JPH06126079A - 全自動洗濯機の運転方法 - Google Patents

全自動洗濯機の運転方法

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JPH06126079A
JPH06126079A JP4281319A JP28131992A JPH06126079A JP H06126079 A JPH06126079 A JP H06126079A JP 4281319 A JP4281319 A JP 4281319A JP 28131992 A JP28131992 A JP 28131992A JP H06126079 A JPH06126079 A JP H06126079A
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JP
Japan
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washing
laundry
tub
washing tub
rinsing
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Pending
Application number
JP4281319A
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English (en)
Inventor
Masao Obata
征夫 小畑
Hitoshi Ogasawara
均 小笠原
Hisao Kaneko
久夫 金子
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
Hiroshi Osugi
寛 大杉
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】全自動洗濯機において、高い確実性で洗濯物の
片寄り量を低減または是正して脱水運転する方法を提供
する。 【構成】洗いやすすぎ工程(通電時間1.2または2.
4秒)の終わり近くに、回転翼の正逆反転周期を短くし
(通電時間0.6秒)、洗濯物のからみを解き、次い
で、回転翼の正逆反転をさらに小刻みにし(通電時間
0.3秒)、揺すり作用のある撹拌水流により洗濯物を
洗濯槽内に均一に分散させる。 【効果】洗いやすすぎの終了後の洗濯物の片寄り量を少
なくでき、床などへの振動伝達が小さく静かな脱水運転
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全自動洗濯機に係り、特
に洗濯物の片寄り量を少なくした洗いまたはすすぎ運転
を行う自動洗濯機の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯、すすぎ、脱水を一貫して行なう全
自動洗濯機において、洗濯物の片寄り量を少なくして脱
水運転する方法に関しては、特開平3−264089号
公報に開示されている。
【0003】この方法では、洗濯またはすすぎ後に洗濯
槽を小刻みに反転して布解しや布ならしを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のの方法にお
いても、洗濯物の片寄りの是正は充分でなく脱水運転を
終えた後の洗濯物がからみあっていた。また、脱水運転
時における洗濯物の洗濯槽内におけるアンバランスによ
り、かならずしも水槽の振幅が小さくならない場合もあ
り、さらに確実性の高い洗濯物の片寄り量を是正する方
法が求められていた。
【0005】本発明の目的は、上記の課題に鑑み為され
たもので、高い確実性で洗濯物の片寄り量を是正し、洗
濯物のからみと騒音の発生を低減する洗濯方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、洗いやすすぎ工程の終わり近くで、第1段階とし
て、回転翼の正逆反転周期を短くして得られる弱い撹拌
水流(以下、これを前バランス水流という)により洗濯
物のからみを解き、第2段階として、回転翼の正逆反転
を前記の前バランス水流よりさらに小刻みにして得られ
る揺すり作用のある撹拌水流(以下、これを後バランス
水流という)により洗濯物を洗濯槽内に均一に分散さ
せ、その後に排水して脱水するようにしたものである。
【0007】また、第2段階を実行するときの洗濯槽の
水位を第1段階時より低くしたものである。
【0008】
【作用】上記のように、洗いやすすぎ工程の終わり近く
で、先ず、前バランス水流により洗濯物のからみを解
き、つづいて、後バランス水流により洗濯物を洗濯槽内
に均一に分散させ、高い確実性で洗濯物の片寄り量を是
正して脱水するので、振動を小さくして、静かな脱水運
転ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図1〜図6
を参照して説明する。
【0010】図1および図2は、本発明による運転方法
の一実施例を適用した全自動洗濯機の断面図であり、図
1は正面断面図、図2は平面断面図である。図1におい
て、外装部は、外枠1とその上面部に蝶設された蓋2か
らなる。水槽3は、外枠1の上端四隅から緩衝装置4に
より支持され、その中には、脱水用の小穴5aを有する
洗濯槽兼脱水槽5(以下、単に洗濯槽という)が収容さ
れて、そして前記洗濯槽5は、脱水運転時に後記のモ−
タ8を備えた駆動部7によって回転される。回転翼6
は、洗濯槽5の底面部の中央に配置され、洗濯およびす
すぎ時に駆動部7によって正逆回転される。前記駆動部
7は、単相誘導形のモ−タ8と伝動装置9で構成され
て、水槽3の下底面部に配設される。前記伝動装置9
は、歯車減速機とクラッチ装置を備えており、モ−タ8
からベルト10を介して伝えられた回転は、洗濯および
すすぎ時には歯車減速機を通して回転翼6へ、脱水時に
は洗濯槽5へ伝達される。そして一般に、洗濯およびす
すぎ時に回転翼6を、100〜150 rpmで、脱水時に洗濯槽
5を700〜1100 rpm の回転速度で回転する。排水弁11
は、水槽3の排水口に接続され、伝動装置9のクラッチ
装置の操作を兼ねるソレノイド12により開閉される。
13は、排水ホ−スである。振幅検出装置14は、外枠
1の後方上部に配設されて、脱水時に、洗濯槽5が収容
された水槽3の振幅(許容する最大アンバランス量によ
る振幅を越える振幅)を検出レバ−14aに前記水槽3
が接触したことを感知して検出する。そして、振幅を検
出したときにその信号は制御装置15に送信され、洗濯
物の片寄りを修正するために、再度すすぎ工程などが行
われる。
【0011】図3は、制御ブロック図であり、図3にお
いて、制御装置15は、マイクロプロセッサ、記憶素
子、入出力信号処理装置、操作盤などで構成され、洗濯
から脱水までの工程を制御する。水位検出装置16は、
洗濯およびすすぎ時に水槽3内の水位を検出、制御す
る。給水弁(電磁弁)17は、水道の蛇口に給水ホ−ス
を介して接続され、洗濯およびすすぎ時に水槽3へ水を
供給する。18は、電源であり、19,20,21は、
それぞれ給水弁17、モ−タ8、ソレノイド12のドラ
イバ−(駆動回路)である。
【0012】次に、洗いやすすぎ時における回転翼6の
正逆回転周期,回転数と洗濯物の状態について、図4〜
図6をもとにして説明する。
【0013】図4は、モ−タ8への通電時間と回転翼6
の回転数の関係の一例を示す図である。
【0014】洗いやすすぎ状態では図4に示したよう
に、交互に回転翼6を 2.0 回転(rev)以上回転させ、洗
濯物を撹拌して行なう。このとき、洗濯物は互いにから
み合い、洗濯槽5内で1.0〜2.0 回転(rev)の正逆回転を
繰り返す。そして、この洗濯物がからみ合った状態で洗
濯またはすすぎ工程を終了すると、排水後に脱水した場
合、洗濯物の片寄り量が大きくなりやすい。このため
に、一般に洗いやすすぎ工程の終わり近くで、図3に示
した前バランス水流、すなわち、回転翼6を1.0回転(re
v)ほど正逆回転したときに、洗濯槽5内の洗濯物の正逆
回転が0.5回転(rev)前後となるように水流を調整し20〜
30 秒間撹拌する。これにより洗濯物のからみが解か
れ、洗濯槽5内に分散されて、脱水する時に洗濯物の片
寄り量が大幅に減少する。
【0015】さらに、前記の前バランス水流につづい
て、図4に示した 後バランス水流 で撹拌させることに
より、洗濯物の片寄り量を減らせる。すなわち、回転翼
6を小刻みに 0.5 回転(rev)以下正逆回転し、洗濯槽5
内の洗濯物と洗濯槽5との間に円周方向の相対位置ずれ
がほとんど生じない水流で20〜30 秒間撹拌する。これ
により洗濯物に揺すり作用が加えられ、洗濯槽5内の洗
濯物を均一に分散させることができ、より一層洗濯物の
片寄り量を減らせる。また、この回転翼6を小刻みに正
逆回転させる後バランス水流を、洗い、またはすすぎや
前バランス水流の水位より低い(洗濯槽内を排水して、5
0〜100 mm 下げる)水位で行なうと、洗濯物の片寄り量
をさらに減らせるとともに、本発明者らの実験によれ
ば、脱水起動における共振点通過時の外槽3の振幅を約
30 %低減できる。これらの洗濯物の片寄り量の低減効
果の一例を図5、6に示す。
【0016】脱水時に発生する洗濯物の片寄り量を、洗
濯槽5の図1の上部Aと底面部Bに置換した場合の実験
結果である。ここで、アンバランス量(選択槽壁面にお
ける洗濯物の片寄り量kg)は、発生頻度が正規分布に
従うものすれば、標準偏差の2倍、すなわち2σの範囲
に全体の97.7%が含まれる。そこで、定格負荷時に
アンバランス量が2σの範囲にあるものを1.0、負荷が
定格負荷の半分で2σの範囲にあるものを0.5というよう
に表すこととすると、上部にアンバランスを置いた場合
の結果が図5のように、底面にアンバランスを置いた結
果が図6のようになった。ここで、auは前バランス水流
後に排水して脱水した時の、buは前バランス水流につづ
いて後バランス水流を行ない、その後に排水して脱水し
た時のアンバランス量を定格負荷時の上部のアンバラン
ス量で除した値である。au、buの両者とも、負荷量が増
すにしたがい片寄り量も増え、また、buの値がauに比べ
て、7〜35 % 低い値となっている。
【0017】同様に、図6において、adは前バランス水
流後に排水して脱水した時の、bdは前バランス水流に続
いて後バランス水流を行ない、その後に排水して脱水し
た時のアンバランス量を定格負荷時の底部のアンバラン
ス量で除した値である。負荷量の少ない方が洗濯物が洗
濯槽5の底面に位置するために、その片寄り量が大き
い。bdの値は負荷量が非常に多い場合、あるいは非常に
少ないときに、adに比べて20〜40 % 低い値を示した。
これにより、前バランス水流後の後バランス水流がアン
バランス低減に有効であることがわかった。
【0018】このような手順を踏む本実施例において
は、洗いやすすぎ工程の終わり近くで、先ず、前バラン
ス水流により洗濯物のからみを解き、つづいて、後バラ
ンス水流により洗濯物を撹拌したので、洗濯槽内に洗濯
物を等密度的に、かつ均一に分散させることができる。
これにより、高い確実性で洗濯物の片寄り量を是正で
き、振動が小さく、静かな脱水運転が可能となる。ま
た、後バランス水流を、洗いやすすぎの水位より低い水
位で行なうと、洗濯物の片寄り量をさらに減らせるとと
もに、脱水起動における共振点通過時の外槽の振幅を低
減できる。また洗濯物の片寄り量、すなわち、アンバラ
ンスを小さくできるので、洗濯槽を軸受する構成部材等
の補強を軽減でき、コスト低減や軽量化するも可能にな
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、洗いやす
すぎ工程の終わり近くで、第1段階として、回転翼の正
逆反転周期を短くした前バランス水流により洗濯物のか
らみを解き、第2段階として、回転翼の正逆反転を前記
の前バランス水流よりさらに小刻みにした後バランス水
流により洗濯物に揺すり作用を与えたので、洗濯物を洗
濯槽内に等密度的に均一に分散させることができ、アン
バランス量を小さくして静かな脱水運転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による運転方法の一実施例を適用した全
自動洗濯機の正面断面図である。
【図2】本発明による運転方法の一実施例を適用した全
自動洗濯機の平面断面図である。
【図3】本発明の一実施例の制御ブロック図である。
【図4】モ−タへの通電時間と回転翼の回転数の関係の
一例を示す図である。
【図5】脱水時に発生する洗濯物の片寄り量を、洗濯槽
の上部Aに置換して求めた図である。
【図6】脱水時に発生する洗濯物の片寄り量を、洗濯槽
の底面部Bに置換して求めた図である。
【符号の説明】
3 水槽 5 洗濯槽 6 回転翼 7 駆動部 8 モ−タ 9 伝動装置 14 振幅検出装置 15 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 釜野 年恭 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所リビング機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯槽と脱水槽を兼ねる洗濯槽と、モ−タ
    を含む駆動部により駆動される回転翼とを備えた全自動
    洗濯機の運転方法において、 洗いまたはすすぎ工程の終わり近くに、前記回転翼の正
    逆反転角変位を前記洗いまたはすすぎ行程の前記回転翼
    の正逆回転角変位より小さくした第1段階と、この第1
    段階の後であって前記第1段階における前記回転翼の正
    逆反転角変位より、さらに前記回転翼の正逆反転角変位
    を小刻みにした第2段階とを含むことを特徴とする全自
    動洗濯機の運転方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1段階の後に前
    記洗濯槽の水位を前記洗いまたはすすぎ行程における水
    位より下げ、その後に前記第2段階を実行することを特
    徴とする全自動洗濯機の運転方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記第
    2段階は前記洗濯槽内の洗濯物とこの洗濯槽との円周方
    向の相対的な位置ずれがほぼ生じない水流で実行される
    ことを特徴とする全自動洗濯機の運転方法。
JP4281319A 1992-10-20 1992-10-20 全自動洗濯機の運転方法 Pending JPH06126079A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012132200A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 パナソニック株式会社 脱水装置
JP2018512250A (ja) * 2015-03-27 2018-05-17 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 洗濯機の制御方法及び洗濯機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03264089A (ja) * 1990-03-14 1991-11-25 Hitachi Ltd 洗濯機の運転制御装置
JPH0420382A (ja) * 1990-05-14 1992-01-23 Hitachi Ltd 全自動洗たく機

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