JPH0533853Y2 - - Google Patents

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JPH0533853Y2
JPH0533853Y2 JP1941089U JP1941089U JPH0533853Y2 JP H0533853 Y2 JPH0533853 Y2 JP H0533853Y2 JP 1941089 U JP1941089 U JP 1941089U JP 1941089 U JP1941089 U JP 1941089U JP H0533853 Y2 JPH0533853 Y2 JP H0533853Y2
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ventilation fan
nonwoven fabric
woven fabric
film
fan cover
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、換気扇カバーに関するものである。
換気扇の吸入口に貼付して、換気扇の汚れを防
ぎこれが汚れたときは、剥がして簡単に取り替え
られる換気扇カバーに関するものである。
[従来の技術] 多くの家庭の台所又は調理場などで換気扇が使
われているが、扇風機の羽根及び吸入口が塵埃及
び油により汚れたときにこれを掃除するのは、換
気扇の位置が高い所にある上、羽根の形状が複雑
であるので手間がかかる作業である。
この場合、室内に浮遊する微細な油滴類がある
と特に汚れやすく、簡単な清掃では汚れはなかな
か落ちない。
このため、最近、換気扇の羽根にフイルムを貼
り付け、汚れたら該フイルムを取り替える方法が
行われている。
この方法は、貼り付ける手間がかかる上、換気
扇の羽根以外の部分の汚れが落ちない欠点があ
る。
これに対して、吸入口に通気性のある不織布を
汚れ取りのフイルターとして貼り付ける方法も考
えられるが、単に接着剤を塗布して通気口に貼り
付けた場合、不織布は形状が不安定で腰が弱いた
め、これを換気扇に貼り付ける操作が困難で、か
つ、吸入口に貼り付けた後の使用時に剥がれやす
い。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、不織布をフイルターとして吸入口に
用いた場合に、不織布の周辺部が強固に吸入口に
接着する換気扇カバーを提供することを目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、使い捨て換気扇カバーに用いる空
気の汚れを除去するフイルターとしては、軽く
て、捨てる場合に嵩ばらない点で、不織布シート
が適していることに着目して、これを用いた場合
の前記欠点をプラスチツクフイルムで周辺部を補
強することに想到した。
しかし、単に、プラスチツクフイルムを接着剤
で不織布に貼付しただけでは、不織布の表面の繊
維が固定していないので接着しない、また、これ
を融着させても不織布とプラスチツクフイルムの
材質が相違するので、融着強度が低い。
そこで、本考案者は、不織布の通気性に着目し
て、この不織布の上下に同質のプラスチツクフイ
ルムを積層して、これに圧力と熱をかけフイルム
の融点以上の温度にすると、不織布の融点以下で
あつても、上下のプラスチツクフイルムが融解し
て、融解樹脂が不織布の微細な通気穴を通過して
両方の融解樹脂が互いに混合して非常に強固な一
体的融着による3枚のシートの固定ができること
を見出した。
この場合不織布は必ずしも融着している必要は
なく、プラスチツクシートの融着の中に固定され
ていれば十分である。
この知見により、不織布の周辺を不織布を挟ん
だ2枚のプラスチツクシートを融着して、不織布
の周辺部の腰を強くして、これに接着剤層を設け
る方式の本考案を完成した。
すなわち、本考案は、換気扇の吸引口より大き
い寸法の不織布の周辺の上下面に該周辺の形状の
2枚の熱可塑性樹脂シートを不織布を挟んで積層
して該2枚の熱可塑性樹脂シート同士を融着させ
て補強し、この下面のシート面側に接着剤層及び
剥離紙を積層したことを特徴とする換気扇カバー
を提供するものである。
本考案に用いる不織布は、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリエステル、セルローズ等の繊維か
らなる不織布を好適に使用することができる。
これらの不織布は通気性があるにもかかわらず
空気中油滴などの汚れの清浄能力が高い点に特徴
がある。
しかし、不織布だけでは不織構造のために、プ
ラスチツクシートと比較すると縦横斜めに布を引
つ張つた場合に変形するので形状が不安定であ
り、表面の滑らかさが欠け、接着剤によるプラス
チツクフイルムの固定は困難である。
この不織布の厚さは種々あるが、通気性が低下
しない範囲でフイルターとしては厚いほど良い。
また、不織布は単位面積当たりの繊維の使用量
によつて、目の詰まり方が大きく相違するが、一
般に不織布は非常に通気性がよいので、本考案に
は相当厚い不織布を使用することができる。
この不織布は親油性の材質であるのが望まし
い。
親油性材質の不織布を用いると換気の空気中に
浮遊する油滴をよく吸収するので換気扇の羽根が
油で汚されることがない。親油性材料としてはポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリアミドなどが
好適に使用することができ、特にポリプロピレン
繊維が微粒油滴捕捉には優れている。
本考案に用いる補強用のプラスチツクシート
は、熱可塑性樹脂のシート又はフイルムであり、
熱で融解し、上下のフイルムからの融解樹脂が不
織布を通過して互いに融着するものであれば、ど
のような樹脂でも使用することができるが、上下
の樹脂の材質を一致させる方が不織布を挟んで融
着するときの接着力が大きい。また、不織布に厚
手のものを使用したときは、補強用シートもそれ
に見合う厚さのあるプラスチツクシートを使用す
る必要がある。
例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリアミドなどのシー
トを好適に使用することができる。
本考案を実施例の図面によりさらに詳細に説明
する。
第1図、第2図及び第3図の換気扇カバーは、
不織布1及びこれと同じ寸法の熱可塑性フイルム
2及び3を積層して、その周辺を超音波シールで
融着して、周辺融着面4により熱可塑性フイルム
2と3を融着し、不織布の周辺部の補強をしてい
る。
この融着方法は、どのような方法でもよいが、
不織布を熔融樹脂が通過するためには、圧着しな
がら行う超音波シール又は高周波融着が適してい
る。
そして、熱可塑性フイルム2,3の周辺に沿つ
て、ミシン目5,6が設けられており、本実施例
の換気扇カバーを使用するときに、ミシン目を破
り両フイルムの中央部を除去することができる。
この実施例のように不織布の上下面を使用直前
までフイルムでカバーしておくと、換気扇不織布
が汚れない利点がある上、フイルムの中央部があ
る方がこれを積層したりする工程が機械的に実施
でき、周辺部分の融着工程などが実施しやすい利
点がある。
第3図に示すように、下面の熱可塑性フイルム
3の周辺部には接着剤層7が塗布されていて、こ
れに剥離紙8が貼付されている。
本実施例のカバーを使用するときは、熱可塑性
樹脂フイルム2,3のミシン目の枠内の中央部を
除去してから、剥離紙を除去し、接着剤層7によ
り吸入口に貼り付ける。
第4図は、不織布が換気扇の羽根に当たらない
ように不織布の内側に取り付ける凸状保護金網で
あり、これにより不織布が吸入風により羽根に巻
き込まれるのを防ぐことができる。
本考案の不織布カバーと金網の固定は接着剤又
は紐などにより固定することができる。
不織布カバーを取り替えるときは、金網は残し
て不織布だけを取り替えることができる。
また、このように金網を大きく凸状にすれば本
考案の不織布を厚手のものを使用しても吸入面積
が大きくなるので通気性が低下しない。さらに、
吸入空気の不織布中の通過速度は低下するので、
微細な油滴が不織布繊維に衝突する率が高くなり
厚さの増大と相俟つてフイルター効果が相乗的に
大きくなる。
例えば、この金網の凸状は、底面の径に対して
0.3倍以上、好ましくは、0.5以上の高さにするの
が望ましい。
0.3倍以上にすると、急激に吸入面積が増大し、
この面積に反比例して不織布中の通過速度が低下
し、この面積に比例して不織布の厚さを厚くする
ことができる。
その結果、通過速度が遅いほど、また、厚さが
厚いほど微細な油滴が不織布繊維に衝突して除去
される効果が飛躍的に増大する。
凸状の特に大きい金網を使用する場合は、不織
布で熱プレスにかけて、あらかじめ凸状に成形し
ておくのが望ましい。
[考案の効果] 本考案は、換気扇の汚れを防止する効果があ
り、面倒な掃除をする必要がなく、単に本考案カ
バーを取り替えるだけで、換気扇の部分が清潔に
維持できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の平面図であり、第2
図はその断面図であり、第3図はその裏面図であ
り、第4図は本考案換気扇に設ける保護金網の側
面図である。 図中の符号は、1……不織布、2……熱可塑性
フイルム、3……熱可塑性フイルム、4……融着
面、5……表フイルムミシン目、6……裏フイル
ムミシン目、7……接着剤層、8……剥離紙であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 換気扇の吸引口より大きい寸法の不織布の周
    辺の上下面に該周辺の形状の2枚の熱可塑性樹
    脂シートを不織布を挟んで積層して該2枚の熱
    可塑性樹脂シート同士を融着させて補強し、こ
    の下面のシート面側に接着剤層及び剥離紙を積
    層したことを特徴とする換気扇カバー。 2 不織布が吸油性材質である請求項1記載の換
    気扇カバー。 3 底面の径の0.3倍以上の高さの頂点を有する
    凸状の金網を内面に備えた請求項1又は2記載
    の換気扇カバー。
JP1941089U 1989-02-21 1989-02-21 Expired - Lifetime JPH0533853Y2 (ja)

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JPH02109937U JPH02109937U (ja) 1990-09-03
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