JP3050617B2 - 壁パネル取付装置 - Google Patents
壁パネル取付装置Info
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- JP3050617B2 JP3050617B2 JP3044317A JP4431791A JP3050617B2 JP 3050617 B2 JP3050617 B2 JP 3050617B2 JP 3044317 A JP3044317 A JP 3044317A JP 4431791 A JP4431791 A JP 4431791A JP 3050617 B2 JP3050617 B2 JP 3050617B2
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- rail
- panel
- wall panel
- panel mounting
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット住宅を構成す
る住宅ユニットを生産するラインにおいて、住宅ユニッ
トに外壁パネル等の壁パネルを取付ける壁パネル取付装
置に関する。
る住宅ユニットを生産するラインにおいて、住宅ユニッ
トに外壁パネル等の壁パネルを取付ける壁パネル取付装
置に関する。
【0002】
【背景技術】ユニット住宅を構成する住宅ユニットは、
工場において柱、梁でボックス状の骨組みを構成し、こ
の骨組みに外壁パネルや造作・設備材を取付けて生産し
ていた。この際、外壁パネルは住宅ユニット骨組の長辺
側か短辺側の一方、あるいはその両側に取付けられるた
め、従来の工場では、長辺用の外壁パネル取付装置と、
短辺用の外壁パネル取付装置とを別個に設け、それぞれ
を適宜操作して外壁パネルの取付作業を行っていた。
工場において柱、梁でボックス状の骨組みを構成し、こ
の骨組みに外壁パネルや造作・設備材を取付けて生産し
ていた。この際、外壁パネルは住宅ユニット骨組の長辺
側か短辺側の一方、あるいはその両側に取付けられるた
め、従来の工場では、長辺用の外壁パネル取付装置と、
短辺用の外壁パネル取付装置とを別個に設け、それぞれ
を適宜操作して外壁パネルの取付作業を行っていた。
【0003】すなわち、長辺用の外壁パネル取付装置
は、外壁パネルのストック場所から外壁パネルの取付箇
所まで架設したレールを、取付箇所に配置された住宅ユ
ニットの長辺に平行となるように設置し、このレール上
を移動可能とされた2つのホイストでストック場所から
外壁パネルを吊り上げて取付箇所まで搬送し、住宅ユニ
ットにホイストで吊られた外壁パネルを取付けていた。
は、外壁パネルのストック場所から外壁パネルの取付箇
所まで架設したレールを、取付箇所に配置された住宅ユ
ニットの長辺に平行となるように設置し、このレール上
を移動可能とされた2つのホイストでストック場所から
外壁パネルを吊り上げて取付箇所まで搬送し、住宅ユニ
ットにホイストで吊られた外壁パネルを取付けていた。
【0004】同様に、短辺用の外壁パネル取付装置も、
外壁パネルのストック場所から外壁パネルの取付箇所ま
で、住宅ユニットの短辺に平行となるようにレールを架
設し、このレール上を移動される2つのホイストで壁パ
ネルを吊り上げて搬送し、住宅ユニットに取付けてい
た。
外壁パネルのストック場所から外壁パネルの取付箇所ま
で、住宅ユニットの短辺に平行となるようにレールを架
設し、このレール上を移動される2つのホイストで壁パ
ネルを吊り上げて搬送し、住宅ユニットに取付けてい
た。
【0005】また、住宅ユニットには長辺および短辺の
モジュール寸法が異なる複数の種類があるため、ユニッ
トのモジュール寸法に応じて外壁パネルを搬送するホイ
ストの配置位置を変更しなければならない。このため、
従来は、住宅ユニットの長辺側および短辺側にモジュー
ル寸法に応じた複数のレールをそれぞれ平行に配置し、
これらのレールと外壁パネルのストック場所まで延長さ
れたレールとの接続を適宜切替えてホイストの配置位置
を変更していた。
モジュール寸法が異なる複数の種類があるため、ユニッ
トのモジュール寸法に応じて外壁パネルを搬送するホイ
ストの配置位置を変更しなければならない。このため、
従来は、住宅ユニットの長辺側および短辺側にモジュー
ル寸法に応じた複数のレールをそれぞれ平行に配置し、
これらのレールと外壁パネルのストック場所まで延長さ
れたレールとの接続を適宜切替えてホイストの配置位置
を変更していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
壁パネル取付装置では、住宅ユニットをパネル取付箇所
に停止させてパネルの取付作業を行っているため、この
取付作業に手間取ると住宅ユニットのライン全体が停止
されてしまい、ユニットの生産性が悪くなるという問題
があった。
壁パネル取付装置では、住宅ユニットをパネル取付箇所
に停止させてパネルの取付作業を行っているため、この
取付作業に手間取ると住宅ユニットのライン全体が停止
されてしまい、ユニットの生産性が悪くなるという問題
があった。
【0007】また、住宅ユニットのモジュール寸法に応
じてホイストのレールを切替えなければならず、かつレ
ールの切替えを間違えた場合には一旦ホイストを戻して
から再度レールの切替えを行わなければならず、きわめ
て作業が煩雑であるという問題があった。
じてホイストのレールを切替えなければならず、かつレ
ールの切替えを間違えた場合には一旦ホイストを戻して
から再度レールの切替えを行わなければならず、きわめ
て作業が煩雑であるという問題があった。
【0008】さらに、住宅ユニットの長辺側と短辺側と
で別々の壁パネル取付装置を用いているため、お互いに
他の取付装置に衝突したり干渉したりしないように注意
しなければならず、作業がより煩雑になるという問題が
あった。
で別々の壁パネル取付装置を用いているため、お互いに
他の取付装置に衝突したり干渉したりしないように注意
しなければならず、作業がより煩雑になるという問題が
あった。
【0009】本発明の目的は、長辺側および短辺側の両
方に壁パネルを取付けることができるとともに、種々の
モジュール寸法の住宅ユニットにも容易に対応でき、さ
らに、住宅ユニットを移動させながら壁パネルを取付け
ることができる壁パネル取付装置を提供することにあ
る。
方に壁パネルを取付けることができるとともに、種々の
モジュール寸法の住宅ユニットにも容易に対応でき、さ
らに、住宅ユニットを移動させながら壁パネルを取付け
ることができる壁パネル取付装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る壁パネル取
付装置は、ホイスト走行レールと、住宅ユニットが搬送
されるラインの上方で前記住宅ユニット搬送方向に移動
されかつこのユニット搬送方向に直交する方向に延長さ
れたホイスト支持レールを備えるパネル取付台車と、前
記ホイスト走行レールおよび前記パネル取付台車のホイ
スト支持レール間で移し替え可能に構成され、前記ホイ
スト支持レールによって前記ユニット搬送方向に直交す
る方向に移動可能に支持されかつ壁パネルを吊り上げ支
持可能に構成されたホイストとを備えたことを特徴とす
るものである。
付装置は、ホイスト走行レールと、住宅ユニットが搬送
されるラインの上方で前記住宅ユニット搬送方向に移動
されかつこのユニット搬送方向に直交する方向に延長さ
れたホイスト支持レールを備えるパネル取付台車と、前
記ホイスト走行レールおよび前記パネル取付台車のホイ
スト支持レール間で移し替え可能に構成され、前記ホイ
スト支持レールによって前記ユニット搬送方向に直交す
る方向に移動可能に支持されかつ壁パネルを吊り上げ支
持可能に構成されたホイストとを備えたことを特徴とす
るものである。
【0011】ここで、前記パネル取付台車はユニット搬
送方向に沿って設けられた往ラインと、この往ラインの
上方に設けられた復ラインとを立体的に循環移動され、
前記ホイストは前記往ラインの終点部から始点部まで設
けられたホイスト走行レールと、前記往ラインを移動す
るパネル取付台車とを介して平面的に循環移動されるも
のが好ましい。
送方向に沿って設けられた往ラインと、この往ラインの
上方に設けられた復ラインとを立体的に循環移動され、
前記ホイストは前記往ラインの終点部から始点部まで設
けられたホイスト走行レールと、前記往ラインを移動す
るパネル取付台車とを介して平面的に循環移動されるも
のが好ましい。
【0012】また、前記パネル取付台車はユニット搬送
方向にユニットの搬送に同期して移動されるように構成
されていることが好ましい。
方向にユニットの搬送に同期して移動されるように構成
されていることが好ましい。
【0013】
【作用】このような本発明においては、住宅ユニットの
搬送方向に移動されるパネル取付台車と、住宅ユニット
の搬送方向に直交する水平方向に移動可能に台車に支持
されるホイストとを介して壁パネルを吊り上げ支持して
いるので、壁パネルはパネル取付台車およびホイストの
移動により水平な方向に自由に移動される。このため、
住宅ユニットの長辺側や短辺側に壁パネルを自由に配置
して取付けることが可能となるとともに、モジュール寸
法の異なる種々の住宅ユニットに壁パネルを取付けるこ
とが可能となる。
搬送方向に移動されるパネル取付台車と、住宅ユニット
の搬送方向に直交する水平方向に移動可能に台車に支持
されるホイストとを介して壁パネルを吊り上げ支持して
いるので、壁パネルはパネル取付台車およびホイストの
移動により水平な方向に自由に移動される。このため、
住宅ユニットの長辺側や短辺側に壁パネルを自由に配置
して取付けることが可能となるとともに、モジュール寸
法の異なる種々の住宅ユニットに壁パネルを取付けるこ
とが可能となる。
【0014】また、壁パネルを吊り下げ支持したホイス
トをパネル取付台車に支持し、この台車を住宅ユニット
搬送方向に例えばユニット搬送と同速度で移動させる
と、パネル取付台車は住宅ユニットに対して相対的に移
動あるいは停止され、住宅ユニットが移動中であっても
壁パネルの取付けが可能となる。
トをパネル取付台車に支持し、この台車を住宅ユニット
搬送方向に例えばユニット搬送と同速度で移動させる
と、パネル取付台車は住宅ユニットに対して相対的に移
動あるいは停止され、住宅ユニットが移動中であっても
壁パネルの取付けが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0016】図1は、図2で示した天井パネル1と床パ
ネル2と2個の妻パネル3,4とで組み立てられる図3
の住宅ユニット5の生産工程を示すブロック図である。
天井パネル1は、長辺梁生産ライン6で長辺梁7を生産
した後、天井パネル生産ライン8において2本の平行な
長辺梁7を野縁9で連結して天井用面材10を取付ける
ことにより作られる。また、床パネル2は、長辺梁生産
ライン6で生産された長辺梁7を床パネル生産ライン1
1に送り、この生産ライン11において2本の平行な長
辺梁7を根太で連結した後に床用面材12を取付けるこ
とにより作られる。さらに、妻パネル3,4は、柱生産
ライン13、短辺梁生産ライン14で柱15、短辺梁1
6を生産し、妻パネル生産ライン17において2本の平
行な柱15の上端間および下端間を短辺梁16で溶接接
合することにより作られる。
ネル2と2個の妻パネル3,4とで組み立てられる図3
の住宅ユニット5の生産工程を示すブロック図である。
天井パネル1は、長辺梁生産ライン6で長辺梁7を生産
した後、天井パネル生産ライン8において2本の平行な
長辺梁7を野縁9で連結して天井用面材10を取付ける
ことにより作られる。また、床パネル2は、長辺梁生産
ライン6で生産された長辺梁7を床パネル生産ライン1
1に送り、この生産ライン11において2本の平行な長
辺梁7を根太で連結した後に床用面材12を取付けるこ
とにより作られる。さらに、妻パネル3,4は、柱生産
ライン13、短辺梁生産ライン14で柱15、短辺梁1
6を生産し、妻パネル生産ライン17において2本の平
行な柱15の上端間および下端間を短辺梁16で溶接接
合することにより作られる。
【0017】以上の天井パネル1、床パネル2、妻パネ
ル3,4は総組みライン19に送られ、この総組みライ
ン19において、図2に示すように妻パネル3,4は天
井パネル1、床パネル2の両側に配置され、柱15の上
下端と天井パネル1、床パネル2の各長辺梁7の両端部
とが溶接されることにより、図3の住宅ユニット5の骨
組み5Aが組み立てられる。
ル3,4は総組みライン19に送られ、この総組みライ
ン19において、図2に示すように妻パネル3,4は天
井パネル1、床パネル2の両側に配置され、柱15の上
下端と天井パネル1、床パネル2の各長辺梁7の両端部
とが溶接されることにより、図3の住宅ユニット5の骨
組み5Aが組み立てられる。
【0018】この住宅ユニット5の骨組み5Aは、ロー
ラコンベア20上を移動可能な板状の移動台車21に枕
22を介して載置固定される。この骨組み5Aは、移動
台車21に載置された状態で外壁パネル取付ライン23
を搬送され、この搬送中に骨組み5Aの所定の外面に軽
量気泡コンクリート製の外壁パネルが取付けられる。さ
らに、この骨組み5Aは、移動台車21に載置されたま
ま造作・設備取付ライン24を搬送され、この搬送中に
間仕切壁、階段、キッチン等の造作材や、エアコン、ガ
ス給湯器などの設備材が取付けられ、これにより住宅ユ
ニット5が完成する。
ラコンベア20上を移動可能な板状の移動台車21に枕
22を介して載置固定される。この骨組み5Aは、移動
台車21に載置された状態で外壁パネル取付ライン23
を搬送され、この搬送中に骨組み5Aの所定の外面に軽
量気泡コンクリート製の外壁パネルが取付けられる。さ
らに、この骨組み5Aは、移動台車21に載置されたま
ま造作・設備取付ライン24を搬送され、この搬送中に
間仕切壁、階段、キッチン等の造作材や、エアコン、ガ
ス給湯器などの設備材が取付けられ、これにより住宅ユ
ニット5が完成する。
【0019】このように工場で生産された複数の住宅ユ
ニット5はトラックで建設現場に運ばれ、これらの住宅
ユニット5が前後、左右、上下に組み合わされて結合さ
れることにより、ユニット住宅ができあがる。
ニット5はトラックで建設現場に運ばれ、これらの住宅
ユニット5が前後、左右、上下に組み合わされて結合さ
れることにより、ユニット住宅ができあがる。
【0020】図4および図5には、図1に示す外壁パネ
ル取付ライン23が示されている。外壁パネル取付ライ
ン23は、ユニット搬送ライン25の上に設けられたコ
ンベア架構85と、コンベア架構85の側方に設けられ
た略U字状のホイスト走行レール30とを備えている。
ユニット搬送ライン25は、ローラコンベア20および
図示しないチェーンコンベア等の牽引手段を備えて住宅
ユニット5が載置された移動台車21を搬送するライン
である。
ル取付ライン23が示されている。外壁パネル取付ライ
ン23は、ユニット搬送ライン25の上に設けられたコ
ンベア架構85と、コンベア架構85の側方に設けられ
た略U字状のホイスト走行レール30とを備えている。
ユニット搬送ライン25は、ローラコンベア20および
図示しないチェーンコンベア等の牽引手段を備えて住宅
ユニット5が載置された移動台車21を搬送するライン
である。
【0021】コンベア架構85内では、複数、例えば8
台のパネル取付台車100がユニット搬送ライン25に
沿って立体的に循環移動されている。このパネル取付台
車100はホイスト31を支持可能に構成され、ホイス
ト31はパネル取付台車100を介してホイスト走行レ
ール30上を平面的に循環移動される。このホイスト3
1は複数台設けられ、これらのホイスト31により吊り
上げ搬出された外壁パネル26は、ホイスト31が台車
100に支持されている間に住宅ユニット5の骨組み5
Aに取付けられる。
台のパネル取付台車100がユニット搬送ライン25に
沿って立体的に循環移動されている。このパネル取付台
車100はホイスト31を支持可能に構成され、ホイス
ト31はパネル取付台車100を介してホイスト走行レ
ール30上を平面的に循環移動される。このホイスト3
1は複数台設けられ、これらのホイスト31により吊り
上げ搬出された外壁パネル26は、ホイスト31が台車
100に支持されている間に住宅ユニット5の骨組み5
Aに取付けられる。
【0022】ホイスト31は、図6にも示すように、I
型鋼のホイスト走行レール30を走行可能な電動トロリ
32を備えている。このトロリ32には、ホイスト走行
レール30に沿って設けられた集電レール33に電気的
に接続される集電子34が取付けられている。この集電
子34はトロリ32の両側に設けられ、ホイスト31の
向きに応じて集電レール33に何れか一方側の集電子3
4が接続されるように設けられている。この集電子34
のうち一側の集電子34と他側の集電子34とはそれぞ
れが集電レール33に接続されたときに極が入れ替わる
ように構成され、ホイスト31が順方向であっても逆方
向であっても前進を指示すれば前進し、後退を指示すれ
ば後退するように構成されている。
型鋼のホイスト走行レール30を走行可能な電動トロリ
32を備えている。このトロリ32には、ホイスト走行
レール30に沿って設けられた集電レール33に電気的
に接続される集電子34が取付けられている。この集電
子34はトロリ32の両側に設けられ、ホイスト31の
向きに応じて集電レール33に何れか一方側の集電子3
4が接続されるように設けられている。この集電子34
のうち一側の集電子34と他側の集電子34とはそれぞ
れが集電レール33に接続されたときに極が入れ替わる
ように構成され、ホイスト31が順方向であっても逆方
向であっても前進を指示すれば前進し、後退を指示すれ
ば後退するように構成されている。
【0023】このホイスト31には、ホイスト31の巻
上機によって昇降されるフック35が設けられ、このフ
ック35には断面L字形の長尺のアングル材からなる壁
パネル支持部材36が取付けられている。壁パネル支持
部材36には、長手方向に渡って複数のチェーン係止孔
37が形成され、吊り上げる外壁パネル26の幅寸法に
応じた位置の孔37にチェーン38が着脱自在に取付け
られている。チェーン38の下端には、フック39が設
けられ、このフック39を外壁パネル26の上面に取付
けられたIボルト27に掛けて壁パネル支持部材36を
巻き上げることで外壁パネル26が吊り上げられる。
上機によって昇降されるフック35が設けられ、このフ
ック35には断面L字形の長尺のアングル材からなる壁
パネル支持部材36が取付けられている。壁パネル支持
部材36には、長手方向に渡って複数のチェーン係止孔
37が形成され、吊り上げる外壁パネル26の幅寸法に
応じた位置の孔37にチェーン38が着脱自在に取付け
られている。チェーン38の下端には、フック39が設
けられ、このフック39を外壁パネル26の上面に取付
けられたIボルト27に掛けて壁パネル支持部材36を
巻き上げることで外壁パネル26が吊り上げられる。
【0024】また、ホイスト31には、四角枠状のフレ
ーム40を介してホイスト31の駆動を制御する制御盤
41が取付けられるとともに、壁パネル支持部材36を
ガイドするガイド枠42が取付けられている。ガイド枠
42は、図7にも示すように略円周上に配置された略U
字型の4つのガイドフレーム43を備え、フック35を
巻き上げてこれらのガイドフレーム43間に壁パネル支
持部材36を配置することで支持部材36をホイスト3
1の移動方向およびこの移動方向に直交する方向にガイ
ド可能に構成されている。
ーム40を介してホイスト31の駆動を制御する制御盤
41が取付けられるとともに、壁パネル支持部材36を
ガイドするガイド枠42が取付けられている。ガイド枠
42は、図7にも示すように略円周上に配置された略U
字型の4つのガイドフレーム43を備え、フック35を
巻き上げてこれらのガイドフレーム43間に壁パネル支
持部材36を配置することで支持部材36をホイスト3
1の移動方向およびこの移動方向に直交する方向にガイ
ド可能に構成されている。
【0025】ホイスト31の駆動は、制御盤41にケー
ブル44を介して接続された制御ペンダント45で制御
されている。制御ペンダント45には、図8に示すよう
に、少なくとも6個の押釦46が設けられている。この
釦46の内、上下の釦46A,46Bを押すことにより
フック35つまり壁パネル支持部材36が昇降され、右
左の釦46C,46Dを押すことによりホイスト31が
ホイスト走行レール30に沿って進退移動される。ま
た、前後の釦46E,46Fはホイスト31がパネル取
付台車100に支持されている時に、台車100の移動
を制御するために用いられる。なお、ケーブル44の途
中は、フレーム40の側面に固定されたガイドレール4
7をスライド移動可能なスライダ48によって係止され
ており、このスライダ48を移動させることで制御ペン
ダント45の吊り下げ位置を適宜変更できるようになっ
ている。
ブル44を介して接続された制御ペンダント45で制御
されている。制御ペンダント45には、図8に示すよう
に、少なくとも6個の押釦46が設けられている。この
釦46の内、上下の釦46A,46Bを押すことにより
フック35つまり壁パネル支持部材36が昇降され、右
左の釦46C,46Dを押すことによりホイスト31が
ホイスト走行レール30に沿って進退移動される。ま
た、前後の釦46E,46Fはホイスト31がパネル取
付台車100に支持されている時に、台車100の移動
を制御するために用いられる。なお、ケーブル44の途
中は、フレーム40の側面に固定されたガイドレール4
7をスライド移動可能なスライダ48によって係止され
ており、このスライダ48を移動させることで制御ペン
ダント45の吊り下げ位置を適宜変更できるようになっ
ている。
【0026】このホイスト31が走行するホイスト走行
レール30の下方には、図5に示すように、外壁パネル
搬送コンベア50が設けられている。外壁パネル搬送コ
ンベア50は、モータ51で駆動されるコンベア52を
備え、図示しないラックにストックされた外壁パネル2
6をホイスト走行レール30の下方の外壁パネル搬出部
53に順次搬送するように構成されている。
レール30の下方には、図5に示すように、外壁パネル
搬送コンベア50が設けられている。外壁パネル搬送コ
ンベア50は、モータ51で駆動されるコンベア52を
備え、図示しないラックにストックされた外壁パネル2
6をホイスト走行レール30の下方の外壁パネル搬出部
53に順次搬送するように構成されている。
【0027】外壁パネル搬送コンベア50の側方には、
レール切替装置55が設けられている。レール切替装置
55は、図4や図5に示すように、外壁パネル搬送コン
ベア50から外壁パネル26を吊り上げたホイスト31
を、短辺パネル搬入レール56および長辺パネル搬入レ
ール57に適宜切り替えて搬送する装置である。
レール切替装置55が設けられている。レール切替装置
55は、図4や図5に示すように、外壁パネル搬送コン
ベア50から外壁パネル26を吊り上げたホイスト31
を、短辺パネル搬入レール56および長辺パネル搬入レ
ール57に適宜切り替えて搬送する装置である。
【0028】レール切替装置55は、図9および図10
に示すように、平面四角枠状の枠フレーム58を備えて
いる。枠フレーム58の一側面58Aにはホイスト走行
レール30の一端が連結され、このレール30が連結さ
れた側面58Aに対向する側面58Bには、短辺パネル
搬入レール56の一端が連結されている。これらのレー
ル30,56が連結された側面58A,58Bに直交す
る他の側面58Cには、長辺パネル搬入レール57が連
結されている。
に示すように、平面四角枠状の枠フレーム58を備えて
いる。枠フレーム58の一側面58Aにはホイスト走行
レール30の一端が連結され、このレール30が連結さ
れた側面58Aに対向する側面58Bには、短辺パネル
搬入レール56の一端が連結されている。これらのレー
ル30,56が連結された側面58A,58Bに直交す
る他の側面58Cには、長辺パネル搬入レール57が連
結されている。
【0029】枠フレーム58の上面には、互いに直交す
る2本づつのサブフレーム59が固定され、このサブフ
レーム59の中央部にはモータ60で90度の範囲で水
平に回動される回動部材61が取付けられている。この
回動部材61の下部には切替レール62が固定されてい
る。
る2本づつのサブフレーム59が固定され、このサブフ
レーム59の中央部にはモータ60で90度の範囲で水
平に回動される回動部材61が取付けられている。この
回動部材61の下部には切替レール62が固定されてい
る。
【0030】切替レール62の両端面は、回動部材61
の回動中心から等距離とされ、この端面が移動される円
軌跡上に配置された各レール30,56,57の端面と
連結可能とされている。これら各レール30,56,5
7と切替レール62との各連結には、それぞれホイスト
移替装置65が用いられる。
の回動中心から等距離とされ、この端面が移動される円
軌跡上に配置された各レール30,56,57の端面と
連結可能とされている。これら各レール30,56,5
7と切替レール62との各連結には、それぞれホイスト
移替装置65が用いられる。
【0031】ホイスト移替装置65は、図11および図
12に詳細に示すように、レール相互の位置合わせを行
うレール芯合せ装置66と、レール芯合せ装置66によ
って開閉されるゲート67とで構成されている。レール
芯合せ装置66は、連結されるレールの一方側である切
替レール62側に設けられたパワーシリンダ68と、こ
のパワーシリンダ68でレール62に沿って移動される
位置決めロッド69とを備えている。位置決めロッド6
9は、切替レール62にプレート70を介して固定され
たガイド部材71のガイド孔72でガイドされている。
12に詳細に示すように、レール相互の位置合わせを行
うレール芯合せ装置66と、レール芯合せ装置66によ
って開閉されるゲート67とで構成されている。レール
芯合せ装置66は、連結されるレールの一方側である切
替レール62側に設けられたパワーシリンダ68と、こ
のパワーシリンダ68でレール62に沿って移動される
位置決めロッド69とを備えている。位置決めロッド6
9は、切替レール62にプレート70を介して固定され
たガイド部材71のガイド孔72でガイドされている。
【0032】一方、連結される他方側の各レール30,
56,57には、プレート73を介して位置決め部材7
4が固定されている。前記位置決めロッド69は、図1
1および図12に実線で示す没状態ではその先端が切替
レール62の端面より内側に位置され、2点鎖線で示す
突出状態ではその先端が切替レール62の端面より突出
されて位置決め部材74の嵌合孔75に嵌合するように
構成されている。従って、各レール30,56,57と
切替レール62との端面が対向された状態でパワーシリ
ンダ68により位置決めロッド69を突出させて嵌合孔
75に嵌合させればレール同士は自動的に位置合わせさ
れる。
56,57には、プレート73を介して位置決め部材7
4が固定されている。前記位置決めロッド69は、図1
1および図12に実線で示す没状態ではその先端が切替
レール62の端面より内側に位置され、2点鎖線で示す
突出状態ではその先端が切替レール62の端面より突出
されて位置決め部材74の嵌合孔75に嵌合するように
構成されている。従って、各レール30,56,57と
切替レール62との端面が対向された状態でパワーシリ
ンダ68により位置決めロッド69を突出させて嵌合孔
75に嵌合させればレール同士は自動的に位置合わせさ
れる。
【0033】この位置決めロッド69の出没の状態は、
図12に示すように、ロッド69の後部の検出プレート
76が切替レール62に沿って設けられた2つのリミッ
トスイッチ77A,77Bに当接することで検出され
る。
図12に示すように、ロッド69の後部の検出プレート
76が切替レール62に沿って設けられた2つのリミッ
トスイッチ77A,77Bに当接することで検出され
る。
【0034】一方、プレート70,73にはブラケット
78がそれぞれ立設され、各ブラケット78には軸79
が回動自在に軸支されている。各軸79には、互いに約
90度の角度で設けられた第1および第2のアーム8
0,81が固定されている。第2のアーム81には上下
のみ移動可能なゲート部材82がそれぞれ連結されてい
る。ゲート部材82は、下降した際に各レールの両側に
配置されてホイスト31の移動を規制するものである。
78がそれぞれ立設され、各ブラケット78には軸79
が回動自在に軸支されている。各軸79には、互いに約
90度の角度で設けられた第1および第2のアーム8
0,81が固定されている。第2のアーム81には上下
のみ移動可能なゲート部材82がそれぞれ連結されてい
る。ゲート部材82は、下降した際に各レールの両側に
配置されてホイスト31の移動を規制するものである。
【0035】位置決めロッド69の中間部には、ロッド
69が突出状態のときに切替レール62側の第1のアー
ム80に当接する当接部83が設けられている。この当
接部83およびロッド69の先端が各第1のアーム80
を押すと、アーム80、軸79、アーム81を介してゲ
ート部材82が上昇され、ゲート67が開かれてホイス
ト31の移動が可能となる。
69が突出状態のときに切替レール62側の第1のアー
ム80に当接する当接部83が設けられている。この当
接部83およびロッド69の先端が各第1のアーム80
を押すと、アーム80、軸79、アーム81を介してゲ
ート部材82が上昇され、ゲート67が開かれてホイス
ト31の移動が可能となる。
【0036】レール切替装置55に連結された短辺パネ
ル搬入レール56および長辺パネル搬入レール57は、
図5に示すようにコンベア架構85の一端側に設けられ
た短辺パネル入口部86および長辺パネル入口部87ま
で延長されている。また、コンベア架構85の他端側に
はホイスト走行レール30の端部が設けられたホイスト
出口部88が設けられている。
ル搬入レール56および長辺パネル搬入レール57は、
図5に示すようにコンベア架構85の一端側に設けられ
た短辺パネル入口部86および長辺パネル入口部87ま
で延長されている。また、コンベア架構85の他端側に
はホイスト走行レール30の端部が設けられたホイスト
出口部88が設けられている。
【0037】コンベア架構85は、図13〜図15にも
示すように、上下に二重に設けられたフレーム89A,
89Bおよび柱90でその骨組みが構成されている。下
側のフレーム89Bの両端部には、所定間隔離れた2枚
のスプロケット91が固定されたコンベア軸92がそれ
ぞれ回動自在に取付けられている。スプロケット91間
にはトッププレート付コンベアチェーン93が掛け渡さ
れ、このチェーン93は軸92を回転駆動するモータ9
4によって駆動されている。モータ94は、ユニット搬
送ライン25の牽引手段に同期して駆動され、よってチ
ェーン93はユニット搬送に同期して駆動される。これ
らのスプロケット91、コンベア軸92、コンベアチェ
ーン93、モータ94によりスラットコンベア95が構
成される。
示すように、上下に二重に設けられたフレーム89A,
89Bおよび柱90でその骨組みが構成されている。下
側のフレーム89Bの両端部には、所定間隔離れた2枚
のスプロケット91が固定されたコンベア軸92がそれ
ぞれ回動自在に取付けられている。スプロケット91間
にはトッププレート付コンベアチェーン93が掛け渡さ
れ、このチェーン93は軸92を回転駆動するモータ9
4によって駆動されている。モータ94は、ユニット搬
送ライン25の牽引手段に同期して駆動され、よってチ
ェーン93はユニット搬送に同期して駆動される。これ
らのスプロケット91、コンベア軸92、コンベアチェ
ーン93、モータ94によりスラットコンベア95が構
成される。
【0038】スラットコンベア95上にはパネル取付台
車100が載置されている。パネル取付台車100は、
図16および図17に示すように、四角枠状の本体フレ
ーム101と、本体フレーム101に支持フレーム10
2を介して取付けられたホイスト支持レール103とを
備えている。本体フレーム101の四隅部には、それぞ
れ走行用ローラ104が回動自在に取付けられ、これら
の走行用ローラ104の外側にはそれぞれ昇降用ローラ
105が回動自在に取付けられている。これらのローラ
104,105のうち、本体フレーム101の長辺側の
一側面に設けられた一対のローラ104,105は、モ
ータ106および軸106Aにより回転駆動され、他側
面に設けられた一対のローラ104,105は自由に回
転できるように構成されている。
車100が載置されている。パネル取付台車100は、
図16および図17に示すように、四角枠状の本体フレ
ーム101と、本体フレーム101に支持フレーム10
2を介して取付けられたホイスト支持レール103とを
備えている。本体フレーム101の四隅部には、それぞ
れ走行用ローラ104が回動自在に取付けられ、これら
の走行用ローラ104の外側にはそれぞれ昇降用ローラ
105が回動自在に取付けられている。これらのローラ
104,105のうち、本体フレーム101の長辺側の
一側面に設けられた一対のローラ104,105は、モ
ータ106および軸106Aにより回転駆動され、他側
面に設けられた一対のローラ104,105は自由に回
転できるように構成されている。
【0039】モータ106は、本体フレーム101に取
付けられた制御装置107で制御されている。この制御
装置107には、スラットコンベア95に沿って配置さ
れた図示しない集電レールを介して外壁パネル取付ライ
ン23全体の制御装置が接続され、この制御装置からの
信号によりモータ106の駆動を制御している。なお、
ホイスト支持レール103には、後述するように短辺パ
ネル入口部86および長辺パネル入口部87でホイスト
31が移し替えられるが、ホイスト支持レール103で
ホイスト31を支持している場合には図17に示すよう
に、パネル取付台車100に取付けられた集電レール1
08にホイスト31の集電子34が接続されるため、ホ
イスト31の制御ペンダント45の押釦46E,46F
により台車100の駆動を制御することもできる。
付けられた制御装置107で制御されている。この制御
装置107には、スラットコンベア95に沿って配置さ
れた図示しない集電レールを介して外壁パネル取付ライ
ン23全体の制御装置が接続され、この制御装置からの
信号によりモータ106の駆動を制御している。なお、
ホイスト支持レール103には、後述するように短辺パ
ネル入口部86および長辺パネル入口部87でホイスト
31が移し替えられるが、ホイスト支持レール103で
ホイスト31を支持している場合には図17に示すよう
に、パネル取付台車100に取付けられた集電レール1
08にホイスト31の集電子34が接続されるため、ホ
イスト31の制御ペンダント45の押釦46E,46F
により台車100の駆動を制御することもできる。
【0040】走行用ローラ104は、スラットコンベア
95上に配置され、スラットコンベア95の駆動により
ユニット搬送に同期して移動され、このスラットコンベ
ア95により本実施例の往ラインが構成される。また、
走行用ローラ104はモータ106の駆動によりスラッ
トコンベア95上を移動でき、これにより住宅ユニット
5に対して相対的な移動が可能である。なお、本体フレ
ーム101の短辺側側面には図17に示すように係止爪
109が固定されている。
95上に配置され、スラットコンベア95の駆動により
ユニット搬送に同期して移動され、このスラットコンベ
ア95により本実施例の往ラインが構成される。また、
走行用ローラ104はモータ106の駆動によりスラッ
トコンベア95上を移動でき、これにより住宅ユニット
5に対して相対的な移動が可能である。なお、本体フレ
ーム101の短辺側側面には図17に示すように係止爪
109が固定されている。
【0041】コンベア架構85の短辺パネル入口部86
およびホイスト出口部88には、図13に示すように、
入口側昇降装置110および出口側昇降装置111が設
けられている。これらの昇降装置110,111は同一
構成なので、以下出口側昇降装置111の構成を図18
を参照して説明する。
およびホイスト出口部88には、図13に示すように、
入口側昇降装置110および出口側昇降装置111が設
けられている。これらの昇降装置110,111は同一
構成なので、以下出口側昇降装置111の構成を図18
を参照して説明する。
【0042】出口側昇降装置111は、モータ112の
回転によってウォームおよびラック等を用いて昇降され
る2本のロッド113と、このロッド113の上端に固
定された昇降部材114と、図13に示すようにロッド
113の両側に設けられたガイドレール115に当接し
てガイドされるガイドローラ116とを備えている。ロ
ッド113および昇降部材114は、スラットコンベア
95の外側に設けられ、昇降部材114にはスラットコ
ンベア95上に配置されたパネル取付台車100の昇降
用ローラ105が載置可能に配置されている。なお、昇
降部材114には、シリンダ等で出没される図示しない
ストッパが設けられ、このストッパで係止爪109を係
止してパネル取付台車100を昇降部材114上に固定
している。
回転によってウォームおよびラック等を用いて昇降され
る2本のロッド113と、このロッド113の上端に固
定された昇降部材114と、図13に示すようにロッド
113の両側に設けられたガイドレール115に当接し
てガイドされるガイドローラ116とを備えている。ロ
ッド113および昇降部材114は、スラットコンベア
95の外側に設けられ、昇降部材114にはスラットコ
ンベア95上に配置されたパネル取付台車100の昇降
用ローラ105が載置可能に配置されている。なお、昇
降部材114には、シリンダ等で出没される図示しない
ストッパが設けられ、このストッパで係止爪109を係
止してパネル取付台車100を昇降部材114上に固定
している。
【0043】スラットコンベア95の上方には、図13
に示すように出口側昇降装置111から入口側昇降装置
110まで延長されたH型鋼からなる返送レール120
が図14に示すようにブラケット121を介して柱90
に固定されている。この返送レール120によって本実
施例の復ラインが構成されている。返送レール120の
端部は、昇降部材114の端部に水平方向に僅かに重な
るように形成され、これにより図18の2点鎖線で示す
ように昇降装置111で上昇されたパネル取付台車10
0が昇降部材114上を移動する間に返送レール120
上に走行用ローラ104が移動されて乗り移りできるよ
うに構成されている。
に示すように出口側昇降装置111から入口側昇降装置
110まで延長されたH型鋼からなる返送レール120
が図14に示すようにブラケット121を介して柱90
に固定されている。この返送レール120によって本実
施例の復ラインが構成されている。返送レール120の
端部は、昇降部材114の端部に水平方向に僅かに重な
るように形成され、これにより図18の2点鎖線で示す
ように昇降装置111で上昇されたパネル取付台車10
0が昇降部材114上を移動する間に返送レール120
上に走行用ローラ104が移動されて乗り移りできるよ
うに構成されている。
【0044】入口側昇降装置110では、返送レール1
20から昇降部材114上に乗り移られたパネル取付台
車100を下降させてスラットコンベア95上に載置す
るように構成されている。また、コンベア架構85のフ
レーム89B上の長辺パネル入口部87およびホイスト
出口部88の手前には、図13に示すようにパネル取付
台車100の係止爪109に当接するストッパを備えて
パネル取付台車100を停止可能な台車停止装置122
が設けられている。
20から昇降部材114上に乗り移られたパネル取付台
車100を下降させてスラットコンベア95上に載置す
るように構成されている。また、コンベア架構85のフ
レーム89B上の長辺パネル入口部87およびホイスト
出口部88の手前には、図13に示すようにパネル取付
台車100の係止爪109に当接するストッパを備えて
パネル取付台車100を停止可能な台車停止装置122
が設けられている。
【0045】コンベア架構85の短辺パネル入口部8
6、長辺パネル入口部87およびホイスト出口部88に
は、レール切替装置55に設けられたホイスト移替装置
65と同じ構成のホイスト移替装置123A,123
B,123Cがそれぞれ設けられている。すなわち、こ
れらのホイスト移替装置123A,123B,123C
においても、短辺パネル搬入レール56、長辺パネル搬
入レール57およびホイスト走行レール30の各端部に
ゲート67やレール芯合せ装置66のパワーシリンダ6
8、位置決めロッド69、ガイド部材71が設けられ、
図16に示すようにパネル取付台車100のホイスト支
持レール103の端部に位置決め部材74とゲート67
とが設けられている。
6、長辺パネル入口部87およびホイスト出口部88に
は、レール切替装置55に設けられたホイスト移替装置
65と同じ構成のホイスト移替装置123A,123
B,123Cがそれぞれ設けられている。すなわち、こ
れらのホイスト移替装置123A,123B,123C
においても、短辺パネル搬入レール56、長辺パネル搬
入レール57およびホイスト走行レール30の各端部に
ゲート67やレール芯合せ装置66のパワーシリンダ6
8、位置決めロッド69、ガイド部材71が設けられ、
図16に示すようにパネル取付台車100のホイスト支
持レール103の端部に位置決め部材74とゲート67
とが設けられている。
【0046】次に、このように構成された外壁パネル取
付ライン23の作用について説明する。総組みライン1
9で組み立てられた住宅ユニット5の骨組み5Aは、移
動台車21に載置固定される。移動台車21は、牽引手
段によりローラコンベア20上を移動されて外壁パネル
取付ライン23のユニット搬送ライン25上を搬送され
る。
付ライン23の作用について説明する。総組みライン1
9で組み立てられた住宅ユニット5の骨組み5Aは、移
動台車21に載置固定される。移動台車21は、牽引手
段によりローラコンベア20上を移動されて外壁パネル
取付ライン23のユニット搬送ライン25上を搬送され
る。
【0047】住宅ユニット5に取付けられる外壁パネル
26は、搬送される住宅ユニット5の順番に合わせて外
壁パネル搬送コンベア50のラックに入れられ、順次外
壁パネル搬出部53に送られる。
26は、搬送される住宅ユニット5の順番に合わせて外
壁パネル搬送コンベア50のラックに入れられ、順次外
壁パネル搬出部53に送られる。
【0048】外壁パネル搬出部53では、制御ペンダン
ト45を用いて外壁パネル搬出部53の上まで移動した
ホイスト31の壁パネル支持部材36を降ろし、そのフ
ック39を壁パネル26のIボルト27に掛けてから壁
パネル支持部材36を巻き上げて壁パネル26を吊り上
げる。このホイスト31をレール切替装置55を介して
短辺パネル搬入レール56あるいは長辺パネル搬入レー
ル57に移動する。
ト45を用いて外壁パネル搬出部53の上まで移動した
ホイスト31の壁パネル支持部材36を降ろし、そのフ
ック39を壁パネル26のIボルト27に掛けてから壁
パネル支持部材36を巻き上げて壁パネル26を吊り上
げる。このホイスト31をレール切替装置55を介して
短辺パネル搬入レール56あるいは長辺パネル搬入レー
ル57に移動する。
【0049】レール切替装置55は、ホイスト移替装置
65のレール芯合せ装置66によって、図10に実線で
示すように、切替レール62がホイスト走行レール30
と短辺パネル搬入レール56とに連結された状態で通常
維持される。この連結状態では位置決めロッド69によ
ってゲート67も開かれているので、ペンダント操作に
よってホイスト走行レール30から切替レール62を介
して短辺パネル搬入レール56にホイスト31を移動す
ることができる。
65のレール芯合せ装置66によって、図10に実線で
示すように、切替レール62がホイスト走行レール30
と短辺パネル搬入レール56とに連結された状態で通常
維持される。この連結状態では位置決めロッド69によ
ってゲート67も開かれているので、ペンダント操作に
よってホイスト走行レール30から切替レール62を介
して短辺パネル搬入レール56にホイスト31を移動す
ることができる。
【0050】一方、長辺パネル搬入レール57にホイス
ト31を移動させる場合には、ホイスト走行レール30
から切替レール62に一旦ホイスト31を移動させた状
態でレール切替装置55に設けられたスイッチを入れ
る。これにより、パワーシリンダ68が引っ込み位置決
めロッド69が位置決め部材74の嵌合孔75から外れ
てレール同士の連結が解除されるとともに、ゲート部材
82が自重により下降してゲート67が自動的に閉じら
れる。これにより、切替レール62の両端がゲート部材
82で閉じられ、ホイスト31のレール62からの落下
が防止される。
ト31を移動させる場合には、ホイスト走行レール30
から切替レール62に一旦ホイスト31を移動させた状
態でレール切替装置55に設けられたスイッチを入れ
る。これにより、パワーシリンダ68が引っ込み位置決
めロッド69が位置決め部材74の嵌合孔75から外れ
てレール同士の連結が解除されるとともに、ゲート部材
82が自重により下降してゲート67が自動的に閉じら
れる。これにより、切替レール62の両端がゲート部材
82で閉じられ、ホイスト31のレール62からの落下
が防止される。
【0051】レール同士の連結の解除がリミットスイッ
チ77Aで検出されると、モータ60が駆動されて回動
部材61が90度回動し、これにより切替レール62も
その端面が長辺パネル搬入レール57の端面に対向する
位置まで90度回動される。この後、レール芯合せ装置
66を動作してレール57,62を連結し、ゲート部材
82が上昇されてゲート67が開かれたら、ペンダント
45を操作してホイスト31を長辺パネル搬入レール5
7に移動する。
チ77Aで検出されると、モータ60が駆動されて回動
部材61が90度回動し、これにより切替レール62も
その端面が長辺パネル搬入レール57の端面に対向する
位置まで90度回動される。この後、レール芯合せ装置
66を動作してレール57,62を連結し、ゲート部材
82が上昇されてゲート67が開かれたら、ペンダント
45を操作してホイスト31を長辺パネル搬入レール5
7に移動する。
【0052】一方、コンベア架構85を循環移動される
複数のパネル取付台車100のうちの1台は、入口側昇
降装置110に係止された状態でスラットコンベア95
上に載置され、スラットコンベア95の駆動に関係なく
短辺パネル入口部86に配置されている。
複数のパネル取付台車100のうちの1台は、入口側昇
降装置110に係止された状態でスラットコンベア95
上に載置され、スラットコンベア95の駆動に関係なく
短辺パネル入口部86に配置されている。
【0053】ここで、短辺パネル搬入レール56にホイ
スト31が移動されると、レール56に設けられたセン
サによりホイスト31が検出され、レール56に設けら
れたホイスト移替装置123Aにより前述のホイスト移
替装置65と同様の動作でレール56と台車100のホ
イスト支持レール103とが連結され、ゲート67が開
かれる。この後、ペンダント45を操作してホイスト3
1を台車100の支持レール103に移動する。
スト31が移動されると、レール56に設けられたセン
サによりホイスト31が検出され、レール56に設けら
れたホイスト移替装置123Aにより前述のホイスト移
替装置65と同様の動作でレール56と台車100のホ
イスト支持レール103とが連結され、ゲート67が開
かれる。この後、ペンダント45を操作してホイスト3
1を台車100の支持レール103に移動する。
【0054】一方、長辺パネル搬入レール57にホイス
ト31が移動されると、レール57に設けられたセンサ
によりホイスト31が検出される。この検出に応じて、
入口側昇降装置110のストッパが解除されて、昇降装
置110に係止されていたパネル取付台車100はスラ
ットコンベア95の駆動により長辺パネル入口部87に
向かって移動される。長辺パネル入口部87では、台車
停止装置122が作動されて移動してきた台車100を
長辺パネル入口部87に停止させ、ホイスト移替装置1
23Bによりレール57とホイスト支持レール103と
が連結され、ゲート67が開かれる。この後、ペンダン
ト45を操作してホイスト31を台車100の支持レー
ル103に移動する。
ト31が移動されると、レール57に設けられたセンサ
によりホイスト31が検出される。この検出に応じて、
入口側昇降装置110のストッパが解除されて、昇降装
置110に係止されていたパネル取付台車100はスラ
ットコンベア95の駆動により長辺パネル入口部87に
向かって移動される。長辺パネル入口部87では、台車
停止装置122が作動されて移動してきた台車100を
長辺パネル入口部87に停止させ、ホイスト移替装置1
23Bによりレール57とホイスト支持レール103と
が連結され、ゲート67が開かれる。この後、ペンダン
ト45を操作してホイスト31を台車100の支持レー
ル103に移動する。
【0055】短辺パネル入口部86あるいは長辺パネル
入口部87でパネル取付台車100のホイスト支持レー
ル103にホイスト31が支持されると、このホイスト
31がレール103に支持されていることを検出するセ
ンサからの信号により入口側昇降装置110あるいは台
車停止装置122のストッパが解除され、パネル取付台
車100はスラットコンベア95の駆動に伴い移動され
る。
入口部87でパネル取付台車100のホイスト支持レー
ル103にホイスト31が支持されると、このホイスト
31がレール103に支持されていることを検出するセ
ンサからの信号により入口側昇降装置110あるいは台
車停止装置122のストッパが解除され、パネル取付台
車100はスラットコンベア95の駆動に伴い移動され
る。
【0056】スラットコンベア95は、ユニット搬送ラ
イン25の住宅ユニットの搬送に同期して駆動されるた
め、コンベア95上のパネル取付台車100およびホイ
スト31は住宅ユニット5と同期して移動される。従っ
て、コンベア95上の台車100を移動させなければホ
イスト31に吊り下げられた外壁パネル26は住宅ユニ
ット5の骨組み5Aに対して相対的に停止した状態で移
動される。また、コンベア95上の台車100をペンダ
ント45を用いて移動させれば、外壁パネル26は骨組
み5Aに対して相対的に移動されるので、台車100お
よびホイスト31を移動させることで外壁パネル26は
骨組み5Aの所定の取付け位置に移動され、この状態で
外壁パネル26を骨組み5Aに取付ける。
イン25の住宅ユニットの搬送に同期して駆動されるた
め、コンベア95上のパネル取付台車100およびホイ
スト31は住宅ユニット5と同期して移動される。従っ
て、コンベア95上の台車100を移動させなければホ
イスト31に吊り下げられた外壁パネル26は住宅ユニ
ット5の骨組み5Aに対して相対的に停止した状態で移
動される。また、コンベア95上の台車100をペンダ
ント45を用いて移動させれば、外壁パネル26は骨組
み5Aに対して相対的に移動されるので、台車100お
よびホイスト31を移動させることで外壁パネル26は
骨組み5Aの所定の取付け位置に移動され、この状態で
外壁パネル26を骨組み5Aに取付ける。
【0057】この際、骨組み5Aの短辺側に外壁パネル
26を取付ける場合には、パネル取付台車100を骨組
み5Aの短辺に沿って配置し、ホイスト31をホイスト
支持レール103の略中央部に配置し、外壁パネル26
をユニット搬送方向に直交する方向に向けて配置すれば
よい。また、骨組み5Aの長辺側に外壁パネル26を取
付ける場合には、パネル取付台車100を骨組み5Aの
長辺中央部に配置し、ホイスト31をホイスト支持レー
ル103の一端側に配置し、外壁パネル26をユニット
搬送方向に平行に配置すればよい。
26を取付ける場合には、パネル取付台車100を骨組
み5Aの短辺に沿って配置し、ホイスト31をホイスト
支持レール103の略中央部に配置し、外壁パネル26
をユニット搬送方向に直交する方向に向けて配置すれば
よい。また、骨組み5Aの長辺側に外壁パネル26を取
付ける場合には、パネル取付台車100を骨組み5Aの
長辺中央部に配置し、ホイスト31をホイスト支持レー
ル103の一端側に配置し、外壁パネル26をユニット
搬送方向に平行に配置すればよい。
【0058】外壁パネル26が住宅ユニット5の骨組み
5Aに取付けた後に、壁パネル支持部材36をペンダン
ト45を操作して上昇させ、ガイド枠42のガイドフレ
ーム43間に配置して支持部材36をホイスト31の移
動方向つまりホイスト支持レール103に沿った方向に
ガイドする。
5Aに取付けた後に、壁パネル支持部材36をペンダン
ト45を操作して上昇させ、ガイド枠42のガイドフレ
ーム43間に配置して支持部材36をホイスト31の移
動方向つまりホイスト支持レール103に沿った方向に
ガイドする。
【0059】外壁パネル26を取付けた後のパネル取付
台車100は、スラットコンベア95によりホイスト出
口部88の出口側昇降装置111まで移動され、昇降部
材114上に台車100の昇降用ローラ105が載せら
れた状態でストッパにより係止される。なお、昇降部材
114が下降位置まで移動していない場合や昇降部材1
14上に別の台車100が係止されている場合には、出
口側昇降装置111の手前側に設けられた台車停止装置
122によってパネル取付台車100は昇降部材114
上に移動可能な状態になるまで停止される。
台車100は、スラットコンベア95によりホイスト出
口部88の出口側昇降装置111まで移動され、昇降部
材114上に台車100の昇降用ローラ105が載せら
れた状態でストッパにより係止される。なお、昇降部材
114が下降位置まで移動していない場合や昇降部材1
14上に別の台車100が係止されている場合には、出
口側昇降装置111の手前側に設けられた台車停止装置
122によってパネル取付台車100は昇降部材114
上に移動可能な状態になるまで停止される。
【0060】パネル取付台車100が昇降部材114上
に停止されると、ホイスト移替装置123Cが作動して
ホイスト支持レール103とホイスト走行レール30と
が連結されてゲート67が開かれる。次いで、例えばホ
イスト出口部88に設けられた発光源からホイスト31
に設けられた光検出器に光を当てるなどでホイスト31
に信号を送り、ホイスト31を自動発進させる。ホイス
ト31は自己保持により外部から制御しなくても支持レ
ール103から走行レール30に乗り換えて走行レール
30を自動走行する。
に停止されると、ホイスト移替装置123Cが作動して
ホイスト支持レール103とホイスト走行レール30と
が連結されてゲート67が開かれる。次いで、例えばホ
イスト出口部88に設けられた発光源からホイスト31
に設けられた光検出器に光を当てるなどでホイスト31
に信号を送り、ホイスト31を自動発進させる。ホイス
ト31は自己保持により外部から制御しなくても支持レ
ール103から走行レール30に乗り換えて走行レール
30を自動走行する。
【0061】ホイスト走行レール30を走行するホイス
ト31は、その向きに応じてトロリ32の一方側の集電
子34が集電レール33に接続された状態で自動走行す
る。この自己保持により自動的に移動するホイスト31
は、外壁パネル搬出部53の手前に設けられたドグにホ
イスト31に設けられたリミットスイッチが当接するこ
とで自己保持が解除されて停止される。この後、ホイス
ト31はペンタント45の操作によって制御される。
ト31は、その向きに応じてトロリ32の一方側の集電
子34が集電レール33に接続された状態で自動走行す
る。この自己保持により自動的に移動するホイスト31
は、外壁パネル搬出部53の手前に設けられたドグにホ
イスト31に設けられたリミットスイッチが当接するこ
とで自己保持が解除されて停止される。この後、ホイス
ト31はペンタント45の操作によって制御される。
【0062】また、ホイスト走行レール30上を自己保
持で自動走行するホイスト31は、前方に停止している
ホイスト31がある場合には光電管等を用いてそのホイ
スト31を検出し、前方のホイスト31から一定距離ま
で近づいたら自己保持状態のままで一時停止する。従っ
て、前方のホイスト31が移動すれば一時停止していた
ホイスト31も順次ドグおよびリミットスイッチで自己
保持が解除されるまで移動する。
持で自動走行するホイスト31は、前方に停止している
ホイスト31がある場合には光電管等を用いてそのホイ
スト31を検出し、前方のホイスト31から一定距離ま
で近づいたら自己保持状態のままで一時停止する。従っ
て、前方のホイスト31が移動すれば一時停止していた
ホイスト31も順次ドグおよびリミットスイッチで自己
保持が解除されるまで移動する。
【0063】一方、出口側昇降装置111は、ホイスト
31が走行レール30に移動した後にホイスト移替装置
123Cを作動させてレール30,103の連結を解除
し、昇降部材114上に載せられたパネル取付台車10
0を返送レール120の高さ位置まで上昇させる。この
上昇位置には複数のリミットスイッチが設けられ、台車
100毎に異なる位置に設けられたドグにより上昇され
た台車100の番号が検出される。外壁パネル取付ライ
ン23全体を制御する制御装置は、この番号が検出され
た台車100を返送レール120に沿って配置された集
電レールを介して制御して返送レール120上をモータ
106を駆動させて自走させる。
31が走行レール30に移動した後にホイスト移替装置
123Cを作動させてレール30,103の連結を解除
し、昇降部材114上に載せられたパネル取付台車10
0を返送レール120の高さ位置まで上昇させる。この
上昇位置には複数のリミットスイッチが設けられ、台車
100毎に異なる位置に設けられたドグにより上昇され
た台車100の番号が検出される。外壁パネル取付ライ
ン23全体を制御する制御装置は、この番号が検出され
た台車100を返送レール120に沿って配置された集
電レールを介して制御して返送レール120上をモータ
106を駆動させて自走させる。
【0064】返送レール120上を移動するパネル取付
台車100は、入口側昇降装置110の手前側に返送レ
ール120に沿って台車100の数だけ配置された複数
のリミットスイッチにより減速、停止される。すなわ
ち、ライン23の制御装置は、まず台車100が何台停
止されているかをスイッチが入れられたリミットスイッ
チの数により判断し、この最後部に停止されている台車
100が当接しているリミットスイッチから2つ目のリ
ミットスイッチを移動している台車100が通過したら
その台車100を減速させ、1つ目のリミットスイッチ
に当接したところでその台車100を停止させる。
台車100は、入口側昇降装置110の手前側に返送レ
ール120に沿って台車100の数だけ配置された複数
のリミットスイッチにより減速、停止される。すなわ
ち、ライン23の制御装置は、まず台車100が何台停
止されているかをスイッチが入れられたリミットスイッ
チの数により判断し、この最後部に停止されている台車
100が当接しているリミットスイッチから2つ目のリ
ミットスイッチを移動している台車100が通過したら
その台車100を減速させ、1つ目のリミットスイッチ
に当接したところでその台車100を停止させる。
【0065】このようにして停止されたパネル取付台車
100は、順次入口側昇降装置110上に移動し、昇降
装置110により短辺パネル入口部86のスラットコン
ベア95上に載置される。以下、前述の動作を繰り換え
すことにより、住宅ユニット5の骨組み5Aに順次外壁
パネル26が取付けられる。
100は、順次入口側昇降装置110上に移動し、昇降
装置110により短辺パネル入口部86のスラットコン
ベア95上に載置される。以下、前述の動作を繰り換え
すことにより、住宅ユニット5の骨組み5Aに順次外壁
パネル26が取付けられる。
【0066】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。
効果がある。
【0067】すなわち、パネル取付台車100をユニッ
ト搬送方向に移動可能に設け、ホイスト31を台車10
0のホイスト支持レール103上でユニット搬送方向に
直交する方向に移動可能に設け、このホイスト31で外
壁パネル26を吊り上げて支持しているので、外壁パネ
ル26を水平な二次元方向に自由に移動できる。従っ
て、ホイスト31およびパネル取付台車100を適宜移
動させることで外壁パネル26をユニット住宅5の短辺
側および長辺側のどちら側にも取付けることができる。
このため、従来のように短辺側および長辺側のパネル取
付装置を別々に設ける必要がないので、設備費を低減で
きるとともに、短辺側および長辺側でのレールの切替や
互いの装置の干渉等が起こらず、容易に操作できる。
ト搬送方向に移動可能に設け、ホイスト31を台車10
0のホイスト支持レール103上でユニット搬送方向に
直交する方向に移動可能に設け、このホイスト31で外
壁パネル26を吊り上げて支持しているので、外壁パネ
ル26を水平な二次元方向に自由に移動できる。従っ
て、ホイスト31およびパネル取付台車100を適宜移
動させることで外壁パネル26をユニット住宅5の短辺
側および長辺側のどちら側にも取付けることができる。
このため、従来のように短辺側および長辺側のパネル取
付装置を別々に設ける必要がないので、設備費を低減で
きるとともに、短辺側および長辺側でのレールの切替や
互いの装置の干渉等が起こらず、容易に操作できる。
【0068】また、壁パネル26を自由に移動できるた
め、長辺側あるいは短辺側のモジュール寸法が異なる種
々の住宅ユニット5にも適宜パネル取付台車100やホ
イスト31を移動させることで取付けることができる。
このため、従来のようにモジュール寸法毎にレール等を
設置する必要がなくて設備費を低減でき、かつ外壁パネ
ル26の取付時にレール切替操作等も不要となって作業
性を向上できる。
め、長辺側あるいは短辺側のモジュール寸法が異なる種
々の住宅ユニット5にも適宜パネル取付台車100やホ
イスト31を移動させることで取付けることができる。
このため、従来のようにモジュール寸法毎にレール等を
設置する必要がなくて設備費を低減でき、かつ外壁パネ
ル26の取付時にレール切替操作等も不要となって作業
性を向上できる。
【0069】ペンダント45によってホイスト31およ
びパネル取付台車100を移動できるので、たとえ短辺
側に取付ける外壁パネル26を長辺側に間違ってセット
しても、台車100を住宅ユニット5の短辺位置に移動
し、ホイスト31を移動すれば短辺位置に外壁パネル2
6を配置できる。よって、従来のようにレールの切替や
ホイストを戻すなどの煩雑な操作を行う必要がなく、作
業の自由度が高く作業性を向上できる。
びパネル取付台車100を移動できるので、たとえ短辺
側に取付ける外壁パネル26を長辺側に間違ってセット
しても、台車100を住宅ユニット5の短辺位置に移動
し、ホイスト31を移動すれば短辺位置に外壁パネル2
6を配置できる。よって、従来のようにレールの切替や
ホイストを戻すなどの煩雑な操作を行う必要がなく、作
業の自由度が高く作業性を向上できる。
【0070】さらに、パネル取付台車100を移動させ
るスラットコンベア95は、ユニット5の搬送に同期し
て駆動されるため、台車100をユニット5と同速度で
移動でき、住宅ユニット5が搬送されていてもユニット
5に対して外壁パネル26が停止された状態で取付作業
を行える。従って、住宅ユニット5を搬送していても、
作業者はユニット5の搬送を考慮せずに従来のように住
宅ユニット5を停止させた状態と同様の作業が行えるの
で、作業性が低下することなく生産性を向上できる。
るスラットコンベア95は、ユニット5の搬送に同期し
て駆動されるため、台車100をユニット5と同速度で
移動でき、住宅ユニット5が搬送されていてもユニット
5に対して外壁パネル26が停止された状態で取付作業
を行える。従って、住宅ユニット5を搬送していても、
作業者はユニット5の搬送を考慮せずに従来のように住
宅ユニット5を停止させた状態と同様の作業が行えるの
で、作業性が低下することなく生産性を向上できる。
【0071】また、パネル取付台車100はコンベア架
構85内を立体的に循環移動され、ホイスト31はパネ
ル取付台車100およびホイスト走行レール31上を平
面的に循環移動されるため、複数の台車100およびホ
イスト31を配置して順次外壁パネル26の取付けを行
うことができ、かつ外壁パネル取付ライン23において
複数の住宅ユニット5に同時に外壁パネル26を取付け
ることもでき、生産性や作業性を向上できる。
構85内を立体的に循環移動され、ホイスト31はパネ
ル取付台車100およびホイスト走行レール31上を平
面的に循環移動されるため、複数の台車100およびホ
イスト31を配置して順次外壁パネル26の取付けを行
うことができ、かつ外壁パネル取付ライン23において
複数の住宅ユニット5に同時に外壁パネル26を取付け
ることもでき、生産性や作業性を向上できる。
【0072】さらに、短辺パネル搬入レール56および
長辺パネル搬入レール57と、短辺パネル入口部86お
よび長辺パネル入口部87とを設けたので、パネル取付
台車100とホイスト31とを短辺側および長辺側にそ
れぞれ配置し、1つの住宅ユニット5の長辺側と短辺側
とに外壁パネル26を同時に取付けることもでき、生産
性をより向上できる。
長辺パネル搬入レール57と、短辺パネル入口部86お
よび長辺パネル入口部87とを設けたので、パネル取付
台車100とホイスト31とを短辺側および長辺側にそ
れぞれ配置し、1つの住宅ユニット5の長辺側と短辺側
とに外壁パネル26を同時に取付けることもでき、生産
性をより向上できる。
【0073】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0074】例えば、前記実施例では短辺パネル搬入レ
ール56および長辺パネル搬入レール57と、短辺パネ
ル入口部86および長辺パネル入口部87とを設けてい
たが、前述したようにパネル取付台車100およびホイ
スト31を移動することで外壁パネル26を住宅ユニッ
ト5の短辺側にも長辺側にも移動できるので、いずれか
一方側のみを設けてもよい。この場合にはレール切替装
置55も無くすことができて設備費をより低減できると
いう効果がある。但し、前記実施例のように、短辺側お
よび長辺側の搬入レール56,57や入口部86,87
を設ければ、長辺側と短辺側との外壁パネル26を同時
に取付けることができるとともに、台車100へのホイ
スト31の移替を2か所で行えるため作業効率がよくな
り、かつ搬入する外壁パネル26の順序を間違えても、
他方のレールを使って順序通りに台車100に載せるこ
とができるという効果がある。
ール56および長辺パネル搬入レール57と、短辺パネ
ル入口部86および長辺パネル入口部87とを設けてい
たが、前述したようにパネル取付台車100およびホイ
スト31を移動することで外壁パネル26を住宅ユニッ
ト5の短辺側にも長辺側にも移動できるので、いずれか
一方側のみを設けてもよい。この場合にはレール切替装
置55も無くすことができて設備費をより低減できると
いう効果がある。但し、前記実施例のように、短辺側お
よび長辺側の搬入レール56,57や入口部86,87
を設ければ、長辺側と短辺側との外壁パネル26を同時
に取付けることができるとともに、台車100へのホイ
スト31の移替を2か所で行えるため作業効率がよくな
り、かつ搬入する外壁パネル26の順序を間違えても、
他方のレールを使って順序通りに台車100に載せるこ
とができるという効果がある。
【0075】また、本発明は、住宅ユニット5の骨組み
5Aに外壁パネルを取付ける場合に限らず、内壁パネル
や間仕切壁等の壁パネルの取付けに利用できる。特に、
人手では搬送できないためホイストを用いる重量物の壁
パネルの取付けに最適である。
5Aに外壁パネルを取付ける場合に限らず、内壁パネル
や間仕切壁等の壁パネルの取付けに利用できる。特に、
人手では搬送できないためホイストを用いる重量物の壁
パネルの取付けに最適である。
【0076】さらに、前記実施例ではパネル取付台車1
00を立体的に循環移動させていたが、ホイスト31と
同様に平面的に移動させてもよく、その具体的構成は設
置する工場の配置等に応じて適宜設定すればよい。
00を立体的に循環移動させていたが、ホイスト31と
同様に平面的に移動させてもよく、その具体的構成は設
置する工場の配置等に応じて適宜設定すればよい。
【0077】また、前記実施例は一例であり、ホイスト
31やスラットコンベア95、各昇降装置110,11
1等の具体的構成は前記実施例のものに限らず、他の構
成のものを用いてもよい。
31やスラットコンベア95、各昇降装置110,11
1等の具体的構成は前記実施例のものに限らず、他の構
成のものを用いてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上の本発明によれば、長辺側および短
辺側の両方に壁パネルを取付けることができるととも
に、種々のモジュール寸法の住宅ユニットにも容易に対
応でき、さらに、住宅ユニットを移動させながら壁パネ
ルを取付けることができるという効果がある。
辺側の両方に壁パネルを取付けることができるととも
に、種々のモジュール寸法の住宅ユニットにも容易に対
応でき、さらに、住宅ユニットを移動させながら壁パネ
ルを取付けることができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の住宅ユニットの生産工程を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本実施例で生産される住宅ユニットを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】住宅ユニットおよび移動台車を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の一実施例の外壁パネル取付ラインを示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図5】外壁パネル取付ラインの平面図である。
【図6】本実施例のホイストを示す正面図である。
【図7】ホイストのガイド枠を示す底面図である。
【図8】ホイストの制御ペンダントを示す正面図であ
る。
る。
【図9】本実施例のレール切替装置を示す縦断面図であ
る。
る。
【図10】レール切替装置を示す平面図である。
【図11】本実施例のホイスト移替装置を示す正面図であ
る。
る。
【図12】ホイスト移替装置を示す平面図である。
【図13】本実施例のコンベア架構の一部を省略した正面
図である。
図である。
【図14】コンベア架構を示す側面図である。
【図15】コンベア架構の一部を省略した平面図である。
【図16】本実施例のパネル取付台車を示す正面図であ
る。
る。
【図17】パネル取付台車を示す側面図である。
【図18】本実施例の出口側昇降装置を示す斜視図であ
る。
る。
5 住宅ユニット 23 外壁パネル取付ライン 25 ユニット搬送ライン 26 外壁パネル 30 ホイスト走行レール 31 ホイスト 36 壁パネル支持部材 85 コンベア架構 95 往ラインであるスラットコンベア 100 パネル取付台車 103 ホイスト支持レール 120 復ラインである返送レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−238244(JP,A) 特開 昭64−58489(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 302
Claims (3)
- 【請求項1】 ホイスト走行レールと、住宅ユニットが
搬送されるラインの上方で前記住宅ユニット搬送方向に
移動されかつこのユニット搬送方向に直交する方向に延
長されたホイスト支持レールを備えるパネル取付台車
と、前記ホイスト走行レールおよび前記パネル取付台車
のホイスト支持レール間で移し替え可能に構成され、前
記ホイスト支持レールによって前記ユニット搬送方向に
直交する方向に移動可能に支持されかつ壁パネルを吊り
上げ支持可能に構成されたホイストとを備えたことを特
徴とする壁パネル取付装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の壁パネル取付装置におい
て、前記パネル取付台車はユニット搬送方向に沿って設
けられた往ラインと、この往ラインの上方に設けられた
復ラインとを立体的に循環移動され、前記ホイストは前
記往ラインの終点部から始点部まで設けられたホイスト
走行レールと、前記往ラインを移動するパネル取付台車
とを介して平面的に循環移動されていることを特徴とす
る壁パネル取付装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の壁パネル
取付装置において、前記パネル取付台車はユニット搬送
方向にユニットの搬送に同期して移動されるように構成
されたことを特徴とする壁パネル取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044317A JP3050617B2 (ja) | 1991-02-16 | 1991-02-16 | 壁パネル取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044317A JP3050617B2 (ja) | 1991-02-16 | 1991-02-16 | 壁パネル取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04261725A JPH04261725A (ja) | 1992-09-17 |
JP3050617B2 true JP3050617B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=12688112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3044317A Expired - Lifetime JP3050617B2 (ja) | 1991-02-16 | 1991-02-16 | 壁パネル取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050617B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-16 JP JP3044317A patent/JP3050617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04261725A (ja) | 1992-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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