JPS60147986A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気テープ等のテープを収納する平行２リール
タイプのテープカセットに関し、特に記録２再生などの
使用時に、テープカセ、）の外部に磁気テープを引出し
て使用するに最適なテープカセットに関するものである
。

従来例の構成とその問題点 家庭用のビデオテープレコーダとして回転′＼クド方式
が採用されて久しいが、周知の如く、回転−＼ラド方式
ビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲと略称する）は磁
気テープ（以下、テープと称する）を収納したテープカ
セットよりテープを引き出し、ビデオヘッドを内蔵し高
速に回転するガイドドラムにテープを巻付けて走行を案
内し、映像信号などの記録、再生を行なう装置である。

例えばＮＩ８．β方式などにおけるテープカセットはテ
ープを巻回した２個のリールを同一平面内に２個平行に
ＮＩ２べて収納するようにした扁平状の筐体からなり、
その−側面に開口部を設け、テープの外部への引出しが
可能になっている。テープが力士、）内に収納されてい
る時、テープの表面に塵等が耐着したり、手が触れるこ
とをさける為に、テープカセットケースの所定の位置に
回動支点を有した回動板が開口部を覆う蓋としてテープ
を保護している。

ところで、ＮＩ８　、β方式に用いられるテープの種類
はγ−Ｆ６２０３を主体とした酸化鉄を使用したテープ
であシ、湿気に対する錆などには強いテープであった。

しかしながら、ＶＴＲの普及に伴い、装置の小型化、高
性能化がめられるに従い、テープの発達が促され、最近
では純鉄粉を塗布する所甜メタルテープ、また、Ｎ１−
Ｇｏを蒸着する所謂蒸着テープが次世代テープの主流に
なろうとしている。

メタルテープ、蒸着テープを用いたＶＴＲは小型高画質
化がもたらされる反面、対テープの取扱い、保護も従来
の酸化鉄テープに比べて注意が望まれる。特にテープに
塵がつくこと、人の手が触れることなど、未使用時のテ
ープカセット単体で取扱う時のテープ保護に注意が望壕
れる。

周知のように、ＶＨＳ　、β方式カセットではテープカ
セットのテープ引き出し開口部に一枚の回動機を蓋とし
て設け、テープカセット外部からの保護を考えてきた。

ところが、ＮＩ８　、β方式カセットは、カセット底面
にＶＴＲにセットした時、テープ引き出し用部材が挿入
される開口部（切欠部）があシ、その開口部からは故意
にテープに人中など触れることは可能であった。先頃規
格を発表し、メタルテープ、蒸着テープを採用した８ミ
リビデオでは従来の問題点を考え併せて、そのテープカ
セットに工夫をこらしている。特にテープカセット開口
部の覆いとして、第１図（２Ｌ）　、　（ｂ）に原理的
に示すように、ＮＩ８　、β方式同様にテープカセット
１の所定の位置に設けられた支点を中心に回動する第１
の回動機２に加えて、第２０回動機３を設けている。そ
檗て人手に触れ易い箇所のテープ４を第１の回動機２と
第２の回動８１３を第１図（２Ｌ）に示すテープカセッ
ト使用時から第１図（ｂ）に示すデープカセット未使用
時に際して矢印Ａ方向に回動させ、間に挾み込むことに
よって、テープ４を人手に触れることからの保護を図っ
たものである。

従って、テープカセット底面の開口部６からは第２の回
動機３によってさえぎられてテープ４には直接人手は触
れることはできない。

（７かしながら、この方式の欠点として次のことがあげ
られる。すなわち、竿１の回動板２と第２の回動板３が
テープ保護の為に、テープ４を間に挾む様にして回動す
る時、もしテープ４が所定の張力を持って直線状に張っ
ておれば問題がないが、何らかのアクシデントで、テー
プ４が弛んでいて長手方向にカールしていた場合には、
上記２つの回動板２，３の先端がテープ４を押しつぶす
ことになり、挾み込みができない場合があるかという欠
点を有していた。

発明の目的 本発明の目的は上記の欠点を補い、メタルテープ、蒸着
テープなどを使用して有利なテープカセットを提供せん
とするものである。

発明の構成　へ 本発明のテープカセットは一対の上平板と上平板と少な
くとも２つ以上の側板から成り、テープリールを内蔵し
たテープカセットであって、−４ｔｉｌ１面に形成した
開口部と、上記上平板に形成した一ト記開ロ部と連続す
る切欠部と、上記開口部を覆う回動蓋と、上記上平板と
平行な面内で摺動し上記切欠部を覆う摺動蓋と上記摺動
蓋を上記開口部方間へ付勢する付勢手段と、上記摺動蓋
の摺動面に対して略平行な面内を移動可能に構成し、上
記摺動蓋の摺動を係止させる係止手段とを設けるように
したものであシ、これによシ、テープ引き出し状態から
テープをカセット内に収納する際、テープを挾み込まな
いので、回動蓋によってテープに損傷を与えることなく
、また回動蓋の閉成時にはテープに塵埃が付着したり人
手に触れたりすることなく確実なテープ保護が可能であ
り、またテープを保護するための摺動蓋および回動蓋は
不用意に開けることができないので極めて安全であり、
しかもカセットの下半面部は凹凸部のない平滑な面に構
成できるので、例えば記録再生装置等にカセットを装着
するためのホルダー形状が単純化できスムーズな装着が
可能なテープカセットを実現しうる。

実施列の説明 以Ｆ、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。第２図は本発明の一実施例に係るテープカセッ
トの平面図であ゛す、第３図はその側面図である。第４
図は第２図のＸ−Ｙ線の断面図でテープカセットの閉蓋
状態の内部を示したものであり、第６図も第２図のＸ　
−Ｙ線の断面図で、テープカセットの開蓋状態の内部を
示しｆｃものである。第６図は本実施例のテープカセッ
トの内部を示しテープリールを除いた状態の平面部で、
テープカセット未使用時を示したものであシ、第７図は
同様に切欠部の開成時の状態を示した平面図である。第
８図は本実施クリのテープカセットの下側からみた分解
斜視図である。

第２図、第３図から明らかなように、テープカセット６
は、その外観が扁平状の筐体（カセット）となっており
、そのテープカセット６内には磁気テープ７の始端ある
いは終端をそれぞれ固定して、その周囲二テープを巻回
した１対のテープリール８および９が同一平面に２１固
並んで収納されている。上記テープを巻回した１対のテ
ープリール８および９は上平板１０と上平板１１によっ
て上下から覆われている。また扁平状のテープリール）
６の厚み方向の３箇所の側面部１２，１３．１４はテー
プ７を外界から保護すべく壁面部が形成されているが、
−側面は壁面の無い開口部１６となっており、この開口
部１５からテープ７を外部に引き出すことができる。と
ころで、通常、テープカセット６の未使用時、即ちテー
プ７を引き出さない時は、テープ７の保護のために開口
部１６は回動蓋１６によって開口部１６を覆っている。

本実施例によるテープカセット６は、１対のテープリー
ル８，９（但し、第４図、第６図にはテープリール９は
示されていない）にフランジを有しないタイプ、所謂フ
ランジレスリールである。即ち、テープリール８はテー
プリール８の巻胴１７の外周にテープ７を巻回している
のみである。また、テープリール８は軸方向の両端部に
巻胴１７よシ小径なボス部１８．１９を有している。前
記ボス部１８．１９はカセットの筐体の上下内側の扁平
面部に設けられた＋側凹部２０．下側四部２１に弛やか
に挿入係合していることにより、テープカセット６の内
部でのテープリール８の平面方向の位置が弛やかに規制
されている。前記ボス部１８゜１９の端面部とカセット
の上側凹部２Ｑ、下側四部２１の間には弗化樹脂製シー
トなどの潤滑性のあるスラスト受はシー）２２．２３が
介在シてチー　フＩＪ　−ルＢの回転時の滑らかさを保
；？ｉＦｌてぃス−また、前記巻胴１了の両端面部には
、巻胴１７を挾むように軽く接する位置に２枚の長方形
の弗化樹脂製シート等の潤滑性のあるシート２４．２６
が配設されておシ、テープ７がテープリールに巻かれた
際の乱巻１段落ちなどでの巻乱れ時の規制手段としての
役割を果している。

ところで、カセット未使用時には、テープ７は前記開口
部１６よシ後部の位置２６で枢支された回動自在な回動
蓋１６によって、テープ了の前面が覆われている。テー
プカセット６にはテープ７をカセットの外部に引き出す
ためのテープ引きｕｌし部材（図示せず）をカセット内
部に挿入するために、上記上平板１１には上記開口部１
６と連続した切欠部２７が形成されている。捷だ第８図
に示すように上記上平板１１は上記上平板１ｏと平行な
第１の面２８と上記切欠部２７を含み上記開口部１６の
近傍で、上記第１の面２８と平行でがつ上記上平板１ｏ
に近い第２の面２９および上記第１の面２８と平行でか
つ上記第２・の面２９よりも上記上平板１ｏに近い埴３
の而３（”）　−２１２−右しており、上記第１の面２
８と上記第２の面２９および上記第１の面２８と第３の
面３ｏおよび３１とではさ壕れる面内で摺動する如く、
上記切欠部２７を覆う摺動蓋３２が配設されている。

また、上記摺動蓋３２は、上記切欠部２７の大きさと略
等しい大きさの第１の蓋部３３と上記第１の蓋部３３よ
り幅の小さな第２の蓋部３４とから成り、さらに上記第
１の蓋部３３には上記摺動蓋３３の面と上記上平板１１
の第１の面との高さを合わせるために段付部３６．３６
が両端に形成されており、上記段付部３６および３６は
上記上平板１１の第３の面ｓｏ、ｓｉと上記開口部１６
に近い上記上平板１１に形成された摺動案内部３７．３
８との間で上記摺動蓋３３の厚み方向の移動規制を受け
ながら摺動する。１だ、上記上平板の第２の面２９には
Ｔ型の角穴３９が設けてあり、長穴状の第１の穴部４ｏ
と上記第１の穴部４０より幅の広い第２の穴部４１から
成っている。

また、上記摺動蓋３３の第２の蓋部３４には、Ｔ膨突起
部４２が設けられており、このＴ膨突起部４２を上記第
２の穴部４１へはめ込み開口部１６と反対側のカセット
後方へ摺動させることによって上記摺動蓋３３をカセッ
ト本体に装着することができる。また、上記Ｔ形角穴３
９は上記摺動蓋３３を装着後は摺動蓋３３の摺動範囲で
完全に上記摺動蓋３３によって覆われる。

ところで、上記上平板１０の開口部近傍には、上記摺動
案内部３７．３８の厚みよりやや厚めの摺動蓋係止部材
４３．４４が設けられており、これと上記摺動蓋３３の
段付部３６．３６の端面４５．４６が当接して上記摺動
蓋３３の開口部１５方向への摺動を係止きせている。

また第６図に示すように上記摺動蓋３３に設けられたＴ
膨突起部４２と上記切欠部２７の最奥部の壁面４７に設
けられたバネ掛は手段４８との間に引張りバネ４９が張
架されており、上記摺動蓋３３を上記開口部１６方向へ
付勢している。

ところで、上記上平板１１０カセット内部側には、第６
図に示すように上記回動蓋１６の回動を係止させ、同時
に上記摺動蓋３３の上記開口部１６と反対方向の摺動を
係止をせるための平板状の係止手段６０が回動ビン６１
を中心として回動ｉ」能な如く配設されており、また上
記係止手段６０には弾性を有する可撓性部材６２が形成
され、壁…】６３に当接して上記係止手段６０を時計方
向に回動する如く付勢している。

カセ、）使用時には、第４図および第６図に示すように
、上記切欠部２７を覆っている上記摺動蓋３３を後方へ
移動させ、さらにテープ前面を覆っている上記回動蓋１
６を時計方向へ回動させるために、係止解除手段６４が
矢印Ｂの方向に移動し、−まず上記回動蓋１６の内側に
形成された凹部６６と嵌合している上記係止手段６０の
三角形状の嵌合部６６を係止解除手段６４が上記三角形
状の嵌合部のカム面６７に当接して上記係止手段６０を
反時旧方向に回動させ上記係止手段６０の嵌合部６６と
上記回動蓋１６の凹部６６との嵌合を離脱せしめ、さら
に上記係止手段６０の一部を細くした可撓性部分６８と
、上記係止手段６０の一端面２当枡すスカ■＜′賠けら
引−イいスピン熊廿６９とによって、通常上記摺動蓋３
３に形成されている上記Ｔ膨突起部４２と係合している
上記係止手段６０の一端面６０が右方向へ移動して、保
合を離脱せしめ、摺動蓋押圧手段８１．８２が矢印Ｃ方
向へ移動し、上記回動蓋１６の端面に形成された切欠穴
部６３，６．４を通って上記摺動蓋３３の一端面を押圧
しつつ、摺動蓋３０を上記引張りバネ４９の付勢力に抗
して後方へ移動させると第７図の状態となり、さらにテ
ープ７をカセットの外部に引き出すためのテープ引き出
し部材（図示せず）をテープ７の後方の空間領域６６に
挿入し、さらに適当な蓋押し上は手段（図示せずンによ
って上記回動蓋１６を回動させることによって第６図の
状態となシ、テープ７の引き出しが可能となる。

逆に、カセットの使用をやめる際は、上記テープ引き出
し部材（図示せず）を上記空間領域６３からカセット外
部に取シ出し、上記蓋押し上げ手段（図示せず）を下げ
ることにより、上記回動蓋１６がテープ７の前面を覆う
ように回動して、第４図のような状態となる。従ってカ
セット未使用時には、テープ７を上記回動蓋１６と上記
摺動蓋３３によって四重れているので、人の手がテープ
に触れたり、塵埃等が付着することはない。しかもカセ
クト使用状態からカセット未使用状態に移る際、切欠部
のテープ７が少々たるんでいても、上記回動蓋１６や上
記摺動蓋３３がテープをひっかけてテープを損傷させる
ことはない。

またテープを保護するための摺動蓋および回動蓋は不用
意に開けることができないので極めて安全であり、しか
も力士、）の丁子面部は凹凸部のない平滑な面に構成で
きるので、例えば記録再生装置等にカセットを装着する
ためのホルダー形状が単純化できスムーズな装着が可能
なテープカセットを実現しうる。

発明の効果 本発明のテープカセットは、テープ引き出し状態からテ
ープをカセット内に収納する際、テープを挾み込まない
ので、回動蓋によってテープに損傷を与えることなく、
また回動蓋の閉成時にはテープに塵埃が付着したり人手
に触れたりすることなく確実なテープ保護が可能であり
、またテープを保護するための摺動蓋および回動蓋は不
用意に開けることができないので極めて安全であり、し
かもカセットの丁子面部は凹凸部のない平滑な面に構成
できるので、例えば記録再生装置等にカセットを装着す
るためのホルダー形状が単純化できスムーズな装着が可
能なテープカセットを実現しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図（！Ｌ）　、　（ｂ）は従来のテープカセットの
開蓋状態および閉蓋状態における要部概略断面図、第２
図は本発明の一実施例に係るテープカセットの平面図、
第３図はその側面図、第４図および第６図はそれぞれ閉
蓋状態における第２図のＸ　−Ｙ線断面図、第６図は本
実施例のテープカセットの内部を示しテープリールを除
いた平面図でテープカセ１■ ット未使用時を示した→、第７図はテープリールを除い
たテープカセット内部を示す平面図で切欠部の開蓋時の
状態を示した図、第８図は本実施νりのテープ力セツ）
の下面からみた分解斜視図である。 ６・−・・・・テープカセット、７・・・・・−テープ
、８．９・・・・・テープリール、１０・・・・・・上
平板、１１・・・・・・上平板、１６・・・・・・開口
部、１６・−・・・・回動板、２８・・・・・−第１の
面、２９・・・・第２の面、３３・・・・・・摺動蓋、
４９・・・・・・引張シバネ、６ｏ・・・・−・係止手
段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
６　（２） ４２　６υ　ＯＹ 藁　８　図 仏

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）一対の上平板と上平板と少なくとも２つ以上の側
   板かも成り、テープ、リールを内蔵したテープカセット
   であって、−側面に形成した開口部と、上記上平板に形
   成した上記開口部と連続する切欠部と、上記開口部を覆
   う回動蓋と、上記上平板と平行な面内で摺動し上記切欠
   部を覆う摺動蓋と上記摺動蓋を上記開口部方向へ付勢す
   る付勢手段と、上記摺動蓋の摺動面に対して略平行な面
   内を移動可能に構成し、上記摺動蓋の摺動を係止する係
   止手段とを具備したことを特徴とするテープカセット。 ？）係止手段は摺動蓋の摺動方向に対して垂直な端面で
   係止させることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のテープカセット。 （３）係止手段は摺動蓋の係よと共に、回動蓋の係止を
   も兼ねていることを特徴とする特許請求の範囲第１項も
   しくは第２項記載のテープカセット。 （４）上平板は上平板と平行な第１の面と、上記第１の
   面と平行でかつ上記上平板に近い第２の面とを有し、摺
   動蓋は上記第１の面と第２の面とにはさまれる面内で摺
   動するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項、第２項または第３項記載のテープカセット。