JPH078021Y2 - 膜セット - Google Patents

膜セット

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JPH078021Y2
JPH078021Y2 JP1988138813U JP13881388U JPH078021Y2 JP H078021 Y2 JPH078021 Y2 JP H078021Y2 JP 1988138813 U JP1988138813 U JP 1988138813U JP 13881388 U JP13881388 U JP 13881388U JP H078021 Y2 JPH078021 Y2 JP H078021Y2
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JP
Japan
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membrane
sheet
support
pipe
fluid
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JP1988138813U
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JPH0261426U (ja
Inventor
稔 横田
公彦 谷沢
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富士環境設備株式会社
公彦 谷沢
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、互に向い合うシート状分離膜と、シート状
分離膜の内面間に封入された透過流体の流路をもたらす
支持体とからなる膜セツトにおける、透過流体取出用パ
イプとの接続部の構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
特開昭62−33503号公報に開示されているように、透過
流体の通路をもたらす支持体と、この支持体を封入す
る、互に向い合ったシート状の分離膜とからなる膜セツ
トを複数枚重ね、各膜セツトが、膜セツト中から透過流
体を取出すパイプにより固定された流体分離装置が知ら
れている。この支持体としては、公知の高分子製品から
なるネット、多孔性の織物、不織布などのほか、金属ネ
ツト、焼結金属、セラミツクなどが用いられる。このた
め、支持体は全体として凹凸を有するので、分離膜の内
面との間に間隙が形成され、分離膜を通過した透過流体
は、この間隙を通り透過流体取出用パイプに形成された
スリツト又は孔からパイプ内に流入する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
透過流体取出用パイプを膜セツトに挿入した個所を通じ
て、濾過前の原流体が、膜セツト内の透過流体に混入す
るのを防止するため、膜セツト間に取出パイプの周囲で
パツキンを介在させながら複数枚の膜セツトを重ね合わ
せている。
このパツキンを省略できれば、使用したパツキンの厚み
の合計分だけ、流体分離槽内への膜セツトの収容枚数を
増すことが可能になり、流体分離槽の単位容積当たりの
処理量を向上できる。
本考案は、パツキンを使用することなく透過流体取出用
パイプに取付けることのできる膜セツトを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案によれば、各々の膜セ
ットが、互いに向かい合うシート状分離膜と、シート状
分離膜の内面間に封入された透過流体の流路をもたらす
支持体と、シート状分離膜に形成した、透過流体取出用
パイプの挿入孔と、この挿入孔の周囲部分で、シート状
分離膜の内面間でシート状分離膜の内面に密着して位置
する介在体とからなり、この介在体は、シート状分離膜
透過流体をパイプに導く流路を複数個を形成され、透過
流体取出用パイプの軸線方向面がフラット面であり、隣
り合う膜セット同士は、それぞれのシート状分離膜同士
が、介在体のフラット面により、透過流体取出用パイプ
の挿入孔の周囲部分で挟まれて互いに圧着される、膜セ
ットが、提供される。
この介在体は、可撓性シートとし支持体の両面に設ける
ことができる。また、この介在体を、透過流体用の流路
を形成されたプレートとし支持体の両面を挟むように設
けることもできる。
更に、この介在体を、透過流体用の流路を形成された挿
入体とし、支持体に形成された孔に収容するようにする
こともできる。
〔作用〕 本考案による膜セツトを透過流体取出用パイプに通し、
このパイプを挿入した周囲部分で、膜セツトの外面同士
を接着することにより、パツキンを用いなくとも、原流
体の膜セツト内への流入を阻止できる。
また、本考案による介在体を、剛体のプレートとした場
合、または支持体に形成された孔に収容される挿入体と
した場合には、膜セツトの外面同士を接着しなくとも、
複数枚の膜セツトを両側から押し付けることにより、原
流体の膜セツト内への流入を防止できる。
〔実施例〕
本考案に係る好ましい実施例について、添付図面を参照
しながら説明する。
第1図(A)及び(B)は、本考案の第1実施例を、
又、第2図(A)及び(B)は、本考案による第2実施
例を、更に、第3図(A)及び(B)は、本考案の第3
実施例を示すものである。
各実施例において、膜セツト10は、透過流体の通路を形
成する支持体20を、2枚のシート状分離膜10a,10bで袋
状に包み込み、シート状分離膜10a,10bの周縁部同士を
熱溶着または接着して形成する。こうして形成された膜
セツト10は、互に重ねられ、膜セツトに形成した孔11
に、透過流体取出用のパイプ30が挿入される。パイプ30
には、締付リング40,40を取付けて締付リング間に複数
枚の膜セツト10を挟持する。取出用パイプの一端にはプ
ラグ(図示せず)等をはめ込んでこの端部を閉口する。
取出用パイプ30の他端は、流体分離槽(図示せず)より
外部に突出する。
各実施例を示す(B)図において、互に重ね合わされる
膜セツトの一部のみを示してあり、実際には、締付リン
グ間で膜セツトが連続的に取付けられる。
第1実施例を示す第1図(A)及び(B)において、符
号50は、図示のように、シート状分離膜10a,10bの内面
に密着する、本考案による介在体を示すもので、この介
在体は、可撓性シートからなる。可撓性シートの材質と
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリサルホ
ン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリカーボネート、PVC、ナイロン、テフロンなど
のエンジニアリングプラスチツクが望ましい。
可撓性シートには、取出用パイプ30が貫通する孔を形成
し、このシートを、U字型に折り曲げて支持体20の端部
を挟み込むようにし、支持体の両面とシート状分離膜10
a,10b間に位置付ける。膜セツトは、取出用パイプ30が
支持体20,可撓性シート50及びシート状分離膜10a,10bを
貫通するように、取出用パイプに取付けられる。
可撓性シートの大きさは、支持体20の全幅に渡らなくて
も良い。たとえば、第1図(A)で、点線で示したよう
に、取出用パイプが貫通する孔の近傍にだけ可撓性シー
トを設けるようにしてもよい。
第1実施例の膜セツトでは、各膜セツトをパイプに通
し、締付リング40及び最外側の膜セツトの外表面、並び
に膜セツト間の各外表面間を接着剤70により接着し、締
付リングで両側から各膜セツトを締付けて、濾過前の原
流体が、膜セツト内に混入するのを防止している。
第2実施例を示す第2図(A)及び(B)において、符
号60は、図示のように、シート状分離膜10a,10bの内面
に密着する、介在体としての剛体のプレートを示すもの
である。プレートの材質としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリカーボネート、ポリエーテルサルホ
ン、PVC、ポリエステルなどのエンジニアリングプラス
チツクが望ましい。このプレートには、透過流体の流路
をなす溝61が、中央に設けた、取出用パイプ挿通用の孔
を中心にして放射状に形成されている。このプレート
は、支持体20を、取出し用パイプ挿通用の孔の周辺で挟
むように設けられる。分離膜を通過した透過流体は、こ
のプレートに形成した溝を通ってパイプ中に流れ込む。
このため透過流体は抵抗なく、支持体20から取出し用パ
イプ30に流入することが可能となる。
図示の例では、締付リング40及び最外側の膜セツトの外
表面、並びに膜セツト間の各外表面間を接着剤70により
接着しているが、プレートを剛体とした場合には、接着
剤を用いなくても、締付リングによる両側からの締付け
だけで、原流体の膜セツト内への混入を妨げることが可
能である。
第3実施例を示す第3図(A)及び(B)において、符
号80は、第1及び第2実施例の介在体の代わりとして
の、挿入体を示すものである。この挿入体は、図示の態
様では、円筒形をしていて、中央に形成した取出用パイ
プ挿通孔11から放射状に透過流体用の流路をなす溝81を
形成してある。この挿入体は、締付リングで複数枚の膜
セツトを重ね合わせたまま締付けても透過流体の流路を
確保できる程度の固さを有するものとする。挿入体の材
質としては、第2実施例に関して述べたプレート材質と
同じように剛体のエンジニアリングプラスチツクが好ま
しい。
この挿入体は、第1及び第2実施例と異なり、支持体20
に開けた、取出用パイプの直径よりも大なる直径を有す
る孔中に入れられる。
第2実施例、第3実施例の膜セツトによれば、膜セツト
を取出用パイプに通し締付用リングで最外側の膜セツト
から締付けるだけで原流体の膜セツト内への流入を防止
でき、接着剤を用いる必要がないことが確認された。
なお、添付図面に示した取出用パイプには、図示してい
ないけれども、透過流体取出用の孔又はスリツトが、パ
イプの周壁に適宜形成される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、膜セツトを取出用パイプに取り付ける
に当たり、複数枚の膜セットを重ね合わせ、最外部膜セ
ットの外面で透過流体取出用パイプに締め付けリングで
締め付けることにより、介在体のフラット面の作用で、
シート状分離膜同士のシーリンブが、パッキンを必要と
することなく、透過流体取出用パイプの挿入孔の周囲部
分でもたらされる。このため、流体分離槽内への膜セツ
トの収容枚数を増加することができると共に透過流体の
濾過に要するエネルギーが有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、本考案による第1実施例の膜セツトの
平面図を示すものであり、第1図(B)は、第1実施例
の膜セツトを取出用パイプに取付けた場合の一部切欠縦
断面図を示すものであり、第2図(A)は、本考案に係
る第2実施例の膜セツトの一部切欠平面図を示すもので
あり、第2図(B)は、第2実施例の膜セツトを取出用
パイプに取付けた場合の縦断面図を示すものであり、第
3図(A)は、本考案に係る第3実施例の膜セツトの一
部切欠平面図を示すものであり、第3図(B)は、第3
実施例の膜セツトを取出用パイプに取付けた場合の縦断
面図を示すものである。 10…膜セツト、20…支持体、30…取出用パイプ、50…可
撓性シート、60…プレート、80…挿入体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々の膜セット(10)が、互いに向かい合
    うシート状分離膜(10a,10b)と、シート状分離膜の内
    面間に封入された透過流体の通路をもたらす支持体(2
    0)と、シート状分離膜に形成した、透過流体取出用パ
    イプ(30)の挿入孔(11)と、この挿入孔の周囲部分
    で、シート状分離膜の内面間でシート状分離膜の内面に
    密着して位置する介在体(50、60、80)とからなり、 この介在体は、シート状分離膜透過流体をパイプに導く
    流路を複数個を形成され、透過流体取出用パイプの軸線
    方向面がフラット面であり、 隣り合う膜セット(10)同士は、それぞれのシート状分
    離膜(10a,10b)同士が、介在体のフラット面により、
    透過流体取出用パイプの挿入孔(11)の周囲部分で挟ま
    れて互いに圧着される、膜セット。
  2. 【請求項2】前記介在体は、可撓性シート(50)からな
    り、前記支持体の両面に設けられる実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の膜セット。
  3. 【請求項3】前記介在体は、透過流体用の流路を形成さ
    れた剛体のプレート(60)からなり、前記支持体の両面
    を挟むように設けられる実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の膜セット。
  4. 【請求項4】前記介在体は、透過流体用の流路を形成さ
    れた剛体の挿入体(80)からなり、前記支持体に形成さ
    れた孔に収容される実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の膜セット。
JP1988138813U 1988-10-25 1988-10-25 膜セット Expired - Lifetime JPH078021Y2 (ja)

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JPH0261426U JPH0261426U (ja) 1990-05-08
JPH078021Y2 true JPH078021Y2 (ja) 1995-03-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62227405A (ja) * 1986-03-28 1987-10-06 Kurita Water Ind Ltd 平膜装置
JPH0422814Y2 (ja) * 1986-05-30 1992-05-26

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JPH0261426U (ja) 1990-05-08

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