JPH04210673A - スルホニウム塩の製造方法 - Google Patents

スルホニウム塩の製造方法

Info

Publication number
JPH04210673A
JPH04210673A JP34087290A JP34087290A JPH04210673A JP H04210673 A JPH04210673 A JP H04210673A JP 34087290 A JP34087290 A JP 34087290A JP 34087290 A JP34087290 A JP 34087290A JP H04210673 A JPH04210673 A JP H04210673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfonium
halide
salt
sulfonium salt
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34087290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2895959B2 (ja
Inventor
Tomio Hamatsu
浜津 富三男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Chemical Industry Co Ltd filed Critical Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP34087290A priority Critical patent/JP2895959B2/ja
Publication of JPH04210673A publication Critical patent/JPH04210673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2895959B2 publication Critical patent/JP2895959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスルホニウム塩の新規な製造方法に関する。更
に詳しくは、光硬化組成物の硬化触媒として有用である
スルホニウム塩の新規で簡便な製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、本発明により製造されるスルホニウム塩の製造方
法としては、中間体であるスルホニウムハライドを、い
ったん、精製、乾燥して単離し、次いで塩交換を適当な
溶媒中で行っている。従って、本スルホニウム塩の製造
は煩雑であるばかりでなく、スルホニウムハライドの精
製および塩交換に多量の溶媒を使用するため経済的でな
い。
また、更に対アニオンが塩素、臭素であるスルホニウム
ハライドは溶媒中で不安定であるため、中間体の単離に
際して収率が上がらないなどの問題がある。
[発明の構成] 本発明は、一般式[III]で表わされるスルホニウム
化合物の新規製造方法に関するものである。
(ただし、R1,R2は水素、ハロゲン、C,、C4の
アルキル基、R3はC1〜C4のアルキル基を、nは1
または2を、YはS b F6. P F6. B F
4またはA s F 6を示す。) 本スルホニウム塩は、一般式[I]で表わされるスルフ
ィドと一般式[1]で表わされるモノまたはジニトロベ
ンジルハライドをアルコール中で反応させ、アルコール
を除去した後、得られるスルホニウムハライドを単離す
ることなく水を加え、当該水溶液に所定の酸のアルカリ
金属塩またはアンモニウム塩、例えばNaSbF6゜K
SbF6.NaPF6.KPF6.NH45bF(、。
KAsF6.NaBF4のいずれかを用いて塩交換を行
うことにより合成される。
(ただし、R,、R,は水素、ハロゲン、01〜C4の
アルキル基、R3はC1〜C4のアルキル基を、nは1
または2を、Xは塩素、臭素を示す。)本発明の製造方
法は、まず一般式[I]で表わされるスルフィドと一般
式[II]で表わされるニトロベンジルハライドをアル
コール中で反応させることにより行われる。用いられる
一般式[I]で表わされるスルフィドとしては、例えば
4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド、4−ヒドロ
キシフェニルエチルスルフィド、3−メチル−4−ヒド
ロキシフェニルメチルスルフィド等が挙げられる。また
、ニトロベンジルハライドとしては、例えばp〜ニトロ
ベンジルクロライド、p−ニトロベンジルブロマイド、
0−ニトロベンジルブロマイド、3.5−ジニトロベン
ジルブロマイド等が挙げられる。スルフィドとニトロベ
ンジルハライドの仕込み割り合いは通常ニトロベンジル
ハライド 1当量に対してスルフィドを1.0〜1.5
当量用いる。また、好ましいアルコールはメタノール、
エタノールであり、その量は用いるスルフィドとニトロ
ベンジルハライドの総重量の5〜50倍量、好ましくは
10〜20倍量を用いる。反応温度は0〜60℃で好ま
しくは20〜30℃であり、また反応時間は12〜48
時間で、好ましくは20〜30時間である。
次に、反応液からアルコールを減圧上回収し、残渣へ多
量の水を加え、スルホニウムハライドを抽出する。ここ
で、未反応の原料は酢酸エチル等の水に不溶または難溶
な適当な溶媒で抽出除去される。
このようにして、精製、抽出されたスルホニウムハライ
ドの水溶液に所定の酸のアルカリ金属塩またはアンモニ
ウム塩を添加し、塩交換を行い目的のスルホニウム塩が
得られる。この塩交換反応は5〜50℃、好ましくは2
0〜30℃で行われ、反応時間は5〜120分、好まし
くは10〜30分である。それ以上の高温または長時間
反応は、生成したスルホニウム塩の分解やアニオン部フ
ッ素の一部水酸基への交換が起こるため好ましくない。
[作用] 本発明の製造方法によれば、スルホニウムハライドを単
離することがないため、その工程で分解のおそれがなく
、単離のための精製、乾燥工程が省略できる。更に、水
媒中で、塩交換を行うことにより、高純度、高収率に目
的のスルホニウム塩を得ることが可能である。
[実施例] 以下、実施例にて本発明を詳細にするが本発明は下記に
限定されるものではない。
実施例1 p−ニトロベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウム へキサフルオロアンチルネートの合成 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド1.54g 
(0,011モル)tp−ニトロベンジルブロマイド2
.16g (0,010モル)をメタノール50m1に
溶解させ、室温で24時間撹拌下反応させた。反応液を
減圧上濃縮し、残渣に水400m1.酢酸エチル100
m1を加え、室温で1時間撹拌した。分液し、水層にK
S b FG2.75g (0,010モル)を加え、
室温で30分撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え抽出
した。
酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧上濃縮し、残渣に溶媒を加え結晶化した。収率4.
35g (85,0%)、融点165.0〜167.0
℃。この結晶はIR。
’HNMR,元素分析により目的物であることを確認し
た。
実施例2 p−ニトロベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウム へキサフルオロホスフェートの合成 KSbF6の代わりにKPF61.84g(0,010
モル)を用いて実施例1に従い、目的物の合成を行った
。収率3.39g(80,6%)、融点161.0〜1
62.5℃。
この結晶はIR,’HNMR,元素分析により目的物で
あることを確認した。
実施例3 0−ニトロベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネートの合成 p−ニトロベンジルブロマイドの代わりに、0−ニトロ
ベンジルブロマイド2.1eg(0,010モル)を用
いて、実施例1に従い目的物の合成を行った。収率3.
87g(75,5%)、融点122.0〜124.0℃
この結晶はIR,’HNMR,元素分析により目的物で
あることを確認した。
実施例4 p−ニトロベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネートの合成 p−ニトロベンジルブロマイドの代わりにP−ニトロベ
ンジルクロライF1.72g(0,010モル)を用い
て、実施例1に従い、目的物の合成を行った。収率4.
01g(78,4%) 比較例 P−ニトロベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネートの合成 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド1.54g 
(0,011モルモル−ニトロベンジルブロマイド2.
16g (0,010モル)をメタノール50m1に溶
解させ、室温で24時間撹拌下反応させた。反応液を減
圧上濃縮し、残渣にアセトン100m1を加え、目的物
の結晶化を行ったが徐々に分解し、目的物は得られなか
った。
また、アセトンの代わりに酢酸エチルを用いて目的物の
結晶化を行ったところ、収量1.16g(32,7%)
でP−二1〜ロベンジルー4−ヒドロキシフェニルメチ
ルスルホニウム ブロマイドを得た。このスルホニウム
ブロマイドをメタノール中でKSbF6を用いて塩交換
し、目的物1.25g (収率24.5%)を得た。
[発明の効果] 本発明の製造方法によれば、中間体のスルホニラムハラ
イドを単離することなく簡便に目的のスルホニウム塩を
得ることが可能である。従って、スルホニウムハライド
を単離する工程で、溶媒によるスルホニウムハライドの
分解がないため、収率よく、しかも経済的にスルホニウ
ム塩を製造することが可能である。よって、所期の目的
を特徴する

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ]で表わされるスルフィドと一般式
    [II]で表わされるニトロベンジルハライドをアルコー
    ル中で反応させ、アルコールを除去した後、水を加え、
    該当水溶液にMY(Mはアルカリ金属またはNH_4)
    で表わされる塩を加えてなる一般式[III]で表わされ
    るスルホニウム塩の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] (ただし、R_1,R_2は水素,ハロゲン,C_1〜
    C_4のアルキル基、R_3はC_1〜C_4のアルキ
    ル基を、nは1または2を、Xは塩素、臭素を示す。Y
    はSbF_6,PF_6,BF_4またはAsF_6を
    示す。)
  2. (2)スルフィドとニトロベンジルハライドのアルコー
    ル反応の反応温度が0〜60℃で、反応時間が12〜4
    8時間である特許請求の範囲第1項記載のスルホニウム
    塩の製造方法。
  3. (3)MYで表わされる塩による塩交換反応の温度が5
    〜50℃、反応時間が5〜120分である特許請求の範
    囲第1項記載のスルホニウム塩の製造方法。
  4. (4)水を加えた後、未反応物を水に不溶または難溶の
    溶媒で抽出する特許請求第1項記載のスルホニウム塩の
    製造方法。
  5. (5)R_1,R_2が水素、R_3がメチル基、Xが
    臭素、nが1、MYがKSbF_6である特許請求の範
    囲第1項記載のスルホニウム塩の製造方法。
JP34087290A 1990-11-30 1990-11-30 スルホニウム塩の製造方法 Expired - Lifetime JP2895959B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34087290A JP2895959B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 スルホニウム塩の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34087290A JP2895959B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 スルホニウム塩の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04210673A true JPH04210673A (ja) 1992-07-31
JP2895959B2 JP2895959B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=18341090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34087290A Expired - Lifetime JP2895959B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 スルホニウム塩の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2895959B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007111075A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及び透明バリア性シートの製造方法
WO2007111074A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及び透明バリア性シートの製造方法
WO2007111092A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シートおよび透明バリア性シートの製造方法
WO2007111098A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007111075A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及び透明バリア性シートの製造方法
WO2007111074A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及び透明バリア性シートの製造方法
WO2007111092A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シートおよび透明バリア性シートの製造方法
WO2007111098A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2895959B2 (ja) 1999-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2797024B2 (ja) スルホニウム化合物
JPH03200761A (ja) ジアルキルスルホニウム化合物
JPH04210673A (ja) スルホニウム塩の製造方法
JP3364895B2 (ja) 葉酸の製造法
JPH0348654A (ja) スルホニウム化合物の製造方法
JPH03145459A (ja) ジベンジルスルホニウム化合物
JPS5949221B2 (ja) 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造法
US3666838A (en) Propenyl and propadienylphosphonic acids 2-propadienyl-4-oxo-1,3-dioxa-2-phosphanaphthalene-2-oxide
JP2008512451A (ja) ホスフィン酸アルキルの製造方法
JPH02115151A (ja) α―アミノアルカノールの製造方法
JP3899626B2 (ja) 2−メルカプトチアゾ−ルの製法
JP2706554B2 (ja) 4―トリフルオロメチルアニリン誘導体及びその製造法
JPS6339893A (ja) 5−フルオロウリジン類およびその製法
JPH10237084A (ja) 糖類のアセチル誘導体の製造方法
JP2500316B2 (ja) 1,4,5,8―テトラキス(ハロゲノメチル)ナフタレン誘導体、およびその製造方法
JP4159767B2 (ja) ラクトンの製造方法
JPS6183168A (ja) 2−メルカプト−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンおよびその製法
KR100193368B1 (ko) 리보플라빈 5'-포스페이트염의 제조방법
JP4212821B2 (ja) 高純度4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンモノエーテル又はその誘導体の製造方法
JPS6317869A (ja) 2−低級アルキル−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンの製造法
JPS61129147A (ja) マンデル酸およびその誘導体の製造方法
JPS6256462A (ja) 3−ハロゲン−アセトンスルホンアミド及びその製法並びにその使用法
JPS6287596A (ja) ホスホニウム化合物の合成方法
JPS58154537A (ja) オキシ安息香酸低級アルアルキルエステルの製造法
JPS596865B2 (ja) 5−((2− ハロゲノ −1− ヒドロキシ ) アルキル ) カルボスチリルユウドウタイノセイゾウホウ