JPH09313811A - フィルタプレスの圧搾板及び圧搾膜 - Google Patents

フィルタプレスの圧搾板及び圧搾膜

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JPH09313811A
JPH09313811A JP8128262A JP12826296A JPH09313811A JP H09313811 A JPH09313811 A JP H09313811A JP 8128262 A JP8128262 A JP 8128262A JP 12826296 A JP12826296 A JP 12826296A JP H09313811 A JPH09313811 A JP H09313811A
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JP
Japan
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plate
core plate
squeeze
membrane
film
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JP8128262A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Miyano
棟之 宮野
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Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/12Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type
    • B01D25/21Plate and frame presses
    • B01D25/215Construction of the filter plates, frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/28Leaching or washing filter cakes in the filter handling the filter cake for purposes other than regenerating
    • B01D25/282Leaching or washing filter cakes in the filter handling the filter cake for purposes other than regenerating for drying
    • B01D25/285Leaching or washing filter cakes in the filter handling the filter cake for purposes other than regenerating for drying by compression using inflatable membranes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作及び組み立てがより容易な、フィルタプ
レスの圧搾板を提供する。 【解決手段】 圧搾膜105の縁部分に当該圧搾膜の表
面105aから突出する係合部140を形成し、当該圧
搾膜を芯板101の表面102aに被着するため、上記
係合部と嵌合する係止部124を有する止め枠120
を、上記係合部と上記係止部とを嵌合させた状態で芯板
の周縁部103に沿って固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯板表面に被着さ
れた可撓性の膨張可能な圧搾膜を有し、原液の濾過を行
う、フィルタプレスの圧搾板及び圧搾膜に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性の圧搾膜を用いた圧搾濾板では、
一般に、剛性を有する芯板の両側表面に可撓性の圧搾膜
が被着され、さらに該圧搾膜の表面上に濾布が被着され
ている。圧搾膜において、上記濾布に対面する圧搾膜の
上記表面には、圧搾膜と濾布とが密着するのを防止し濾
液の流路となる複数の溝部を形成するために、複数の凸
部が形成され、又、圧搾膜には、濾液若しくは洗浄液の
給排出を行うための給排出穴が膜厚方向に貫通されてい
る。一方、上記芯板には、上記給排出穴に連通する内孔
が形成されている。このように構成された圧搾濾板は、
例えば、複数の上記圧搾濾板が該濾板の板厚方向に重ね
合わせて配置される。濾過作業時には、例えば、隣接す
る各圧搾濾板における各濾布間に、被濾過液である原液
を供給し原液の濾過を行った後、上記芯板と上記圧搾膜
との間に圧搾用流体を供給することで上記圧搾膜を膨張
させ、さらにケークに含まれる原液の濾過を行う。よっ
て上記原液は上記圧搾膜側へ濾布を介して濾過される。
濾液は、上記溝部を通り上記給排出孔へ流れ込み、上記
内孔を通過して圧搾濾板外へ排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成を有する圧
搾濾板にて繰り返し濾過作業を行った場合、圧搾膜の膨
張、収縮による圧搾膜の変形に起因して、圧搾膜に設け
た上記給排出穴と芯板に設けた上記内孔とが位置ずれを
起こし、濾液や洗浄液の流通を妨げるという問題があ
る。このような問題点を解決するために、本願出願人
は、特公昭53−30543号公報、特開昭58−61
811号公報等に開示される発明を提案している。例え
ば特開昭58−61811号公報に開示される発明は概
略、以下の構成を有する。尚、図13は図12における
左下部分を示すものである。図13及び図14に示すよ
うに、圧搾膜20に形成した貫通孔21と、内孔15に
連通する芯板10に形成された貫通孔14とが位置ずれ
を起こさないように、芯板10には貫通孔14と同心円
状に凹所17が形成され、一方、圧搾膜20には貫通孔
21と同心円状にて上記凹所17に嵌合する円形状の凸
部22が形成され、芯板10の貫通孔14と圧搾膜20
の貫通孔21とを一致させた状態で、上記凹所17に上
記凸部22を嵌合する。さらに、これらの嵌合部分を、
圧搾膜20の両表面側にそれぞれ当て板30a,30b
を設け、これらの当て板30a,30bをネジ止めする
ことで圧搾膜20を芯板10に挟着する。このような構
造を採ることで、濾過作業を繰り返して行った場合で
も、圧搾膜20の貫通孔21と、芯板10に形成された
貫通孔14とが位置ずれを起こすことはなくなり、濾液
や洗浄液の流通が妨げられることはなくなる。
【0004】ところが、特開昭58−61811号公報
に開示される発明においても、芯板10に凹所17を形
成し、かつ、圧搾膜20には凸部22を形成する必要が
あることから、芯板10及び圧搾膜20の製作工程が増
え、圧搾濾板の組み立てが複雑になるという短所があ
る。本発明はこのような短所を改良するためになされた
もので、製作及び組み立てがより容易な、フィルタプレ
スの圧搾板、及び該圧搾板に容易かつ確実に取り付け可
能な圧搾膜を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様による
圧搾板は、可撓性の圧搾膜を芯板の表面に被着するとと
もに上記圧搾膜の表面側に濾布を配置し原液が上記濾布
にて上記圧搾膜側に濾過されかつ上記芯板表面に対向す
る上記圧搾膜裏面と上記芯板表面との間に圧搾用流体を
供給することで上記圧搾膜を膨張させるようにしたフィ
ルタプレスの圧搾板であって、上記芯板は、板状の中央
部と、該中央部における板厚よりも厚肉にてなり上記中
央部の周縁に上記中央部と一体的に成形される周縁部
と、上記周縁部内に設けられ少なくとも上記濾布にて濾
過された濾液を排出する第1濾液通路とを備え、上記圧
搾膜は、当該圧搾膜の表面における当該圧搾膜の縁部分
に係合部を備え、さらに、上記圧搾膜を上記芯板の表面
に被着するため上記周縁部における上記中央部側に位置
する立上り壁に沿って固定される枠状の部材であって、
上記芯板の表面に接触する裏面側に形成され上記係合部
と嵌合する係止部と、上記中央部側に位置する内側側面
に開口して上記第1濾液通路に連通し少なくとも上記濾
液を排出する第2濾液通路とを有し、上記係止部と上記
係合部とを嵌合させた状態にて上記立上り壁に沿って固
定されることで上記圧搾膜を上記芯板の表面に被着する
止め枠を備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の第2態様による圧搾膜は、フィル
タプレスの圧搾板を構成する芯板の中央部表面に対応し
て位置する圧搾膜中央部分が圧搾用流体にて膨張する、
フィルタプレスの圧搾膜であって、上記中央部分の周縁
部分であって上記芯板の周縁部に沿って位置し、上記芯
板の周縁部に沿って固定される枠状の止め枠にて上記芯
板に取り付けられる縁部分を有し、上記縁部分には、上
記止め枠に形成された係止部に係合する係合部を備えた
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である圧搾
板、及び該圧搾板に使用される圧搾膜について図を参照
しながら以下に説明する。尚、各図において、同じ部材
については同じ符号を付している。図10に示す圧搾板
100は、大別して、芯板101と、圧搾膜105と、
止め枠120と、濾布106とを備えている。本実施形
態における芯板101は、大略正方形の平面形状をな
し、該芯板101の中央部分をなす板状の中央部102
と、中央部102における板厚よりも厚肉にてなり中央
部102の周縁に設けられる部分であって中央部102
と一体的に成形される周縁部103とを有し、周縁部1
03の四隅には周縁部103と同じ板厚にてなる耳部1
04a,104b,104c,104dを設けている。
この圧搾板100では、中央部102の中心部には、中
央部102を板厚方向に貫通して原液供給孔107が設
けられる。芯板101には、原液供給孔107部分を除
いて、中央部102の表面102a,102aを覆い、
例えば合成ゴムにてなり可撓性のある圧搾膜105,1
05が止め枠120にて取り付けられる。尚、芯板10
1へ圧搾膜105を取り付けるための構造については後
述する。又、両表面102a,102a側に存在する圧
搾膜105,105は、図11に示すように原液供給孔
107部分にて連結されている。尚、圧搾膜105にお
ける原液供給孔107部分には、圧搾膜105を膨張さ
せたときに圧搾膜105が原液供給孔107の中心側へ
突出するのを防止するため、公知の耐圧リング170を
設けている。さらに、原液供給孔107部分を除いて、
中央部102及び周縁部103を覆って、濾布106,
106が芯板101の両表面102a,102a側に配
置される。
【0008】耳部104a,104b,104cには、
板厚方向に各耳部を貫通して濾液排出孔108,10
8,108が設けられる。又、詳細後述するが、濾液を
中央部102から各濾液排出孔108へ導くため、中央
部102と各濾液排出孔108との間には、上記板厚方
向に直交する方向に延在し各耳部104a,104b,
104c、及び周縁部103を貫通する第1濾液通路1
10が形成される。尚、各濾液排出孔108は、上記原
液が濾布106にて濾過された濾液を圧搾板100の外
部へ排出するためだけでなく、濾布106等を洗浄する
際の洗浄液の供給孔、及び洗浄後の洗浄後液の排出孔と
しても使用される。又、耳部104dには、板厚方向に
貫通して圧搾流体孔109が設けられる。圧搾流体孔1
09に供給された加圧気体又は加圧液体にて圧搾膜10
5を膨張させるため、圧搾流体孔109と中央部102
の表面102aとを連通する通路であって、耳部104
d、周縁部103、及び中央部102を貫通して圧搾流
体通路111が形成されている。尚、濾液排出孔108
及び圧搾流体孔109を設けずに、各第1濾液通路11
0及び各圧搾流体通路111の各一端を圧搾板の外面に
開口するようにしてもよい。
【0009】このような圧搾板100は、図10が示さ
れる紙面に垂直方向に延在しかつ平行に延在する一対の
サイドバー150,150に、耳部104a,104d
に設けた把手112,112を介して懸架される。尚、
把手112はサイドバー150に対して摺動可能であ
る。さらに、サイドバー150には、図11に示すよう
に、圧搾板100と、圧搾膜105を設けていない普通
濾板160とを交互に懸架する。又、各普通濾板160
についても、両表面102a側にそれぞれ濾布106,
106が配置される。このように圧搾板100と、普通
濾板160とがサイドバー150に懸架されることで、
原液供給孔107、濾液排出孔108、及び圧搾流体孔
109は、各圧搾板100及び各普通濾板160を貫通
して延在することになる。尚、隣接する圧搾板100及
び普通濾板160において、濾液排出孔108が貫通す
る各耳部104a〜104c、及び圧搾流体孔109が
貫通する耳部104dには、濾液、圧搾流体の漏れを防
ぐためのパッキングが取り付けられている。
【0010】尚、芯板101の平面形状は、正方形状に
限るものではなく、例えば円形等でもよく、フィルタプ
レスの用途等に応じて適宜選択される。又、原液供給孔
107の配置位置は、中央部102の中心部に限られな
い。又、本実施形態では各耳部104は、周縁部103
の四隅に設けたが、上、下に位置する周縁部103a,
103bの中央部分に設けてもよく、又、周縁部103
の外側に設けたが、これに限らず、内側に設けてもよ
い。さらに、普通濾板160を圧搾板100と入れ替え
てもよいし、普通濾板160を単なる濾枠に入れ替えて
もよい。又、圧搾膜105は、芯板101の中央部10
2における表面102a,102aにそれぞれ設けた
が、いずれか一方の表面102aに設けてもよい。尚、
これらの変更に要する圧搾板の構造は、従来のフィルタ
プレスにて採用された種々の構造を適用するものであ
る。
【0011】次に、上述した圧搾板100において、圧
搾膜105を芯板101へ取り付けるための構造につい
て説明する。尚、図6、図8及び図9では、濾布106
の図示を省略する。又、図7に示す芯板101の表面1
02a,102aの内、下側に位置する表面102a側
には、圧搾膜105を膨張させた状態を二点鎖線にて図
示している。尚、二点鎖線による図示はしていないが、
上側に位置する表面102a側に配置される圧搾膜10
5も膨張時には膨張する。又、図6に図示す範囲は、図
10に示す圧搾板100の左上部分に相当する。
【0012】まず、圧搾膜105について図2及び図3
を参照し説明する。芯板101の平面形状に対応して、
本実施形態における圧搾膜105は、図2にその平面形
状を示すように、略正方形状をなし、その中央部の原液
供給孔107部分には上述したように耐圧リング170
が取り付けられている。圧搾膜105の縁部分の全周に
は、圧搾膜105の表面105aから突出する係合部1
40が圧搾膜105のその他の部分と一体的に成形され
ている。係合部140の断面形状は、単に方形状であっ
てもよいが、本実施形態における圧搾膜105の係合部
140では、係合部140の側面の内、原液供給孔10
7側に位置する側面は原液供給孔107側へ下り傾斜と
なる傾斜面141を形成している。該傾斜面141は、
当該圧搾膜105を芯板101に固定する止め枠120
との作用により、圧搾膜105が膨張したとき、係合部
140が止め枠120から離脱しようとするのをより強
固に阻止するように作用する。尚、係合部140の突出
高さH、係合部140が形成される幅Wの各寸法は、圧
搾膜105の厚みや、圧搾膜105を膨張させるための
圧搾流体の圧力等の使用条件により、各フィルタプレス
によって適宜に選択される。又、圧搾膜105が膨張さ
れたとき、圧搾膜表面105aと濾布106とが密着す
るのを防ぎ濾液の流路を確保するため、従来通り、圧搾
膜105の表面105aの全面には、直方体形状や、円
柱形状等であって適宜な大きさの凸部145が例えば格
子状に配列されている。尚、図1ないし図3、図10、
及び図11において、一部の凸部145は図示を省略し
ている。
【0013】次に、上述の圧搾膜105を芯板101に
取り付けるための止め枠120について、図4及び図5
を参照し説明する。芯板101の平面形状及び圧搾膜1
05の平面形状に対応して、本実施形態における止め枠
120は、図4にその平面形状を示すように、略正方形
状をなす枠体であり一体的に成形されている。尚、止め
枠120は、必ずしも全体が一体的に成形される必要は
なく、その平面形状が正方形状であれば例えば各辺をそ
れぞれ別個の部品にて作製してもよい。但し、上記別個
の部品どうしは、すき間なく配置される必要がある。す
き間があった場合に、圧搾膜105が膨張したとき、そ
のすき間部分に位置する圧搾膜に変形を生じる可能性が
あるからである。図1に示すように、芯板101におい
て、芯板101の中央部102と周縁部103との境界
部分にて中央部102の全周に沿って、中央部102の
両表面102a,102a側に立上り壁115,115
が形成されるが、止め枠120は、その外側側面121
が立上り壁115に接触する大きさを有する。
【0014】又、芯板101の中央部102の表面10
2aに当接する止め枠120の裏面123側には、圧搾
膜105の係合部140が嵌合可能なように、係合部1
40の形状に対応した断面形状を有する溝である係止部
124が上記外側側面121に沿って止め枠120の全
周にわたり形成されている。尚、上述のように圧搾膜1
05の膨張時において圧搾膜105が止め枠120から
離脱するのをより強固に阻止するため、係止部124に
は、係合部140の傾斜面141に対応した傾斜面12
5が形成されている。又、図7に二点鎖線にて示すよう
に圧搾膜105が膨張したとき、圧搾膜105の接触を
和らげるため、止め枠120の内側側面126は、止め
枠120の中心側へ円弧状に突出した形状をなす。図6
及び図7に示すように、耳部104と、芯板101の周
縁部103とを貫通し形成される第1濾液通路110に
連通する通路であって、止め枠120の外側側面121
と内側側面126とに開口を有する第2濾液通路127
が止め枠120に形成されている。
【0015】このような止め枠120は、図6及び図8
に示すように、圧搾膜105の係合部140と止め枠1
20の係止部124とを嵌合させた状態で、芯板101
の周縁部103に沿って取り付けられ、周縁部103に
螺合される例えば六角穴付ボルト128を止め枠120
の内側側面126からねじ込むことで周縁部103に固
定される。止め枠120が芯板101に固定されること
で、圧搾膜105は芯板101の表面102aに被着さ
れることになる。尚、ボルト128による固定箇所は、
止め枠120の4辺の各辺毎に一か所で十分である。
又、本実施形態では、止め枠120が芯板101に固定
された状態において、止め枠120の表面122は、芯
板101の周縁部103の表面103cと同一平面とな
る。
【0016】上述のように本実施形態では、圧搾膜10
5に凸状の係合部140を形成し、止め枠120に凹状
の係止部124を形成したが、これとは逆であって図9
に示すように、圧搾膜105に凹状の係合部を形成し止
め枠120に凸状の係止部を形成してもよい。又、本実
施形態では、係合部140は圧搾膜105の縁部分の全
周にわたり形成したが、一部分の形成を省略することも
できる。
【0017】上述のように構成される圧搾板100の動
作を説明する。圧搾板100は、図11に示すように、
圧搾板100の板厚方向に重ね合わされ、不図示のプレ
ス機構により図示の左右方向から各圧搾板100が挟ま
れる。そして原液供給孔107に濾過される原液が供給
され、該原液は図7に矢印Iにて示すように濾布106
を通過することで濾過される。濾布106を通過した濾
液は、圧搾膜105の表面105aに形成される各凸部
145どうしの透き間、第2濾液通路127及び第1濾
液通路110を通り濾液排出孔108へ導かれる。又、
圧縮膜105が膨張されることで、隣接する圧搾板10
0又は普通濾板160等との間にて濾布106が圧搾さ
れさらにケークの濾過がなされる。
【0018】このように本実施形態の圧搾板100で
は、圧搾膜105に係合部140を設け、止め枠120
に形成する係止部124に上記係合部140を嵌合した
状態で、止め枠120を芯板101に固定し、かつ、圧
搾膜105の表面105aと周縁部103の表面103
cとの間に位置する止め枠120の内側側面126に第
2濾液通路127を開口したことより、圧搾膜105に
は濾液を排出するための排出孔を設ける必要はなくな
る。よって、従来のように、圧搾膜に形成された濾液排
出孔と芯板に形成した濾液通路の開口とを一致させて圧
搾膜を芯板に取り付ける必要はなくなり、従来のように
芯板に凹部分を作製する必要はなくなる。したがって、
芯板の製造は容易となり、かつ圧搾板の組み立てが容易
になる。又、上述の構造を採用したことにより、圧搾膜
105は芯板101に強固に取り付けることができるの
で、圧搾膜105を膨張させるため、例えば30Kg/
cm2という高い圧搾流体圧力を圧搾膜105に作用す
ることも可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
圧搾板によれば、圧搾膜に係合部を設け、止め枠に形成
する係止部に上記係合部を嵌合した状態で、止め枠を芯
板に固定し、さらに、圧搾膜の内側側面に第2濾液通路
を開口したことより、圧搾膜には濾液を排出するための
排出孔を設ける必要はなくなる。よって、従来のよう
に、圧搾膜に形成された濾液排出孔と芯板に形成した濾
液通路の開口とを一致させて圧搾膜を芯板に取り付ける
必要はなく、芯板に凹部分を作製する必要もなくなる。
したがって、芯板の製造が容易になり、かつ圧搾板の組
み立てが容易になる。又、本発明の第2態様の圧搾膜
は、上記第1態様の圧搾板に使用され、上記圧搾板の係
止部と嵌合する係合部を有することから、上記圧搾板に
容易にかつ確実に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における圧搾板の断面図
であり、図10に示すB−B線における断面を示す図で
ある。
【図2】 図10に示す圧搾板に使用する圧搾膜の平面
図である。
【図3】 図2に示すD−D線における断面を示す図で
ある。
【図4】 図10に示す圧搾板に使用する止め枠の平面
図である。
【図5】 図4に示すC−C線における断面を示す図で
ある。
【図6】 図10に示す圧搾板の左上部分に相当する範
囲を拡大した平面図である。
【図7】 図6に示すE−E線における断面を示す図で
ある。
【図8】 図6に示すF−F線における断面を示す図で
ある。
【図9】 圧搾膜及び止め枠の他の実施形態を示す断面
図である。
【図10】 本発明の一実施形態における圧搾板を示す
平面図である。
【図11】 図10に示すA−A線における断面を示す
図である。
【図12】 従来の圧搾板を示す平面図である。
【図13】 従来の圧搾板における濾液排出孔部分を示
す平面図である。
【図14】 図13に示すH−H線における断面を示す
図である。
【符号の説明】
100…圧搾板、101…芯板、102…中央部、10
2a…表面、103…周縁部、103c…表面、105
…圧搾膜、106…濾布、110…第1濾液通路、12
0…止め枠、122…表面、124…係止部、127…
第2濾液通路、140…係合部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の圧搾膜(105)を芯板(10
    1)の表面(102a)に被着するとともに上記圧搾膜
    の表面(105a)側に濾布(106)を配置し原液が
    上記濾布にて上記圧搾膜側に濾過されかつ上記芯板表面
    に対向する上記圧搾膜裏面(105b)と上記芯板表面
    との間に圧搾用流体を供給することで上記圧搾膜を膨張
    させるようにしたフィルタプレスの圧搾板であって、 上記芯板は、 板状の中央部(102)と、該中央部における板厚より
    も厚肉にてなり上記中央部の周縁に上記中央部と一体的
    に成形される周縁部(103)と、上記周縁部内に設け
    られ少なくとも上記濾布にて濾過された濾液を排出する
    第1濾液通路(110)とを備え、 上記圧搾膜は、当該圧搾膜の表面(105a)における
    当該圧搾膜の縁部分に係合部(140)を備え、 さらに、上記圧搾膜を上記芯板の表面に被着するため上
    記周縁部における上記中央部側に位置する立上り壁(1
    15)に沿って固定される枠状の部材であって、上記芯
    板の表面に接触する裏面(123)側に形成され上記係
    合部と嵌合する係止部(124)と、上記中央部側に位
    置する内側側面(126)に開口して上記第1濾液通路
    に連通し少なくとも上記濾液を排出する第2濾液通路
    (127)とを有し、上記係止部と上記係合部とを嵌合
    させた状態にて上記立上り壁に沿って固定されることで
    上記圧搾膜を上記芯板の表面に被着する止め枠(12
    0)を備えたことを特徴とするフィルタプレスの圧搾
    板。
  2. 【請求項2】 上記係合部は凸形状又は凹形状であり、
    上記係止部は凹形状又は凸形状である、請求項1記載の
    フィルタプレスの圧搾板。
  3. 【請求項3】 上記止め枠が上記芯板に固定されたと
    き、上記止め枠の表面(122)が上記芯板の周縁部の
    表面(103c)と同一面である、請求項1又は2記載
    のフィルタプレスの圧搾板。
  4. 【請求項4】 フィルタプレスの圧搾板を構成する芯板
    (101)の中央部表面に対応して位置する圧搾膜中央
    部分が圧搾用流体にて膨張する、フィルタプレスの圧搾
    膜であって、 上記中央部分の周縁部分であって上記芯板の周縁部に沿
    って位置し、上記芯板の周縁部に沿って固定される枠状
    の止め枠(120)にて上記芯板に取り付けられる縁部
    分を有し、 上記縁部分には、上記止め枠に形成された係止部(12
    4)に係合する係合部(140)を備えたことを特徴と
    する圧搾膜。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137223A (ja) * 2003-11-19 2010-06-24 Actree Corp 汚泥の脱水乾燥装置
CN105233538A (zh) * 2015-10-28 2016-01-13 宁波旭明制药设备有限公司 压滤机用滤板组件
CN112125428A (zh) * 2020-10-19 2020-12-25 珠海格力电器股份有限公司 复合滤芯和净水机

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