JP2506295B2 - 圧搾式フイルタプレスにおける圧搾板 - Google Patents

圧搾式フイルタプレスにおける圧搾板

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JP2506295B2 JP14667192A JP14667192A JP2506295B2 JP 2506295 B2 JP2506295 B2 JP 2506295B2 JP 14667192 A JP14667192 A JP 14667192A JP 14667192 A JP14667192 A JP 14667192A JP 2506295 B2 JP2506295 B2 JP 2506295B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧搾膜の濾過面に突子
を備える圧搾式フイルタプレスにおける圧搾板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、圧搾濾過板の芯板の濾過床に突子
形成用の膨出部を成形し、この膨出部の両側に凹陥部を
設け、凹陥部内に芯板両側に重ねた圧搾膜に形成した筒
形部を入れ、また筒形部の上から硬質の間隔保持部材を
はめ込み、上記芯板の膨出部を貫通するボルトで両側の
間隔保持部材を締め付けて大略突子を構成し、さらに上
記膨出部両側の凹陥部の周壁内端部には環状凹部を設け
てこの両側の環状凹部の周壁に一対のシール用環状凹溝
を付け、また上記両圧搾膜の筒形部の先端外周には環状
凸部を設け、この環状凸部を上記環状凹部にはめること
により上記突子のシール機構が構成され、これにより芯
板2と圧搾膜3間に供給された圧搾流体を一対のシール
用環状凹溝で受け止めて外部へ漏らさないようにしよう
とするものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記圧搾濾過
板においては突子の構造上シール機構が複雑であり、ま
た圧搾膜を芯板にボルト止めするから組立又は分解に手
数を要する。また、濾過圧搾中芯板にかかる圧力により
芯板の上記膨出部週辺が割れるおそるがある。本発明
は、上記従来の突子を有する圧搾濾過板における問題点
を解消することを目的とし、圧搾板における突子構造を
簡単にして濾過圧搾圧力を安全にかけることができる圧
搾式フイルタプレスにおける圧搾板を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯板に圧搾膜
を重ね合わせて成り濾過面に突子を有する圧搾式フイル
タプレスにおける圧搾板において、圧搾膜3の濾過面8
を貫通する貫通孔9の該膜裏面側周縁に開口16を有
し、該開口から肉厚部15内に入って該貫通孔9の中間
を取り巻くよう形成されたくぼみ10と、上記芯板2の
両側に重ね合わされる圧搾膜3の貫通孔9と連通する芯
板2の貫通孔11と、上記芯板2の両側に重ね合わされ
た圧搾膜3の貫通孔9と芯板2の貫通孔11とを連通す
る連通孔内にはめ込まれ両端部が上記両側の圧搾膜3の
貫通孔9内で気密に固定されて濾過板締付時圧搾膜3の
貫通孔9の該膜表面側週縁14とともに隣接する濾過板
と突き合わされる柱体12と、から成る突子4を備える
ものである。また、上記圧搾膜3の貫通孔9に対して芯
板2の貫通孔11が大径に形成され、また芯板2の貫通
孔11内にはめ込まれる柱体12の中間部に対して圧搾
膜3の貫通孔9内にはめ込まれる柱体12の両端部が小
径に形成されて上記突子4が形成されてもよい。また、
上記圧搾膜3の貫通孔9周縁肉厚部15内に入るくぼみ
10の開口16が、柱体12をはめ込む芯板2の貫通孔
11を含む領域面に開口して上記突子4が形成されても
よい。
【0005】
【作用効果】柱体12は、圧搾膜3を芯板2の1側に当
ててから芯板2の貫通孔11と圧搾膜3の貫通孔9には
め込むか又は芯板2の両側に圧搾膜3を当て一側の圧搾
膜3と芯板2との間から芯板2の貫通孔11と圧搾膜3
の貫通孔9に柱体12を差し込む。芯板2の両側に重ね
合わせた圧搾膜3は芯板2の適所に掛け止める。圧搾板
1と普通濾過板又は圧搾板1とを交互に配列し、両濾過
板間に濾過室18が形成され、濾過室18内に機外から
スラリーが供給されて濾過に次いで芯板2と圧搾膜3間
に圧搾流体が供給されると、圧搾膜3は突子4部を除い
て濾過布7を介して膨張し、濾過室18内のスラリーが
圧搾脱水される。圧搾膜3の濾過面8を貫通する貫通孔
9の表面側周縁14は柱体12と略同一面に圧縮され、
また圧搾膜3の貫通孔9内に入った柱体12の両端部は
圧搾膜3の貫通孔9内でさらに気密に密着固定される。
また濾過圧搾にともない圧搾膜3の貫通孔9部周りの肉
厚は芯板2又は柱体12に対して強力に圧し付けられ
る。すなはち、濾過圧搾時圧搾流体により圧搾膜3の貫
通孔9周りに成形されたくぼみ10から圧搾膜3が膨張
することにより、このくぼみ10周囲の壁が濾過板の締
付圧に抗して圧搾膜3の表面側へと、柱体12側へとま
た芯板2側へと、三方へ向かって加圧され圧搾膜3と芯
板2間および圧搾膜3と柱体12間とが強力に密着固定
される。このため、圧搾流体が突子4部から外部へ抜け
出ることがない。上記突子4内部では芯板2と柱体12
とが一体物になっておらず、芯板2の貫通孔11部は上
記濾過板間の締付圧力および濾過圧搾圧力を圧搾膜3の
貫通孔9の肉厚部15を介して受けるので、芯板2に衝
撃的な圧力が直接かからない。このため濾過圧搾工程に
おいて圧搾板1に濾過圧搾圧力を安全に掛けることがで
きる。また圧搾板1と隣接する濾過板との間隔は柱体1
2により全体として所定の間隔に維持され、各濾過室1
8内で含水分の等しいケークが得られる。また上記くぼ
み10が、圧搾膜裏面側の芯板2の貫通孔11周縁上を
含む位置に開口16を有して肉厚部15内に入って形成
されることにより、芯板2の貫通孔11と柱体12との
間隙を通して圧搾流体を芯板2の一側から反対側へ容易
に行き渡らせることができる。したがって、芯板2の両
側にたとえ圧力差が生じたとしてもこれはただちに解消
され、芯板2が上記圧力で割れるようなことがない。
【0006】
【実施例】本発明を図を用いて説明する。図1は、本発
明の一実施例を示す圧搾板1の正面図である。符号2は
芯板、3はゴム又は合成樹脂などを材質として成形され
された圧搾膜、4は圧搾膜の濾過面に形成した突子を示
す。図2は、図1A−A線断面において突子4とこれに
隣り合う普通濾過板5との位置関係を示す。圧搾板1の
突子4に対抗して普通濾過板5の濾過面に普通濾過板の
突子6がある。圧搾板1と普通濾過板5とにはそれぞれ
濾過布7が掛けられ、その上端は図示しない濾過布7の
吊り装置に連結される。また20は圧搾膜3の上下の周
縁部を芯板2の上下に掛け止める止めピンである。
【0007】上記圧搾板1の突子4は図3に詳細に説明
される。圧搾膜3の濾過面8の突子4が形成されるとこ
ろには濾過面8を貫通する貫通孔9が開けられ、貫通孔
9周りの肉厚部15内に該貫通孔9を取り巻きかつ圧搾
膜裏面に開口16する環状のくぼみ10が形成されてい
る。また芯板2の濾過床17の突子4が形成されるとこ
ろには該床面を貫通し貫通孔9の径より大きい径を有す
る貫通孔11が開けられている。芯板2の両側に重ね合
わされた圧搾膜3の上記貫通孔9と芯板2の貫通孔11
とは連通して圧搾板1を貫通する。
【0008】12は柱体であって、その両端部は上記圧
搾膜3の貫通孔9内にきつくはめ込まれて気密に固定さ
れ、また柱体12の中間拡大部13は、芯板2の貫通孔
11とほぼ同径にして該貫通孔11内にはめ込まれる。
図4は、図3において圧搾板1の上側の圧搾膜3を取り
除いてみた芯板2と柱体12の平面を示す。芯板2の両
側に圧搾膜3を重ね合わせ、柱体12を上記両貫通孔1
1と貫通孔9とに差し込んで構成された圧搾板1は普通
濾過板5とともに濾過板の締付装置により締め付けられ
る。この際突子4は隣側の普通濾過板5の突子6と突き
合わされ貫通孔9の圧搾膜表面側周縁14と略同一面と
なる(図3)。上記説明において柱体12はその中間拡
大部13はとくに形成されないで、また芯板2の貫通孔
11は圧搾膜3の貫通孔9と同径にされてはめ込まれて
もよい。
【0009】また、上記圧搾膜3は、突子4部におい
て、圧搾膜3と芯板2間に供給される圧搾流体によりく
ぼみ10部周壁から変形して濾過面8を芯板2に平行に
濾過室18内方へ膨張させる。このとき圧搾膜3の貫通
孔9周りの肉厚部15は、柱体12と芯板2又は柱体1
2の中間拡大部13に対して圧し付けられる。また濾過
板の締付圧力に抗して上記肉厚部15は普通濾過板の突
子5方にも圧し付けられる。また上記くぼみ10の開口
16が柱体12の中間拡大部13をはめ込む芯板2の貫
通孔11を含む領域面に開口するようにすると、拡大部
13と芯板2の貫通孔11との間隙を通じて圧搾流体の
流れが容易になり、芯板2の両側に圧力差が生じたとし
ても直ちに解消される。
【0010】また、圧搾膜3の貫通孔9内周に適宜の切
り込み溝を付けることにより、貫通孔9周りの肉厚部1
5が圧縮されるときの逃げとしてもよい。また, 圧搾板
1の突子4は濾過面8から隆起しないで濾過面8と略同
じ高さにしてもよい。この場合、濾過室18を確保する
ため、隣接の濾過板の額縁を必要な高さだけ高くするか
又は濾過枠を上記圧搾板とこれに隣接する濾過板との間
に入れてもよい。さらに上記突子の高さは必ずしも額縁
の高さと同じにする必要はなく濾過板の締付装置で各濾
過板が締め付けられたとき各濾過板間が密閉されるとと
もに上記隣同士の濾過板の突子同士が又は突子とこれに
対抗する濾過板の濾過面とが付き合って支持されればよ
い。
【0011】圧搾板1と普通濾過板5とは交互に配列さ
れて図示しない各濾過板の締付装置により締め付けら
れ、スラリー供給孔34を通して濾過室18内へスラリ
ーが供給されて濾過され、濾過圧搾時芯板2と圧搾膜3
との間に圧搾流体が通路30(図1)を通して供給され
ると、圧搾膜3は波線で示すとおり突子4部を除いて濾
過室18内方へ膨張し、濾過室18内のスラリーは圧搾
される。また濾過液は圧搾膜3にある排出孔31から芯
板2の通孔32を経て排出路33に集められ機外へ排出
される。上記説明において圧搾板1に隣合う普通濾過板
5はこれを上記圧搾板1と置き換えられ、上記圧搾板1
を複数枚配列して濾過圧搾を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す圧搾板の正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1における圧搾板の突子部の拡大断面図であ
る。
【図4】図3において、圧搾板の上側の圧搾膜を取り除
いてみた芯板と柱体の平面図である。
【符号の説明】
1・・圧搾板、2・・芯板、3・・圧搾膜、4・・突
子、9・・圧搾膜の貫通孔、10・・くぼみ部、11・
・芯板の貫通孔、12・・柱体、13・・柱体の中間拡
大部、14・・圧搾膜3の貫通孔9の表面側周縁、15
・・開口部、18・・濾過室

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯板に圧搾膜を重ね合わせて芯板と圧搾
    膜間に圧搾流体が供給され圧搾膜の膨張により圧搾膜と
    これに隣接する濾過板との間に形成される濾過室内のス
    ラリーが圧搾脱水される圧搾式フイルタプレスにおける
    圧搾板において、上記圧搾膜3の濾過面8を貫通する貫
    通孔9の該膜裏面側周縁に開口16を有し該開口から肉
    厚部15内に入って該貫通孔9の中間を取り巻くよう形
    成されたくぼみ10と、上記芯板2の両側に重ね合わさ
    れる圧搾膜3の貫通孔9と連通する芯板2の貫通孔11
    と、上記芯板2の両側に重ね合わされた圧搾膜3の貫通
    孔9と芯板2の貫通孔11とを連通する連通孔内にはめ
    込まれ両端部が上記両側の圧搾膜3の貫通孔9内で気密
    に固定されて濾過板締付時圧搾膜3の貫通孔9の該膜表
    面側周縁14とともに隣接する濾過板と突き合わされる
    柱体12と、から成る突子4を備えることを特徴とする
    圧搾式フイルタプレスにおける圧搾板。
  2. 【請求項2】 上記圧搾膜3の貫通孔9に対して芯板2
    の貫通孔11が大径に形成され、また芯板2の貫通孔1
    1内にはめ込まれる柱体12の中間部に対して圧搾膜3
    の貫通孔9内にはめ込まれる柱体12の両端部が小径に
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の圧搾式フ
    イルタプレスにおける圧搾板。
  3. 【請求項3】 上記圧搾膜3の貫通孔9周縁肉厚部15
    内に入るくぼみ10の開口16が、柱体12をはめ込む
    芯板2の貫通孔11を含む領域面に開口16することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の圧搾式フイルタプレ
    スにおける圧搾板。
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