JPH05118155A - 地下駐車設備の据付方法およびそれに用いる据付作業車 - Google Patents
地下駐車設備の据付方法およびそれに用いる据付作業車Info
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- JPH05118155A JPH05118155A JP30699291A JP30699291A JPH05118155A JP H05118155 A JPH05118155 A JP H05118155A JP 30699291 A JP30699291 A JP 30699291A JP 30699291 A JP30699291 A JP 30699291A JP H05118155 A JPH05118155 A JP H05118155A
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Abstract
つ迅速に行いうる方法および装置を提供する。 【構成】 車輪つきの駐車フレームFを据えつける工程
と、駐車フレームF上に据付作業車6を配置する工程
と、据付作業車6のクレーン装置8で支柱を吊り下げて
据えつける工程とからなる据付方法。据付作業車6は駐
車フレームFの車輪が仮設電源によって回転されること
によって前後左右に移動することができ、据付作業車6
に設けられているクレーン装置8は、ダミーパレット7
上を長手方向に移動する台車12と該台車12に対し旋回自
在のブーム13およびチェンブロック14からなる。
Description
およびそれに用いる据付作業車に関する。近時、都市部
の土地不足と自動車の増大に伴ない、建物の地下スペー
スにできるだけ多量の自動車を収納するため、以下のよ
うな地下駐車場が採用され始めている。その地下駐車場
は図10〜12に示されるように、地下にエレベータピット
101 と駐車スペース102 を掘り、エレベータピット101
には、ガイドレール103 を設置してリフト104 を昇降自
在に取付けている。また駐車スペース102 には、駐車フ
レームFを碁盤目状に並べ、かつ1層または2層以上に
設置している。たとえば、図示の例ではピット101 の部
分を除いて駐車スペース102の床面107 に19台の駐車フ
レームFを設置しており、さらに支柱108 で支えられた
2層目にも19台の駐車フレームFを搭載している。そし
て、「空」で示した2カ所を残してパレットPのNo. 1
〜17を1層目の駐車フレームF上に、No.18 〜35を2層
目の駐車フレームF上に載せている。このパレットPは
駐車フレームFに取付けられている車輪を回転させて前
後方向(パレットPの長手方向をいう)および横方法
(パレットPの幅方向をいう)に動かされ、各パレット
Pを縦横に動かして、パレットP上に載せられた自動車
の出し入れをするようになっている。
車場では、床面107上に並べられた多数の駐車フレーム
Fの間に支柱108 を立て、その上に2層目の駐車フレー
ムFを固定して工事を進めなければならない。3層目以
上の駐車フレームも同様にして工事する必要がある。し
かるに、地下駐車場は天井高さが低いため、クレーン車
などを持ち込むことができない。そこで、従来は前記支
柱や、その他駐車設備用の部品、工具、資材などは図13
に示すように天井にあらかじめ取りつけた多数の吊りピ
ース116 に順次チェンブロック115A、115Bを吊り、それ
らのチェンブロック115A、115Bを利用して吊り下げなが
ら搬送し、据え付けるようにしていた。また駐車フレー
ムFを据付ける前に前記支柱108 などをあらかじめ組み
つけて一体化し、搬送据えつけを行う工法も用いられて
いた。
工法によれば、あらかじめ地下室の天井全体に多数の吊
りピース116 を取りつけなければならず、きわめて繁雑
である。さらに支柱108等の重量部品をチェンブロック1
15Aからチェンブロック115Bへの空中移動を繰り返しな
がら所望位置まで運ぶ必要があり、作業性がわるく、人
手がかかり、安全性の確保にも気を遣う必要がある。ま
た前記駐車フレームFにあらかじめ支柱108 などを組み
つけてから搬送する方法を採用するばあいは、重量配分
が不均一になり、運搬時に不安定となって危険性が高
い。また据付位置以外の場所でいったん組みつけ、その
うえで搬送するのは効率的でない。さらに前記いずれの
方法を採用するにしても、チェンブロック115A、115Bだ
けを利用して重量のある支柱を組みつける作業は困難で
あるという問題がある。
用の支柱や工具、資材などを地下駐車場内で運搬し、定
位置への据付けるに際し、省力化をはかり、安全性
を向上し、搬送と据付作業を一体的に行いうる据付方
法およびそれに用いる据付作業車を提供することを目的
とする。
据付方法は、車輪を上面に取付けた多数の駐車フレーム
と、該駐車フレームの車輪によって転動搬送される多数
の自動車積載用パレットを備えた駐車設備を地下駐車場
に据付ける方法であって、 (a) 地下駐車場の床面に駐車フレームを据え付ける工程
と、 (b) 該駐車フレーム上に、前記パレットと実質的に同形
状のダミーパレットと該ダミーパレット上に設けたクレ
ーン装置とからなる据付作業車を配置する工程と (c) 該据付作業車上に地下駐車設備の部品を載置し、所
定位置まで搬送すると共に、搬送した部品を前記クレー
ン装置を用いて吊り下げ、据付ける工程とからなること
を特徴とする。 また、前記方法に用いる本発明の据付作業車は、自動車
積載用パレットと実質的に同構造のダミーパレットと、
該ダミーパレット上に設けたクレーン装置とからなり、
該クレーン装置がダミーパレット上の長手方向に移動可
能に設けた台車と、該台車上に旋回自在に設けた逆L字
状のブームと、該ブームの自由端に設けた巻上げ機構と
からなることを特徴とする。
を搬送して据え付けておけば(工程(a) )、自動車を載
置するパレットを仮設電源などで駐車フレームの車輪を
駆動して所望の位置に搬送できる状態となる。本発明の
据付方法では通常のパレットに代えて、それと同構造の
ダミーパレットとクレーン装置とからなる据付作業車を
載置し(工程(b) )、その据付作業車に各種の部品や資
材、とくに支柱などの重量があり、扱いにくい部品を載
せて搬送作業を行なう。このため、簡単かつ安全に、自
動的に所望位置まで搬送しうる(工程(c) )。さらに据
付作業車に設けたクレーン装置により、搬送した部品を
降ろし、あるいはその位置で吊り作業により据付けるこ
とができるので、多数の吊りピースが不要となり、チェ
ーンブロックによる不安定な空中移動をする必要もなく
なる。
常のパレットと同構造のダミーパレットとその上に設け
たクレーン装置とから構成されているので、据付作業車
上に各種部品を載せることができ、しかも仮設電源など
を用いて駐車フレ―ムの車輪を回転させると所定位置ま
で搬送することができる。このため、任意の場所に移動
して、そこでクレーン装置を用いて支柱等の部品を吊り
下げ据付作業するのが容易となる。以上のように、本発
明の方法はもともと自動車という重量物を所定位置まで
搬送する設備である駐車設備のうち、さきに据えつけた
もの(たとえば駐車フレ―ム)を後で据付ける部材(た
とえば支柱)の搬入据付けに有効利用するところに特徴
がある。
および据付作業車を説明する。全体の搬送据付工程を説
明する前に、まず本発明で用いられる駐車フレ―ムとパ
レットの構成を図6〜9を参照して説明する。駐車フレ
ームFは、図6に示すように型鋼などで枠組みしたフレ
ーム51とその上面に設けた4組の車輪52とから構成され
ており、4組の車輪52のうち2組は直結された駆動モー
タ53で回転されるようになっている。また、4組の車輪
52には方向転換用のリンク54が連結されており、該リン
ク54の一端にはリンク操作用のモータ55が連結されてい
る。このモータ55を駆動すると、リンク54を介して4組
の車輪52が同時同方向に90度向きを変えることができ
る。なお、各車輪52の両サイドには次に述べるパレット
Pの裏面に形成されたレール61を挟むローラ56が設けら
れている。また、フレーム51の前縁および一方の側縁に
は、隣接する駐車フレームF上に移動途中のパレットP
を支えるための自由回転型の車輪57が取り付けられてい
る。
ように、平板状の搬送部材であって前記駐車フレームF
とほぼ同じ大きさであり、その裏面には井桁状に組まれ
たレール61が取り付けられている。また、各レール61の
交差部分には旋回レール62が取り付けられている。旋回
レール62は図8〜9に示すように、軸63で旋回レール62
が回転自在に支持されており、その下面は駐車フレーム
F側の車輪52に接し、その側面はローラ56が接するよう
になっている。したがって、駐車フレームF上にパレッ
トPを載せ車輪52を回転させれば、パレットPは駐車フ
レームF上を転動させられる。そして、車輪52上に旋回
レ―ル62を位置させた状態で車輪52の向きを変えること
と前記車輪52の回転とにより、パレットPを前後方向に
も横方向にも移送することができる。
作業車6が示されている。この据付作業車6は自動車を
載せるべき前記パレットと基本的に同じ構造のダミーパ
レット7と、該ダミーパレット7上の長手方向に移動可
能に設けられるクレーン装置8とから構成されている。
ダミーパレット7の底面は、図7〜9のパレットと同一
構造であるので、駐車フレームFに載せると車輪52の回
転によって前後左右に走行させることができる。そし
て、クレーン装置8はダミーパレット7上に形成された
上面レール11に沿って移動する台車12と、その台車12に
旋回自在に設けられる逆L字状のブーム13と、ブーム13
の先端に吊られるチェンブロック14などの巻上げ機構と
から構成されている。据付作業車6には、上面レ―ル11
の両端部でダミ―パレット7上に、台車12の四隅相当位
置に台車の係止金具Kを設けており、この係止金具Kと
台車側係止板Pとを抜き差し自在のピンで連結して支柱
108 の吊上げ時にクレ―ン装置8が不測に移動したり転
倒するのを防止している。
る搬送据付方法を説明する。図1の駐車フレーム据付工
程Aは、地下駐車スペースの床面107 または下層の支柱
108 上に駐車フレームFを多数基盤目状に配列し、アン
カーボルトなどで固定することにより行う。なお駐車フ
レームFの据付方法には特に制限がないが、本出願人の
平成3年9月24日付特許願の『地下駐車設備の搬送台
車、降下装置およびそれを用いた搬送据付け方法』によ
るのが、労力が少なくてすみ、安全であるので好まし
い。駐車フレームFを据え付けた後は、たとえば1階の
床に形成されたエレベータピットの開口部を通じて据付
作業車6を吊り降ろす。そのばあいダミーパレット7、
台車12およびブーム13などを組付けた作業車6を降ろし
てもよく、前記各部品をは別々に降ろし、地下室で組み
立てるようにしてもよい。
ば、据付作業車6は仮設電源で駐車フレームFの車輪を
回転させることにより、駐車フレームF上を前後左右自
在に走行できるようになる。それによりたとえばエレベ
ータピットの開口部から順次吊り降ろす支柱108 や各種
の機材や部品を所定位置に搬送できる状態となる。
左右に移動することが白抜き矢印で示されており、ブー
ム13を旋回しながら支柱 108を吊っている状態が示され
ている。さらに図4には、支柱 108を4個の駐車フレー
ムFのコーナが集まる位置に吊り下げながら位置決めす
る状態が示されている。このようにして、クレーン装置
8を用いると重量のある支柱 108であっても据付作業を
容易に行うことができる。
置に分配する部品搬送工程を行っておき、その後に吊り
下げ据付工程を各位置で行ってもよく、また大きい部品
は吊り上げながら移動し、据付けるようにしてもよい。
本発明の方法および据付作業車は2層の地下駐車場設備
だけでなく、3層ないしそれ以上の多層の駐車設備にも
適用しうる。
ークリフトを用いることができない地下駐車設備を安全
に、かつ迅速に据えつけることができる。本発明の据付
作業車を用いれば地下駐車設備の据付工事において支柱
などの部材や機器の搬送据付を簡単に行なうことができ
る。
程を示す説明図である。
を示す説明図である。
す説明図である。
す立面図である。
図(A)および係止金具K部分の拡大斜視図(B)であ
る。
(B)である。
である。
る。
平面図である。
ある。
7 ダミーパレット 8 クレーン装置 11 上面レール
12 台車 13 ブーム 14 チェーンブロック
52 車輪
Claims (2)
- 【請求項1】車輪を上面に取付けた多数の駐車フレーム
と、該駐車フレームの車輪によって転動搬送される多数
の自動車積載用パレットを備えた駐車設備を地下駐車場
に据付ける方法であって、 (a) 地下駐車場の床面に駐車フレームを据え付ける工程
と、 (b) 該駐車フレーム上に、前記パレットと実質的に同形
状のダミーパレットと該ダミーパレット上に設けたクレ
ーン装置とからなる据付作業車を配置する工程と (c) 該据付作業車上に地下駐車設備の部品を載置し、所
定位置まで搬送すると共に、搬送した部品を前記クレー
ン装置を用いて吊り下げ、据付ける工程 とからなることを特徴とする地下駐車設備の据付方法。 - 【請求項2】自動車積載用パレットと実質的に同構造の
ダミーパレットと、該ダミーパレット上に設けたクレー
ン装置とからなり、該クレーン装置がダミーパレット上
の長手方向に移動可能に設けた台車と、該台車上に旋回
自在に設けたブームと、該ブームの自由端に設けた巻上
げ機構とからなる請求項1記載の方法に用いる据付作業
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306992A JP2983094B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 地下駐車設備の据付方法およびそれに用いる据付作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306992A JP2983094B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 地下駐車設備の据付方法およびそれに用いる据付作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118155A true JPH05118155A (ja) | 1993-05-14 |
JP2983094B2 JP2983094B2 (ja) | 1999-11-29 |
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ID=17963715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306992A Expired - Fee Related JP2983094B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 地下駐車設備の据付方法およびそれに用いる据付作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983094B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014040732A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Nissei Ltd | 駐車装置の据え付け方法 |
CN114922483A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-19 | 关绪良 | 简易立体车库及其停车方法 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3306992A patent/JP2983094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014040732A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Nissei Ltd | 駐車装置の据え付け方法 |
CN114922483A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-19 | 关绪良 | 简易立体车库及其停车方法 |
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