JP2527922Y2 - フィルタプレスにおけるろ板 - Google Patents

フィルタプレスにおけるろ板

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JP2527922Y2
JP2527922Y2 JP1991036232U JP3623291U JP2527922Y2 JP 2527922 Y2 JP2527922 Y2 JP 2527922Y2 JP 1991036232 U JP1991036232 U JP 1991036232U JP 3623291 U JP3623291 U JP 3623291U JP 2527922 Y2 JP2527922 Y2 JP 2527922Y2
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JP
Japan
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filter
filter plate
filtration
metal
bed
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JP1991036232U
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Inventor
栄一 石垣
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Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、下水汚泥等の脱水に
用いるフィルタプレスのろ板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタープレスにおいてろ材としてろ
布を用いることは公知であり、特公昭52−6903
号、特公昭56−25172号は、その例である。また
ろ材としてメタルメッシュ(金網)を用いることも公知
であり、実公昭38−23688号はその一例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、特公昭5
2−6903号や特公昭56−25172号のように、
ろ材としてろ布を用いるときには、ろ布に付着するケー
キを剥離し難く、ろ布の目に詰ったケーキの除去はむつ
かしい。そのため、ケーキを剥離するためにろ布を走行
させたり、ろ布を振動させたりしている。
【0004】また、実公昭38−23688号はろ材と
して金網を用いているが、この公報のフイルタープレス
は複式であり、深ろ枠の中に生じたケーキは、振動さ
せても、また、洗浄しても除去がむつかしい。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述のよう
な従来の課題を解決するために、次のように、ろ板を構
成したものである。 (1)中央部にろ過床を設け、その周辺部にシール面を
形成した額縁状のろ板の主体を構成して上記ろ過床に上
下方向にろ液の流下溝を形成するとともに、ろ過床に
は、パンチングメタルよりなるろ材に重ねてメタルメッ
シュよりなるろ材を敷設し、これらろ材の周縁に固着し
弾力性のあるOリングをろ板のろ過床の周縁部に着脱
自在にした。 (2)また、上記パンチングメタルの背後にダイヤフラ
ムを設けた。
【0006】
【作用】この考案は、上述のように構成してあるので、
ろ板を閉板することによって左右のろ板の相対向する凹
部でろ過室を形成することができる。すなわち、周辺が
シールされて、ろ過床にパンチングメタルおよびメタル
メッシュよりなるろ材が敷設されたろ過室が形成される
ものであり、従って、このろ過室に供給された原液は、
メタルメッシュおよびパンチングメタルでろ過され、そ
のろ液は、ろ過床に形成した溝を伝って流下して機外に
取出され、メタルメッシュ上に生じたケーキは、ろ板を
開板することによって剥離して落下する。開板したのみ
で剥離しないケーキは、加振あるいは洗浄によって除去
されるものである。
【0007】以上のろ過操作において、この考案では、
メタルメッシュおよびパンチングメタルの周辺に弾性材
で構成したシール体が設けてあり、このシール体がろ板
の溝にはめ込まれているのでその周部が完全にシールさ
れるとともに、ろ過の進行伴なっての容積の減量に対
して円滑に変形し、反復して使用しても耐久性を有す
る。また、パンチングメタルはメタルメソシュに比較し
てはるかに高い強度を有し、原液の圧入ろ過後にダイヤ
フラムで圧搾ろ過等をする場合のように高圧処理をする
場合にはバックボーンとなるものである。また、メタル
メッシュは、従来のろ布に比較してケーキの剥離性がよ
い上、高温に対して耐久性を有する。以下、図面に基づ
いてこの考案を具体的に説明する。
【0008】
【実施例】図1は、この考案に係るろ板の正面図であ
り、図中、符号1は、ろ過床に設けられたメタルメッシ
ュであり、その周縁にゴム材で構成したOリング2を固
着して、そのOリング2が図2および図3に示すよう
に、ろ板3のろ過床4の周縁部に嵌入止着してある。符
号5は、メタルメッシュ1の背面に設けたパンチングメ
タルであり、このパンチングメタル5もその周縁に弾力
性のあるOリングで構成したシール帯5aを固着してろ
過床4の周縁に止着し、メタルメッシュ1を支持してい
る。
【0009】また、前述のろ過床4には、ろ液が流れる
ように凹凸が付設されているが、図例のものでは、ろ液
が通過しやすいように縦溝が設けられている。然しなが
ら、ダイヤフラムを用いて圧搾を行うようにしたダイヤ
フラム付きろ板では、ダイヤフラム側のろ過床は平面状
としてダイヤフラムの表面に凹凸を付すものである。
尚、図において、符号6は原液の供給口、7はろ液の取
出口、また、図1において、符号8は支持アーム、9
は、ろ過室を形成する際のシール面である。
【0010】この考案に係るろ板は、上述のように構成
してあり、従って、ろ板3を閉板することによって左右
2枚のろ板間には、シール面9で密封されたろ過室10
が形成され、このろ過室10の左右のろ過床にメタルメ
ッシュ1およびパンチングメタル5よりなるろ過層が形
成される。従って、このろ過室10に、供給口6、供給
通路6aを経て原液を供給するとメタルメッシュ1およ
びパンチングメタル5によってろ過され、そのろ液は、
ろ過床4の縦溝を流下し、取出口7から機外に取出すこ
とができる。一方、メタルメッシュ1上に生じたケーキ
は、ろ板3を開板することで剥離して落下し、機外に取
出すことができる。
【0011】この考案に係るろ板では、上述のようにろ
過が行われるのであるが、ケーキの剥離が困難な場合に
は、ろ材メタルメッシュ1が金属であるので加振する
ことによっても、あるいは、洗浄することによっても簡
単に剥離することができる。また、ろ材が金属であるの
で高温にも耐え、高温のスラリーのろ過や、高温のスチ
ームを用いての洗浄も可能である。
【0012】
【考案の効果】以上のように、この考案では、メタルメ
ッシュ1およびパンチングメタル4が弾力性のあるOリ
ングでろ板に取付けられてろ過室を完全にシールすると
ともに、このシール材が弾力性を有するので高圧圧入時
の変形やダイヤフラムの圧搾による変形に順応して破損
等することがないものである。尚、パンチングメタル5
は、薄手のメタルメッシュ1を用いて精密ろ過を行なう
場合には、メタルメッシュ1のバックボーンとなって高
圧ろ過や高圧圧搾ろ過時の負荷を支持するものである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施したフィルタープレスのろ板の正
面図である。
【図2】図1のA−A線に沿っての断面図である。
【図3】図2の上部部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 メタルメッシュ 2, Oリング 3 ろ板 4 ろ過床 5 パンチングメタル 5a シール帯 9 シール面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部にろ過床4を設け、その周辺部に
    シール面9を形成した額縁状のろ板3の主体を構成して
    上記ろ過床4に上下方向にろ液の流下溝を形成するとと
    もに、ろ過床4には、パンチングメタル5よりなるろ材
    に重ねてメタルメッシュ1よりなるろ材を敷設し、これ
    らろ材の周縁に固着した弾力性のあるOリング5a、2
    をろ板3のろ過床4の周縁部に着脱自在に装着してなる
    フィルタプレスにおけるろ板。
  2. 【請求項2】 上記パンチングメタル5の背後にダイヤ
    フラムを設けてなるフィルタプレスにおけるろ板。
JP1991036232U 1991-04-20 1991-04-20 フィルタプレスにおけるろ板 Expired - Lifetime JP2527922Y2 (ja)

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