JPH04209893A - 紙用塗工組成物 - Google Patents

紙用塗工組成物

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JPH04209893A
JPH04209893A JP40048190A JP40048190A JPH04209893A JP H04209893 A JPH04209893 A JP H04209893A JP 40048190 A JP40048190 A JP 40048190A JP 40048190 A JP40048190 A JP 40048190A JP H04209893 A JPH04209893 A JP H04209893A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011”
【産業上の利用分野]本発明は紙用塗工組成物に関する
ものであり、特に、紙に対して優れた印刷適性および印
刷効果を付与することができる紙用塗工組成物を提供し
ようとするものである。 [0002] 【従来の技術】顔料と水性バインダーを主体とした塗工
組成物を紙に塗布し、乾燥、カレンダー処理などの必要
な工程を施して得られる塗工紙は、その優れた印刷効果
などの特長から、商業印刷物や雑誌・書籍などに広く用
いられているが、品質要求の高度化、印刷の高速化など
に伴って、塗工紙の品質改良努力が今もなお続けられて
いる。とりわけ印刷の多くを占めるオフセット印刷にお
いては、しめし水の影響下でのインキ受理性、ウェット
ビックやウェットラブなどの耐水性、輪転印刷での耐ブ
リスター性の改良・向上が業界の重要な課題となってい
る。 [0003]従来よりこうした課題に対して、メラミン
ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
またはポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒド樹脂、例
えば特公昭44−11667号公報や特公昭59−32
597号公報等に示されるような耐水化剤や印刷適性向
上剤などを添加する手法が知られている。 [0004]Lかし、これら従来の耐水化剤や印刷適性
向上剤などは、いずれも有効な特性を有する反面、一部
の特性において重大な欠点ないしは効果の不十分さが認
められることから、実用上必ずしも満足しうるものでは
なかった。 [0005]例えば、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂
や尿素−ホルムアルデヒド樹脂などのアミノプラスト樹
脂は、作業時の、あるいは塗工紙からのホルムアルデヒ
ドの発生が多いのみならず、インキ受理性や耐ブリスタ
ー性の改良効果がほとんど得られず、また塗工組成物の
pHが高くなると耐水化効果も発揮しにくくなるといっ
た問題がある。 [0006]ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒド樹
脂は、耐水性の向上と同時にインキ受理性および耐ブリ
スター性の向上に有効ではあるが、それらの向上度合は
、近年の塗工紙品質の高度化要求に対して必ずしも充分
なものとはいいがたかった。そこで−層の品質向上に向
けた努力がなされており、例えば特開昭62−1250
93号公報などには、さらに改良された紙用塗工組成物
が開示されている。しかし、その後の塗工紙品質に対す
る要求の高度化に伴い、より一層の高性能化が必要とな
ってきている。 [0007]
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紙に
対して高度の耐水性、インキ受理性などを付与するとと
もに、特に従来の技術では得られにくかった高い耐ブリ
スター性が付与できる紙用塗工組成物を提供することに
ある。 [00081本発明者らは、かかる課題解決のために鋭
意研究を行った結果、特定の水溶性樹脂を含有する紙用
塗工組成物が優れた性能を発揮することを見出し、本発
明を完成した。 [0009]
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、(I
)  顔料、 (II)  水性バインダー、および (III)アルキレンジアミンまたはポリアルキレンポ
リアミン(al)と尿素類(a2)との縮合反応物(a
)に、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂(b)を反応さ
せて得られる水溶性樹脂(A)を含む樹脂成分を含有す
る紙用塗工組成物を提供する。本発明における樹脂成分
(III)は、水溶性樹脂(A)に加えて、ポリアルキ
レンポリアミン(C)および/またはポリアルキレンポ
リアミンと4級化剤との反応生成物(d)〔以下、これ
らポリアルキレンポリアミン(C)および/または反応
生成物(d)をポリアミン(B)と呼称する〕を含有す
ることができる。また本発明における樹脂成分(III
)は、水溶性樹脂(A)に、さらにポリアミン(B)を
反応させて得られる生成物(C)であってもよい。 [00101以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。 [00113本発明において使用される水溶性樹脂(A
)の原料となるアルキレンジアミンまたはポリアルキレ
ンポリアミン(al)としては、例えば、エチレンジア
ミン、プロピレンジアミンなどの脂肪族ジアミン類、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンへンタミン、イミノビスプロピルアミン、3−
アザヘキサン−1,6−ジアミン、4.7−ジアザデカ
ンー1.10−ジアミンなどのポリアルキレンポリアミ
ン類が挙げられる。これらのなかでは、ジエチレントリ
アミンおよびトリエチレンテトラミンが工業的に有利で
ある。これらのアルキレンジアミンまたはポリアルキレ
ンポリアミン(al)は、それぞれ単独で用いることも
できるし、また二種以上の混合物として用いることもで
きる。 [0012]また尿素類(a2)としては、尿素、チオ
尿素、グアニル尿素、メチル尿素、ジメチル尿素などを
挙げることができる。工業的見地からは、尿素が好まし
く用いられる。 [0013]一方、本発明における水溶性樹脂(A)の
別の原料となるメラミン−ホルムアルデヒド樹脂(b)
は、例えば米国特許第2.197.357号に記載され
ているような公知の方法によって製造することができる
。 (0014]本発明における水溶性樹脂(A)は、アル
キレンジアミンまた(まポリアルキレンポリアミン(a
l)と尿素類(a2)との縮合反応物(a)に、メラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂(b)を反応させることによ
り得られる。 [0015]アルキレンジアミンまたはポリアルキレン
ポリアミン(al)と尿素類(a2)との縮合反応は、
通常100〜180℃程度、好ましくは110〜160
℃程度の温度で、発生するアンモニアを系外に除去しな
がら、1〜6時間程度実施される。尿素類(a2)の使
用量は、アルキレンジアミンまたはポリアルキレンポリ
アミン(al)の1級および2級アミノ基1モルに対し
て、0.5〜1モルが好ましい。この際、尿素類(a2
)の一部を、アルキレンジアミンまたはポリアルキレン
ポリアミン(al)と120〜180℃、好ましくは1
40〜160℃で反応させて一次の脱アンモニアを行っ
たあと、残りの尿素類(a2)を加え、さらに100〜
180℃、好ましくは110〜160℃で反応させて二
次の脱アンモニアを行うといったように1反応を2段階
で実施することもできる。 [0016]こうして得られる縮合反応物(a)を、さ
らにメラミン−ホルムアルデヒド樹脂(b)と反応させ
ることにより、水溶性樹脂(A)が得られる。縮合反応
物(a)とメラミン−ホルムアルデヒド樹脂(b)との
反応は、好ましくは両者の合計濃度が約20〜80重量
%程度、より好ましくは30〜70重量%程度の水溶液
中で行われる。この反応は、好ましくは酸、例えば塩酸
、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸などによりpHを7以下、
より好ましくはpH2〜6に調整したあと、40〜80
℃程度で1〜10時間程度実施される。メラミン−ホル
ムアルデヒド樹脂(b)の使用量は、縮合反応物(a)
1モルに対し、メラミン核基準で0.02〜2モル程度
が好ましく、より好ましくは0.1〜1モルである。 [00171以上の反応終了後、必要により苛性ソーダ
や苛性カリなどを用いて、pH6〜10に調整すること
により、本発明で用いる水溶性樹脂(A)が得られる。 この水溶性樹脂(A)は水溶液の状態で得られ、好まし
くは60%水溶液の25℃における粘度が50〜100
0CpSであり、かつpHが6〜10である。 [0018]本発明の紙用塗工組成物は、顔料(■)、
水性バインダー(II)、および以上説明した水溶性樹
脂(A)を含む樹脂成分(III)を含有するものであ
り、ここで樹脂成分(III)は、水溶性樹脂(A)単
独でもよいし、他の成分を含んでもよいし、また水溶性
樹脂(A)をさらに他の成分と反応させたものであって
もよい。例えば、水溶性樹脂(A)に加えて、さらにポ
リアルキレンポリアミン(C)および/またはポリアル
キレンポリアミンと4級化剤との反応生成物(d)〔前
述の如く、ポリアミン(B)と呼称する〕を含有するの
も有効である。また、上記水溶性樹脂(A)にさらにポ
リアミン(B)を反応させて得られる生成物(0を、樹
脂成分(III)とじて用いるのも有効である。 [0019]ここで、ポリアミン(B)自体またはその
反応原料となるポリアルキレンポリアミンとは、分子中
に2個の1級アミノ基および少なくとも1個の2級アミ
ン基を有する化合物であり、具体的には例えば、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチ
レンへンタミン、イミノビスプロピルアミン、3−アザ
ヘキサン−1,6−ジアミン、4,7−ジアザデカン1
.10−ジアミンなどが挙げられる。 [00201また、生成物(C)を得る際にポリアルキ
レンポリアミンと反応させられる4級化剤としては、以
下のような各種のものが使用できる。 [00211■ 一般式R1−X 〔式中、R1は低級アルキル基(例えば炭素数1〜6程
度)、低級アルケニル基(例えば炭素数2〜6程度)、
ベンジル基またはフェノキシエチル基を表し、Xはハロ
ゲン原子を表す〕で示されるハロゲン含有化合物。好ま
しい例としては例えば、塩化メチル、塩化エチル、塩化
プロピル、塩化アリル、塩化ベンジル、塩化フェノキシ
エチル、ならびにこれら塩化物に対応する臭化物および
沃化物が挙げられる。 [0022]■ 一般式(R20)2 S O。 〔式中、R2は低級アルキル基(例えば炭素数1〜6程
度)を表し、■は1または2を表す〕で示されるジアル
キルサルファイドおよびジアルキルサルフェート。好ま
しい例としては、ジメチルサルフェート、ジエチルサル
フェート、ジメチルサルファイド、ジエチルサルファイ
ドなどが挙げられる。 [0023]■ 一般式 %式%]
【1】 [0025]  [式中、R3は水素原子、低級アルキ
ル基(例えば炭素数1〜6程度)、ヒドロキシ低級アル
キル基(例えば炭素数1〜6程度)またはフェニル基を
表す〕で示されるエチレンオキサイド誘導体。好ましい
例としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、グリシ
ドールなどが挙げられる。 [0026]■ 一般式 %式%]
【2】 [0028]  C式中、Xはハロゲン原子を表し、W
は1.2または3を表す〕で示されるエビハロヒドリン
。 好ましい例としては、エビクロロヒドリン、エビブロモ
ヒドリンなどが挙げられる。 [0029]■ 一般式HOCH2(CH2)−X〔式
中、Xはハロゲン原子を表し、Wは1.2または3を表
す〕で示されるモノハロヒドリン。好ましい例としては
、エチレンクロロヒドリン、1エチレンブロモヒドリン
などが挙げられる。 [00301■ 一般式 %式%]
【3】 [0032]  [式中、Xはハロゲン原子を表し、Y
およびZの一方はハロゲン原子、他方は水酸基を表す]
で示されるジハロヒドリン。好ましい例としては、1,
3−ジクロロ−2−プロパツール、2,3−ジクロロ−
1−プロパツールなどが挙げられる。 [0033]これら4級化剤のなかでも、特に好ましい
ものとしてエビクロロヒドリンが挙げられる。以上のよ
うな4級化剤となる化合物は、それぞれ単独で、あるい
は2種以上混合して使用することができる。 [0034]ポリアミン(B)としては、ポリアルキレ
ンポリアミン(C)だけを用いてもよいし、ポリアルキ
レンポリアミンと4級化剤との反応生成物(d)だけを
用いてもよいし、またポリアルキレンポリアミン(C)
と反応生成物(d)を同時に用いてもよい。 [003533本発明おける顔料(I)としては、例え
ば、カオリン、タルク、炭酸カルシウム(重質または軽
質)、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、酸化チタ
ンなどの白色無機顔料、およびポリスチレン、メラミン
−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂
などの白色有機合成顔料が挙げられ、これらをそれぞれ
単独で、あるいは2種以上混合して用いることができる
。またさらには、有色の無機または有機顔料を併用する
こともできる。 [00361本発明における水性バインダー(H)とし
ては、例えば、酸化でんぷん、リン酸エステル化でんぷ
ん、ポリビニルアルコール、カゼイン、ゼラチン、カル
ボキシメチルセルロースなどの水溶性バインダーや、ス
チレン−ブタジェン系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン
−酢酸ビニル樹脂、メチルメタクリレート樹脂などの水
乳化系バインダーが挙げられ、これらをそれぞれ単独で
、あるいは2種以上混合して用いることができる。 [00371本発明の紙用塗工組成物における好ましい
組成割合は、顔料(I)100重量部に対し、水性バイ
ンダー(II)5〜200重量部、より好ましくは10
〜50重量部、樹脂成分(III) 0.05〜5重量
部、より好ましくは0.1〜2重量部である。ここでい
う樹脂成分(III)の量は、水溶性樹脂(A)を単独
で用いる場合、水溶性樹脂(A)とポリアミン(B)の
両者を用いる場合、および水溶性樹脂(A)にさらにポ
リアミン(B)を反応させて得られる生成物(C)を用
いる場合のいずれにもあてはまる。 [00381本発明で用いる樹脂成分(I’lI)は、
一般には紙用塗工組成物を調製する際に添加混合される
が、予め顔料スラリーまたは水性バインダーに添加混合
しておき、これを残りの成分と配合する態様を採用して
も、本発明の効果を達成することができる。 [0039]本発明の紙用塗工組成物には、その他の成
分として例えば、分散剤、粘度・流動性調整剤、消泡剤
、防腐剤、潤滑剤、保水剤や、染料・有色顔料等の着色
剤などを、必要に応じて配合することができる。 [00401本発明の紙用塗工組成物は、従来より公知
の方法、例えばブレードコーター、エアーナトフコータ
、バーコーター、サイズプレスコーター、ゲートロール
コータ−、キャストコーターなど通常用いられている方
法で、紙基体上に塗布される。そのあと必要な乾燥を行
い、さらに必要に応じてスーパーカレンダーなどで平滑
化処理を施すことにより、塗工紙を製造することができ
る。 [0041]なお、本明細書で用いる「紙」という語は
広義の意味であり、狭義の意味でいう紙および板紙を包
含する。 [00421
【実施例]以下、参考例および実施例により、本発明を
さらに詳細に説明する。文中の%は、特にことわりがな
い限り重量基準である。また粘度は、25℃における値
である。 [00431参考例1 温度計、還流冷却器および撹拌棒を備えた四ツ目フラス
コに、トリエチレンテトラミン146.2 g (I,
0モル)と尿素180.2 g (3,0モル)を仕込
み、内温120〜140℃で2時間加熱して脱アンモニ
ア反応を行った。そのあと、水191.1gを加えて樹
脂水溶液とした。さらに、メラミン1モルに対しホルム
アルデヒド3.3モルを用いて調製した75%メラミン
樹脂水溶液75.8 g(0,25モル)を加え、70
%硫酸で系のpHを4゜0に調整し、70℃で4時間反
応させた。そのあと、苛性ソーダ水溶液でpi−tを7
.0に調整し、濃度60%、粘度340 C1)Sの水
溶性樹脂の水溶液を得た。 [0044]参考例2 参考例1と同様にして得られた樹脂水溶液525.2 
gに、トリエチレンテトラミン14.6 g (0,1
モル)と水9.1gを加え、濃度60%、粘度330c
ps 、 pH8,0の水溶性樹脂の水溶液を得た。 [0045]参考例3 参考例1で用いたのと同じ装置に、トリエチレンテトラ
ミン43.9 g (0,3モル)と水140.3 g
を仕込み、内温を50℃以下に保ったままさらにエビク
ロロヒドリン166、6g (I,8モル)を滴下した
。そのあと、参考例1と同様にして得られた樹脂水溶液
525.2 gを加え、50℃で1時間反応させて、濃
度60%、粘度300cps 、 pH6,5の水溶性
樹脂の水溶液を得た。 [0046]比較参考例1 温度計、還流冷却器および撹拌棒を備えた四ツロフラス
コに、トリエチレンテトラミン146.2 g (I,
0モル)と尿素30.0 g(0,5モル)を仕込み、
内温140〜160℃で3.5時間加熱して脱アンモニ
ア反応を行った。そのあと、アジピン酸73.1 g(
0,5モル)を仕込み、内温を150〜160℃に保っ
て、5時間脱アミド化反応を行った。次いで内温を13
0℃に下げ、尿素120.1 g (2,0モル)を仕
込み、120〜130℃で2時間脱アンモニア反応を行
った。そのあと水284.5 gを加えて樹脂水溶液と
した。さらに37%ホルマリン60.9g (0,75
モル)を仕込み、70%硫酸で系のpHを4〜5に調整
し、内温70℃で4時間反応させた。そのあと苛性ソー
ダ水溶液でpHを6.5に調整し、濃度50%、粘度1
40 CpSの樹脂水溶液を得た。 [00473実施例 参考例1〜3および比較参考例1で得た水溶性樹脂の水
溶液を用いて、第−表に示した配合による紙用塗工組成
物を調製した。 [0048] 注)■ ウルトラホワイト90: 米国工ンゲルハード
ミネラルズ社製クレー ■ カービタル90: 富士カオリン(株)製炭酸カル
シウム ■ スミレ−ズレジンDS−10:  住友化学工業(
株)製ポリアクリル酸系顔料分散剤 ■ 5N−307:  住友ノーガタック(株)製スチ
レンブタジェン系ラテックス ■ 玉子エースA: 玉子ナショナル(株)製酸化でん
ぷん■ 重量部は固形分電量を表す。 [0049]調製した紙用塗工組成物は、総固形分が6
0%、pHが約9.0となるように、各々水と10%苛
性ソーダ水溶液で調整したあと、ワイヤーロッドを用い
て、米坪量80g/m2である上質紙の片面または両面
に、塗工量が14g/m2となるよう塗布した。塗布後
ただちに120℃にて30秒間熱風乾燥し、次いで温度
20℃、相対湿度65%にて16時間調湿し、さらに温
度60℃、線圧60kg/cmの条件で2回スーパーカ
レンダー処理をして、塗工紙を得た。 [00501こうして得た塗工紙を、耐水性、インキ受
理性および耐ブリスター性の試験に供した。試験結果を
第二表に示した。なお、試験方法は以下のとおりである
。 [00511耐水性 (イ) ウェットラブ法 コート面上にイオン交換水を約0.1ミリリットル滴下
し、指先で7回摩擦し、溶出量を黒紙に移行させて、溶
出量を肉眼で判定した。判定基準は次のように行った。 耐水性 (劣)1〜5 (優)(ロ)  ウェットビッ
ク法RI試験機(明製作所)を使用し、コート面を給水
ロールで湿潤させたあと印刷し、紙むけ状態を肉眼で観
察して判定した。判定基準は次のように行った。耐水性
(劣)1〜5(優) [0052]インキ受理性 (イ)  A  法 RI試験機を使用して塗工面を給水ロールで湿潤させた
あとに印刷し、インキの受理性を肉眼で観察して判定し
た。判定基準は次のように行った。インキ受理性(劣)
1〜5(優)(ロ)B 法 RI試験機を使用してインキに水を練り込みながら印刷
し、インキ受理性を肉眼で観察して判定した。判定基準
は次のように行った。インキ受理性 (劣)1〜5(優
) [0053]耐ブリスタ一性 RI試験機を用い、オフセット輪転印刷用インキを使用
して両面塗工紙に両面印刷を行い、調湿後、加熱したシ
リコーンオイル洛中に浸し、ブリスターの発生量を肉眼
で判定した。判定基準は次のように行った。耐ブリスタ
ー性 (劣)1〜5(優) [0054] 注)   ”   25℃におけるpH−225℃にお
ける粘度 牢3  ウェットラブ法 I4   ウェットビック法 [0055] 【発明の効果】本発明の紙用塗工組成物を用いて得た塗
工紙は、インキ受理性および耐水性に優れ、また特に耐
ブリスター性にも優れ、さらにはホルムアルデヒド臭の
発生がほとんどないなど、種々の優れた有効な特性を有
する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ( I )顔料、 (II)水性バインダー、および (III)アルキレンジアミンまたはポリアルキレンポリ
    アミン(a1)と尿素類(a2)との縮合反応物(a)
    に、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂(b)を反応させ
    て得られる水溶性樹脂(A)を含む樹脂成分を含有する
    ことを特徴とする紙用塗工組成物。
  2. 【請求項2】樹脂成分(III)がさらに、ポリアルキレ
    ンポリアミン(c)およびポリアルキレンポリアミンと
    4級化剤との反応生成物(d)から選ばれるポリアミン
    (B)を含有する請求項1記載の紙用塗工組成物。
  3. 【請求項3】樹脂成分(III)が、水溶性樹脂(A)に
    、さらにポリアルキレンポリアミン(c)およびポリア
    ルキレンポリアミンと4級化剤との反応生成物(d)か
    ら選ばれるポリアミン(B)を反応させて得られる生成
    物(C)である請求項1記載の紙用塗工組成物。
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JP2006522878A (ja) * 2003-04-14 2006-10-05 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド 紙コーティング組成物

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