JPH084098Y2 - 積層型のフイルタエレメント - Google Patents

積層型のフイルタエレメント

Info

Publication number
JPH084098Y2
JPH084098Y2 JP9912789U JP9912789U JPH084098Y2 JP H084098 Y2 JPH084098 Y2 JP H084098Y2 JP 9912789 U JP9912789 U JP 9912789U JP 9912789 U JP9912789 U JP 9912789U JP H084098 Y2 JPH084098 Y2 JP H084098Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end plate
outer frame
filter element
shaped
frame body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9912789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0338132U (ja
Inventor
富夫 属
隆 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP9912789U priority Critical patent/JPH084098Y2/ja
Publication of JPH0338132U publication Critical patent/JPH0338132U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH084098Y2 publication Critical patent/JPH084098Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は薬液などの精密過するための積層型のフ
イルタエレメントの改良に関する。
(従来の技術) 種々の医薬品や電子部品の生産に用いられる薬液や純
水またはガス体などを浄化するためのフイルタエレメン
トとしては、耐薬品性でサブミクロンオーダの過精度
が望まれているが、これに対応するものの一つとして、
これまでに第4図イ,ロに示すような積層型のフイルタ
エレメントが知られている。
すなわち、ポリ四弗化エチレンやポリプロピレンなど
の耐薬品性の合成樹脂からなり、中央に若干高目の環状
のボス部1aを備え、周縁部1bにボス部1aと同じ高さの複
数の突起状リブ4を有する円板状ディスク1の上下面に
は、中央ボス部1aから周縁部1bに向かって蛇行する山形
突部2aがボス部1aに連通する放射みぞ2bにより区分して
複数列形成されており、また、ディスク1の上下には上
記樹脂材からなる多孔質環状の膜状材3が配設され、
その内外周縁がディスク1の内外周部に溶着されるか、
または内周縁は上の材と下の材同士が溶着されるか
して取付けられ、このようなディスク1が多数積層さ
れ、その上下端に端板5,6が施され、それらが周縁のリ
ブ4の部分において溶着結合され、上端板5に設けられ
た出口筒部5aを容器7の取出し管7aにねじ込みなどによ
り交換可能に取付けるようになされている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来のフイルタエレメントは、ディス
クの周縁部のところどころに設けた突起リブの部分だけ
で全体を結合するようにしているため、容器への組付け
に際し、上部端板の出口筒部を取り出し管にねじ込みま
たは圧入によりエレメントに強い捩り力や引張力が作用
すると、剛性に乏しく、リブの結合が解けたり膜状材
が破損したりして、フイルタエレメントとして役に立た
なくなってしまう。
そこで、この考案は容器への組付けに当たり膜状材
に無理なく捩れや引張りが作用することなく、剛性を保
持して長期に使用できるフイルタエレメントを提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は、積層型のフイルタエレ
メントとして、上下に多孔質の膜状材を配設したディ
スクを所要数積層し、その上端には出口筒部を備えかつ
周縁に複数の放射状突片を設けた上部端板を施すと共
に、下端には複数の弧状リブを設けた下部端板を施して
ディスク積層体となし、該ディスク積層体をかご状の外
枠体に収容し、上記上部端板の放射状突片を外枠体の上
縁に設けた複数の起立耳片にそれぞれ係止させる一方、
下部端板の各弧状リブを外枠体の底部に設けた複数の長
孔にそれぞれ係合させたことを特徴としている。
(実施例) 第1図イはこの考案の一実施例の半部を切断した側面
を、同図ロは一部を切断した平面を示すが、円板状ディ
スク11は前記のようにポリ四弗化エチレンやポリプロピ
レンなどの耐薬品性の合成樹脂からなり、中央に若干高
目の環状のボス部11aを備えると共に周縁部11bにはボス
部11aと同じ高さの突起状リブ14を複数備え、上下面に
は、中央ボス部11aから周縁部11bに向って蛇行する山形
突部がボス部11aに連通する放射みぞにより区分されて
複数列形成されている。また、ディスク11の上下には上
記合成樹脂材からなる多孔質環状の膜状材13が配設さ
れ、その内外周縁をディスク11の内外周部に溶着する
か、または内周縁では上,下の材13同士を溶着するな
どして取付けられている。このようなディスク11が多数
積層され、その上下端に同材の端板15,16が施され、デ
ィスク積層体をなす。ディスク積層体はディスク11周縁
のリブ14の部分において溶着などの手段により一体に結
合されている。
ところで、第2図イは上部端板15を示すものであり、
中央には外周にねじ山を設けた出口筒部15a(これはね
じでなく、Oリングを設けて圧入タイプとすることもあ
る)を備えると共に周縁部には外端面15cを図のように
下すぼまりの斜面とするかまたは通常の起立面とした複
数の放射状突片15bが設けられている。
また、第2図ロは下部端板16を裏返して示すものであ
り、上記ディスク11が当接する中央部分は点線のように
肉厚に形成され、下面(図で上面)には周縁より若干内
側に当たる位置に下向きに突出する複数(図では4個)
の弧状の主リブ16aが円周方向に一定の間隔をおいて設
けられると共に更にその内側に間隔をおきかつ弧状リブ
16a同士の間隔をまたぐ状態に弧状の副リブ16bがそれぞ
れ設けられている。
更に、第3図イは上記ディスク積層体を収容すべき外
枠体17を示し、ディスク11と上記合成樹脂で複数の縦片
17aと横片17bとを組合せることにより、上面が解放され
側面に多数の窓孔を備えたかご状に形成され、最上段の
環状横片17b上には、上縁内面18aを下すぼまりに斜めに
した複数の門形の起立耳片18が縦片17aと位置をそごさ
せて設けられており、また、外枠体17の底部17cは第3
図ロのように環状をなし、外周縁と内周縁との間の板部
には上記下部端板16下面の主リブ16aを嵌合せるべき長
さがほぼ一致する弧状の長孔19が円周方向に主リブ16a
とほぼ同じ間隔で同じ数だけ形成されている。
しかして、前述のディスク11の積層体が上方から上記
かご状の外枠体17の中に挿入され、下部端板16下面の各
弧状の主リブ16aが外枠体底部17cの長孔19に第1図のよ
うにそれぞれ嵌合されると共に副リブ16bが内周縁に沿
って内側孔内に嵌挿され、それと同時に上部端板15周縁
の各突片15bが、その端面15cと外枠体17上の各門形耳片
18の上縁傾斜内面18aとの摺動関係により各耳片18を外
方に押広げつつそこにスナップ式に入り込んで係合し、
第1図のようにディスク積層体を外枠体17で包被したフ
イルタエレメントが形成される。
そして、容器への組付けに当たっては、上部端板15上
の出口筒部15aが上容器20の取出し管20aの内面に設けた
ねじ溝にねじ込みまたは圧入により交換可能に連結さ
れ、次いで、下半部が下容器21内に挿入され、上下の容
器20,21が気密に取付けられる。
この場合、ディスク積層体はかご状の外枠体17で包被
され、上部端板15周縁の複数の放射状突片15bが外枠体1
7上の複数の耳片18に係止すると共に下部端板16下面の
複数の弧状主リブ16aが枠体底部の複数の弧状長孔19に
係合して枠体と一体化されているので、ねじ込みや圧入
による回転方向または上下方向の力が作用しても、それ
らは外枠体17に受持たれ、ディスク積層体のリブ結合部
には負担がかからない。また、この際には下部端板16下
面の主副リブ16a,16bが下容器21底部の起立リブ22にの
って保持される。使用時には、下容器21の入口管21aか
ら被処理流体がケース中に送り込まれ、その流体はフイ
ルタエレメントの周囲部から外枠体17の窓孔を通じて各
ディスク11間の隙間に入り、膜状材13を横切ることに
より浄化されて中心部に流れ、出口筒部15aおよび取出
し管20aを通って外部に取り出される。
(考案の効果) 以上のようにこの考案は、上下に多孔質の膜状材を
配設したディスクを積層する形式のフィルタエレメント
として、ディスク積層体をかご状の外枠体に収容し、そ
の上部端板に設けた複数の放射状突片を外枠体と縁の起
立耳片にそれぞれ係止させる一方、下部端板の下面に設
けた複数のリブを外枠体底部の長孔にそれぞれ係合させ
たので、容器への組付けに当たり、エレメントに捩れや
上下方向の力が作用したにしても、それらの力は剛性の
ある外枠体で受けることができ、ディスク積層体には何
ら負担がかからず、ディスク離れによるシール性を破っ
たり、膜状材を損傷したりする恐れがなく、安定して
使用することができ、しかも、使用時にポンプなどの停
止により逆圧がかかったにしても、膜状材の膨張破損
を防ぐとこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イはこの考案の実施例の半断面側面図。 同図ロは一部を切断したその平面図。 第2図イは上部端板の斜視図。 同図ロは下部端板を裏返した斜視図。 第3図イは外枠体の斜視図。 同図ロは第3図イのX−X線に沿った底部の斜視図。 第4図イは従来品の断面図。 同図ロはそのディスクの一部の斜視図。 図中、 11……ディスク、13……材、14……リブ、15……上部
端板、15a……出口筒部、15b……突片、16……下部端
板、16a……主リブ、16b……副リブ、17……外枠体、17
a……縦片、17b……横片、17c……底部、18……起立耳
片、19……長孔、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に多孔質の膜状材を配設したディス
    クを所要数積層し、その上端には出口筒部を備えかつ周
    縁に複数の放射状突片を設けた上部端板を施すと共に、
    下端には複数の弧状リブを設けた下部端板を施してディ
    スク積層体となし、該ディスク積層体をかご状の外枠体
    に収容し、上記上部端板の放射状突片を外枠体の上縁に
    設けた複数の起立耳片にそれぞれ係止させる一方、下部
    端板の各弧状リブを外枠体の底部に設けた複数の長孔に
    それぞれ係合させてなる積層型のフィルタエレメント。
JP9912789U 1989-08-28 1989-08-28 積層型のフイルタエレメント Expired - Fee Related JPH084098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9912789U JPH084098Y2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 積層型のフイルタエレメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9912789U JPH084098Y2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 積層型のフイルタエレメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0338132U JPH0338132U (ja) 1991-04-12
JPH084098Y2 true JPH084098Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=31648188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9912789U Expired - Fee Related JPH084098Y2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 積層型のフイルタエレメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084098Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0338132U (ja) 1991-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0285031B1 (en) Improved separator for cell type fiter cartridges
US4369112A (en) Filter device
US7175761B2 (en) Fluid filter assembly
US6692639B1 (en) Stacked conical filtration or separation apparatus
GB1564488A (en) Gasket arrangement for membrane separation apparatus
JPS6038168B2 (ja) 高強度ねじ込みフィルタ
US4871456A (en) Stacked filter cartridge with porous filter support
AU603734B2 (en) Filter cartridge assembly and method of making
JPH084098Y2 (ja) 積層型のフイルタエレメント
US4774000A (en) Submicron disc filters
US6306300B1 (en) Filter cartridges and filter cells
JPH0753698Y2 (ja) 積層型のフィルタエレメント
JPS5926113A (ja) 「ろ」過エレメント組立体
JPS6218250Y2 (ja)
JP2504297Y2 (ja) 積層型のフイルタエレメント
JP2003290610A (ja) 積層型フィルタモジュール
JPH0422813Y2 (ja)
JPH0337703Y2 (ja)
JPS644417Y2 (ja)
JPH0628177Y2 (ja) 蛇腹式積層型の▲ろ▼過エレメント
JPH0337709Y2 (ja)
JPH0337704Y2 (ja)
JP3066008B1 (ja) 濾過装置
JPH0337700Y2 (ja)
JPH044816Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees