JPH04105082U - 壁パネル搬送用ホイスト - Google Patents

壁パネル搬送用ホイスト

Info

Publication number
JPH04105082U
JPH04105082U JP2339491U JP2339491U JPH04105082U JP H04105082 U JPH04105082 U JP H04105082U JP 2339491 U JP2339491 U JP 2339491U JP 2339491 U JP2339491 U JP 2339491U JP H04105082 U JPH04105082 U JP H04105082U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hoist
rail
wall panel
panel
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2339491U
Other languages
English (en)
Inventor
義之 福澤
宏之 大橋
健生 川俣
Original Assignee
ミサワホーム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミサワホーム株式会社 filed Critical ミサワホーム株式会社
Priority to JP2339491U priority Critical patent/JPH04105082U/ja
Publication of JPH04105082U publication Critical patent/JPH04105082U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁パネルの搬送時の支柱等への衝突を防止で
きて壁パネルを安全に搬送できる壁パネル搬送用ホイス
トを提供すること。 【構成】 ホイストに壁パネル支持部材36をホイストの
移動方向にガイド可能なガイド枠42を設ける。このガイ
ド枠42で壁パネル支持部材36をガイドすることで、ホイ
ストの移動中に支持部材36や支持部材36に支持された壁
パネルが回動してレール側方に突出することを防止して
支柱等への壁パネルの衝突を防止する。これにより、壁
パネルを安全に搬送することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、住宅ユニットに取付ける壁パネルを吊り上げて搬送する壁パネル搬 送用ホイストに関する。
【0002】
【背景技術】
ユニット住宅を構成する住宅ユニットは、工場において柱、梁でボックス状の 骨組みを構成し、この骨組みに外壁パネルや造作・設備材を取付けて生産してい た。この際、外壁パネルは比較的重量があり、また住宅ユニットに取付ける際に 吊り上げた状態で行う必要があるため、ホイストを用いて搬送していた。即ち、 外壁パネルのストック場所から外壁パネルを取付ける場所までレールを架設し、 このレール上に2つのホイストを外壁パネルの幅寸法だけ離して配置し、これら のホイストのフックを外壁パネルのIボルトに掛けて吊り上げ、2つのホイスト をその間隔を保った状態で移動させて外壁パネルを搬送していた。そして、壁パ ネルをホイストで吊り上げた状態で住宅ユニットの骨組みに取付けていた。
【0003】 ところで、この従来の外壁パネルの取付けは、住宅ユニットを外壁パネルの取 付箇所に停止させて行っているため、その取付けに手間取るとライン全体が停止 されてしまいユニットの生産性が低下するという問題があった。このため、本願 出願人は、住宅ユニットを搬送しながら外壁パネルを取付けることができる装置 を考えた。
【0004】 この装置では、住宅ユニットにはモジュール寸法の異なる複数種類のユニット があることや、外壁パネルは住宅ユニットの長辺側に取付ける場合と短辺側に取 付ける場合とがあることなどを考慮し、住宅ユニットの搬送方向に移動されるパ ネル取付台車にホイストを支持して外壁パネルをユニット搬送に合わせて移動さ せて取付ける構成とした。
【0005】 この際、従来のように2つのホイストで壁パネルを支持したのでは、パネル取 付台車にホイストを支持した際、外壁パネルを住宅ユニットの短辺側にしか配置 できない。このため、本願出願人は外壁パネルをホイストに対して自由な向きに 配置できるように外壁パネルを直接ホイストで支持せず、ホイストに対して水平 方向に回動自在な壁パネル支持部材で外壁パネルを支持することを考えた。
【考案が解決しようとする課題】
【0006】 しかしながら、このような壁パネル支持部材を備えたホイストを用いた場合に 新たな問題が生じた。すなわち、壁パネル支持部材はホイストに対して水平方向 に回動自在なため、ホイストの搬送時に壁パネルが回動し、ホイストが走行する レールの支柱などに衝突して破損する虞れがあるという問題が生じた。
【0007】 本考案の目的は、壁パネルの搬送時の支柱などへの衝突を防止できて壁パネル を安全に搬送できる壁パネル搬送用ホイストを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る壁パネル搬送用ホイストは、電動トロリを備えてホイスト走行レ ール上を移動可能に構成され、かつ壁パネルを支持する壁パネル支持部材が水平 方向回動自在にかつ昇降可能に取付けられて住宅ユニットに取付ける壁パネルを 吊り上げ搬送する壁パネル搬送用ホイストであって、前記壁パネル支持部材を上 昇させた際にこの壁パネル支持部材を少なくともホイストの移動方向にガイド可 能なガイド枠を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
このような本考案においては、壁パネル支持部材を少なくともホイストの移動 方向にガイドするガイド枠を設けたので、壁パネルの搬送時に壁パネル支持部材 つまり壁パネルの回動を防止できる。このため、壁パネルがレールの側方に突出 することがなくなり、壁パネルは支柱などへの衝突が防止されて安全に搬送され る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、図2で示した天井パネル1と床パネル2と2個の妻パネル3,4とで 組み立てられる図3の住宅ユニット5の生産工程を示すブロック図である。天井 パネル1は、長辺梁生産ライン6で長辺梁7を生産した後、天井パネル生産ライ ン8において2本の平行な長辺梁7を野縁9で連結して天井用面材10を取付け ることにより作られる。また、床パネル2は、長辺梁生産ライン6で生産された 長辺梁7を床パネル生産ライン11に送り、この生産ライン11において2本の 平行な長辺梁7を根太で連結した後に床用面材12を取付けることにより作られ る。さらに、妻パネル3,4は、柱生産ライン13、短辺梁生産ライン14で柱 15、短辺梁16を生産し、妻パネル生産ライン17において2本の平行な柱1 5の上端間および下端間を短辺梁16で溶接接合することにより作られる。
【0012】 以上の天井パネル1、床パネル2、妻パネル3,4は総組みライン19に送ら れ、この総組みライン19において、図2に示すように妻パネル3,4は天井パ ネル1、床パネル2の両側に配置され、柱15の上下端と天井パネル1、床パネ ル2の各長辺梁7の両端部とが溶接されることにより、図3の住宅ユニット5の 骨組み5Aが組み立てられる。
【0013】 この住宅ユニット5の骨組み5Aは、ローラコンベア20上を移動可能な板状 の移動台車21に枕22を介して載置固定される。この骨組み5Aは、移動台車 21に載置された状態で外壁パネル取付ライン23を搬送され、この搬送中に骨 組み5Aの所定の外面に軽量気泡コンクリート製の外壁パネルが取付けられる。 さらに、この骨組み5Aは、移動台車21に載置されたまま造作・設備取付ライ ン24を搬送され、この搬送中に間仕切壁、階段、キッチン等の造作材や、エア コン、ガス給湯器などの設備材が取付けられ、これにより住宅ユニット5が完成 する。
【0014】 このように工場で生産された複数の住宅ユニット5はトラックで建設現場に運 ばれ、これらの住宅ユニット5が前後、左右、上下に組み合わされて結合される ことにより、ユニット住宅ができあがる。
【0015】 図4および図5には、図1に示す外壁パネル取付ライン23が示されている。 外壁パネル取付ライン23は、ユニット搬送ライン25の上に設けられたコンベ ア架構85と、コンベア架構85の側方に設けられた略U字状のホイスト走行レ ール30とを備えている。ユニット搬送ライン25は、ローラコンベア20およ び図示しないチェーンコンベア等の牽引手段を備えて住宅ユニット5が載置され た移動台車21を搬送するラインである。
【0016】 コンベア架構85内では、複数、例えば8台のパネル取付台車100がユニッ ト搬送ライン25に沿って立体的に循環移動されている。このパネル取付台車1 00はホイスト31を支持可能に構成され、ホイスト31はパネル取付台車10 0を介してホイスト走行レール30上を平面的に循環移動される。このホイスト 31は複数台設けられ、これらのホイスト31により吊り上げ搬出された外壁パ ネル26は、ホイスト31が台車100に支持されている間に住宅ユニット5の 骨組み5Aに取付けられる。
【0017】 ホイスト31は、図6にも示すように、I型鋼のホイスト走行レール30を走 行可能な電動トロリ32を備えている。このトロリ32には、ホイスト走行レー ル30に沿って設けられた集電レール33に電気的に接続される集電子34が取 付けられている。この集電子34はトロリ32の両側に設けられ、ホイスト31 の向きに応じて集電レール33に何れか一方側の集電子34が接続されるように 設けられている。この集電子34のうち一側の集電子34と他側の集電子34と はそれぞれが集電レール33に接続されたときに極が入れ替わるように構成され 、ホイスト31が順方向であっても逆方向であっても前進を指示すれば前進し、 後退を指示すれば後退するように構成されている。
【0018】 このホイスト31には、ホイスト31の巻上機によって昇降されるフック35 が設けられ、このフック35には断面L字形の長尺のアングル材からなる壁パネ ル支持部材36が取付けられている。壁パネル支持部材36には、長手方向に渡 って複数のチェーン係止孔37が形成され、吊り上げる外壁パネル26の幅寸法 に応じた位置の孔37にチェーン38が着脱自在に取付けられている。チェーン 38の下端には、フック39が設けられ、このフック39を外壁パネル26の上 面に取付けられたIボルト27に掛けて壁パネル支持部材36を巻き上げること で外壁パネル26は幅方向に2点で吊り上げ支持される。
【0019】 また、ホイスト31には、四角枠状のフレーム40を介してホイスト31の駆 動を制御する制御盤41が取付けられるとともに、壁パネル支持部材36をガイ ドするガイド枠42が取付けられている。ガイド枠42は、図7にも示すように 略円周上に配置された略U字型の4つのガイドフレーム43を備え、フック35 を巻き上げてこれらのガイドフレーム43間に壁パネル支持部材36を配置する ことで支持部材36をホイスト31の移動方向およびこの移動方向に直交する方 向にガイド可能に構成されている。
【0020】 ホイスト31の進退動およびフック35の昇降は、制御盤41にケーブル44 を介して接続された制御ペンダント45で制御されている。制御ペンダント45 には、図8に示すように、少なくとも6個の押釦46が設けられている。この押 釦46の内、上下の釦46A,46Bを押すことによりフック35つまり壁パネ ル支持部材36が昇降され、右左の釦46C,46Dを押すことによりホイスト 31がホイスト走行レール30に沿って進退移動される。
【0021】 また、前後の釦46E,46Fは、図9および図10に示すように、ホイスト 31がパネル取付台車100のホイスト支持レール103に支持されている場合 に、パネル取付台車100の移動を制御するために用いられる。すなわち、ホイ スト31が支持レール103に支持されると、ホイスト31の集電子34はレー ル103に沿って取付けられた集電レール108に接続されるため、ホイスト3 1の制御ペンダント45は制御盤41、集電子34、集電レール108を介して パネル取付台車100の制御装置107に接続され、制御ペンダント45の押釦 46E,46Fを押すことによりモータ106の駆動を制御してパネル取付台車 100を前後に移動できるように構成されている。
【0022】 また、ケーブル44の途中は、フレーム40の側面に固定されたガイドレール 47をスライド移動可能なスライダ48によって係止されており、このスライダ 48を移動させることで制御ペンダント45の吊り下げ位置を適宜変更できるよ うになっている。
【0023】 このホイスト31が走行するホイスト走行レール30の下方には、図5に示す ように、外壁パネル搬送コンベア50が設けられている。外壁パネル搬送コンベ ア50は、モータ51で駆動されるコンベア52を備え、図示しないラックにス トックされた外壁パネル26をホイスト走行レール30の下方の外壁パネル搬出 部53に順次搬送するように構成されている。
【0024】 外壁パネル搬送コンベア50の側方には、レール切替装置55が設けられてい る。レール切替装置55は、図11および図12に示すように、平面四角枠状の 枠フレーム58を備えている。枠フレーム58の一側面58Aにはホイスト走行 レール30の一端が連結され、このレール30が連結された側面58Aに対向す る側面58Bには、短辺パネル搬入レール56の一端が連結されている。これら のレール30,56が連結された側面58A,58Bに直交する他の側面58C には、長辺パネル搬入レール57が連結されている。
【0025】 枠フレーム58の上面には、互いに直交する2本づつのサブフレーム59が固 定され、このサブフレーム59の中央部にはモータ60で90度の範囲で水平に 回動される回動部材61が取付けられている。この回動部材61の下部には切替 レール62が固定されている。
【0026】 切替レール62の両端面は、回動部材61の回動中心から等距離とされ、その 回動に応じてこの端面が移動される円軌跡上に配置された各レール30,56, 57の端面に対して相対的に移動される。これら各レール30,56,57と切 替レール62との各連結に用いられるホイスト移替装置65は、図13に詳細に 示すように、レール相互の位置合わせを行ってレール同士を連結するレール芯合 せ装置66と、レール芯合せ装置66によって開閉されるゲート67とで構成さ れている。レール芯合せ装置66は、連結されるレールの一方側である切替レー ル62側に設けられたパワーシリンダ68と、このパワーシリンダ68でレール 62に沿って移動される位置決めロッド69とを備えている。位置決めロッド6 9は、切替レール62にプレート70を介して固定されたガイド部材71のガイ ド孔72でガイドされている。
【0027】 一方、連結される他方側の各レール30,56,57には、プレート73を介 して位置決め部材74がそれぞれ固定されている。前記位置決めロッド69は、 図13に実線で示す没状態ではその先端が切替レール62の端面より内側に位置 され、2点鎖線で示す突出状態ではその先端が切替レール62の端面より突出さ れて位置決め部材74の嵌合孔75に嵌合するように構成されている。従って、 各レール30,56,57と切替レール62との端面が対向された状態でパワー シリンダ68により位置決めロッド69を突出させて嵌合孔75に嵌合させれば レール同士は自動的に位置合わせされる。この位置決めロッド69の出没の状態 は、図示しないリミットスイッチより検出される。
【0028】 一方、プレート70,73にはブラケット78がそれぞれ立設され、各ブラケ ット78には軸が回動自在に軸支されている。各軸には、互いに約90度の角度 で設けられた第1および第2のアーム80,81が固定されている。第2のアー ム81には上下のみ移動可能なゲート部材82がそれぞれ連結されている。ゲー ト部材82は、下降した際に各レールの両側に配置されてホイスト31の移動を 規制してゲート67を閉じるものである。
【0029】 位置決めロッド69の中間部には、ロッド69が突出状態のときに切替レール 62側の第1のアーム80に当接する当接部83が設けられている。この当接部 83およびロッド69の先端が各第1のアーム80に当接した状態からさらにロ ッド69が移動すると、その移動に伴い第1のアーム80が回動され、この回動 に応じて軸79、第2のアーム81を介してゲート部材82が上昇されるように 構成されている。このゲート部材82の上昇により、ゲート67が開かれてホイ スト31の移動が可能となる。
【0030】 レール切替装置55に連結された短辺パネル搬入レール56および長辺パネル 搬入レール57は、図5に示すようにコンベア架構85の一端側に設けられた短 辺パネル入口部86および長辺パネル入口部87まで延長されている。また、コ ンベア架構85の他端側にはホイスト走行レール30の端部が設けられたホイス ト出口部88が設けられている。
【0031】 コンベア架構85は、図14および図15にも示すように、上下に二重に設け られたフレーム89A,89Bおよび柱90でその骨組みが構成されている。下 側のフレーム89Bの両端部には、所定間隔離れた2枚のスプロケット91が固 定されたコンベア軸92がそれぞれ回動自在に取付けられている。スプロケット 91間にはトッププレート付コンベアチェーン93が掛け渡され、このチェーン 93は軸92を回転駆動するモータ94によって駆動されている。モータ94は 、ユニット搬送ライン25の牽引手段に同期して駆動され、よってチェーン93 はユニット搬送に同期して駆動される。これらのスプロケット91、コンベア軸 92、コンベアチェーン93、モータ94によりスラットコンベア95が構成さ れる。
【0032】 スラットコンベア95上にはパネル取付台車100が載置されている。パネル 取付台車100は、図9および図10に示すように、四角枠状の本体フレーム1 01と、本体フレーム101に支持フレーム102を介して取付けられたホイス ト支持レール103とを備えている。本体フレーム101の四隅部には、それぞ れ走行用ローラ104が回動自在に取付けられ、これらの走行用ローラ104の 外側にはそれぞれ昇降用ローラ105が回動自在に取付けられている。これらの ローラ104,105のうち、本体フレーム101の長辺側の一側面に設けられ た一対のローラ104,105は、モータ106および軸106Aにより回転駆 動され、他側面に設けられた一対のローラ104,105は自由に回転できるよ うに構成されている。
【0033】 モータ106は、本体フレーム101に取付けられた制御装置107で制御さ れている。この制御装置107には、スラットコンベア95に沿って配置された 図示しない集電レールを介して外壁パネル取付ライン23全体の制御装置が接続 され、この制御装置からの信号によりモータ106の駆動を制御している。但し 、前述のとおりホイスト支持レール103でホイスト31を支持している場合に は、ホイスト31の制御ペンダント45により台車100の駆動を制御すること ができる。
【0034】 走行用ローラ104は、スラットコンベア95上に配置され、スラットコンベ ア95の駆動によりユニット搬送に同期して移動される。また、走行用ローラ1 04はモータ106の駆動によりスラットコンベア95上を移動でき、これによ り住宅ユニット5に対して相対的な移動が可能である。なお、本体フレーム10 1の短辺側側面には図10に示すように係止爪109が固定されている。
【0035】 コンベア架構85の短辺パネル入口部86およびホイスト出口部88には、図 14に示すように、入口側昇降装置110および出口側昇降装置111が設けら れている。これらの昇降装置110,111は同一構成なので、以下出口側昇降 装置111の構成を図16を参照して説明する。
【0036】 出口側昇降装置111は、モータ112の回転によってウォームおよびラック 等を用いて昇降される2本のロッド113と、このロッド113の上端に固定さ れた昇降部材114と、図14に示すようにロッド113の両側に設けられたガ イドレール115に当接してガイドされるガイドローラ116とを備えている。 ロッド113および昇降部材114は、スラットコンベア95の外側に設けられ 、昇降部材114にはスラットコンベア95上に配置されたパネル取付台車10 0の昇降用ローラ105が載置可能に配置されている。なお、昇降部材114に は、シリンダ等で出没される図示しないストッパが設けられ、このストッパで係 止爪109を係止してパネル取付台車100を昇降部材114上に固定している 。
【0037】 スラットコンベア95の上方には、図14に示すように出口側昇降装置111 から入口側昇降装置110まで延長されたH型鋼からなる返送レール120が図 15に示すようにブラケット121を介して柱90に固定されている。返送レー ル120の端部は、昇降部材114の端部に水平方向に僅かに重なるように形成 され、これにより図16の2点鎖線で示すように昇降装置111で上昇されたパ ネル取付台車100が昇降部材114上を移動する間に返送レール120上に走 行用ローラ104が移動されて乗り移りできるように構成されている。
【0038】 入口側昇降装置110では、返送レール120から昇降部材114上に乗り移 られたパネル取付台車100を下降させてスラットコンベア95上に載置するよ うに構成されている。また、コンベア架構85のフレーム89B上の長辺パネル 入口部87およびホイスト出口部88の手前には、図14に示すようにパネル取 付台車100の係止爪109に当接するストッパを備えてパネル取付台車100 を停止可能な台車停止装置122が設けられている。
【0039】 コンベア架構85の短辺パネル入口部86、長辺パネル入口部87およびホイ スト出口部88には、レール切替装置55に設けられたホイスト移替装置65と 同じ構成のホイスト移替装置123A,123B,123Cがそれぞれ設けられ ている。すなわち、これらのホイスト移替装置123A,123B,123Cに おいても、短辺パネル搬入レール56、長辺パネル搬入レール57およびホイス ト走行レール30の各端部にゲート67やレール芯合せ装置66のパワーシリン ダ68、位置決めロッド69、ガイド部材71が設けられ、図9に示すようにパ ネル取付台車100のホイスト支持レール103の端部に位置決め部材74とゲ ート67とが設けられている。これらホイスト移替装置123A,123B,1 23Cによりパネル搬入レール56,57からホイスト支持レール103へのホ イスト31の移し替えやレール103からホイスト走行レール30へのホイスト 31の移し替えが可能となっている。
【0040】 次に、本実施例の作用について説明する。総組みライン19で組み立てられた 住宅ユニット5の骨組み5Aは、移動台車21に載置固定される。移動台車21 は、牽引手段によりローラコンベア20上を移動されて外壁パネル取付ライン2 3のユニット搬送ライン25上を搬送される。
【0041】 住宅ユニット5に取付けられる外壁パネル26は、搬送される住宅ユニット5 の順番に合わせて外壁パネル搬送コンベア50のラックに入れられ、順次外壁パ ネル搬出部53に送られる。
【0042】 外壁パネル搬出部53では、制御ペンダント45を用いて外壁パネル搬出部5 3の上まで移動したホイスト31の壁パネル支持部材36を降ろし、そのフック 39を壁パネル26のIボルト27に掛けてから壁パネル支持部材36を巻き上 げて壁パネル26を吊り上げる。この際、壁パネル支持部材36をガイド枠42 のガイドフレーム43間にその長手方向がホイスト31の移動方向となるように 配置する。これにより壁パネル26もホイスト走行レール30に沿って配置され た状態で搬送される。このホイスト31をレール切替装置55を介して短辺パネ ル搬入レール56あるいは長辺パネル搬入レール57に移動する。
【0043】 一方、コンベア架構85を循環移動される複数のパネル取付台車100のうち の1台は、入口側昇降装置110に係止された状態でスラットコンベア95上に 載置され、スラットコンベア95の駆動に関係なく短辺パネル入口部86に配置 されている。
【0044】 ここで、短辺パネル搬入レール56にホイスト31が移動されると、レール5 6に設けられたセンサによりホイスト31が検出され、レール56に設けられた ホイスト移替装置123Aによりレール56と台車100のホイスト支持レール 103とが連結され、ゲート67が開かれる。この後、ペンダント45を操作し てホイスト31を台車100の支持レール103に移し替える。
【0045】 一方、長辺パネル搬入レール57にホイスト31が移動されると、レール57 に設けられたセンサによりホイスト31が検出される。この検出に応じて、入口 側昇降装置110のストッパが解除されて、昇降装置110に係止されていたパ ネル取付台車100はスラットコンベア95の駆動により長辺パネル入口部87 に向かって移動される。長辺パネル入口部87では、台車停止装置122が作動 されて移動してきた台車100を長辺パネル入口部87に停止させ、ホイスト移 替装置123Bによりレール57とホイスト支持レール103とが連結され、ゲ ート67が開かれる。この後、ペンダント45を操作してホイスト31を台車1 00の支持レール103に移し替える。
【0046】 なお、住宅ユニット5の長辺側に外壁パネル26を取付ける場合には、長辺パ ネル搬入レール57あるいはパネル取付台車100にホイスト31が停止されて いる間に、図14に示すように壁パネル支持部材36を降ろしてガイド枠42か ら外し、水平方向に90度回転させて住宅ユニット5の長辺側に沿った方向、つ まりパネル取付台車100の搬送方向に沿うように壁パネル26の向きを変えて おく。
【0047】 短辺パネル入口部86あるいは長辺パネル入口部87でパネル取付台車100 のホイスト支持レール103にホイスト31が支持されると、このホイスト31 がレール103に支持されていることを検出するセンサからの信号により入口側 昇降装置110あるいは台車停止装置122のストッパが解除され、パネル取付 台車100はスラットコンベア95の駆動に伴い移動される。
【0048】 スラットコンベア95は、ユニット搬送ライン25の住宅ユニットの搬送に同 期して駆動されるため、コンベア95上のパネル取付台車100およびホイスト 31は住宅ユニット5と同期して移動される。従って、コンベア95上の台車1 00を移動させなければホイスト31に吊り下げられた外壁パネル26は住宅ユ ニット5の骨組み5Aに対して相対的に停止した状態で移動される。また、コン ベア95上の台車100をペンダント45を用いて移動させれば、外壁パネル2 6は骨組み5Aに対して相対的に移動される。従って、制御ペンダント45の押 釦46A〜46Fを適宜押すことで、台車100およびホイスト31の移動を制 御して外壁パネル26を骨組み5Aの所定の取付け位置に移動でき、外壁パネル 26は最適な取付位置まで移動された後に骨組み5Aに取付けられる。
【0049】 この際、骨組み5Aの短辺側に外壁パネル26を取付ける場合には、パネル取 付台車100を骨組み5Aの短辺に沿って配置し、ホイスト31をホイスト支持 レール103の略中央部に配置し、外壁パネル26をユニット搬送方向に直交す る方向に向けて配置すればよい。また、骨組み5Aの長辺側に外壁パネル26を 取付ける場合には、パネル取付台車100を骨組み5Aの長辺中央部に配置し、 ホイスト31を骨組み5Aの長辺に沿って配置し、外壁パネル26をユニット搬 送方向に平行に配置すればよい。
【0050】 外壁パネル26を住宅ユニット5の骨組み5Aに取付けた後に、壁パネル支持 部材36をペンダント45を操作して上昇させ、ガイド枠42のガイドフレーム 43間に配置して支持部材36をホイスト31の移動方向つまりホイスト支持レ ール103に沿った方向にガイドする。
【0051】 外壁パネル26を取付けた後のパネル取付台車100は、スラットコンベア9 5によりホイスト出口部88の出口側昇降装置111まで移動され、昇降部材1 14上に台車100の昇降用ローラ105が載せられた状態でストッパにより係 止される。なお、昇降部材114が下降位置まで移動していない場合や昇降部材 114上に別の台車100が係止されている場合には、出口側昇降装置111の 手前側に設けられた台車停止装置122によってパネル取付台車100は昇降部 材114上に移動可能な状態になるまで停止される。
【0052】 パネル取付台車100が昇降部材114上に停止されると、ホイスト移替装置 123Cが作動してホイスト支持レール103とホイスト走行レール30とが位 置決め連結されてゲート67が開かれる。次いで、ホイスト31に信号を送って 自動発進させたり、制御ペンダント45を操作してホイスト31をホイスト走行 レール30に移し替え、この走行レール30を移動させて外壁パネル搬出部53 まで戻す。
【0053】 一方、出口側昇降装置111は、ホイスト31が走行レール30に移動した後 にホイスト移替装置123Cを作動させてレール30,103の連結を解除し、 昇降部材114上に載せられたパネル取付台車100を返送レール120の高さ 位置まで上昇させる。この上昇されたパネル取付台車100は、外壁パネル取付 ライン23全体を制御する制御装置の指示によって返送レール120上を入口側 昇降装置110まで自走する。
【0054】 このパネル取付台車100は、入口側昇降装置110の手前側に返送レール1 20に沿って台車100の数だけ配置された複数のリミットスイッチにより減速 、停止される。停止されたパネル取付台車100は、入口側昇降装置110上に 順次移動し、昇降装置110により短辺パネル入口部86のスラットコンベア9 5上に載置される。以下、前述の動作を繰り換えすことにより、住宅ユニット5 の骨組み5Aに順次外壁パネル26が取付けられる。
【0055】 このような本実施例によれば、次のような効果がある。
【0056】 すなわち、外壁パネル26を搬送するホイスト31にガイド枠42を設けたの で、ホイスト31に支持された壁パネル支持部材36および外壁パネル26をホ イスト走行レール30に沿った方向にガイドして搬送できる。このため、壁パネ ル支持部材36や外壁パネル26が回動してレール30の支柱等に衝突して破損 するなどの事故を未然に防止でき、外壁パネル26を安全に搬送することができ る。
【0057】 また、ガイド枠42は、壁パネル支持部材36をホイスト31の移動方向およ びこれに直交する方向にガイドできるので、図14に示すように、ホイスト31 の移動方向に沿ってガイドすることで外壁パネル26を短辺側の面に対向配置で き、ホイスト31の移動方向に直交する方向にガイドすることで外壁パネル26 を長辺側の面に対向配置できる。従って、同一構成のパネル取付台車100およ びホイスト31を用いて、住宅ユニット5の短辺側および長辺側の両方に外壁パ ネルを正確にかつ容易に取付けることができる。特に、ガイド枠42は壁パネル 支持部材36をホイスト31の移動方向だけでなく、この移動方向に直交する方 向にもガイドできるので、外壁パネル26をコンベア架構85に搬入する前に住 宅ユニット5の長辺側に沿って回動してガイドでき、コンベア架構85内で回動 させる必要がないので迅速に壁パネル26の取付作業を行うことができる。
【0058】 さらに、外壁パネル26を取付けた後では、長尺の壁パネル支持部材36をホ イスト31の移動方向に沿ってガイド枠42でガイドできるので、ホイスト31 をパネル取付台車100からホイスト走行レール30上を返送させる場合でも支 持部材36の支柱等への衝突を防止できて安全に移動させることができる。
【0059】 また、ガイド枠42は壁パネル支持部材36をガイドしているので、壁パネル 26や壁パネル支持部材36が回動しても支持部材36のみがガイド枠42に当 接してガイドされ、外壁パネル26は当接しないので破損することがない。
【0060】 なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではなく、本考案の目的を達成 できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。
【0061】 例えば、前記実施例のガイド枠42は、壁パネル支持部材36をホイスト31 の移動方向およびこれに直交する方向にガイドしていたが、ホイスト31の移動 方向のみにガイドするものでもよい。但し、前記実施例のようにホイスト31の 移動方向に直交する方向にもガイドできるように構成すれば、住宅ユニット5の 長辺側に外壁パネル26を取付ける際に、外壁パネル26を回動させた状態でガ イドしてコンベア架構85に搬入できるので、コンベア架構85内で回動させる 必要がなく、迅速に取付作業を行えるという利点がある。
【0062】 また、ガイド枠42は、前記実施例のように略U字型のガイドフレーム43で 構成されたものに限らず、プレート状のガイド部材等を用いて構成してもよい。 要するに、壁パネル支持部材36を上昇させたときにこの壁パネル支持部材36 を少なくともホイスト31の移動方向にガイドできるものであればよく、その具 体的構成は実施に応じて適宜設定すればよい。
【0063】 また、壁パネル支持部材36も前記実施例のように長尺のアングル材で構成さ れたものに限らず、ガイド枠42でガイドできる構成であれば他の構成のもので もよい。
【0064】 さらに、本考案は、住宅ユニット5に外壁パネル26を取付ける外壁パネル取 付ライン23に限らず、内壁パネルや間仕切壁等の種々の壁パネルを搬送するホ イストに広範に利用することができる。
【0065】
【考案の効果】
以上の本考案によれば、壁パネルの搬送時の支柱などへの衝突を防止できて壁 パネルを安全に搬送できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の住宅ユニットの生産工程を
示すブロック図である。
【図2】本実施例で生産される住宅ユニットを示す分解
斜視図である。
【図3】住宅ユニットおよび移動台車を示す斜視図であ
る。
【図4】本考案の一実施例の外壁パネル取付ラインを示
す概略斜視図である。
【図5】外壁パネル取付ラインの平面図である。
【図6】本実施例のホイストを示す正面図である。
【図7】ホイストのガイド枠を示す底面図である。
【図8】本実施例の制御ペンダントを示す正面図であ
る。
【図9】本実施例のパネル取付台車およびホイストを示
す正面図である。
【図10】パネル取付台車およびホイストを示す側面図で
ある。
【図11】本実施例のレール切替装置を示す縦断面図であ
る。
【図12】レール切替装置を示す平面図である。
【図13】本実施例のホイスト移替装置を示す正面図であ
る。
【図14】本実施例のコンベア架構の一部を省略した正面
図である。
【図15】コンベア架構を示す側面図である。
【図16】本実施例の出口側昇降装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 住宅ユニット 23 外壁パネル取付ライン 26 外壁パネル 30 ホイスト走行レール 31 ホイスト 32 電動トロリ 36 壁パネル支持部材 42 ガイド枠 43 ガイドフレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動トロリを備えてホイスト走行レール
    上を移動可能に構成され、かつ壁パネルを支持する壁パ
    ネル支持部材が水平方向回動自在にかつ昇降可能に取付
    けられて住宅ユニットに取付ける壁パネルを吊り上げ搬
    送する壁パネル搬送用ホイストであって、前記壁パネル
    支持部材を上昇させた際にこの壁パネル支持部材を少な
    くともホイストの移動方向にガイド可能なガイド枠を備
    えたことを特徴とする壁パネル搬送用ホイスト。
JP2339491U 1991-02-16 1991-02-16 壁パネル搬送用ホイスト Withdrawn JPH04105082U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2339491U JPH04105082U (ja) 1991-02-16 1991-02-16 壁パネル搬送用ホイスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2339491U JPH04105082U (ja) 1991-02-16 1991-02-16 壁パネル搬送用ホイスト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04105082U true JPH04105082U (ja) 1992-09-10

Family

ID=31758398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2339491U Withdrawn JPH04105082U (ja) 1991-02-16 1991-02-16 壁パネル搬送用ホイスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04105082U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002099228A1 (en) A parking machine, a parking apparatus and a method for parking cars
JPH04105082U (ja) 壁パネル搬送用ホイスト
JPH04105083U (ja) ホイスト用のパネル支持部材
JP2511434Y2 (ja) パネル取付台車
JP3050617B2 (ja) 壁パネル取付装置
JPH04261728A (ja) 制御ペンダント
JPH04261727A (ja) 壁パネル搬送レール切替装置
JPH04260525A (ja) パネル取付台車の循環移動装置
JPH04261729A (ja) レール芯合せ装置
JPH04261726A (ja) ホイスト移替装置
JP2618531B2 (ja) 住宅ユニット生産ライン
JPH04260598A (ja) ホイストの移動制御機構
JP2532746B2 (ja) 移動台車搬送ライン
JP3164767B2 (ja) 長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車
JPS6136482Y2 (ja)
JP2003343087A (ja) 建築現場用搬送装置及び建築現場の作業方法
JPH0657991A (ja) 地下立体駐車場
JPH05132268A (ja) 建築資材用揚重リフト
JPH06264638A (ja) 立体駐車場
JPH033108Y2 (ja)
JPH06179528A (ja) ユニットの搬送方向変更装置
KR910004793B1 (ko) 다단식 주차장의 차량이송장치
JPH05118155A (ja) 地下駐車設備の据付方法およびそれに用いる据付作業車
JPH0140911Y2 (ja)
JP2534800B2 (ja) 住宅ユニット生産ライン

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950518