JPH04206123A - 電子放出素子およびその製造方法 - Google Patents
電子放出素子およびその製造方法Info
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- JPH04206123A JPH04206123A JP2332416A JP33241690A JPH04206123A JP H04206123 A JPH04206123 A JP H04206123A JP 2332416 A JP2332416 A JP 2332416A JP 33241690 A JP33241690 A JP 33241690A JP H04206123 A JPH04206123 A JP H04206123A
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- electron
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Landscapes
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- Electron Beam Exposure (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子顕微鏡、電子ビーム露光装置、CRT等
、各種電子ビーム応用装置の電子発生源として利用する
ことができる電子放出素子およびその製造方法に関する
。
、各種電子ビーム応用装置の電子発生源として利用する
ことができる電子放出素子およびその製造方法に関する
。
従来の技術
従来、電子顕微鏡、CRT等の電子ヒーム応用装置の電
子発生源として、熱電子を放出する熱陰極が用いられて
いる。しかし、熱陰極は陰極自体を加熱する手段を必要
とし、また、加熱に伴うエネルギー損失を生じるなどの
問題があった。そこで、近年、加熱を必要としない電子
放出素子、いわゆる冷陰極の使用が試みられると共に、
これに関する研究が行われ、いくつかのタイプの電子放
出素子が提案されている。
子発生源として、熱電子を放出する熱陰極が用いられて
いる。しかし、熱陰極は陰極自体を加熱する手段を必要
とし、また、加熱に伴うエネルギー損失を生じるなどの
問題があった。そこで、近年、加熱を必要としない電子
放出素子、いわゆる冷陰極の使用が試みられると共に、
これに関する研究が行われ、いくつかのタイプの電子放
出素子が提案されている。
例えば、PN接合に逆バイアス電圧を印加し、電子なだ
れ降伏現象を起こさせて素子外へ電子を放出させるよう
にした電子放出素子、または、金属層−絶縁体層−金属
層の3層構造で、上記両金属層間に電圧を印加すること
により、トンネル効果で絶縁体層を通過してきた電子を
金属層表面から素子外へ放出させるMIM型の電子放出
素子、または、電界集中の生じやすい形状に形成した金
属に対し、電圧を印加して局所的に高電界を発生させ、
金属から素子外へ電子を放出させる電界放出型の電子放
出素子などがある。このうち、電界放出型の電子放出素
子は、電流密度が高く、電力消費が高く、点(ポイント
)および線(ライン)電子線源とし゛で使用することが
できるなどの長所を有している。
れ降伏現象を起こさせて素子外へ電子を放出させるよう
にした電子放出素子、または、金属層−絶縁体層−金属
層の3層構造で、上記両金属層間に電圧を印加すること
により、トンネル効果で絶縁体層を通過してきた電子を
金属層表面から素子外へ放出させるMIM型の電子放出
素子、または、電界集中の生じやすい形状に形成した金
属に対し、電圧を印加して局所的に高電界を発生させ、
金属から素子外へ電子を放出させる電界放出型の電子放
出素子などがある。このうち、電界放出型の電子放出素
子は、電流密度が高く、電力消費が高く、点(ポイント
)および線(ライン)電子線源とし゛で使用することが
できるなどの長所を有している。
従来、この電界放出型の電子放出素子およびその製造方
法として、第5図に示すような特開昭51−13207
3号公報に記載され、また、第6図に示すようなジャ−
ナル・オブ・アプライド・フィジックス、47巻、12
号、5248頁、1976年(J、 Appl、 Ph
ys、、 vol、 47. No、 12. p52
48゜1976 )に記載されたものが知られている。
法として、第5図に示すような特開昭51−13207
3号公報に記載され、また、第6図に示すようなジャ−
ナル・オブ・アプライド・フィジックス、47巻、12
号、5248頁、1976年(J、 Appl、 Ph
ys、、 vol、 47. No、 12. p52
48゜1976 )に記載されたものが知られている。
第5図(a)〜(e)は従来の一例の電子放出素子の製
造順序説明用の概略断面図である。
造順序説明用の概略断面図である。
1ず、第5図(a)に示すように、Siからなる基板5
1の上に熱酸化法により8i0zからなる絶縁層52を
形成し、次に、絶縁層52の上にM。
1の上に熱酸化法により8i0zからなる絶縁層52を
形成し、次に、絶縁層52の上にM。
からなる電子引出し用のゲート電極53を蒸着法により
膜状に形成する。次に、第5図(b)に示すように、ゲ
ート電極53の上にレジスト膜54を円形孔55を有す
るように形成し、このレジスト膜54をマスクとしてゲ
ート電極53と絶縁層52をエツチングし、円形孔56
.57を形成する。
膜状に形成する。次に、第5図(b)に示すように、ゲ
ート電極53の上にレジスト膜54を円形孔55を有す
るように形成し、このレジスト膜54をマスクとしてゲ
ート電極53と絶縁層52をエツチングし、円形孔56
.57を形成する。
その際、絶縁層52の円形孔57の直径はゲート電極5
3の円形孔56の直径よりやや大きくなるように設定す
る。次に、第5図(C)図に示すように、基板51に対
し、垂直方向から蒸着法によりMO層58を堆積させた
後、レジスト膜54を除去する。これにより、円形孔5
7内には幅の狭い溝59が閉環に形成される。この状態
で、第5図(d)に示すように、溝59から基板51を
エツチングすることにより、先端の鋭いエミッタ突起6
0を形成することができ、最後にMo層58を除去する
ことにより、第5図(e)に示すような電子放出素子を
作製することができる。
3の円形孔56の直径よりやや大きくなるように設定す
る。次に、第5図(C)図に示すように、基板51に対
し、垂直方向から蒸着法によりMO層58を堆積させた
後、レジスト膜54を除去する。これにより、円形孔5
7内には幅の狭い溝59が閉環に形成される。この状態
で、第5図(d)に示すように、溝59から基板51を
エツチングすることにより、先端の鋭いエミッタ突起6
0を形成することができ、最後にMo層58を除去する
ことにより、第5図(e)に示すような電子放出素子を
作製することができる。
第6図(a)は従来の他の例の電子放出素子の製造途中
の状態を示す概略断面図、第6図(b)は上記電子放出
素子の完成状態を示す概略断面図である。
の状態を示す概略断面図、第6図(b)は上記電子放出
素子の完成状態を示す概略断面図である。
第6図(a)に示すように、まず、絶縁基板61の上に
導電性膜62、絶縁層63および導電性膜(制御電極層
)64を適当なマスクを用いて順次蒸着し、その後、リ
ソグラフィー技術を用いて導電性膜64および絶縁層6
3をエツチング除去して空洞65が複数のアレイ状に配
列となるように作製する。次いで、この空洞65の開口
部をA1等の適当な物質66による回転斜め蒸着により
漸次閉じさせつつ、この開口部真上より陰極材料67を
正蒸着することにより、空洞65内において導電性膜6
2上に先端側が次第に細くなるエミッタ突起68を形成
する。最後に物質66を除去することにより、第6図(
b)に示すように、電子放出素子を作製することができ
る。
導電性膜62、絶縁層63および導電性膜(制御電極層
)64を適当なマスクを用いて順次蒸着し、その後、リ
ソグラフィー技術を用いて導電性膜64および絶縁層6
3をエツチング除去して空洞65が複数のアレイ状に配
列となるように作製する。次いで、この空洞65の開口
部をA1等の適当な物質66による回転斜め蒸着により
漸次閉じさせつつ、この開口部真上より陰極材料67を
正蒸着することにより、空洞65内において導電性膜6
2上に先端側が次第に細くなるエミッタ突起68を形成
する。最後に物質66を除去することにより、第6図(
b)に示すように、電子放出素子を作製することができ
る。
発明が解決しようとする課題
しかし、以上のような従来技術のうち、前者では、エミ
ッタ突起60を形成する際、エツチングにより鋭い突起
を形成しているが、その形状を正確にエツチングで制御
するのは困難である。−力、後者では、エミッタ突起6
8を形成する際、回転斜め蒸着と正蒸着を同時に行って
いるが、この同時蒸着を正確に行うことは非常に困難で
ある。
ッタ突起60を形成する際、エツチングにより鋭い突起
を形成しているが、その形状を正確にエツチングで制御
するのは困難である。−力、後者では、エミッタ突起6
8を形成する際、回転斜め蒸着と正蒸着を同時に行って
いるが、この同時蒸着を正確に行うことは非常に困難で
ある。
本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するもの
であり、エミッタ突起に電界を集中しやすくし、したが
って、動作電圧を低減することができると共に、電子の
放出効率を向上させることができ、また、エミッタの機
械的強度を向上させて信頼性を向上させることができる
ようにした電子放出素子を提供し、また、微細加工技術
を要することなく、簡単にエミッタ突起の形状を制御す
ることができ、したがって、容易に、しかも、歩留り良
く製造することができるようにした電子放出素子の製造
方法を提供することを目的とするものである。
であり、エミッタ突起に電界を集中しやすくし、したが
って、動作電圧を低減することができると共に、電子の
放出効率を向上させることができ、また、エミッタの機
械的強度を向上させて信頼性を向上させることができる
ようにした電子放出素子を提供し、また、微細加工技術
を要することなく、簡単にエミッタ突起の形状を制御す
ることができ、したがって、容易に、しかも、歩留り良
く製造することができるようにした電子放出素子の製造
方法を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明の電子放出素子は、
エミッタと、このエミッタより高い位置となるゲート電
極が互いに電気的に絶縁されて配置され、上記エミッタ
の端部が上記ゲート電極側に傾斜されてエミッタ突起が
形成されると共に、このエミッタの傾斜部の背面が支持
されたものである。
エミッタと、このエミッタより高い位置となるゲート電
極が互いに電気的に絶縁されて配置され、上記エミッタ
の端部が上記ゲート電極側に傾斜されてエミッタ突起が
形成されると共に、このエミッタの傾斜部の背面が支持
されたものである。
そして、上記エミッタを、段差を有する絶縁性の基板に
おける下段部とこれに続く傾斜部上に形成し、上記ゲー
ト電極を上記基板における上段部上に形成することがで
き、または上記エミッタを基板上に形成された導電体層
と、上記基板上に形成された絶縁層の傾斜部上に形成し
、上記ゲート電極を上記絶縁層上に形成することができ
、また、上記エミッタの先端部とゲート電極の間におい
て空洞部を形成するのが好ましい。
おける下段部とこれに続く傾斜部上に形成し、上記ゲー
ト電極を上記基板における上段部上に形成することがで
き、または上記エミッタを基板上に形成された導電体層
と、上記基板上に形成された絶縁層の傾斜部上に形成し
、上記ゲート電極を上記絶縁層上に形成することができ
、また、上記エミッタの先端部とゲート電極の間におい
て空洞部を形成するのが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の電子放出素子の製
造方法は、絶縁性の基板上の所定の部分にレジスト層を
形成し、このレジスト層をマスクとして上記基板の一部
をエツチングし、下段部より上段部側に至るに従い次第
に拡開する傾斜面を有するように段差を形成した後、上
記レジスト層を除去し、上記基板における上段部、傾斜
部および下段部を覆うように金属層を形成し、この金属
層の傾斜部における上段部側の一部を除いた部分にレジ
スト層を形成し、このレジスト層をマスクとしてエツチ
ングした後、上記レジストiを除去するようにしたもの
である。
造方法は、絶縁性の基板上の所定の部分にレジスト層を
形成し、このレジスト層をマスクとして上記基板の一部
をエツチングし、下段部より上段部側に至るに従い次第
に拡開する傾斜面を有するように段差を形成した後、上
記レジスト層を除去し、上記基板における上段部、傾斜
部および下段部を覆うように金属層を形成し、この金属
層の傾斜部における上段部側の一部を除いた部分にレジ
スト層を形成し、このレジスト層をマスクとしてエツチ
ングした後、上記レジストiを除去するようにしたもの
である。
または基板上の所定の部分に導電体層を形成し、上記基
板と導電体層の上に絶縁層を形成し、この絶縁層上にお
ける上記導電体層の上部を除いた部分にレジスト層を形
成し、このレジスト層をマスクとして上記絶縁層をエツ
チングし、上記導電体層の一部を露出すると共に、この
導電体層から上記レジスト層側に至るに従い次第に拡開
する傾斜面を有するように形成した後、上記レジスト層
を除去し、上記絶縁層の上段部、傾斜面および露出した
下段部である導電体層を覆うように金属層を形成し、こ
の金属層の傾斜部における上段部側の一部を除いた部分
にレジスト層を形成し、このレジスト層をマスクとして
エツチングした後、上記レジスト層を除去するようにし
だものである。
板と導電体層の上に絶縁層を形成し、この絶縁層上にお
ける上記導電体層の上部を除いた部分にレジスト層を形
成し、このレジスト層をマスクとして上記絶縁層をエツ
チングし、上記導電体層の一部を露出すると共に、この
導電体層から上記レジスト層側に至るに従い次第に拡開
する傾斜面を有するように形成した後、上記レジスト層
を除去し、上記絶縁層の上段部、傾斜面および露出した
下段部である導電体層を覆うように金属層を形成し、こ
の金属層の傾斜部における上段部側の一部を除いた部分
にレジスト層を形成し、このレジスト層をマスクとして
エツチングした後、上記レジスト層を除去するようにし
だものである。
そして、上記各製造方法において、金属層上のレジスト
層をマスクとしてエツチングする際、基板、若しくは絶
縁層の一部をエツチングしてエミツタの先端部とゲート
電極の間に空洞部を形成するのが好ましい。
層をマスクとしてエツチングする際、基板、若しくは絶
縁層の一部をエツチングしてエミツタの先端部とゲート
電極の間に空洞部を形成するのが好ましい。
作 用
したがって、本発明の電子放出素子によれば、エミッタ
突起をゲート電極側に傾斜する部分に形成しているので
、電界が集中しやすい。また、エミッタ突起側の傾斜部
の背面を支持しているので、機械的強度を向上させるこ
とができる。
突起をゲート電極側に傾斜する部分に形成しているので
、電界が集中しやすい。また、エミッタ突起側の傾斜部
の背面を支持しているので、機械的強度を向上させるこ
とができる。
また、本発明の電子放出素子の製造方法によれば、エミ
ッタパターンをエツチングにより形成するので、微細加
工技術を要することなく、エミッタ突起の形状を制御す
ることができる。
ッタパターンをエツチングにより形成するので、微細加
工技術を要することなく、エミッタ突起の形状を制御す
ることができる。
実施例
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
する。
まず、本発明の第1の実施例について説明する。
第1図は本発明の第1の実施例における電子放出素子を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
第1図に示すように、8102等の絶縁材から成る基板
11は下段部12 とその外方の上段部13の段差を有
し、下段部12側には上段部13側に向かって次第に拡
開する傾斜部14が形成され、傾斜部14の外力には上
段部13 との間に空洞部15が形成されている。下段
部12 とこれに続く傾斜部14の上にMOlW、Cr
等から成るエミッタ16が形成され、上段部13の上に
はMO,W、Cr等から成るゲート電極17が形成され
ている。
11は下段部12 とその外方の上段部13の段差を有
し、下段部12側には上段部13側に向かって次第に拡
開する傾斜部14が形成され、傾斜部14の外力には上
段部13 との間に空洞部15が形成されている。下段
部12 とこれに続く傾斜部14の上にMOlW、Cr
等から成るエミッタ16が形成され、上段部13の上に
はMO,W、Cr等から成るゲート電極17が形成され
ている。
上記エミッタ16はその傾斜部が基板11の傾斜部14
に沿ってゲート電極17側に傾斜され、傾斜部の先端部
が基板11の傾斜部14の外力で空洞部15側に突出さ
れ、先端に尖鋭なエミッタ突起18が形成されている。
に沿ってゲート電極17側に傾斜され、傾斜部の先端部
が基板11の傾斜部14の外力で空洞部15側に突出さ
れ、先端に尖鋭なエミッタ突起18が形成されている。
このように、エミッタ16の傾斜部を基板11の傾斜部
14により支持しているので、その機械的強度を向上さ
せることができる。
14により支持しているので、その機械的強度を向上さ
せることができる。
以上の構成において、エミッタ16に負、ゲート電極1
7に正の電圧を印加することにより尖鋭となっているエ
ミッタ突起18に電界を集中させ、効率よく電子を真空
中に放出することができる。
7に正の電圧を印加することにより尖鋭となっているエ
ミッタ突起18に電界を集中させ、効率よく電子を真空
中に放出することができる。
放出された電子は、ゲート電極17とエミッタ16によ
って定まる電圧の電気力線に沿ってその軌道が定まり、
ゲート電極17の存在により電子放出素子の中心部への
向心力を生じ、電子ヒームの広がりを抑えることができ
る。そして、上記のようにエミッタ16の先端部とゲー
ト電極17との間において、絶縁性基板11の一部が凹
入状態に除去されて空洞部15が形成されているので、
エミッタ16 とゲート電極17との間の耐圧を向上さ
せることができる。
って定まる電圧の電気力線に沿ってその軌道が定まり、
ゲート電極17の存在により電子放出素子の中心部への
向心力を生じ、電子ヒームの広がりを抑えることができ
る。そして、上記のようにエミッタ16の先端部とゲー
ト電極17との間において、絶縁性基板11の一部が凹
入状態に除去されて空洞部15が形成されているので、
エミッタ16 とゲート電極17との間の耐圧を向上さ
せることができる。
次に、上記第1の実施例における電子放出素子の製造方
法について第2図(a)〜(f)に示す製造工程説明用
の概略断面図を参照しながら説明する。
法について第2図(a)〜(f)に示す製造工程説明用
の概略断面図を参照しながら説明する。
まず、第2図(a)に示すように、5i02等から成る
絶縁基板11上の所定の部分にレジスト層19を通常の
リソグラフィー技術によシ形成する。
絶縁基板11上の所定の部分にレジスト層19を通常の
リソグラフィー技術によシ形成する。
次に、第2図(b)に示すように、レジスト層19をマ
スクとして絶縁基板11の一部をエツチング除去し、絶
縁基板11の所定の部分に段差を設ける。このとき、下
段部12が上段部13に対し、はぼ平行な面となり、下
段部12より上段部13側に至るに従い次第に拡開する
傾斜面14を有するように凹入する。次に、前記レジス
ト層19を除去した後、第2図(C)に示すように、絶
縁基板11の上段部13、傾斜部14および下段部12
を覆うようにエミッタ16 およびゲート電極17とな
るMo 、 W、 Cr等の金属層2oを通常の薄膜作
製技術により形成する。次に、第2図(d)に示すよう
に、金属層20上の傾斜部における上段部13側寄シ位
置の一部を除いた部分にレジスト層21 を通常のリソ
グラフィー技術を用いて形成する。次に、第2図(e)
に示すように、レジスト層21をマスクとして金属層2
oの露出している傾斜部の一部をエツチング除去し、エ
ミッタ16 とゲート電極17を形成する。更に、金属
層2oをマスクとして絶縁基板11の一部を凹入状態に
エツチング除去してエミッタ16の先端部とゲート電極
17の間に空洞部15を形成し、電子放出素子としての
耐圧を向上させるようにする。その後、第2図(f)に
示すように、レジスト層21を除去することにより電子
放出素子を作製することができる。
スクとして絶縁基板11の一部をエツチング除去し、絶
縁基板11の所定の部分に段差を設ける。このとき、下
段部12が上段部13に対し、はぼ平行な面となり、下
段部12より上段部13側に至るに従い次第に拡開する
傾斜面14を有するように凹入する。次に、前記レジス
ト層19を除去した後、第2図(C)に示すように、絶
縁基板11の上段部13、傾斜部14および下段部12
を覆うようにエミッタ16 およびゲート電極17とな
るMo 、 W、 Cr等の金属層2oを通常の薄膜作
製技術により形成する。次に、第2図(d)に示すよう
に、金属層20上の傾斜部における上段部13側寄シ位
置の一部を除いた部分にレジスト層21 を通常のリソ
グラフィー技術を用いて形成する。次に、第2図(e)
に示すように、レジスト層21をマスクとして金属層2
oの露出している傾斜部の一部をエツチング除去し、エ
ミッタ16 とゲート電極17を形成する。更に、金属
層2oをマスクとして絶縁基板11の一部を凹入状態に
エツチング除去してエミッタ16の先端部とゲート電極
17の間に空洞部15を形成し、電子放出素子としての
耐圧を向上させるようにする。その後、第2図(f)に
示すように、レジスト層21を除去することにより電子
放出素子を作製することができる。
上記方法により作製した電子放出素子のゲート電極17
に正、エミッタ16に負の電圧を印加することにより効
率よく電子を放出することができた。
に正、エミッタ16に負の電圧を印加することにより効
率よく電子を放出することができた。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第3図は本発明の第2の実施例における電子放出素子を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
第3図に示すように、絶縁材から成る基板22の上にA
I、Mo、’I’a、 5n02、In2O3等カラ族
る導電体層23と絶縁層24が形成され、導電体層23
の上面が下段部12 となり、絶縁層24の上面が上段
部13 となり、絶縁層24 に傾斜部14 と凹入に
よる空洞部15が形成されている。
I、Mo、’I’a、 5n02、In2O3等カラ族
る導電体層23と絶縁層24が形成され、導電体層23
の上面が下段部12 となり、絶縁層24の上面が上段
部13 となり、絶縁層24 に傾斜部14 と凹入に
よる空洞部15が形成されている。
そして、下段部12とこれに続く傾斜部15の上に上記
と同様のエミッタ16が形成され、上段部13の上に上
記と同様のゲート電極17が形成されている。上記エミ
ッタ16はその傾斜部が絶縁層24の傾斜部14に沿っ
てゲート電極17側に傾斜され、傾斜部の先端が空洞部
15側に突出され、先端に尖鋭なエミッタ突起18が形
成されている。上記導電体層23はリード電極であり、
エミッタ16 からリード線を容易に取り出すことがで
きるようになっている。
と同様のエミッタ16が形成され、上段部13の上に上
記と同様のゲート電極17が形成されている。上記エミ
ッタ16はその傾斜部が絶縁層24の傾斜部14に沿っ
てゲート電極17側に傾斜され、傾斜部の先端が空洞部
15側に突出され、先端に尖鋭なエミッタ突起18が形
成されている。上記導電体層23はリード電極であり、
エミッタ16 からリード線を容易に取り出すことがで
きるようになっている。
本実施例の動作については上記第1の実施例と同様であ
るので、その説明を省略する。
るので、その説明を省略する。
なお、本実施例においては、基板22に金属を用いるこ
とも可能である。
とも可能である。
次に、上記第2の実施例における電子放出素子の製造方
法について第4図(a)〜(h)に示す製造工程説明用
の概略断面図を参照しながら説明する。
法について第4図(a)〜(h)に示す製造工程説明用
の概略断面図を参照しながら説明する。
まず、第4図(a)に示すように、5i02等から成る
基板22上の所定の部分にAI、MOlTa、5nOz
、In2Q3等から成る導電体層23を通常の薄膜形成
技術とリソグラフィー技術を用いて形成する。次に、第
4図(b)に示すように、絶縁基板22と導電体層23
の上に5i02、Al2O3等から成る絶縁層24を通
常の薄膜形成技術を用いて形成する。次に、第4図(C
)に示すように、絶縁層24における導電体層23の上
方を除いた部分にレジスト層21を通常のリソグラフィ
ー技術を用いて形成する。次に、第4図(d)に示すよ
うに、レジスト層21をマスクとして絶縁層24をエツ
チング除去し、導電体層23の一部を露出すると共に、
この導電体層23の露出部からレジスト層25側に至る
に従い次第に拡開する傾斜面14を有するように形成す
る。次に、第4図(e)に示すように、レジスト層21
を除去した後、絶縁層24の上段部13、傾斜面14お
よび露出した下段部12である導電体層23を覆うよう
にエミッタ16およびゲート電極17となるMo 、
W等の金属層20を通常の薄膜作製技術により形成する
。
基板22上の所定の部分にAI、MOlTa、5nOz
、In2Q3等から成る導電体層23を通常の薄膜形成
技術とリソグラフィー技術を用いて形成する。次に、第
4図(b)に示すように、絶縁基板22と導電体層23
の上に5i02、Al2O3等から成る絶縁層24を通
常の薄膜形成技術を用いて形成する。次に、第4図(C
)に示すように、絶縁層24における導電体層23の上
方を除いた部分にレジスト層21を通常のリソグラフィ
ー技術を用いて形成する。次に、第4図(d)に示すよ
うに、レジスト層21をマスクとして絶縁層24をエツ
チング除去し、導電体層23の一部を露出すると共に、
この導電体層23の露出部からレジスト層25側に至る
に従い次第に拡開する傾斜面14を有するように形成す
る。次に、第4図(e)に示すように、レジスト層21
を除去した後、絶縁層24の上段部13、傾斜面14お
よび露出した下段部12である導電体層23を覆うよう
にエミッタ16およびゲート電極17となるMo 、
W等の金属層20を通常の薄膜作製技術により形成する
。
次に、第4図(f)に示すように、金属層20上の傾斜
部における上段部13側寄り位置の一部を除いた部分に
レジスト層21 を通常のリソグラフィー技術を用いて
形成する。次に、第4図(g)に示すように、レジスト
層21をマスクとして金属層20の露出している傾斜部
の一部をエツチング除去し、エミッタ16とゲート電極
17を形成する。
部における上段部13側寄り位置の一部を除いた部分に
レジスト層21 を通常のリソグラフィー技術を用いて
形成する。次に、第4図(g)に示すように、レジスト
層21をマスクとして金属層20の露出している傾斜部
の一部をエツチング除去し、エミッタ16とゲート電極
17を形成する。
更に、金属層20をマスクとして絶縁層24の一部をエ
ツチング除去してエミッタ16の先端部とゲート電極1
7の間に空洞部15を形成し、電子放出素子としての耐
圧を向上させるようにする。
ツチング除去してエミッタ16の先端部とゲート電極1
7の間に空洞部15を形成し、電子放出素子としての耐
圧を向上させるようにする。
その後、第4図(h)に示すように、レジスト層21
を除去することによシミ子放出素子を作製することがで
きる。
を除去することによシミ子放出素子を作製することがで
きる。
上記方法により作製した電子放出素子のゲート電極17
に正、エミッタ16に負の電圧を印加することにより効
率よく電子を放出することができた。
に正、エミッタ16に負の電圧を印加することにより効
率よく電子を放出することができた。
発明の詳細
な説明したように本発明の電子放出素子によれば、エミ
ッタ突起を電極側に傾斜する部分に形成しているので、
電界が集中しやすく、したがって、動作電圧を低減する
ことができると共に、電子放出効率を向上させることが
できる。また、エミッタの傾斜部の背面を基板等で支持
しているので、機械的強度を向上させることができ、し
たがって、信頼性を向上させることができる。
ッタ突起を電極側に傾斜する部分に形成しているので、
電界が集中しやすく、したがって、動作電圧を低減する
ことができると共に、電子放出効率を向上させることが
できる。また、エミッタの傾斜部の背面を基板等で支持
しているので、機械的強度を向上させることができ、し
たがって、信頼性を向上させることができる。
また、本発明の電子放出素子の製造方法によれば、エミ
ッタを形成する際、エミッタパターンをエツチングによ
り形成するので、微細加工技術を要することなく、エミ
ッタ突起の形状を簡単に制御することができ、多数の陰
極を配列させた陰極アレイにおいても容易に、しかも、
歩留まりよく製造することができる。
ッタを形成する際、エミッタパターンをエツチングによ
り形成するので、微細加工技術を要することなく、エミ
ッタ突起の形状を簡単に制御することができ、多数の陰
極を配列させた陰極アレイにおいても容易に、しかも、
歩留まりよく製造することができる。
第1図は本発明の第1の実施例における電子放出素子を
示す概略断面図、第2図(a)〜(f)は上記第1の実
施例における電子放出素子の製造方法を示す製造工程説
明用の概略断面図、第3図は本発明の第2の実施例にお
ける電子放出素子を示す概略断面図、第4図(a)〜(
h)は上記第2の実施例における電子放出素子の製造方
法を示す製造工程説明用の概略断面図、第5図(a)〜
(e)は従来例における電子放出素子の製造工程説明用
の概略断面図、第6図(a)、(b)は従来の他の例に
おける電子放出素子の製造工程説明用の概略断面図であ
る。 11・・・基板、12・・・下段部、13− 上段部、
14 傾斜部、15・−空洞部、16 エミッタ、
17 ゲート電極、18・ エミッタ突起、22基
板、23 導電体層、24・・絶縁層。 代理人の氏名 弁理士 小鍜治 明 ほか2名第1
図 \/14eHKIL 第2図 第2図 /夕?慣部 第3図 第4図 (d) 第4図 /3 第5図 第6図 手続補正書 平成3 年9 月I日 2発明の名称 電子放出素子およびその製造方法 3補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人
住 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称
(582)松下電器産業株式会社代表者 谷
井 昭 雄 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市太字門真1006番地松下電器
産業株式会社内 5補正の対象 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲の欄を別紙の通り補正し
ます。 (2)明細書第8頁第17行目〜同第8頁第18行目の
「エミッタと、このエミッタより高い位置となるゲート
電極が」を「エミッタとゲート電極が」に補正します。 2、特許請求の範囲 (1) エミッタとゲート電極か互いに電気的に絶縁
されて配置され、上記エミッタの端部が上記ゲート電極
側に傾斜されてエミッタ突起が形成されると共に、この
エミッタの傾斜部の背面が支持された電子放出素子。 (2) エミッタが段差を有する絶縁性の基板におけ
る下段部とこれに続く傾斜部上に形成され、ゲート電極
が上記基板における上段部上に形成された請求項1記載
の電子放出素子。 (3) エミッタが基板上に形成された導電体層と、
上記基板上に形成された絶縁層の傾斜部上に形成され、
ゲート電極が上記絶縁層上に形成された請求項1記載の
電子放出素子。 (4) エミッタの先端部とゲート電極の間において
空洞部が形成された請求項1ないし3のいずれかに記載
の電子放出素子。 −(5)絶縁性の基板上の所定の部分にレジストaを形
成し、このレジスト層をマスクとして上記基板の一部を
エツチングし、下段部より上段部側に至るに従い次第に
拡開する傾斜面を有するように段差を形成した後、上記
レジスト層を除去し、上記基板における上段部、傾斜部
および下段部を覆うように金属層を形成し、この金属層
の傾斜部における上段部側の一部を除いた部分にレジス
ト層を形成し、このレジスト層をマスクとしてエツチン
グした後、上記レジスト層を除去する電子放出素子の製
造方法。 (6) 金属層上のレジスト層をマスクとしてエツチ
ングする際、基板の一部をエツチングしてエミッタの先
端部とゲート電極の間に空洞部を形成する請求項5記載
の電子放出素子の製造方法。 (7)基板上の所定の部分に導電体層を形成し、上記基
板と導電体層の上に絶縁層を形成し、この絶縁層上にお
ける上記導電体層の上方を除いた部分にレジスト層を形
成し、このレジスト層をマスクとして上記絶縁層をエツ
チングし、上記導電体層の一部を露出すると共に、この
導電体層の露出部から上記レジスト層側に至るに従い次
第に拡開する傾斜面を有するように形成した後、上記レ
ジスト層を除去し、上記絶縁層の上段部、傾斜面および
露出した下段部である導電体層を覆うように金属層を形
成し、この金属層の傾斜部における上段部側の一部を除
いた部分にレジスト層を形成し、このレジスト層をマス
クとしてエツチングした後、上記レジスト層を除去する
電子放出素子の製造方法。 (8) 金属層上のレジスト層をマスクとしてエツチ
ングする際、絶縁層の一部をエッチングしてエミッタの
先端部とゲート電極の間に空洞部を形成する請求項7記
載の電子放出素子の製造方法。
示す概略断面図、第2図(a)〜(f)は上記第1の実
施例における電子放出素子の製造方法を示す製造工程説
明用の概略断面図、第3図は本発明の第2の実施例にお
ける電子放出素子を示す概略断面図、第4図(a)〜(
h)は上記第2の実施例における電子放出素子の製造方
法を示す製造工程説明用の概略断面図、第5図(a)〜
(e)は従来例における電子放出素子の製造工程説明用
の概略断面図、第6図(a)、(b)は従来の他の例に
おける電子放出素子の製造工程説明用の概略断面図であ
る。 11・・・基板、12・・・下段部、13− 上段部、
14 傾斜部、15・−空洞部、16 エミッタ、
17 ゲート電極、18・ エミッタ突起、22基
板、23 導電体層、24・・絶縁層。 代理人の氏名 弁理士 小鍜治 明 ほか2名第1
図 \/14eHKIL 第2図 第2図 /夕?慣部 第3図 第4図 (d) 第4図 /3 第5図 第6図 手続補正書 平成3 年9 月I日 2発明の名称 電子放出素子およびその製造方法 3補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人
住 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称
(582)松下電器産業株式会社代表者 谷
井 昭 雄 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市太字門真1006番地松下電器
産業株式会社内 5補正の対象 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲の欄を別紙の通り補正し
ます。 (2)明細書第8頁第17行目〜同第8頁第18行目の
「エミッタと、このエミッタより高い位置となるゲート
電極が」を「エミッタとゲート電極が」に補正します。 2、特許請求の範囲 (1) エミッタとゲート電極か互いに電気的に絶縁
されて配置され、上記エミッタの端部が上記ゲート電極
側に傾斜されてエミッタ突起が形成されると共に、この
エミッタの傾斜部の背面が支持された電子放出素子。 (2) エミッタが段差を有する絶縁性の基板におけ
る下段部とこれに続く傾斜部上に形成され、ゲート電極
が上記基板における上段部上に形成された請求項1記載
の電子放出素子。 (3) エミッタが基板上に形成された導電体層と、
上記基板上に形成された絶縁層の傾斜部上に形成され、
ゲート電極が上記絶縁層上に形成された請求項1記載の
電子放出素子。 (4) エミッタの先端部とゲート電極の間において
空洞部が形成された請求項1ないし3のいずれかに記載
の電子放出素子。 −(5)絶縁性の基板上の所定の部分にレジストaを形
成し、このレジスト層をマスクとして上記基板の一部を
エツチングし、下段部より上段部側に至るに従い次第に
拡開する傾斜面を有するように段差を形成した後、上記
レジスト層を除去し、上記基板における上段部、傾斜部
および下段部を覆うように金属層を形成し、この金属層
の傾斜部における上段部側の一部を除いた部分にレジス
ト層を形成し、このレジスト層をマスクとしてエツチン
グした後、上記レジスト層を除去する電子放出素子の製
造方法。 (6) 金属層上のレジスト層をマスクとしてエツチ
ングする際、基板の一部をエツチングしてエミッタの先
端部とゲート電極の間に空洞部を形成する請求項5記載
の電子放出素子の製造方法。 (7)基板上の所定の部分に導電体層を形成し、上記基
板と導電体層の上に絶縁層を形成し、この絶縁層上にお
ける上記導電体層の上方を除いた部分にレジスト層を形
成し、このレジスト層をマスクとして上記絶縁層をエツ
チングし、上記導電体層の一部を露出すると共に、この
導電体層の露出部から上記レジスト層側に至るに従い次
第に拡開する傾斜面を有するように形成した後、上記レ
ジスト層を除去し、上記絶縁層の上段部、傾斜面および
露出した下段部である導電体層を覆うように金属層を形
成し、この金属層の傾斜部における上段部側の一部を除
いた部分にレジスト層を形成し、このレジスト層をマス
クとしてエツチングした後、上記レジスト層を除去する
電子放出素子の製造方法。 (8) 金属層上のレジスト層をマスクとしてエツチ
ングする際、絶縁層の一部をエッチングしてエミッタの
先端部とゲート電極の間に空洞部を形成する請求項7記
載の電子放出素子の製造方法。
Claims (8)
- (1)エミッタと、このエミッタより高い位置となるゲ
ート電極が互いに電気的に絶縁されて配置され、上記エ
ミッタの端部が上記ゲート電極側に傾斜されてエミッタ
突起が形成されると共に、このエミッタの傾斜部の背面
が支持された電子放出素子。 - (2)エミッタが段差を有する絶縁性の基板における下
段部とこれに続く傾斜部上に形成され、ゲート電極が上
記基板における上段部上に形成された請求項1記載の電
子放出素子。 - (3)エミッタが基板上に形成された導電体層と、上記
基板上に形成された絶縁層の傾斜部上に形成され、ゲー
ト電極が上記絶縁層上に形成された請求項1記載の電子
放出素子。 - (4)エミッタの先端部とゲート電極の間において空洞
部が形成された請求項1ないし3のいずれかに記載の電
子放出素子。 - (5)絶縁性の基板上の所定の部分にレジスト層を形成
し、このレジスト層をマスクとして上記基板の一部をエ
ッチングし、下段部より上段部側に至るに従い次第に拡
開する傾斜面を有するように段差を形成した後、上記レ
ジスト層を除去し、上記基板における上段部、傾斜部お
よび下段部を覆うように金属層を形成し、この金属層の
傾斜部における上段部側の一部を除いた部分にレジスト
層を形成し、このレジスト層をマスクとしてエッチング
した後、上記レジスト層を除去する電子放出素子の製造
方法。 - (6)金属層上のレジスト層をマスクとしてエッチング
する際、基板の一部をエッチングしてエミッタの先端部
とゲート電極の間に空洞部を形成する請求項5記載の電
子放出素子の製造方法。 - (7)基板上の所定の部分に導電体層を形成し、上記基
板と導電体層の上に絶縁層を形成し、この絶縁層上にお
ける上記導電体層の上方を除いた部分にレジスト層を形
成し、このレジスト層をマスクとして上記絶縁層をエッ
チングし、上記導電体層の一部を露出すると共に、この
導電体層の露出部から上記レジスト層側に至るに従い次
第に拡開する傾斜面を有するように形成した後、上記レ
ジスト層を除去し、上記絶縁層の上段部、傾斜面および
露出した下段部である導電体層を覆うように金属層を形
成し、この金属層の傾斜部における上段部側の一部を除
いた部分にレジスト層を形成し、このレジスト層をマス
クとしてエッチングした後、上記レジスト層を除去する
電子放出素子の製造方法。 - (8)金属層上のレジスト層をマスクとしてエッチング
する際、絶縁層の一部をエッチングしてエミッタの先端
部とゲート電極の間に空洞部を形成する請求項7記載の
電子放出素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2332416A JPH04206123A (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 電子放出素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2332416A JPH04206123A (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 電子放出素子およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04206123A true JPH04206123A (ja) | 1992-07-28 |
Family
ID=18254728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2332416A Pending JPH04206123A (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 電子放出素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04206123A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08148084A (ja) * | 1994-11-24 | 1996-06-07 | Nec Corp | 電界放出型冷陰極の製造方法 |
US6028391A (en) * | 1996-10-18 | 2000-02-22 | Nec Corporation | Field emission device having spherically curved electron emission layer and spherically recessed substrate |
KR100274865B1 (ko) * | 1993-03-17 | 2000-12-15 | 김순택 | 전계방사형 음극 및 그 제조방법 |
KR100278502B1 (ko) * | 1996-06-28 | 2001-02-01 | 김영남 | 더블 게이트를 갖는 화산형 금속 fea 제조방법 |
KR100274864B1 (ko) * | 1993-03-05 | 2001-04-02 | 김순택 | 전계방사형 음극 및 그 제조방법 |
JP2005183388A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Samsung Sdi Co Ltd | 電界放出素子、それを適用した表示素子及びその製造方法 |
JP2013164981A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Tohoku Univ | 電子ビーム発生装置、電子ビーム照射装置、電子ビーム露光装置、および製造方法 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2332416A patent/JPH04206123A/ja active Pending
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
KR100274864B1 (ko) * | 1993-03-05 | 2001-04-02 | 김순택 | 전계방사형 음극 및 그 제조방법 |
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JP2005183388A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Samsung Sdi Co Ltd | 電界放出素子、それを適用した表示素子及びその製造方法 |
JP2013164981A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Tohoku Univ | 電子ビーム発生装置、電子ビーム照射装置、電子ビーム露光装置、および製造方法 |
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