JP3431689B2 - フイルタプレス用濾布 - Google Patents

フイルタプレス用濾布

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棟之 宮野
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株式会社栗田機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濾板又は濾枠の額縁で
締め付ける濾布周縁の幅の中間に液不透過性の熱融着帯
を成形して液もれを防止したフイルタプレス用濾布に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレン製糸で織った濾布
の周縁に、ポリプロピレン製糸よりも膨潤性の大きい綿
糸を織り込んで、毛細管現象による液もれを防止したフ
イルタプレス用濾布は公知である。また、濾布周縁にシ
リコン樹脂製塗料を塗布して乾燥し目止め加工を施した
濾布も公知である。さらに、濾布周縁部を酢酸ビニル重
合樹脂の類の厚肉の縁枠内に埋め込んで水密に綴じ合わ
せることによって、別にパッキングを不要としたフイル
タプレス用濾布も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記綿糸を織
り込むものは、綿糸の膨潤によって液もれを充分に防止
することは困難である。また、シリコン樹脂製塗料を塗
布するものは、手軽に目止め加工ができる利点はある
が、塗布面が剥がれやすく耐久性に乏しい。また、厚肉
の縁枠を用いるものは、縁枠が伸びて破れやすいうえ濾
布重量を重くして取扱を不便にする。本発明は、上記従
来の欠点を解消することを目的とし、繰り返し使用して
も液もれがしないフイルタプレス用濾布を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
め本発明は、合成繊維製濾布の周縁を、液不透過性に加
工して濾板又は濾枠の額縁で締め付けるフイルタプレス
用濾布において、上記濾布周縁の幅の中間に液不透過性
の熱融着帯を成形するものである。
【0005】また、請求項1記載の濾布において、液不
透過性の熱融着帯を濾布周縁の一側の幅の中間に成形し
てもよい。
【0006】また、本発明の濾布は、合成繊維製濾布の
周縁を、液不透過性に加工して濾板又は濾枠の額縁で締
め付けるフイルタプレス用濾布において、上記濾布周縁
の幅の中間に重ねた合成繊維製の帯状の生地を上記濾布
周縁内に熱融着して液不透過性の熱融着帯を成形しても
よい。
【0007】また、請求項3記載の濾布において、濾布
周縁の幅の中間の表裏に重ねた合成繊維製の帯状の生地
を上記濾布周縁内に熱融着してもよい。
【0008】
【効果】上記構成により本発明は、合成繊維製の濾布周
縁の幅の中間に液不透過性の熱融着帯を成形するから、
濾布周縁からのもれ液は上記熱融着帯で止めるこができ
る。また、上記濾布周縁は、熱融着帯の両側に濾布生地
をそのまま残すから、濾布生地本来の柔軟性を保持す
る。
【0009】また、上記熱融着帯部は、合成繊維製の帯
状の生地を重ねて熱融着して成形することによって、そ
の厚さ又は強度を調節することもできる。
【0010】
【実施例】本発明を図1ないし図3を用いて説明する。
図1において符号1はセンタフイード型フイルタプレス
の濾板を示し、該濾板1の両側に合成繊維製の濾布2が
掛けてある。濾布2は、その周縁4の幅の中間に液不透
過性の熱融着帯5が成形してある。熱融着帯5は、濾板
1の両側に掛ける各濾布2にそれぞれ成形し、隣合う濾
板1の額縁3との間で締め付ける。濾板1の両側の濾布
2は、その濾過作用面6の中央にある両原液孔7どうし
を該濾板1の濾過床8の中央にある原液孔9内に入れて
連結してある。
【0011】上記濾過床8の隅部を貫通する濾液孔10
は、通路11を通して濾板1の耳部12を厚み方向に貫
通する集液孔13に通じている。また、符号14は濾板
1上部に付けた把手、15は把手14を介して濾板1を
支持する側板を示す。上記濾布2の原液孔7は、濾板1
の原液孔9の両側に締付金具等で締付けてもよい。また
濾板1の原液孔9が濾過床8外にあれば、濾布原液孔7
は濾過作用面6外に位置する。また、本発明の濾布2を
濾枠に掛ける場合は、濾布2に原液孔7を開ける必要が
ない。また、上記熱融着帯5は、上記濾布2周縁4の一
側の幅の中間に成形してもよい。この場合、熱融着した
側の周縁を濾板額縁に当てその反対側を隣側の濾板の濾
布と重合してもれ液を防止してもよい。また、濾過によ
っては、濾布の表裏を上記と反対にして重合してもよ
い。
【0012】上記濾布周縁4部分は図2に拡大して示
す。該濾布周縁4部分の断面は図3に示す。熱融着帯5
は濾布2の生地内で熱融着され、その表面は該熱融着帯
5の両側の生地面と面一である。また、上記熱融着帯5
は、合成繊維製の帯状の生地を上記濾布2の周縁の幅の
中間の位置に重ね合わせ、該生地上から周縁4内に熱融
着して成形してもよい。この場合、熱融着帯5部分の厚
みは濾布2周縁の厚みと同じか又はいくぶん厚くしても
よい。また、上記帯状の生地は濾布2の一側又は表裏両
側に重ね合わせて熱融着してもよい。
【0013】上記濾布2は主としてポリプロピレン繊維
製であるが、これに限らず他の合成繊維製のものであっ
てもよい。また熱融着は、合成繊維の融点等を考慮して
なるべく低温において行うほうが好ましい。また、上記
濾布の成形用プレスの型は濾板又は濾枠の形状に合わせ
てもよいが、一枚の濾布2の熱融着帯5を数箇所に分け
て成形すれば、小型で簡単なものでまにあう。また、熱
融着帯5の幅は、濾板1又は濾枠の額縁3の幅に対して
3分の1ないし4分の1に相当する幅で充分である。
【0014】上記のとおり構成した本発明にかかる濾布
2は、常のように濾板1に掛けて使用する。各濾板1は
その把手14を側板15上に載せて濾布2を挟んで締付
装置で締付け、各濾板1間を密封する。つぎに濾布原液
孔7を通して原液を各濾布2間に供給して濾過作用面6
で濾過する。濾液は濾過床8の隅にある濾液孔10から
通路11を経て集液孔13に集めて機外へ排出する。ケ
ークは上記濾布2間にできる。
【0015】上記濾過操作中、各濾板1間からもれ出よ
うとする濾液は、上記熱融着帯5によってさえぎられて
外部へもれ出ない。また、ケークの洗浄操作においても
上記同様液もれがない。濾過終了後上記濾板1の締付を
解除して濾板間を開くとき、ケークは熱融着帯5に付着
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる濾布を濾板に掛けた正面図で、
該濾布の一部を切り欠いて示す。
【図2】上記濾布の一部を切り欠いて拡大した正面図で
ある。
【図3】図2X−X線断面図である。
【符号の説明】
1:濾板、2:濾布、3:額縁、4;濾布の周縁部、
5:熱有着帯、6;濾過作用面、7;濾布原液孔、8;
濾板の濾過床、9;濾板原液孔、10;濾液孔、11;
通路、12;耳部、13;集液孔、14;把手、15;
側板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成繊維製濾布の周縁を、液不透過性に加
    工して濾板又は濾枠の額縁で締め付けるフイルタプレス
    用濾布において、上記濾布周縁の幅の中間に重ねた合成
    樹脂製の帯状の生地を上記濾布周縁内に熱融着して液不
    透過性の熱融着帯を成形したことを特徴とするフイルタ
    プレス用濾布。
  2. 【請求項2】上記濾布周縁の幅の中間の表裏に重ねた合
    成樹脂製の帯状の生地を上記濾布周縁内に熱融着して液
    不透過性の熱融着帯を成形した請求項1に記載のフイル
    タプレス用濾布。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063376A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Sekisui Polymatech Co Ltd フィルタプレス用濾布の目止め方法
JP6151837B1 (ja) * 2016-10-31 2017-06-21 株式会社タカラ工芸社 濾布及びその製造方法、並びに、濾過機

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KR100765380B1 (ko) * 2003-12-10 2007-10-10 진인수 정밀화학용 고효율 필터프레스
JP6256262B2 (ja) * 2014-09-02 2018-01-10 住友金属鉱山株式会社 フィルタープレス用ろ布

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