JPH0137684Y2 - - Google Patents

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JPH0137684Y2
JPH0137684Y2 JP1984198697U JP19869784U JPH0137684Y2 JP H0137684 Y2 JPH0137684 Y2 JP H0137684Y2 JP 1984198697 U JP1984198697 U JP 1984198697U JP 19869784 U JP19869784 U JP 19869784U JP H0137684 Y2 JPH0137684 Y2 JP H0137684Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、濾板の上部に濾布の昇降装置を有
し、この昇降装置に対向する濾板下方に濾布の巻
取装置を有する、圧濾機の濾布に関する。
一般に圧濾機は、多数の濾板間に挾まれた一対
の濾布の間に、原液供給孔より原液を圧送して濾
過する。濾過終了後、濾板を開いてケーキを排出
するとともに濾布を洗浄し、再び濾過出来るよう
にセツトする。上記ケーキの排出、濾布の洗浄お
よびセツトは、多数の濾板、濾布を扱うため、従
来上記操作を容易に行うための方法が工夫開発さ
れている。
例えば、このような圧濾機は、特開昭52−
30976号公報において、提案されている。すなわ
ち、第1図は、フイルタプレスの濾板を開枠し、
濾板を下方に降下した状態を示す側面図、第2図
は濾板間の一対の濾布に取付けて用いる給液板の
斜視図、第3図は、第1図において使用される濾
布の連結状態を示す図である。これらの図におい
て各濾板1,1の間には、一対の濾布2,3が配
設されている。これ等の濾布2,3の上端縁2
a,3aは、フイルタプレスの上部濾布取付バー
4に取付けられている。また上記濾布3の下端縁
3bと他の濾板1,1間の他の濾布2の下端縁2
bとは、一緒に下部濾布取付バー5に取付けられ
ており、結局、すべての濾布2,3はジグザグに
一体に連結されている。
また上部濾布取付バー4に近い濾布2,3の所
定の位置に原液の通過孔6が設けられている。こ
の通過孔6の部分には給液板7が濾布2,3に挟
まれた状態で固定されて設けられている。この給
液板7には、下方に向けて開口する原液供給孔8
が通過孔6に連通して設けられている。
上記のように取付けられた濾布2,3は洗浄す
る場合には、開枠してケーキを排出した後、上下
の濾布取付バー4,5を連結しているチエン9を
駆動して上部濾布取付バー4を下げると共に下部
濾布取付バー5を上昇する。一対の濾布2,3
は、ローラ10a,10bを巻いて離れる方向に
移動し、その過程で噴出水によつて洗浄される。
セツトする場合には、上部濾布取付バー4を上昇
し、上記給液板7を濾板1の凹部(図示せず)に
正確に合致するようにして濾板1を閉枠する。こ
の際、少しでも上記凹部と給液板7との位置関係
がズレると、濾板1…の閉枠が完全に出来ないだ
けでなく、この間隙から外部へ原液が洩れるおそ
れがある。また、上記したように相隣接する濾布
2,3…の上端縁2a,3a同志と下端縁2b,
3b同志が上下の濾布取付バー4,5を介して、
一連のジグザグ状に連結されているため、濾布を
交換しなければならない場合には多大の時間を必
要とする。また給液板7を一対の濾布2,3間に
挟み込んでいるため給液板7の原液供給孔8部分
が洗浄出来ない。このため、原液供給孔8が異物
付着等によつて閉塞され、濾室内に原液が供給さ
れず、隣接する濾室内の圧力に差が生じ、濾板1
を破損してしまう等の不都合があつた。
一方、従来技術には、1対の濾布がその内側に
形成する濾室への原液供給に当つて、原液が該濾
室外へ脱漏するのを防ぐため、給液板と濾布の原
液供給孔の周縁とを、各関係部材を (イ) 剛性状にして密封する。
(ロ) 弾性状にして密封する。
の2つの方法によつて密封している。
(イ)の場合には、該給液板と濾布との当接面は、
平滑とし、該給液板の周縁が、濾布と接する部分
において、ダイヤフラムや濾布が破損しやすいの
で、該給液板の下端縁が、当接する濾室側の濾布
にバツチを縫いつけて、濾布を補強する、という
手段がとられていた(実開昭52−18470号)。
本考案は、(ロ)の方法にかかわる密封用濾布であ
つて、上記の事情に鑑み、洗浄し易い上原液洩れ
が発生せず、しかも、濾布の交換が容易な、圧濾
機の濾布を提供することを目的とするものであ
る。
以下本考案を図面を参照して説明する。
第4図は、本考案に係る圧濾機の濾布の斜視図
で、図中11,12は、一対の濾布体である。こ
の一対の濾布体11,12は第5図および第6図
に示すように濾板13…の間に挾設されるように
なつている。上記一対の濾布体の上端には筒状取
付部15が設けられている。この取付部15は、
一対の濾布体11,12の折返し部分16を筒状
に縫合することによつて形成され、これに濾布吊
棒14を通すようになつている。また原液の供給
孔18は、濾布体11に形成されている。またそ
の供給孔18のすぐ下の取付部20には、濾板1
3の上部に形成された原液流入孔21から上記供
給孔18に流入せしめられる原液が濾布体11と
濾板13との間から液洩れして濾液側へ流出する
のを防止する密着補助材19が取付けてある。上
記供給孔18は、濾板13の原液流入孔21に対
して多少位置がずれても差支えないように、濾板
の原液流入孔21よりやや大きくなつている。ま
た濾布体11,12の下端縁には、全面に可撓性
の小鉤が設けられたテープ22(ベルベツト式フ
アスナー、商標名マジツクテープ、以下添着テー
プと称す)が取付けてある。
また、相隣る一対の濾板13の中央部には、濾
室用凹所13aが互いに対向配置されて形成され
ていると共に、上記濾布体12が接する濾板13
の面には、弾性材料で形成された凹状のダイヤフ
ラム23が設けられている。このダイヤフラム2
3の上部には、原液の供給孔18と対向して凹部
23aが設けられている。この凹部23aは下方
に開口しており、流入孔21から供給孔18を通
じて原液を圧入すると、その吐出圧によつて凹部
23a部分の濾布体12が押し広げられ、閉枠に
よつて濾布体11,12の間に形成された濾室に
原液が供給されるようになつている。また、濾板
13の下方には、巻取ロール24,25が設けら
れている。このロール24,25の周面には、濾
布体11,12の下端に設けた添着テープ22が
付着させられる添着テープが取付けられており、
これに濾布体11,12の下端が着脱自在に巻付
けられる構成となつている。
ここで、供給孔18は、濾布体11の上昇状態
において原液流入孔21に合致し、またこの状態
において密着補助材19が凹所23aの前にきて
濾板の閉枠時にその凹所23a部分の押圧を濾布
を介して受けて濾板13に圧接させられるように
なつている。
また、濾板13…を開枠して吊棒14を降下さ
せ濾布体11,12をそれぞれロール24,25
に巻き取ると、第6図に示すように、濾布体11
の供給孔18のある部分と濾布体12は互に離れ
て噴水ノズル26によつて洗浄されるようになつ
ている。
次にこのように構成された圧濾機の濾布を組み
込んで成る濾過装置の作用を説明する。
(1) 第4図に示した一対の濾布体11,12の筒
状取付部15に吊棒14を通し上部に吊上げる
とともに、下端添着テープ22を巻取ロール2
4,25面の添着テープに取付ける。このよう
に濾布は一対毎に独立して取付けてあり、かつ
着脱は容易である。
(2) 閉枠した後、原液を原液流入孔21より圧入
する。この場合、流入孔21は比較的大きい供
給孔18およびダイヤフラムの凹部23aと対
向しており、また濾布体11の供給孔18下部
に近接して取付けてある密着補助材19が濾板
13に当接しているので、原液流入孔21より
圧入された原液は、原液流入孔21より大きい
濾布体11の供給孔18から濾布体11,12
間に流入し、この流入時の圧力によつて濾布体
12をダイヤフラム23の凹所23aに押圧し
て両濾布体11,12間を押し広げて流下して
いく。この結果、濾布体11は、原液の圧力に
よつて、原液流入孔21が開口している側の濾
板13に押圧されるから、この濾板13と濾布
体11との間に介設されている密着補助材19
が該濾板13の原液流入孔21と濾室用凹所1
3aとの間の部位に圧接され、従つて、該濾板
13と濾布体11との間に原液が洩れることが
ない。そして、原液が両濾布体11,12間に
形成された濾室(両濾板13,13の濾室用凹
所13a間に形成された空間)に供給されるに
つれて、両濾布体11,12間が一層押し広げ
られ、濾布体11が濾板13の濾室用凹所13
aに、かつ濾布体12が濾板13の濾室用凹所
13aを被覆しているダイヤフラム23にそれ
ぞれ押し付けられ、両濾布体11,12の緊張
力が増加するため、該濾布体11によつて、上
記密着補助材19は、さらに一層、濾板13に
押圧され、従つて、該濾板13と濾布体11と
の間からの原液の漏洩防止効果が大幅に向上す
る。
(3) 濾過終了後開枠して濾布体11,12を降下
させながらケーキを排出するが、濾布は一対毎
に独立しているので全部開枠しなくとも開枠し
た部分から順次ケーキの排出処理が出来る。ま
た濾布を最下端まで降下すると濾布体11の供
給孔18部分は、濾布体12と離れ噴水ノズル
26によつて洗浄されるので原液が導入される
部分が閉塞することがない。
以上述べたように、本考案に係る圧濾機の濾布
は、一対の濾布体が、それらの上端の筒状取付部
に吊棒を挿入し、また下端縁の添着テープを巻取
ロールに着脱自在に巻付けて設けた構成となつて
いるため、迅速かつ的確に濾布を着脱することが
できる。また、第2濾板に面する第2濾布体に、
この第2濾布体の上昇状態において第2濾板の原
液流入孔に合致させられる供給孔を、この原液流
入孔より大きく設定して形成すると共に、上記第
2濾板に面する上記第2濾布体の供給孔の下方部
分には、上記第2濾布体の上昇状態において、第
2濾板の濾室用凹所と原液流入孔との間に圧接さ
せられる密着補助材を取付けているから閉枠した
後に上記原液流入孔から原液供給孔を介して両濾
布体内に原液が円滑に流入し、両濾布体が、第1
濾板に設けられたダイヤフラムと第2濾板とにそ
れぞれ押し付けられることにより、第2濾板と第
2濾布体との間に設けられた密着補助材が該濾布
体によつて第2濾板に圧接され、従つて原液が第
2濾板と濾布体との間から漏洩することがない。
加えて、原液が両濾布体間に形成された濾室に供
給されるにつれて、両濾布体間が一層押し広げら
れ、第2濾布体が第2濾板の濾室用凹所に押し付
けられ、この第2濾布体の緊張力が増加するた
め、該第2濾布体によつて密着補助材が、さらに
一層、第2濾板に押圧され、従つて、第2濾板と
第2濾布体との間からの原液の漏洩防止効果が大
幅に向上する。その上濾布体の供給孔の部分は、
ケーキの排出時に他の濾布体から離なされる構成
となつているので、この部分を的確に洗浄するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はフイルタプレスを示すも
ので、第1図は、濾布を降下させた状態を示す側
面図、第2図は給液板の斜視図、第3図は、濾布
の組合せ状態を示す斜視図、第4図は、本考案に
係る濾布の斜視図、第5図は、第4図の濾布を取
付け閉枠する直前の状態を示す濾過装置の側面
図、第6図は開枠して、濾布を降下させた状態を
示す側面図、である。 11……第2濾布体、12……第1濾布体、1
3……濾板、13a……濾室用凹所、14……吊
棒、15……筒状取付部、18……原液の供給
孔、19……密着補助材、20……密着補助材取
付部、21……原液流入孔、22……添着テー
プ、23……ダイヤフラム、23a……凹部、2
4,25……巻取ロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に濾室用凹所13aをそれぞれ備えた第
    1濾板13と第2濾板13との間に、一対の第
    1、第2濾布体12,11が配設され、かつこの
    第2濾板13の濾室用凹所13aの上部に原液流
    入孔21が設けられると共に、上記第1濾板13
    にダイヤフラム23が設けられる一方、上記第2
    濾板13の原液流入孔21に対応する上記ダイヤ
    フラム23の上部に、下方の濾室側に開口した凹
    部23aが設けられ、上記一対の濾板13,13
    を閉じた状態で上記一対の濾布体11,12の間
    に上記第1濾板13の原液流入孔21から原液を
    供給して上記ダイヤフラム23によつて濾布体1
    1,12を圧搾して原液を濾過する圧濾機の濾過
    装置において、上記一対の濾布体11,12の上
    端に、上下自在な吊棒14を挿入する筒状取付部
    15が設けられ、かつ上記一対の濾布体11,1
    2の下端縁に、巻取ロール24,25に取付けら
    れた添着テープに着脱自在に巻付けられる添着テ
    ープ22,22が設けられると共に、上記第2濾
    板13に面する第2濾布体11に、この第2濾布
    体11の上昇状態において上記原液流入孔21に
    合致させらる供給孔18がこの原液流入孔21よ
    り大きく設定されて形成され、また上記第2濾板
    13に面する上記第2濾布体11の供給孔18の
    下方部分には、上記第2濾布体11の上昇状態に
    おいて両濾布体11,12間に供給された濾液に
    押圧され第2濾布体11を介して第2濾板13の
    濾室用凹所13aと原液流入孔21との間に圧接
    させられる密着補助材19が取付られたことを特
    徴とする圧濾機の濾布。
JP19869784U 1984-12-29 1984-12-29 圧濾機の濾布 Granted JPS60165006U (ja)

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JP19869784U JPS60165006U (ja) 1984-12-29 1984-12-29 圧濾機の濾布

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JPS60165006U JPS60165006U (ja) 1985-11-01
JPH0137684Y2 true JPH0137684Y2 (ja) 1989-11-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996005904A1 (fr) * 1994-08-23 1996-02-29 Ishigaki Mechanical Industry Co., Ltd. Appareil de suspension pour le tissu filtrant d'un filtre-presse

Family Cites Families (1)

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JPS5827765Y2 (ja) * 1975-07-29 1983-06-16 イシガキキコウ カブシキガイシヤ フイルタプレスノ ロフユニツト

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US5741418A (en) * 1994-08-23 1998-04-21 Ishigaki Company Limited Filter cloth suspending apparatus in filter press

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JPS60165006U (ja) 1985-11-01

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