JPH04227744A - 酸化抵抗性エチレン−ビニルアルコールポリマー組成物 - Google Patents

酸化抵抗性エチレン−ビニルアルコールポリマー組成物

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JPH04227744A
JPH04227744A JP3136929A JP13692991A JPH04227744A JP H04227744 A JPH04227744 A JP H04227744A JP 3136929 A JP3136929 A JP 3136929A JP 13692991 A JP13692991 A JP 13692991A JP H04227744 A JPH04227744 A JP H04227744A
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JP
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ethylene
vinyl alcohol
calcium
weight
acid
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Application number
JP3136929A
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English (en)
Inventor
Ronald L Saxton
ロナルド・ルサー・サクストン
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L29/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical; Compositions of hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08L29/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
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    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、酸化的および熱的劣化およびゲ
ル化に対して改良された抵抗を示す、エチレン−ビニル
アルコールコポリマーの組成物に関する。
【0002】形成したばかりのエチレン−ビニルアルコ
ールコポリマー(EVOH)は、ある応用のために適切
な熱的または酸化的安定性をもたないことがある。EV
OH樹脂の溶融粘度は経時的に増加し、そして増加速度
は温度とともに増加することはしばしば観測される。こ
の作用は、より高い温度における、洗浄からの残留酸の
強度が増加することから生ずると推定される。酸はEV
OH中の架橋を触媒し、強い鉱酸、例えば、HClはこ
とに効力がある。また、自発的脱ヒドロキシ反応が高温
において起こり、鎖間の結合に導くことがある。生ずる
粘度の増加は、究極的に、溶融したポリマーのゲル化ま
たは鹸化を引き起こすことがある。このような挙動は、
処理装置の金属表面を相互作用し、変色し、分解したポ
リマーのワニス様層でコーティングさせる。この層の堆
積は押出機のスクリューに要求されるトルクを徐々に発
生させそして、剥げ落ちるとき、押出された生成物中に
ゲル粒子が時々出現する。さらに、溶融したEVOHが
、例えば、押出機の供給口および通気口を通して、酸素
に暴露されると、ポリマーは急速に暗色化しそして架橋
っして黄褐色のゲルになる。このゲル化はわずかに10
〜20分で起こることがある。これらの問題の結果、比
較的低い溶融加工温度(210〜230℃)はEVOH
ポリマーの加工のために推奨されそして、そのそときで
さえ、このような問題は存在しうる。
【0003】EVOHの熱的および酸化的安定性を増加
する方法を発見することが非常に活発に行われてきてい
る。南アフリカ特許出願第86/07151号(英国特
許出願第2,182,334号)は、EVOHおよびポ
リプロピレン樹脂または主鎖または側鎖にカルボニル基
を有する熱可塑性樹脂の組成物からなる容器を開示して
いる。樹脂混合物は、アルカリ土類金属の水酸化物また
は高級脂肪酸塩および酸化防止剤を混入することによっ
て、ゲル化、変色、およびガスバリヤー性質の減少に対
して安定化される。高級脂肪酸塩は、10〜26個の炭
素原子を有する飽和または不飽和の脂肪酸のバリウム、
カルシウム、またはことにマグネシウム塩を包含する。 10個より少ない炭素原子を有する脂肪酸の塩の開示は
存在しない。立体障害されたフェノールは好ましい酸化
防止剤である。
【0004】米国特許第4,704,423号は、チー
グラータイプ触媒のために残留塩素を含むオレフィン樹
脂、加水分解されたエチレン−酢酸ビニルのコポリマー
、およびハイドロタルサイト化合物の混合物からなり、
加工の間の減少したゲル形成を示す、成形物品を開示し
ている。この組成物は、必要に応じて高級脂肪酸、こと
にステアリン酸の金属塩、および通常添加剤、例えば、
安定剤を含有する。高級脂肪酸は12個以上の炭素原子
を有するものである;低分子量の酸の塩およびこのよう
な塩と酸化防止剤との組み合わせの開示は存在しない。
【0005】日本国特許出願昭64−69653号(お
よびその同族の出願平01−069653号)および欧
州特許出願第0  308  703号は、0.005
〜0.05重量%の第II族の金属の塩、0.002〜
0.2重量%の3.5またはそれ以上のpKa値および
180℃またはそれ以上の沸点をもつ酸性物質、0.0
1〜0.2重量%の3.5またはそれ以上のpKa値お
よび120℃またはそれ以下の沸点をもつ酸性物質およ
び0.01〜1重量%のエステルを含有するヒンダード
フェノールを含有するEVOH組成物を開示している。 高い沸点の酸はカプリル酸である;低い沸点の酸は、ギ
酸、アセト酢酸、または好ましくは酢酸であることがで
きる。塩はベリリウム、マグネシウム、カルシウム、亜
鉛、およびバリウム−炭酸塩、硫酸塩、リン酸塩、塩化
物、または酢酸塩を包含する。すべての実施例は、1成
分として酢酸またはその塩を含むように思われそしてよ
り高い沸点の酸の金属塩を使用するという教示は存在し
ない。組成物は、ゲル化を伴ない成形品を生ずる。
【0006】日本国特許出願昭62−143954号は
、鹸化し、酸、好ましくは酢酸/H3PO4で処理した
エチレン−ビニルアルコールコポリマー、および多塩基
酸、好ましくはリン酸のカルシウムまたはマグネシウム
塩を開示している。処理したコポリマーは高い熱安定性
を有する。
【0007】日本国特許出願昭54−87783号は、
ポリオレフィン(酸または無水とグラフトした)の層と
それにラミネートされたエチレン−ビニルアルコールコ
ポリマー、ポリアミド樹脂、ポリエステル、または炭化
水素の合成エラストマーの層との間の接着性質を改良す
る方法を開示している。フェノールの酸化防止剤および
7〜23個の炭素原子を有する高級脂肪酸塩、とくにカ
ルシウムのラウレート、またはステアレートをポリオレ
フィン層または両者の層に添加する。実施例はポリオレ
フィン中に存在する塩を示す。
【0008】日本国特許出願昭63−286459号は
、エチレン−ビニルアルコールコポリマーおよびヒンダ
ードフェノール基を有するアミドとの組成物を開示して
いる。例示された組成物は、220℃および90rpm
で混練するとき、トルク上昇の速度が1.5kg−cm
/分になるまでに75分を要し、これに比較して代わり
にBHTを含有する組成物は6分を要する。ある種の脂
肪族カルボン酸の塩の使用の開示は存在しない。
【0009】米国特許第3,926,876号は、エチ
レン−ビニルアルコールコポリマー、5〜50部のハロ
オルガノ化合物、0.2〜10部の金属石鹸、および0
〜30部の三酸化アンチモンの火炎抵抗性樹脂成形品を
開示している。金属石鹸はアルカリ金属以外の脂肪酸の
金属塩、例えば、ある種のステアリン酸塩、ラウリン酸
塩およびリシノレエートである。ヒンダードフェノール
系酸化防止剤または低級酸の塩の添加の開示は存在しな
い。
【0010】米国特許第4,753,760号は、滑剤
を含有するメタノールまたは水−メタノール中のエチレ
ン−ビニルアルコールコポリマーの溶液をストランドに
押出し、ストランドを切断およびペレット化する、エチ
レン−ビニルアルコールコポリマーの鹸化された生成物
のペレットを製造する方法を開示している。滑剤は、例
えば、エチレンビス−スアリルアミドまたは脂肪酸の金
属塩、例えば、ステアリン酸カリウムである。3〜9個
の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の塩または酸化的
の添加の開示は存在しない。
【0011】本発明は、高温における酸化性ゲル形成に
対して改良された安定性を示しならびに経時的溶融粘度
の増加がほぼゼロまたはマイナスであるを示す組成物を
提供する。この組成物は: (a)少なくとも約95%の鹸化度を有する、エチレン
および約90〜約50重量%のビニルアルコール部分の
少なくとも1種のコポリマー、 (b)3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の
少なくとも1種の1価または2価の金属塩  約0.0
1〜約0.5重量%、および (c)少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化防
止剤  約0.05〜約0.5重量%、から本質的に成
る。
【0012】好ましい実施態様において、組成物は、さ
らに、約0.05〜約0.5重量%のステアリン酸の2
価の金属塩からなる。
【0013】本発明は、さらに、工程:(a)少なくと
も約95%に鹸化された、エチレンおよび約90〜約5
0重量%の共重合したビニルアルコール部分の少なくと
も1種のコポリマーを準備し、そして(b)前記コポリ
マーを、 (i)3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の
少なくとも1種の1価または2価の金属塩  約0.0
1〜約0.5重量%、および (ii)少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化
防止剤  約0.05〜約0.5重量%と溶融配合する
、ことからなる、酸化性ゲル形成に対するエチレン−ビ
ニルアルコール樹脂の安定性を改良する方法からなる。
【0014】本発明は、特別に選択された安定剤の組成
をもつエチレン−ビニルアルコール組成物を包含する。 本発明において有用なEVOH樹脂は、約50〜約90
重量%、ことに約60〜約80重量%の共重合したビニ
ルアルコール含量を有する樹脂を包含する。ビニルアル
コール部分が約85〜90%より多いコポリマーは押出
が困難である傾向があり、一方約ビニルアルコールが4
0または50%より少ないものは酸素バリヤーの性能が
減少し、そのため多数の重要な応用におけるポリマーの
有用性に欠ける。これらのポリマーは少なくとも約90
%、好ましくは少なくとも約95%、そして最も好まし
くは少なくとも約98%、すなわち、実質的に完全な鹸
化度を有するであろう。約90%より小さい鹸化度は劣
った酸素バリヤー性質を生ずる。エチレン−ビニルアル
コールコポリマーは、任意の成分として、他のオレフィ
ン、例えば、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1ま
たは4−メチルペンテン−1をコポリマーの固有の性質
を変化させない量で、すなわち、通常コポリマーに基づ
いて約5モル%までの量で含むことができる。これらの
エチレン−ビニルアルコールポリマーの融点は、一般に
約160℃〜190℃の間である。
【0015】エチレン−ビニルアルコールコポリマー(
EVOH)は、典型的には、前駆体ポリマー、例えば、
エチレン酢酸ビニルから製造され、この前駆体ポリマー
はメタノール溶液中に入れられ、そして塩基性触媒、例
えば、ナトリウムメトキシドまたは水酸化ナトリウムの
添加によりエステル交換反応に付される。エチレン−ビ
ニルアルコールポリマーへの所望の高い程度の転化が達
成されたとき、触媒をわずかに過剰の酸、例えば、酢酸
の添加により中和し、そして反応溶液を水または弱いア
ルコール−水の溶液との混合または接触によりEVOH
を沈澱させる。生ずる多孔質粒子をスラリーから濾過し
、そして乾燥前の最後の洗浄工程においてある種の弱い
水性酸でpH4〜5に酸性化した水で洗浄することによ
って、精製してアルコールおよび塩の副生物(例えば、
酢酸ナトリウム)を除去する。
【0016】この合成ルートの変法はこの分野において
よく知られている;これらの変法は以下の実施例におい
てより詳しく記載されている。
【0017】本発明において有用な安定剤組成物は、少
なくとも2つの成分からなる:選択したカルボン酸の塩
、およびヒンダードフェノール系酸化防止剤。ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤は、OH官能性に対してオル
トに位置する立体的にかさのある置換基をもつフェノー
ル基により特徴づけられるクラスの酸化防止剤の1また
は2以上であることができる。このような酸化防止剤は
、種々の商品名で販売されている。適当な酸化防止剤は
、次のものを包含する:4,4’−チオ−ビス(6−t
−ブチル−m−クレゾール)、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−t−ブチル−5−ヒド
ロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス(メチレン(3
,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメ
ート)メタン、オクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、N,N’−ヘキ
サメチレン−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナムアミド)、N,N’−トリメチレ
ン−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナムアミド)、およびヘキサメチレン−ビス(
6−t−ブチル−m−クレゾール)。
【0018】ヒンダードフェノール系酸化防止剤の量は
、存在するポリマーの合計量に基づいて、約0.05〜
約0.5重量%、好ましくは約0.10〜約0.3重量
%である。
【0019】安定剤組成物の他の成分は、1価または2
価の金属および3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カル
ボン酸の塩である。塩の金属成分は、とくに限定されな
い;適当な金属はカルシウム、マグネシウム、鉛、マン
ガン、スズ、ナトリウム、およびカリウムを包含する。 カルシウム、マグネシウム、および亜鉛は好ましく、そ
してカルシウムはとくに好ましい。3〜9個の炭素原子
を有する脂肪族カルボン酸は好ましくは飽和、不飽和の
モノカルボン酸であり、そしてプロピオン酸、n−酪酸
、イソ酪酸、n−ペンタン酸、n−ヘキサン酸、n−ヘ
プタン酸、n−オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、n
−ノナン酸、およびそれらの混合物を包含する。酢酸の
塩は本発明において有用ではなく、そして9個より多い
炭素原子を有する酸の塩は漸進的に有用さに劣ってくる
。単一の酸の塩に加えて、種々のこのような酸の混合物
は商業的に入手可能であり、そして非常に適当である。 好ましい酸は3〜8個、ことに4〜8個の炭素原子を有
するものである。コストおよび有効性により、オクタン
酸カルシウムは特別に好ましい塩である。必要に応じて
、異なる分子量の酸の塩の混合物を使用して、所望の安
定化効果を達成することができる。
【0020】前述の塩の量は、組成物のポリマー成分の
約0.01〜約0.5重量%であるべきである。好まし
い量は、ある程度まで、塩の酸成分の同一性および分子
量に依存するであろう。異なる用語で表現すると、組成
物は約0.5〜約15μモル(マイクログラムモル)/
g、好ましくは約1〜約7μモル/g、最も好ましくは
約2〜約4μモル/gの塩を含有すべきである。これら
の範囲より下では、本発明の有効性はそれほど明瞭に表
われない;これらの範囲より上では、追加の利益は見ら
れない;事実、塩の粘度を減少する作用はより高い濃度
において厳しくなることがある。
【0021】本発明の1つの実施態様において、高級脂
肪酸の塩はまた存在する。高級脂肪酸は約14〜約22
個の炭素原子を有するもののいずれであることもでき、
そして中和性の金属イオンは上に列挙したもののいずれ
であることもできる。このような塩の量は好ましくは0
.05〜0.5重量%である。とくに、少量のステアリ
ン酸塩、とくにステアリン酸カルシウムの添加は所望の
結果を与えることができることが発見された。
【0022】上の成分に加えて、追加の添加剤、例えば
、充填剤などは、それらが本発明の機能を妨害しないか
ぎり、それらの通常の機能のために添加することができ
る。このような添加剤は、ガラス繊維または微小球、タ
ルク、粘土、雲母、滑剤(例えば、エチレンビス−ステ
アルアミド、ポリエチレンワックス、イオノマーワック
ス)および顔料を包含することができる。
【0023】本発明の安定剤のパッケージの添加は、溶
融している間の粘度の増加に対する抵抗を改良し、それ
ゆえゲル化の接着物およびゲル粒子の究極的形成に対す
る抵抗を改良する。金属塩およびヒンダードフェノール
系酸化防止剤の両者は、この改良を完全に得るために必
要であると思われる。さらに、金属塩のカルボン酸の炭
素鎖の長さは重要である;2個の炭素原子を有する酢酸
の塩はとくに有効ではない。同様に、ギ酸の塩は有用で
はないと信じられる;こうして、それらは本発明の一部
分ではない。好ましくは、組成物はこのような塩を実質
的に含有しない、すなわち、それらは、存在するとして
も、約0.015重量%より少ない量で存在して、好ま
しい塩の作用を妨害しないようにする。改良は4〜8個
の炭素原子を有する塩において最も顕著であり、そして
約10個より大きい炭素鎖について大きく減少する。好
ましい組成物において、高温における酸化性ゲルの形成
は約3g/m2より少なく、そしてとくに好ましい組成
物において、約0.7g/m2より少ない(実施例に記
載するように測定して)。そして非安定化EVOHの溶
融粘度は経時的に250℃において劇的に増加するが、
好ましい場合において、本発明の組成物は、34分後、
10分におけるそれのわずかに0.4〜1.4倍である
粘度を示す;より好ましい場合において、この粘度比は
約0.6〜1.1である;そして最も好ましい場合にお
いて、この比はわずかに1.0より小さい。
【0024】本発明の組成物は、コポリマーを添加剤の
パッケージと押出機または他の適当な装置において溶融
配合することによって容易に調製される。好ましくは、
添加剤の粉末をEVOH粒子に少なくとも大きいスケー
ルで乾式配合により、EVOHの溶融前に、添加しかつ
それと混合して、すべてのポリマーの劣化を最小にすべ
きである。あるいは、添加剤をマスターバッチにより供
給し、これにより脂肪族カルボン酸の金属塩およびヒン
ダードフェノール系酸化防止剤を最終生成物と相溶性で
あるキャリヤー樹脂中で予備配合することができる。こ
のマスターバッチのペレットまたは溶融物をEVOH組
成物に添加し、そして2成分を溶融状態で一緒に混合す
ることができる。
【0025】本発明の組成物は、同時押出しされたプラ
スチック構造体、例えば、多層フィルムおよびそれから
熱成形された容器、多層フィルム、パイプ、チューブ、
および吹込成形された物品、および射出成形、コラミネ
ートおよび押出コーティングにより形成された多層構造
体において、酸素バリヤー層および/またはフレーバー
バリヤー層を提供するとき有用である。
【0026】
【実施例】実施例1〜31 本発明において低級アルキルカルシウムアルカノエート
の種々の濃度の作用を研究した。これらの実施例および
比較例(文字「C」により示す)の各々について、前駆
体のエチレンビニルアルコールのコポリマーから塩基を
触媒とするアルコーリシスにより調製したエチレンビニ
ルアルコールの試料を使用した。この樹脂は30モル%
(21重量%)のエチレン含量、99%より大きい加水
分解度および8.6dg/分のメルトフローインデック
ス(メルトインデクサー装置により210℃において2
160gの重りを使用して測定した)を有した。この樹
脂の湿分は1.5%であり、そして11ppmのナトリ
ウムを含有した。この樹脂の一部分を表Iに記載するよ
うな添加剤と配合した。この表および引き続く表におい
て、次の略号を使用する:   Al013  =アルミニウムオレエート3塩基性
  AlSt1  =アルミニウムステアレート1塩基
性  AlSt2  =アルミニウムステアレート2塩
基性  CaSte  =カルシウムステアレート  
CaAce  =カルシウムアセテート1水和物  C
aPro  =カルシウムプロピオネート  CaBu
t  =カルシウムn−ブチレート3水和物  CaH
ex  =カルシウムn−ヘキサノエート  CaHe
p  =カルシウムn−ヘプタノエート  CaOct
  =カルシウムn−オクタノエート(カプリレート)
  Ca2EH  =カルシウム2−エチルヘキサノエ
ート  CaNon  =カルシウムn−ノナノエート
(ペラルゴネート)  CaDod  =カルシウムド
デカノエート(ラウレート)  CaBen  =カル
シウムベンゾエート  CaAsc  =カルシウムア
スコルベート  KPal    =カリウムパルミテ
ート  KSte    =カリウムステアレート  
K2EH    =カリウム2−エチルヘキサノエート
  KiVal  =カリウムイソバレレート(2−メ
チルブチレート)  MgACe  =マグネシウムア
セテート4水和物  MgBut  =マグネシウムブ
チレート  MgCar  =マグネシウムカーボネー
トMgCO3・Mg(OH)2・3H2O   MgSte  =マグネシウムステアレート  M
nBut  =マンガンブチレート  MnGlp  
=マンガングリセロホスフェート  MnOct  =
マンガンオクタノエート  MnSte  =マンガン
ステアレート  MnCit  =マンガンシトレート
  MnGlu  =マンガングルコネート  NaO
ct  =ナトリウムオクタノエート(カプリレート)
  NaSte  =ナトリウムステアレート  Na
Hep  =ナトリウムヘプタノエート  PbSte
  =鉛ステアレート   SnOct  =スズオクタノエート  SnSt
e  =スズステアレート  SnOle  =スズオ
レエート   ZnAce  =亜鉛アセテート2水和物  Zn
Pen  =亜鉛ペンタノエート(バレレート)2水和
物  ZnOct  =亜鉛オクタノエート(カプリレ
ート)  ZnSte  =亜鉛ステアレートEtx3
30=エチル・コーポレーション(Ethyl  Co
rportion)からの「エタノックス(Etano
x)」330、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−t−ブチル−5−ヒドロキシベンジル
)ベンゼン HostVP=ホスタノックス(HostanoxR)
VP  ZNCS1、亜鉛カルバメート、Zn((C9
H19)2NCS)2 Ir1098=チバ・ガイギー(Ciba  Geig
y)からのイルガノックス(IrganoxR)109
8、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド)Ir
  259=イルガノックス(IrganoxR)25
9、ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナメート)Ir1010=イ
ルガノックス(IrganoxR)1010、テトラキ
ス(メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シヒドロシンナメート)メタンIr1024=イルガノ
ックス(IrganoxR)MD−1024、1,2−
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ
シンナモイル)ヒドラジンIr1425=イルガノック
ス(IrganoxR)1425、カルシウムビス(モ
ノエチル(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ホスホネート)Sant  R=モンサント(
Monsant)からのサントノックス(Santon
oxR)R、4,4−チオ−ビス(6−t−ブチル−m
−クレゾール)BHT      =ブチル化ヒドロキ
シトルエン。
【0027】これらの実施例において、樹脂の2.27
kgの試料をポリエチレンのバッグの中に秤量して入れ
た。他方の示した成分を示した量でバッグの中にふりか
けて入れた。この混合物を膨らませたプラスチックバッ
グを震盪および回転することによって乾式配合した。次
いで、生ずるブレンドを、ストランドのダイおよびスト
ランドグラニュレーターを装備したワーナー・アンド・
プフレイデレル(Werner  &  Pfleid
ererR)ZSK−30二軸スクリュー押出機を使用
して押出した。押出の間、溶融物37kPa(11イン
チHg)の真空において脱蔵した。配合した樹脂の切断
したペレットをポリプロピレンのびんの中にパッケージ
ングして、湿分の吸収を防止した。
【0028】各試料の250℃における粘度−時間の挙
動を、一定速度のピストン型レオメーター[カイェ−ネ
ス(Kaye−Nessから)中で決定した。レオメー
ターに10gの樹脂を供給した;3分の溶融時間後、供
給物を0.5mm(0.02インチ)の直径、10mm
(0.4インチ)の長さのオリフィスを通して34分間
ゆっくり押出した。剪断速度は約188sec−1であ
った。粘度の5つの値を6分の等しい時間間隔でプリン
トアウトし、そして34分における値対10分における
それの比(η34/η10、または「粘度の比」)を計
算した。この比について1.0の値は粘度の変化ないこ
とを示すであろう。この比の値を実施例の各々について
表Iに報告する。
【0029】各実施例についての酸化性ゲルの形成の程
度を定量的に決定した。約0.25mm(10ミル)の
厚さおよび13cm(5インチ)の直径のフィルムの円
形の試料を,コントロールした雰囲気のチャンバー内の
プレスのプレートの間に配置した。(このチャンバーは
、プレスの底面上のアルミニウムはくのシート上に静置
する、バイトン(VitonR)フルオロエラストマー
(デュポン)の140mmの直径のOリングから成って
いた;入口および出口は注射器の針でOリングに孔開け
することによって形成した。)チャンバーに窒素をパー
ジし、このときプレスを220℃に加熱した。次いで、
空気を加熱したチャンバーに通過させて、溶融した樹脂
の上表面と20分間接触させた。20分の終わりにおい
て、チャンバーを再び窒素でパージし、そのときプレス
を周囲温度に冷却した。フィルム試料の中に形成したゲ
ルの量を、全体の試料を加熱して50%の水性イソプロ
パノール中に溶解することによって決定した。熱溶液を
風袋を計った200メッシュ(74μm)のステンレス
鋼の直径63.5mmのスクリーンを通して濾過しそし
て、乾燥後、スクリーン上の溶解しないゲルの重量を決
定した。ゲルの量を、暴露したフィルムの表面積の1m
2当たりのグラム数で表Iに報告する。より酸化抵抗性
の組成物のあるものについて、匹敵する30分の試験を
使用した。
【0030】表Iの結果が示すように、非安定化樹脂は
約27.7g/m2の酸化性ゲルの形成を示す。伝統的
なヒンダードフェノール系酸化防止剤の添加は、有意の
改良を提供しない。ステアリン酸カルシウムまたはステ
アリン酸カルシウムと酢酸カルシウムとの混合物のそれ
以上の添加は、ほんのわずかの改良を提供する。しかし
ながら、フェノール系酸化防止剤、ステアリン酸カルシ
ウム、および3〜9個の炭素原子を有するカルボン酸の
カルシウム塩の組み合わせを包含する組成物は、0.0
6g/m2程度に少ない値またはそれよりすぐれた値へ
の、酸化性ゲルの形成の有意の減少を示す。この改良は
、一般に、約3μモル/gにおいてより少ないカルボン
酸カルシウム塩が存在するとき、より大きい;2μモル
/gへのより低いレベルにおいて、改良はより少ないが
、なお非常に有意である。最良の結果はC3−C6酸の
塩を使用するとき得られる;カルシウムドデカノエート
は、この塩のより低い濃度において、ゲル形成の減少は
顕著さに劣るので、酸の炭素鎖の長さによる上限または
それを越えるように思われる。結果が、また、示すよう
に(比較例C6)、フェノール系酸化防止剤をオクタン
酸カルシウム(カルシウムオクタノエート)系から除去
するとき、ゲルの形成はほとんど30倍で増加する。こ
うして、これらの実施例において、酸化的ゲル化に対す
る抵抗を与えるのは、カルシウムアルカノエートとフェ
ノール系酸化防止剤との組み合わせである。3〜9個の
炭素原子鎖長さの脂肪族酸のある種の金属塩とフェノー
ル系酸化防止剤との間の明らかな相乗性は、予期せざる
発見である。
【0031】また、結果が示すように、本発明の組成物
は、非安定化EVOH樹脂と比較して、および多くの場
合においてフェノール系酸化防止剤およびステアリン酸
カルシウムで安定化した樹脂と比較して、改良された粘
度比を示す。いくつかの実施例は、1.1より小さいま
たはさらに1.0より小さい粘度比を示す。カルシウム
ヘプタノエートはこの目的に最も効果的な添加剤である
と思われるが、C3−C9脂肪族酸の塩は有用な作用を
示す。
【0032】こうして、本発明はきわめてすぐれた酸化
的ゲルに対する抵抗および時間の関数としてほとんど任
意の所望の粘度の挙動を有する組成物を配合する能力を
提供する。
【0033】
【表1】
【0034】実施例32〜66 1系列の実験を前述の条件下に実施して、フェノール系
酸化防止剤の量および同一性を変化する効果を探査した
。組成物および結果を表IIに示す。
【0035】結果が示すように、種々のヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤は適当なタイプおよび濃度のカルシ
ウムアルカノエートと組み合わせて比較的よい性能を示
す。1つの実施例(60)において、イルガノックス(
IrganoxR)1010は他のものより効果が低か
った。1000ppm程度に低いフェノール系酸化防止
剤の濃度は有効であるように見える。また、実施例41
、43および46から理解されるように、ステアリン酸
カルシウムの存在は必須ではない。比較例C58は1つ
の実施態様を示し、ここで酢酸カルシウムは酸化性ゲル
の形成の防止に適度に有効であるが、この実施例の粘度
の比は有意に改良されない。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】実施例67〜102 カルシウムの代わりに他の金属の匹敵する塩を使用する
効果を決定する、いくつかの実験を実施した。これらの
実験において使用したこれらの組成物は、表IIIに記
載する。
【0039】結果が示すように、亜鉛、マグネシウム、
スズ、マンガン、鉛、カリウムおよびナトリウムの化合
物は、また、本発明において有効である。ある金属につ
いて、ステアリン酸塩単独の使用は多少の酸化防止の保
護を提供するが、これは一般に低級アルカノエートがま
た存在するとき増加する。亜鉛およびマグネシウムの酢
酸塩は高級アルカノエートより効果が非常に劣ることは
注目に値する。スズおよび鉛はフェノール系酸化防止剤
とともに有意の相乗性を示すが、また、多数の応用に対
する望ましさが低いような極端な溶融粘度の減少を生成
する。マグネシウムは過度の粘度の損失に対する傾向を
示すが、その程度は低い。対照的に、1価のカチオン(
NaおよびK)は粘度のコントロールの比較的低い能力
を示す。マンガンのブチレートおよびオクトエート(2
−エチルヘキサノエート)は、酸化防止剤の不存在下で
さえ、酸化的ゲルに対するきわめてすぐれた保護を提供
するが、要求される低いレベルにおいて粘度への効果は
ほとんど示さない。
【0040】アルミニウムのステアレートおよびオレエ
ートまたはホスタノックス(HostanoxR)VP
は利益を与えない。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】比較例103〜119 これらの比較例は、表IVに示し、低級アルキルアルカ
ノエート以外の塩の使用を例示する。低級アルカノエー
トのの代わりにマグネシウム水酸化物を使用すると、粘
度は望ましくないほどにひどく減少し、そしてより長い
暴露時間(30分)における許容されえないゲルの形成
を防止することができない。マグネシウム水酸化物の量
を減少して粘度のコントロールをよりよくするとき(C
107およびC108)、酸化性ゲルの形成の量は許容
されえないレベルに増加し、こうして粘度のコントロー
ルおよび酸化的ゲルの減少は得ることができない。こう
して、マグネシウム水酸化物はブレンドまたは再粉砕す
る場合におけるEVOHの簡単な蒸解に有用であるが、
純粋なEVOH樹脂の安定化のための有用な試薬ではな
い。例示する他の材料は、また、一般に不満足な結果を
与えた。MnCO3はコンパウンドに黄褐色を付与し、
そして粘度の増加のコントロールを提供しなかった。
【0044】
【表6】
【0045】a、カエ−ネス(Kaye−Ness)レ
オメーターにより10分で観測された低い粘度。
【0046】b、カエ−ネス(Kaye−Ness)レ
オメーターにより16分で観測された低い粘度。
【0047】c、黄褐色。
【0048】d、フィルムは褐色の斑点を発現し、これ
は多分グルコネート部分のカルメル化(carmeli
zation)から生じたのであろう。
【0049】実施例120〜125 上に報告したものに類似する実施例を、異なるエチレン
ビニルアルコールのコポリマーを使用する実施した。こ
れらの実施例において使用したポリマーは、対応するエ
チレン酢酸ビニルのコポリマーの水酸化ナトリウムの鹸
化により調製した。ポリマーは黄色がかった色を有し、
多少の不飽和が比較的激しい鹸化反応の条件下ににより
導入されたことを示した。このポリマーは30.3モル
%のエチレン含量、6.7dg/分のメルトフローイン
デックス、184℃の融点を有した。それは1.04%
の非加水分解酢酸ビニル部分および24ppmの残留ナ
トリウムを含有した。この樹脂は劣った安定性を示した
:粘度はカエ−ネス(Kaye−NessR)レオメー
ター中で24分試験期間にわたってほぼ2倍になった。 表Vにおける結果は表Iの前の実施例からの結果と一致
するが、改良は検査した濃度において顕著ではなかった
。酸化防止剤の「イルガノックス(Irganox)」
1098の単独の使用は無効であったが、カルシウムア
ルカノエートと3つの異なる酸化防止剤のいずれかとの
組み合わせは酸化に対する実質的な保護を与えた。
【0050】実施例126〜131 同一の水酸化ナトリウムの鹸化法により調製した第3の
エチレンビニルアルコールのポリマーを使用して、同様
な試験を実施した。ポリマーは顕著な黄色を有した。こ
のポリマーは42モル%のエチレン含量、14.5dg
/分のメルトフローインデックス、および160℃の融
点を有した。それは0.83%の非加水分解酢酸ビニル
部分および13ppmの残留ナトリウムを含有した。表
VIの結果は前の実施例からの結果と一致するが、酸化
の抵抗の改良は検査した濃度において顕著ではなかった
【0051】
【表7】
【0052】実施例132〜165 同一の水酸化ナトリウムの鹸化法により調製したエチレ
ンビニルアルコールのポリマーを使用して、同様な試験
を実施した。このポリマーは、また、黄色を有した。ポ
リマーは31.3モル%のエチレン含量、1.2dg/
分のメルトフローインデックス、および187℃の融点
を有した。それは0.99%の非加水分解酢酸ビニル部
分および19ppmの残留ナトリウムを含有した。表V
IIはこのポリマーを使用するブレンドへの試験の結果
を示す。結果は表Iに示すものに定量的に類似する。こ
の表において、粘度の比はL30/L15として表され
ており、トルクの比はハーケ(HaakeR)システム
40または90のトルクレオメーターにおいて30およ
び15分の滞留時間で測定した。
【0053】
【表8】
【0054】
【表9】
【0055】実施例166〜181 種々のカルシウムアルカノエートおよび酸化防止剤を使
用して、前の実施例におけるのと同一のポリマーを使用
して、試験を実施した。この系列において、他のアルカ
ノエートに加えてステアレートを使用しなかった。結果
を表VIIIに示す。
【0056】
【表10】
【0057】この表における結果が示すように、酢酸カ
ルシウムおよびステアリン酸カルシウム単独のいずれも
酸化防止剤との有用な相乗性を示さない。カルシウムノ
ナノエートまたはカルシウムドデカノエート+酸化防止
剤はゲルの減少を示し、最良の性能はカルシウムのヘプ
タノエートおよびオクタノエートにより与えられた。 3.07μモル/gのオクタン酸カルシウムおよび10
00ppmの酸化防止剤は、酸化を適切に防止するため
に明らかに不十分であった(参照、実施例150および
151)。カルシウムのドデカノエート、アセテートお
よびステアレートは、粘度の上昇の制御において最も低
い作用を示した。
【0058】実施例182〜189 カルシウム以外の種々の金属の塩および同一のEVOH
を使用して、いくつかの実験を実施した。表IXの結果
が示すように、マグネシウムステアレートはかなり高い
配合量で有効である(168)が、マグネシウムアセテ
ートは多少マグネシウム水酸化物に似た挙動を示す、す
なわち、酸化防止剤と相乗性を与えるために必要な濃度
において、粘度の減少は過度である(C183およびC
184)。亜鉛の塩はこの樹脂について多少効果に劣る
が、なを活性を示す。
【0059】実施例190〜205 エチレン酢酸ビニルのコポリマーの塩基を触媒とするメ
タノリシスにより調製された、異なるエチレンビニルア
ルコールのコポリマーの試料を検査した。この材料は白
色であった。このポリマーは45モル%のエチレン含量
、12dg/分のメルトフローインデックス、および1
65℃の融点を有した。それは1%より少ない非加水分
解酢酸ビニルおよび38ppmの残留ナトリウムを含有
した。
【0060】表Xの結果が示すように、低級アルカノエ
ート(3、4、6、8および9個の炭素原子)のカルシ
ウム塩はヒンダードフェノール系酸化防止剤との組み合
わせにおいて、酸化性ゲルの形成の減少に有効であると
同時に、粘度をコントロールする。実施例199〜20
2および204は約C6鎖長さにおける酸化性ゲルの形
成のよく定められた最小を明瞭に例示し、表Iにおいて
検査した最初の結果を確証する。
【0061】対照的に、亜鉛カルバメートの安定剤[「
ホスタノックス(Hostanox)」、「HosVP
」と略す)はEVOHの安定性を害することが証明され
た。
【0062】
【表11】
【0063】
【表12】
【0064】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0065】1、成分: (a)少なくとも約90%の鹸化度を有する、エチレン
および約90〜約50重量%のビニルアルコール部分の
少なくとも1種のコポリマー、 (b)3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の
少なくとも1種の1価または2価の金属塩  約0.0
1〜約0.5重量%、および (c)少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化防
止剤  約0.05〜約0.5重量%から本質的に成る
高温における酸化性ゲル形成に対して改良された安定性
を示す組成物。
【0066】2、酢酸または酢酸の塩を実質的に含有し
ない上記第1項記載の組成物。
【0067】3、塩が2価の金属塩である上記第1項記
載の組成物。
【0068】4、さらに、(d)約14〜約22個の炭
素原子を有するアルキルカルボン酸の2価の金属塩  
約0.05〜約0.5重量%からなる上記第1項記載の
組成物。
【0069】5、(d)のアルキルカルボン酸がステア
リン酸である上記第4項記載の組成物。
【0070】6、(a)のコポリマーが約60〜約80
重量%のビニルアルコール部分からなり、そして少なく
とも約98%鹸化されている上記第1項記載の組成物。
【0071】7、(b)の2価の金属塩が約0.5〜約
15μモル/gの量で存在する上記第1項記載の組成物
【0072】8、(b)の2価の金属塩が約1〜約7μ
モル/gの量で存在する上記第1項記載の組成物。
【0073】9、(b)の2価の金属塩が約2〜約4μ
モル/gの量で存在する上記第1項記載の組成物。
【0074】10、脂肪族カルボン酸が3〜8個の炭素
原子を有する上記第3項記載の組成物。
【0075】11、脂肪族カルボン酸が4〜8個の炭素
原子を有する上記第3項記載の組成物。
【0076】12、2価の金属がカルシウム、亜鉛、マ
グネシウム、スズ、およびこれらの金属の混合物から成
る群より選択される上記第3項記載の組成物。
【0077】13、2価の金属がカルシウムである上記
第12項記載の組成物。
【0078】14、2価の金属が亜鉛である上記第12
項記載の組成物。
【0079】15、2価の金属がカルシウムである上記
第12項記載の組成物。
【0080】16、ヒンダードフェノール系酸化防止剤
が、4,4’−チオ−ビス(6−t−ブチル−m−クレ
ゾール)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリ
ス(3,5−t−ブチル−5−ヒドロキシベンジル)ベ
ンゼン、テトラキス(メチレン(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)メタン、オク
タデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
ムアミド)、N,N’−トリメチレン−ビス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド
)、カルシウムビス(モノエチル(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート)、1,
2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナモイル)ヒドラジンおよびヘキサメチレンビ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート)から成る群より選択される上記第3項記載
の組成物。
【0081】17、220℃において20分間空気と接
触後の酸化性ゲル形成が約3g/m2より少なく、そし
て250℃において34分後の溶融粘度対10分後のそ
れの比が0.3〜約1.4を示す上記第1項記載の組成
物。
【0082】18、約0.7g/m2より少ない前記酸
化性ゲル形成、および約0.6〜約1.1の溶解溶融粘
度の比を示す上記第17項記載の組成物。
【0083】19、工程: (a)少なくとも約95%に鹸化された、エチレンおよ
び約90〜約50重量%の共重合したビニルアルコール
部分の少なくとも1種のコポリマーを準備し、そして(
b)前記コポリマーを、 (i)3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の
少なくとも1種の1価または2価の金属塩  約0.0
1〜約0.5重量%、および (ii)少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化
防止剤  約0.05〜約0.5重量%と溶融配合する
、ことからなる酸化性ゲル形成に対するエチレン−ビニ
ルアルコール樹脂の安定性を改良する方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  成分: (a)少なくとも約90%の鹸化度を有する、エチレン
    および約90〜約50重量%のビニルアルコール部分の
    少なくとも1種のコポリマー、 (b)3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の
    少なくとも1種の1価または2価の金属塩  約0.0
    1〜約0.5重量%、および (c)少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化防
    止剤  約0.05〜約0.5重量%から本質的に成る
    ことを特徴とする高温における酸化性ゲル形成に対して
    改良された安定性を示す組成物。
  2. 【請求項2】  工程: (a)少なくとも約95%に鹸化された、エチレンおよ
    び約90〜約50重量%の共重合したビニルアルコール
    部分の少なくとも1種のコポリマーを準備し、そして(
    b)前記コポリマーを、 (i)3〜9個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の
    少なくとも1種の1価または2価の金属塩  約0.0
    1〜約0.5重量%、および (ii)少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化
    防止剤  約0.05〜約0.5重量%と溶融配合する
    、ことを特徴とする酸化性ゲル形成に対するエチレン−
    ビニルアルコール樹脂の安定性を改良する方法。
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