JPH0422815Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0422815Y2
JPH0422815Y2 JP10054286U JP10054286U JPH0422815Y2 JP H0422815 Y2 JPH0422815 Y2 JP H0422815Y2 JP 10054286 U JP10054286 U JP 10054286U JP 10054286 U JP10054286 U JP 10054286U JP H0422815 Y2 JPH0422815 Y2 JP H0422815Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal piece
hole
welded
membrane
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10054286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS636005U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10054286U priority Critical patent/JPH0422815Y2/ja
Publication of JPS636005U publication Critical patent/JPS636005U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0422815Y2 publication Critical patent/JPH0422815Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は積層型細密フイルタの過エレメン
トに関する。
〔従来の技術〕
半導体製造工程における薬液浄化用などに積層
型細密フイルタが用いられている。その一例は第
2図に示すようなもので例えば実開昭60−22904
号に開示されている。第2図の積層型細密フイル
タ10は、スペーサ13に材14を溶着した
過エレメント17が積層されてセンターボルト1
8で入口孔19a、出口孔19bを備えたケーシ
ング19の出口孔19bに固着されたものであつ
て、すべて耐薬品性のある合成樹脂でなるもので
ある。
過エレメント17のスペーサ13は中央貫通
孔11aを有するボス部11の側面に水平方向に
延びる環状の水平片12が設けられその内部に中
央貫通孔11aと連通する横通孔12aが設けら
れている。材14は第3図に示すように2枚の
網体15の間に多孔質の薄い過膜16を挾んで
重ねたもので、その中心孔14a周縁は水平片1
2の上面または下面に熱溶着される。材14の
外周縁は、前記の上面に溶着された材と下面に
溶着された材とが互に気密に溶着されて袋状と
なつている。このような過エレメント17は
材14に適宜の柔軟性を持たせてあり、たわめら
れてケーシング19内に収容されている。
従来の過エレメント17は材14の中心孔
14aの周縁部分をスペーサ13の水平片12の
上面または下面に重ね第4図に示すように水平片
12とほぼ同形またはやや幅狭の環状加熱板20
で押圧しながら加熱溶着するものであるから網体
15の水平片12に重なる部分は、網体の編み糸
状の部分が溶融してつぶされフイルム状になつた
溶着部15aが水平片12とほぼ同形の外径D1
なる環状をなして形成されている。従つて網体1
5の編み糸状の部分の端末はスペーサの水平片1
2の外周縁上に位置している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の過エレメントは材を水
平片に溶着する際、網体と過膜の重なりのため
加熱板による厚み方向の圧縮代が大きいので溶着
部の形成にあたり網体の編み糸状の部分の端末が
切断されて過膜につき当り過膜を損傷するこ
とがある。また材をたわめてケーシング内に収
容する際、あるいは使用時に原液の圧力を受ける
際、上記の編み糸状の端末と溶着部の境界部分は
スペーサの水平片外周端とほぼ一致した曲げ作用
を強く受ける位置にあるから、材のこの部分が
折れ曲つて編み糸状の部分の端末が過膜につき
当たり損傷を与える。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は前記の問題点を解決し網体が穿過膜
を損傷することがないようにしたものである。す
なわちボス部と水平片とを備えたスペーサと網体
に過膜を重ねた材とでなり、材の中心孔を
スペーサの水平片に溶着した積層型細密フイルタ
の過エレメントにおいて、網体の中心孔周縁に
水平片の外径よりも大きい直径のフイルム化部分
が形成せられている過エレメントである。
〔作用〕
この考案の過エレメントは複数個積層されて
連通する中央貫通孔の一方端が閉塞され、各材
がたわめられてケーシングに収容され中央貫通孔
の他方端がケーシングの出口孔に接続され積層型
細密フイルタを形成する。
過エレメントの材と水平片との溶着部は
過膜も網体もフイルム状になつており網体のフイ
ルム化部分と編み糸状の部分の境界は水平片外周
縁よりさらに外方にあり、集中的に曲げ作用を受
ける部分に編み糸状の部分の端末がつき当たるこ
とはない。
また網体フイルム化部分を形成する際には過
膜と重ねられた材ではなく網体1枚の状態で加
熱板により押圧するから圧縮代が小さく無理なく
フイルム化部分が形成される。従つて編み糸状の
部分の端末が切断されて突出することがなく,
材を形成した場合過膜をつき破るようなことは
ない。
〔実施例〕
第1図にこの考案の実施例を示す。本考案の
過エレメント1はスペーサ13と材4とでなり
ともに耐薬品性合成樹脂製である。スペーサ13
は中央貫通孔11aを有するボス部11とその側
面に環状に設けられ内部に中央貫通孔11aに連
通する横通孔12aを備えた水平片12とでな
る。
材4は2枚の網体5の間に薄い多孔質の過
膜6を挾んで重ねたものであつてその中心孔4a
の周縁部は水平片12の上面と下面とに熱溶着さ
れてフイルム状となつている。網体5には溶着部
分より外方に広がり水平片の外周縁より大径のフ
イルム化部分5aが形成されている。フイルム化
部分5aは過膜と重ねて材を形成する前に網
体のみに環状の加熱板を押し当てて網体5の編み
糸を溶融させるものであるから、加熱の際の厚み
方向の圧縮代が少ないので無理なくフイルム化部
分5aが形成される。この網体5は四ふつ化エチ
レン多孔質膜でなる過膜6と重ねられて材4
を形成しその中心孔4aの周縁部がスペーサ13
の水平片12の上下面に熱溶着される。この状態
を第5図に示す。図において20は従来と同じ環
状の加熱板である。網体5には水平片12の外径
D1より大径のD2なる広さでフイルム化部分5a
が予め形成されている。材4は水平片の上面に
溶着されたものと下面に溶着されたものとが、外
周縁を袋状に気密に溶着される。このようにして
形成された過エレメント1は積層されセンター
ボルト18が挿通されケーシング19の出口孔1
9bに取付けられる。この際各材4はたわめら
れてケーシング19内に収容される。材4は水
平片の外周縁部すなわち溶着部外周端付近が特に
強く曲げられ、流入する原液の圧力も強く受ける
が網体5の編み糸状部分の端末はこの位置にはな
いので過膜6に損傷を与えることはない。
なお、材4は過膜6の片側のみに網体5を
重ねて、積層されたとき過膜同志が直接隣接し
ないように配列してもよい。また、過エレメン
トを積層するのにボス部端面を固着してセンター
ボルトを省略してもよい。
〔効果〕
この考案は過エレメントの材の網体にスペ
ーサの水平片の外径より大なる広さのフイルム化
部分を設けたので、材がたわめられて水平片外
周付近の溶着部に特に強い曲げ作用を受けても、
網体はその外方までフイルム状となつており、溶
着部に網体の編み糸部分の端末が達しないので無
理がかかることなく、過膜の損傷がおこらず洩
れない積層型細密フイルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す図、第2図は
積層型細密フイルタの図、第3図は従来の過エ
レメントの図、第4図は従来の材溶着部を示す
図、第5図はこの考案の過エレメントの材溶
着部を示す図である。 1……過エレメント、4……材、5……網
体、5a……フイルム化部分、6……過膜、1
0……積層型細密フイルタ、12……水平片、1
3……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央貫通孔を有するボス部と、ボス部の側面に
    環状に設けられ内部に中央貫通孔に連通する横通
    孔を備えた水平片とでなる合成樹脂製のスペーサ
    の水平片の上下面に、多孔質の過膜の両面また
    は片面に網体を重ねた合成樹脂でなる材の中心
    孔の周縁をそれぞれ溶着するとともに、前記の二
    つの材の外周縁を気密に溶着した積層型細密フ
    イルタの過エレメントにおいて、網体の中心孔
    周縁に水平片の外径より大径のフイルム化部分が
    形成せられていることを特徴とする積層型細密フ
    イルタの過エレメント。
JP10054286U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0422815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054286U JPH0422815Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054286U JPH0422815Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636005U JPS636005U (ja) 1988-01-16
JPH0422815Y2 true JPH0422815Y2 (ja) 1992-05-26

Family

ID=30970465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10054286U Expired JPH0422815Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0422815Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089620Y2 (ja) * 1989-05-29 1996-03-21 株式会社共和電業 間隙水圧計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS636005U (ja) 1988-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0422815Y2 (ja)
JPH0536492Y2 (ja)
JPH0538824Y2 (ja)
JPS6359305A (ja) フツ素樹脂製プリ−ツ状フイルタ−部材
JPH0445812A (ja) フィルターおよびその成形法
JPH064893Y2 (ja) 精密フィルタユニット
CN211861426U (zh) 实验动物运输箱
JPS62258708A (ja) 平板薄膜積層型フイルタ−
JPH0372324B2 (ja)
JPS6061018A (ja) 濾過装置
JPH0135220Y2 (ja)
JPS5982516U (ja) 薬液用フイルタの濾過エレメント
JPH0254131B2 (ja)
JP2575158Y2 (ja) フィルタエレメント
JP3431689B2 (ja) フイルタプレス用濾布
JPH0713785Y2 (ja) フィルタエレメント
JPS6337052Y2 (ja)
JPH0642929B2 (ja) カートリッジ式フィルター
JPH031043Y2 (ja)
JPH0422814Y2 (ja)
JPH031042Y2 (ja)
JPS60220120A (ja) 全フツ素樹脂製厚み濾過カ−トリツジ
JP2563148Y2 (ja) 樹脂製部品の接合構造
JPS646888Y2 (ja)
JPH01267162A (ja) 逆止性弁体を設けた気密袋