JPS597674Y2 - 溶着充填材料 - Google Patents

溶着充填材料

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Publication number
JPS597674Y2
JPS597674Y2 JP2559578U JP2559578U JPS597674Y2 JP S597674 Y2 JPS597674 Y2 JP S597674Y2 JP 2559578 U JP2559578 U JP 2559578U JP 2559578 U JP2559578 U JP 2559578U JP S597674 Y2 JPS597674 Y2 JP S597674Y2
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JP
Japan
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filling material
welding
cross
welding filling
plastic
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Expired
Application number
JP2559578U
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English (en)
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JPS54129813U (ja
Inventor
寛 西村
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば水道、送油、POF電力ケーブル等
の管路の被覆鋼管継手部の防食工事の際の目地部溶着の
ために用いる溶接材に係る。
一般に被覆鋼管と呼ばれている鋼管は、防食を目的とし
て継手部を除く外周面をポリエチレンのようなプラスチ
ック、架橋プラスチック等で被覆してある。
而して、この被覆鋼管を以て管路を敷設する場合の継手
部の防食工事は、第1図イ,口図に示す如く、敷設され
る被覆鋼管の各継手部1,1を溶接部3により接続せし
めたのち、第1図ハ,二図に示す如く、この接続した継
手部1,1をほぼ完全に覆うことのできる広さを有し、
かつ一面に防食混合物又は接着剤層を有するシ一ト4を
巻き付ける方法が行われる。
この方法ではシート4同志の付合せ部分や被覆鋼管上の
被覆層2とシ一ト4の隣接部分に第1図ホ図に符号5で
示す隙間、合せ目ができるので、この隙間、合せ目即ち
目地部5は従来はマスチック材で埋め、その上をテープ
巻きすることが行われていた。
一方、この部分を被覆鋼管上の被覆層2やシ一ト4と同
質の材料で埋めることも行われているが、実際に施工し
てみると加熱溶着させるときに溶融物が低粘度となり垂
れ落ちる現象が生じてうまくゆかないし、また溶融した
プラスチックには力をかけることができないためにボイ
ド、不完全溶着部の発生が避けられず、これの改善が要
望されていた。
この考案は、上述の欠点を改善し前記被覆鋼管上の被覆
層2とシ一ト4の目地部5を溶着して両者を一体化する
ための改善された溶接材であって、例えば第2図イ,口
図に符号6で示すロツド状又はリボン状のゴム又はプラ
スチックよりなる長尺の戒形体で、該或形体はその一側
面より他側面へ向い架橋度に勾配を持たせて架橋したも
のである。
図のhは架橋度の高い側面を示し、lは架橋度の低い側
面を示す。
又、この考案のーの実施態様として第2図ハ,二図に示
す如く前記の溶接材6の内部に加熱手段として電熱線等
の発熱抵抗体7を内蔵することは使用上好ましい。
更に、この考案の他の一実施態様として第2図イ,口図
に示す溶接材6のゴム又はプラスチックが結晶性重合物
を用いることは前述の架橋度の勾配を持たせて架橋する
のに有利であり、さらに結晶性重合物をその結晶融点以
上の温度域で延伸し、その状態のまま冷却して歪を凍結
することにより熱収縮性を付与したものはこの考案の使
用目的上一層好ましい。
また、この考案の溶接剤は架橋度の違う側面の識別性付
与のため、高架橋度側または低架橋度側を着色するとか
、印刷するなどするとよい。
第3図は、この考案の溶接剤6を用いて鋼管継手部1上
の被覆層2と、それと対向する鋼管継手部1上の被覆層
(図示を省略してある)との間に巻付けられた防食性の
例えばポリエチレンシ一トとの隙間即ち目地部5の溶着
方法を示したもので、先づイ図に示す如くバーナ8で目
地部5および溶接材6の双方を適当な温度まで加熱し、
次いで口図に示す如く被覆層2とシ一ト4とを一体的に
溶着するものである。
次に、この考案の実施例を挙げる。
実施例 厚さ4mm、幅8mmのリボン状ポリエチレン製長尺体
を、一側面より他側面に向い電子線照射を行い、架橋度
に勾配を持たせた架橋をした。
この材料の架橋度はキシレン抽出によりゲル分率を測定
して評価したところ照射側表面付近で約80%、裏側付
近で約10%であり、平均ゲル分率は42%であった。
一方、口径600 mmφのポリエチレン被覆鋼管の継
手部を溶接接続し、該接続部分の被覆層の被覆されてい
ない部分を厚さ2.5mmの架橋ポリエチレン(ゲル分
率40%)にホットメルト型接着剤を積層したシートを
巻付け加熱溶着したところ、突合せ部に約5mm幅の空
隙部ができた。
そこで、上記のポリエチレン長尺体をバーナで約130
゜C程度に加熱し、同時に上記の空隙部の両側のポリエ
チレンならびに架橋ポリエチレンを加熱し、前述のシー
トに積層したものと同質のホットメルト型接着剤を空隙
部の鋼管表面へ塗布したのち、前述の加熱長尺体を架橋
度の高い方の面を外方にして空隙部に沿って順次押込み
、よく間の空気を抜いてボイドができぬよう一端より順
次圧着するようにした。
なお、このときに使用する電子線で架橋されたリボン状
の長尺体は、130’ C程度に加熱すると結晶融点以
上の温度となり軟化を起しはじめるが、このものは架橋
されているため非架橋のポリエチレンのように流動する
ことはなく形状を保持している。
したがって、このような加熱長尺体の内側の架橋度の低
いところは、鋼管表面の空隙部に塗布したホットメルト
型接着剤は勿論、鋼管に既に被覆されているポリエチレ
ンおよびゲル分率40%の架橋ポリエチレンにも良好に
接着するが、その外側は従前の形状を保ったままである
ため取扱いが極めて容易である。
このようにして空隙部は完全に補填され、水の浸入を防
ぎ完全な防食層を構或することができた。
この考案の溶接材は以上の構成になるものであるから次
の効果をもたらすものである。
i 架橋部分があるので完全溶融して垂れ落ちてしまう
ことがないので施工し易い。
ii 架橋部分があるので力をかけることができ施工
上密着、ボイド除去などの操作がうまくできる。
iii 架橋度の高い方の面を外方にして施工するの
で作業完了後は表面が架橋プラスチックとなり耐熱性が
よい。
iv 低架橋度乃至非架橋部分があるので隣接部分と
の接着性が良く、防食性が良い。
■ 低架橋度乃至非架橋部分があるので空隙部分の形状
に応じて変形するので空隙部の充填が完全に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼管継手部防食工事の説明図であり、イ図は接
続前の断面図、口図は溶接による接続後の断面図、ハ,
二図は接続部へ防食シートを巻付けた側面図および断面
図、ホ図はその巻付け完了側面図である。 第2図はこの考案の溶接材の断面形状を示し、イ,口図
は夫々ロツド状および上面を扁平ならしめた変形リボン
状の例を示し、ハ,二図は夫々内部へ発熱抵抗体を内蔵
するロツド状およびリボン状の例を示す図である。 なお、図中特高線状の細線は架橋密度の粗密度を説明す
るために図示したものである。 第3図はこの考案の溶接材を用いて目地部の熱溶着を行
う場合の拡大説明図であり、イ図は手順を示す断面図、
口図は熱溶着完了後の断面図である。 1・・・・・・継手部、2・・・・・・被覆層、3・・
・・・・溶接部、4・・・・・・シート、5・・・・・
弔地部、6・・・・・・溶接材、7・・・・・・発熱抵
抗体、9・・・・・・融着部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)一側面より他側面へ向い架橋度に勾配を持たせて
    架橋したゴム又はプラスチックよりなるロツド状又はリ
    ボン状の防食被覆層目地部の溶着充填材料。
  2. (2)その内部に発熱抵抗体を内蔵させた実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の溶着充填材料。
  3. (3)ゴム又はプラスチックが結晶性重合物である実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の溶着充填材料。
  4. (4)ゴム又はプラスチックの結晶性重合物である場合
    に、その結晶性重合物の結晶融点以上の温度域で延伸し
    、その状態のまま冷却して歪を凍結した実用新案登録請
    求の範囲第(3)項記載の溶着充填材料。
JP2559578U 1978-03-02 1978-03-02 溶着充填材料 Expired JPS597674Y2 (ja)

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JP2559578U JPS597674Y2 (ja) 1978-03-02 1978-03-02 溶着充填材料

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JP2559578U JPS597674Y2 (ja) 1978-03-02 1978-03-02 溶着充填材料

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Publication Number Publication Date
JPS54129813U JPS54129813U (ja) 1979-09-08
JPS597674Y2 true JPS597674Y2 (ja) 1984-03-08

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