JPH04202283A - 多層透明板用シーラントおよび多層透明板 - Google Patents

多層透明板用シーラントおよび多層透明板

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JPH04202283A
JPH04202283A JP2325870A JP32587090A JPH04202283A JP H04202283 A JPH04202283 A JP H04202283A JP 2325870 A JP2325870 A JP 2325870A JP 32587090 A JP32587090 A JP 32587090A JP H04202283 A JPH04202283 A JP H04202283A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多層透明板用シーラントおよび該シーラントを
用いた多層透明板に関する。詳しくは、接着力が大きく
、透湿性が少ない上に耐衝撃性に優れ、かつ弾性率の温
度依存性が少ない多層透明板用シーラントおよび該シー
ラントを用いた多層透明板に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
より航空機や高速の電車などには、透明板を多層張り合
わせた多層透明板が窓な−どに用いられている。さらに
、近年は高層ビルや住宅にも、断熱性の向上または防音
性の向上を図るために、多層透明板が使用されている。
この多層透明板は、少な(とも2枚の透明板を間隔保持
材を介してシーラントで接合した構造をなしており、3
枚以上の透明板からなる多層透明板も実用化されている
これらの多層透明板では、透明板間に水分が存在すると
、曇りの原因となるので、多層透明板を製造する際に透
明板間に乾燥空気を封入したり、透明板の間隔保持材中
にゼオライトなどからなる乾燥剤を取付けてお(など、
透明板間への水分の侵入の防止あるいは水分の除去か行
われている。
また、透明板の接合に用いられるシーラントも、透明板
との接着力が大きく、かつ透湿性が少ないことばかりで
なく、多層透明板の耐衝撃性を高めて衝撃に起因する水
分侵入を防止できるように耐衝撃性(弾性率)が優れて
いることや弾性率の温度依存性が少ないことも要求され
ている。これらの要求を満足するシーラントとして、ポ
リスルフィド系シーラントやシリコーン系シーラントが
知られているが、その効果は十分でな(、より優れたシ
ーラントの開発が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者は上記性状を満たすシーラントを得る
べく鋭意研究を重ねた結果、特定の水酸基含有化合物、
ポリイソシアネート化合物、充填材および粘度低下剤を
特定割合で配合したものが、接着力が大きく、透湿性が
少ない上に、耐衝撃性に優れ、かつ弾性率の温度依存性
か少ないシーラントとして使用できることを見出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明は少なくとも2枚の透明板を、該透明
板の間に配置された間隔保持材を介在させて接合するた
めの多層透明板用シーラントにおいて、(A)少なくと
も50重量%以上か数平均分子量500〜9000の水
酸基含有液状ジエン系重合体および/またはその水素化
物からなる水酸基含有化合物、(B)該水酸含有化合物
(A)中に存在する水酸基に対するイソシアネート基の
モル比が0.5〜4の範囲となる量のポリイソシアネー
ト化合物、(C)前記水酸基含有化合物(A) 100
重量部に対して30〜300重量部の充填材および(D
)前記水酸基含有化合物(A) 100重量部に対して
10〜200重量部の引火点が40℃以上の粘度低下剤
を配合してなる多層透明板用シーラントを提供すると共
に、少なくとも2枚゛の透明板を該透明板の間に配置さ
れた間隔保持材を介在させて該シーラントで接合した多
層透明板をも提供する。
本発明において、多層透明板とは少なくとも2枚の透明
板を該透明板の間に配置された間隔保持材を介在させて
シーラントにより接合したものを云う。
本発明のシーラントにおける(A)成分は、少なくとも
50重量%以上が数平均分子量500〜9000の水酸
基含有液状ジエン系重合体および/またはその水素化物
からなる水酸基含有化合物である。
ここで、数平均分子量500〜9000の水酸基含有液
状ジエン系重合体としては、既知のものを任意に使用で
き、または公知の手法により容易に製造することができ
る。例えば炭素数4〜22のジエンモノマー(ブタジェ
ン、イソプレン、クロロプレン、1,3−ペンタジェン
、シクロペンタジェン等)を過酸化水系、水酸基を有す
るアゾ化合物(例えば2,2°−アゾビス[2−メチル
−N=(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]等
)、水酸基を有するパーオキシド(例えばシクロヘキサ
ノンパーオキサイド等)などを重合開始剤としてラジカ
ル重合することにより水酸基含有液状ジエン系重合体か
得られる。ここて、重合開始剤の使用量は特に制限はな
いが、ジエンモノマー100に対して過酸化水素1.0
〜50g、2,2゛−アゾビス[2−メチル−N−(2
−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]5.0〜10
0g、シクロヘキサノンパーオキサイド5.0〜100
gが適当である。
重合は無溶媒で行うことも可能であるか、反応の制御の
容易さのため溶媒を用いるのか好ましく、溶媒としては
エタノール、イソプロパツール、  n −ブタノール
等か通常用いられる。また、反応温度は80〜150℃
1反応時間は0.5〜15時間か適当である。
さらに、ナフタレンジリチウム等の触媒を用いてジエン
モノマーをアニオン重合させてリビングポリマーを製造
し、さらにモノエポキシ化合物等を反応させることによ
っても目的とする水酸基含有液状ジエン系重合体を得る
ことかできる。この場合の重合は無溶媒で行うことも可
能であるが、ラジカル重合の場合と同様の理由から溶媒
を用いるのか好ましい。溶媒としてはヘキサン、シクロ
ヘキサン等の飽和炭化水素が用いられる。この時、反応
温度は50〜100℃1反応時間は1〜10時間が適当
である。また、重合時にジエンモノマーに対し50mo
7%以下の割合で炭素数2〜22の付加重合性モノマー
、例えばブテン、ペンテン。
スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、ア
クリル酸およびそのエステル、メタクリル酸およびその
エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル。
アクリルアミド等を添加することも出来る。
重合反応終了後に溶液を減圧下で蒸留すれば溶剤が除去
され、水酸基含有液状ジエン系重合体か得られる。この
ようにして得られた水酸基含有液状ジエン系重合体の数
平均分子量は、通常500〜9000、好ましくは80
0〜5000であり、水酸基含有量は0.1〜10me
q/g、好ましくは0.3〜7 meQ/gである。こ
こで、数平均分子量か500未満では、得られるシーラ
ントの弾性か劣るので好ましくなく、9000を越える
と、粘度が高くなり、あるいは固体となり、取扱い上好
ましくない。
なお、液状ジエン系重合体の水酸基は分子鎖末端あるい
は分子鎖内部のいずれの位置にあってもよいが、分子鎖
末端にあるものか望ましい。また、本発明では2種類以
上の水酸基含有液状ジエン系重合体を組合せて使用する
こともてきる。特に、卓越した耐熱性、耐候性が要求さ
れる場合には、水酸基含有ジエン系重合体の骨格中の二
重結合を水素化して使用することもできる。
水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物は、均一系触
媒、不均一系触媒等を用いる公知の手法により、上記水
酸基含有液状ジエン系重合体を水素化することにより得
ることができる。
均一系触媒を用いる場合、ヘキサン、シクロヘキサン等
の飽和炭化水素やベンゼン、トルエン。
キシレン等の芳香族炭化水素を溶媒とし、常温〜150
℃の反応温度で常圧〜50kg/a(Gの水素圧下で水
素添加反応か行われる。均一系触媒としては、遷移金属
ハライドとアルミニウム、アルカリ土類金属もしくはア
ルカリ金属などのアルキル化物との組合せによるチーグ
ラー触媒等を上記重合体の2重結合あたり0.O1〜0
.1mof%程度使用する。反応は通常1〜24時間で
終了する。
不均一系触媒等を用いる場合、ヘキサン、シクロヘキサ
ン等の飽和炭化水素やベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類、エタノール、イソプ
ロパツール等のアルコール類等あるいはこれらの混合系
を溶媒とし、常温〜200℃の反応温度で常圧〜100
kg/crlGの水素圧下で水素添加反応が行われる。
不均一系触媒としては、ニッケル、コバルト、−パラジ
ウム。
白金、ロジウム、ルテニウム等の触媒を単独であるいは
シリカ、ケイソウ土、アルミナ、活性炭等の担体に担持
して用いる。その使用量は重合体の重量に対し0.05
〜10重量%が適当である。これらの触媒は単独で使用
するほか、2種以上を混合して用いても良い。反応は通
常1〜48時間で終了する。
反応終了後に触媒をろ別して、溶液を減圧下て蒸留すれ
ば溶剤が除去され、水酸基含有液状ジエン系重合体の水
素化物が得られる。この水酸基含有量状ジエン系重合体
の水素化物は、通常数平均分子量か600〜10000
 、好ましくは800〜5000てあり、水酸基含有量
が0.1〜10 meq/ gであるものか望ましい。
水素化反応後における重合体中の不飽和二重結合の水素
化の割合(水素化率)は下記式で表される。
八 A:水素化前の重合体の臭素価 B:水素化後の重合体の臭素価 水素化物の水素化率は50%以上、好ましくは70%以
上である。また、本発明では2種以上の水酸基含有液状
ジエン系重合体の水素化物を混合して用いてもよく、水
酸基含有液状ジエン系重合体とその水素化物の混合物を
用いてもよい。
さらに、良好な物性の硬化体を得るためには、水酸基含
有液状ジエン系重合体の水素化物の1分子当りの平均水
酸基数は1.7以上、好ましくは2.0以上である。
1分子当りの平均水酸基数は下式で表すことかできる。
平均水酸基数     1000    分子量本発明
においては、(A)成分である水酸基含有化合物の少な
くとも50重量%は上記水酸基含有液状ジエン系重合体
および/またはその水素化物でなければならない。ここ
で、上記水酸基含有液状ジエン系重合体および/または
その水素化物か50重量%以下であると、透湿性、ゴム
弾性に劣るので好ましくない。
上記水酸基含有液状ジエン系重合体およびその水素化物
以外に(A)成分として用いることのできる水酸基含有
化合物としては、ポリオール化合物や単官能アルコール
化合物等があり、これらを50重量%未満の範囲で用い
ることができる。
ここで、ポリオール化合物とは、1分子中に2個または
それ以上の水酸基を有する化合物であり、次に示す低分
子量ポリオール化合物1重合型ポリオール化合物および
ヒマシ部系ポリオール化合物か好適に用いられる。
低分子ポリオール化合物としては、−級ポリオール、二
級ポリオール、三級ポリオールのいずれを用いてもよい
。具体的には、例えば1,2−プロピレングリコール、
ジプロピレン・グリコール。
1.2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール。
2.3−ブタンジオール、1.2−ベンタンジオール、
2.3−ベンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール
、2.4−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール、シクロヘキサンジオール、グリセリン
、N、N−ビス−2−ヒドロキシプロピルアニリン、N
、N−ビスヒドロキシイソプロピル−2−メチルビペラ
ジン、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物
等の少なくとも1個の二級炭素に結合した水素基を含有
する低分子量ポリオールが挙げられる。
さらに、ポリオール化合物として、二級炭素に結合した
水酸基を含有しないエチレングリコール。
ジエチレングリコール、1.3−プロピレングリコール
、l、4−ブタンジオール、1,5−ベンタンジオール
、1.6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン
、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等を
用いることもてきる。その分子量は通常、50〜500
の範囲のものである。
また、ポリウレタン原料として用いられる重合型ポリオ
ール化合物としては、例えばポリエーテルポリオール及
びその変性体、ポリテトラエチレンエーテルグリコール
、テトラヒドロフラン/アルキレンオキサイド共重合ポ
リオール、エポキシ樹脂変性ポリオール、ポリエステル
ポリオール。
ポリジエン系ポリオール、部分鹸化エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等を挙げることかできる。これらポリオール
化合物の数平均分子量は通常500〜10,000であ
る。
さらに、ヒマシ部系ポリオール化合物としては、ヒマシ
油、水素化ヒマシ油、ヒマシ油エステル交換物等を挙げ
ることができる。これらポリオール化合物は、2種類以
上を混合して用いることもてきる。
単官能アルコール化合物は、密着性の向上および系の粘
度の低下を目的として使用することがてきるが、多(用
いすぎると系の弾性か失われるため、用いる場合には(
A)成分全体の10重量%以下とすべきである。単官能
アルコール化合物としては通常、1−ブタノール、l−
才クタノール、l−ドデカノールなどが用いられる。
本発明において(B)成分として用いるポリイソシアネ
ート化合物とは、1分子中に2個またはそれ以上のイソ
シアネート基を存する存機化合物であって、前記した水
酸基含有液状ジエン系重合体の水酸基に対する反応性イ
ソシアネート基を有するものである。このポリイソシア
ネート化合物の例としては、通常の芳香族、脂肪族およ
び脂環族のものを挙げることができ、例えばトリレンジ
イソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシ
アネー)(MDI)、カルボジイミド変性ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート、フェニレンジイソシアネート、ナフタリン
−1,5−ジイソシアネート、。
−トルイジンジイソシアネート、トリフェニルメタント
リイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)
チオホスフェート、イソプロビルベンゼンー2,4−シ
イイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TM
XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、リジンエ
ステルトリイソシアネート、1.6.11−ウンデカン
トリイソシアネート、1.8−ジイソシアネート−4−
イソシアネートメチルオクタン、1.3.6−ヘキサメ
チレントリイソシアネート、トリメチルへキサメチレン
ジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−1,4−
ジイソシアネート、ビシクロへブタントリイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、水素添
加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加トリレ
ンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネ
ート、水素添加テトラメチルキシリレンジイソシアネー
ト、前記ポリイソシアネート化合物の環化三量体(イソ
シアヌレート変性体)、ビューレット変性体エチレング
リコール、トリメチロールプロパン、ポリエーテルポリ
オール、ポリマーポリオール、ポリテトラメチレンエー
テルグリコール、ポリエステルポリオール、アクリルポ
リオール、ポリアルカジエンポリオール、部分鹸化エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ヒマシ油系ポリオール等の
ポリオール化合物と前記ポリイソシアネート化合物との
付加反応物等が用いられる。
また、これらポリイソシアネート化合物は2種以上を混
合して用いることもてき、さらにこれらポリイソシアネ
ート化合物のイソシアネート基をフェノール類、オキシ
ム類、イミド類、メルカプタン類、アルコール類、ε−
カプロラクタム、エチレンイミン、α−ピロリドン、マ
ロン酸ジエチル、亜硫酸水素ナトリウム、ホウ酸等のプ
ロ・yり剤でブロックした、いわゆるブロックイソシア
ネート化合物をも用いることができる。
(B)成分の配合割合については、(A)成分である水
酸基含有化合物の水酸基(OH)に対する(B)成分で
あるポリイソシアネート化合物のイソシアネート基(N
GO)の割合(NGOloH)が、モル比で最終的に0
.5〜4.0、好ましく+io、7〜3.5となるよう
に配合する。配合割合が0.5未満てあったり、4.0
を越えると、弾性を有する固形のシーラントか得られず
好ましくない。
ここで「最終的に」という言葉を用いているのは、実際
の硬化体の作製にあたって下記の様な種々の方法が用い
られるからである。
ワンショット法:全配合成分のうち少なくともポリイソ
シアネート化合物を除く成分を混合し、混合物を得る。
この混合物にポリイソシアネート化合物および先の混合
で用いなかった配合成分を添加、混合して液状重合体組
成物を得る。このときの好ましいNGOloH(モル比
)は0.5〜1.8である。
プレポリマー法(1):所定の当量比(NGOloH)
が1.7〜25の範囲で、水酸基を有する化合物のうち
少なくとも1つとポリイソシアネート化合物とを、その
他の添加剤の一部または全部の存在下あるいは非存在下
に反応させてプレポリマーを得る。このプレポリマーに
残りの成分を混合し、液状重合体組成物を得る。このと
きの好ましいNGOloH(モル比)は0.5〜1.8
である。この場合、プレポリマーを得るときに反応に関
与した官能基のモル比(NGOloH)は実質的に1.
0であるので、最終的なNGOloHは0.5〜1.8
の範囲内にある。このように、最終的なNGOloHと
は、プレポリマーの生成工程から硬化工程に至るまでに
用いたすべての化合物のイソシアネート基と水酸基のモ
ル比を意味する。
プレポリマー法(2):所定の当量比(NGOloH)
か1.7〜4.0の範囲で配合全成分を配合し、反応さ
せてプレポリマーを得る。このプレポリマーを空気中の
湿気(水)と反応させる。
次に、本発明では(C)成分として充填材を用いる。充
填材としては無機充填材、有機充填材のいずれを用いて
もよい。具体的には無機充填材としては亜鉛、アスベス
ト、アルミナ、アルミニウム。
カオリン、クレー、ガラス球、ガラスフレーク。
ガラス繊維、炭素(チャンネルブラック、ファーネスブ
ラック、アセチレンブラック、サーマルブラック)、炭
素繊維、カスミ石、クリオライト。
グラファイト、シリカ、ケイ灰石、ケイソウ土。
酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム。
酸化チタン、酸化鉄、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、スレート粉、ゼオライト石英粉、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、タルク。
チタン酸カリウム、窒化ホウ素、長石粉、銅、ニッケル
、二硫化モリブデン、硫酸ノくリウム、ホワイティング
、ロウ石クレー、マイカ、セラコラ等を挙げることがで
きる。
また、有機充填材としてはゴム粉末、セルロース、リグ
ニン、キチン質、皮革粉、ヤシガラ、木粉等をはじめ、
木綿、麻、羊毛、絹等の天然系繊維、ナイロン、ポリエ
ステル、ビニロン、アセテート、アクリル等の合成繊維
、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アク
リル−ブタジェン−スチレン樹脂、ポリカーボネート、
ポリエチレンテレフタレート ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリメチルメタクリレート、塩化ビニル樹脂、エ
ポキシ樹脂、フエーノール樹脂等の合成樹脂粉末または
顆粒等を挙げることかできる。本発明では、上記無機充
填材または有機充填材とそれぞれ単独で用いてもよいし
、2種以上を混合して用いてもよい。
(C)成分の配合割合は、(A)成分である水酸基含有
化合物100重量部に対し、30〜300重量部、好ま
しくは50〜250重量部とする。配合割合が30重量
部未満であると、系にチキン性か出ないので好ましくな
く、300重量部を越えると、系の粘度か非常に高くな
り好ましくない。
さらに、本発明では(D)成分として引火点か40℃以
上の粘度低下剤を用いる。具体的にはジオクチルフタレ
ート等の可塑剤、パラフィン系、ナフテン系、アロマ系
等のプロセスオイル、オレフィンオリゴマー、アルキル
ベンゼン、アルキルナフタレン、アルキルジフェニルエ
タン、シリコーンオイル等を挙げることができる。ここ
で、これら粘度低下剤の引火点か40℃未満であると、
配合時と用時の安全上好ましくない。
(D)成分の配合割合は、(A)成分である水酸基含有
化合物100重量部に対して1〜200重量部、好まし
くは30〜150重量部とする。配合割合が10重量部
未満であると、系の粘度低下効果か十分でなく好ましく
なく、200重量部を越えると、弾性を失うので好まし
くない。
本発明の多層透明板用シーラントは上記(A)〜(D)
成分を必須の成分とするものであるが、所望により触媒
やその他の添加剤を適宜配合することかできる。
硬化反応を促進するために、触媒としてトリエチレンジ
アミン、テトラメチルグアニジン、N。
N、 N’、N’−テトラメチルヘキサン1,6−ジア
ミン、N、N、N’、N”、N”−ペンタメチルジエチ
レントリアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エ
ーテル、l、2−ジメチルイミダゾール、N−メチル−
N’−(2−ジメチルアミノ)−エチルピペラジン、ジ
アザビシクロウンデセン等の三級アミン、スタナスオク
トエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジ
ラウレート。
ジブチルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンマー
力ブチド、ジブチルチンジマレエート、ジオクチルチン
マーカプチド、ジオクチルチンチオカルボキシレート、
フェニル水銀プロピオン酸塩、オクテン酸鉛等の有機金
属化合物、前記三級アミンのカルボン酸塩等を加えるこ
とができる。
これら触媒は(A)成分である水酸基含有化合物100
重量部に対して最大10重量部添加することができる。
10重量部を越えると、硬化促進効果か限界となるばか
りでなく、局部的な異常反応生起(ゲル化)の危険性か
大きくなるので好ましくない。
粘度低下のためにn−へキサン、シクロヘキサン、トル
エン、キシレン等の炭化水素系溶剤、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸ブチル等
のエステル系溶剤、テトラヒドロフラン等のエステル系
溶剤、N、N’ −ジエチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の溶剤を配合してもよい。
この溶剤の配合量は特に制限はないか、通常は水酸基含
有化合物100重量部に対して20重量部以下、好まし
くは10重量部以下である。
また、粘着力、接着力の調整のためにアルキルフェノー
ル樹脂、テルペン樹脂、チル岱ンフェノール樹脂、キシ
レンホルムアルデヒド樹脂、ロジン、水添ロジン、クマ
ロン樹脂、脂肪族石油樹脂。
脂環族石油樹脂および芳香族石油樹脂等の粘着性付与剤
を使用してもよい。さらに、耐熱性、耐候性向上のため
にヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系、ベン
ゾトリアゾール系等の老化防止剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤を加えたり、難燃剤としてリン化合物、ハロゲン
化合物、酸化アンチモン等を加えたり、消泡剤としてシ
リコン化合物などを加えたり、発泡防止剤としてゼオラ
イト、生石灰等を加えたり、接着性向上剤として有機ケ
イ素化合物、有機チタン化合物等を添加することかでき
る。
本発明の多層透明板用シーラントは、以上のような成分
を所定割合で配合し混合することにより得ることができ
る。調製にあたっては、混合装置。
混練装置等を用いて0〜120℃1好ましくは115〜
100℃の温度で0.5秒〜8時間、好ましくは1秒〜
5時間攪拌、混合すればよい。シーラントの調製は、通
常ワンショット法またはプレポリマー法により行う。
ワンショット法では、まず前記成分のうち少なくともポ
リイソシアネート化合物を除く成分を配合して上記の温
度および時間の条件で混合し、混合物を得る。この混合
物にポリイソシアネート化合物および先の混合で用いな
かった添加剤成分を添加して上記の温度および時間の条
件で混合することにより、シーラントか得られる。この
ときの好ましい反応当量比(NGOloH)は0.5〜
2.5である。
プレポリマー法では、所定の当量比(NGOloH)が
1.7〜25の範囲で、水酸基含有化合物のうち少なく
とも1つとポリイソシアネート化合物とを、その他の添
加剤の一部または全部の存在下あるいは非存在下に反応
させてプレポリマーを得る。この場合の反応温度は上記
条件と同じであり、反応時間は通常0.1〜10時間、
好ましくは0.5〜8時間である。さらに、このプレポ
リマーに残りの成分を上記の温度および時間の条件て混
合することによりシーラントか得られる。このときの好
ましい反応当量比(NGOloH)は0.5〜2.5で
ある。
次に、本発明の多層透明板について説明する。
前に述べたように、本発明においては多層透明板とは、
少なくとも2枚の透明板を該透明板の間に配置された間
隔保持材を介在させてシーラントにより接合したものを
言う。
本発明では、透明板として通常はガラス板を用いるか、
用途に応じてその一部または全部を透明プラスチック板
としてもよい。透明プラスチック板としては、具体的に
はポリカーボネート ポリメチルメタクリレート等のア
クリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のエステル系樹脂、ポリウレタン等を挙げることができ
る。
また、間隔保持材(スペーサー)とは、上記透明板間の
間隔を保持するために用いるものであり、通常はアルミ
等の金属、プラスチック、ゴム等か用いられる。透明板
の間隔を一定に保持するためには金属等の剛性材料か好
ましいか、耐衝撃性。
気密性の面からはゴム等の弾性材料か好ましい。
また、間隔保持材としては金属等の剛性材料を用い、透
明板と接する部分にゴム状物質を接着、融着あるいは塗
布する等した複合部材を用いてもよい。なお、間隔保持
材の一部または全部にゴム状材料を用いた場合、これを
−次シーラントと呼ぶことかある。この場合は、透明板
と間隔保持材とを接合し、外気と間隔保持材の間の空間
とを遮断するためのシーラントを二次シーラントと呼ぶ
上記透明板と間隔保持材とを接合するためのシーラント
には、前述した本発明のシーラントを用い、常法により
多層透明板を製造すればよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明する。
製造例 (1)分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレン
の調製 1βのステンレス製耐圧反応容器にイソプレン200 
g+濃度20%の過酸化水素水40gおよびイソプロパ
ツール100gを仕込み、温度120℃1反応時間2時
間の条件で反応を行った。反応中、圧力は最高8kg/
cdGに達した。反応終了後、分液ロートに反応混合物
を入れ、600gの水を添加して振盪し、次いて3時間
静置した後、油層を分取した。この油層から溶媒、モノ
マー、低沸点成分を2mmHg、  100℃12時間
の条件で留去し、分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリ
イソプレン(収率66重量%)を得た。このものの数平
均分子量は2240、水酸基含有量は0.96meq/
g、粘度は64ポイズ/30℃1臭素価220g/10
0gであった。このときの1分子当たりの平均水酸基数
は2.15である。また、’H−NMRによる構造解析
結果は、トランス−1,4構造57%。
シス−1,4構造33%、シスー1.2構造6%。
シス−3,4構造4%であった。
(2)分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレン
の水素化物の調製 製造例1の(1)で得た分子鎖末端に水酸基を有する液
状ポリイソプレン100 g、ルテニウム含量5重量%
のルテニウムカーボン触媒5gおよび溶媒としてシクロ
ヘキサン100gを仕込み、50kg /alGの水素
圧下で150℃にて6時間水素反応を行った。反応終了
後、0.45μのメンブランフィルタ−を通して反応溶
液から触媒を分離除去した後、2mmHg、  l l
 0℃、2時間の条件で溶媒を留去した。その結果、分
子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレンの水素化
物が得られた。
このものの数平均分子量2310、水酸基含有量は0.
94 meq/g、粘度は402ポイズ/30℃1臭素
価1g/100gであった。このときの1分子当りの平
均水酸基数は2617である。
実施例1 第1表に示した原料を手混線後、3本ペイントミルロー
ルに2回通して配合物(以下、主剤(a)という。)を
得た。
第1表 原料            配合量(重量部)Pol
y bd R−458T”         100ア
ニリン系ポリオ−ノビ23.0 重質炭酸カルシウム9390 沈降性炭酸カルシウム*445 カーボンブラック12.O ナフテン系プロセスオイル$680 シリカ°”             6.0酸化防止
剤”            1.0紫外線吸収剤” 
          1.0スズ系触媒” ”    
       0.040*1 水酸基末端液状ポリブ
タジェン、水酸基含量0、82meq/ g 、数平均
分子量2800. 出光アトケム■製 本2 アイソノール100.水酸基含量9.39meq
/ g 。
三菱化成ダウ■製 本3 ホワイトンP−30,白石カルシウム■製*4 
白艶華CCR,白石カルシウム■製*5 シーストロ、
東海カーボン■製 *6  NS−100,引火点238℃1出光興産■製
本7 トクシールU、徳山曹達■製 *8 イルガノックス1010.  日本チバガイギー
■製*9 チヌビンP1日本チバガイギー■製*10 
K S−1260,共同薬品■製、ジブチル錫ジラウレ
ート ネ11 A−187、日本ユニカー■製。
主剤(a)10ogに対してアイソネート143L(カ
ルボジイミド変性MD1.三菱化成ダウ■製。
NCO含量29. otvt%)4.72gを加え、室
温で2分間撹拌後、吸引鐘中で10分間真空脱泡した。
得られた組成物をJIS A3758の引張り接着性試
験に準拠し、被着体をアルミ板またはガラス板として試
験を行なったところ、破壊の状況が凝集破壊であること
を確認し、シーラントとして適することがわかった。本
試験において、界面破壊を起こす材料はガラス板および
スペーサー用部材との密着性か不十分であることを示し
、シーラントとしては使用し難い。なお、イソシアネー
ト化合物(アイソネート143L)配合時における反応
当量比(NGOloH。
モル比)は、 Po1y bd R−45HTのみに対
しては1.31であり、水酸基含有化合物全体に対して
は0.976であった。
実施例2 第2表に示した原料を手混練後、3本ペイントミルロー
ルに2回通して配合物(以下、主剤(b)という。)を
得た。
第2表 原料           配合量(重量部)Poly
 bd R−458T”         100オク
チルベンジルフタレート−1260重質炭酸カルシウム
”       120沈降性炭酸カルシウム9460 シランカップリング剤−I+       2.Q酸化
防止剤”8           1.0水素化ヒマシ
油””         14.0ゼオライト$145
.0 ネ1.3.4.8.10は第1表と同じである。
ネ12引火点220℃,モンサンド社製本13カスター
ワックス、伊藤製油■製、水酸基含量2.76meQ/
 g *14バイリットT、栗田工業■製 主剤(b)100gに対して実施例1て用いたのと同じ
アイソネート143Lを3.44 g加え、実施例1と
同じ方法で引張り接着性試験を行なったところ、破壊の
状況が凝集破壊であることを確認し、シーラントとして
適することかわかった。なお、イソシアネート化合物(
アイソネート143L)配合時における反応当量比(N
GOloH,モル比)は、 Po1ybd R−45H
Tのみに対しては1.05であり、水酸基含有化合物全
体に対しては0.713であった。
実施例3 第3表に示した原料を手混練後、3本ペイントミルルロ
ールに2回通して配合物(以下、主剤(C)という。)
を得た。
第3表 ナフテン系プロセスオイルI@80 カーボンブラック*S2.0 重質炭酸カルシウム180 沈降性炭酸カルシウム9440 シリカ*72.0 シランカップリング剤−I+       3.2N−
エチルトルエンスルホンアミド  1.65桐油   
             6.0アミン系触媒” ”
           0.481−ドデカノール  
        3.5本3〜7.11は第1表と同じ
である。
*15  DABCO−33LV、三共エアープロダク
ツ■製、l、4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタ
ンのジプロピレングリコール溶液(濃度33、3wt%
) 主剤(c)100gに対してデスモジュールW(水添M
DI、住友バ住人ルウレタン■製、 NGO含量31.
8wt%)4.20gを加え、実施例1と同じ方法で引
張り接着製試験を行なったところ、破壊の状況か凝集破
壊であることを確認し、シーラントとして適することが
わかった。なお、イソシアネート化合物(デスモジュー
ルW)配合時における反応当量比(NGOloH,モル
比)は、製造例で得られた水酸基含有液状ポリイソプレ
ンの水素化物のみに対しては1.08であり、水酸基含
有化合物全体に対しては0.862であった。
実施例4〜6および比較例1,2 第4表に示したシーラントを混線後、膜厚1.5題とな
るようにテフロン板上に流延し、25℃160%RHと
した恒温恒湿槽中で168時間硬化した。
得られた硬化体の水蒸気透過係数をDIN 53122
に準拠して測定した。結果を第4表に示す。
第4表 水蒸気透過係数は、シーラントの透明板間の空間への水
分の侵入防止性能(透湿性)を示すものであり、この値
か低いほど水分の侵入防止性能かすぐれていると言える
。第4表から明らかなように、本発明のシーラントは透
湿性が少なく、水分の侵入防止性能かすぐれていること
かわかった。
実施例7〜9および比較例3,4 第5表に示したシーラントを用い、JIS  A375
8の引張り接着性試験に準拠して一18℃および+38
℃で50%モジュラスを測定し、下記に示す式によりモ
ジュラス比を計算した。結果を第5表に示す。
シーラントは、窓枠の締め付けや透明板あるいはシーラ
ント自体の温度による伸縮で応力を受ける。応力の温度
による差、すなわち昼と夜、夏と冬などにおける応力変
化が大きいと、透明板とシーラント間の剥離の原因とな
る。従って、モジュラス比は1に近い程、温度変化に関
係なくすぐれた耐久性を示すと言える。第5表から明ら
かなように、本発明のシーラントは温度変化に関係なく
すぐれた耐久性を示すことがわかった。
実施例10〜12および比較例5,6 第6表に示したシーラントを直径29. Omm、高さ
12、7mmの金属型枠内に流し込み、下記の評価試験
を実施した。
(ア)圧縮永久歪み シーラントを25℃160%RHにて168時間硬化し
て硬化体を得た。この硬化体をJIS K2SO3に準
拠して、圧縮歪み試験を実施した(熱処理条件は70℃
にて22時間)。結果を第6表に示す。
(イ)初期硬度発現率 シーラントを25℃260%RHにて硬化させ、36時
間後と336時間後に硬度を測定し、JIS K2SO
3に準拠して、下記に示す式により初期硬度発現率を計
算した。結果を第6表に示す。
第6表 初期硬度発現率の値か大きいほど、短いサイクルで得ら
れた多層板を次工程に送ることかできるので、作業性の
よいシーラントと言うことかできる。第6表から明らか
なように、本発明のシーラントは作業性のよいシーラン
トであることがわかった。
〔発明の効果〕
本発明の多層透明板用シーラントは、透明板とスペーサ
ーとの接着力か大きく、透明板間への透湿性が少ない上
に、耐衝撃性に優れ、かつ弾性率の温度依存性か少ない
優れたシーラントである。
また、該シーラントを用いた本発明の多層透明板は、水
分の侵入かなく、断熱、防音効果を上げることかできる
ので、航空機、高速電車、高層ビル等の窓に好適に用い
られる。
代 理 人  弁理士 久保1)藤部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2枚の透明板を、該透明板の間に配置
    された間隔保持材を介在させて接合するための多層透明
    板用シーラントにおいて、(A)少なくとも50重量%
    以上が数平均分子量500〜9000の水酸基含有ジエ
    ン系重合体および/またはその水素化物からなる水酸基
    含有化合物、(B)該水酸基含有化合物(A)中に存在
    する水酸基に対するイソシアネート基のモル比が0.5
    〜4の範囲となる量のポリイソシアネート化合物、(C
    )前記水酸基含有化合物(A)100重量部に対して3
    0〜300重量部の充填材および(D)前記水酸基含有
    化合物(A)100重量部に対して10〜200重量部
    の引火点40℃以上の粘度低下剤を配合してなる多層透
    明板用シーラント。
  2. (2)少なくとも2枚の透明板を該透明板の間に配置さ
    れた間隔保持材を介在させて請求項1記載のシーラント
    で接合した多層透明板。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2011504192A (ja) * 2007-11-07 2011-02-03 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 充填剤レベルの高いポリウレタン接着剤組成物
EP2256164A4 (en) * 2008-02-29 2011-08-24 Zeon Corp HARDENABLE RESIN COMPOSITION, FORM BODY USED THEREOF, PREPREG AND LAMINATE
JP2014077094A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The ウレタン接着剤組成物
JP2019505625A (ja) * 2015-12-21 2019-02-28 シーカ テクノロジー アクチェンゲゼルシャフト 高い耐燃料油性を有するフロアジョイント用シーラント

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