JPH04220474A - 印刷インキ用バインダー - Google Patents

印刷インキ用バインダー

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JPH04220474A
JPH04220474A JP2413839A JP41383990A JPH04220474A JP H04220474 A JPH04220474 A JP H04220474A JP 2413839 A JP2413839 A JP 2413839A JP 41383990 A JP41383990 A JP 41383990A JP H04220474 A JPH04220474 A JP H04220474A
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Koichiro Oshima
大島 弘一郎
Nobuyuki Morisaka
森阪 信之
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Arakawa Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷インキ用バインダ−
に関する。さらに詳しくはプラスチックフィルム、プラ
スチックシ−ト又は合成樹脂成形品用の被覆剤として特
に有用な印刷インキ用バインダ−に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被包装物の多様化、包装技術の高
度化に伴ない、包装材料として各種のプラスチックフィ
ルムが開発され、被包装物に適したものが適宜選択して
使用されるようになってきている。また、プラスチック
フィルムを包装材料に使用するにあたってはプラスチッ
クフィルムの装飾または表面保護のために印刷が施され
るが、かかる印刷のための印刷インキには、これら種々
のプラスチックフィルムに対する高度な性能、品質が要
求されるようになってきている。
【0003】とりわけ、印刷インキに関しては包装容器
の美粧化、高級化のために各種複合フィルムに対する幅
広い接着性、更にはラミネ−ト加工適性、ボイル適性、
レトルト適性等の各種後加工適性が必要になってきてい
る。
【0004】一般に、プラスチックフィルム等にはグラ
ビア印刷、フレキソ印刷等の方式が用いられるが包装材
料としてのフィルム印刷の場合には多くが巻き取り方式
であるため、印刷インキに速乾性が要求される。また、
食品用の包装として使用する場合は特に残留溶剤の少な
いことが要求される。
【0005】また、包装材料の高性能化のため、印刷後
にドライラミネ−ト加工、エクストル−ジョンラミネ−
ト加工を施すことがある。特にポリエステルやナイロン
等のフィルムはその強度や気密性が他のフィルムに優っ
ていることを利用して、ポリエチレンフィルムやポリプ
ロピレンフィルム等でラミネ−ト加工するが、この場合
ドライラミネ−ト加工にはウレタン系等の接着剤を使用
し、エクストル−ジョンラミネ−ト加工の場合はアンカ
−コ−ト剤を使用する。さらに中間にアルミニウム箔を
介在させることもあり、ボイル、レトルト加工が可能な
包装材料とすることもある。また、レトルト加工までの
強度は要求されないが透明基材をベ−スとした包装材分
野においては延伸ポリプロピレン(OPP)を基材フィ
ルムとし、アンカ−コ−ト剤は用いずに、直接、溶融ポ
リプロピレンで被覆するラミネ−ト加工方法(PPダイ
レクトラミネ−ト)も行われている。
【0006】かかる後加工を行うためにはその前段階で
用いる印刷インキに対し、種々の基材フィルムに対する
接着性、印刷適性はもとより、それぞれの後加工に対す
る適性を具備していることが要求され、このような各種
適性は印刷インキに使用するバインダ−によって主に決
定される。
【0007】従来、ポリエステルフィルムに用いる印刷
インキとしては熱可塑性ポリエステル樹脂をバインダ−
とするものが用いられ、ナイロンフィルムおよびポリエ
ステルフィルムを対象する場合には水酸基を有するポリ
エステル樹脂とイソシアネ−ト化合物との2液タイプの
反応型インキが用いられている。また、最近ではナイロ
ン、ポリエステルその他の基材フィルムに対して広い適
性を有するものとしてポリウレタンをバインダ−とした
印刷インキも使用されている。
【0008】一方、PPダイレクトラミネ−トが施され
るポリオレフィンに対しては塩素化ポリプロピレン等の
比較的低塩素化度の塩素化ポリオレフィンをバインダ−
とした印刷インキが使用されている。しかしながら、熱
可塑性ポリエステル樹脂を用いた印刷インキは基材フィ
ルムが限定されるばかりか、乾燥性が充分でなく、ブロ
ッキング発生等作業性に問題があり、2液型インキは反
応型であるためポットライフが短く、作業上に種々の制
約を受け、未使用インキの廃棄等の経済的損失がある。
【0009】また、ポリウレタンをバインダ−とする印
刷インキはポリエステルフィルムやナイロンフィルムに
対しては単独で優れた接着力を有するが、汎用フィルム
であるポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム
等のポリオレフィンフィルムに対しては充分な接着力が
なく、またラミネ−ト加工適性、特にPPダイレクトラ
ミネ−トが不充分であるという問題がある。
【0010】一方、塩素化ポリオレフィンをバインダ−
とした印刷インキはポリオレフィンフィルムに対しては
良好な接着力を示すが、ポリエステルフィルムやナイロ
ンフィルムに対しては充分な接着力がないため基材フィ
ルムが制限され、またPPダイレクトラミネ−ト適性は
有するもののボイル適性、レトルト適性がなく、用途が
制限されている。
【0011】また、近時、塩素化ポリオレフィンあるい
はヒドロキシル基やカルボキシル基が付与された変性塩
素化ポリオレフィンとポリウレタンとの混合物をバイン
ダーとする印刷インキが知られているものの、併用樹脂
成分の相溶性が充分でなく、インキ性能も改良の余地が
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリウレタ
ン樹脂の特長である被印刷物としてのポリエステル、ナ
イロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの各種プラ
スチックフィルムに対する優れた接着性、ラミネ−ト加
工適性、ボイル加工適性、レトルト加工適性と、塩素化
ポリプロピレンの特長であるダイレクト・ラミネート適
正とを同時に有する印刷インキ用バインダ−を提供する
ことを目的とした。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記従来技術
の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、分子中に特
定の極性基を付与してなる変性塩素化ポリプロピレンと
、ポリウレタン樹脂からなる混合物を主成分とする印刷
インキ用バインダーが前記従来技術の課題をことごとく
解決しうることを見出し本発明を完成するに至った。
【0014】すなわち本発明は、■ラジカル発生剤の存
在下に、酸化変性塩素化ポリプロピレン、1個のエチレ
ン性不飽和結合と少なくとも1個の3級アミノ基または
4級アンモニウム塩基とを分子中に有するモノマー(a
−1)および必要によりその他のエチレン性不飽和モノ
マー(a−2)を反応せしめてなる変性塩素化ポリプロ
ピレン(b−1)、ならびにポリウレタン樹脂からなる
混合物を主成分として含有することを特徴とする印刷イ
ンキ用バインダ−、更には
【0015】■ラジカル発生剤の存在下に、酸化変性塩
素化ポリプロピレン、1個のエチレン性不飽和結合と少
なくとも1個の3級アミノ基とを分子中に有するモノマ
ー(a−3)および必要によりその他のエチレン性不飽
和モノマー(a−2)を反応させ、ついで4級化せしめ
てなる変性塩素化ポリプロピレン(b−2)、ならびに
ポリウレタン樹脂からなる混合物を主成分として含有す
ることを特徴とする印刷インキ用バインダ−に関する。
【0016】本発明バインダー中の構成成分である前記
変性塩素化ポリプロピレン(以下、変性塩素化PPとい
う)(b−1)は、ラジカル発生剤の存在下に、酸化変
性塩素化ポリプロピレン(以下、原料塩素化PPという
)と前記モノマー(a−1)および必要により(a−2
)とを公知の方法で反応させることにより製造しうる。 前記変性塩素化PP(b−2)は、ラジカル発生剤の存
在下に、原料塩素化PPと前記モノマー(a−3)およ
び必要により(a−2)とを公知の方法で反応させ、更
に4級化剤により4級化せしめることにより製造しうる
【0017】ここに、原料塩素化PPはポリプロピレン
を塩素化するとともに空気、酸素およびオゾンより選ば
れた少なくとも一種を用いて酸化処理したものである。 市販品としてはスーパークロンL−206(山陽国策パ
ルプ(株)製)、同813A、同S180Mなどが例示
できる。原料塩素化PPの塩素化度は通常20〜60で
あるのがよく、特に好ましくは25〜45である。20
未満では有機溶剤に対する溶解度が低下し、60を越え
ると変性塩素化PPとしたばあいにポリオレフィンや他
の合成樹脂に対する密着性が低下する。また原料塩素化
PPの数平均分子量は通常3000〜300000程度
とされる。
【0018】前記モノマー(a−1)、すなわち1個の
エチレン性不飽和結合と少なくとも1個の3級アミノ基
または4級アンモニウム塩基とを分子中に有するモノマ
ーとしては、特に制限はされず各種公知の含窒素アクリ
レートもしくは該メタクリレート類を使用でき、その具
体例としてはN,N−ジメチルアミノメチルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,
N−ジメチルアミノプロピルアクリレート、N,N−ジ
エチルアミノメチルアクリレート、N,N−ジエチルア
ミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノプロ
ピルアクリレート、アクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、アクリロイルオキシエチル
トリエチルアンモニウムクロライド、アクリロイルオキ
シエチルジメチルモノベンジルアンモニウムクロライド
、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド、これらに対応する各
種メタクリレートなどを挙げることができる。また、1
個のエチレン性不飽和結合と少なくとも1個の3級アミ
ノ基とを分子中に有するモノマー(a−3)としては、
前記モノマー(a−1)のうちの3級アミノ基含有モノ
マーがそのまま該当する。
【0019】その他のモノマー(a−2)としては、炭
素数1〜18のアルキルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ートなどの水酸基含有モノマー、これらに対応する各種
メタクリレート、アクリロニトリル、スチレンなどの各
種エチレン性不飽和モノマーが該当する。
【0020】変性塩素化PP(b−2)の製造に使用す
る4級化剤としては、特に制限はされず各種公知の4級
化剤をそのまま使用でき、その具体例としては塩化メチ
ル、ヨウ化メチル、臭化エチルなどのアルキルハライド
、塩化ベンジルなどのアラルキルハライド、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸などのジアルキル硫酸、エピクロルヒ
ドリンなどのエポキシ化合物などを例示できる。
【0021】前記変性塩素化PP(b−1)の構成成分
である塩素化PPとモノマー(a−1)およびモノマー
(a−2)との仕込重量比率は数1および数2を同時に
満足するのが好ましい。
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】同様に前記変性塩素化PP(b−2)の構
成成分である塩素化PPとモノマー(a−2)およびモ
ノマー(a−3)との仕込重量比率は数3および数4を
同時に満足するのがよい。
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】数1または数3の値が0.1未満の場合や
数2または数4の値が0.5未満の場合には、いずれも
得られる変性塩素化PPのポリウレタン樹脂に対する相
溶性が低下する傾向がある。また、数1または数3の値
が70を越える場合にはダイレクトラミネート適性が低
下する傾向がある。
【0028】上記変性時の反応温度は通常30〜150
℃程度、反応時間は通常1〜20時間とされる。
【0029】こうして得られる変性塩素化PPの数平均
分子量は通常3100〜300000、好ましくは35
00〜100000である。3100未満では耐ブロッ
キング性が低下する傾向にあり、また300000を越
えるとポリウレタンとの相溶性が十分でなくなるため好
ましくない。
【0030】本発明バインダーの他の構成成分であるポ
リウレタン樹脂としては、特に制限はなく各種公知のポ
リウレタン樹脂をそのまま使用しうる。
【0031】該ポリウレタン樹脂中の高分子ポリオ−ル
成分としては、例えば、酸化エチレン、酸化プロピレン
、テトラヒドロフラン等の重合体もしくは共重合体等の
ポリエ−テルポリオ−ル類;エチレングリコ−ル、ジエ
チレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、1,2−
プロパンジオ−ル、1,3−プロパンジオ−ル、1,3
−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、ネオペン
チルグリコ−ル、ペンタンジオ−ル、3−メチル−1,
5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、オ
クタンジオ−ル、1,4−ブチンジオ−ル、ジプロピレ
ングリコ−ル等の飽和および不飽和の各種公知の低分子
グリコール類またはn−ブチルグリシジルエ−テル、2
−エチルヘキシルグリシジルエ−テル等のアルキルグリ
シジルエ−テル類、バ−サティック酸グリシジルエステ
ル等のモノカルボン酸グリシジルエステル類、ダイマー
酸を還元して得られるダイマージオールと、アジピン酸
、マレイン酸、フマル酸、無水フタル酸、イソフタル酸
、テレフタル酸、コハク酸、しゅう酸、マロン酸、グル
タル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベ
リン酸等の二塩基酸またはこれらに対応する酸無水物や
ダイマ−酸などとを脱水縮合せしめてえられるポリエス
テルポリオ−ル類;環状エステル化合物を開環重合して
えられるポリエステルポリオ−ル類;その他ポリカ−ボ
ネ−トポリオ−ル類、ポリブタジエングリコ−ル類、ビ
スフェノ−ルAに酸化エチレンもしくは酸化プロピレン
を付加してえられたグリコ−ル類等の一般にポリウレタ
ンの製造に用いられる各種公知の高分子ポリオ−ルがあ
げられる。
【0032】なお、前記高分子ポリオ−ル成分のうちグ
リコ−ル類と二塩基酸とから得られる高分子ポリオ−ル
の場合には、該グリコ−ル類のうち5モル%までは以下
の各種ポリオ−ルに置換することができる。たとえばグ
リセリン、トリメチロ−ルプロパン、トリメチロ−ルエ
タン、1,2,6−ヘキサントリオ−ル、1,2,4−
ブタントリオ−ル、ソルビト−ル、ペンタエリスリト−
ル等があげられる。
【0033】前記高分子ポリオール成分の数平均分子量
は、得られるポリウレタンの溶解性、乾燥性、耐ブロッ
キング性等を考慮して適宜決定され、通常は700〜1
0000程度、好ましくは1000〜6000の範囲内
とするのがよい。数平均分子量が700未満になると溶
解性の低下に伴ない印刷適性が低下する傾向があり、ま
た10000を越えると乾燥性及び耐ブロッキング性が
低下する傾向がある。
【0034】前記ポリウレタン樹脂の製造に用いるジイ
ソシアネート化合物としては芳香族、脂肪族または脂環
族の各種公知のジイソシアネ−ト類を使用することがで
きる。たとえば、1,5−ナフチレンジイソシアネ−ト
、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、4,
4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネ−ト、4
,4’−ジベンジルイソシアネ−ト、ジアルキルジフェ
ニルメタンジイソシアネ−ト、テトラアルキルジフェニ
ルメタンジイソシアネ−ト、1,3−フェニレンジイソ
シアネ−ト、1,4−フェニレンジイソシアネ−ト、ト
リレンジイソシアネ−ト、ブタン−1,4−ジイソシア
ネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、イソプロピ
レンジイソシアネ−ト、メチレンジイソシアネ−ト、2
,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト
、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
−ト、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネ−ト、キ
シリレンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−
ト、リジンジイソシアネ−ト、ジシクロヘキシルメタン
−4,4’−ジイソシアネ−ト、1,3−ビス(イソシ
アネ−トメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ンジイソシアネ−ト、m−テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネ−トやダイマ−酸のカルボキシル基をイソシア
ネ−ト基に転化したダイマ−ジイソシアネ−ト等がその
代表例としてあげられる。
【0035】鎖伸長剤成分としては、各種公知のものを
使用することができる。たとえばエチレンジアミン、プ
ロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエチ
レンテトラミン、ジエチレントリアミン、イソホロンジ
アミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジアミン
などがあげられる。その他、2−ヒドロキシエチルエチ
レンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミ
ン、ジ−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ−
2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2−ヒドロ
キシプロピルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシプ
ロピルエチレンジアミン等の分子内に水酸基を有するジ
アミン類および前記したポリエステルジオ−ルの項で説
明した低分子グリコ−ルやダイマ−酸のカルボキシル基
をアミノ基に転化したダイマ−ジアミン等もその代表例
としてあげられる。
【0036】更には鎖長停止剤を用いることもできる。 かかる鎖長停止剤としては、たとえば、ジ−n−ブチル
アミン等のジアルキルアミン類やエタノ−ル、イソプロ
ピルアルコ−ル等のアルコ−ル類があげられる。
【0037】前記ポリウレタン樹脂を製造する方法とし
ては、まず高分子ポリオール成分とジイソシアネート化
合物とを、イソシアネ−ト基過剰の条件で反応させ、高
分子ポリオールの末端にイソシアネート基を有するプレ
ポリマーを調製し、次いでこれを適当な溶媒中で鎖伸長
剤及び必要により鎖長停止剤と反応させる二段法ならび
に高分子ポリオール成分、ジイソシアネート化合物、鎖
伸長剤及び必要により鎖長停止剤を、適当な溶媒中で一
度に反応させる一段法のいずれの方法をも採用しうるが
、均一なポリマー溶液をうる目的には前者方法が好まし
い。これら製造法において、使用される溶剤としては通
常、印刷インキ用の溶剤としてよく知られているベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;酢酸エチル
、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;メタノ−ル、エタノ
−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル等のアルコ−
ル系溶剤; アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン系溶剤を単独または混合して
使用できる。
【0038】ポリウレタン樹脂を二段法で製造する場合
、プレポリマーと鎖伸長剤および必要に応じて鎖長停止
剤とを反応させる際の条件については特に限定はされな
いが、プレポリマーの末端に有する遊離のイソシアネ−
ト基を1当量とした場合に、鎖伸長剤中のイソシアネ−
ト基と反応しうる活性水素の合計当量が0.5〜2.0
当量の範囲内であるのがよく、特に活性水素含有基がア
ミノ基の場合には0.5〜1.3当量の範囲であるのが
好ましい。前記活性水素が0.5当量未満の場合、乾燥
性、耐ブロッキング性、皮膜強度が充分でなく、前記活
性水素が2.0当量より過剰になった場合には、鎖伸長
剤が未反応のまま残存する可能性があり好ましくない。
【0039】かかるポリウレタン樹脂の数平均分子量は
、得られる印刷インキの乾燥性、耐ブロッキング性、皮
膜強度、耐油性、粘度等を考慮して適宜決定されるが、
通常は5000〜100000の範囲とするのがよい。
【0040】本発明のバインダーにおいて、前記変性塩
素化PPとポリウレタン樹脂との使用割合は、順に5/
95〜60/40程度、好ましくは10/90〜50/
50の範囲内とされる。変性塩素化PP成分の含有量が
5重量%未満であると、ダイレクト・ラミネート適性が
低下し、また60重量%を越えるとポリエステル、ナイ
ロンなどに対する密着性、ボイル、レトルト適性が低下
する。
【0041】また、本発明のバインダー樹脂溶液の樹脂
固形分濃度は特に制限はされないが、印刷時の作業性等
を考慮して適宜決定すればよく、通常は15〜60重量
%、粘度は50〜100000cP/25℃の範囲に調
整するのが実用上好適である。
【0042】また、本発明バインダーの性能を逸脱しな
い限り、硝化綿、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレン、塩素化エチレン/プロピレン等の塩素化ポリオ
レフィン、クロルスルホン化ポリオレフィン、エチレン
/酢酸ビニル共重合体もしくはその塩化物もしくはクロ
ルスルホン化物またはマレイン酸樹脂、塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体等の樹脂を併用することもできる。
【0043】かくして得られた本発明のバインダ−は着
色剤、溶剤、さらに必要に応じてインキ流動性およびイ
ンキ表面皮膜を改良するための界面活性剤、ワックス、
その他添加剤を適宜配合しボ−ルミル、アトライタ−、
サンドミル等の通常のインキ製造装置を用いて混練する
ことにより印刷インキ組成物を製造することができる。 なお、印刷インキ組成物中の本発明のバインダ−の配合
量は印刷インキ組成物中、その樹脂固形分が3〜20重
量%になるように配合するのが好ましい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば被印刷物としてのポリエ
ステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
の各種プラスチックフィルムのいずれに対しても優れた
接着性、ラミネ−ト加工適性、ダイレクト・ラミネ−ト
加工適性、ボイル加工適性、レトルト加工適性を有する
印刷インキ用バインダ−を提供することができる。
【0045】
【実施例】以下に製造例、実施例および比較例をあげて
本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。尚、部および%は重量基準であ
る。
【0046】製造例1(変性塩素化PPの合成)攪拌機
、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四
ツ口フラスコに、酸化変性塩素化ポリプロピレン(山陽
国策パルプ(株)製、商品名スーパークロンL−206
、塩素化度32%(対固形分)、50%トルエン溶液)
1000部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート48部、メチルメタクリレート169部、過酸化ベ
ンゾイル2部およびトルエン219部を仕込み、80℃
で5時間反応させ、樹脂固形分濃度は50%の変性塩素
化PPの樹脂溶液Aを得た。
【0047】製造例2 製造例1と同様の反応装置に、酸化変性塩素化ポリプロ
ピレン(山陽国策パルプ(株)製、商品名スーパークロ
ン813A、塩素化度30%(対固形分)、55%トル
エン溶液)909部、N,N−ジエチルアミノエチルメ
タクリレート22部、メチルメタクリレート38部、ブ
チルアクリレート25部および過酸化ベンゾイル1部を
仕込み、80℃で5時間反応させた後、塩化ベンジル1
1部およびトルエン188部を添加し、更に2時間反応
させ、樹脂固形分濃度50%の変性塩素化PPの樹脂溶
液Bを得た。
【0048】製造例3 製造例1と同様の反応装置に、酸化変性塩素化ポリプロ
ピレン(スーパークロンL−206)1000部、N,
N−ジメチルアミノプロピルメタクリレート84部、過
酸化ベンゾイル2部およびトルエン86部を仕込み、8
0℃で5時間反応させ、樹脂固形分濃度は50%の変性
塩素化PPの樹脂溶液Cを得た。
【0049】製造例4 製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタ
クリレートに代え、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トを使用した他は同様に反応を行い、樹脂固形分濃度5
0%の変性塩素化PPの樹脂溶液Dを得た。
【0050】製造例5 製造例2において、N,N−ジエチルアミノエチルメタ
クリレートに代え無水マレイン酸を使用したこと、およ
び4級化工程を除いたこと以外は同様に反応を行い、樹
脂固形分濃度50%の変性塩素化PP樹脂溶液Eを得た
【0051】製造例6(ポリウレタン樹脂の合成)製造
例1と同様の反応装置に、アジピン酸と1,6−ヘキサ
ンジオールから得られた数平均分子量2000のポリエ
ステルジオール1000部とイソホロンジイソシアネ−
ト222部を仕込み、窒素気流下に100℃で6時間反
応させ、遊離イソシアネート含量3.43%のプレポリ
マーを製造した後、メチルエチルケトン815部を加え
てウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いでイソ
ホロンジアミン74.8部、ジ−n−ブチルアミン15
.2部、トルエン1093部、メチルエチルケトン49
7部およびイソプロピルアルコール656部からなる混
合物に前記ウレタンプレポリマー溶液2037部を添加
し、50℃で3時間反応させ、樹脂固形分濃度30%、
数平均分子量22000のポリウレタン樹脂溶液Fを得
た。
【0052】製造例7 製造例1と同様の反応装置に、数平均分子量2000の
ポリカプロラクトンジオール1000部とイソホロンジ
イソシアネ−ト200部を仕込み、窒素気流下に100
℃で6時間反応させ、遊離イソシアネート含量2.63
%のプレポリマーを製造した後、メチルエチルケトン8
00部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶液とした
。次いでイソホロンジアミン63.0部、ジ−n−ブチ
ルアミン5.7部、トルエン800部、メチルエチルケ
トン360部およびイソプロピルアルコール980部か
らなる混合物に前記ウレタンプレポリマー溶液2000
部を添加し、50℃で3時間反応させ、樹脂固形分濃度
30%、数平均分子量30000のポリウレタン樹脂溶
液Gを得た。
【0053】実施例1〜4及び比較例1〜4下記表1の
ように変性塩素化PP溶液とポリウレタン樹脂溶液を所
定量使用し、更にトルエンを加え、不揮発分30%のバ
インダーを調整し、後述のインキ調製に供した。なお、
比較例1および2は混合液の経日安定性が不良で、樹脂
溶液の分離現象が生じたため、インキ化を行わなかった
【0054】
【表1】     ┌────┬────────┬──────
──┬───────┐    │        │
変性塩素化PP  │  ポリウレタン  │  前者
/後者  │    │        ├───┬─
───┼───┬────┤(固形重量比)│    
│        │種類  │使用量  │種類  
│使用量  │              │   
 │        │      │(部)  │ 
     │(部)  │             
 │    ├────┼───┼────┼───┼
────┼───────┤    │実施例1│  
A  │  59  │  F  │  233│  
30/70  │    │実施例2│  B  │ 
 40  │  G  │  267│  20/80
  │    │実施例3│  C  │  77  
│  F  │  200│  40/60  │  
  │実施例4│  A  │  49  │  G 
 │  250│  25/75  │    │比較
例1│  D  │  59  │  F  │  2
33│  30/70  │    │比較例2│  
E  │  40  │  G  │  267│  
20/80  │    │比較例3│  −  │ 
 −−  │  F  │単独使用│  0/100 
 │    │比較例4│  −  │  −−  │
  G  │単独使用│  0/100  │    
└────┴───┴────┴───┴────┴─
──────┘
【0055】(印刷インキの調製) チタン白(ルチル型)              3
0部第1表記載のバインダー樹脂溶液    40部ト
ルエン                      
    15部イソプロピルアルコール       
     15部からなる組成の混合物をそれぞれペイ
ントシェイカ−で練肉して白色印刷インキを調製した。 えられた混合物100部に、トルエン35部及びイソプ
ロピルアルコール15部を加えて粘度を調整し表1に示
すような6点の白色印刷インキを調製した。
【0056】えられた6点の白色印刷インキを、版深3
0μmのグラビア版を備えた簡易グラビア印刷機により
厚さ15μmのコロナ放電処理ポリプロピレンフィルム
(OPP)の放電処理面、厚さ11μmのポリエチレン
テレフタレ−トフィルム(PET)の片面、および厚さ
15μmのコロナ放電処理ナイロンフィルム(NY)の
放電処理面に印刷して、40〜50℃で乾燥し、印刷フ
ィルムを得た。
【0057】(性能評価方法)■接着性上記印刷物を1
日放置後、印刷面にセロファンテ−プを貼り付け、これ
を急速に剥したときの印刷皮膜の外観を観察評価した。 評価結果は表2に示した。 ◎−−−−全く剥れなかった。 〇−−−−印刷皮膜の80%以上がフィルムに残った。 △−−−−印刷皮膜の50〜80%がフィルムに残った
。 ×−−−−印刷皮膜の50%以下がフィルムに残った。
【0058】■押し出しラミネ−ト強度上記各印刷物に
OPPについてはイミン系、PET、NYについてはイ
ソシアネ−ト系のアンカ−コ−ト剤を使用し、押し出し
ラミネ−ト機によって、溶融ポリエチレンを積層し、3
日後試料を15mm幅に切断し、T型剥離強度を測定し
た。評価結果は表2に示した。
【0059】■PPダイレクトラミネ−ト強度上記各O
PP印刷物について押し出しラミネ−ト機によって、直
接溶融ポリプロピレンを積層し、2日後、■と同様の方
法で剥離強度を測定した。評価結果は表2に示した。
【0060】
【表2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ラジカル発生剤の存在下に、酸化変性
    塩素化ポリプロピレン、1個のエチレン性不飽和結合と
    少なくとも1個の3級アミノ基または4級アンモニウム
    塩基とを分子中に有するモノマー(a−1)および必要
    によりその他のエチレン性不飽和モノマー(a−2)を
    反応せしめてなる変性塩素化ポリプロピレン(b−1)
    、ならびにポリウレタン樹脂からなる混合物を主成分と
    して含有することを特徴とする印刷インキ用バインダ−
  2. 【請求項2】  ラジカル発生剤の存在下に、酸化変性
    塩素化ポリプロピレン、1個のエチレン性不飽和結合と
    少なくとも1個の3級アミノ基とを分子中に有するモノ
    マー(a−3)および必要によりその他のエチレン性不
    飽和モノマー(a−2)を反応させ、ついで4級化せし
    めてなる変性塩素化ポリプロピレン(b−2)、ならび
    にポリウレタン樹脂からなる混合物を主成分として含有
    することを特徴とする印刷インキ用バインダ−。
  3. 【請求項3】  前記変性塩素化ポリプロピレン(b−
    1)において、塩素化ポリプロピレンとモノマー(a−
    1)およびモノマー(a−2)との仕込重量比率が数1
    および数2を満足する請求項1記載の印刷インキ用バイ
    ンダ−。 【数1】 【数2】
  4. 【請求項4】  前記変性塩素化ポリプロピレン(b−
    2)において、塩素化ポリプロピレンとモノマー(a−
    2)およびモノマー(a−3)との仕込重量比率が数3
    および数4を満足する請求項2記載の印刷インキ用バイ
    ンダ−。 【数3】 【数4】
  5. 【請求項5】  前記変性塩素化ポリプロピレンの数平
    均分子量が3100〜300000である請求項1また
    は2記載の印刷インキ用バインダ−。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103436095A (zh) * 2013-09-08 2013-12-11 鲁继烈 紫外光固化的水基喷墨墨水

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