JPS6310276Y2 - - Google Patents

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JPS6310276Y2
JPS6310276Y2 JP1982045651U JP4565182U JPS6310276Y2 JP S6310276 Y2 JPS6310276 Y2 JP S6310276Y2 JP 1982045651 U JP1982045651 U JP 1982045651U JP 4565182 U JP4565182 U JP 4565182U JP S6310276 Y2 JPS6310276 Y2 JP S6310276Y2
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JP
Japan
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heat
shrinkable
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sheet
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JP1982045651U
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JPS58151035U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼管や金属パイプ等の防食の為に用い
る熱収縮性シートに関する。
従来、この種の防食用熱収縮性シートとして
は、内層に接着層や粘着層を有するシートの内層
同士を接続するもの、ヒートシール部に有機過酸
化物を含有させた熱可塑性樹脂層を設けて熱融着
するもの等が知られている。
しかしながらこれ等の防食用熱収縮性シートを
使つての防食方法は、いずれも防食用熱収縮性シ
ートのヒートシール部を加熱融着後シートを加熱
収縮させてパイプ上に密着させているため、ヒー
トシール部に円周方向の引張力が生じ、特にパイ
プ側のヒートシール部分に応力集中が生じ、ヒー
トシール部の破損や剥離を生じさせる原因となつ
ていた。
また、鋼管等の異形部(フランジ、エルボ等)
の場合にも異形部の凹凸のために熱収縮性シート
のヒートシール部に局部応力が加わり剥離しやす
かつた。
このことはヒートシール部の接着力が不十分と
なり防水性能が低下する原因となる。
本考案は前記欠点を解決した防食用熱収縮性シ
ートを提供せんとするものでその要旨とするとこ
ろは、ゲル分率が10〜60%の架橋ポリオレフイン
又は架橋ポリオレフイン共重合体の熱収縮性の外
層と、金属と接着性の良い熱融着型接着剤もしく
はそれを主体とする混和物からなる内層とによつ
て構成され前記外層のヒートシール部に突条部を
設けたことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面により詳説する。
第1図は防食用熱収縮性シートであり、1はゲ
ル分率が10〜60%の架橋ポリオレフイン、又は架
橋ポリオレフイン共重合体からなる熱収縮性の外
層である。2は金属と接着性の良い熱融着型接着
剤もしくはそれを主体とする混和物からなる内層
である。3は突条で前記外層1の両端に位置する
ヒートシール部4に設けてある。前記外層1に使
われる架橋ポリオレフイン又は架橋ポリオレフイ
ン共重合体は、次の理由に依りゲル分率が限定さ
れる。即ち、ゲル分率が70%以上になるとヒート
シール部4が離れ易いが、ゲル分率が10〜60%に
低下すると加熱融着し易く、融着後ヒートシール
部4の強度が高いことによる。
前記架橋ポリオレフインとしては、PE、PP、
エチレン、プロピレンのようなエチレン共重合体
の他にポリふつ化ビニル、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ブチルゴム、シリコーンゴム、トラン
ス−イソプレンや熱可塑性樹脂とゴムとの混和物
などが使用できる。又、これを架橋延伸すること
により熱収縮性を付与することができる。
また、前記金属と接着性の良い熱融着型接着剤
としては、EVA、EEAをブレンドしたホツトメ
ルト材、またはアドマー(三井石油化学(株))、サ
ーリンA(デユポン社)、デユミラン(三井ポリケ
ミカル社)、の変性ポリオレフイン等が使用され
る。
前記外層1の両端に設けた突条3は、熱収縮性
シートを使用するときシート両端のヒートシール
部に応力集中が係るので、そのヒートシール部の
強化のため設けたものである。またこの突条3は
仮止め用に一時的に工具で挾持される目的にも使
用できる。
前記のような内層2及び外層1を有する熱収縮
性シートは、押出したポリエチレンを化学架橋、
照射架橋等で架橋した後延伸し、この架橋ポリオ
レフインにホツトメルト材或いは変形ポリオレフ
インを押出し貼り合せたり、または変形ポリオレ
フイン等を押出しこの変性ポリオレフインにポリ
エチレンを押出し貼り合せた後ポリエチレンを架
橋し延伸する等の方法で製造できる。
しかして、前記のように構成された熱収縮性シ
ートは、鋼管の直管部、溶接部、フランジ部、エ
ルボ部に被覆されトーチランプ等の加熱手段で加
熱収縮させて用いられる。
以上のように、本考案に係る防食用熱収縮性シ
ートによれば、外層1の突条3でヒートシール部
4に強度を持たすことができるので、熱収縮性シ
ートの加熱融着が圧力を加えて強固に融着でき
る。
従つて、密着もれのないヒートシール部4が得
られ、完全な防食を保つことができる。
また、パイプに被覆する熱収縮性シートは内層
の熱融着型接着剤が鉄などの金属と密着性が良い
から、完全な防食効果が得られる。そして熱収縮
性シートを収縮するに際し、ヒートシール部分に
応力集中が発生しても突条部により局部的破損や
剥離が防止でき高い防水効果が維持できる。
尚、前記実施例の他に内層2と外層1の間に中
間層を設け他の合成樹脂を介在させても良い。
また、本考案に係る熱収縮性シートは、スリー
ブ等に変形して使用してもよいことは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す斜視図で、第1図
は防食用熱収縮性シートを第2図は、その熱収縮
性シートを金属パイプに被覆した状態を示す。 1……外層、2……内層、3……突条部、4…
…ヒートシール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゲル分率10〜60%の架橋ポリオレフイン又は架
    橋ポリオレフインの共重合体からなる熱収縮性の
    外層と、金属と接着性の良い熱融着型接着剤もし
    くはそれを主体とする混和物からなる接着性の内
    層とによつて構成され、かつ外層の端部のヒート
    シール部に突条を設け、丸めた際に突条の内側の
    内層面を当接するようにして貼合わされるように
    したことを特徴とする防食用熱収縮性シート。
JP4565182U 1982-04-01 1982-04-01 防食用熱収縮性シ−ト Granted JPS58151035U (ja)

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JP4565182U JPS58151035U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 防食用熱収縮性シ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS58151035U JPS58151035U (ja) 1983-10-11
JPS6310276Y2 true JPS6310276Y2 (ja) 1988-03-28

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ID=30056664

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JP4565182U Granted JPS58151035U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 防食用熱収縮性シ−ト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743160B2 (ja) * 1978-01-12 1982-09-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743160U (ja) * 1980-08-25 1982-03-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743160B2 (ja) * 1978-01-12 1982-09-13

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JPS58151035U (ja) 1983-10-11

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