JPH0422814Y2 - - Google Patents

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JPH0422814Y2
JPH0422814Y2 JP8219686U JP8219686U JPH0422814Y2 JP H0422814 Y2 JPH0422814 Y2 JP H0422814Y2 JP 8219686 U JP8219686 U JP 8219686U JP 8219686 U JP8219686 U JP 8219686U JP H0422814 Y2 JPH0422814 Y2 JP H0422814Y2
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boss
welded
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inner circumferential
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JP8219686U
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は積層型フイルタエレメントに関す
る。
〔従来の技術〕
積層型フイルタエレメントは電子機器の素子製
造時の洗浄液などの細密過に用いられるもので
例えば実願昭60−182276号などに提示されてい
る。その例を第3図に示す。第3図の積層型フイ
ルタエレメント20は四ふつ化エチレンなどの多
孔質膜の環形材21の内周縁21a、外周縁2
1bをそれぞれ溶着して蛇腹状とし、その内部
に、厚いボス部22とその側面から板状に延設さ
れた過部23とで成る支持体24がボス部22
の端面を重ね合わせて配設されている。支持体の
ボス部22には中央貫通孔25が設けられ過部
の表面と液通路26で連通している。支持体の
上・下端には端板27が設けられ最上部および最
下部の材21の内周縁21aが溶着されてい
る。
上記のように積層型フイルタエレメント20は
中央貫通孔25を貫く縦溝付ボルト28によつて
ケーシング29の液出口29bに螺着される。
図の29aはケーシング29に設けられた原液入
口である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような積層型フイルタエレメント20に
あつては原液が蛇腹状の材21の間に入つて、
材を通過するときに抵抗があるので材の間隔
が広げられ支持体に押し付けられる。このことに
より材内周縁部の溶着部分を剥離する方向の力
が作用する。この力でその溶着部分が剥離したり
破断したりして洩れを生ずるおそれがある。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は前記の問題を解決するためのもので
ある。この考案の積層型フイルタエレメントは、
支持体の過部表面を被う材の内周縁同志を溶
着して蛇腹状に形成し、その内部にボス部と過
部とで成る支持体を積層して配設した点は従来の
ものと同様である。この考案の支持体のボス部は
端面の周縁部に他の部分より段付状にやや厚みを
減じた環状低部が形成せられ、支持体が積層され
たときこの低部が環状の間隙を形成するようにな
つている。そして材内周縁同志で溶着された部
分は前記間隙に挿入されてボス部端面の上下いず
れか一方に溶着されている。
〔作用〕
上記のようなこの考案の積層型フイルタエレメ
ントはケース内に収容され材外方から内方の支
持体過部方向へ液を通過させて過作用をする
ことは従来のものと同様である。原液の圧力によ
り材が支持体の過部側に押し付けられて、
材内周部付近に引張り力が作用するが互に溶着さ
れた内周縁は前記支持体端面の間隙に挿入されボ
ス部端面に溶着固定されているので、該溶着部分
にこれを剥離させるような力は伝わらない。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図、第2図で説明す
る。第1図に示す合成樹脂製の支持体2は中央貫
通孔3aが穿設された厚さ(高さ)の厚いボス部
3と、その側方へ延設されて上下表面に液通路
となる溝4aを刻んだ薄板状の過部4とからな
り、前記溝4aは横孔または横溝3bにより中央
貫通孔3aに連通している。ボス3の上下端面3
cの周縁部には段付状にやや厚みを減少させた環
状の端面低部3dが形成される。端面3cと端面
低部3dとの段付の高低差は上下面においてそれ
ぞれ後述の材の厚さ程度ないしはこれよりわづ
かに大きい程度である。支持体2の過部4上下
面は四ふつ化エチレン等の多孔質膜でなる環形
材5で被われ上下の材5は、過部4の外方に
おいてその外周縁5bが互に溶着される。なお
材5の外周縁5bはそれぞれ支持体の過部外周
縁4bに溶着されたものでもよい。(第5図)。
材内周縁5aは上下に隣接する他の支持体の過
部4を被う材5の内周縁5aと溶着される。こ
のように材5を被せられた支持体は互の端面3
cを突き合わせて重ねられ、その最上端と最下端
には端板6(第2図)が重ねられてそれに対面す
る材5の内周縁が端板6に溶着される。材5
は上記のように蛇腹状に形成され、材内周縁5
aが互に溶着された部分は支持体のボス端面低部
3dが互に対面する隙間に挿入されボス端面低部
3dの上下いずれか一方に溶着され、溶着部3e
を形成している。
材5の環形の内径は環形の端面低部3dの内
径より大かつ外径(ボス部径)より小に設定され
ているものである。
上記のようにして成る積層型フイルタエレメン
ト1(第2図)は中央貫通孔3aに挿通れさる縦
溝付きまたは中空軸のセンターボルト7で、ケー
シング8の液出口8bに固着れさる。ケーシン
グ8は積層型フイルタエレメント1を収容し原液
入口8aと液出口8bが設けてある。なお支持
体のボス部端面同志を固着することによりセンタ
ーボルト7を省略してもよい。
過されるべき原液はケーシング8内で材5
を経て支持体2の溝4a、横溝3b、中央貫通孔
3aからセンターボルト7の縦溝又は軸の中空部
を経て液出口8bから送出される。この場合
材5には外方から圧力がかかるが蛇腹状の内周縁
5a溶着部はボスの端面低部3dに挾まれ対向す
る低部3dのいずれか一方に溶着されているので
材5が支持体に押し付けられてボスの端面低部
3d外周において材に引張り力が働く場合があ
つても溶着部分に剥離する力は働らかない。
第4図に示す支持体12はボス部13の端面1
3cの上面又は下面一方側のみに、端面13cか
ら材の2枚分の厚さないしはそれよりやや大き
い程度に段差の付いた端面低部13dを設けた例
である。支持体12を重ね合わせたときボス部1
3間に上記実施例と同様に端面低部13dにより
隙間が形成され、材5の内周縁5aの溶着部が
挾まれて溶着され端面低部13dとの間に溶着部
13eが形成される。第4図で14は材5で上
下面を被われる支持体の過部である。
〔効果〕
この考案の積層型フイルタエレメントは蛇腹形
に形成された材の内周縁の溶着部がボス部端面
の周縁に形成された隙間に挾まれボス部端面に溶
着されているので原液の圧力が作用しても材内
周縁の溶着部を剥離させるような力は働かず材
の破損や洩れのない積層型フイルタエレメントで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の支持体と材の断面図、第
2図はこの考案の実施例の断面図、第3図は従来
の支持体と材の断面図、第4図、第5図は支持
体と材の他の例の部分断面図である。 1……積層型フイルタエレメント、2,12…
…支持体、3,13……ボス部、3d,13d…
…端面低部、3e,13e……溶着部、5……
材、5a……材内周縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下表面に液流路となる溝を設けた環形平板
    状の過部とその中央にボス部を具え、ボス部は
    中央に中央貫通孔が設けられ、かつ過部より端
    面間の厚さが厚く形成され、前記過部の溝と中
    央貫通孔を連通する液通路を設けてなる支持体
    の各ボス部端面を重ね合わせて積層し、前記各
    過部上下表面を環状の膜状材で被い、各材の
    内周縁を隣接する材の内周縁同志で溶着し、積
    層された支持体の上下端に端板を重ねて最上層と
    最下層の材の内周縁を前記端板に溶着してなる
    積層型フイルタエレメントにおいて支持体のボス
    部端面周縁部に段付状に他の部分より厚さの少な
    い環状低部を設け、材内周の溶着部分を前記低
    部により形成されるボス部の重ね合わせの隙間に
    挿入し、該隙間を画成するボス部上下端面のいず
    れか一方に溶着したことを特徴とする、積層型フ
    イルタエレメント。
JP8219686U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0422814Y2 (ja)

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JPS62194409U JPS62194409U (ja) 1987-12-10
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JPH078021Y2 (ja) * 1988-10-25 1995-03-01 富士環境設備株式会社 膜セット

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JPS62194409U (ja) 1987-12-10

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