JPH01121097A - 全自動洗濯機の脱水運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、全自動洗濯機の脱水運転制御方法に関する。

〔従来の技術〕

第３図はかくはん式の全自動洗濯機を示すもので、図中
（１）は、多数の透孔（２）を有する中空筒体を中心に
その周面に縦長のかくはん翼（３）を放射状に設けた回
転翼としての回転翼としてのアジテータ、（４）はこの
アジテータ（１）が中心に配置された側壁に透孔（５）
を設けた洗濯槽を兼用する脱水槽で、その上端開口部に
は、中空輸体を用いたバランサー（６）を形成する。

脱水槽（４）の外側に上端開口に防水板（１６）を設け
た水受槽（７）を配し、水受槽（７）の底部の排水口に
排水弁（１８）を設けた排水ホース（２１）をバルブケ
ース（１７）を介して接続する。

図中（８）はモーターでこれはプーリー（９）、■ベル
ト（１０）及びプーリー（１１）の低速伝達機構を介し
て回転伝達部（１２）に連結する。この回転伝達部（１
２）は、バネクラッチ機構（］３）により切換ねる２Ｍ
の駆動軸（１２ａ）　　（１２ｂ）を有し、外側の駆動
軸（１２ａ）は脱水槽（４）に、内側の駆動軸（１２ｂ
）はアジテータ（１）にそれぞれ結合する。

モーター（８）にはその回転数を検知する検知手段（１
４）を取り付け、一方前記バルブケース（１７）から立
上げる導圧ホース（１９）端には水位検知手段（２０）
を設けた。

なお、図示は省略するがこれらの機構は、防振手段を介
して外箱内に収め、この外箱の上部には、後述の制御装
置（１５）や給水弁（２２）　、操作スイッチ部（２６
）、圧電ブザー（２９）等を配置する。

第４図は制御系のブロック回路図で、前記回転数検知手
段（１４）としては、発電機構を利用する速度発電機を
用いる。

また、水位検知手段（２０）は、ケース（２０ａ）内に
、鉄心（２０ｂ）を有するベローズ（２０ｃ）とこれに
対向するコイル（２０ｄ）を設け、さらにコイル（２０
ｄ）に発振器（２０ｅ）を接続したものである。

図中（１５）はマイクロコンピュータを備えた制御装置
で、電源（２５）に接続され、さらに出力側端子に表示
器（２４）や圧電ブザー（２９）及び増幅器（２３）を
介してモーター（８）、排水弁（１８）、給水弁（２２
）が接続される。一方、制御装置（１５）の入力側端子
には、操作スイッチ部（２６）やフタ・アンバランスそ
の他センサ一部（２７）の他に、前記回転数検知手段（
１４）及び分周器（２８）を介して水位検知手段（２０
）が接続される。

また、第３図に示すように電気的結合ではないがバネク
ラッチ機構（１３）は排水弁（１８）により切換えられ
る。

次に、かかる構成の洗濯機の標準的洗濯工程を第６図に
ついて説明すると、洗濯工程は大きく分けると、「洗い
」　「すすぎ」　「脱水」へと移行し、すすぎや脱水工
程は、「洗い（すすぎ）−排水一低速脱水一高速脱水」
のパターンで繰り返すのが一般的である。第５図のフロ
ーチャートにしたがって動作を説明する。

給水が行われ、規定量の水が水受槽（７）及び脱水槽（
４）内に投入されると、モーター（８）の正反転の動作
を、プーリー（９）　、Ｖベルト（１０）、プーリー（
１１）　、回転伝達部（１２）を介してかくはん翼（３
）に伝え、洗濯物を攪拌し、洗濯（またはすすぎ）工程
が行われる（ステップ（イ））。

規定時間の後、排水工程へと移行する。この排水工程に
おいてはモーター（８）は停止し、ついで排水弁（１８
）が作動し排水ホース（２１）を介して水が機外へ排水
される。一方、パルプケース（１７）から導圧ホース（
１９）を介して接続された水位検知手段（２０）によっ
て規定の水位以下（ＲＥＳＥＴ　）に達したか否かを制
御装置（１５）に判断させ、規定水位以上の場合は排水
を継続させ、規定水位以下ならば規定時間経過の後（ス
テップ（ロ））低速塩水工程へと移行する。

前記水位検知手段（２０）の作用は、圧力の変化をベロ
ーズ（２０Ｃ）でとらえ、鉄心（２０ｂ）の周囲に配置
されたコイル（２０ｄ）の「Ｌ値」の変化として検出し
、ＬＣ発振回路を有する発振器（２０ｅ）に出力し、そ
れを分周５（２８）を介してマイコンを有する制御装置
（１５）でとらえ演算を行なうものである。

排水弁（１８）を作動させたまま、モーター（８）を一
方に低速で連続回転させると、プーリー（９）、Ｖベル
ト（１０）、プーリー（１１）、回転伝達部（１２）を
介して脱水槽（４）がかくはん翼（３）と共に回転し遠
心力作用により洗たく物に含まれた水分が透孔（５）を
介して排水される。この時は、排水弁（１８）の作動と
共にバネクラッチ機構（１３）の切換がなされている。

しかる規定時間の後（ステップ（ハ））モーター（８）
を高速で回転させることにより高速脱水へと工程は移行
する。規定時間の後、高速脱水工程は終了し次工程に移
行する（ステップ（ニ））。

ところで、低速と高速脱水の脱水槽（４）の回転例を第
７図に示す。この第７図は低速脱水は、モーター（８）
を、４極の誘導電動機を使用して、電源の周波数を高速
時の１／３に変換し印加して得た例である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

最近の洗濯機は、大型化、大容量化が要求される。しか
し、その一方で設置スペースは限られており、前記大容
量に応じるために、洗濯槽を兼用とする脱水槽（４）は
大形化するも、外箱は大きくならず水受槽（７）も大形
化に限りがある。その結果おのずと水受槽（７）と脱水
槽洗濯槽（４）との隙間は狭くなり、かつ洗濯物の大容
量化、量の多様化により、脱水時の排水量が増加すると
、それに加えて排水状況の悪化（延長ホース、高位置排
水）により、脱水が途中停止したり、すすぎが不完全と
なったり、モ・−ターの温度が過昇したり、排水工程を
長く行わなければならないなどのさまざまな問題を生じ
る。

特に、脱水槽（４）と水受槽（７）の間の水位が一時的
に上昇し、それを脱水槽（４）がかき回す結果となって
大量の泡を巻きこんでしまうために、脱水槽（４）の回
転数が上昇しないばかりかモーター（８）へ過度の負担
を与えてしまうおそれがある。

さらに、脱水が途中停止した場合などは、すすぎが充分
に行われず、洗濯不良のまま作業が終了してしまう。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、モーター
に過度の負担をかけることなく、完全なすすぎ・脱水を
行なえる全自動洗濯機の脱水運転制御方法を提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、水受槽内に脱水槽を
、該脱水槽内に回転翼をそれぞれ設け、また水受槽に水
位検知手段を設けその出力を制御装置に導入する全自動
洗濯機において、脱水工程中にも水位検知手段で水位を
検知し、所定以上の水位を生じた場合には、前記制御装
置からの出力で脱水を停止し、排水の後再び脱水を行い
、さらに前記脱水停止の回数が規定回数となった場合に
給水、すすぎ、排水を行ない再び脱水することを要旨と
するものである。

〔作用〕

本発明によれば、脱水中において、水位がある規定水位
以上に上昇した場合、直ちに脱水を停止し、排水を再度
行い水位が排水リセット水位以下に低下した後、規定時
間を過ぎて脱水に復帰するように動作する。

その結果、モーターに過度な負担をかけることなくかつ
脱水途中停止などの不具合に至ることなる効率的なすす
ぎ・脱水を安価に実現できる。

また、規定回数以上前記脱水停止が発生した時は、給水
、すすぎ、排水を行ない、再度脱水を行なう。これによ
り脱水時に発生した洗剤骨の泡を分解して適正状態で脱
水が行なえる。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の全自動洗濯機の脱水運転制御方法の１
実施例を示すフローチャー１−である。なお、本発明方
法に使用する全自動洗濯機の構成については前記第３図
、第４図に示すものと同一なので説明を省略する。

給水が行われ、規定量の水が水受槽（７）及び脱水槽（
４）内に投入されると、モーター（８）の正反転の動作
を、プーリー（９）　、Ｖベルト（］０）、プーリー（
１１）　、回転伝達部（１２）を介して、かくはん翼（
３）に伝え、洗濯物を攪拌し、洗濯（またはすすぎ）工
程が行われる（ステップ（イ））。

規定時間の後、排水工程へと移行する。この排水工程に
おいてはモーター・（８）は停止し、ついで排水弁（１
８）が作動し排水ホース（２１）を介して水が機外へ排
水される。一方、バルブケース（１７）から導圧ホース
（１９）を介して接続された水位検知手段（２０）によ
って規定の水位以下（ＲＥＳＥＴ　）に達したか否かを
制御値Ｗ（１５）に判断させ、規定水位以」−７の場合
は排水を継続させ、規定水位以下ならば規定時間経過の
後（ステップ（ロ））低速脱水工程へと移行する。

ここまでは従来と同じである。排水工程の終了後低速脱
水工程に移行するとモーター（８）が−方に連続回転し
、この回転がプーリー（９）　、ＶベルＩ−＜１０）　
、プーリー（１１）及び回転伝達部（１２）の駆動軸（
１２ａ　）　　（１２ｂ　）を介して脱水槽（４）とア
ジテータ（１）に伝えられ脱水運転が開始する。脱水槽
（４）の回転による遠心力作用により透孔（５）から洗
濯物の水分が排出され、水受槽（７）によって水が集め
れら、バルブケース（１７）、排水ホース（２１）によ
って機外に排水される。

低速脱水（例えば３００ｒｐｍ）中に、水受［（７）内
の水位が規定水位（例えば第２図Ｌｓ）以上に上昇した
場合（ステップ（へ））、直ちに脱水を停止させ（ステ
ップト））、排水を行ない、規定水位（例えばＬＲ）以
下に水位が低下したら、ある時間経過後（ステップ（す
））、低速脱水に復帰する。

このステップト）の脱水停止の際に、制御装置（１５）
はカウンター（Ｇ）で積算し、この（Ｇ）の値が規定回
数、例えば３回となった時（ステップ（チ））、排水弁
（１８）を閉じ、給水弁（２２）を開は給水を行ない、
すすぎを行なうことによって脱水時に発生した洗剤液の
泡を分解する（ステップ（ヌ））。

その後、排水を行ない（ステップ（ロ））、再び低速脱
水を行なう。

なお、前記ステップ（チ）の時に圧電ブザー（２９）に
出力してブザー音で警報を発してもよい。この警報は、
表示器（２４）でのランプの点滅で行うことも考えられ
る。

低速脱水中において規定水位（例えばＬｓ）が以下であ
れば規定時間経過後、高速脱水（例えば９００ｒｐｍ）
工程へと移行する（ステップ（ハ））。

高速脱水工程においても前記低速脱水工程フローと同様
である（ステップ（ル）（ニ）（ト）〜（ヌ））。高速
脱水が終了すると脱水工程が終了しくステップ　（ホ）
）次工程へと移行する。

なお、前記水受槽（７）内の水位は、バルブケース（１
７）　、導圧ホース（１９）を介して接続された水位検
知手段（２０）によって検出され、圧力の変化をベロー
ズ（２０ｃ）でとらへ鉄心（２０ｂ）の周囲に配置され
たコイル（２０ｄ）の「Ｌ値」の変化として検出しＬＣ
発振回路を有する発振器（２０ｅ）に出力し、それを分
周器（２８）を介してマイコンを有する制御装置（１５
）でとらえ演算を行ない駆動部（モーター（８）など）
に適切な指示を与えるわけであるが、制御装置（１５）
には第２図に示すよう、に、水位検知手段（２０）の出
力特性がインプットされていて、前記制御装置（１５）
はこれにもとづいて指示を与えるものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の脱水運転制御方法は、水受槽
内に脱水槽を、該脱水槽内に回転翼をそれぞれ設け、ま
た水受槽に水位検知手段を設けその出力を制御装置に導
入する全自動洗濯機において、大容量化のために洗濯槽
を兼用する脱水槽を大型化し、その結果脱水槽と本受槽
との隙間が狭くなっても、モーターに過度な負担をかけ
ることなくかつ脱水途中停止による不具合、例えば脱水
時に発生した洗剤の泡を取除くなどを是正して効率なす
すぎ・脱水を安価に実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全自動洗濯機の脱水運転制御方法の１
実施例を示すフローチャート、第２図は水位検知手段の
出力特性を示す特性図、第３図はかくはん式全自動洗濯
機の縦断側面図、第４図は同上制御系のブロック回路図
、第５図は従来例を示すフローチャート、第６図は標準
的洗たく工程図、第７図は脱水槽の回転数を示す特性図
である。 （１）・・・アジテータ　　　（２）・・・透孔（３）
・・・かくはん翼　　（４）・・・脱水槽（５）・・・
透孔　　　　　（６）・・・バランサー（７）・・・水
受槽　　　　（８）・・・モーター（９）・・・プーリ
ー　　　　（１０）・・・■ベルト（１１）・・・プー
リー　　　（１２）・・・回転伝達部（１２ａ）　　（
１２ｂ）　−駆動軸 （１３）・・・バネクラッチ機構 （１４）・・・回転数検知手段（１５）・・・制御装置
（１６）・・・防水板　　　　（１７）・・・バルブケ
ース（１８）・・・排水弁　　　　（１９）・・・導圧
ホース（２０）・・・水位検知手段　（２０ａ）・・・
ケース（２０ｂ）・・・鉄心　　　　（２０ｃ）・・・
ベローズ（２０ｄ）・・・コイル　　　（２０ｅ　）・
・・発振器（２１）・・・排水ホース　　（２２）・・
・給水弁（２３）・・・増幅器　　　　（２４）・・・
表示器（２５）・・・電源　　　　　　（２６）・・・
操作スイッチ部（２７）・・・フタ・アンバランスその
他センサ一部（２８）・・・分周器　　　　（２９）・
・・ブザー代理人　　　　弁理士　大音　増雄 第２図 第３図 ≦ 、／ ２１′１ 第７図 時間Ｃ朽・）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水受槽内に脱水槽を、該脱水槽内に回転翼をそれぞれ設
   け、また水受槽に水位検知手段を設けその出力を制御装
   置に導入する全自動洗濯機において、脱水工程中にも水
   位検知手段で水位を検知し、所定以上の水位を生じた場
   合には、前記制御装置からの出力で脱水を停止し、排水
   の後再び脱水を行い、さらに前記脱水停止の回数が規定
   回数となった場合に給水、すすぎ、排水を行ない再び脱
   水することを特徴とする全自動洗濯機の脱水運転制御方
   法。