JP2640435B2 - 中間据置型荷揚装置 - Google Patents

中間据置型荷揚装置

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JP2640435B2
JP2640435B2 JP30955194A JP30955194A JP2640435B2 JP 2640435 B2 JP2640435 B2 JP 2640435B2 JP 30955194 A JP30955194 A JP 30955194A JP 30955194 A JP30955194 A JP 30955194A JP 2640435 B2 JP2640435 B2 JP 2640435B2
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winch
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和史 小楠
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OGUSU ENEJII JUGEN
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物内に設置される中
間据置型荷揚装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の垂直先端反転式リフトは、1〜
2.4mの長尺物で150Kg程度の荷物を2〜5階の
室内まで荷揚げするものであり、窓際等に斜めに建てか
けるスライドレールや中間レール、これらレールを走行
する台車、ウィンチなど少なくとも13の部品からなっ
ており、高さが2階の中間部分まで達しており、総重量
が150Kg以上もある。使用方法は、垂直先端反転式
リフトを建物外に設置・固定し、台車に荷物を積載し、
台車をレールに沿って2〜5階の窓際やベランダまで上
昇させ、台車の姿勢を傾斜状態から水平状態に反転させ
てから室内に取り込むものである。またウィンチを天井
に吊りゴンドラを昇降させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、部品点
数が多いため、垂直先端反転式リフトの組立・分解には
30分以上かかる場合が多く、組立効率が良くない。ま
た住宅密集地に住宅を建築する場合には、スペースが狭
小なために使用できない場合がある。垂直先端反転式リ
フトは大型であり重量が150Kgもあり高価であり、
小型自動車では何回にも分けて運搬しなければならず、
運搬効率が良くない。ウィンチを天井に吊るものでは、
設置が大変であり、作業効率も低いものである。
【0004】そこで、本発明は、組立効率や運搬効率を
向上し、住宅密集地でも使用でき、軽量・小型・安価な
中間据置型荷揚装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明は、荷台と、荷台を垂直に案内する垂
直レールと、該垂直レールを支持できるリフトとを備
え、前記リフトが長片と短片とを有し下部に凹みを有す
る四角形状枠体と、該枠体に上から差込可能な複数の支
柱と、該支柱上端部を差込可能な連結体と、該連結体上
に固定された滑車と、前記四角形状枠体内壁に固定され
たウィンチとを備えたことを特徴とする中間据置型荷揚
装置である。したがって小型・軽量・安価であり、建築
物内部の狭い空間を利用でき、2階以上の床梁に前記枠
体を設置することができ、ウィンチにより荷台が1階の
床とリフト間を、垂直レールに沿って昇降することがで
きる。
【0006】また、本発明は荷台と、荷台を垂直に案内
する垂直レールと、該垂直レールを支持できるリフトと
を備え、前記リフトが長片と短片とを有し、荷台の通過
領域を有し、下部に直角状の凹みを有し、前記長片の側
部に凹みを有する四角形状枠体と、該枠体に差込可能な
複数の傾斜支柱と、該傾斜支柱上端部を差込可能な蓋体
と、該蓋体上に固定された滑車と、前記四角形状枠体内
壁に固定されたウィンチとを備えたことを特徴とする中
間据置型荷揚装置である。したがって小型・軽量・安価
であり、建築物内部の空間を利用でき、建築物2階以上
の押入設置場所等の床梁に前記枠体を設置することがで
きることから、狭い空間を利用でき、建築作業の邪魔に
ならない。また前記ウィンチにより、荷台が1階の床と
リフト間を、垂直レールに沿って昇降することができ
る。さらに組み立てが短時間ですみ簡単である。
【0007】さらに、本発明は2本の垂直レールと、該
垂直レールを保持する案内部を両側面に有し突起を有す
る荷台と、該垂直レールを挿通できる案内管を有するリ
フトとを備え、前記荷台が垂直に中央で半割されてボル
トとナットで連結及び分離が自在とされ、前記リフト
が、一対の長片と一対の短片とが直交しておりこれらが
連結及び分解が可能な構造であり、前記長片のうちの一
片が前記短片の端部を連結し、前記長片のうちの他片が
前記一片と平行かつ前記短片の中間に掛け渡されて前記
短片を連結して内部空間を荷台通過域と荷台非通過域に
区分しており、下部に前記短片方向に直角状の凹みを有
するとともに前記長片の一片外側部に長片方向に凹みを
有する四角形状枠体と、該四角形状枠体上面に下端部を
差込可能な複数の四角形状の傾斜支柱と、該傾斜支柱の
上端部を差込可能な下面が開放された四角形状の蓋体
と、該蓋体上に固定された2個以上の滑車と、前記四角
形状枠体の短片内壁に固定されたウィンチと、該ウィン
チの上昇又は下降を操作する操作部と、前記突起との機
械的接触又は近接により前記ウィンチを停止させるリミ
ットスイッチ又は近接スイッチとを備えたことを特徴と
する中間据置型荷揚装置である。したがって小型・軽量
・安価であり、建築物内部の空間を利用でき、建築物2
階以上の押入設置場所等の床梁に前記枠体を設置するこ
とできることから、狭い空間を利用でき、建築作業の邪
魔にならない。また前記ウィンチにより、荷台が1階の
床とリフト間を、垂直レールに沿って昇降することがで
きる。さらに組み立てが短時間ですみ簡単である。そし
てリミットスイッチ又は近接スイッチでウィンチを停止
できるので、安全性に優れている。荷台通過域の前面が
開放されているので、荷物が荷台から取り出し易い。荷
台が分割されているので、重量物の運搬に際しても、荷
台がたわむことが無い利点がある。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図11に基づいて、本発明実施
例の中間据置型荷揚装置1について説明する。中間据置
型垂直荷揚装置1は図1〜図6のリフト2と、リフト2
により昇降される図7〜図10の荷台3と、荷台3を案
内する図11の垂直レール4とからなるものである。中
間据置型垂直荷揚装置1は鉄製からなり表面に塗料が塗
布されたものである。図1〜図6に示すようにリフト2
は四角形状枠体5,傾斜支柱6a〜傾斜支柱6d,蓋体
7,滑車8a,滑車8b,滑車支持部8c,ウィンチ9
及び案内管10a,10bとからなるものである。四角
形状枠体5は,短片11a,短片11b及び長片12
a,長片12bとを有しており、これらをボルト・ナッ
ト13a〜13dで連結及び分解可能とした構造となっ
ているものである。分解・組立・設置作業を容易にする
ため、切断箇所p,q,rが設けられている。これらの
3カ所をボルト・ナットで連結するわけである。
【0009】図4に示すように、短片11a,11bは
長さ900mmとされ1200mmの間隔で平行に配置
され、長片12a,12bが平行に配置され、かつ、短
片11a,11bと直交するように配置され、長片12
aが短片11a,11bの端部を連結しており、長片1
2bが短片11a,11b略中央に掛け渡されて、長片
12bの両端部が短片11a,11bを連結して内部空
間を荷台通過域14と荷台非通過域15に区分してい
る。荷台通過域14は周囲を短片11a,11b,長片
12a,12bで囲まれている。荷台非通過域15は、
三方を短片11a,11b,12bで囲まれているが前
面は開放されている。
【0010】図5と図6に示すように、短片11a,1
1bは薄板からなり外周が直角に折り曲げられた四角形
状のトレーになっており、縦断面も横断面もコ字状に形
成され軽量化が図られている。同様に長片12a,12
bも薄板からなり外周が直角に折り曲げられた四角形状
のトレーなっており、縦断面も横断面もコ字状に形成さ
れ軽量化が図られている。図5に示すように長片12a
は切断箇所rで右側板材と左側板材の2つに分割されて
おり、これらの端部がボルト・ナット13c,13dで
連結されている。前記右側板材と左側板材の他の端部は
各々短片11a,11bの角端部に固着している。右側
板材の方が左側板材よりも3倍くらい長く形成されてお
り、凹み17が右側板材に長片方向に形成されている。
凹み17の横断面はコ字状に形成されている。長片12
bは切断箇所p,qで左側板材と中間板材と右側板材の
3つに縦に分割されており、ボルト・ナット13a,1
3bでこれらの板材が連結されている。右側板材と左側
板材の端部は各々短片11a,11bの内壁中央部付近
に固着している。また図6に示すように短片11a,1
1bの深さ(高さ)は、凹み16a〜16dのある部分
だけ、長片12a,12bよりも深くなっている。
【0011】図1〜図6のように、短片11aの下部両
隅に直角状の凹み16a,16dが短片方向に設けら
れ、同様に、短片11bにも凹み16c,16dが設け
られており、幅が狭くなっている部分が下方に延び出し
ている。図1〜図2に示すように、短片11aの凹み1
6a,16b縦面にはボルト孔11c,11dが設けら
れ、同様に短片11bの凹み16c,16d縦面には、
ビス孔11d,11eが設けられている。図4のように
長片12aの側面には長片方向に凹み17が設けられて
いる。また四角形状枠体5において、短片11a,11
b,長片12a,12bの交差する4カ所には垂直角孔
18a〜18dが設けられている。
【0012】図1〜図4のように、傾斜支柱6a〜6d
は長尺状の四角管であり、中間部が傾斜し上端部と下端
部が折り曲げられて垂直となり、その下端部は上から垂
直角孔18a〜18dに差込可能であるとともに上端部
は四角形状の蓋体7に下から差込可能となっており図1
(b)のように嵌合している。蓋体7は四角管形状であ
り上端面が閉じられ下端面が開放されているものであ
る。蓋体7上には滑車8a,滑車8b及び滑車支持部8
cが短片方向に固定されている。滑車8aは荷台通過域
14に位置し、滑車8bは荷台非通過域15に位置する
ようになっている。滑車8a,滑車支持部8cは垂直に
配置されているが、図2,図4に示すように滑車8bは
ウィンチ9のワイヤ9aを掛け易くするためにウィンチ
9に向かって若干傾斜して配置されている。案内管10
a,10bは垂直レール4の管の外径よりも大きな内径
を有し垂直レール4を挿通できるようになっている。ま
た案内管10a,10bは短片11a,短片11bの荷
台通過域14側の内壁に垂直に固着されており、蝶ナッ
ト19a,蝶ナット19bが取り付けられている。
【0013】荷台非通過域15において、ウィンチ9が
その長手方向を短片11bの長手方向と一致して配置さ
れており、短片11bの内壁にボルト・ナット20a〜
20dで固定されている。リミットスイッチ21はウィ
ンチ9と接続しており、長片12b上に固定され、機械
的接触子21aが荷台通過域14方向に水平に延び出し
ており揺動可能となっている。機械的接触子21aは後
述の突起34との機械的接触により揺動検出信号をウィ
ンチ9に送るようになっている。図示していないがウィ
ンチ9には昇降を指令する上昇ボタンと下降ボタンが設
けられた操作部が接続されている。
【0014】図7〜図10の荷台3を説明する。荷台3
は左右対称形の一対の枠体22と、これらを連結合体さ
せるボルト・ナット23a〜23c、連結具24、垂直
レール4を保持するための一対の案内部25とからなっ
ている。枠体22は縦に中央から分割された半割体であ
り連結と分離が自在となっているものであり、長尺物の
荷重によるたわみに対する強度が増加している。また形
状が左右対称であることより枠体22の一方を説明し他
方は説明を省略する。枠体22は、2本の縦管26,2
7と、3本の横管28〜30と、1本の傾斜管31とが
網目状に連結したものである。図9に示すように縦管2
7からはコ字形状の腕部32が接続しており、その下端
に脚部33が固定されている。
【0015】図9に示すように縦管27背面にはブリッ
ジ状の突出部34が設けられており、前述したリミット
スイッチ21の機械的接触子21aと機械的接触ができ
るようになっている。縦管27の外側部にはローラを軸
支した案内部25が設けられている。このローラが垂直
レール4上を転がりながら走行するようになっている。
図10には横管30と腕部32を連結するため短管35
が前方に傾斜して設けられ、補強のための支持板36が
設けられ、底板37が傾斜した状態(図8参照)で貼り
付けられ、その先端に折曲板37aが上方に向かって取
り付けられ、長尺物が脱落しないようになっている。補
強のための相互に差し込み可能な補強横管38が縦管2
6,27とを連結している。脚部33にはリミットスイ
ッチ39が設けられ、脚部33の接地状態を検出し、ウ
ィンチ9に接地検出信号を送るようになっている。
【0016】図7〜図10に示すように、L字状の連結
具24の側部には補強板40が2枚固定されており、ウ
ィンチ9のワイヤ9a先端の図示せぬ吊輪を繋着するた
め、連結具24の上部には繋着部41が固定されてい
る。繋着部41は2枚の繋着板41aの孔に繋着ボルト
41bを挿通してナットで固定したものであり、繋着ボ
ルト41bに前述の吊輪を嵌めることができるようにな
っている。
【0017】図11(a)〜(d)の垂直レール4は、
左右対称形状であり、横管50と縦管51,52とを備
え、その上端部に縦管53,54を差し込んで嵌合して
次々に継ぎ足し垂直上方に伸ばすことができるようにな
っている。一対の底板56が横管50の底に取り付けら
れ、一対の係止鉤57が縦管51,52の上端部から背
後に延び出しており,縦管51〜54の拡開を防止する
抑制管58が係止鉤57に着脱自在に差しこまれてい
る。底板56には複数の丸孔59が設けられビスで床に
固定できるようになっている。
【0018】図12(a)(b)に基づいて、本実施例
の中間据置型垂直荷揚装置1が軸組工法住宅に設置され
る順序について説明する。まず17kg位もある重いウ
ィンチ9の付いた短片11bの凹み16c,16dを床
梁61,62に引っ掛けて載せ、押入60の床構造に据
え置く。このとき、切断箇所rがあるので(図4参
照)、短片11bが前後にぐらぐらせず、姿勢が安定す
る利点があるし、ウィンチ9を支持していなくても良い
ので、設置作業が非常に楽である。次にボルト・ナット
13a〜13c,ボルト・ナット20a〜20dで短片
11a,短片11b,長片12a及び長片12bを連結
して四角形状枠体5を組立てて中間据置型垂直荷揚装置
1の凹み16a〜16dが床梁61,62の角に嵌まる
ように設置する。床梁61,62の、四角形枠体5のボ
ルト孔11c,11d,ビス孔11e,11fに対応す
る箇所に工具で孔を穿孔する。ビス孔11e,11fに
ビス78を挿通して床梁62にねじ込み短片11bを床
梁62に密着させる。一方,ボルト孔11c,11dに
ボルト79(図3参照)を挿通して床梁61にねじ込
み、中間据置型垂直荷揚装置1が押入60の床部に固定
される。ボルト79は長めにされており、建築物によっ
ては床梁61,62の太さが異なり床梁間隔が異なるこ
とに対応して間隔を微調整できるようにするためであ
る。
【0019】図12(a)の押入60は2階の4本の床
梁61〜64と、4本の柱65〜68と、3本の間柱7
0〜73と、4本の天井梁74〜77から形成された空
間である。図12(b)に示すように、床梁間隔が90
0mm、床梁スパンが1800mmとなっている。通
常、押入60の床梁間隔は900mmで一定であり、床
梁スパンは1200mm,1800mm,2700mm
・・・と変化するが、四角形枠体5の短片11a,11
bが900mmであり、長片12a,12bが1800
mmであることから、特殊な場合を除き,ほとんどの押
入の床部に嵌めこむことができるとともに、軸組工法に
限らずに他の工法の住宅にも幅広く対応できるのであ
る。また、押入60とその下部空間というコンパクトな
空間を利用できる利点がある。また中間据置型垂直荷揚
装置1が住宅工事の邪魔にならない利点がある。また四
角形状枠体5の荷台通過域14の前方が開放されている
ので、四角形状枠体5が荷物の搬入の邪魔にならない利
点がある。
【0020】次に傾斜支柱6a〜傾斜支柱6dの下端を
垂直角孔18a〜18dに差し込み、傾斜支柱6a〜傾
斜支柱6dの上端を蓋体7に嵌め込む。ボルト・ナット
23a〜23cで,一対の枠体22と連結具24とを連
結して,荷台3を組み立てる。また縦管53,54を縦
管51,52に差し込んで伸ばしてゆき、垂直レール4
を組み立てる。これらの組立は10分以内に行うことが
でき、組立が非常に簡易である利点がある。また中間据
置型垂直荷揚装置1の大きさ・重さ・コストが従来のも
のの約三分の一以下となっている。
【0021】図13(a)に示すように、荷台3の案内
部25に垂直レール4の縦管51,52を係合させつ
つ、垂直レール4を組み立てて1階の床部に配置固定
し、荷台3を垂直レール4に沿って昇降できるようにす
る。縦管53,54を接続してゆき、最上端の縦管5
3,54を案内管10a,10bに各々挿通し、蝶ナッ
ト19a,19bを締めて固定する。またリフト2と荷
台3と垂直レール4とを垂直状態として、荷台3の昇降
が円滑になるようにする。ウィンチ9からワイヤ9aを
引き出して荷台非通過域15を通過させて滑車8aと滑
車8bに掛け、荷台通過域14を通過させて下方に引い
て、ワイヤ9a端に固定されている図示せぬ吊輪を荷台
3の繋着部41に繋着する。
【0022】次に図13(b)(c)に示すように、1
2mm石膏ボード80が10枚位まで(1枚当たり12
Kg、フレーム10Kgで総合計130Kg位)載せる
ことができ、これらを傾斜して立て掛けて、ゴムロープ
81で縛って固定する。荷台3の折曲板37aが石膏ボ
ード80の下端の動きを規制しており、石膏ボード80
の荷台3からの脱落を確実に防止している。
【0023】図14〜図16に基づいて本実施例の中間
据置型垂直荷揚装置1の動作を説明する。図14の状態
で図示せぬ操作部の上昇ボタンを押すとウィンチ9が駆
動してワイヤ9aを巻き取り始める。図15に示すよう
に荷台3が垂直レール4に沿って上昇する。このとき石
膏ボード80の重みでたわみ荷重がかかり荷台3が反る
ことが考えられるが、荷台3が枠体22が合体されて支
持軸が2本あることから、たわみ荷重に対する強度が飛
躍的に向上している。荷台3がリフト2に達するとリミ
ットスイッチ21の機械的接触子21aが突出部34に
より揺動されて、リミットスイッチ21からウィンチ9
に揺動検出信号が出されてウィンチ9が強制的に停止
し、図16に示すように荷台3が押入60で停止する。
このため、目視による操作部の操作が不要となり操作が
容易となり、正確に押入60で停止できると共に安全性
を高めている。ゴムロープ81をほどいて、石膏ボード
80を搬出する。このとき荷台通過域14の前面が開放
されているので、石膏ボード80が荷台3から取り出し
易い。図示せぬ操作部の下降ボタンを押すと、荷台3の
自重とウィンチ9の駆動により、ワイヤ9aが引き出さ
れ、荷台3が垂直レール4に沿って下降する。リミット
スイッチ39が接地を検出し接地検出信号をウィンチ9
に送り、ウィンチ9が停止し、荷台3が1階の床部分で
停止する。このため、目視による操作部の操作が不要と
なり操作が容易となるとともに、接地の際の衝撃が緩和
される。
【0024】荷揚作業が終了したら中間据置型垂直荷揚
装置1の各部を分解する。荷台3が縦に分割されている
等のことから、分解された各部は小型ワゴン車に一度に
積み込むことができ、搬出や移動が容易となる利点があ
る。
【0025】以上、本実施例の好適な実施例を説明した
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
中間据置型垂直荷揚装置1は2階へ設置されることに限
らず2階以上にも設置できる。中間据置型垂直荷揚装置
1は押入60への設置に限らず、2階の洗面所等を設置
すべき個所にも適用できる。滑車8a,8bにワイヤ脱
落防止用のL字状又はコ字状の規制部材を設けることが
できる。リミットスイッチ21を2個以上設けることが
できる。リミットスイッチ21に代えて近接スイッチを
設けても良い。傾斜支柱6a,6bに荷台3の上限位置
を規制する規制板を水平に設けてもよい。案内部25は
外側が開放されているが、閉じた形状として、縦管51
〜54を囲うようにしてもよい。さらに垂直レール4を
1枚の板状のものとし、その端部で荷台3の端部を保持
するようにしても良い。このように本発明の技術的思想
を逸脱しない範囲で多くの変更を施し得ることができる
ことは当然である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、垂直レ
ールで荷台を垂直に案内し、リフトで垂直レールを支持
し、四角形状枠体が長片と短片とを有し下部に凹みを有
し、複数の支柱が四角形状枠体に上から差込可能であ
り、連結体に支柱上端部を差込可能であり、滑車が連結
体上に固定され、ウィンチが四角形状枠体内壁に固定さ
れている。したがって大きさ・重さ・コストが従来のも
のの約三分の一以下となる中間据置型荷揚装置を提供で
きる。また内部空間を利用でき建築物2階以上の床梁に
前記枠体を設置でき、ウィンチにより荷台が1階の床と
リフト間を垂直レールに沿って昇降することができ、建
物の内部で荷物を昇降できる。
【0027】本発明は垂直レールが荷台を垂直に案内
し、リフトが垂直レールを支持し、四角形状枠体が長片
と短片とを有し、荷台の通過領域を有し、下部に直角状
の凹みを、前記長片の側部に凹みを有し、複数の傾斜支
柱が前記枠体に差込可能であり、蓋体に傾斜支柱上端部
が差込可能であり、滑車が蓋体上に固定され、ウィンチ
が四角形状枠体内壁に固定されている。したがって大き
さ・重さ・コストが従来のものの約三分の一以下となる
中間据置型荷揚装置を提供できる。また建物の内部の狭
い空間を利用でき、建築物の2階以上の押入設置場所等
の床梁に前記枠体を設置でき、ウィンチにより荷台が1
階の床とリフト間を垂直レールに沿って昇降することが
でき、建築作業の邪魔にならない。さらに分解・組立が
短時間で済み簡単である。
【0028】本発明は、荷台が垂直レールを保持する案
内部を側面に有し背面に突起を有し、リフトが垂直レー
ルを挿通できる案内管を有し、前記長片のうちの一片が
中央に掛け渡されて短片を連結して内部空間を荷台通過
域と荷台非通過域に区分しており下部に直角状の凹みを
有するとともに長片の内の他の一片側部に凹みを有し、
複数の四角形状の傾斜支柱下端部が枠体上面にを差込可
能であり、2個以上の滑車が蓋体上に固定され、ウィン
チが四角形状枠体の短片内壁に固定されている。したが
って大きさ・重さ・コストが従来のものの約三分の一以
下となる中間据置型荷揚装置を提供できる。また建物の
内部の狭い空間を利用でき、建築物2階以上の押入設置
場所等の床梁に前記枠体を設置することでき、ウィンチ
により荷台が1階の床とリフト間を垂直レールに沿って
昇降することができるので、建築作業の邪魔にならな
い。リミットスイッチ又は近接スイッチでウィンチを停
止できるので安全性に優れている。荷台通過域の前面が
開放されているので、荷物が荷台から取り出し易い。荷
台が垂直に中央で半割されてボルトとナットで連結及び
分解が自在とされているので、たわみ荷重に対する強度
が向上しているとともに、分解したときに小型になり運
搬が容易である。四角形状の蓋体が傾斜支柱上端部を差
込可能なように下面が開放され、四角形状枠体が長片と
短片とを有し分解可能な構造であるので、組立時間が短
く運搬が容易である。操作部によりウィンチの上昇又は
下降が操作でき、リミットスイッチ又は近接スイッチが
突起と機械的接触又は近接してウィンチを停止させてい
るので操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施例のリフトの正面図、(b)
は図1(a)のA−A端面図である。
【図2】 本実施例のリフトの背面図である。
【図3】 本実施例のリフトの右側面図である。
【図4】 本実施例のリフトの平面図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 (a)は図5のC−C断面図、(b)は図5
のD−D断面図である。
【図7】 本実施例の荷台の正面図である。
【図8】 本実施例の荷台の背面図である。
【図9】 本実施例の荷台の右側面図である。
【図10】 (a)は本実施例の荷台の平面図、(b)
は本実施例の荷台の底面図ある。
【図11】 (a)は本実施例のレールの正面図、
(b)は本実施例のレールの右側面図、(c)は本実施
例のレールの平面図、(d)は本実施例のレールの右側
面図の部分拡大図である。
【図12】 (a)は軸組工法住宅構造の斜視図、
(b)は本実施例のリフトが押入空間に設置された状態
の平面図である。
【図13】 (a)は本実施例の動作を示す正面図、
(b)は本実施例の荷台にパネルが積載された状態を示
す右側面図、(c)は同平面図である。
【図14】 本実施例の荷台が1階の床に静止した状態
の右側面図である。
【図15】 本実施例の荷台が1階から2階に上昇して
ゆく状態の右側面図である。
【図16】 本実施例の荷台が2階押入部に上昇し停止
した状態を示す右側面図である。
【符号の説明】
1 中間据置型荷揚装置 2 リフト 3 荷台 4 垂直レール 5 四角形状枠体 6a〜6d 傾斜支柱 7 蓋体 8a,8b 滑車 9 ウィンチ 10a,10b 案内管 11a,11b 短片 12a,12b 長片 14 荷台通過域 15 荷台非通過域 16a〜16d 凹み 17 凹み 18a〜18d 垂直角孔 21,39 リミットスイッチ 22 枠体 24 連結具 25 案内部 34 突出部 50〜54 縦管 60 押入 61〜64 床梁 65〜68 柱 70〜73 間柱 74〜77 天井梁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台と、荷台を垂直に案内する垂直レー
    ルと、該垂直レールを支持できるリフトとを備え、前記
    リフトが長片と短片とを有し下部に凹みを有する四角形
    状枠体と、該枠体に上から差込可能な複数の支柱と、該
    支柱上端部を差込可能な連結体と、該連結体上に固定さ
    れた滑車と、前記四角形状枠体内に固定されたウィンチ
    とを備えたことを特徴とする中間据置型荷揚装置。
  2. 【請求項2】 荷台と、荷台を垂直に案内する垂直レー
    ルと、該垂直レールを支持できるリフトとを備え、前記
    リフトが長片と短片とを有し、荷台の通過領域を有し、
    下部に直角状の凹みを有し、前記長片の側部に凹みを有
    する四角形状枠体と、該枠体に差込可能な複数の傾斜支
    柱と、該傾斜支柱上端部を差込可能な蓋体と、該蓋体上
    に固定された滑車と、前記四角形状枠体内壁に固定され
    たウィンチとを備えたことを特徴とする中間据置型荷揚
    装置。
  3. 【請求項3】 2本の垂直レールと、該垂直レールを保
    持する案内部を両側面に有し突起を有する荷台と、該垂
    直レールを挿通できる案内管を有するリフトとを備え、
    前記荷台が垂直に中央で半割されてボルトとナットで連
    結及び分離が自在とされ、前記リフトが、一対の長片と
    一対の短片とが直交しておりこれらが連結及び分解が可
    能な構造であり、前記長片のうちの一片が前記短片の端
    部を連結し、前記長片のうちの他片が前記一片と平行か
    つ前記短片の中間に掛け渡されて前記短片を連結して内
    部空間を荷台通過域と荷台非通過域に区分しており、下
    部に前記短片方向に直角状の凹みを有するとともに前記
    長片の一片外側部に長片方向に凹みを有する四角形状枠
    体と、該四角形状枠体上面に下端部を差込可能な複数の
    四角形状の傾斜支柱と、該傾斜支柱の上端部を差込可能
    な下面が開放された四角形状の蓋体と、該蓋体上に固定
    された2個以上の滑車と、前記四角形状枠体の短片内壁
    に固定されたウィンチと、該ウィンチの上昇又は下降を
    操作する操作部と、前記突起との機械的接触又は近接に
    より前記ウィンチを停止させるリミットスイッチ又は近
    接スイッチとを備えたことを特徴とする中間据置型荷揚
    装置。
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