JPH0422300B2 - - Google Patents

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JPH0422300B2
JPH0422300B2 JP58230828A JP23082883A JPH0422300B2 JP H0422300 B2 JPH0422300 B2 JP H0422300B2 JP 58230828 A JP58230828 A JP 58230828A JP 23082883 A JP23082883 A JP 23082883A JP H0422300 B2 JPH0422300 B2 JP H0422300B2
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Japan
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tape
cassette
sliding plate
plate
opening
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Jiro Kajino
Fuminari Saito
Tadashi Maeoka
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP23082883A priority Critical patent/JPS60124081A/ja
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Publication of JPH0422300B2 publication Critical patent/JPH0422300B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気テープ等のテープを収納する平行
2リールタイプのテープカセツトに関し、特に記
録,再生などの使用時に、テープカセツトの外部
に磁気テープを引出して使用するに最適なテープ
カセツトに関するものである。
従来例の構成とその問題点 家庭用のビデオテープレコーダとして回転ヘツ
ド方式が採用されて久しいが、周知の如く、回転
ヘツド方式ビデオテープレコーダ(以下、VTR
と略称する)は磁気テープ(以下、テープと称す
る)を収納したテープカセツトよりテープを引き
出し、ビデオヘツドを内蔵し高速に回転するガイ
ドドラムにテープを巻付けて走行を案内し、映像
信号などの記録,再生を行なう装置である。
例えばVHS,β方式などにおけるテープカセ
ツトはテープを巻回した2個のリールを同一平面
内に2個平行に並べて収納するようにした扁平状
の筐体からなり、その一側面に開口部を設け、テ
ープの外部への引出しが可能になつている。テー
プがカセツト内に収納されている時、テープの表
面に塵等が附着したり、手が触れることをさける
為に、テープカセツトケースの所定の位置に回動
支点を有した回動板が開口部を覆う蓋としてテー
プを保護している。
ところで、VHS,β方式に用いられるテープ
の種類はγ−Fe2O3を主体とした酸化鉄を使用し
たテープであり、湿気に対する銹などには強いテ
ープであつた。しかしながら、VTRの普及に伴
い、装置の小型化,高性能化が求められるに従
い、テープの発達が促され、最近では純鉄粉を塗
布する所謂メタルテープ、また、Ni−Coを蒸着
する所謂蒸着テープが次世代テープの主流になろ
うとしている。
メタルテープ,蒸着テープを用いたVTRは小
型高画質化がもたらされる反面、対テープの取扱
い、保護も従来の酸化鉄テープに比べて注意が望
まれる。特にテープに塵がつくこと、人の手が触
れることなど、未使用時のテープカセツト単体で
取扱う時のテープ保護に注意が望まれる。
周知のように、VHS,β方式カセツトではテ
ープカセツトのテープ引き出し開口部に一枚の回
動板を蓋として設け、テープカセツト外部からの
保護を考えてきた。ところが、VHS,β方式カ
ウンタは、カセツト底面にVTRにセツトした時、
テープ引き出し用部材が挿入される開口部(切欠
部)があり、その開口部からは故意にテープに人
手など触れることは可能であつた。先頃規格を発
表し、メタルテープ,蒸着テープを採用した8ミ
リビデオでは従来の問題点を考え併せて、そのテ
ープカセツトに工夫をこらしている。特にテープ
カセツト開口部の覆いとして、第1図a,bに原
理的に示すように、VHS,β方式同様にテープ
カセツト1の所定の位置に設けられた支点を中心
に回動する第1の回動板2に加えて、第2の回動
板2を設けている。そして人手に触れ易い筒所の
テープ4を第1の回動板2と第2の回動板3を第
1図aに示すテープカセツト使用時から第1図b
に示すテープカセツト未使用時に際して矢印A方
向に回動させ、間に挾み込むことによつて、テー
プ4を人手に触れることからの保護を図つたもの
である。
従つて、テープカセツト底面の開口部5からは
第2の回動板3によつてさえぎられてテープ4に
は直接人手は触れることはできない。
しかしながら、この方式の欠点として次のこと
があげられる。すなわち、第1の回動板2と第2
の回動板3がテープ保護の為に、テープ4を間に
挾む様にして回動する時、もしテープ4が所定の
張力を持つて直線状に張つておれば問題がない
が、何らかのアクシデントで、テープ4が弛んで
いて長手方向にカールしていた場合には、上記2
つの回動板2,3の先端がテープ4を押しつぶす
ことになり、挾み込みができない場合があるとい
う欠点を有していた。
発明の目的 本発明の目的は上記の欠点を補い、メタルテー
プ,蒸着テープなどを使用して有利なテープカセ
ツトを提供せんとするものである。
発明の構成 本発明は、筐体となる第1のカセツトハーフと
第2のカセツトハーフ内にテープリールを内蔵し
たテープカセツトであつて、前記筐体の一側面に
形成した開口部と、前記第2のカセツトハーフに
形成した前記開口部と連続する切欠部と、前記開
口部を覆う回動板と、前記第2のカセツトハーフ
の内側壁近傍の偏平面に突出して形成された摺動
面とこの摺動面の開口部方向の端部に形成された
係合用の端面を有する一対のガイド凸起と、前記
一対のガイド凸起の摺動面によつて摺動ガイドさ
れるとともに、前記ガイド凸起の端面と係合する
可撓性の爪部が側部に一体形成され、かつ前記第
2のカセツトハーフと平行な板状面を有する平面
摺動板と、この平面摺動板の先端部近傍に設けら
れた前記切欠部を覆うL字形壁面と、前記第1の
カセツトハーフの偏平面に前記平面摺動板が摺動
方向と垂直方向に起き上がるのを防ぐように設け
られた3本の突起と、前記平面摺動板に頭部が固
定され、2つの足部が第2のカセツトハーフの壁
面と当接,摺動することにより前記L字形壁面を
前記開口部の方向に移動させる八の字型の板バネ
と、前記回動板に設けた孔部と、前記平面摺動板
の先端に設けた突出部とを具備し、前記回動板と
前記平面摺動板が閉成状態において前記孔部と突
出部を互いに係合させたことにより、少々の振動
があつても平面摺動板が開かないと回動板が開か
ないので、テープ引出し状態からテープをカセツ
ト内に収納する際、テープに多少のたるみやカー
ルがあつても回動板によつて挾み込まれ、損傷を
受けるという事故の発生を有効に防止すると共
に、通常磁気テープの磁性面側を保護することか
らより重要でありながらカセツトの取扱い時には
特に開きやすい回動板を簡単な構造で確実にロツ
クし磁気テープへの指の接触や、チリの付着など
を確実に防止することができ、更に回動板より開
き易い平面摺動板についても、この平面摺動板と
一体的に可撓性の爪部を形成し、カセツトケース
と係合するようにしているので、平面摺動板が振
動等で開いてしまうこともなくなると同時に回動
板のロツクもより確実にできるものである。
実施例の説明 以下図面を用いて本発明による実施例を詳細に
説明する。
第2図は本発明によるテープカセツト20の外
観平面図である。また第3図はその外観側面図で
ある。第2図,第3図から明らかな様にテープカ
セツト20はその外観は扁平状の筐体からなり、
厚み方向に上下に分割できる構造となつており、
第1のカセツトハーフ22と第2のカセツトハー
フ24からなる。テープカセツト20内には磁気
テープ26の始端あるいは終端をそれぞれ固定し
てその周面にテープ26を巻回した1対のテープ
リール28,30が同一平面に2ケ並んで収納さ
れている。扁平状のテープカセツト20の厚み方
向の三側面はテープ26を外界から保護するべく
壁面が形成されているが、一側面32は壁面が無
い開口部となつており、この側面32からテープ
26を外部に引き出しうる。通常テープカセツト
20の未使用時、即ちテープ26を引き出さない
時はテープ26の保護の為、側面32には、回動
板34によつて側面32の開口部を覆つている。
第4図は第1のカセツトハーフ22をテープカ
セツト20から取り外して内面側から見た図であ
る。図示の様に上記回動板34は「コ」の字型の
形状からなり、「コ」の字型の両先端附近に設け
た突起36,38を第1のカセツトハーフ22の
両側面に設けた穴に突入させることにより、回動
自在な回動支点を形成している。突起36にはつ
る巻きバネ40が回動板34を常に閉じる方向即
ち第4図においては回動板34が紙面に垂直とな
る方向に附勢されている。
尚上下カセツトハーフ22,24の略々中央部
にはテープ巻量を目視し得る透視窓18,19が
形成してある。
第5図は第2図のX−Y方向の断面図で、テー
プカセツト20内部を示したものである。本実施
例によるテープカセツト20は1対のテープリー
ル28,30にフランジを有しないタイプ、いわ
ゆるフランジレスリールである。即ち1対のテー
プリール28,30は巻銅42,44の外周にテ
ープ26を巻回しているのみである。1対のテー
プリール28,30は軸方向の両端に巻銅42,
44より小径な段部46,48,50,52を有
している。この段部46,48,50,52は第
1のカセツトハーフ22及び第2のカセツトハー
フ24の筐体内側扁平面に設けられた凹部54,
56,58,60に弛やかに突入係合しているこ
とにより、テープカセツト20内部でのテープリ
ール28,30の平面方向の位置が弛やかに規制
されている。
段部46,48,50,52の端面とカセツト
ハーフの凹部54,56,58,60間には、潤
滑性あるスラスト受けシート62,64,66,
68が界在してテープリールル28,30の回転
時の滑らかさを保証している。また、巻銅42,
44の両端面に巻銅を挾むごとく、軽く接する位
置に、2枚の長方形の形をした潤滑性あるシート
70,72が配置されており、テープ26がテー
プリールに巻かれた際の乱巻,段落ちなどで巻乱
れが生じた時の規制手段としての役割を果す。第
6図にてシート70,72の位置形状がより詳し
く知ることができる。
第6図は第1図のテープカセツト20の第1の
カセツトハーフ22を取除いた図である。1対の
テープリール28,30に巻回されたテープ26
は第2のカセツトハーフ24に同時成型などで植
立されたガイドピン74,76,78,80を経
由して相互に亘りあつている。
第7図は第6図において1対のテープリール2
8,30、シート70を取り去つた状態の第2の
カセツトハーフ24の平面図である。第2のカセ
ツトハーフ24の扁平面の一部に切欠部82があ
る。この切欠部82はテープカセツト20の一側
面32の開口部に連なるものであり、第6図に示
した様にガイドピン76,78間に亘つたテープ
26をテープカセツト内部から適当なテープ引出
し手段(図示せず)によつて外部に引き出し得る
様に設けられた切欠部である。
第6図及び第7図においてドツトによつて塗り
つぶして示した部品は、第2のカセツトハーフ2
4扁平面内側において矢印B−C方向に摺動自在
な様に取り付いた平面摺動板84である。この平
面摺動板84は矢印B−C方向の摺動により上記
第2のカセツトハーフ24に設けられた切欠部8
2を覆つたり開口したりする役目を果す。第7図
は切欠部82を覆つている状態を示し、第8図は
切欠部82を開口した状態を示す。
上記平面摺動板84は第2のカセツトハーフ2
4の扁平面に突出し、摺動面86a,88aおよ
びこの摺動面の開口部方向の端部に形成された係
合用の端面86b,88bを有する一対のガイド
凸起86,88の摺動面86a,88aによつて
摺動ガイドされる。また平面摺動板84が摺動方
向とは垂直方向に起き上るのを防ぎガイドする意
味で第4図に示す第1のカセツトハーフ22の扁
平面に一体成型などで設けられた3本の突起9
2,94,96が用いられる。即ち、第1のカセ
ツトハーフ22と第2のカセツトハーフ24とが
合体されてテープカセツト20が形成される時、
3本の突起92,94,96は平面摺動板84を
垂直方向から僅かのガイド隙間を設けて対向し、
摺動時の起き上りを防ぎながらガイドしている。
また平面摺動板84の一端には「八」の字型の
板バネ98が一体に固着されており、板バネ98
が第2のカセツトハーフ壁面100と当接するこ
とにより矢印B方向即ち、切欠部82を覆う方向
に常時は附勢され、2本のガイドピン76,78
が平面摺動板84のB方向の摺動のストツパーを
果している。
第8図は適当な押圧手段102によつて平面摺
動板84が板バネ98に抗して押圧され切欠部8
2を開口した状態を示す。
平面摺動板84は他の一端、即ち切欠部82に
面した端面に第9図,第10図に示す様にテープ
カセツト20の内方向にほぼ直角に曲つたL字形
壁面104を有している。このL字形壁面104
は第6図,第9図に示す様に平面摺動板84が第
7図矢印B方向に摺動し切欠部82を覆つた時、
ガイドピン76,78間に亘つたテープ26の背
面に位置する様に成り、従つてテープ26の背面
をテープカセツト20の外部から、人手が触れ
る、塵埃が附着するなどから保護する役目を果
す。第9図に示す様に、前述の回動板34がテー
プ26の前面の保護を果たすことによりテープ2
6はL字形壁面104と回動板34に挾まれて
前,背両面から保護されることになる。
更に、平面摺動板84は先端に突出部200を
有しており、第9図に示す様に切欠部82を覆う
状態では開口側面を覆う回動板34に形成した孔
部201と係合関係を成しており、この状態では
回動板34は開くことが出来ない。回動板34を
開くためには第10図に示す如く押圧手段102
により矢印C方向へ平面摺動板84を摺動させる
と前記突出部200と孔部201との係合がはず
れて回動板34は回動自在となる。
尚、平面摺動板の側部には第6図に示す如く可
撓性の爪部202,203が形成してあり平面摺
動板84が切欠部82を閉成している状態では爪
部202,203とガイド凸起86,88の端面
86b,88bと係合しているので少々の振動等
では平面摺動板84は開く方向に移動しない。
前述した様に押圧手段102によつて強制的に
平面摺動板84を矢印C方向に移動させると爪部
202,203が撓わんで第8図の如くなり切欠
部82が開かれる様にしてある。
ここで回動板34の回動端の一部に第4図,第
9図,第10図に示す様に平面摺動板84の押圧
手段102が前進して平面摺動板84に当接し得
る様、切欠部106が設けられてあることを付け
加えておく。
また平面摺動板84と第2のカセツトハーフ2
4間において特に第2のカセツトハーフの切欠部
82側の端面近傍には第9図,第10図で示す様
にフエルト状のシート108が貼布されており、
平面摺動板84の面に附着した塵埃がテープカセ
ツト20内部に巻き行まれない様にクリーニング
の役目を果している。
次に上述の平面摺動板84は、上述の切欠部8
2の覆い及びテープ26背面の保護のみならず、
1対のテープリール28,30に対する回転を規
制するブレーキのon−offの役割をも果している。
その実施例を第7図及び第8図を用いて説明す
る。即ち平面摺動板84を板金もしくは樹脂成型
などで製作することにより平面摺動板84に1対
の板バネ110,112を一体化している。また
第2のカセツトハーフ24には成型により設けた
突起ピン114,116に嵌合し回動自在なブレ
ーキレバー118,120が取付いており、通常
は第2のカセツトハーフ24の扁平面に取り付い
た弱い板バネ122,124に押圧されて第8図
のように突起126,128に当接するまで回動
している。このブレーキレバー118,120は
テープリール28,30に当接する方向に回動し
た時、テープリール28,30の段部46,50
に当接押圧しテープリール28,30の回転を抑
止することができ得る。これより第7図に示す様
に平面摺動板84が板バネ98の附勢により矢印
B方向に摺動し、第7図に示す位置にある時、上
述の樹脂バネ110,112が上記ブレーキレバ
ー118,120の一端に当接して回動力をブレ
ーキレバー118,120に附加し、従つて上述
の様にテープリールの段部46,50をブレーキ
レバー118,120が押圧しテープリール2
8,30の回転を抑止する。この時、テープリー
ル28,30は、その段部46,48,50,5
2がテープカセツト20の凹部54,56,5
8,60との間に存在するスキ間分だけブレーキ
レバー118,120の押圧方向に移動可能であ
ることから、1対のテープリール28,30間に
亘るテープ26に張力を附加する方向に移動する
ことになり、テープ26の弛み止めの効果をも発
揮する。
第8図は矢印C方向に平面摺動板84が摺動し
た時の様子を示しており、この時は板バネ11
0,112とブレーキレバー118,120との
係合は離れて行なわれず、従つてブレーキレバー
118,120は板バネ122,124によつて
テープリール28,30から押圧を解除し離れる
方向に回動しており、テープリール28,30の
回動は自在となつている。
前記平面摺動板84の2つのテープリール2
8,30の間に位置する部分には角穴150が設
けてあり、第7図に示す位置、すなわちブレーキ
レバー118,120がテープリール28,30
に当接する位置にある時は角穴150の下端部1
51が両テープリール28,30の回転中心を結
ぶ線と略一致する様にしてあり、第8図に示す位
置に、前記平面摺動板84がいる時は角穴150
の上端面152が両テープリール28,30の回
転中心を結ぶ線と略々一致する様にしてある。
カセツトハーフ22の透視窓18を通してこの
状態を見ると第11図のa,bの様に見える(テ
ープリール,テープは省略している。)。
第11図aの状態では透視窓18の上半分は下
カセツトハーフ24の透視窓19,平面摺動板8
4の角穴150,上カセツトハーフ22の透視窓
18を通してテープカセツト20の裏面に配置し
た光源の光が通過し得るのでテープの巻量が容易
に見える。又、下半分は平面摺動板84によつて
透光しないが平面摺動板84をステンレスや白色
樹脂等で作ると外光が入射した時の反射が効果的
でこれ又テープの巻量が見やすくなる。普及型の
ビデオテープレコーダ等テープカセツト20の裏
面に光源を配置しない様な場合に適している。第
11図bの場合も透光部が逆になつているだけで
あるので説明は省略する。
尚、本実施例では実施しなかつたが、テープル
ール28,30の段部46,50に歯切りまたは
スプライン加工,ローレツト加工などの溝切り
を、またブレーキレバー118,120のテープ
リール押圧箇所にも歯切りを行ないブレーキレバ
ー118,120の押圧により歯をかみ合わせる
ことなどにより、よりブレーキ効果を高めること
は可能である。また板バネ110,112を、ブ
レーキレバー118,120に当接するのではな
く、直接板バネ110,112の先端をテープリ
ール28,30の段部に設けた歯切部にかみ合わ
せ、テープリール28,30を亘り合つたテープ
26に張力が附加される方向に回転させてテープ
リール28,30の回転を抑止する構成であつて
も良い。
尚、先述の2枚のシート70,72は第4図,
第7図に示した第1のカセツトハーフ22、第2
のカセツトハーフ24と同時に成型されて設けら
れた凸状突起130,132,134,136,
138,140及び平面摺動板のガイド凸起8
6,88上に位置決め載置されていることを附記
する。
また本発明の一実施例としてテープリールにフ
ランジを有しないフランジレスリールを用いたテ
ープカセツトについて説明したが、テープリール
に両フランジ又は片フランジのついたフランジ付
きテープリールを用いたテープカセツトでも本発
明が適用できることは明白である。
また実施例に用いた平面摺動板84は上述の様
に一端面にL字形壁面104を設けてテープ26
の保護をはかつているが、L字形壁面104が無
くても平面摺動板104は切欠部82を覆つてお
り、従つてテープカセツト2の開口部を回動板3
4と共に覆つていることからテープ保護の目的を
果たすことは明白である。
また、平面摺動板84と回動板34の係合関係
を突出部200と孔部201とで行なつたがこれ
に限定されるものでないことは自明である。
発明の効果 本発明は、筐体となる第1のカセツトハーフと
第2のカセツトハーフ内にテープリールを内蔵し
たテープカセツトであつて、前記筐体の一側面に
形成した開口部と、前記第2のカセツトハーフに
形成した前記開口部と連続する切欠部と、前記開
口部を覆う回動板と、前記第2のカセツトハーフ
の内側壁近傍の偏平面に突出し、摺動面とこの摺
動面の開口部方向の端部に形成された係合用の端
面を有する一対のガイド凸起と、前記一対のガイ
ド凸起の摺動面によつて摺動ガイドされるととも
に、前記ガイド凸部の端面と係合する可撓性の爪
部が側部に一体形成され、かつ前記第2のカセツ
トハーフと平行な板状面を有する平面摺動板と、
この平面摺動板の先端部近傍に設けられた前記切
欠部を覆うL字形壁面と、前記第1のカセツトハ
ーフの偏平面に前記平面摺動板が摺動方向と垂直
方向に起き上がるのを防ぐように設けられた3本
の突起と、前記平面摺動板に頭部が固定され、2
つの足部が第2のカセツトハーフの壁面と当接,
摺動することにより前記L字形壁面を前記開口部
の方向に移動させる八の字型の板バネと、前記回
動板に設けた孔部と、前記平面摺動板の先端に設
けた突出部とを具備し、前記回動板と前記平面摺
動板が閉成状態において前記孔部と突出部を互い
に係合させたことにより、少々振動があつても平
面摺動板が開かないと回動板が開かないので、テ
ープ引出し状態からテープをカセツト内に収納す
る際、テープに多少のたるみやカールがあつても
回動板によつて挾み込まれ損傷を受けるという事
故の発生を有効に防止すると共に、通常磁気テー
プの磁気面側を保護することからより重要であり
ながらカセツトの取扱い時に開いてしまいやすい
回動板を簡単な構造で確実にロツクし磁気テープ
への指の接触や、チリの付着などを確実に防止し
得る。さらに回動板に比してカセツトの取扱い時
に開いてしまうといつた事故のおきにくい平面摺
動板についてもこの平面摺動板と一体的に可撓性
の爪部を形成しカセツトケースと係合し得るよう
にしているので平面摺動板が振動等で開いてしま
うこともなくなり、このことで同時に回動板のロ
ツクもより確実にし得るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の実施例によるテープカセ
ツトの開蓋状態および閉蓋状態における要部概略
断面図、第2図は本発明による一実施例のテープ
カセツト外観平面図、第3図は本発明による一実
施例のテープカセツト外観側面図、第4図は本発
明による一実施例のテープカセツトの第1のカセ
ツトハーフの内側平面図、第5図は第2図に示し
たXY断面のテープカセツト断面図、第6図は第
2図のテープカセツトから第1のカセツトハーフ
を取り除いた状態を示す平面図、第7図は第2図
に示したテープカセツトの第2のカセツトハーフ
の内側平面図でありテープリールを制動している
状態図、第8図は第7図のテープリールの制動を
解除した状態図、第9図は本発明の実施例のテー
プカセツトの主要部側面断面図でテープカセツト
未使用時状態図、第10図は本発明の実施例のテ
ープカセツトの主要部側面断面図でテープカセツ
ト使用時状態図、第11図は第7図及び第8図の
状態をテープカセツトの透視窓を通して見た状態
図である。 18……透視窓、20……テープカセツト、2
2……第1のカセツトハーフ、24……第2のカ
セツトハーフ、26……磁気テープ、28,30
……テープリール、32……テープカセツト側面
開口部、34……回動板、82……切欠部、84
……平面摺動板、92,94,96……突起、8
6,88……ガイド凸起、104……L字形壁
面、108……フエルト状シート、110,11
2……樹脂バネ、118,120……ブレーキレ
バー、150……角穴、200……突出部、20
1……孔部、202,203……爪部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 筐体となる第1のカセツトハーフ22及び第
    2のカセツトハーフ24内にテープリール28,
    30を内蔵したテープカセツトであつて、前記筐
    体の一側面32に形成した開口部と、前記第2の
    カセツトハーフに形成した前記開口部と連続する
    切欠部82と、前記開口部を覆う回動板34と、
    前記第2のカセツトハーフの内側壁近傍の偏平面
    に突出して形成された、摺動面86a,88aと
    この摺動面の開口部方向の端部に形成された係合
    用の端面86b,88bを有する一対のガイド凸
    起86,88と、前記一対のガイド凸起の摺動面
    によつて摺動ガイドされるとともに、前記ガイド
    凸起の端面と係合する可撓性の爪部202,20
    3が側部に一体形成され、かつ前記第2のカセツ
    トハーフと平行な板状面を有する平面摺動板84
    と、この平面摺動板の先端部近傍に設けられた前
    記切欠部を覆うL字形壁面104と、前記第1の
    カセツトハーフの偏平面に前記平面摺動板が摺動
    方向と垂直方向に起き上がるのを防ぐように設け
    られた3本の突起92,94,96と、前記平面
    摺動板に頭部が固定され、2つの足部が第2のカ
    セツトハーフの壁面100と当接,摺動すること
    により前記L字形壁面を前記開口部の方向に移動
    させる八の字型の板バネ98と、前記回動板に設
    けた孔部201と、前記平面摺動板の先端に設け
    た突出部200とを具備し、前記回動板と前記平
    面摺動板が閉成状態において前記孔部と突出部を
    互いに係合させたことを特徴とするテープカセツ
    ト。
JP23082883A 1983-12-07 1983-12-07 テ−プカセツト Granted JPS60124081A (ja)

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