JP3995066B2 - 建物のエレベータ装置 - Google Patents

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    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/023Mounting means therefor
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個人住宅等で使用すると好適なエレベータに関する。
【0002】
【背景技術】
例えば二世帯同居等のために三階建ての個人住宅が建てられるようになっている。このような三階建て住宅では、特に高齢者や幼児等にとって上下階の行き来が階段を利用するので負担が大きくなり、この負担を少なくしようと2〜3人が乗れる程度のホーム用の小規模エレベータが設けられ利用されている。
しかし、小規模エレベータとはいえ、エレベータかごが昇降するためのエレベータ通路を一階から三階にわたって確保しなければならず、住宅におけるエレベータ用のスペースが占める割合が多くなり、その分、居住面積が狭められることとなっている。そのため、エレベータを可能な限りコンパクト化しようという傾向にある。
【0003】
このようなコンパクト化されたエレベータの一例として、本出願人がエレベータ付きユニット式建物として提案した「特願平7ー133957号」が挙げられる。この建物のエレベータは、エレベータかごの両側のガイドレールとこのガイドレールの上端の梁等によって門形のフレームを構成し、フレームの上部には滑車が取り付けられている。そして、この滑車にエレベータかごを吊り下げたロープを係合させ、ロープを駆動手段によって引っ張り、エレベータかごを昇降させているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、1〜2人が乗れる程度のホーム用の小規模エレベータとはいえ、エレベータかごは重量が重くなるので、このエレベータかごを支持するフレームは充分な強度を有していなければならず、いきおい、部材の寸法もある程度大きくなってしまう。
しかし、従来のエレベータでは、エレベータかごの両側にガイドレールが設けられているため、そのガイドレールの分だけエレベータ用のスペースを多く必要とし、いまだコンパクト化が充分ではないという問題がある。また、門形のフレームを構成するため、多くの部品を必要とするとともに、作業に多くの手間がかかり作業効率が悪いという問題もある。
【0005】
本発明の目的は、コンパクト化および部品点数の減少を図ることができ、かつ、作業効率の向上を図ることができるエレベータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の建物のエレベータ装置10は、図面を参照して説明すると、図1から図4に示すように、建物内に形成されたエレベータ通路6内に建物1の上下階にわたって設けられる1本のガイドレール12と、このガイドレール12に沿って上下方向に昇降可能なスライダ21と、このスライダ21に支持されるエレベータかご20と、スライダ21を上下方向に駆動させる駆動手段30とを備えて構成され、ガイドレール12は、エレベータかご20と対向する幅広側面部12Aと、この幅広側面部12Aと直交し、上下方向に延びる溝部12Dがそれぞれ形成された2つの幅狭側面部12Bとを備えて扁平の柱状に形成され、スライダ21は、各幅狭側面部12Bに沿って配置される2枚の縦長部材22と、これらの縦長部材22の上部同士を連結し、さらに幅狭側面部12Bよりも外側に所定寸法延びた長さ寸法に形成された連結棒23と、縦長部材22の互いの対向する面の上下にそれぞれ取り付けられ、溝部12D内を走行する車輪27と、縦長部材22の下部に設けられる連結板24と、この連結板24を介して縦長部材22に取り付けられる支持枠25とを備えて構成され、支持枠25は、前枠部材25Bと、連結板24と接続される後枠部材25Aと、前枠部材25Bおよび後枠部材25Aを結合する側枠部材25Cとを四周枠組みして構成され、連結棒23の両端部および側枠部材25Cは、傾斜連結棒26によって連結され、駆動手段30は、ガイドレール12の左右に設けられる2本のチエーン35と、これらのチエーン35を駆動させる正逆回転可能なモータ32とを備えて構成され、各チェーン35のそれぞれの一部が、各縦長部材22における上下の車輪27間の位置でスライダ21連結されていることを特徴とするものである。
【0007】
以上において、ガイドレールはエレベータかごの開閉ドアのある面の左右いずれかの面側、あるいは反対面側のいずれかに設けてもよく、また、このようなガイドレールは、充分な強度を有しかつ少ないスペースですむものであれば形状は問わず、例えばエレベータかごの幅寸法より狭い扁平の角パイプ状のものもよい。また、ガイドレールは建物の上下階にわたる連続した1本のものでもよく、所定寸法のレール部材を連結したものでもよい。さらに、エレベータかごは1人〜2人が乗れる程度の室内広さを有する大きさのものが好ましい。
【0008】
また、駆動手段としては、電動式あるいは油圧式のいずれでもよく、電動式の場合、モータの回転軸にスプロケットを取り付けそのモータの駆動でスプロケットを回転させ、スプロケットに係合するチェーンを移動させてエレベータかごを昇降させる形式としてもよい。そして、このような駆動手段はガイドレールの上部、下部あるいはその途中のいずれの場所に設置してもよい。
また、本発明のエレベータ装置は、柱、梁を有する複数の建物ユニットを組み合わせて建てられるユニット式建物に限らず、パネル工法による建物、在来工法による建物等に設けることができる。そして、建物は少なくとも3階建てであることが好ましい。
【0009】
このような本発明では、エレベータかごをガイドするガイドレールが1本ですみ、ガイドレールの占めるスペースが少なくてすむので、エレベータ装置のコンパクト化を図ることができ、かつ、部品点数の減少を図ることができる。また、ガイドレールが1本なので取り付け作業等が容易となり、作業効率の向上を図ることができる。
また、エレベータかごがスライダに取り付けられ、このスライダがその左右のチエーンで昇降するので、エレベータかごが傾くことなくバランスよく移動できる。
【0010】
本発明の建物のエレベータ装置10は、図面を参照して説明すると、図1に示すように、第1発明のスライダ21に、エレベータかご20を片持支持させるものでもよい
【0011】
以上において、エレベータかごは1人〜2人が乗れる程度の室内広さを有する大きさのものが好ましい。また、エレベータかご20はスライダの水平部に載せられて取り付けられることが好ましい
このような本発明では、エレベータかごを1本のガイドレールに支持させたスライダに片持支持させたので、エレベータ装置のコンパクト化を図ることができ、かつ、部品点数の減少を図ることができる。
【0012】
本発明の第発明の建物のエレベータ装置10は、図1に示すように、第1発明のガイドレール12を、エレベータかご20の開閉ドアの反対面側に設けたことを特徴とするものである。
このような本発明では、エレベータかごの左右にガイドレールが設けられていないので、その分のスペースを少なくでき、これにより、コンパクト化を図ることができ、かつ、部品点数の減少を図ることができる。
【0014】
本発明の建物のエレベータ装置は、図1に示すように、ガイドレール12のエレベータかご20における開閉ドアの反対面側と直交する2側面12Bに上下方向に延びる溝部12Dをそれぞれ形成し、スライダ21に、ガイドレール12の溝部12D内を走行する車輪27を取り付けたことを特徴とするものである。
【0015】
以上において、車輪はエレベータかごの走行方向の少なくとも上下に設けることが好ましいが、多数設けてもよい。
このような本発明では、スライダが車輪を介して走行するので昇降がスムーズとなり、また、車輪が溝部内を走行しているので外れることがなく、かつ、可動枠つまりエレベータかごの倒れが防止される。
【0016】
本発明の第発明の建物のエレベータ装置10は、図1に示すように、第1または第2発明の建物を、複数の建物ユニット2〜4を上下左右に組み合わせて建てられるユニット式建物1とし、ガイドレール12を、上下階の建物ユニット2〜4のそれぞれの高さ寸法に対応する複数本のレール部材13〜15を連結して形成したことを特徴とするものである。
このような本発明では、ガイドレールが複数本のレール部材を連結して形成され、輸送時等は所定長さ寸法のレール部材の取り扱いとなるので、1本の連続するガイドレールに比較して取り扱い等が容易となり、作業効率が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の建物のエレベータ装置10はユニット式建物1に設けられており、このユニット式建物1は、複数の1階建物ユニット2、2階建物ユニット3、3階建物ユニット4および図示しない屋根パネル等で形成される屋根を備えて構成されている。
また、各建物ユニット2〜4は、図示しないが四隅に立設される4本の柱とこれらの柱の上端間同士および下端間同士を結合する革本の上梁、下梁を有する骨組みを備えて構成されている。
そして、このようなユニット式建物1内部の所定位置には1〜3階建物ユニット2〜4にわたるエレベータ通路6が形成されている。
【0018】
エレベータ通路6において1階建物ユニット2の下端部には、四角形の枠状に形成されたベース11が、例えば通路6下端のコンクリートにアンカーボルト等で固定されて設けられている。
このベース11の前記各建物ユニット2〜4における一方側の上梁、下梁寄りには、1階下端から3階上端にわたる長さ寸法の1本のガイドレール12が立設されており、このガイドレール12は各建物ユニット2〜4の上梁、下梁等にも固定されている。また、ガイドレール12は、窓枠サッシ等のように例えば引き抜き加工等により扁平の柱状に形成され、幅広側面部(後述するエレベータかごと対向する面)12Aを上梁等と対向させて配置されている。
なお、ガイドレール12は、引き抜き加工等でなく、例えば鉄板等を折り曲げ加工したものでもよく、角パイプ部材に溝部に相当するガイド部をリブ等を取り付けることにより形成してもよい。
【0019】
このようなガイドレール12の両幅狭側面部(幅広側面部12Aと直交する側面)12Bには、図4に示すように、幅広側面部12Aに沿いかつ上下方向に延びた2本の突出部12Cにより形成された溝部12Dが設けられている。
また、ガイドレール12は第1〜3レール部材13〜15の3本のレール部材を連結することにより形成され、第1レール部材13は1階建物ユニット2に、第2レール部材14は2階建物ユニット3に、また第3レール部材15は3階建物ユニット4の高さ寸法にそれぞれ対応した長さ寸法となっている。そして、第1レール部材13の両幅狭側面部12Bには、水平な同一軸に取り付けられてスプロケット34が設けられている。
【0020】
図4に示すように、第1レール部材13と第2レール部材14、第2レール部材14と第3レール部材15の連結は、一方のレール部材13上端部における一方側の幅広側面部12Aの内部にプレート状の連結部材16の半分を差し込んで図示しないボルトで止め、残りの半分に他方のレール部材14の下端部における一方側の幅広側面部12Aの内部を差込んだ後、幅広側面部12Aの外側から上記ボルトをねじ込んで行うようになっている。
また、他方側の幅広側面部12A’は、2本の丸棒状の連結部材15’で、上記と同様に連結されるようになっている。さらに、幅狭側面部12Bにおいても幅広側面部12Aと同様に他の連結部材18による連結が行われている。この連結部材18は断面L型形状となっており、一方の平面部を幅狭側面部12Bの一部に押し当て、外側からボルト17をねじ込んで連結するようになっている。また、この連結部材18には、後に述べる中間枠28が取り付けられるようになっている。
【0021】
図1、2に示すように、このようなガイドレール12に沿ってエレベータかご20が昇降自在となっている。
すなわち、エレベータかご20はスライダである可動枠21に取り付けられ、この可動枠21はガイドレール12に沿って上下方向に移動可能となっており、また、例えば1〜2人が乗れる程度の室内広さを有する大きさとなっている。なお、エレベータかご20の図2中右側が開閉ドアとなっている。
可動枠21は、幅狭側面部12Bを挟み込む2枚の縦長部材22を備え、これらの縦長部材22の上部は水平な連結棒23で連結され、下部は水平な連結板24で連結されている。
【0022】
連結棒23は幅狭側面部12Bからさらに外側に所定寸法延びた長さ寸法に形成されており、また、連結板24には、連結棒23とほぼ等しい長さ寸法の水平な後枠部材25Aおよび前枠部材25Bと、これら前後枠部材25A、25B同士を結合する側枠部材25Cとで形成された支持枠25が取り付けられている。そして、連結棒23の長さ方向両端部と側枠部材25Cの上記前枠部材25側端部とは傾斜連結棒26で連結されている。
【0023】
2枚の縦長部材22の互いに対向する面にはそれぞれ上下に車輪27が取り付けられており、この車輪27は前記ガイドレール12の溝部12Dにガイドされ上下方向に走行するようになっている。
第1レール部材13と第2レール部材14、および第2レール部材14と第3レール部材15との連結部において、前述のように連結部材18には、支持枠25と同様の平面形状の角C型となった中間枠28が取り付けられている。これらの中間枠28の内部は、エレベータかご20が挿通可能な大きさとなっており、また、各中間枠28の内側には、図示しないがエレベータかご20の通過を検知するセンサ等が設けられている。
【0024】
前記ガイドレール12の上端部には、ベースプレート31を介して駆動手段30を構成するモータ32が設けられている。このモータ32は正逆回転可能であり、両幅狭側面部12B側に延びる回転軸33を備え、この回転軸33の先端にはそれぞれスプロケット34が取り付けられている。このスプロケット34と前記第1レール部材13下端のスプロケット34間にはチェーン35が張られている。また、このチェーン35の途中には連結ブラケット36の一部が取り付けられ、この連結ブラケット36の他部は可動枠36の縦長部材22の表面に固定されている。この際、モータ32を第3レール部材15に予め取り付けておいた状態で輸送してもよい。
【0025】
従って、モータ32でスプロケット34を回転させ、チェーン35を一方方向あるいは他方向に移動させることにより、チェーン35に引っ張られて可動枠21が昇降し、つまり、エレベータかご20が昇降するようになっている。
そして、ここにおいて、前記可動枠21、モータ32と上下のスプロケット34、連結ブラケット36およびチェーン35を含んで前記駆動手段30が構成されている。
【0026】
次に、本実施形態の作用を説明する。
予め工場で生産された1階〜3階建物ユニット2〜4を現場で組み合わせユニット式建物1を建てるとともに、このユニット式建物1のエレベータ通路6内にエレベータ装置10を設置する。
この際、1階建物ユニット2に、第1レール部材13と一体化した支持枠25を取り付けるとともに、この支持枠25にエレベータかご20を取り付ける。次いで、第1レール部材13の溝部12Dに車輪27を係合させて第1レール部材13に可動枠21を取り付ける。この後、1階建物ユニット2上に2階建物ユニット3を載せるとともに第1レール部材13に第2レール部材14を連結する。そして、2階建物ユニット3上に3階建物ユニット4を載せるとともに、第2レール部材14に第3レール部材15を連結する。第3レール部材15の上端にモータ32を取り付け、上下のスプロケット34間にチェーン35を架けわたすとともに、チェーン35の一部を連結ブラケット36により可動枠21に連結する。なお、モータ32を第3レール部材15に予め取り付けておいてもよい。
【0027】
エレベータ装置10の稼働は、モータ32の駆動によりその回転軸33に取り付けた幅狭側面部12B両側の上下のスプロケット34、34を回転させ、チェーン35を一方方向あるいは他方向に移動させる。チェーン35に引っ張られて可動枠21が昇降し、つまり、エレベータかご20が昇降する。このエレベータかご20は制御装置により所定階に停止するとともに、ドアを開閉する。
【0028】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
▲1▼エレベータかご20をガイドするガイドレール12が1本ですみ、しかもこのガイドレール12はエレベータかご20の背面側に設けられているので、エレベータかご20の左右のスペースを少なくでき、これにより、エレベータ装置10のコンパクト化を図ることができ、かつ、部品点数の減少を図ることができる。また、1本ですむので設置作業も容易である。
【0029】
▲2▼エレベータかご20が可動枠21に取り付けられ、この可動枠21がその左右のチエーン35で昇降するので、エレベータかご20が傾くことなくバランスよく移動できる。
▲3▼エレベータかご20を取り付けた可動枠21は車輪27を介して走行するので昇降がスムーズとなる。また、車輪27が溝部12D内を走行しているので車輪27が外れることがなく、かつ、可動枠21つまりエレベータかご20の前方への倒れを防止できる。
【0030】
▲4▼ガイドレール12は、上下階の建物ユニット2〜4のそれぞれの高さ寸法に対応する複数本のレール部材13〜15を連結して形成されており、輸送時等は所定長さ寸法のレール部材13〜15の取り扱いとなるので、取り扱い等が容易となり、作業効率が向上する。
▲5▼エレベータかご20をコンパクト化できるので、エレベータ通路6を必要以上に大きくせずにすみ、この結果、他の居室がエレベータのために狭められなくてすむ。
▲6▼第3レール部材15の上端部にモータ32を予め取り付けておけば、モータ32を吊り上げるとき同時に第3レール部材15を吊り上げることができるので、吊り上げる手間が少なくてすみ、これにより、作業効率がよくなる。
【0031】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば、次に示すような変形形態でもよいものである。
すなわち、前記実施形態の可動枠21は、ガイドレール12の幅狭側面部12Bを挟み込む縦長部材22を備え、この縦長部材22に車輪27を取り付けた形状としたが、これに限らず、例えば図5に示すような形状の可動枠21’としてもよい。この実施形態の可動枠21’はガイドレール12を抱き込む腕部21A’を有するものである。
そして、このような実施形態でも前記実施形態の▲1▼〜▲6▼の効果と同様の効果を得ることができる他、エレベータかご20の前方への倒れをさらに確実に防止できるという効果がある。
【0032】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の建物のエレベータ装置によれば、エレベータかごをガイドするガイドレールが1本ですみ、ガイドレールの占めるスペースが少なくてすむので、コンパクト化を図ることができ、かつ、部品点数の減少を図ることができる。また、ガイドレールが1本なので取り付け作業等が容易となり、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建物のエレベータ装置を示す全体斜視図である。
【図2】本実施形態の建物のエレベータ装置を示す側面図である。
【図3】本実施形態の建物のエレベータ装置を示す正面図である。
【図4】本実施形態の建物のエレベータ装置の要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の変形形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物
2〜4 1階〜3階建物ユニット
6 エレベータ通路
10 エレベータ装置
12 ガイドレール
12D 溝部
13〜15 第1〜3レール部材
20 エレベータかご
21 スライダである可動枠
27 車輪
30 駆動手段
32 モータ
35 チェーン

Claims (3)

  1. 建物内に形成されたエレベータ通路内に前記建物の上下階にわたって設けられる1本のガイドレールと、このガイドレールに沿って上下方向に昇降可能なスライダと、このスライダに支持されるエレベータかごと、前記スライダを上下方向に駆動させる駆動手段とを備えて構成され、
    前記ガイドレールは、
    前記エレベータかごと対向する幅広側面部と、
    この幅広側面部と直交し、上下方向に延びる溝部がそれぞれ形成された2つの幅狭側面部とを備えて扁平の柱状に形成され、
    前記スライダは、
    前記各幅狭側面部に沿って配置される2枚の縦長部材と、
    これらの縦長部材の上部同士を連結し、さらに前記幅狭側面部よりも外側に所定寸法延びた長さ寸法に形成された連結棒と、
    前記縦長部材の互いの対向する面の上下にそれぞれ取り付けられ、前記溝部内を走行する車輪と、
    前記縦長部材の下部に設けられる連結板と、
    この連結板を介して前記縦長部材に取り付けられる支持枠とを備えて構成され、
    前記支持枠は、前枠部材と、前記連結板と接続される後枠部材と、前枠部材および後枠部材を結合する側枠部材とを四周枠組みして構成され、
    前記連結棒の両端部および前記側枠部材は、傾斜連結棒によって連結され、
    前記駆動手段は、前記ガイドレールの左右に設けられる2本のチエーンと、これらのチエーンを駆動させる正逆回転可能なモータとを備えて構成され、
    前記各チェーンのそれぞれの一部が、前記各縦長部材における上下の車輪間の位置で前記スライダ連結されていることを特徴とする建物のエレベータ装置。
  2. 請求項1に記載の建物のエレベータ装置において、前記ガイドレールは、前記エレベータかごの開閉ドアの反対面側に設けられていることを特徴とする建物のエレベータ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建物のエレベータ装置において、前記建物は、複数の建物ユニットを上下左右に組み合わせて建てられるユニット式建物であり、前記ガイドレールは、前記上下階の建物ユニットのそれぞれの高さ寸法に対応する複数本のレール部材を連結して形成されていることを特徴とする建物のエレベータ装置。
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