JPH067783Y2 - 精密フィルタエレメント - Google Patents

精密フィルタエレメント

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JPH067783Y2
JPH067783Y2 JP1987066591U JP6659187U JPH067783Y2 JP H067783 Y2 JPH067783 Y2 JP H067783Y2 JP 1987066591 U JP1987066591 U JP 1987066591U JP 6659187 U JP6659187 U JP 6659187U JP H067783 Y2 JPH067783 Y2 JP H067783Y2
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JP
Japan
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filter element
precision filter
boss portion
welded
spacer
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JP1987066591U
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JPS63173307U (ja
Inventor
諭治 川村
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は精密フィルタエレメントに関する。
(従来の技術) 半導体製造や食品製造などの工程における液体濾過に用
いられるフィルタの精密フィルタエレメントとして第3
図に示すような多孔質過膜5を合成樹脂製のスペーサ
10に溶着し、これを積重ねて各スペーサ10のボス部11の
端面を溶着したものがある。例えば実開昭62-17304号に
開示されている。このようなスペーサのボス部は筒状を
なしており互に溶着される上下の端面12、13は環状平担
面であった。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の上記のようなスペーサ10を有する精密フィルタエ
レメントは各スペーサのボス部11の上下端面12、13を溶
着するとき第3図のように溶融バリ14a、14bがボス部端
面から側方へ張り出してしまう。このように張り出した
溶融バリ14a、14bは欠け落ちて液体中に異物として混入
する。特にボス部縦孔11a内は清浄側の液通路である
から異物の混入があってはならない。しかも張り出した
溶融バリは液通路の抵抗増となる。これを防ぐために
はボス部端面の内周寄りと外周寄りに環状溝を設けて溶
融バリ溜めとし、側方への張り出しを防ぐことが考えら
れるが、こうすると環状溝間の溶着面が巾狭になってし
まい、溶着強度不足あるいは溶着不良による洩れ発生と
いう問題を生ずる。
また、必要な溶着面の巾を確保しようとすればボス部の
肉厚を増さねばならず液体の通路を狭める。
(問題点を解決するための手段) この考案の精密フィルタエレメントは合成樹脂でなりボ
ス部と水平部とからなるスペーサの水平部の上下面に合
成樹脂製多孔質過膜を溶着し、これを積重ねて各ボス
部の上下端面を溶着して形成したものである。そしてボ
ス部は縦孔を有する筒形をなし、その上下の端面は肉厚
(筒形をなす壁面の厚さをいう。以下同じ)の中央部が
同一角度に傾斜した円錐面をなし、円錐面の内外両端に
おいて、重ねられるボス部端面の一方または双方に環状
の凹溝が刻まれた形状となっている。上記の円錐面同志
が重ね合わされて熱溶着されて形成される精密フィルタ
エレメントである。
(作用) 上記の精密フィルタユニットは原液を過膜の外部から
内部へ通過させて過し、液は水平部に設けられた横
孔を経て縦孔へ出る。縦孔は互に貫通して液の出口通
路をなしており、液はこの液通路を経て排出され
る。このような精密フィルタエレメントを形成するにあ
たり、各ボス部端面の内周寄りと外周寄りに環状の凹溝
が設けられていても、その間は円錐面をなし傾斜させて
あるから肉厚内において溶着強度確保に十分な溶着面の
巾をとることができる。また溶着する際の溶融バリは前
記2条の凹溝内に溜まりボス部側面に張り出すことはな
い。
(実施例) 第1図、第2図によりこの考案の実施例を説明する。精
密フィルタエレメント1は熱可塑性ふっ素樹脂でなり、
縦孔3aを有するボス部3と、縦孔3aに通ずる横孔4aを具
えた水平部4とから成るスペーサ2の水平部4の上下面
に環状をなし四ふっ化エチレン製の多孔質過膜5の内
周縁を熱溶着し、これらのボス部3の上下端面を互に熱
溶着したものである。過膜5の外周縁は袋状に溶着さ
れている。ボス部3は筒状をなし、その上下端面6、7
は中央部分が傾斜した円錐面6a、7aをなし、その傾斜角
度は等しい。円錐面6aの外端には環状の凹溝6aが設けら
れ、円錐面7aの内端には環状の凹溝7bが設けられる。上
端面6の円錐面6aは他のスペーサのボス部3の下端面7
の円錐面7aと重ねられて円錐面6a、7aが熱溶着される。
その際生ずる溶融バリは凹溝6b、7bに溜められるので側
方へ張り出すことはない。また溶着面は傾斜しているの
でボス部の肉厚があまり厚くなくても十分な巾(第1図
の6a、7aの長さ)を持たせることができ溶着面積の不足
は生じない。
第2図はこのようにして形成されたこの考案の精密フィ
ルタエレメント1であり、貫通する縦孔3aの一方端が栓
8で閉塞され他方端が液の出入口を具えたケーシング
(図示しない)の出口に接続されて使用される。第2図
に示す精密フィルタエレメント1のほか、スペーサの水
平部が更に外方まで伸びて過膜5の外周縁近傍に達し
ているものでもよく、また過膜5の外周縁が水平部の
外周縁に溶着されたものでもよい。
(考案の効果) この考案の精密フィルタユニットはスペーサのボス部に
設けた2重の環状の凹溝の間を溶着面とし、凹溝によっ
て狭められる溶着面の幅を円錐面とすることによって補
償し肉厚のわりに十分な面積がとれるようにしたので溶
着強度が強くシール洩れを生じない。また溶融バリは端
面の凹溝に溜められるので過通路に張り出して液に
混ずるおそれもない。従って十分に強固な、液を汚す
おそれのない精密フィルタエレメントである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のスペーサのボス部を示す図、第2図
はこの考案の実施例を示す図である。第3図は従来の精
密フィルタユニットのスペーサを示す図である。 2……スペーサ、3……ボス部 4……水平部、5……過膜 6、7……ボス部の端面 6a、7a……円錐面、6b、7b……凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾液通路となる縦孔を有する筒状のボス部
    と縦孔に通ずる横孔を設けた水平部とからなる合成樹脂
    製スペーサの水平部の上下面に合成樹脂製の多孔質濾過
    膜を溶着し、これを積重ねて各ボス部の上下端面を溶着
    した精密フィルタエレメントにおいて、前記スペーサの
    ボス部の溶着面が上下端面の肉厚の中央部分を上下端面
    同一角度で傾斜させた円錐面をなし、該円錐面の内外両
    端において重なるボス部端面の一方または双方に環状の
    凹溝が形成された精密フィルタエレメント。
JP1987066591U 1987-04-30 1987-04-30 精密フィルタエレメント Expired - Lifetime JPH067783Y2 (ja)

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JPS63173307U JPS63173307U (ja) 1988-11-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842018U (ja) * 1981-09-16 1983-03-19 矢崎総業株式会社 割型樹脂ケ−スにおける超音波溶着部構造
JPS6363104U (ja) * 1986-10-13 1988-04-26

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JPS63173307U (ja) 1988-11-10

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