JPH064893Y2 - 精密フィルタユニット - Google Patents

精密フィルタユニット

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JPH064893Y2
JPH064893Y2 JP6659487U JP6659487U JPH064893Y2 JP H064893 Y2 JPH064893 Y2 JP H064893Y2 JP 6659487 U JP6659487 U JP 6659487U JP 6659487 U JP6659487 U JP 6659487U JP H064893 Y2 JPH064893 Y2 JP H064893Y2
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JP
Japan
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outer peripheral
convex portion
filter unit
precision filter
annular
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JP6659487U
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JPS63173308U (ja
Inventor
光弘 妻鹿
諭治 川村
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は四ふっ化エチレン製の多孔質過膜を材と
する精密フィルタのフィルタユニットに関する。
(従来の技術) 半導体製造工程や食品、医薬品製造工程などにおいて使
用される流体の精密フィルタは、第3図のように過精
度や耐薬品性、耐熱性などの点で四ふっ化エチレン製の
多孔質膜12、13が用いられ円板状スペーサ11に溶着され
て精密フィルタユニット10とし、これを積み重ねたエレ
メントをケーシング内に収容したものである。
例えば実開昭59−20807号に開示されている。その精密
フィルタユニットは過性能上の要求から前記の過膜
を2枚以上重ねて用いることがある。しかし、四ふっ化
エチレンは溶融し難いため、前記過膜のスペーサへの
固着は、加熱によりスペーサの当接部分を溶融させ圧着
して過膜への投錨効果を持たせた溶着によりなされて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 四ふっ化エチレンの過膜12、13は上記のような特性が
あるので過膜を2枚以上重ねて用いる場合は過膜の
間に熱可塑性樹脂のフィルタを挾んで加熱溶着したり、
外層の過膜13を内層(スペーサに近い層)の過膜12
より内径が小、外径が大なるものとして各層の過膜1
2、13の周縁が直接スペーサ11に当接するようにし、ス
ペーサ11の溶着すべき部分を溶融させ各過膜12、13に
投錨させて溶着するようにしている。
そのため過膜の重なりの偏心や加熱の不均一により溶
着強度不足やシール性不良が生ずるという不具合があ
る。また部品点数が多くなり製造上の作業性も悪い。
(問題を解決するための手段) この考案の精密フィルタユニットはボス部と円板部とで
なる熱可塑性合成樹脂のスペーサの円板部内周端と外周
端とに環状の内周凸部と外周凸部を設け、その間に配設
した環状の四ふっ化エチレン多孔質膜の周縁を円板部に
熱溶着するものであって加熱押圧により溶融膨出した円
板部の凸部の溶融膨出部に前記過膜の周縁部が溶着さ
れてなるものである。また内層側過膜の周縁部は両凸
部の間の円板部に溶着される。
(作用) この精密フィルタユニットは過膜外面から原液を流入
させて過し、液は内周凸部と外周凸部の間の円板部
表面から連通孔を経へ縦孔に至る。この精密フィルタユ
ニットは過膜がすべて同一形状のものでなる簡単な構
成であり、スペーサへの溶着は凸部の溶融膨出部で過
膜の周縁を押える形態をなして溶着されており、固着は
確実でシール性もよい。
(実施例) 第1図の実施例によりこの考案を説明する。精密フィル
タユニット1は熱可塑性樹脂製のスペーサ2と四ふっ化
エチレン製の多孔質過膜3、4とでなる。スペーサ2
は縦孔aを設けたボス部5から円板状に円板部6が伸び
ており、円板部6の表面と縦孔5aとは連通孔5bで連
通する。また円板部6の上下表面の内周端には環状の内
周凸部7、外周端には環状の外周凸部8が設けられてい
る。両凸部7、8の間に環状の四ふっ化エチレン多孔質
膜でなる過膜3、4が重ねて配設され過膜3の内外
周縁は内周凸部7外周凸部8の基端近傍で円板部6に溶
着されている。過膜4の内外周縁は加熱押圧により溶
融膨出した両凸部の溶融膨出部7a、8aにより押えられ溶
着されている。前記過膜3は円板部6に直接当接する
内層側であり、過膜4はそれに重ねられ過膜3をへ
だてて円板部6を被う外層側のものである。
上記の溶着状態は、第2図に示すように溶融膨出部がな
く、溶融膨出部となるべき部分を含んで段状をなす環状
の内周凸部7′および外周凸部8′を形成したスペーサ
2に、過膜3、4を重ね、両凸部7′、8′をヒータ
9、19で挾んで加熱押圧し、両凸部7′、8′から溶
融膨出部7a、8aおよび凸部7、8を形成せしめるこ
とにより達成される。
(考案の効果) この考案の精密フィルタユニットは過膜を重ねて用い
る場合同一形状のものでよいから重なりの偏心などが生
せず加熱不均一による溶着不良やシール性不良がない。
しかも溶着部分は溶融膨出部により挟み付けられた状態
となっているから固着が確実である。また部品点数が少
なく製造上の作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図はその
製造過程を示す図である。第3図は従来の精密フィルタ
ユニットである。 2……スペーサ、3、4……過膜 6……円板部、7、8……環状の凸部 7a、8a……溶融膨出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦孔を有するボス部とその周囲に伸びる環
    状の円板部とからなり円板部表面と縦孔とを連通孔で連
    通させた熱可塑性合成樹脂製スペーサの、前記円板部内
    周端と外周端とにそれぞれ環状の内周凸部と外周凸部と
    が設けられ、該内周凸部と外周凸部間の円板部表面を被
    う四ふっ化エチレン製の環状多孔質過膜が設けられ、
    該過膜の内外周縁部が前記内周凸部と外周凸部から溶
    融膨出した溶融膨出部に溶着されてなる精密フィルタユ
    ニット。
JP6659487U 1987-04-30 1987-04-30 精密フィルタユニット Expired - Lifetime JPH064893Y2 (ja)

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JPS63173308U JPS63173308U (ja) 1988-11-10
JPH064893Y2 true JPH064893Y2 (ja) 1994-02-09

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EP1148925B1 (en) * 1999-02-04 2011-08-10 3M Innovative Properties Company Graded particle-size retention filter medium for cell-type filter unit
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