JPS604567Y2 - フイルタ−プレスの圧搾濾過板 - Google Patents
フイルタ−プレスの圧搾濾過板Info
- Publication number
- JPS604567Y2 JPS604567Y2 JP679582U JP679582U JPS604567Y2 JP S604567 Y2 JPS604567 Y2 JP S604567Y2 JP 679582 U JP679582 U JP 679582U JP 679582 U JP679582 U JP 679582U JP S604567 Y2 JPS604567 Y2 JP S604567Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- furnace
- diaphragm plate
- port
- outer periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、スラッジ(原液)の供給による濾過と、ダ
イヤフラム板の膨張による圧縮濾過とによって、前記ス
ラッジを濾過する圧搾型フィルタープレスの圧搾濾過板
に関するものである。
イヤフラム板の膨張による圧縮濾過とによって、前記ス
ラッジを濾過する圧搾型フィルタープレスの圧搾濾過板
に関するものである。
圧搾型フィルタープレスは、複数の圧搾濾過板と複数の
炉板とを交互に並べて重ね合わせ、上記両板に形成した
送液口から圧搾濾過板と炉板の間に配置した一対の炉布
間にスラッジを供給して、その供給圧によってスラッジ
を濾過し、次に圧搾濾過板の外周に形成した供給口から
圧力流体を供給して両側に配置したダイヤプラム板を膨
張させ、このダイヤプラム板の膨張・加圧によりスラッ
ジを圧縮濾過してケーキを形成するようにしている。
炉板とを交互に並べて重ね合わせ、上記両板に形成した
送液口から圧搾濾過板と炉板の間に配置した一対の炉布
間にスラッジを供給して、その供給圧によってスラッジ
を濾過し、次に圧搾濾過板の外周に形成した供給口から
圧力流体を供給して両側に配置したダイヤプラム板を膨
張させ、このダイヤプラム板の膨張・加圧によりスラッ
ジを圧縮濾過してケーキを形成するようにしている。
圧搾型フィルタープレスに使用される従来の圧搾濾過板
は、第1図に示ように、炉板1と、この炉板1に添わせ
たダイヤプラム板2との組合せから成り、上記両板1,
2に送液口3、集液口4を形成し、ダイヤフラム板2の
炉布と対応する片面には複数の炉液案内溝5を並列に設
けている。
は、第1図に示ように、炉板1と、この炉板1に添わせ
たダイヤプラム板2との組合せから成り、上記両板1,
2に送液口3、集液口4を形成し、ダイヤフラム板2の
炉布と対応する片面には複数の炉液案内溝5を並列に設
けている。
ところで、送液口3の位置および大きさが一定のダイヤ
プラム板2を採用して性状の異なるスラッジを圧縮濾過
した場合、濾過作業が画一的になり、ケーキの含水率が
一定せず、濾過効率に問題が生じるため、ダイヤフラム
板2の送液口3は、スラッジの性状に応じて適宜に決定
する必要がある。
プラム板2を採用して性状の異なるスラッジを圧縮濾過
した場合、濾過作業が画一的になり、ケーキの含水率が
一定せず、濾過効率に問題が生じるため、ダイヤフラム
板2の送液口3は、スラッジの性状に応じて適宜に決定
する必要がある。
しかしながら、従来のダイヤフラム板2は、炉液案内溝
5の部分を含めて一体に形成した成形品であるため、製
造において金型が必要であり、しかもスラッジの性状に
応じたダイヤプラム板を形成する場合、多くの成形金形
が必要になり、コストを高める要因になる。
5の部分を含めて一体に形成した成形品であるため、製
造において金型が必要であり、しかもスラッジの性状に
応じたダイヤプラム板を形成する場合、多くの成形金形
が必要になり、コストを高める要因になる。
また、上記ダイヤフラム板2の炉液案内溝5を形成した
片面は、くし歯状の断面形状であるため、スラッジを圧
搾濾過した場合、炉布が炉液案内溝に沿って変形して酒
液の流れを阻害し、濾過能力を減少させるという不都合
がある。
片面は、くし歯状の断面形状であるため、スラッジを圧
搾濾過した場合、炉布が炉液案内溝に沿って変形して酒
液の流れを阻害し、濾過能力を減少させるという不都合
がある。
そこで、この考案は、きわめて優れた濾過効率を発揮す
る製作の容易な圧搾濾過板を提供することを目的として
いる。
る製作の容易な圧搾濾過板を提供することを目的として
いる。
以下、この考案の構成を添付図面に基づいて説明する。
第2図ないし第6図において、この考案に係る圧搾濾過
板は、炉板10と、この炉板10の両面に取付けられる
平板状のダイヤプラム板20と、このダイヤフラム板2
0の表面に取付けられる網体30との組合わせから戒っ
ている。
板は、炉板10と、この炉板10の両面に取付けられる
平板状のダイヤプラム板20と、このダイヤフラム板2
0の表面に取付けられる網体30との組合わせから戒っ
ている。
前記炉板10の両面外周部には、膨出した枠部11が形
成され、その枠部11の内側に送液口12と集液口13
とが設けられている。
成され、その枠部11の内側に送液口12と集液口13
とが設けられている。
また、炉板10の外周部には圧搾流体の供給口14が形
成され、この供給口14は、枠部11の内側で開放して
いる。
成され、この供給口14は、枠部11の内側で開放して
いる。
前記枠部11および送液口12・集液口13の外周部に
はパツキン溝15が形成され、このパツキン溝15に挿
入可能なシール突条21を前記ダイヤプラム板20の片
面に接着している。
はパツキン溝15が形成され、このパツキン溝15に挿
入可能なシール突条21を前記ダイヤプラム板20の片
面に接着している。
ここで、シール突条21の接着において、上記シール突
条21をそれと対応するパツキン溝15に挿入し、この
各シール突条21に接着剤を塗布したのち、ダイヤフラ
ム板20を炉板10の片面に添わせて、炉板10がわに
押し付ける方法を採用すると、シール突条21を正確に
取付けることができる。
条21をそれと対応するパツキン溝15に挿入し、この
各シール突条21に接着剤を塗布したのち、ダイヤフラ
ム板20を炉板10の片面に添わせて、炉板10がわに
押し付ける方法を採用すると、シール突条21を正確に
取付けることができる。
ダイヤフラム板20は、炉板10に形成した送液口12
および集液口13と対応する孔22を備え、この名札2
2をそれと対応する孔に一致させ、かつシール突条21
を枠部1のパツキン溝15に嵌め合わせた状態で、孔2
2の外周部と上下端部とが炉板10に取付けられる。
および集液口13と対応する孔22を備え、この名札2
2をそれと対応する孔に一致させ、かつシール突条21
を枠部1のパツキン溝15に嵌め合わせた状態で、孔2
2の外周部と上下端部とが炉板10に取付けられる。
孔22の外周部の取付けには、一対のリング板23をダ
イヤフラム板20の表面に沿わせてこれをボルト24で
連結する方法を採用することができ、また、上下端部の
取付けには、帯金25をダイヤプラム板20の表面に沿
わせてボルト止めする方法を採用することができる。
イヤフラム板20の表面に沿わせてこれをボルト24で
連結する方法を採用することができ、また、上下端部の
取付けには、帯金25をダイヤプラム板20の表面に沿
わせてボルト止めする方法を採用することができる。
前記網体30は、合成樹脂の成形品より戒り、その両面
には複数の突条31が平行に形成され、表裏の突条31
が互に交差して各突条31で囲まれた内側に網目32を
形成している。
には複数の突条31が平行に形成され、表裏の突条31
が互に交差して各突条31で囲まれた内側に網目32を
形成している。
この網目32は炉板10における枠部11の内側面積と
対応する大きさに形成されて、ダイヤフラム板20の表
面中央部に取付けられている。
対応する大きさに形成されて、ダイヤフラム板20の表
面中央部に取付けられている。
その取付けには、例えば、ダイヤフラム板20の表面四
隅部に紐の中央部を取付けてこの紐で縛結する方法を採
用することができる。
隅部に紐の中央部を取付けてこの紐で縛結する方法を採
用することができる。
この考案に係る圧搾濾過板は上記の構造から戒り、この
圧搾濾過板は、並列に配置され炉板間に配置され、両板
間に配置した一対の炉布間のスラッジを圧搾濾過する場
合に、供給口14から圧力流体を供給してダイヤプラム
板20を膨張させるようにする。
圧搾濾過板は、並列に配置され炉板間に配置され、両板
間に配置した一対の炉布間のスラッジを圧搾濾過する場
合に、供給口14から圧力流体を供給してダイヤプラム
板20を膨張させるようにする。
いま、供給口14から炉板10とダイヤフラム板20と
の間に圧力流体を供給してダイヤプラム板20を膨張さ
せると、ダイヤプラム板20の表面に取付けた網体30
が図示省略した炉布を押圧するため、炉布間のスラッジ
が圧縮濾過される。
の間に圧力流体を供給してダイヤプラム板20を膨張さ
せると、ダイヤプラム板20の表面に取付けた網体30
が図示省略した炉布を押圧するため、炉布間のスラッジ
が圧縮濾過される。
ここで、炉布を押圧する網体30のダイヤフラム板20
と対応する片面には複数の突条31が平行に形成しであ
るため、スラッジの圧縮濾過の際、炉布が網体30の表
面に密着したとしても、網体30の裏面の突条31間に
酒液の通過可能な通路を確保することができ、上記通路
よりP液を回収することができる。
と対応する片面には複数の突条31が平行に形成しであ
るため、スラッジの圧縮濾過の際、炉布が網体30の表
面に密着したとしても、網体30の裏面の突条31間に
酒液の通過可能な通路を確保することができ、上記通路
よりP液を回収することができる。
なお、網体30の突条31は、少なくとも、ダイヤプラ
ム板20と対応する片面にあればよい。
ム板20と対応する片面にあればよい。
その突条31の向きは任意であり、図示のように、裏面
の突条31を傾斜させておくと、網体31表面の突条3
1に沿って炉布が変形するのを防止することができ、酒
液の回収効率の向上に効果をあげることができる。
の突条31を傾斜させておくと、網体31表面の突条3
1に沿って炉布が変形するのを防止することができ、酒
液の回収効率の向上に効果をあげることができる。
さらに、突条31の表面に凹凸33を形成しておくと、
突条31のダイヤフラム板20の接触および突条31と
炉布との接触が部分接触になるため、酒液の回収効率を
さらに向上させることができる。
突条31のダイヤフラム板20の接触および突条31と
炉布との接触が部分接触になるため、酒液の回収効率を
さらに向上させることができる。
以上のように、この考案は、圧力流体の供給によって膨
張するダイヤプラム板の表面に網体を取付け、この網体
の少なくともダイヤフラム板と対応する片面に複数の突
条を形成したので、ダイヤフラム板と網体との間に炉液
回収のための通路を確保することができ、この結果、ス
ラッジを効率よく圧縮濾過することができる。
張するダイヤプラム板の表面に網体を取付け、この網体
の少なくともダイヤフラム板と対応する片面に複数の突
条を形成したので、ダイヤフラム板と網体との間に炉液
回収のための通路を確保することができ、この結果、ス
ラッジを効率よく圧縮濾過することができる。
また、ダイヤプラム板の表面に網体を取付け、かつ、裏
面にシール突条を接着したので上記ダイヤプラム板とし
て平板状のものを採用することができる。
面にシール突条を接着したので上記ダイヤプラム板とし
て平板状のものを採用することができる。
このため、ダイヤプラム板成形用の金型を不要とするこ
とができると共に、上記ダイヤプラム板の任意の位置に
適宜大きさの送液口を簡単に形成することができるため
、スラッジの性状に応じた濾過板を容易に製造すること
ができる。
とができると共に、上記ダイヤプラム板の任意の位置に
適宜大きさの送液口を簡単に形成することができるため
、スラッジの性状に応じた濾過板を容易に製造すること
ができる。
さらに、ダイヤフラム板の裏面に取付けたシール突条を
炉板に形成したパツキン溝に嵌め合わせて両者間をシー
ルするようにしたので、炉板の外周枠部にダイヤフラム
板の外周部を面接触させて両者をシールするようにした
ものに比較してシール効果に優れ、スラッジをきわめて
大きな圧力に圧縮濾過することができる。
炉板に形成したパツキン溝に嵌め合わせて両者間をシー
ルするようにしたので、炉板の外周枠部にダイヤフラム
板の外周部を面接触させて両者をシールするようにした
ものに比較してシール効果に優れ、スラッジをきわめて
大きな圧力に圧縮濾過することができる。
第1図は、従来の圧搾濾過板を示す一部切欠正面図、第
2図はこの考案に係る圧搾濾過板の一部切欠正面図、第
3図は第2図の■−■線に沿った拡大断面図、第4図は
第2図のIV−IV線に沿った断面図、第5図は同上の
シール突条の取付は部分を拡大した断面図、第6図は同
上の網体の一部拡大断面図である。 10・・・・・・炉板、11・・・・・・枠部、12・
・・・・・送液口、13・・・・・・集液口、14・・
・・・・供給口、15・・・・・・パツキンi、2G・
・・・・・ダイヤフラム板、21・・・・・・シール突
条、30・・・・・・網体、31・・・・・・突条。
2図はこの考案に係る圧搾濾過板の一部切欠正面図、第
3図は第2図の■−■線に沿った拡大断面図、第4図は
第2図のIV−IV線に沿った断面図、第5図は同上の
シール突条の取付は部分を拡大した断面図、第6図は同
上の網体の一部拡大断面図である。 10・・・・・・炉板、11・・・・・・枠部、12・
・・・・・送液口、13・・・・・・集液口、14・・
・・・・供給口、15・・・・・・パツキンi、2G・
・・・・・ダイヤフラム板、21・・・・・・シール突
条、30・・・・・・網体、31・・・・・・突条。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 両面の外周部に膨出した枠部を有し、この枠部の内
側に送液口および集液口を形成した炉板と、上記送液口
および集液口に対応する孔を有し、この孔を番孔に一致
させて炉板の両面に添わせた平板状のダイヤフラム板と
、このダイヤプラム板の表面中央部に取付けた網体より
成り、前記炉板の外周部にはダイヤプラム板膨張用圧力
流体の供給口を形成し、かつ炉板の枠部と送液口・集液
口の外周部とにパツキン溝を形成し、このパツキン溝に
挿入可能なシール突条をダイヤフラム板に接着し、上記
ダイヤプラム板の外周部および送液口・集液口の外周部
を炉板に固定し、前記網体の少なくともダイヤプラム板
と対応する片面に複数の突条を形成したフィルタープレ
スの圧搾濾過板。 2 前記網体は、等間隔に配置された複数の突条を両面
に備え、表裏の突条が互に交差している実用新案登録請
求の範囲第1項記載のフィルタープレスの圧搾濾過板。 3 前記突条の表面が凹凸に形成されている実用新案登
録請求の範囲第1項または第2項記載のフィルタープレ
スの圧搾濾過板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP679582U JPS604567Y2 (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | フイルタ−プレスの圧搾濾過板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP679582U JPS604567Y2 (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | フイルタ−プレスの圧搾濾過板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58108112U JPS58108112U (ja) | 1983-07-23 |
JPS604567Y2 true JPS604567Y2 (ja) | 1985-02-09 |
Family
ID=30019576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP679582U Expired JPS604567Y2 (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | フイルタ−プレスの圧搾濾過板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604567Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-01-18 JP JP679582U patent/JPS604567Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58108112U (ja) | 1983-07-23 |
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