JPH04260525A - パネル取付台車の循環移動装置 - Google Patents

パネル取付台車の循環移動装置

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Publication number
JPH04260525A
JPH04260525A JP7734191A JP7734191A JPH04260525A JP H04260525 A JPH04260525 A JP H04260525A JP 7734191 A JP7734191 A JP 7734191A JP 7734191 A JP7734191 A JP 7734191A JP H04260525 A JPH04260525 A JP H04260525A
Authority
JP
Japan
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panel
hoist
conveyor
cart
rail
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7734191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Fukuzawa
福澤 義之
Hiroyuki Ohashi
宏之 大橋
Tatsuo Kawamata
川俣 健生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04260525A publication Critical patent/JPH04260525A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅ユニットに外壁パ
ネル等の壁パネルを取付けるラインにおいて壁パネルを
支持するパネル取付台車の循環移動装置に関する。
【0002】
【背景技術】ユニット住宅を構成する住宅ユニットは、
工場において柱、梁でボックス状の骨組みを構成し、こ
の骨組みに外壁パネルや造作・設備材を取付けて生産し
ていた。この際、外壁パネルは比較的重量があり、また
住宅ユニットに取付ける際に吊り上げた状態で行う必要
があるためホイストを用いて搬送していた。すなわち、
外壁パネルのストック場所から外壁パネルを取付ける場
所までレールを架設し、このレール上を移動するホイス
トで外壁パネルを吊り上げて搬送し、その外壁パネルを
ホイストで吊り上げた状態で住宅ユニットの骨組みに取
付けていた。
【0003】ところで、この従来の外壁パネルの取付け
は、住宅ユニットを外壁パネルの取付箇所に停止させて
行っているため、その取付けに手間取るとライン全体が
停止されてしまいユニットの生産性が低下するという問
題があった。このため、本願出願人は、住宅ユニットを
搬送しながら外壁パネルを取付けることができる装置を
考えた。
【0004】この装置では、住宅ユニットにはモジュー
ル寸法の異なる複数種類のユニットがあることや、外壁
パネルは住宅ユニットの長辺側に取付ける場合と短辺側
に取付ける場合とがあることなどを考慮し、住宅ユニッ
トの搬送方向に移動されるパネル取付台車にホイストを
支持し、外壁パネルをユニット搬送に合わせて移動させ
て取付ける構成とした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外壁パネル
の取付ラインにおいては、住宅ユニットはラインの入口
から出口に直線状に搬送されるため、壁パネルを支持し
て住宅ユニットの搬送方向に移動されるパネル取付台車
をラインの出口部分から入口部分まで戻さなければなら
なかった。この際、パネル取付台車をフォークリフト等
で返送するのでは作業者に負担を掛けるため、パネル取
付台車を自動的に返送できるとともに、他のライン等の
妨げとならず、省スペース化も図れる装置が望まれてい
た。
【0006】本発明の目的は、パネル取付台車を自動的
に返送できるとともに、他のラインを妨げることなく省
スペース化を図れるパネル取付台車の循環移動装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、住宅ユニット
に壁パネルを取付けるラインにおいて壁パネルを支持す
るパネル取付台車を循環移動させる循環移動装置であっ
て、前記住宅ユニットの搬送ラインの上方に設けられか
つ前記搬送ラインに同期して駆動され、前記パネル取付
台車を住宅ユニットの搬送方向に移送する台車搬送コン
ベアと、この台車搬送コンベアの終点部に設けられて前
記パネル取付台車を上方に持ち上げる第1のリフタと、
前記台車搬送コンベアの上方にコンベアと平行に設けら
れて前記第1のリフタにより持ち上げられたパネル取付
台車が移動可能に設けられた返送レールと、この返送レ
ールの終端部に設けられて前記パネル取付台車を返送レ
ールから前記台車搬送コンベアの始点部まで降ろす第2
のリフタと、を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このような本発明においては、台車搬送コンベ
アによって住宅ユニットに同期して搬送されたパネル取
付台車は、第1のリフタにより上方に持ち上げられ、返
送レールを移動して第2のリフタにより台車搬送コンベ
アの始点部まで自動的に返送される。この際、返送レー
ルは台車搬送コンベアの上方に設けられているので、コ
ンベアの側方にはみ出して設けられることがなく、他の
ラインの妨げにならずかつ省スペース化が図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、図2で示した天井パネル1と床パ
ネル2と2個の妻パネル3,4とで組み立てられる図3
の住宅ユニット5の生産工程を示すブロック図である。 天井パネル1は、長辺梁生産ライン6で長辺梁7を生産
した後、天井パネル生産ライン8において2本の平行な
長辺梁7を野縁9で連結して天井用面材10を取付ける
ことにより作られる。また、床パネル2は、長辺梁生産
ライン6で生産された長辺梁7を床パネル生産ライン1
1に送り、この生産ライン11において2本の平行な長
辺梁7を根太で連結した後に床用面材12を取付けるこ
とにより作られる。さらに、妻パネル3,4は、柱生産
ライン13、短辺梁生産ライン14で柱15、短辺梁1
6を生産し、妻パネル生産ライン17において2本の平
行な柱15の上端間および下端間を短辺梁16で溶接接
合することにより作られる。
【0011】以上の天井パネル1、床パネル2、妻パネ
ル3,4は総組みライン19に送られ、この総組みライ
ン19において、図2に示すように妻パネル3,4は天
井パネル1、床パネル2の両側に配置され、柱15の上
下端と天井パネル1、床パネル2の各長辺梁7の両端部
とが溶接されることにより、図3の住宅ユニット5の骨
組み5Aが組み立てられる。
【0012】この住宅ユニット5の骨組み5Aは、ロー
ラコンベア20上を移動可能な板状の移動台車21に枕
22を介して載置固定される。この骨組み5Aは、移動
台車21に載置された状態で外壁パネル取付ライン23
を搬送され、この搬送中に骨組み5Aの所定の外面に軽
量気泡コンクリート製の外壁パネルが取付けられる。さ
らに、この骨組み5Aは、移動台車21に載置されたま
ま造作・設備取付ライン24を搬送され、この搬送中に
間仕切壁、階段、キッチン等の造作材や、エアコン、ガ
ス給湯器などの設備材が取付けられ、これにより住宅ユ
ニット5が完成する。
【0013】このように工場で生産された複数の住宅ユ
ニット5はトラックで建設現場に運ばれ、これらの住宅
ユニット5が前後、左右、上下に組み合わされて結合さ
れることにより、ユニット住宅ができあがる。
【0014】図4および図5には、図1に示す外壁パネ
ル取付ライン23が示されている。外壁パネル取付ライ
ン23は、ユニット搬送ライン25の上に設けられたコ
ンベア架構85と、コンベア架構85の側方に設けられ
た略U字状のホイスト走行レール30とを備えている。 ユニット搬送ライン25は、ローラコンベア20および
図示しないチェーンコンベア等の牽引手段を備えて住宅
ユニット5が載置された移動台車21を搬送するライン
である。
【0015】コンベア架構85内では、複数、例えば8
台のパネル取付台車100がユニット搬送ライン25に
沿って立体的に循環移動されている。このパネル取付台
車100はホイスト31を支持可能に構成され、ホイス
ト31はパネル取付台車100を介してホイスト走行レ
ール30上を平面的に循環移動される。このホイスト3
1は複数台設けられ、これらのホイスト31により吊り
上げ搬出された外壁パネル26は、ホイスト31が台車
100に支持されている間に住宅ユニット5の骨組み5
Aに取付けられる。
【0016】ホイスト31は、図6にも示すように、I
型鋼のホイスト走行レール30を走行可能な電動トロリ
32を備えている。このトロリ32には、ホイスト走行
レール30に沿って設けられた集電レール33に電気的
に接続される集電子34が取付けられている。この集電
子34はトロリ32の両側に設けられ、ホイスト31の
向きに応じて集電レール33に何れか一方側の集電子3
4が接続されるように設けられている。この集電子34
のうち一側の集電子34と他側の集電子34とはそれぞ
れが集電レール33に接続されたときに極が入れ替わる
ように構成され、ホイスト31が順方向であっても逆方
向であっても前進を指示すれば前進し、後退を指示すれ
ば後退するように構成されている。
【0017】このホイスト31には、ホイスト31の巻
上機によって昇降されるフック35が設けられ、このフ
ック35には断面L字形の長尺のアングル材からなる壁
パネル支持部材36が取付けられている。壁パネル支持
部材36には、長手方向に渡って複数のチェーン係止孔
37が形成され、吊り上げる外壁パネル26の幅寸法に
応じた位置の孔37にチェーン38が着脱自在に取付け
られている。チェーン38の下端には、フック39が設
けられ、このフック39を外壁パネル26の上面に取付
けられたIボルト27に掛けて壁パネル支持部材36を
巻き上げることで外壁パネル26が吊り上げられる。
【0018】また、ホイスト31には、四角枠状のフレ
ーム40を介してホイスト31の駆動を制御する制御盤
41が取付けられるとともに、壁パネル支持部材36を
ガイドするガイド枠42が取付けられている。ガイド枠
42は、略円周上に配置された略U字型の4つのガイド
フレーム43を備え、フック35を巻き上げてこれらの
ガイドフレーム43間に壁パネル支持部材36を配置す
ることで支持部材36をホイスト31の移動方向および
この移動方向に直交する方向にガイド可能に構成されて
いる。
【0019】ホイスト31の進退動およびフック35の
昇降は、制御盤41にケーブル44を介して接続された
制御ペンダント45で制御されている。なお、ホイスト
31がパネル取付台車100に支持されている場合には
、ペンダント45によりパネル取付台車100の移動も
制御できるように構成されている。また、ケーブル44
の途中は、フレーム40の側面に固定されたガイドレー
ル47をスライド移動可能なスライダ48によって係止
されており、このスライダ48を移動させることで制御
ペンダント45の吊り下げ位置を適宜変更できるように
なっている。
【0020】このホイスト31が走行するホイスト走行
レール30の下方には、図5に示すように、外壁パネル
搬送コンベア50が設けられている。外壁パネル搬送コ
ンベア50は、モータ51で駆動されるコンベア52を
備え、図示しないラックにストックされた外壁パネル2
6をホイスト走行レール30の下方の外壁パネル搬出部
53に順次搬送するように構成されている。
【0021】外壁パネル搬送コンベア50の側方には、
レール切替装置55が設けられている。レール切替装置
55は、図4や図5に示すように、外壁パネル搬送コン
ベア50から外壁パネル26を吊り上げたホイスト31
を、回動部材61にそって回動される切替レール62を
介して短辺パネル搬入レール56および長辺パネル搬入
レール57に適宜切り替えて搬送する装置である。
【0022】レール切替装置55に連結された短辺パネ
ル搬入レール56および長辺パネル搬入レール57は、
図5に示すようにコンベア架構85の一端側に設けられ
た短辺パネル入口部86および長辺パネル入口部87ま
で延長されている。また、コンベア架構85の他端側に
はホイスト走行レール30の端部が設けられたホイスト
出口部88が設けられている。
【0023】コンベア架構85は、図7〜図9にも示す
ように、上下に二重に設けられたフレーム89A,89
Bおよび柱90でその骨組みが構成されている。下側の
フレーム89Bの両端部には、所定間隔離れた2枚のス
プロケット91が固定されたコンベア軸92がそれぞれ
回動自在に取付けられている。スプロケット91間には
トッププレート付コンベアチェーン93が掛け渡され、
このチェーン93は軸92を回転駆動するモータ94に
よって駆動されている。モータ94は、ユニット搬送ラ
イン25の牽引手段に同期して駆動され、よってチェー
ン93はユニット搬送に同期して駆動される。これらの
スプロケット91、コンベア軸92、コンベアチェーン
93、モータ94により本実施例の台車搬送コンベアで
あるスラットコンベア95が構成される。
【0024】スラットコンベア95上にはパネル取付台
車100が載置されている。パネル取付台車100は、
図10および図11に示すように、四角枠状の本体フレ
ーム101と、本体フレーム101に支持フレーム10
2を介して取付けられたホイスト支持レール103とを
備えている。本体フレーム101の四隅部には、それぞ
れ走行用ローラ104が回動自在に取付けられ、これら
の走行用ローラ104の外側にはそれぞれ昇降用ローラ
105が回動自在に取付けられている。これらのローラ
104,105のうち、本体フレーム101の長辺側の
一側面に設けられた一対のローラ104,105は、モ
ータ106および軸106Aにより回転駆動され、他側
面に設けられた一対のローラ104,105は自由に回
転できるように構成されている。
【0025】モータ106は、本体フレーム101に取
付けられた制御装置107で制御されている。この制御
装置107には、スラットコンベア95に沿って配置さ
れた図示しない集電レールを介して外壁パネル取付ライ
ン23全体の制御装置が接続され、この制御装置からの
信号によりモータ106の駆動を制御している。なお、
ホイスト支持レール103には、後述するように短辺パ
ネル入口部86および長辺パネル入口部87でホイスト
31が移し替えられるが、ホイスト支持レール103で
ホイスト31を支持している場合には図11に示すよう
に、パネル取付台車100に取付けられた集電レール1
08にホイスト31の集電子34が接続されるため、ホ
イスト31の制御ペンダント45により台車100の駆
動を制御することもできる。
【0026】走行用ローラ104は、スラットコンベア
95上に配置され、スラットコンベア95の駆動により
ユニット搬送に同期して移動される。また、走行用ロー
ラ104はモータ106の駆動によりスラットコンベア
95上を移動でき、これにより住宅ユニット5に対して
相対的な移動が可能である。なお、本体フレーム101
の短辺側側面には図11に示すように係止爪109が固
定されている。
【0027】コンベア架構85の短辺パネル入口部86
およびホイスト出口部88には、図7に示すように、第
2のリフタとしての入口側昇降装置110と、第1のリ
フタとしての出口側昇降装置111が設けられている。 これらの昇降装置110,111は同一構成なので、以
下出口側昇降装置111の構成を図12を参照して説明
する。
【0028】出口側昇降装置111は、モータ112の
回転によってウォームおよびラック等を用いて昇降され
る2本のロッド113と、このロッド113の上端に固
定された昇降部材114と、図7に示すようにロッド1
13の両側に設けられたガイドレール115に当接して
ガイドされるガイドローラ116とを備えている。ロッ
ド113および昇降部材114は、スラットコンベア9
5の外側に設けられ、昇降部材114にはスラットコン
ベア95上に配置されたパネル取付台車100の昇降用
ローラ105が載置可能に配置されている。なお、昇降
部材114には、シリンダ等で出没される図示しないス
トッパが設けられ、このストッパで係止爪109を係止
してパネル取付台車100を昇降部材114上に固定し
ている。
【0029】スラットコンベア95の上方には、図7に
示すように出口側昇降装置111から入口側昇降装置1
10まで延長されたH型鋼からなる返送レール120が
図8に示すようにブラケット121を介して柱90に固
定されている。返送レール120の端部は、昇降部材1
14の端部に水平方向に僅かに重なるように形成され、
これにより図12の2点鎖線で示すように昇降装置11
1で上昇されたパネル取付台車100が昇降部材114
上を移動する間に返送レール120上に走行用ローラ1
04が移動されて乗り移りできるように構成されている
【0030】入口側昇降装置110では、返送レール1
20から昇降部材114上に乗り移られたパネル取付台
車100を下降させてスラットコンベア95上に載置す
るように構成されている。従って、以上のスラットコン
ベア95、出口側昇降装置111、返送レール120、
入口側昇降装置110から本実施例の循環移動装置が構
成されている。また、コンベア架構85のフレーム89
B上の長辺パネル入口部87およびホイスト出口部88
の手前には、図7に示すようにパネル取付台車100の
係止爪109に当接するストッパを備えてパネル取付台
車100を停止可能な台車停止装置122が設けられて
いる。
【0031】コンベア架構85の短辺パネル入口部86
、長辺パネル入口部87およびホイスト出口部88には
、ホイスト移替装置123A,123B,123Cがそ
れぞれ設けられている。ホイスト移替装置123A,1
23B,123Cは、図13に詳細に示すように、レー
ル相互の位置合わせを行うレール芯合せ装置66と、レ
ール芯合せ装置66によって開閉されるゲート67とで
構成されている。レール芯合せ装置66は、連結される
レールの一方側であるレール56,57,88側に設け
られたパワーシリンダ68と、このパワーシリンダ68
でレール62に沿って移動される位置決めロッド69と
を備えている。位置決めロッド69は、レール56,5
7,88にプレート70を介して固定されたガイド部材
71のガイド孔72でガイドされている。
【0032】一方、連結される他方側のホイスト支持レ
ール103には、プレート73を介して位置決め部材7
4が固定されている。前記位置決めロッド69は、図1
3に実線で示す没状態ではその先端がレール56,57
,88の端面より内側に位置され、2点鎖線で示す突出
状態ではその先端がレール56,57,88の端面より
突出されて位置決め部材74の嵌合孔75に嵌合するよ
うに構成されている。従って、各レール56,57,8
8とホイスト支持レール103との端面が対向された状
態でパワーシリンダ68により位置決めロッド69を突
出させて嵌合孔75に嵌合させればレール同士は自動的
に位置合わせされる。
【0033】この位置決めロッド69の出没の状態は、
ロッド69の後部の検出プレート76が切替レール62
に沿って設けられた2つのリミットスイッチに当接する
ことで検出される。
【0034】一方、プレート70,73にはブラケット
78がそれぞれ立設され、各ブラケット78には軸79
が回動自在に軸支されている。各軸79には、互いに約
90度の角度で設けられた第1および第2のアーム80
,81が固定されている。第2のアーム81には上下の
み移動可能なゲート部材82がそれぞれ連結されている
。ゲート部材82は、下降した際に各レールの両側に配
置されてホイスト31の移動を規制するものである。
【0035】位置決めロッド69の中間部には、ロッド
69が突出状態のときにレール56,57,88側の第
1のアーム80に当接する当接部83が設けられている
。この当接部83およびロッド69の先端が各第1のア
ーム80を押すと、アーム80、軸79、アーム81を
介してゲート部材82が上昇され、ゲート67が開かれ
てホイスト31の移動が可能となる。
【0036】次に、このように構成された外壁パネル取
付ライン23の作用について説明する。総組みライン1
9で組み立てられた住宅ユニット5の骨組み5Aは、移
動台車21に載置固定される。移動台車21は、牽引手
段によりローラコンベア20上を移動されて外壁パネル
取付ライン23のユニット搬送ライン25上を搬送され
る。
【0037】住宅ユニット5に取付けられる外壁パネル
26は、搬送される住宅ユニット5の順番に合わせて外
壁パネル搬送コンベア50のラックに入れられ、順次外
壁パネル搬出部53に送られる。
【0038】外壁パネル搬出部53では、制御ペンダン
ト45を用いて外壁パネル搬出部53の上まで移動した
ホイスト31の壁パネル支持部材36を降ろし、そのフ
ック39を壁パネル26のIボルト27に掛けてから壁
パネル支持部材36を巻き上げて壁パネル26を吊り上
げる。このホイスト31をレール切替装置55を介して
短辺パネル搬入レール56あるいは長辺パネル搬入レー
ル57に移動する。
【0039】一方、コンベア架構85を循環移動される
複数のパネル取付台車100のうちの1台は、入口側昇
降装置110に係止された状態でスラットコンベア95
上に載置され、スラットコンベア95の駆動に関係なく
短辺パネル入口部86に配置されている。
【0040】ここで、短辺パネル搬入レール56にホイ
スト31が移動されると、レール56に設けられたセン
サによりホイスト31が検出され、レール56に設けら
れたホイスト移替装置123Aによりレール56と台車
100のホイスト支持レール103とが連結され、ゲー
ト67が開かれる。この後、ペンダント45を操作して
ホイスト31を台車100の支持レール103に移動す
る。
【0041】一方、長辺パネル搬入レール57にホイス
ト31が移動されると、レール57に設けられたセンサ
によりホイスト31が検出される。この検出に応じて、
入口側昇降装置110のストッパが解除されて、昇降装
置110に係止されていたパネル取付台車100はスラ
ットコンベア95の駆動により長辺パネル入口部87に
向かって移動される。長辺パネル入口部87では、台車
停止装置122が作動されて移動してきた台車100を
長辺パネル入口部87に停止させ、ホイスト移替装置1
23Bによりレール57とホイスト支持レール103と
が連結され、ゲート67が開かれる。この後、ペンダン
ト45を操作してホイスト31を台車100の支持レー
ル103に移動する。
【0042】短辺パネル入口部86あるいは長辺パネル
入口部87でパネル取付台車100のホイスト支持レー
ル103にホイスト31が支持されると、このホイスト
31がレール103に支持されていることを検出するセ
ンサからの信号により入口側昇降装置110あるいは台
車停止装置122のストッパが解除され、パネル取付台
車100はスラットコンベア95の駆動に伴い移動され
る。
【0043】スラットコンベア95は、ユニット搬送ラ
イン25の住宅ユニットの搬送に同期して駆動されるた
め、コンベア95上のパネル取付台車100およびホイ
スト31は住宅ユニット5と同期して移動される。従っ
て、コンベア95上の台車100を移動させなければホ
イスト31に吊り下げられた外壁パネル26は住宅ユニ
ット5の骨組み5Aに対して相対的に停止した状態で移
動される。また、コンベア95上の台車100をペンダ
ント45を用いて移動させれば、外壁パネル26は骨組
み5Aに対して相対的に移動されるので、台車100お
よびホイスト31を移動させることで外壁パネル26は
骨組み5Aの所定の取付け位置に移動され、この状態で
外壁パネル26は骨組み5Aに取付けられる。
【0044】この際、骨組み5Aの短辺側に外壁パネル
26を取付ける場合には、パネル取付台車100を骨組
み5Aの短辺に沿って配置し、ホイスト31をホイスト
支持レール103の略中央部に配置し、外壁パネル26
をユニット搬送方向に直交する方向に向けて配置すれば
よい。また、骨組み5Aの長辺側に外壁パネル26を取
付ける場合には、パネル取付台車100を骨組み5Aの
長辺中央部に配置し、ホイスト31をホイスト支持レー
ル103の一端側に配置し、外壁パネル26をユニット
搬送方向に平行に配置すればよい。
【0045】外壁パネル26を住宅ユニット5の骨組み
5Aに取付けた後に、壁パネル支持部材36をペンダン
ト45を操作して上昇させ、ガイド枠42のガイドフレ
ーム43間に配置して支持部材36をホイスト31の移
動方向つまりホイスト支持レール103に沿った方向に
ガイドする。
【0046】外壁パネル26を取付けた後のパネル取付
台車100は、スラットコンベア95によりホイスト出
口部88の出口側昇降装置111まで移動され、昇降部
材114上に台車100の昇降用ローラ105が載せら
れた状態でストッパにより係止される。なお、昇降部材
114が下降位置まで移動していない場合や昇降部材1
14上に別の台車100が係止されている場合には、出
口側昇降装置111の手前側に設けられた台車停止装置
122によってパネル取付台車100は昇降部材114
上に移動可能な状態になるまで停止される。
【0047】パネル取付台車100が昇降部材114上
に停止されると、ホイスト移替装置123Cが作動して
ホイスト支持レール103とホイスト走行レール30と
が連結されてゲート67が開かれる。次いで、例えばホ
イスト出口部88に設けられた発光源からホイスト31
に設けられた光検出器に光を当てるなどでホイスト31
に信号を送り、ホイスト31を自動発進させる。ホイス
ト31は自己保持により外部から制御しなくても支持レ
ール103から走行レール30に乗り換えて走行レール
30を自動走行し、外壁パネル搬出部53まで返送され
る。
【0048】一方、出口側昇降装置111は、ホイスト
31が走行レール30に移動した後にホイスト移替装置
123Cを作動させてレール30,103の連結を解除
し、昇降部材114上に載せられたパネル取付台車10
0を返送レール120の高さ位置まで上昇させる。この
上昇位置には複数のリミットスイッチが設けられ、台車
100毎に異なる位置に設けられたドグにより上昇され
た台車100の番号が検出される。外壁パネル取付ライ
ン23全体を制御する制御装置は、この番号が検出され
た台車100を返送レール120に沿って配置された集
電レールを介して制御して返送レール120上をモータ
106を駆動させて自走させる。
【0049】返送レール120上を移動するパネル取付
台車100は、入口側昇降装置110の手前側に返送レ
ール120に沿って台車100の数だけ配置された複数
のリミットスイッチにより減速、停止される。すなわち
、ライン23の制御装置は、まず台車100が何台停止
されているかをスイッチが入れられたリミットスイッチ
の数により判断し、この最後部に停止されている台車1
00が当接しているリミットスイッチから2つ目のリミ
ットスイッチを移動している台車100が通過したらそ
の台車100を減速させ、1つ目のリミットスイッチに
当接したところでその台車100を停止させる。
【0050】このようにして停止されたパネル取付台車
100は、先頭の台車100からラインの制御装置の指
示によって順次入口側昇降装置110上に移動し、この
昇降装置110の昇降部材114上に図示しないストッ
パで係止される。この昇降部材114をモータ112の
駆動により降下させてパネル取付台車100を短辺パネ
ル入口部86のスラットコンベア95上に載置する。以
下、前述の動作を繰り換えすことにより、住宅ユニット
5の骨組み5Aに順次外壁パネル26が取付けられる。
【0051】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。
【0052】すなわち、パネル取付台車100をスラッ
トコンベア95、出口側昇降装置111、返送レール1
20、入口側昇降装置110から構成される循環移動装
置により立体循環移動させているので、スラットコンベ
ア95を搬送されて外壁パネル26が取付けられたパネ
ル取付台車100をその始点部である入口側昇降装置1
10まで自動的に返送することができる。このため、作
業者がパネル取付台車100を返送する必要がなく、作
業者の負担を軽減できるとともに、台車100を迅速に
返送することができる。
【0053】また、パネル取付台車100は循環的に移
動されるので、複数のパネル取付台車100を配置して
各々を順次移動させることができる。このため、ユニッ
ト搬送ライン25を順次搬送される複数の住宅ユニット
5に順次連続的に壁パネル26を取付けることができる
【0054】さらに、パネル取付台車100を立体的に
循環移動させているため、この循環移動を行うスラット
コンベア95、出口側昇降装置111、返送レール12
0、入口側昇降装置110からなる循環移動装置の設置
面積を、平面的に循環移動させる場合に比べて少なくで
きる。このため、特に総組みライン19や造作・設備取
付ライン24等の様々なラインが設置される住宅ユニッ
トの生産工場においてその設置面積を少なくできるので
、他のラインを妨げることがなくてライン配置が容易に
なるとともに、省スペース化が図れて工場敷地を有効に
利用することができる。
【0055】また、返送レール120をパネル取付台車
100の返送だけでなく待機場所としても利用できるの
で、別に台車100の待機場所を設ける必要がなく、ス
ペース効率をより向上できる。さらに、パネル取付台車
100は返送レール120上を自走するので、パネル取
付台車100の待機状態に応じて走行させることができ
る。例えば、待機している台車100が無ければ高速走
行を行って迅速に入口側昇降装置110に戻って次の外
壁パネル26の搬入に備えることができ、一方待機して
いる台車100が多ければ低速走行させることができ、
パネル取付台車100を効率的に循環移動させることが
できる。
【0056】さらに、各昇降装置110,111は、パ
ネル取付台車100の走行用ローラ104の外側に設け
られた昇降用ローラ105を昇降部材114に係止して
昇降させる構成としたので、簡単な構成にできて設備費
の低減や取扱いを容易にできるとともに、スラットコン
ベア95や返送レール120間との台車100の移替え
を台車100を走行させるだけで自動的に行うことがで
きる。
【0057】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形
、改良等は本発明に含まれるものである。
【0058】例えば、台車搬送コンベアとしては、前記
実施例のようにスラットコンベア95を用いたものに限
らず、ベルトコンベア等の他のコンベアを用いてもよく
、パネル取付台車100をユニット搬送に同期させて移
動できるものであればよい。
【0059】また、第1および第2のリフタも、前記実
施例のように昇降部材114を昇降させる構成の各昇降
装置110,111に限らず、例えばパネル取付台車1
00を吊り上げて昇降させるクレーン等を用いてもよく
、これらの具体的構成は実施にあたって適宜設定すれば
よい。
【0060】さらに、本発明は、住宅ユニット5の骨組
み5Aに外壁パネルを取付ける場合に限らず、内壁パネ
ルや間仕切壁等の壁パネルの取付けに広範に利用できる
。また、前記実施例では外壁パネル26をホイスト31
に支持し、このホイスト31をパネル取付台車100に
支持する構成としたが、ホイスト31を用いずに直接パ
ネル取付台車100に外壁パネル26を支持してもよい
。但し、ホイスト31を用いたほうが、作業を効率良く
行えるとともに、壁パネル26を移動できてその取付位
置の調整が容易であるという利点がある。
【0061】
【発明の効果】以上の本発明によれば、パネル取付台車
を自動的に返送できるとともに、他のラインを妨げるこ
となく省スペース化を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の住宅ユニットの生産工程を
示すブロック図である。
【図2】本実施例で生産される住宅ユニットを示す分解
斜視図である。
【図3】住宅ユニットおよび移動台車を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の外壁パネル取付ラインを示
す概略斜視図である。
【図5】外壁パネル取付ラインの平面図である。
【図6】ホイストを示す正面図である。
【図7】コンベア架構の一部を省略した正面図である。
【図8】コンベア架構を示す側面図である。
【図9】コンベア架構の一部を省略した平面図である。
【図10】パネル取付台車およびホイストを示す正面図
である。
【図11】パネル取付台車およびホイストを示す側面図
である。
【図12】出口側昇降装置を示す斜視図である。
【図13】ホイスト移替装置を示す正面図である。
【符号の説明】
5      住宅ユニット 23    外壁パネル取付ライン 25    ユニット搬送ライン 26    外壁パネル 31    ホイスト 85    コンベア架構 95    台車搬送コンベアであるスラットコンベア
100  パネル取付台車 110  第2のリフタである入口側昇降装置111 
 第1のリフタである出口側昇降装置120  返送レ
ール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  住宅ユニットに壁パネルを取付けるラ
    インにおいて壁パネルを支持するパネル取付台車を循環
    移動させる循環移動装置であって、前記住宅ユニットの
    搬送ラインの上方に設けられかつ前記搬送ラインに同期
    して駆動され、前記パネル取付台車を住宅ユニットの搬
    送方向に移送する台車搬送コンベアと、この台車搬送コ
    ンベアの終点部に設けられて前記パネル取付台車を上方
    に持ち上げる第1のリフタと、前記台車搬送コンベアの
    上方にコンベアと平行に設けられて前記第1のリフタに
    より持ち上げられたパネル取付台車が移動可能に設けら
    れた返送レールと、この返送レールの終端部に設けられ
    て前記パネル取付台車を返送レールから前記台車搬送コ
    ンベアの始点部まで降ろす第2のリフタと、を備えたこ
    とを特徴とするパネル取付台車の循環移動装置。
JP7734191A 1991-02-16 1991-02-16 パネル取付台車の循環移動装置 Withdrawn JPH04260525A (ja)

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