JPS6034146Y2 - テ−プカセット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はビデオテープレコーダ（ＶＴＲ） 等４’：使
用されるテープカセットに関するものであって、その目
的とするところは、テープをほこりや汚れから保護して
損傷を防止する手段を備えたテープカセットを提供する
ことにある。

本考案は実施例を図面について説明する。

第１図は本考案のテープカセットの分解斜視図である。

本体は筐体下１と筐体上２とよりなり、ねぢ６１．６２
，６３．６４により組立てられている。

蓋３の回動軸３ａは筐体上２の穴２ａに係合し、回動軸
３ｂはバネ４を通して穴２ａと対称な位置に設けた図示
してない穴に係合している。

蓋３は矢印Ａの方向約９０°回動自在であり、バネ４に
よって蓋３を閉じる方向に弾発偏倚されている。

筐体上２の略中夫には透明な残量表示窓２ｃが設けであ
る。

筐体上２の内側にはり−ル押圧バネ５が筐体上２の突部
２ｄ、２ｅによって溶着等の手段により固定されている
。

供給リール８と巻取リリール９にはテープ１０が巻回さ
れており、テープ１０は筐体下１に植設されたガイドポ
スト１５．１９に案内され、ガイドポスト１６．１８の
間に架張される。

供給リール８および巻取リリール９の中心軸の上には支
点８ａｗ９ａが設けられ、リール押圧バネ５によってこ
れを下方に弾性偏倚している。

供給リール８と巻取リリール９の下フランジ外周には凹
凸歯８ｂ、９ｂが形成されており、リールロック片１２
，１３の係合端１２ａ、１３ａと係合し、テープ１０の
巻取り方向にのみ、供給リール８と巻取りリール９が回
転可能にしである。

リールロック１２．１３は、筐体下１に植設された軸１
４に穴１２ｂ、１３ｂで貫通され、バネ１１はバネ掛け
１２ｃ、１３ｃに係合して係合端１２ａ、１３ａに押し
拡げる方向に軸１４を中心として弾性偏倚している。

テープガード片２１は筐体下１に植設された軸１７に穴
２１ａで遊挿され、バネ２２により筐体前面１ｂ、２ｂ
の内側に弾性偏倚されて当接し、テープ１ｏを外部から
の接触より保護している。

２３は蓋３の蓋ロツク片、２５はテープ位置規制体、筐
体下１の穴４３はリールロック解除穴、４４はテープ位
置規制体２５の回動用の穴、４６．４７はテープカセッ
トをＶＴＲに装着した場合のテープカセット位置決め用
の穴、４１．４２はＶＴＲのリール台と巻取りリール８
及び供給リール９とを集合するための穴である。

第２図はテープカセットをガレージ７１に挿入する途中
を示しており、蓋３は省略しである。

挿入方向は矢印Ｂの方向である。

テープカセットの前面４８．４８’はガレージ７１の折
り曲げ部７１ａ、７１ｃに当接し、テープカセットは、
ガレージ７１に位置決めされる。

折り曲げ部７１ｂは、テープカセットの挿入動作により
テープガード片を２１′の位置から第３図に実線で示す
２１の位置まで軸１７を中心として回動させる。

第３図は、テープカセットをＶＴＲに装着した図であり
、筐体上２は図面より省略しである。

ガレージ７１はＶＴＲの本体８０の支軸９５，９６を支
点として回動し、ＶＴＲにテープカセットを装着させる
。

ガレージ７１の折り曲げ部７１ｂにより筐体下１の前面
１ａに隣接する位置に回動したテープガード片２１およ
び、筐体前面１ｂの内側により形成される空間にローデ
ィングポスト８２’、８３’、８５’は挿入される。

テープカセット内に挿入されたローディングリング８２
’、８３’、８４’、８５’はローディングリング８１
により右方向にそれぞれ回動し、８２．８３，８４．８
５の位置に移動することによりテープ１０はテープバス
１０ａを形成する。

テープカセットをＶＴＲより取り出した場合、テープガ
ード片２１は、バネ２２によりふたたび２１′の位置に
復帰し蓋３と共にテープ１０を保護する。

なお、第１図の蓋３の切り欠き３ｃ、３ｄ、３ｅはガレ
ージ７１の折り曲げ７１ａ、７１ｂｔ ７１ｃの逃げ
である。

第３図においてリールロック１２．１３は、リールロッ
ク解除穴４３より挿入されたり−ルロツク解除ピン９４
により左右に押し拡げられ、凹凸歯８ｂ、９ｂと係合し
ていた保合端１２ａ／、 １３ ａ／は実線１２ａ＋
１３ａの位置に軸１４を中心として回動し、リール
ロックを解除する。

８６はシリンダ、８７はオーディオ、コントロールヘッ
ド、８８．９０はリミッタポスト、８９はイレースヘッ
ドである。

第４図により蓋ロツク片２３、およびテープ位置規制体
２５を説明する。

蓋ロツク片２３は、軸２０に遊挿され、バネ２４により
図中右方向に弾性偏倚され、２３′の位置にある。

蓋ロツク係合端２３ｂは２３′ｂの位置で蓋３の係合部
３ｆと係合して蓋３をロックしている。

ガレージ７１にテープカセットを挿入するとガレージ７
１にカシメピン７３によってその一端を固定されたロッ
ク解除バネ７２により蓋ロツク片２３の凸部２３ａを押
圧することにより、係合端２３ｂは蓋３の係合部３ｆと
の係合を解除する。

そしてテープカセットをガレージ７１より取り出すと蓋
３は再びロックされる。

テープ位置規制体２５はテープカセット装着前において
は第４図の２５′の位置にあり、軸４５に遊挿され、バ
ネ２６により閉じる方向に弾性偏倚され、ストッパ７９
で位置決めされテープ１０を規制片２５ａ′により位置
規制している。

テープカセットをＶＴＲに装着すると筐体下１の穴４４
に位置規制体解除ピン９３が挿入され、テープ位置規制
体２５は軸４５を中心として回動しテープｌｅａおよび
１０ａ′に接触しない。

なお、第４図中９１．９１’はピンローラ、９２はキャ
ップスタンである。

第５図は本考案の要部を示す図で、イはテープカセット
をガレージ７１に挿入する前、口はこれを挿入したとき
の状態を示している。

テープ１０は蓋３とテープガード片２１により形成され
る狭い空間に収納され、はこりや指の接触による汚れ、
損傷から保護されている。

そしてガレージ７１に挿入したときは、ガレージ７１の
折曲げ７１ｂによりテープガード片２１は軸１７を中心
として第３図に示すように回動し、テープ引出しの手段
が挿入される空間１００を形成する。

第６図は従来のテープカセットを示す図で、イは蓋３を
閉じているとき、口はこれを開いたときを示している。

蓋３にはテープガ−１１０が設けであるが、蓋３を開閉
する際にテープガード１１０がテープ１０と接触しない
ようにするために、テープガード１１０はそのその長さ
が制限され、テープを完全に覆うことができない。

そのためにほこりや汚れが付着し易（、ドロップアウト
の発生、Ｓ／Ｎ比の低下など、テープの特性が低下する
。

これに対し本考案のテープカセットは、テープ１０を巻
回したリール８，９を収納する筐体の前面両側に配設し
たガイド部材（ガイドポスト１６．１８）間にテープ１
０を架張し、上記筐体の前面に該テープを覆う開閉自在
な蓋３を設け、該蓋３と上記筐体前面との間に形成され
る空間１００に前記筐体に回動の支点（軸１７）を有す
るテープガード片２１を設けた構造において、該テープ
ガード片２１は上記テープ１０を上記蓋３と共に小間隙
を保持してその外側と内側とよりこれを覆い、テープカ
セットをガレージ７１に挿入したときは上記回動気侭を
中心として回動し、上記テープカセットの筐体前面の空
間壁面に隣接する位置に移動して引出し手段の挿入され
る空間１００を形成するよう構成されている。

したがって、筐体前面のガイド部材間の架張されたテー
プは、テープガード片２１によってほこりや汚れから保
護され、損傷によるドロップアウトの発生、Ｓ／Ｎ比の
低下、出力低下等、テープの劣化を防止するすぐれた効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図：本考案のテープカセットの分解斜視図、第２図
：本考案のテープカセットをガレージに挿入するときの
斜視図、第３図二本考案のテープカセットをＶＴＲに挿
入したときの平面図、第４図：第３図の部分拡大図、第
５図二本考案のテープカセットの作用説明図で、イはガ
レージに挿入前、口はガレージに挿入後の状態を示す断
面図、第６図：従来のテープカセットを示す図で、イは
蓋を閉じたとき、口は蓋を開いたときの断面図。 記号、１・・・・・・筐体体、２・・・・・・筐体下、
３・・・・・・蓋、８・・・・・・供給リール、９・・
・・・・巻取リール、１０・・・・・・テープ、１２．
１３・・・・・・リールロック片、１５．１６，１８，
１９・・・・・・ガイドポスト、１７・・・・・・軸（
支点）、２１・・・・・・テープガード片、２３・・・
・・・蓋ロツク片、２５・・・・・・テープ位置規制体
、７１・・・・・・ガレージ、８０・・・・・・ＶＴＲ
本体、９１・・・・・・ピンチローラ、９２・・・・・
・キャプスタン、９３・・・・・・位置規制体解除ピン
、１００・・・・・・空間。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. テープを巻回したリールを収納する筐体に前面両側に配
   設したガイド部材間にテープを架張し、上記筐体の前面
   の該テープを覆う開閉自在な蓋を設け、該蓋と上記筐体
   前面との間に形成される空間に、前記筐体に回動の支点
   を有するテープガイド片を設けた構造において、該テー
   プガイド片は上記テープを上記蓋と共に小間隙を保持し
   てその外側と内側とよりこれを覆い、テープカセットを
   ガレージに挿入したときは上記回動支点を中心として回
   動し、上記テープカセットの筐体前面の空間壁面に隣接
   する位置に移動してテープ引出し手段の挿入される空間
   を形成するよう構成されであることを特徴とするテープ
   カセット。