JPH0422989B2 - - Google Patents
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- JPH0422989B2 JPH0422989B2 JP161888A JP161888A JPH0422989B2 JP H0422989 B2 JPH0422989 B2 JP H0422989B2 JP 161888 A JP161888 A JP 161888A JP 161888 A JP161888 A JP 161888A JP H0422989 B2 JPH0422989 B2 JP H0422989B2
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Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、樹脂被覆鋼管接続部の防食方法、詳
しくは、二本の樹脂被覆鋼管の端部近傍の被覆樹
脂層を除去し、該両者の端部を溶接等で接続した
際の鋼管露出部からなる接続部の防食を行う、樹
脂被覆鋼管接続部の防食方法に関する。
しくは、二本の樹脂被覆鋼管の端部近傍の被覆樹
脂層を除去し、該両者の端部を溶接等で接続した
際の鋼管露出部からなる接続部の防食を行う、樹
脂被覆鋼管接続部の防食方法に関する。
ポリオレフイン系樹脂で被覆された二本の樹脂
被覆鋼管の端部近傍の被覆樹脂層を除去し、該両
者の端部を溶接等で接続した場合、その鋼管露出
部からなる接続部を防食するために、一般に、該
接続部を接着層を介して、上記二本の樹脂被覆鋼
管それぞれの被覆樹脂層に重なる巾のポリオレフ
イン系樹脂からなる収縮スリーブで被覆すること
が行われている。
被覆鋼管の端部近傍の被覆樹脂層を除去し、該両
者の端部を溶接等で接続した場合、その鋼管露出
部からなる接続部を防食するために、一般に、該
接続部を接着層を介して、上記二本の樹脂被覆鋼
管それぞれの被覆樹脂層に重なる巾のポリオレフ
イン系樹脂からなる収縮スリーブで被覆すること
が行われている。
上記防食方法においては、上記収縮スリーブの
接続部への被覆は接着層を介して行われるが、鋼
管露出部に直接被覆するため、十分な高さの温度
を確保できない。それ故、上記接着層を構成する
接着剤としては、精々その軟化点(ASTME 28
によるRING AND BALL法による測定値)が
120℃程度の低いものしか使用できないため、ゴ
ム成分や接着性付与剤を含んでいる軟化点の低い
接着剤が一般に使用される。
接続部への被覆は接着層を介して行われるが、鋼
管露出部に直接被覆するため、十分な高さの温度
を確保できない。それ故、上記接着層を構成する
接着剤としては、精々その軟化点(ASTME 28
によるRING AND BALL法による測定値)が
120℃程度の低いものしか使用できないため、ゴ
ム成分や接着性付与剤を含んでいる軟化点の低い
接着剤が一般に使用される。
しかしながら、上記のような軟化点の低い接着
剤は透水性が高いため、収縮スリーブで被覆した
後の上記接続部に接着層を通して水、塩水等の腐
食性物質が浸透していき、該接続部に腐食を生じ
させるという問題があつた。
剤は透水性が高いため、収縮スリーブで被覆した
後の上記接続部に接着層を通して水、塩水等の腐
食性物質が浸透していき、該接続部に腐食を生じ
させるという問題があつた。
尚、誘導加熱装置を用いて鋼管自体を高温加熱
して、透水性の低い高軟化点の接着剤を使用する
方法も考えられるが、この方法は、配管を敷設し
てプラントを建設する等の建設現場においては、
大型設備を必要とする等の理由から実用性に欠け
るという問題がある。
して、透水性の低い高軟化点の接着剤を使用する
方法も考えられるが、この方法は、配管を敷設し
てプラントを建設する等の建設現場においては、
大型設備を必要とする等の理由から実用性に欠け
るという問題がある。
従つて、本発明の目的は、収縮スリーブで被覆
された樹脂被覆鋼管接続部の防食を、確実且つ容
易に行うことができる樹脂被覆鋼管接続部の防食
方法を提供することにある。
された樹脂被覆鋼管接続部の防食を、確実且つ容
易に行うことができる樹脂被覆鋼管接続部の防食
方法を提供することにある。
本発明者等は、種々検討した結果、上記接続部
に被覆した上記収縮スリーブの両端部を、特定の
樹脂を加熱融着して覆うことが樹脂被覆鋼管接続
部の防食に有効であり、上記目的を達成できるこ
とを知見した。
に被覆した上記収縮スリーブの両端部を、特定の
樹脂を加熱融着して覆うことが樹脂被覆鋼管接続
部の防食に有効であり、上記目的を達成できるこ
とを知見した。
本発明は上記知見に基づいてなされたもので、
ポリオレフイン系樹脂で被覆された二本の樹脂被
覆鋼管の接続部を、ポリオレフイン系樹脂からな
る収縮スリーブにより、接着層を介して上記二本
の樹脂被覆鋼管それぞれの被覆樹脂層に重合させ
て被覆する防食方法において、上記収縮スリーブ
の両端部を、それぞれ変性ポリオレフインシート
を加熱融着して覆うことを特徴とする樹脂被覆鋼
管接続部の防食方法を提供するものである。
ポリオレフイン系樹脂で被覆された二本の樹脂被
覆鋼管の接続部を、ポリオレフイン系樹脂からな
る収縮スリーブにより、接着層を介して上記二本
の樹脂被覆鋼管それぞれの被覆樹脂層に重合させ
て被覆する防食方法において、上記収縮スリーブ
の両端部を、それぞれ変性ポリオレフインシート
を加熱融着して覆うことを特徴とする樹脂被覆鋼
管接続部の防食方法を提供するものである。
以下、本発明の樹脂被覆鋼管接続部の防食方法
の好ましい一実施態様を図面に基づいて説明す
る。
の好ましい一実施態様を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の一実施態様の概略を示す部分
断面図であり、第2図はその要部を拡大して示す
拡大部分断面図である。
断面図であり、第2図はその要部を拡大して示す
拡大部分断面図である。
第1図及び第2図において、1及び1aは、そ
れぞれポリエチレン(ポリオレフイン系樹脂)か
らなる被覆樹脂層2及び2aで被覆された二本の
樹脂被覆鋼管であり、該両樹脂被覆鋼管1及び1
aは第1図の略中間位置で溶接して接続されてい
る。上記両樹脂被覆鋼管1及び1aの溶接箇所を
挟む所定の巾からなる接続部は、該両者を溶接す
る際にその被覆樹脂層を剥がすため、該接続部に
は被覆樹脂層2及び2aは存在しない。従つて、
溶接した後の上記接続部は鋼管表面が露出した状
態ある。
れぞれポリエチレン(ポリオレフイン系樹脂)か
らなる被覆樹脂層2及び2aで被覆された二本の
樹脂被覆鋼管であり、該両樹脂被覆鋼管1及び1
aは第1図の略中間位置で溶接して接続されてい
る。上記両樹脂被覆鋼管1及び1aの溶接箇所を
挟む所定の巾からなる接続部は、該両者を溶接す
る際にその被覆樹脂層を剥がすため、該接続部に
は被覆樹脂層2及び2aは存在しない。従つて、
溶接した後の上記接続部は鋼管表面が露出した状
態ある。
鋼管表面が露出している上記接続部の防食は、
内側に接着剤が被着されている延伸加工ポリエチ
レン(ポリオレフイン系樹脂)からなる収縮スリ
ーブ3を所定位置に配した状態で該収縮スリーブ
3を上記接着剤の軟化点以上の温度に加熱し、収
縮させると同時に、接着層4(第1図では省略し
た)を介して上記収縮スリーブ3で上記接続部を
密着状態に被覆することにより行われる。その
際、上記収縮スリーブ3としては、上記二本の樹
脂被覆鋼管1及び1aのそれぞれの被覆樹脂層2
及び2aに重なる巾のものを用い、該収縮スリー
ブ3による被覆が完了した段階で、該収縮スリー
ブ3の両端部近傍が上記被覆樹脂層2及び2aの
それぞれに重合するようにする。尚、上記収縮ス
リーブ3は特に制限なく常法に従つて製造された
ものを適用できる。具体的には、例えば、ポリエ
チレンを押し出し成形等によりシート状に成形し
た後、電子線、X線、γ線等の放射線を照射する
か、又は適当の過酸化物等で処理して架橋シート
を形成し、然る後該架橋シートを所定温度に加熱
し、延伸し、その状態で冷却する、所謂延伸加工
を行うことにより製造することができる。
内側に接着剤が被着されている延伸加工ポリエチ
レン(ポリオレフイン系樹脂)からなる収縮スリ
ーブ3を所定位置に配した状態で該収縮スリーブ
3を上記接着剤の軟化点以上の温度に加熱し、収
縮させると同時に、接着層4(第1図では省略し
た)を介して上記収縮スリーブ3で上記接続部を
密着状態に被覆することにより行われる。その
際、上記収縮スリーブ3としては、上記二本の樹
脂被覆鋼管1及び1aのそれぞれの被覆樹脂層2
及び2aに重なる巾のものを用い、該収縮スリー
ブ3による被覆が完了した段階で、該収縮スリー
ブ3の両端部近傍が上記被覆樹脂層2及び2aの
それぞれに重合するようにする。尚、上記収縮ス
リーブ3は特に制限なく常法に従つて製造された
ものを適用できる。具体的には、例えば、ポリエ
チレンを押し出し成形等によりシート状に成形し
た後、電子線、X線、γ線等の放射線を照射する
か、又は適当の過酸化物等で処理して架橋シート
を形成し、然る後該架橋シートを所定温度に加熱
し、延伸し、その状態で冷却する、所謂延伸加工
を行うことにより製造することができる。
本発明方法では、更に、上記収縮スリーブの両
端部3aを、酸変性ポリオレフインシート等の変
性ポリオレフインシート、例えば、変性ポリエチ
レンシート5を加熱融着して覆うことを特徴とす
るものである。
端部3aを、酸変性ポリオレフインシート等の変
性ポリオレフインシート、例えば、変性ポリエチ
レンシート5を加熱融着して覆うことを特徴とす
るものである。
上記変性ポリエチレンシート5を構成する変性
ポリエチレン樹脂の好ましい具体例としては、無
水マレイン酸変性ポリエチレンが挙げられ、これ
は、例えば、反応開始剤と無水マレイン酸をポリ
エチレンに添加し溶融混練するか、もしくはポリ
エチレンを溶解せしめた溶液に反応開始剤と無水
マレイン酸を滴下して調製される。この変性ポリ
エチレン樹脂は、耐透水性に優れており、しかも
RING AND BALL法による軟化温度が約150℃
以上である。
ポリエチレン樹脂の好ましい具体例としては、無
水マレイン酸変性ポリエチレンが挙げられ、これ
は、例えば、反応開始剤と無水マレイン酸をポリ
エチレンに添加し溶融混練するか、もしくはポリ
エチレンを溶解せしめた溶液に反応開始剤と無水
マレイン酸を滴下して調製される。この変性ポリ
エチレン樹脂は、耐透水性に優れており、しかも
RING AND BALL法による軟化温度が約150℃
以上である。
本発明によれば、上記のように変性ポリエチレ
ンシート5を加熱融着することにより、上記収縮
スリーブ3を固着するための接着層4が、水や塩
水等の腐食物質を浸透し易い性質を有しているゴ
ム系等の接着剤からなる場合であつても、上記腐
食物質の浸透を確実に食い止めることができるの
で、上記樹脂被覆鋼管接続部の防食を確実に達成
することができる。また、上記変性ポリエチレン
シート5の加熱融着は、被覆樹脂層2,2a及び
収縮スリーブ3の上で行われるため、露出した鋼
管表面に融着する場合に比べて該変性ポリエチレ
ンシート5を高温に加熱することができる。それ
故に、上記変性ポリエチレンシート5の軟化点が
高い場合であつても、該シート5を確実に融着す
ることができる。
ンシート5を加熱融着することにより、上記収縮
スリーブ3を固着するための接着層4が、水や塩
水等の腐食物質を浸透し易い性質を有しているゴ
ム系等の接着剤からなる場合であつても、上記腐
食物質の浸透を確実に食い止めることができるの
で、上記樹脂被覆鋼管接続部の防食を確実に達成
することができる。また、上記変性ポリエチレン
シート5の加熱融着は、被覆樹脂層2,2a及び
収縮スリーブ3の上で行われるため、露出した鋼
管表面に融着する場合に比べて該変性ポリエチレ
ンシート5を高温に加熱することができる。それ
故に、上記変性ポリエチレンシート5の軟化点が
高い場合であつても、該シート5を確実に融着す
ることができる。
次に、本発明の樹脂被覆鋼管接続部の防食方法
について更に詳述する。
について更に詳述する。
本発明方法が適用可能な樹脂被覆鋼管として
は、その管径は特に制限されないが、200mm〜
2000mmの管径のものを好ましい範囲として挙げる
ことができる。また、樹脂被覆鋼管における被覆
樹脂層2及び2aを構成するポリオレフイン系樹
脂としては、前記実施態様に示したポリエチレン
に限るものではなく、通常防食を目的として用い
られる、例えば、ポリプロピレン等のオレフイン
重合体、又はエチレンやプロピレン等を一つのモ
ノマーとするオレフイン共重合体を挙げることが
できる。
は、その管径は特に制限されないが、200mm〜
2000mmの管径のものを好ましい範囲として挙げる
ことができる。また、樹脂被覆鋼管における被覆
樹脂層2及び2aを構成するポリオレフイン系樹
脂としては、前記実施態様に示したポリエチレン
に限るものではなく、通常防食を目的として用い
られる、例えば、ポリプロピレン等のオレフイン
重合体、又はエチレンやプロピレン等を一つのモ
ノマーとするオレフイン共重合体を挙げることが
できる。
本発明方法に使用可能な収縮スリーブ3を構成
するポリオレフイン系樹脂も前記延伸加工ポリエ
チレンに限られるものでなく、例えば、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル等の熱
可塑性樹脂について常法に従い延伸加工を行つて
製造したものを好ましい例として挙げることがで
きる。
するポリオレフイン系樹脂も前記延伸加工ポリエ
チレンに限られるものでなく、例えば、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル等の熱
可塑性樹脂について常法に従い延伸加工を行つて
製造したものを好ましい例として挙げることがで
きる。
また、上記収縮スリーブ3に被着される接着剤
としては特に制限はないが、本発明方法はゴム系
接着剤や接着性付与剤等を含有する接着剤等の如
く透水性の高い接着剤を使用する場合に特に有効
である。
としては特に制限はないが、本発明方法はゴム系
接着剤や接着性付与剤等を含有する接着剤等の如
く透水性の高い接着剤を使用する場合に特に有効
である。
更に、上記収縮スリーブ3は、スリーブ形状に
成形されているものに限るものでなく、例えばテ
ープ状に成形し、そのテープ状の収縮シートを前
記接続部に巻きつけることにより、結果としてス
リーブ形状が形成される場合であつてもよい。
尚、予めスリーブ形状に形成してある収縮スリー
ブ3を使用する場合は、通常鋼管を溶接する前に
前記樹脂被覆鋼管1又は1aを該収縮スリーブ3
に挿通しておく。
成形されているものに限るものでなく、例えばテ
ープ状に成形し、そのテープ状の収縮シートを前
記接続部に巻きつけることにより、結果としてス
リーブ形状が形成される場合であつてもよい。
尚、予めスリーブ形状に形成してある収縮スリー
ブ3を使用する場合は、通常鋼管を溶接する前に
前記樹脂被覆鋼管1又は1aを該収縮スリーブ3
に挿通しておく。
本発明方法に適用される変性ポリオレフインシ
ートを構成する変性ポリオレフインとしては、前
記実施態様で示した変性ポリエチレンからなるも
のに限るものでなく、ポリエチレン、ポリプロピ
レンのマレイン化物の他に、エチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレン低級アルキルアクリレートま
たはメタクリレート共重合体及びエチレンアクリ
ル酸またはメタクリル酸共重合体などを挙げるこ
とができ、これらは単独および二種類以上の混合
物として用いても良い。
ートを構成する変性ポリオレフインとしては、前
記実施態様で示した変性ポリエチレンからなるも
のに限るものでなく、ポリエチレン、ポリプロピ
レンのマレイン化物の他に、エチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレン低級アルキルアクリレートま
たはメタクリレート共重合体及びエチレンアクリ
ル酸またはメタクリル酸共重合体などを挙げるこ
とができ、これらは単独および二種類以上の混合
物として用いても良い。
また、上記変性ポリエチレンシート5を前記所
定位置に加熱融着する方法としては、単層構造か
らなる変性ポリエチレンシート5を、前記収縮ス
リーブ3の両端部3aのそれぞれを覆う位置の管
周囲全体に亘つて配した後、融着前の該シートを
軟化温度以上に加熱して融着するものがある。そ
の際の加熱の仕方は、上記変性ポリエチレンシー
ト5にホツトエアーを当てて加熱してもよく、ま
た該シートの上にガラスクロスシートを被せ、そ
の上からプロパントーチ等で加熱してもよい。
定位置に加熱融着する方法としては、単層構造か
らなる変性ポリエチレンシート5を、前記収縮ス
リーブ3の両端部3aのそれぞれを覆う位置の管
周囲全体に亘つて配した後、融着前の該シートを
軟化温度以上に加熱して融着するものがある。そ
の際の加熱の仕方は、上記変性ポリエチレンシー
ト5にホツトエアーを当てて加熱してもよく、ま
た該シートの上にガラスクロスシートを被せ、そ
の上からプロパントーチ等で加熱してもよい。
尚、変性ポリオレフインシートは、例えば収縮
性ポリオレフインシートに積層した積層構造であ
つてもよい。この場合、収縮性ポリオレフインシ
ートは、スリーブ形状であつても又はテープ形状
であつてもよい。
性ポリオレフインシートに積層した積層構造であ
つてもよい。この場合、収縮性ポリオレフインシ
ートは、スリーブ形状であつても又はテープ形状
であつてもよい。
スリーブ形状の場合は、前記収縮スリーブの場
合と同様に内側面に変性ポリオレフインシートの
層が形成される。即ち、変性ポリオレフインシー
トの外側に収縮シートが積層された構造を成す。
この積層したスリーブ形状からなる変性ポリオレ
フインシートの加熱融着は、前期収縮スリーブの
被覆と略同様の作業工程を経て行うことができ
る。
合と同様に内側面に変性ポリオレフインシートの
層が形成される。即ち、変性ポリオレフインシー
トの外側に収縮シートが積層された構造を成す。
この積層したスリーブ形状からなる変性ポリオレ
フインシートの加熱融着は、前期収縮スリーブの
被覆と略同様の作業工程を経て行うことができ
る。
また、テープ形状の場合は、変性ポリオレフイ
ンシートの層を鋼管側に向けて巻きつけ、その後
同様に加熱処理を行う。
ンシートの層を鋼管側に向けて巻きつけ、その後
同様に加熱処理を行う。
本発明の防食方法によれば、収縮スリーブで被
覆された樹脂被覆鋼管接続部の防食を、確実且つ
容易に行うことができる。
覆された樹脂被覆鋼管接続部の防食を、確実且つ
容易に行うことができる。
第1図は本発明の一実施態様の概略を示す部分
断面図、第2図はその要部を拡大して示す拡大部
分断面図である。 1,1a……樹脂被覆鋼管、2,2a……被覆
樹脂層、3……収縮スリーブ、3a……端部、4
……接着層、5……変性ポリエチレンシート。
断面図、第2図はその要部を拡大して示す拡大部
分断面図である。 1,1a……樹脂被覆鋼管、2,2a……被覆
樹脂層、3……収縮スリーブ、3a……端部、4
……接着層、5……変性ポリエチレンシート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフイン系樹脂で被覆された二本の樹
脂被覆鋼管の接続部を、ポリオレフイン系樹脂か
らなる収縮スリーブにより、接着層を介して上記
二本の樹脂被覆鋼管それぞれの被覆樹脂層に重合
させて被覆する防食方法において、上記収縮スリ
ーブの両端部を、それぞれ変性ポリオレフインシ
ートを加熱融着して覆うことを特徴とする樹脂被
覆鋼管接続部の防食方法。 2 上記変性ポリオレフインシートが、単層であ
るか、又はその外側に収縮性ポリオレフインシー
トを積層したものである、特許請求の範囲第1項
記載の樹脂被覆鋼管接続部の防食方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP161888A JPH01177384A (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 樹脂被覆鋼管接続部の防食方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP161888A JPH01177384A (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 樹脂被覆鋼管接続部の防食方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177384A JPH01177384A (ja) | 1989-07-13 |
JPH0422989B2 true JPH0422989B2 (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=11506511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP161888A Granted JPH01177384A (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 樹脂被覆鋼管接続部の防食方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01177384A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3142507B2 (ja) | 1997-06-20 | 2001-03-07 | ヒット工業株式会社 | 樹脂コーティングパイプおよびその製造方法 |
JP3142506B2 (ja) * | 1997-07-03 | 2001-03-07 | 旬 平野 | 樹脂コーティングパイプおよびその製造方法 |
JP4653589B2 (ja) * | 2005-08-16 | 2011-03-16 | 積水化学工業株式会社 | 配管接続構造及び配管接続方法 |
-
1988
- 1988-01-07 JP JP161888A patent/JPH01177384A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01177384A (ja) | 1989-07-13 |
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