JPH0420382A

JPH0420382A - 全自動洗たく機

Info

Publication number: JPH0420382A
Application number: JP2121343A
Authority: JP
Inventors: Shunichi Ishikawa; 俊一石川; Takashi Ishino; 孝石野
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-05-14
Filing date: 1990-05-14
Publication date: 1992-01-23
Anticipated expiration: 2013-05-20
Also published as: JP2753377B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、全自動洗たく機における脱水前の衣類の片寄
りを防止する制御方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来における脱水前の布片寄り防止方法は、洗い又は、
すすぎ終了まで同じ反転時限で制御しているため、特に
少量洗たく時、衣類の片寄りが防止されず、脱水行程時
の衣類が片寄った状態で脱水するため、振動及び、脱水
起動不良が多発していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記した従来技術は、脱水行程に入る前の洗たく又は、
すすぎの反転時限が同一であり、特に少量負荷時におけ
る衣類の片寄り防止が図れなかった。

本発明は、上記した従来技術の欠点に対処したものであ
り、脱水前における衣類の片寄りを防止し、脱水するこ
とにより、脱水時の振動の低減及び、脱水起動の不良防
止を図ることを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記した目的を達成するため、排水脱水前に
おける洗たく又はすすぎの終了数秒前又は、数分前に、
洗たく又は、すすぎ時の反転時限よりも短い時限で撹拌
し、かつ撹拌翼が右回転で終了する場合は、左回転方向
に、右回転で終了したときの時限よりも短い時限で回転
し、左回転で終了したときは、右回転に、左回転で終了
した時限よりも短い時限で１回もしくは数回、回転制御
するものである。

また、撹拌翼の回転数は、洗たく又はすすぎ時における
回転数は、洗浄効果、すすぎ効果を出すために高速で回
転し機械力を向上させるものである。脱水行程前は、洗
たく又はすすぎ時の回転数よりも低い回転数とし、撹拌
翼における渦及び、衣類の回動力を弱くし、洗たく槽の
中央部に衣類が位置するようにし、衣類の片寄りの防止
を図るものである。

〔作用〕

洗たく終了後、排水−脱水行程に入る場合、衣類の片寄
りを防止するため、撹拌翼の回動停止後特に少量負荷時
、撹拌翼の回転する渦と、衣類の慣性回動を制動し衣類
が洗たく槽の中央部に位置できるものであり、脱水時の
振動、脱水起動不良の問題を解決できるものである。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

本発明の一実施例を採用した洗たく機は、第１図に示す
ように、鋼板製の外枠１内に吊棒２及びコイルバネや、
弾性ゴム体からなる防振装置により、合成樹脂製の外槽
４を吊架する構成なっている。

吊棒２及び防振装置３は、４ケ所で支持される構成とな
っている。洗たくするため水を溜める外槽４内には、合
成樹脂製の洗たく兼脱水槽（以下洗たく槽と称す）５が
設けである。

洗たく槽５には、多数の脱水穴５ａが設けてありまた、
中央底部には、衣類を動かし洗たくする撹拌翼６が設け
である。

洗たく及びすすぎ時、洗たく槽５を静止させ、撹拌翼６
を正転、逆転方向に一定の周期をもって反転させ衣類を
動かし洗たくするものである。撹拌翼６及び、洗たく槽
５の回転は、駆動装置７により制御されるものである。

駆動装置７は、モータ８と、このモータ８の回転を回転
翼６、もしくは、洗たく槽５に伝達するためのプーリ９
ａやベルト９ｂからなる伝達手段９と、洗い及びすすぎ
時に回転翼６のみを回転させたり、あるいは、脱水時に
洗たく槽５を回転させたりするクラッチ装置１０と、そ
の切替えを行なうソレノイド７ａと、排水を司どる排水
装置１２とからなるものである。

駆動装置７は、外槽４の底面に鋼板製の支持板１５を用
いて固定しである。外槽４には、外槽４内の水の圧力を
水位センサー２６に伝達するＰＳチューブ２７を接続す
る導入口４ｃが設けである。

外枠１の上部には、洗たく物を出し入れする投入口１９
ａとコントローラ等の電気部品を収納する操作箱１９ｂ
とを形成した合成樹脂製のトップカバー１９が設けであ
る。投入口１９ａには、合成樹脂製のフタ２０を設けで
ある。

操作箱１９ｂに配置した水位センサー２６は、外槽４内
の水位からなる圧力を検知することにより、規定水位ま
で水が溜まったかどうか判断するものである。

第２図は、撹拌翼６により少量の衣類４０を洗たく又は
、すすぎをしている状態を示した図である。洗たく又は
、すすぎ時、では反転時限が長いため撹拌翼６が長い時
間右方向回転又は、左方向回転するため、洗たく槽５内
にある衣類４０は、撹拌翼の回転による遠心力で、洗た
く槽５の内周壁に衣類が寄せられながら洗たく槽５内で
回流するものである。また、洗たく水４２は、撹拌翼の
回転力で発生する水流により、渦が発生するものである
。この状態で、撹拌翼６を停止し、排水脱水行程に入る
と、撹拌翼６により発生した渦と、撹拌翼６の回転する
遠心力により、少量の衣類は、洗たく槽、内壁に片寄っ
た状態になり、この状態で脱水すると、振動が大きくな
り、脱水起動不良が発生する。第３図は、洗たく終了又
は、すすぎ終了前に、第２図に示す洗たく又は、すすぎ
時の反転時限より短い時限で、撹拌翼６を数秒間又は、
数分間反転させた状態の図である。

第３図における撹拌翼６の反転時限は、第２図に示す、
洗たく、すすぎの反転時限より短いため衣類４０は、洗
だ＜ｊＫＩ５のほぼ中央に位置し、又、洗たく水４２の
渦は、第２図の洗たく又はすすぎ時の渦より小さくなる
、このため、衣類４０は洗たく槽５の内壁に片寄りずら
し、洗たく槽５の中央部に位置して来る。しかし、反転
時限が右回転。

左回転とも、同一時限に付、右回転又は左回転で停止し
た場合、衣類４０の慣性回転と渦で停止後、衣類４０が
、洗たく槽の中央部に位置しない状況が発生する。この
場合、洗たく時及び、すすぎ時の反転時限による渦や、
衣類の慣性回転が少なく衣類の片寄り状況も少なくなる
が、全自動洗たく機とした場合、完全に最終まで脱水で
きる状態としてはまだ不充分である。

第４図は、第３図で説明した衣類４０の片寄りを完全に
無くした状態の説明図であり、撹拌翼６が右回転又は、
左回転で停止する場合において、右回転で停止した場合
、撹拌翼６を左回転方向に、右回転で終了した時限より
も短い時限で撹拌翼６を撹拌する。

または、逆に、左回転で停止した場合、撹拌翼を右回転
方向に、左回転で運転した時限よりも短い時限で撹拌翼
６を回転させ、衣類４ｏと渦の流れに制動をかけ、停止
後衣類４ｏが洗たく槽内周にいかず、洗たく槽の中央部
に位置させるようにしたものである。

また、撹拌翼６の回転数を、洗たく又はすすぎ終了前に
数秒又は数分間、洗たく又はすすぎ時における撹拌翼６
の回転数よりも低い回転数ですなわちモータ通電時間を
短くして撹拌することにより衣類４０の動きや渦を小さ
くし、停止後における衣類４０の慣性回動を少なくし、
布の片寄りを部止するものである。

洗たく、すすぎ終了数秒又は、数分前における衣類４０
の片寄り防止方法としては、洗たく、すすぎ時の反転時
限よりも短い時限で撹拌し撹拌時の渦及び、衣類４０の
慣性回動を防止することが衣類４０の片寄り防止には効
果がある。この方法として前記した制御手法が効果的で
あるが、前記した制御方法の他に、撹拌翼６による渦及
び衣類４０の慣性回動を防止する方法とし、撹拌翼６の
反転時限をさらに短い時限で数回、回転させ渦及び、衣
類の慣性回動を無くし、衣類が洗たく槽の中央部に位置
させるものである。

第５図は、撹拌翼６の運転制御方法の詳細説明図である
。洗たく時における撹拌翼６の右回転。

左回転の運転時間と、反転時における、撹拌翼６の停止
状態を示したものである。洗たく時は、衣類４０に強い
機械力を与えるため、運転時間ｔ１が長く、又、停止時
間ｔ２は短い周期で反転している。いわゆる−船釣に、
ｔｌとｔｚの関係はｔｚ＞ｔｚとなっている。洗たく行
程が終了して、布片寄り防止行程に入ると、撹拌翼６を
回動させるｔｚの時限は、洗たくするときに撹拌翼６を
回動させるｔｌの時限よりも、短い時限、すなわちｔａ
＜ｔｒの時限で、数秒又は数分間撹拌し、衣類４０の片
寄りを防止するものである。しかし、ｔａ＜ｔｌの時限
に於いても反転撹拌時限が終了したｔ４の停止時間の時
、撹拌翼６の回動により、特に少量負荷時、衣類４０が
慣性回動し、衣類４０が、洗たく槽５の中央に位置する
割合が少なくなり、脱水時に大きな振動が発生して、脱
水起動不良が発生する。このため、布片寄り防止行程の
最終撹拌時例えば、右回転方向が停止した場合、左回転
方向に撹拌翼６をｔａよりさらに短い時限ｔ５で回転し
、撹拌時の渦と、衣類４０の慣性回動を制御し、衣類４
ｏが、洗たく槽の中央部に位置させ、排水−脱水行程へ
進行させることにより、脱水時の振動を最少限におさえ
ると共に、脱水起動不良を防止するものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、脱水行程前の衣類の片寄りを防止し、
脱水するため、脱水時における振動を少なくすると共に
、脱水起動不良を防止でき、全自動洗たく機の行程を完
全に終了できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は全自動洗たく機の断面図、第２図、第３図、第
４図は、洗たく時の渦と衣類の状態図、第５図は撹拌翼
の運転制御方法の詳細説明図である。５・・・洗たく槽、６・撹拌翼、４０・・衣類。

Claims

【特許請求の範囲】１、洗たくからすすぎ、脱水行程までを自動的に行なう
全自動洗たく機において、脱水前の洗たく又は、すすぎ
行程の終了数秒前もしくは、数分前における撹拌翼の反
転時限を、洗たく時又は、すすぎ時の反転時限よりも短
い時限で撹拌する、また終了数秒前でさらに短い反転時
限で数回撹拌する制御を行なうことを特徴とする全自動
洗たく機。２、請求項第１項において、脱水行程に入る前の撹拌翼
の反転方向が右回転方向で終了した場合、左回転方向に
、右回転方向で終了した時限よりも短い時限で撹拌翼を
回転させるか、又は、撹拌翼の回転方向が、左回転で終
了した場合、撹拌翼を右回転方向に、左回転で終了した
時限より短い時限で反転させることを特徴とした全自動
洗たく機。３、請求項第１項において、撹拌翼の回動が終了する数
秒もしくは、数分前に、洗たく又はすすぎ時、撹拌翼を
回動させる回転数より、遅い回転数で撹拌翼を回動させ
ることを特徴とする全自動洗たく機。