また、逆方向回転時には付勢さ
れた回動アームが常に回転体の突起部に当接しながら変
位する構成とし、逆方向回転時の音を低減した。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図から第４図を用いて説
明する。第１図は本発明による磁気記録再生装置のリー
ル台ブレーキ機構全体のＦ　Ｆ／ＲＥＷモード時を示す
平面図、第２図は停止モード時を示す平面図、第３図は
ブレーキ機構の部分側面図である。

図においてウオームホイール４は両端にそれぞれギヤを
有する回転体であり、一方はローディングモータ１に直
結しているウオームギヤ６と、他方は磁気記録再生装置
の各種モードを設定するカムギヤ２とそれぞれ噛合し、
ローディングモータ１の回転動力を減速してカムギヤ２
に伝達している。カムレバー３は一端に設けられた支軸
を介してローディングモータ１を保持するモータホルダ
７に回動可能に取付けられ、中央部に設けられたピン３
ａがカムギヤ２に形成されたカム溝に摺動自在に係合し
ている。また、他端にもピン３ｂが設けられていて、ブ
レーキ部材を操作する第１の連結部材である連結アーム
５の一端が係合されている。この連結アーム５の一端付
近には、一端が連結アーム５に固定された第１のスプリ
ング１５により第１図の反時計方向に付勢され、時計方
向には回動自在に回動アーム８が軸支されている。

しかし、第２図の停止モード時にはモータホルダ７内に
設けられたボス７ａにより時計方向に付勢された状態に
ある。

また、前記ウオームホイール４の中央付近の外周には２
つの斜面から成る突起部が複数個設けられており、第１
図のＦＦ／ＲＥＶモード時の様に、連結アーム５が矢印
り方向に移動すると、回動アームはモータホルダのボス
７ａの付勢より解除され、第１のスプリング１５の付勢
により反時計方向に回動し、先端部がウオームホイール
４の突起部と当接する構成となっている。さらに、連結
アーム５の中央付近には一端が基板に固定された第２の
スプリング１６の他端が連結されており、カムレバーと
の係合が解除された場合は矢印Ｂの方向に移動できるよ
うになっている。

一方、連結アーム５の他端は、変換アーム９を介して第
２の連結部材であるスライダ１０の一端と連結している
。このスライダ１０は基板上を長手方向にスライド可能
に支持されており、これに形成されている斜面１０ａ、
１０ｂにはそれぞれ供給リール側メインブレーキ１１及
び巻取リール側メインブレーキ１２の一端が当接してい
る。そして、これらのメインブレーキ１１．１２には一
端が基板に固定された第３．第４、のスプリング１７．
１８がそれぞれ連結されており、メインブレーキの一端
を斜面１０ａ、１０ｂに押圧付勢している。また、メイ
ンブレーキ１１．１２の他端はそれぞれブレーキパッド
ｌｌａ、１２ａを介して、供給リール台１３及び巻取リ
ール台１４の外周に当接してブレーキをかけるようにな
っている。

次に本実施例の動作を説明する。アンロード状態からロ
ーディングモータ１の駆動より、ウオームギヤ６が第３
図における反時計方向に回転し、ウオームホイール４を
介してカムギヤが第２図における時計方向に回転し、図
示せぬローディング機構が駆動され、テープローディン
グが行われ、第２図に示す停止モード位置で停止する。

停止モードではリール台にはメインブレーキがかかった
状態にある。この停止モードからＦＦ／ＲＥＷモードを
設定すると、ローディングモータ１の駆動によりウオー
ムギヤ６及びウオームホイール４を介してカムギヤ２が
回転しメインブレーキが解除される。

すなわち、第２図においてカムギヤ２が時計方向に回転
することにより、カム溝に係合しているカムレバー３が
反時計方向に回動する。この結果、カムレバーの片端の
ピン３ｂと係合している連結アーム５が矢印りの方向に
移動し、変換アーム９が反時計方向に回動し、スライダ
１０を矢印Ｅ方向にスライドさせる。

このため、メインブレーキ１１．１２の片端がスライダ
の斜面１０ａ、１０ｂに乗り上げ、ブレーキパッドｌｌ
ａ、１２ａはそれぞれリール台の外周から離れブレーキ
が解除される。連結アーム５が矢印り方向に移動する際
、これに軸支されている回動アーム８はモータホルダ７
のボス７ａの付勢より解除され、第１のスプリング１５
により反時計方向に回動し、ウオームホイール４に設け
られた突起部に先端部が当接する。

この時、ウオームホイール４は反時計方向に回転してい
るため、突起部の片斜面４ａが回動アームの先端部を押
し上げて通過する。その後第１のスプリング１５の付勢
により回動アームが元の位置に戻ろうと反時計方向に回
動しようとするが、突起部のもう一方の斜面４ｂがこの
回動アームの回動を阻止する様な形状となっているため
、常に回動アームの先端部が突起部に当接している状態
になっており、その結果１回動アームが元の位置に戻る
際に音が発生しないようになっている。そしてこれらの
動作が数回繰返されて第１図に示すＦＦ／ＲＥＷモード
の位置でローディングモータ１が停止する。

この状態からテープエンド検出信号または停止信号を検
知してメインブレーキによりブレーキ動作を行わせるが
、まず、ローディングモータ１をアンローディング方向
に駆動させる。この結果、ウオームギヤ６を介し、ウオ
ームホイール４は第１図における時計方向に回転し、ウ
オームホイールの突起部の片斜面４ｂが回動アームの先
端部を矢印へ方向に押す。回動アーム８はスプリングに
より付勢され、かつ、連結アーム５に軸支されているの
で、連結アームも一体となって矢印Ａ方向に押される。

これにより、カムレバー３と連結アーム５の係合が解除
され、連結アーム５は第２のスプリング１６の付勢によ
り矢印Ｂ方向に移動し。

変換アーム９が時計方向に回転し、スライダが矢印Ｃ方
向にスライドする。そして、メインブレーキ１１．１２
のボスは第３．第４のスプリング１７．１８の付勢力に
よりスライダの斜面１０ａ。

１、　Ｏｂに沿って移動し、メインブレーキ１１゜１２
を回動させて、ブレーキパッド１１ａ。

１１ｂをそれぞれリール台の外周に当接させてブレーキ
をかける。上記の各動作はほとんど瞬時に行われる。

本実施例によれば、停止モードからＦＦ／ＲＥＷモード
へ移行するローディング方向の回転時には、ウオームホ
イール４に設けた突起部と連結アーム５に軸支された回
動アームが常に当接しながら変位する構成としたので、
回動アームの回動音を低減する効果があり、高速テープ
走行中にブレーキ動作を行う時は、ウオームホイール４
の突起部が回動アーム８を抑圧移動させ、カムレバー３
と連結アーム５との係合を解除することにより、瞬時に
リール台にブレーキをかけることを可能にすることがで
きる。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明によれば、ＶＴＲなどの磁気記
録再生装置において、モータの動力によって記動される
回転体に複数の突起部を設け、また、リール台に制動力
を与えるブレーキを操作する連結部材に一方向に付勢さ
れた回動アームを設けて、これらを当接させることによ
り、回転体がローディング方向に回転する時は、付勢さ
れた回動アームが常に回転体の突起部に当接しながら変
位する構成としたので、ローディング方向の回転時の音
を低減する効果があり、アンローディング方向に回転す
る時は、瞬時にリール台にブレーキをかけることを可能
にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のリール台ブレーキ機構全体
のＦＦ／ＲＥＶモード時を示す平面図、第２図は停止モ
ード時を示す平面図、第３図はリール台ブレーキ機構の
部分側面図、第４図は回転体に設けた突起部を示す断面
図である。 ２・・・カムギヤ、　　　　　　３・・・カムレバー４
・・・ウオームホイール、　５・・・連結アーム。 ８・・・回動アーム。 １１．１２・・・メインブレーキ。 稟 ！ 図 島 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気テープを巻回した一対のリールに係合して該磁
   気テープを巻取る一対のリール台と、該リール台に制動
   力を与えるブレーキ機構を有し、モータの回転動力によ
   って該ブレーキ機構を作動させる磁気記録再生装置にお
   いて、リール台に制動力を与えるブレーキ部材を制動／
   非制動の位置に操作する連結部材と、該連結部材に軸支
   され一方向に付勢され他方向に回動自在な回動アームと
   、正／逆転可能なモータ動力によって駆動され、複数の
   突起部を有する回転体とを備え、磁気記録再生装置の動
   作モードに応じて前記回転体と連結部材の相対的位置が
   変化する構成とし、回転体の突起部と回動アームの先端
   部が当接する位置において、回転体が一方向回転時には
   回動アームの先端部が常に回転体の突起部に当接しなが
   ら変位する様構成したことを特徴とするリール台ブレー
   キ機構。