JPH04201031A - 住宅ユニット生産ライン - Google Patents

住宅ユニット生産ライン

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JPH04201031A
JPH04201031A JP33516890A JP33516890A JPH04201031A JP H04201031 A JPH04201031 A JP H04201031A JP 33516890 A JP33516890 A JP 33516890A JP 33516890 A JP33516890 A JP 33516890A JP H04201031 A JPH04201031 A JP H04201031A
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wall panel
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、ユニット工法で建てられるユニット住宅の構
成要素となる住宅ユニットを生産するラインに関する。
〔背景技術〕
近年、予め工場でボックス状の住宅ユニットを生産し、
この住宅ユニットを建設現場で組み合わせることで建て
られるユニット住宅が、施工期間が短く高品質であるな
どの利点を備えるため広く普及するようになった。この
ユニット住宅では、工業化率を高めて現場作業を少なく
することが望まれているため、各住宅ユニットも外壁パ
ネルや造作・設備材をできるだけ工場で取付けて工場で
の完成率を高めることが行われている。
このため、住宅ユニットの生産′ラインにおいても、工
程が増えてラインが長くなるとともに、住宅ユニットに
取付けるパネルや造作・設備材の種類や数も多くなって
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
住宅ユニットの生産ラインが長くなると、工場敷地の制
限等から一直状にラインを設置することができなくなる
。また、工場内には屋根ユニット等のボックス形の住宅
ユニットの生産ラインとは別のラインも設ける必要があ
る。このため、従来より一般的な敷地形状、つまり平面
矩形状の工場内に住宅ユニット生産ラインと屋根ユニッ
ト生産ライン等のその他のラインとを効率的に配置して
敷地の有効利用を図れる配置が望まれていた。
また、通常の工場では出入口は1〜2か所であり、この
出入口から柱や粱等の構成材やパネルや造作・設備材な
どの部材が搬入されているが、工場内は各種設備機器が
設置されていたり、住宅ユニットの構成材やパネル、造
作・設備材等がストックされているため、特に出入口か
ら遠いラインまでフォークリフト等で部材を運ぶ場合、
各設備や部材あるいは作業者にぶつからないように慎重
に運ぶ必要があり、作業者に負担を掛けていた。
このため、特に外壁パネル等の比較的大きな部材や、造
作・設備材のように種類や数が多い部材を各ラインに容
易に運ぶことかできる住宅ユニット生産ラインが望まれ
ていた。
さらに、造作・設備材は外壁パネルが取付けられた後の
住宅ユニットの骨組みに取付けられるため、作業者が作
業のため住宅ユニットに出入りする際に、外壁パネルに
妨げられることなく自由に出入りできる住宅ユニット生
産ラインが望まれていた。
本発明の目的は、工場内に各ラインを効率的に設置でき
て敷地を有効に利用できるとともに、外壁パネルや造作
・設備材の各ラインへの搬入を容易に行え、かつ造作・
設備材の取付作業を容易に行うことができる住宅ユニッ
ト生産ラインを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る住宅ユニット生産ラインは、柱および粱か
ら住宅ユニットの骨組みを生産する骨組み生産ラインと
、この骨組みに外壁パネルを取付ける外壁パネル取付ラ
インと、前記骨組みに造作・設備材を取付ける造作・設
備取付ラインとを備えて工場内に略U字形に配置される
とともに、前記外壁パネル取付ラインの外側に、搬入さ
れた外壁パネルをストックする外壁パネルストック手段
を設け、前記造作・設備取付ラインの外側に、造作・設
備材の取付作業を行う造作・設備取付ステージを設け、
外壁パネル取付ラインおよび造作・設備取付ライン間に
、住宅ユニットを進行方向に対して前後および左右を反
転する反転手段を設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
このような本発明においては、住宅ユニット生産ライン
を工場内に略U字形に配置したので、−船釣な平面矩形
状の工場でも長いラインを設置できるとともに、住宅ユ
ニット生産ラインの内側に屋根ユニット生産ライン等の
他のラインを配置することかできるため、工場内の敷地
か有効に利用される。
また、外壁パネル取付ラインの外側に外壁パネルストッ
ク手段を設け、造作・設備取付ラインの外側に造作・設
備取付ステージを設けているので、つまりパネルや造作
・設備材のストック場所をラインよりも工場の壁側に設
けているので、それらの壁に各パネルや造作・設備打振
入用の出入口を設ければ各ストック場所までの距離か短
くなり各部材を容易に搬入できる。
さらに、反転手段を設けているので、外壁パネル取付ラ
インで外壁パネルが取付けられた住宅ユニットは、造作
・設備取付ラインにおいて外壁パネルが取付けられた面
がライン内側に面し、造作・設備取付ステージ側にはパ
ネルが取付けられていない面が面するので、作業者は外
壁パネルに妨げられることなく住宅ユニット内に自由に
出入りでき、造作・設備材の取付作業を容易に行える。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の住宅ユニット生産ラインについて説明する前
に、この生産ラインで生産される住宅ユニットについて
説明する。第4図および第5図に示すように、住宅ユニ
ット1の骨組みIAは、天井パネル2と床パネル3と2
個の妻パネル4,5とで組み立てられる。天井パネル2
は、2本の平行な長辺粱6と、長辺粱6間に設けられた
野縁7と、天井用面材8とで構成されている。床パネル
3は、2本の平行な長辺粱6と、長辺粱6間に設けられ
る根太と、床用面材9とで構成されている。
妻パネル4,5は、2本の平行な柱10と、この柱10
の上端間および下端間に溶接接合された短辺粱11とで
構成されている。この骨組みIAには、外壁パネルや、
間仕切壁や家具等の造作材、エアコンや衛生器具類等の
設備材が取付けられて住宅ユニット1が完成される。
次に、本実施例の住宅ユニット生産ラインについて第1
図〜第3図に基づいて説明する。
平面矩形状の工場14内において、長手方向の一方の壁
14Aに沿って長辺粱6を生産する長辺粱生産ライン1
5が略直線状に配置されている。
ライン15の先端部分には、工場14に搬入された長辺
粱6をストックする長辺粱ストック装置16か設けられ
るとともに、ライン15に沿って図示しない穴明は加工
装置や溶接ロボットが配置されている。
長辺粱生産ライン15の終端には、振分手段17が設け
られている。振分手段17は、長辺粱6を2本つつ2系
統に振り分ける振分装置18と、振り分けられた長辺粱
6をクレーンで吊り上げて左右両側に移動させる移載装
置19とで構成されている。
移載装置19の左右両側部分には、天井パネル2を生産
する天井パネル生産ライン20と、床パネル3を生産す
る床パネル生産ライン25の先端部がそれぞれ配置され
ている。
天井パネル生産ライン20は、長辺粱生産ライン15の
延長上で壁14Aに沿って略直線状に配置されている。
この天井パネル生産ライン20には、ライン20上を循
環して移動する複数の天井パネル用台車21が設けられ
、ライン20の中間部には天井パネル2の上下を反転す
る反転機22が設置されている。また、ライン20の終
端部の上方には、住宅ユニット1の骨組みIAを組み立
てる総組みライン50に天井パネル2を搬送する天井走
行うレーン23が設けられている。
床パネル生産ライン25は、天井パネル生産ライン20
に隣接して平行に配置されている。このライン25には
、ライン25上を循環して移動する複数の床パネル用台
車26が設けられ、ライン25の中間部には床パネル3
の上下を反転する反転機27が設置されている。また、
ライン25の終端部には、総組みライン50に床パネル
3を搬送する床パネル搬送コンベア28が設けられてい
る。
これらの長辺粱生産ライン15、天井パネル生産ライン
20、床パネル生産ライン25に隣接して、柱10を生
産する柱生産ライン30、短辺粱11を生産する短辺粱
生産ライン35、妻パネル4.5を生産する妻パネル生
産ライン40が配置されている。
柱生産ライン30は、長辺粱生産ライン15に平行に配
置され、その先端部には柱10をストックする柱ストッ
ク装置31が設けられるとともに、ライン30に沿って
図示しない穴明は加工装置や溶接ロボット等が配置され
ている。
短辺粱生産ライン35は、柱生産ライン30に平行に配
置され、その先端部には短辺粱11をストックする短辺
粱ストック装置36が設けられるとともに、ライン35
に沿って図示しない穴明は加工装置や溶接ロボット等が
配置されてい、る。
柱生産ライン30および短辺梁生産ライン35の終端部
には、柱10および短辺粱11を妻パネル生産ライン4
0に搬送する搬送手段37が設けられている。この搬送
手段37の下方部分には、妻パネル生産ライン40の先
端部が配置されている。
妻パネル生産ライン40は、柱生産ライン30、短辺粱
生産ライン35の延長上で床パネル生産ライン25に隣
接して平行に配置されている。この妻パネル生産ライン
40には、ライン40上を循環して移動する複数の妻パ
ネル用台車41と、妻パネル4,5の上下左右を反転す
る反転機42と、妻パネル搬送コンベア43とが直列状
に配置されている。この搬送コンベア43の終端部分の
上方には、複数のレール45を自走するホイストにより
妻パネル4,5を総組みライン50に搬送する妻パネル
搬送手段46が設けられている。
総組みライン50は、各パネル生産ライン20゜25.
40の終端部近傍に配置され、図示しない組立装置や組
立られた住宅ユニット1の骨組みlAを搬送するコンベ
ア等が設けられている。
以上の長辺梁生産ライン15、柱生産ライン30、短辺
粱生産ライン35、天井パネル生産ライン20、床パネ
ル生産ライン25、妻パネル生産ライン40、総組みラ
イン50により骨組み生産ライン52か構成され、この
骨組み生産ライン52は壁14Aに沿って略直線状に配
置されている。
総組みライン50の終端には、第3図にも示すように、
住宅ユニットlの骨組みIAを吊り上げて搬送するクレ
ーン51が設けられている。このクレーン51に交差す
るように、ホイスト53およびクレーン架構54で構成
される移動台車返送りレーン55の終端部が設けられ、
このクレーン55で返送された移動台車56上にクレー
ン51で住宅ユニットlの骨組みIAが載置固定される
ように構成されている。
このクレーン55の終端部から壁14Aに沿って第10
−ラコンベア57が設置され、このコンベア57上に載
置された移動台車56を牽引するロープコンベア等の牽
引手段が設けられている。
この口・−ラコンベア57に隣接して第1ターンテーブ
ル58が設けられている。ターンテーブル58は、住宅
ユニット1の進行方向後側を回動中心として90度回動
可能に構成され、移動台車56に載置された住宅ユニッ
トlの骨組みIAを壁I4Aに沿った方向から短辺方向
の壁14Bに沿った方向に向きを変えるように構成され
ている。
このターンテーブル58に隣接して、壁14Bに沿った
方向に延長された外壁パネル取付ライン60が配置され
ている。外壁パネル取付ライン60には、移動台車56
を移動させるための第20−ラコンベア61と図示しな
いチェーンコンベア等の牽引手段とが設けられ、このロ
ーラコンベア61の上方には、コンベア架構62が設け
られている。
コンベア架構62の上部は、第3図に示すように、上下
に2重に設けられたフレーム63.64がローラコンベ
ア61に沿って形成されており、下側のフレーム64に
は住宅ユニット1の移動速度、つまり移動台車56を牽
引する牽引手段に同期して駆動される外壁パネル取付コ
ンベア65が取付けられている。架構62には、コンベ
ア65上およびフレーム63上を自走して上下方向に循
環移動される複数の循環台車66か設けられている。
フレーム64の住宅ユニット1の進行方向の前後両端部
近傍には、略し字状に設けられたホイスト走行レール6
8か設けられている。このレール68の下方には、第2
図に示すように、外壁パネル69がラック等にストック
されて順次搬送される外壁パネルストック手段である外
壁パネル搬送コンベア70か設けられ、レール68を自
走するホイスト71はコンベア70から外壁パネル69
を吊り上げて搬出可能に構成されている。また、レール
68の途中には、外壁パネル69を住宅ユニット1の骨
組みIAの短辺側に取付ける場合と、長辺側に取付ける
場合とでレール68を切り換えるレール切換装置72か
設けられている。
パネル69か吊り下げられたホイスl−71は、レール
68から循環台車66上に移動可能に構成され、この循
環台車66に乗せられて住宅ユニットlと同速度で移動
される。
第20−ラコンベア61に隣接して第2ターンテーブル
74が設けられている。ターンテーブル74は住宅ユニ
ット1の進行方向前側を回動中心として90度回転可能
に構成され、移動台車56に載置された住宅ユニット1
の骨組みIAを壁14Bに沿った方向から長辺方向の壁
14Cに沿った方向に向きを変えるとともに、進行方向
に対する住宅ユニット1の前後及び左右を反転するよう
に構成され、このターンテーブル74により反転手段が
構成されている。
ターンテーブル74に隣接して造作・設備取付ライン7
5が配置されている。造作・設備取付ライン75は、工
場14の長手方向の壁14Cに沿った方向の第30−ラ
コンベア76を備え、ローラコンベア76上には移動台
車56が互いに連結された状態でチェーンコンベア等の
牽引手段により移動される。このローラコンベア76の
壁14C側には造作・設備取付ステージ77がコンベア
76に沿って配置されている。スデージ77には、住宅
ユニット1の骨組みIAに取付ける造作・設備材が乗せ
られた台車78を移動台車56に同期させて移動させる
造作・設備用台車搬送手段79が設けられている。
造作・設備取付ライン75の終端部分には、住宅ユニッ
ト1に防水シートを掛けるシート掛は装置80が設けら
れている。造作・設備取付ライン75の終端は、移動台
車56を短辺方向に移動するトラバーサ81に接続され
ている。このトラバーサ81は工場14の壁14Dの外
側に設けられており、トラバーサ81上の住宅ユニット
lはフォークリフト等でトラックに移載されて運び出さ
れるようになっている。
造作・設備取付ライン75のローラコンベア76の工場
内部側には、一端かトラバーサ81に接続され、他端が
移動台車返送りレーン55のクレーン架構54の下方ま
で延長された移動台車返送コンベア83が配置され、こ
のコンベア83は造作・設備取付ステージ77と略同じ
高さのカバー台84で覆われている。
以上説明した骨組み生産ライン52、外壁パネル取付ラ
イン60、造作・設備取付ライン75は、工場14内に
おいて略し字状に配置され、その内側には屋根ユニット
を生産する屋根ユニット生産ライン85と、規格化され
ていない特注品等を生産する特装ライン86とが設けら
れている。
次に本実施例の作用について説明する。
壁14D側から搬入された長辺粱6、柱IO1短辺粱1
1はそれぞれストック装置16,31゜36にストック
される。長辺粱6は、ストック装置16からライン15
に送られた後、ライン15上を搬送されながら順次穴明
は加工や溶接ロボットによるブラケットの溶接接合等が
行われる。この長辺粱6は、振分手段17により2本づ
つ振り分けられて天井パネル用台車21および床パネル
用台車26に2本づつ平行に固定される。
台車21上に載置固定された長辺粱6には、天井パネル
生産ライン20において野縁7が連結され、さらに天井
用面材8が貼着されて天井パネル2が生産される。この
天井パネル2は、天井走行うレーン23で吊り上げられ
て総組みライン50に送られる。
一方、台車26上に載置固定された長辺粱6には、床パ
ネル生産ライン25において根太が連結され、さらに床
用面材9が貼着されて床パネル3が生産される。この床
パネル3は、床パネル搬送コンベア28で総組みライン
50に送られる。
柱lOは、ストック装置31からライン30に送られ、
ライン30上を搬送されながら順次穴明は加工や内ダイ
アフラム、柱頭・柱脚プレート等の溶接接合が行われる
。この柱10は、搬送手段37で妻パネル生産ライン4
0の妻パネル用台車41に移載される。
また、短辺粱11は、ストック装置36からライン35
に送られて穴明は加工やブラケット溶接接合等が行われ
、搬送手段37で妻パネル生産ライン40の妻パネル用
台車41に移載される。
台車41上の柱10および短辺粱11は、妻パネル生産
ライン40において2本の平行な柱IOの上端間および
下端間に短辺粱11か溶接接合されて妻パネル4,5が
生産される。この妻パネル4.5は搬送手段46で総組
みライン50に贈られる。
総組みライン50において、妻パネル4,5は天井パネ
ル2、床パネル3の両側に配置され、第4図に示すよう
に、柱10の上下端と天井パネル2、床パネル3の各長
辺粱6の両端部とが溶接されることにより、第5図の住
宅ユニット1の骨組みIAが組み立てられる。骨組みI
Aは、クレーン51により移動台車56上に載置固定さ
れ、第10−ラコンベア57、第1ターンテーブル58
を介して外壁パネル取付ライン60に搬送される。
外壁パネル取付ライン60においては、まず外壁パネル
69を吊り下げたホイスト71が循環台車66上に移動
される。この循環台車66は、外壁パネル取付コンベア
65により移動台車56に同期して移動され、よって第
20−ラコンベア61上を移動台車56が移動しても循
環台車66、つまりホイスト71は、住宅ユニット1の
骨組みIAに対して相対的に停止し、この状態で外壁パ
ネル69は骨組みIAに取付けられる。なお、外壁パネ
ル取付ライン60では、軽量気泡コンクリート製の外壁
パネル69の他に窓サツシ等も取付けられる。
外壁パネル69等が取付けられた住宅ユニット1の骨組
みIAは、移動台車56に載置されたまま、第2ターン
テーブル74を介して造作・設備取付ライン75に搬送
される。この際、ターンテーブル74は住宅ユニット1
の進行方向前側を回動中心として第2図中反時計回りに
回動されるため、住宅ユニットlは進行方向に対して前
後および左右が逆になって、第30−ラコンベア76上
を移動される。
造作・設備取付ライン75では、住宅ユニット1の骨組
みIAを移動しながら、階段ユニ・ントやキッチンユニ
ット、バスユニット等が取付けられ、これにより住宅ユ
ニットlが完成される。
この住宅ユニット1は、検査された後シート掛は装置8
0で防水用のシートを掛けられて、移動台車56ごと・
トラバーサ81まで搬送された後、フォークリフト等で
トラックの乗せられる。このように工場で生産された複
数の住宅ユニットlはトラックで建設現場に運ばれ、こ
れらの住宅ユニット1が前後、左右、上下に組み合わさ
れて結合されることにより、ユニット住宅が出来上がる
住宅ユニットlが外された移動台車56は、トラバーサ
81から移動台車返送コンベア83および移動台車返送
りレーン55により初期位置まで返送される。
このような本実施例によれば、次のような効果がある。
すなわち、骨組み生産ライン52と、外壁パネル取付ラ
イン60と、造作・設備取付ライン75とを略U字形状
に配置したので、平面矩形状の工場14内に長さの長い
ラインを設置できるとともに、その内側に屋根ユニット
生産ライン85と特装ライン86とを配置でき、工場1
4内の敷地を有効に利用することができる。
また、外壁パネル取付ライン60の外側に外壁パネル6
9をストックする外壁パネル搬送コンベア70を設け、
造作・設備取付ライン75の外側に造作・設備取付ステ
ージ77を設けているので、これらの外壁パネル69や
造作・設備材を工場14の壁14B、14C側から直接
搬入すれば工場内での搬送距離が短くなり、搬入作業を
容易に行うことができる。
さらに、外壁パネル取付ライン60および造作・設備取
付ライン75間に、住宅ユニッl−1の骨組みIAを進
行方向に対して前後および左右を反転させる反転手段と
しての第2ターンテーブル74を設けたので、外壁パネ
ル取付ライン60でライン外側に向いていた住宅ユニッ
ト1の側面は、造作・設備取付ライン75ではライン内
側を向くことになる。従って、ライン60でライン外側
の住宅ユニットlの面に外壁パネル69を取付けた場合
、この外壁パネル69が取付けられた面は造作・設備取
付ライン75ではライン内側を向き、造作・設備取付ス
テージ77側には外壁パネルlか取付けられていない開
放された面が向くので、作業者はステージ77から壁パ
ネル69に妨げられることなく自由に住宅ユニットl内
に出入りして造作・設備材の取付作業を行うことができ
、作業効率を向上できる。
また、長辺粱生産ライン15の終端に振分手段17を設
け、ライン15で生産された長辺粱6を天井パネル生産
ライン20および床パネル生産ライン25に順次振り分
けて供給するように構成したので、従来のように各生産
ライン20.25毎に長辺粱6を加工する設備機器を設
ける必要がなく、設置する機器を少なくできて工場14
の設備費を低減できる。
さらに、住宅ユニット1を構成する各パネル2〜5は、
各生産ライン15.20.25より総組みライン50に
順次供給されるので、従来のように作業者がパネル2〜
5を運ぶ必要かなく、作業者の負担が軽減されて作業効
率を向上できる。
また、各パネル生産ライン15,20.25は、隣接し
て平行に設けられ、各パネル2〜5はこれら生産ライン
15,20.25上を順次搬送されているので、作業者
は生産されている各パネル2〜5の種類やサイズを容易
に確認でき、平行して搬送されている各パネル2〜5か
互いにサイズが合ったものであるかも容易に確認できる
ので、たとえ何れかのパネル2〜5の送り順序が間違っ
ていた場合でも総組みライン50に送る前に正しく直す
ことができる。従って、総組みライン50には常に正し
いサイズのパネル2〜5が搬送されるため、パネルサイ
ズの間違い等でライン50が停止されることがな(、住
宅ユニットlの生産効率を向上できる。
さらに、移動台車56を返送する返送コンベア83や返
送りレーン55を設けたので、住宅ユニットlを搬出し
た後の移動台車56を自動的に返送することができ、移
動台車56を循環させて効率良く使用することができる
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではなく
、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本
発明に含まれるものである。
例えば、前記実施例では骨組み生産ライン52と、外壁
パネル取付ライン60と、造作・設備取付ライン75と
をそれぞれ直交させて略U字形に配置していたが、例え
ば骨組み生産ライン52と外壁パネル取付ライン60と
を直線状に配置し、造作・設備取付ライン75を略り字
形に配置してもよく、要するに、各ライン52,60.
75からなる住宅ユニット生産ラインが全体として略U
字形状に配置されていればよい。
〔発明の効果〕
以上の本発明の住宅ユニット生産ラインによれば、工場
内に各ラインを効率的に設置できて敷地を有効に利用で
きるとともに、外壁パネルや造作・設備材の各ラインへ
の搬入を容易に行え、かつ造作・設備材の取付作業を容
易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る住宅ユニットの生産ラ
インを示すブロック図、第2図はその平面図、第3図は
外壁パネル取付ラインと造作・設備取付ラインとを示す
概略斜視図、第4図は住宅ユニットを構成する天井パネ
ル、床パネル、妻パネルを示す斜視図、第5図は住宅ユ
ニットを示す斜視図である。 ■・・・住宅ユニット、IA・・・骨組み、52・・・
骨組み生産ライン、60・・・外壁パネル取付ライン、
70・・・外壁パネルストック手段である外壁パネル搬
送コンベア、74・・・反転手段である第2ターンテー
ブル、75・・・造作・設備取付ライン、77・・・造
作・設備取付ステージ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柱および粱を備えてボックス状に形成される住宅
    ユニットを生産する住宅ユニット生産ラインであって、 柱および粱から住宅ユニットの骨組みを生産する骨組み
    生産ラインと、この骨組みに外壁パネルを取付ける外壁
    パネル取付ラインと、前記骨組みに造作・設備材を取付
    ける造作・設備取付ラインとを備えて工場内に略U字形
    に配置されるとともに、 前記外壁パネル取付ラインの外側に、搬入された外壁パ
    ネルをストックする外壁パネルストック手段を設け、 前記造作・設備取付ラインの外側に、造作・設備材の取
    付作業を行う造作・設備取付ステージを設け、 外壁パネル取付ラインおよび造作・設備取付ライン間に
    、住宅ユニットを進行方向に対して前後および左右を反
    転する反転手段を設けたことを特徴とする住宅ユニット
    生産ライン。
JP2335168A 1990-11-29 1990-11-29 住宅ユニット生産ライン Expired - Lifetime JP2618531B2 (ja)

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