JPH0421619A - 液体黒色顔料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は液体黒色顔料に関するもので、特に化粧品用
等に好適な液体黒色顔料に関するものである。

従来より化粧品分野における液体黒色顔料としては、カ
ーボンブランク系のものが主流を占めていたが、使用者
の健康保護面から、近年その使用が制限される傾向にあ
る。

そこで上記カーボンブランクに代えて、黒色の窒化チタ
ン（二酸化チタンの酸素を窒素に置換することによって
得られる呈色粒子のこと、以下同様に略称する）を使用
することにつき検討したが、その結果、次のような問題
の生ずることが明らかになった。すなわちそれは、窒化
チタンは黒色酸化鉄等に比較して、凝集し難く、高い分
散性が得られる特性を有するものの、それでもまだその
分散性は、実用に供するには不充分であるということで
ある。

この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、凝集し難く分散性の優れた液体黒色顔料を提供する
ことにある。

すなわち第１請求項記載の液体黒色顔料は、窒化チタン
粒子を、水、オイル等から成る溶媒中Ｇこ、界面活性剤
を用いて懸濁状態で分散させたことを特徴としている。

また第２請求項記載の液体黒色顔料では、上記において
、界面活性剤として、炭素数１２〜２２のモノカルボキ
シル基を有する酸、又は芳香族硫酸の誘導体を使用する
ことを特徴とする。

次にこの発明の液体黒色顔料の具体的な実施例ム二つい
て、その製造方法に基づいて説明する。

まず平均粒径０．０３〜０．２μｍの窒化チタン粒子の
表面を、炭素数１２〜２２のモノカルボキシル基を有す
る酸、又は芳香族硫酸の誘導体等より成る界面活性剤で
被覆する。この界面活性剤による被覆は、アルカリ溶液
中に上記窒化チタン粒子と界面活性剤とを添加し、これ
らを混合することにより行う（液−固反応）。この際の
混合法としては、ボールミル法を用いてもよいし、ある
いは開放容器にて加温状態で強制撹拌する方法を利用し
てもよい。

そして上記において界面活性剤で被覆された窒化チタン
粒子に、必要に応じて洗浄、乾燥を施した後、これらを
水溶媒中、あるいはオイル等より成る有機溶媒中に、懸
濁状態で均一分散させることにより、液体黒色顔料を得
る。

なおＬ記により得られた液体黒色顔料は、化粧品用に好
適であるが、その通用範囲はこれに限定されないし、ま
たその製造方法も上記実施例に限定される訳ではない。

この発明の液体黒色顔料は上記のように構成されたもの
であり、そのためこの発明によれば、凝集し難く、高い
分散性を長期間にわたって維持し得る液体黒色顔料を提
供することが可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、窒化チタン粒子を、水、オイル等から成る溶媒中に
   、界面活性剤を用いて懸濁状態で分散させたことを特徴
   とする液体黒色顔料。 ２、上記界面活性剤が、炭素数１２〜２２のモノカルボ
   キシル基を有する酸、又は芳香族硫酸の誘導体であるこ
   とを特徴とする第１請求項記載の液体黒色顔料。