JPH04209661A - 無機顔料の湿式粉砕用分散剤 - Google Patents

無機顔料の湿式粉砕用分散剤

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JPH04209661A
JPH04209661A JP40341490A JP40341490A JPH04209661A JP H04209661 A JPH04209661 A JP H04209661A JP 40341490 A JP40341490 A JP 40341490A JP 40341490 A JP40341490 A JP 40341490A JP H04209661 A JPH04209661 A JP H04209661A
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JP
Japan
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meth
salt
mol
acrylic acid
dispersant
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JP40341490A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Itayama
博 板山
Toshiaki Matsushige
敏明 松重
Hirofumi Oi
裕文 大井
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SANNOPUKO KK
San Nopco Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
SANNOPUKO KK
San Nopco Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、無機顔料の湿式粉砕用
分散剤に関する。さらに詳しくは無機顔料の鉱石あるい
は粗粉砕粒子を湿式粉砕し、低粘度でかつ粘度の経口変
化が小さい高濃度の無機顔料スラリーの製造を可能とす
る分散剤に関するものである。 [0002] 【従来の技術】本発明者らによって、アクリル酸リチウ
ム塩25〜100モル%とその他の共重合性モノマー0
〜75モル%との共重合体が無機顔料の分散剤として有
効であることが明らかにされている(特開平2−826
1号公報)。また、従来、無機顔料の湿式粉砕用分散剤
たとえば炭酸カルシウムの湿式粉砕用分散剤としては、
アクリル酸の重合体のナトリウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩;アクリル酸とその他の共重合性モノマー(
たとえば不飽和ジカルボン酸およびスルホ基含有モノマ
ー)との共重合体のナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩などが知られている(たとえば特公昭56−4
7131号公報)。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の無機顔料の湿式粉砕用分散剤は製造される無機顔料ス
ラリーに対する粘度低下効果や粘度の経日安定性付与効
果において未だ満足すべきものではなく、例えば75重
量%を越える高濃度の炭酸カルシウムの水性スラリーの
製造においては低粘度で経日安定性のよいものを得るこ
とが非常に難しいという問題点を有する。 [0004]
【課題を解決するための手段】本発明者らは低粘度で経
日安定性のよい無機顔料スラリーを湿式粉砕により製造
し得る分散剤について研究を行った結果、本発明に到達
した。すなわち本発明は、 (メタ)アクリル酸リチウ
ム塩(A)2モル%以上、25モル%未満と他の共重合
性モノマー(B)75〜98モル%との(共)重合体か
らなる無機顔料の湿式粉砕用分散剤である。なお、本明
細書で、例えば(メタ)アクリル酸とはメタクリル酸ま
たはアクリル酸を、 (共)重合体とは共重合体または
単独重合体を意味する。以下、 (メタ)または(共)
の記載は同様の意味に用いる。 (0005]  (共)重合体において、他の共重合性
モノマーとしては(メタ)アクリル酸、リチウム塩以外
の(メタ)アクリル酸の塩〔アルカリ金属塩(ナトリウ
ム塩、カリウム塩など、アルカリ土類金属塩(マグネシ
ウム塩、バリウム塩など)、アンモニウム塩、有機アミ
ン塩(アルカノールアミン塩、低級アミン塩など)など
〕、不飽和ジカルボン酸(塩)〔マレイン酸、フマル酸
、イタコン酸およびそれらのリチウム塩および上記(メ
タ)アクリル酸の塩の項で記載したものと同様の塩〕、
スルホ基含有モノマー(塩) 〔ビニルスルホン酸、ア
クリルアミドプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸
、ポリオキシプロピレンメタクリル酸エステルの硫酸エ
ステルおよびそれらのリチウム塩、上記(メタ)アクリ
ル酸の項で記載したものと同様の塩など〕、アミド基含
有モノマー(アクリルアミド、メタクリルアミドなど)
、水酸基含有モノマー〔ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレートたとえばヒドロキシエチルアクリレートおよ
びヒドロキシメチルメタクリレート〕、 (メタ)アク
リル酸アルキルエステル(アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチルなど〕、ビニルエステルモノマー(酢酸ビニ
ルなど)、芳香族炭化水素モノマー(ビニルトルエン、
α−メチルスチレンなど)およびニトリル基含有モノマ
ー(アクリロニトリル、メタクリレートリルなど)が挙
げられる。 [0006](共)重合体中で、 (A)の量は2モル
%以上、25モル%未満、好ましくは5〜24モル%、
 (B)の量は75〜98モル%、好ましくは76〜9
5モル%である。 (A)が2モル%未満、および25モル%以上の場合に
は粘度低下効果が低下する。 [0007](共)重合体の重量平均分子量は通常1,
000〜100,000 、好ましくはs、 ooo〜
40.000である。重量平均分子量が1.000未満
の場合には湿式粉砕時に用いる分散剤の使用量を多く必
要とするとともに、製造される無機顔料スラリーに対す
る粘度低下効果が低下し、また100、000を越える
場合にも無機顔料スラリーに対する粘度低下効果が低下
する。 [0008](共)重合体の製造方法は、通常行なわれ
ている方法を用いることができる。例えば過硫酸カリウ
ムまたはアゾ系化合物の存在下で、水または水−アルコ
ール系の溶媒中で常圧下では50〜100℃、加圧下で
は80〜150℃で1〜10時間玉合させた後、水酸化
リチウムまたは場合により他のアルカリ性物質で中和す
ることにより得られる。 [0009]重合の方法としては(メタ)アクリル酸の
全量を重合槽に仕込んでもよく、また(メタ)アクリル
酸の全量または一部を滴下する方法を用いてもよい。ま
た予め塩の形にしたモノマーを重合してもよい。重合開
始剤は全量を重合槽に仕込んでもよく、連続的に重合槽
に投入していく方法を用いてもよい。 [00101本発明の分散剤は、無機顔料の鉱石あるい
は粗粉砕粒子を湿式粉砕して無機顔料スラリーを製造す
る場合に効果を発揮する。本発明の無機顔料の湿式粉砕
用分散剤を使用して製造されるスラリーとしては、炭酸
カルシウム、クレー、酸化チタン、サチンホワイト、タ
ルク、アルミナなどが挙げられる。特に、炭酸カルシウ
ムの湿式粉砕に対しては優れた効果を発揮し、平均粒子
径が、0405〜0.1μmの微細な粒径から1〜3μ
mの比較的大きな粒径までの炭酸カルシウムスラリーの
製造に有効である。 [00111本発明の分散剤の使用機は、無機顔料の鉱
石あるいは粗粉砕粒子に対して通常0.01〜5%(固
形分重機)であり、好ましくは0.05〜3%である。 0.01%未満では粘度低下効果が不十分であり、また
5%より多い場合にはスラリー粘土が経日的に増加する
。 [00121本発明の無機顔料の湿式粉砕用分散剤を使
用する方法には、通常の湿式粉砕による無機顔料スラリ
ーの製造方法が用いられる。顔料の鉱石または粗粉砕粒
子を粉砕と同時にスラリー化する湿式粉砕(例えば重質
炭酸カルシウムの湿式粉砕)には、顔料の鉱石または粗
粉砕粒子に水と分散剤を添加して、粉砕と同時にスラリ
ー化する方法、顔料の鉱石または粗粉砕粒子を粉砕時に
逐次添加する方法が挙げられる。粉砕と同時にスラリー
化する方法としては、例えばアトライター、ビーズミル
など一般に用いられる湿式粉砕機を使用することができ
る。 [0013]
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。 実施例1〜8、比較例1〜5 本発明の無機顔料の湿式粉砕用分散剤(実施例1〜8)
および比較分散剤(比較例1〜5)を下記に示す。 [0014] 実施例1 アクリル酸リチウム塩(5モル%)とアクリル酸ナトリ
ウム塩(95モル%)の共重合体(分子量12.000
)[0015] 実施例2 アクリル酸リチウム塩(15モル%)とアクリル酸ナト
リウム塩(85モル%)の共重合体(分子量12.00
0)[0016] 実施例3 アクリル酸リチウム塩(20モル%)とアクリル酸ナト
リウム塩(80モル%)の共重合体(分子量12.00
0)[0017] 実施例4 アクリル酸リチウム塩(10モル%)とアクリル酸ナト
リウム塩(90モル%)の共重合体(分子量26.00
0)[0018] 実施例5 アクリル酸リチウム塩(20モル%)とアクリル酸カリ
ウム塩(30モル%)とアクリル酸アンモニウム塩(5
0モル%)の共重合体(分子量9.000) [0019] 実施例6 アクリル酸リチウム塩(15モル%)とアクリルアミド
(85モル%)の共重合体(分子量15.000)[0
0201 実施例7 アクリル酸リチウム塩(20モル%)とアクリルアミド
プロパンスルホン酸ナトリウム塩(80モル%)の共重
合体(分子量17.000) [00211 実施例8 アクリル酸リチウム塩(10モル%)とスチレン(10
モル%)とマレイン酸ナトリウム(80モル%)の共重
合体(分子量20.000) [0022] 比較例1 ポリアクリル酸ナトリウム塩(分子量12.000)[
0023] 比較例2 ポリアクリル酸リチウム塩(分子量12.000)[0
024] 比較例3 アクリル酸ナトリウム塩(75モル%)とマレイン酸ナ
トリウム塩(25モル%)の共重合体(分子量14.0
00)[0025] 比較例4 アクリル酸ナトリウム塩(75モル%)とビニルスルホ
ン酸ナトリウム塩(25モル%)の共重合体(分子量1
4.00[0026] 比較例5 アクリル酸アンモニウム塩(75モル%)とアクリルア
ミド(25モル%)の共重合体(分子量13.000)
[0027] 試験例1 実施例および比較例の分散剤について分散試験を行なっ
た。 [試験方法]水25部と所定の分散剤を均一溶解
した水溶液に重質炭酸カルシウムの粗粉砕粒子を75部
添加し、サンドグラインダーを用いて40分間粉砕させ
る。得られた75重量%炭酸カルシウムの水性スラリー
の製造直後および7日後の粘度をBL型粘度計[東京計
器(株)製]を用いて25℃、60rpmの条件で測定
した。第1表に試験結果を示す。          
        **[0028]
【表1】 [0029](注)添加量:炭酸カルシウムの粗粉砕鉱
石を100部としたときの分散剤固形分の重量%を示す
。 [00301

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(メタ)アクリル酸リチウム塩(A)2モ
    ル%以上、25モル%未満と他の共重合性モノマー(B
    )75〜98モル%との(共)重合体からなる無機顔料
    の湿式粉砕用分散剤。
  2. 【請求項2】(B)が(メタ)アクリル酸、リチウム塩
    以外の(メタ)アクリル酸の塩、不飽和ジカルボン酸(
    塩)、スルホ基含有モノマー(塩)、アミド基含有モノ
    マー、水酸基含有モノマー、(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステル、ビニルエステルモノマー、芳香族炭化水素
    モノマーおよびニトリル基含有モノマーからなる群より
    選ばれるモノマーである請求項1記載の分散剤。
  3. 【請求項3】(共)重合体の重量平均分子量が1,00
    0〜100,000である請求項1または2記載の分散
    剤。
  4. 【請求項4】湿式粉砕される顔料が炭酸カルシウムであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の分散剤。
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